JP3550808B2 - 窓シャッター用縦枠の取付構造 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、住宅などの建物の窓部における躯体枠に固定され、窓シャッターを構成するガイドレールが固定される窓シャッター用縦枠の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
住宅などの建物の窓などの開口部に、サッシ枠と、このサッシ枠とは別体構成の開口部を覆う窓シャッターとを配設する場合、サッシ枠を建物の躯体枠に固定し、その後に窓シャッターを配設する。
【0003】
その窓シャッターの施工手順としては、まず、水切となる下枠をサッシ下枠の下部に取り付け、次に一方の縦枠を躯体枠に固定し、シャッターケースの裏板の固定、まぐさの取り付け、他方の縦枠の固定、を行い、スラットカーテンが巻き取られた状態とされているシャッターケースを裏板に合わせて取り付けた後、両縦枠にガイドレールを固定して、完了となる。
【0004】
ここで、ガイドレールが固定される縦枠は、サッシ縦枠の外側位置の躯体枠に固定されるようになっており、従来では、サッシ縦枠の取付フィンに、縦枠の内側ベース板を重ね、外側ベース板をネジなどの固定手段を用いて固定するようになっていた(図3参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の縦枠の取付構造では、サッシ縦枠の取付フィンの厚さを考慮して、縦枠の内側ベース板が外側ベース板に対して後退した位置となるように設定され形成されているが、サッシ枠の取付フィンの厚さは必ずしも一定ではなく、サッシ枠によって、種々の厚さが設定されており、また、躯体枠の取付面が平滑でない場合や、サッシ枠を固定する釘などの頭部が突出していることなどから、縦枠の取付状態が躯体枠の取付面に対して垂直にならないことがある。
【0006】
この場合は、図3の二点鎖線に示されるように、縦枠(7)がサッシ枠(6)に対して離脱方向に傾斜してしまい、これにより左右のガイドレール(4)間の間隔が設計上の間隔より大きくなってしまう。そして、スラットカーテン(3)の最下端に位置する幅木(22)には、間口に対して左右方向(図3中矢線方向)(間口方向)に動きを規制するための戸当たり(23)が設けられているが、縦枠(7)の傾斜角度が大きくなった場合に、この戸当たり(23)とレール間口面との間隔が拡がり、前記規制が行われないという問題が発生する。
【0007】
特に、電動シャッターの場合、シャッターの上限部分の縦枠に、リミットスイッチなどの検知手段を設けるが、この検知手段と連動する部品は前記幅木(22)に設けられることとなり、上記のような縦枠(7)の傾斜角度が大きくなった場合では、この検知手段との連動が正常に行われず、シャッターの誤動作を起こすという問題が発生する。
【0008】
また、上記のように、躯体枠への縦枠の固定時に、縦枠が安定しない場合では、正確に施工を行うことが困難となり、施工作業が煩雑になるという欠点を有している。
【0009】
そこで本発明は、上記問題点を解消するために、簡素な構造で、建物窓部における躯体枠に固定することができるとともに、躯体枠に対する取付状態、特にシャッター上限部分の取付状態が安定する窓シャッター用縦枠の取付構造を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
次に、上記の目的を達成するための手段を、実施例に対応する図面を参照して説明する。
この発明の窓シャッター用縦枠の取付構造13は、建物窓部における躯体枠5に固定され、窓シャッター1を構成するガイドレール4が固定される窓シャッター用縦枠7の取付構造において、
前記躯体枠5に固定され、前記窓シャッター1を構成し前記ガイドレール4の上端に接続されるシャッターケース2が取り付けられる取付部材14の下縁に、垂下方向に延設されるとともに、躯体枠5に対して突出する支持片17を設け、該支持片17は、矩形状に形成されるとともに、その幅長が前記縦枠7の中空部7aの内幅長と略同等に設定された水平部19を有し、縦枠17の中空部7a内に支持片17の水平部19を嵌入させたことを特徴としている。
【0011】
【作用】
縦枠7の中空部7a内に、躯体枠5に対して突出した支持片17を嵌入させて、この縦枠7を躯体枠5に沿わせ、ネジなどの固定手段20にて固定する。
【0012】
【実施例】
図1は本発明による窓シャッター用縦枠の取付構造が備えられる窓シャッターの一実施例を示す斜視図、図2は同実施例による取付構造の斜視図である。
なお、以下に説明する実施例において、上述した従来例と同一の箇所には同一番号を付して説明する。
【0013】
はじめに、窓シャッター1を構成する縦枠7について説明する。
この縦枠7は、図1に示すように、スラットカーテン3の昇降を案内する左右一対のガイドレール4が固定される枠体で、建物の躯体枠5に既に固定されている左右のサッシ縦枠6の外側に位置して躯体枠5に固定される。
【0014】
この縦枠7は、図3に示すように、サッシ縦枠6の躯体枠5に対する突出長さより長尺に設定された中空な断面略長方形状が連続したパイプ状に形成されているとともに、躯体枠5の屋外側一側面である取付面5aに対向する基端面8の左右両縁部に、この基端面8と略面一となる一対のベース板9,10がそれぞれ外方向にフィン状に延設されている。
【0015】
また、この縦枠7の先端面11には、この先端面11より延出するように一対の支持条片12が延設されており、縦枠7の先端面11とともに断面略コ字状に形成されている。
【0016】
次に、窓シャッター用の縦枠7の取付構造13は、取付部材14と、支持片17とで構成されている。
【0017】
取付部材14は、窓シャッター1を構成するシャッターケース2を建物の躯体枠5に取り付けるための短冊状板部材を兼ねており、図2に示すように、板面に上向きの係合爪15が複数突設されている。
この係合爪15は、図示しないが、シャッターケース2の裏面に形成される係合孔に嵌合し、このシャッターケース2が取り付けられるようになっている。
【0018】
そして、この取付部材14は、縦枠7が取り付けられる躯体枠5の上部に垂直となるようにネジ16などの固定部材にて固定されるようになっている。
【0019】
また、支持片17は、図2に示すように、取付部材14の下部14aに設けられ、下縁方向に突出するようになっている。
この支持片17は、垂直部18と水平部19とを有し、中途が2ヵ所折曲されて略L字状に形成されており、垂直部18が取付部材14の下部14aに固定されるようになっている。
【0020】
そして、この支持片17は、取付部材14に対し、垂下方向に延出するとともに、水平部19の先端側が取付部材14の板面に対して垂直に、すなわち水平方向に突出するようになっている。
【0021】
この支持片17の水平部19は、矩形状に形成されているとともに、その幅長が前記縦枠7の中空部7aの内幅長と略同等に設定されている。
【0022】
なお、この支持片17は、取付部材14に対する固定を、取付部材14を躯体枠5に固定させるためのネジ16などの固定部材を用い、図2に示すように、支持片17と取付部材14とを重ねた状態で躯体枠5に固定させることで取付部材14と一体構成とさせる。
【0023】
次に、このように構成された窓シャッター用縦枠の取付構造13による縦枠7の取付手順を説明する。
【0024】
まず、建物の躯体枠5に縦枠7を固定させる以前に、躯体枠5には、予め取付部材14が固定される。
このとき、取付部材14の下部14aには下縁より垂下方向に延出するように支持片17も同時に固定される。
【0025】
次に、縦枠7を、上部を先に取付部材14に近づけるとともに、この縦枠7の中空部7a内に、躯体枠5に対して突出した支持片17の水平部19を嵌入させる。
【0026】
そして、この縦枠7を躯体枠5に沿わせるとともに、サッシ枠6の取付フィン6aにベース板9を重ね、外側に位置するベース板10をネジ20などの固定手段にて固定する。
【0027】
その後、左右の縦枠7の各上端間にまぐさ21が渡設され、また、各縦枠7の先端の支持条片12にガイドレール4が固定される。
【0028】
従ってこのように構成された窓シャッター用縦枠の取付構造13によれば、縦枠7の躯体枠5への固定の際に、縦枠7に形成されているベース板9,10のみではなく、この縦枠7の上方に位置する取付部材14に設けた支持片17を縦枠7の中空部7aに嵌入させるので、この縦枠7が躯体枠5に対して位置ずれを起こさずに取り付けることが可能となるとともに、この支持片17に形成されている躯体枠5に対して突出した水平部19により、この縦枠7が躯体枠5に対してぐらつかずに安定し、またこの躯体枠5の取付面5aに対して垂直に取り付けられ、固定させることが可能となる。
【0029】
これにより、この縦枠7にガイドレール4を取り付けた後に、スラットカーテン3の最下端に位置する幅木22に設けられた戸当たり23による左右方向(図3中矢線方向)(間口方向)の規制が確実に行われ、ガイドレール4に案内され昇降するスラットカーテン3が抜脱することなく、安定して昇降することができる。
【0030】
また、この取付構造13によれば、縦枠7を取付部材14に突設された支持片17に嵌入させるだけで、確実に精度よく躯体枠5に取り付けられるので、容易に施工を行うことが可能となる。
【0031】
特に、この取付構造13を電動シャッターに採用した場合、リミットスイッチ等の検知手段と、幅木22に設けられこの検知手段に対応する部品(図示せず)との連動が確実に行われ、シャッターの誤動作を引き起こすことがなくなる。
【0032】
なお、上述した実施例では、取付構造13を取付部材14と支持片17とを別体構成として、躯体枠5に固定させることで一体とさせる構成について述べたが、図4に示すように、取付部材14の下縁に、この取付部材14と一体に成形されて、この下縁より下方に延出するように支持片17を設けた構成としてもよい。
この場合、下縁より延出する支持片17の基端を、取付部材14の板面よりやや突出させて形成し、中途を折曲して先端側を水平に形成し、この水平部19を縦枠7の中空部7a内幅に合わせて形成させる。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように本発明による窓シャッター用縦枠の取付構造では、縦枠の躯体枠への固定の際に、縦枠に形成されているベース板のみではなく、この縦枠の上方に位置する取付部材に設けた支持片を縦枠の中空部に嵌入させるので、この縦枠が躯体枠に対して位置ずれを起こさずに取り付けることが可能となるとともに、この支持片が躯体枠に対して突出していることにより、この縦枠が躯体枠に対してぐらつかずに安定し、またこの躯体枠の取付面に対して垂直に取り付けることができるという効果がある。
【0034】
これにより、この縦枠にガイドレールを取り付けた後に、スラットカーテンの最下端に位置する幅木に設けられた戸当たりによる左右方向(間口方向)の規制が確実に行われるという効果がある。
【0035】
また、このことから、左右方向に振れることなく昇降が行われるので、電動シャッターなどに具備されるリミットスイッチなどの検知手段が確実に動作することとなり、シャッターの誤動作が発生しないという効果がある。
【0036】
また、この取付構造によれば、縦枠を取付部材に突設された支持片に嵌入させるだけで、確実に精度よく安定して躯体枠に取り付けられるので、容易に施工を行うことが可能となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による縦枠の取付構造が備えられる窓シャッターの全体を示す斜視図
【図2】同実施例による取付構造の斜視図
【図3】同実施例による縦枠及びサッシ枠の平断面図
【図4】他の実施例による取付構造の斜視図
【符号の説明】
1…窓シャッター
2…シャッターケース
4…ガイドレール
5…躯体枠
7…縦枠
7a…中空部
13…取付構造
14…取付部材
17…支持片
Claims (1)
- 建物窓部における躯体枠に固定され、窓シャッターを構成するガイドレールが固定される窓シャッター用縦枠の取付構造において、
前記躯体枠に固定され、前記窓シャッターを構成し前記ガイドレールの上端に接続されるシャッターケースが取り付けられる取付部材の下縁に、垂下方向に延設されるとともに、躯体枠に対して突出する支持片を設け、該支持片は、矩形状に形成されるとともに、その幅長が前記縦枠の中空部の内幅長と略同等に設定された水平部を有し、縦枠の中空部内に支持片の水平部を嵌入させたことを特徴とする窓シャッター用縦枠の取付構造。
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JP17504795A JP3550808B2 (ja) | 1995-07-11 | 1995-07-11 | 窓シャッター用縦枠の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP17504795A JP3550808B2 (ja) | 1995-07-11 | 1995-07-11 | 窓シャッター用縦枠の取付構造 |
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JPH0925775A JPH0925775A (ja) | 1997-01-28 |
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- 1995-07-11 JP JP17504795A patent/JP3550808B2/ja not_active Expired - Fee Related
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