JP2004108025A - シャッター - Google Patents
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Abstract
【課題】スラットカーテンが横ずれしても、スラットカーテンの外れ止め金具がガイドレールの係止部に接触するのを防止することができるシャッターを提供する。
【解決手段】複数個のスラット1が上下方向に連設されて成るスラットカーテン2の両側端部にそれぞれ、外れ止め金具3が設けられ、スラットカーテン2の左右に立設された各ガイドレール4の各ガイド溝5内にそれぞれ、スラットカーテン2の各側端部が挿入されて上下方向に案内されるとともに、各ガイドレール4の各ガイド溝5内にそれぞれ、スラットカーテン2の各外れ止め金具3が係止可能なリブ7が設けられ、各外れ止め金具3と各ガイドレール4との間にそれぞれ、該外れ止め金具3が当接可能なスペーサー12が設けられ、他方側の外れ止め金具3がリブ7に接触しないようにされている。
【選択図】 図1
【解決手段】複数個のスラット1が上下方向に連設されて成るスラットカーテン2の両側端部にそれぞれ、外れ止め金具3が設けられ、スラットカーテン2の左右に立設された各ガイドレール4の各ガイド溝5内にそれぞれ、スラットカーテン2の各側端部が挿入されて上下方向に案内されるとともに、各ガイドレール4の各ガイド溝5内にそれぞれ、スラットカーテン2の各外れ止め金具3が係止可能なリブ7が設けられ、各外れ止め金具3と各ガイドレール4との間にそれぞれ、該外れ止め金具3が当接可能なスペーサー12が設けられ、他方側の外れ止め金具3がリブ7に接触しないようにされている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シャッターに関する。
【0002】
【従来の技術】
図8は、従来のシャッターの一例を示す横断面図である。このシャッターは、複数個の細長い方形板状のスラット1が上下方向に連設されて成るスラットカーテン2を備えており、このスラットカーテン2の両側端部にはそれぞれ、先端部分が鉤状に折れ曲がっている外れ止め金具3が上下方向に間隔をおいて複数個取り付けられている。
スラットカーテン2の左右側にはそれぞれ、アルミニウム合金製の押出形材からなる横断面形状が概略コ字状のガイドレール4が、開口部を互いに対向させて立設されている。各ガイドレール4の内部空間が形成する各ガイド溝5には、補強のために、ステンレス鋼板からなる概略横断面形状がコ字状をした細長い鉄芯6が、ガイド溝5の左右方向外側の位置に、ガイドレール4の底壁4aおよび両側壁4b、4cの各内面に沿って挿入されて、ねじ等で固定されている。
【0003】
また、各ガイドレール4には、屋内側の側壁4bの中間部から屋外側の側壁4cに向かって突出する細長い板状の補強用のリブ7が側壁4bの上下方向に渡って形成されている。風圧などによってスラットカーテン2が撓んだ際に、スラットカーテン2がガイドレール4のガイド溝5から外れるのを防止するために、このリブ7には、スラットカーテン2の外れ止め金具3が係止可能となっている。また、ガイドレール4の各側壁4b、4cにはそれぞれ、ガイド溝5の開口部付近に、消音用のモヘヤ8、8が設置されている。
なお、この従来のシャッターは、慣用されているものであるので、先行技術文献情報は特に記載しない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のシャッターにあっては、スラットカーテン2が例えば図8において左側に横ずれすると、右側の外れ止め金具3の先端部がリブ7の先端部に接触しつつ、スラットカーテン2が昇降し、このため金切り音が発生するという問題がある。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みて為されたもので、スラットカーテンが横ずれしても、スラットカーテンの外れ止め金具がガイドレールの係止部に接触するのを防止することができるシャッターを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載のシャッターは、複数個のスラットが上下方向に連設されて成るスラットカーテンの両側端部にそれぞれ、外れ止め金具が設けられ、
前記スラットカーテンの左右に立設された各ガイドレールの各ガイド溝内にそれぞれ、前記スラットカーテンの各側端部が挿入されて上下方向に案内されるとともに、前記各ガイドレールの前記各ガイド溝内にそれぞれ、前記スラットカーテンの前記各外れ止め金具が係止可能な係止部が設けられ、
前記各外れ止め金具と前記各ガイドレールとの間にそれぞれ、該外れ止め金具が当接可能なスペーサーが設けられ、他方側の前記外れ止め金具が前記係止部に接触しないようにされていることを特徴とする。
【0007】
請求項1に記載の発明においては、スラットカーテンが一方側に横ずれしても、この一方側の外れ止め金具がスペーサーに当接し、スラットカーテンがそれ以上横移動しないため、他方側の外れ止め金具が係止部に接触することがない。このため、スラットカーテンが横ずれしてスラットカーテンが昇降しても、外れ止め金具と係止部との接触による不快音が生じることがない。
【0008】
請求項2に記載のシャッターは、請求項1に記載の発明において、前記スペーサーは、摩擦係数の小さい材料で形成されていることを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の発明においては、スペーサーに外れ止め金具が当接し、このスペーサーと外れ止め金具とが接触しつつ、スラットカーテンが昇降する際に、スラットカーテンが円滑に昇降移動する。
【0010】
請求項3に記載のシャッターは、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記スペーサーは、前記ガイドレールの前記ガイド溝に設けられた鉄芯に固定されていることを特徴とする。
【0011】
請求項3に記載の発明においては、補強のために設けられた鉄芯にスペーサーが固定されているので、スペーサーの取り付けのために新たに部材を設ける必要がないため、取り付け構造が簡素化される。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るシャッターの横断面図である。なお、同図において、図8と同一構成要素には同一符号を付してその説明を簡略化する。
本実施の形態では、鉄芯11の内側にスペーサー12が固定され、外れ止め金具3が当接可能とされている点が、図8の従来のシャッターと異なっている。
【0013】
補強のための鉄芯11は、ステンレス鋼板からなるもので、図2乃至図6にも示すように、底壁21と、この底壁21の両側縁から直角に立ち上げられた側壁22、23とを備えた概略横断面形状がコ字状をした細長い部材であり、ガイドレール4のガイド溝5の左右方向外側の位置に、ガイドレール4の底壁4aおよび両側壁4b、4cの各内面に沿って挿入されて、ねじで固定されている。鉄芯11の屋内側の側壁22よりも屋外側の側壁23の方が長く形成されている。
【0014】
鉄芯11の底壁21の内側には、合成樹脂等の摩擦係数が小さい材料からなり、横断面形状が略T字状の細長い板状のスペーサー12が、次のようにして固定されている。すなわち、スペーサー12の長さは鉄芯11の長さのおよそ3分の2程度に設定されており、鉄芯11の底壁21の内側に、このスペーサー12が、その幅広部31を底壁21側にして、かつ鉄芯11の上端部から下方に延びるように配置され、そして鉄芯11の側壁22、23の上端部に、各側壁22、23の一部を切って内側に折曲して形成した爪部25、26により、スペーサー12の幅広部31の両側端部がそれぞれ押さえ込まれて固定されている。つまり、爪部25、26をかしめることによりスペーサー12が鉄芯11に固定されている。
【0015】
鉄芯11の側壁22、23の中間部には、間隔をおいて2箇所に、爪部27、28が各側壁22、23の一部を切って内側に折曲して形成されている。これらの爪部27、28とスペーサー12の幅広部31の両側端部との間には、隙間が生じるようにされており、これによりスペーサー12の中間部と下部のばたつきを抑えるとともに、スペーサー12が熱膨張したときに対処できるようにされている。
【0016】
スペーサー12は、図1に示すように、一方側(図1において左側)のスペーサー12に外れ止め金具11の左右方向外側端部が当接したときに、他方側(図1において右側)の外れ止め金具12とリブ(係止部)7との間に間隙が生じ、この他方側の外れ止め金具12と係止部7とが接触しないように、その厚さが設定されている。また、スペーサー12の上下端部にはそれぞれ、鉄芯11の底壁21と反対側にテーパ部が形成されている。
【0017】
このようなシャッターは、例えば、図7に示すように、サッシTに組み込まれて設置される。このシャッター付きサッシTでは、上枠51と下枠53と左右の縦枠とから方形に組み立てられた枠体に、室内側から内障子55、外障子57および網戸59が取り付けられ、この網戸59の外側にシャッターSが取り付けられている。このシャッターSは、電動で開閉させるようになっている。すなわち、上枠51の上部に設置されたシャッターボックス61内に、モーター駆動される巻上げドラム63が設けられ、この巻上げドラム63によりスラットカーテン2が巻き取られたりあるいは繰り出されて、スラットカーテン2が上昇したりあるいは下降する。
なお、シャッターは手動により開閉するようにしてもよい。また、単独で設置するようにしてもよい。
【0018】
上記のように構成されたシャッターにあっては、各ガイドレール4の内側の鉄芯11と各外れ止め金具3との間にそれぞれ、スペーサー12が介在されているので、スラットカーテン2が一方側に横ずれしても、この一方側の外れ止め金具3がスペーサー12に当接して、スラットカーテン2がそれ以上横移動するのを阻止されるため、他方側の外れ止め金具3がリブ7に接触することがない。したがって、スラットカーテン2が横ずれして昇降しても、外れ止め金具3とリブ7が接触し不快音が生じるのを防止することができる。しかも、スペーサー12が合成樹脂等の摩擦係数の小さい材料により形成されているので、スペーサー12と外れ止め金具3とが接触しつつ、スラットカーテン2が昇降するときに、スラットカーテン2を円滑に昇降移動させることができる。さらに、補強のために該4の内側に固定された鉄芯11にスペーサー12が固定されているので、スペーサー12の取り付けのために新たに部材を設ける必要がないため、取り付け構造を簡素化することができる。
【0019】
なお、上記実施の形態では、ガイドレール4の内側に鉄芯12を設けたが、この鉄芯12を省略してもよい。また、全部にスラットカーテン2を用いずに、一部をパイプカーテンで構成するようにしてもよい。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載のシャッターによれば、スラットカーテンが一方側に横ずれしても、他方側の外れ止め金具が係止部に接触するのを防止することができるので、外れ止め金具と係止部との接触による不快音が生じるのを防止することができる。
【0021】
また、請求項2に記載のシャッターによれば、スペーサーと外れ止め金具とが接触しつつ、スラットカーテンが昇降する際に、スラットカーテンを円滑に昇降移動させることができる。
【0022】
また、請求項3に記載のシャッターによれば、補強のために設けた鉄芯をスペーサーを取り付けるために用いたので、スペーサーの取り付け構造を簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るシャッターの横断面図である。
【図2】本実施の形態に係る鉄芯およびスペーサーを示す側面図である。
【図3】図2のA矢視拡大図である。
【図4】図2のB矢視拡大図である。
【図5】図2のC−C線に沿う拡大断面図である。
【図6】図2のC−D線に沿う拡大断面図である。
【図7】本実施の形態のシャッターをシャッター付きサッシとして用いた場合を示す縦断面図である。
【図8】従来のシャッターを示す横断面図である。
【符号の説明】
1 スラット
2 スラットカーテン
3 外れ止め金具
4 ガイドレール
5 ガイド溝
7 リブ(係止部)
11 鉄芯
12 スペーサー
【発明の属する技術分野】
本発明は、シャッターに関する。
【0002】
【従来の技術】
図8は、従来のシャッターの一例を示す横断面図である。このシャッターは、複数個の細長い方形板状のスラット1が上下方向に連設されて成るスラットカーテン2を備えており、このスラットカーテン2の両側端部にはそれぞれ、先端部分が鉤状に折れ曲がっている外れ止め金具3が上下方向に間隔をおいて複数個取り付けられている。
スラットカーテン2の左右側にはそれぞれ、アルミニウム合金製の押出形材からなる横断面形状が概略コ字状のガイドレール4が、開口部を互いに対向させて立設されている。各ガイドレール4の内部空間が形成する各ガイド溝5には、補強のために、ステンレス鋼板からなる概略横断面形状がコ字状をした細長い鉄芯6が、ガイド溝5の左右方向外側の位置に、ガイドレール4の底壁4aおよび両側壁4b、4cの各内面に沿って挿入されて、ねじ等で固定されている。
【0003】
また、各ガイドレール4には、屋内側の側壁4bの中間部から屋外側の側壁4cに向かって突出する細長い板状の補強用のリブ7が側壁4bの上下方向に渡って形成されている。風圧などによってスラットカーテン2が撓んだ際に、スラットカーテン2がガイドレール4のガイド溝5から外れるのを防止するために、このリブ7には、スラットカーテン2の外れ止め金具3が係止可能となっている。また、ガイドレール4の各側壁4b、4cにはそれぞれ、ガイド溝5の開口部付近に、消音用のモヘヤ8、8が設置されている。
なお、この従来のシャッターは、慣用されているものであるので、先行技術文献情報は特に記載しない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のシャッターにあっては、スラットカーテン2が例えば図8において左側に横ずれすると、右側の外れ止め金具3の先端部がリブ7の先端部に接触しつつ、スラットカーテン2が昇降し、このため金切り音が発生するという問題がある。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みて為されたもので、スラットカーテンが横ずれしても、スラットカーテンの外れ止め金具がガイドレールの係止部に接触するのを防止することができるシャッターを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載のシャッターは、複数個のスラットが上下方向に連設されて成るスラットカーテンの両側端部にそれぞれ、外れ止め金具が設けられ、
前記スラットカーテンの左右に立設された各ガイドレールの各ガイド溝内にそれぞれ、前記スラットカーテンの各側端部が挿入されて上下方向に案内されるとともに、前記各ガイドレールの前記各ガイド溝内にそれぞれ、前記スラットカーテンの前記各外れ止め金具が係止可能な係止部が設けられ、
前記各外れ止め金具と前記各ガイドレールとの間にそれぞれ、該外れ止め金具が当接可能なスペーサーが設けられ、他方側の前記外れ止め金具が前記係止部に接触しないようにされていることを特徴とする。
【0007】
請求項1に記載の発明においては、スラットカーテンが一方側に横ずれしても、この一方側の外れ止め金具がスペーサーに当接し、スラットカーテンがそれ以上横移動しないため、他方側の外れ止め金具が係止部に接触することがない。このため、スラットカーテンが横ずれしてスラットカーテンが昇降しても、外れ止め金具と係止部との接触による不快音が生じることがない。
【0008】
請求項2に記載のシャッターは、請求項1に記載の発明において、前記スペーサーは、摩擦係数の小さい材料で形成されていることを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の発明においては、スペーサーに外れ止め金具が当接し、このスペーサーと外れ止め金具とが接触しつつ、スラットカーテンが昇降する際に、スラットカーテンが円滑に昇降移動する。
【0010】
請求項3に記載のシャッターは、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記スペーサーは、前記ガイドレールの前記ガイド溝に設けられた鉄芯に固定されていることを特徴とする。
【0011】
請求項3に記載の発明においては、補強のために設けられた鉄芯にスペーサーが固定されているので、スペーサーの取り付けのために新たに部材を設ける必要がないため、取り付け構造が簡素化される。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るシャッターの横断面図である。なお、同図において、図8と同一構成要素には同一符号を付してその説明を簡略化する。
本実施の形態では、鉄芯11の内側にスペーサー12が固定され、外れ止め金具3が当接可能とされている点が、図8の従来のシャッターと異なっている。
【0013】
補強のための鉄芯11は、ステンレス鋼板からなるもので、図2乃至図6にも示すように、底壁21と、この底壁21の両側縁から直角に立ち上げられた側壁22、23とを備えた概略横断面形状がコ字状をした細長い部材であり、ガイドレール4のガイド溝5の左右方向外側の位置に、ガイドレール4の底壁4aおよび両側壁4b、4cの各内面に沿って挿入されて、ねじで固定されている。鉄芯11の屋内側の側壁22よりも屋外側の側壁23の方が長く形成されている。
【0014】
鉄芯11の底壁21の内側には、合成樹脂等の摩擦係数が小さい材料からなり、横断面形状が略T字状の細長い板状のスペーサー12が、次のようにして固定されている。すなわち、スペーサー12の長さは鉄芯11の長さのおよそ3分の2程度に設定されており、鉄芯11の底壁21の内側に、このスペーサー12が、その幅広部31を底壁21側にして、かつ鉄芯11の上端部から下方に延びるように配置され、そして鉄芯11の側壁22、23の上端部に、各側壁22、23の一部を切って内側に折曲して形成した爪部25、26により、スペーサー12の幅広部31の両側端部がそれぞれ押さえ込まれて固定されている。つまり、爪部25、26をかしめることによりスペーサー12が鉄芯11に固定されている。
【0015】
鉄芯11の側壁22、23の中間部には、間隔をおいて2箇所に、爪部27、28が各側壁22、23の一部を切って内側に折曲して形成されている。これらの爪部27、28とスペーサー12の幅広部31の両側端部との間には、隙間が生じるようにされており、これによりスペーサー12の中間部と下部のばたつきを抑えるとともに、スペーサー12が熱膨張したときに対処できるようにされている。
【0016】
スペーサー12は、図1に示すように、一方側(図1において左側)のスペーサー12に外れ止め金具11の左右方向外側端部が当接したときに、他方側(図1において右側)の外れ止め金具12とリブ(係止部)7との間に間隙が生じ、この他方側の外れ止め金具12と係止部7とが接触しないように、その厚さが設定されている。また、スペーサー12の上下端部にはそれぞれ、鉄芯11の底壁21と反対側にテーパ部が形成されている。
【0017】
このようなシャッターは、例えば、図7に示すように、サッシTに組み込まれて設置される。このシャッター付きサッシTでは、上枠51と下枠53と左右の縦枠とから方形に組み立てられた枠体に、室内側から内障子55、外障子57および網戸59が取り付けられ、この網戸59の外側にシャッターSが取り付けられている。このシャッターSは、電動で開閉させるようになっている。すなわち、上枠51の上部に設置されたシャッターボックス61内に、モーター駆動される巻上げドラム63が設けられ、この巻上げドラム63によりスラットカーテン2が巻き取られたりあるいは繰り出されて、スラットカーテン2が上昇したりあるいは下降する。
なお、シャッターは手動により開閉するようにしてもよい。また、単独で設置するようにしてもよい。
【0018】
上記のように構成されたシャッターにあっては、各ガイドレール4の内側の鉄芯11と各外れ止め金具3との間にそれぞれ、スペーサー12が介在されているので、スラットカーテン2が一方側に横ずれしても、この一方側の外れ止め金具3がスペーサー12に当接して、スラットカーテン2がそれ以上横移動するのを阻止されるため、他方側の外れ止め金具3がリブ7に接触することがない。したがって、スラットカーテン2が横ずれして昇降しても、外れ止め金具3とリブ7が接触し不快音が生じるのを防止することができる。しかも、スペーサー12が合成樹脂等の摩擦係数の小さい材料により形成されているので、スペーサー12と外れ止め金具3とが接触しつつ、スラットカーテン2が昇降するときに、スラットカーテン2を円滑に昇降移動させることができる。さらに、補強のために該4の内側に固定された鉄芯11にスペーサー12が固定されているので、スペーサー12の取り付けのために新たに部材を設ける必要がないため、取り付け構造を簡素化することができる。
【0019】
なお、上記実施の形態では、ガイドレール4の内側に鉄芯12を設けたが、この鉄芯12を省略してもよい。また、全部にスラットカーテン2を用いずに、一部をパイプカーテンで構成するようにしてもよい。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載のシャッターによれば、スラットカーテンが一方側に横ずれしても、他方側の外れ止め金具が係止部に接触するのを防止することができるので、外れ止め金具と係止部との接触による不快音が生じるのを防止することができる。
【0021】
また、請求項2に記載のシャッターによれば、スペーサーと外れ止め金具とが接触しつつ、スラットカーテンが昇降する際に、スラットカーテンを円滑に昇降移動させることができる。
【0022】
また、請求項3に記載のシャッターによれば、補強のために設けた鉄芯をスペーサーを取り付けるために用いたので、スペーサーの取り付け構造を簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るシャッターの横断面図である。
【図2】本実施の形態に係る鉄芯およびスペーサーを示す側面図である。
【図3】図2のA矢視拡大図である。
【図4】図2のB矢視拡大図である。
【図5】図2のC−C線に沿う拡大断面図である。
【図6】図2のC−D線に沿う拡大断面図である。
【図7】本実施の形態のシャッターをシャッター付きサッシとして用いた場合を示す縦断面図である。
【図8】従来のシャッターを示す横断面図である。
【符号の説明】
1 スラット
2 スラットカーテン
3 外れ止め金具
4 ガイドレール
5 ガイド溝
7 リブ(係止部)
11 鉄芯
12 スペーサー
Claims (3)
- 複数個のスラットが上下方向に連設されて成るスラットカーテンの両側端部にそれぞれ、外れ止め金具が設けられ、
前記スラットカーテンの左右に立設された各ガイドレールの各ガイド溝内にそれぞれ、前記スラットカーテンの各側端部が挿入されて上下方向に案内されるとともに、前記各ガイドレールの前記各ガイド溝内にそれぞれ、前記スラットカーテンの前記各外れ止め金具が係止可能な係止部が設けられ、
前記各外れ止め金具と前記各ガイドレールとの間にそれぞれ、該外れ止め金具が当接可能なスペーサーが設けられ、他方側の前記外れ止め金具が前記係止部に接触しないようにされていることを特徴とするシャッター。 - 前記スペーサーは、摩擦係数の小さい材料で形成されていることを特徴とする請求項1に記載のシャッター。
- 前記スペーサーは、前記ガイドレールの前記ガイド溝に設けられた鉄芯に固定されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシャッター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002272627A JP2004108025A (ja) | 2002-09-19 | 2002-09-19 | シャッター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002272627A JP2004108025A (ja) | 2002-09-19 | 2002-09-19 | シャッター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004108025A true JP2004108025A (ja) | 2004-04-08 |
Family
ID=32269599
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002272627A Pending JP2004108025A (ja) | 2002-09-19 | 2002-09-19 | シャッター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004108025A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013053420A (ja) * | 2011-09-01 | 2013-03-21 | Sanwa Shutter Corp | 窓シャッターのガイドレールの防火構造 |
JP2013159911A (ja) * | 2012-02-01 | 2013-08-19 | Bunka Shutter Co Ltd | 開口部用防水装置 |
JP2015071936A (ja) * | 2014-11-21 | 2015-04-16 | 三和シヤッター工業株式会社 | 窓シャッターのガイドレールの防火構造 |
JP2018123472A (ja) * | 2017-01-30 | 2018-08-09 | 文化シヤッター株式会社 | シャッター装置及びそのガイドレールの製造方法 |
-
2002
- 2002-09-19 JP JP2002272627A patent/JP2004108025A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2013159911A (ja) * | 2012-02-01 | 2013-08-19 | Bunka Shutter Co Ltd | 開口部用防水装置 |
JP2015071936A (ja) * | 2014-11-21 | 2015-04-16 | 三和シヤッター工業株式会社 | 窓シャッターのガイドレールの防火構造 |
JP2018123472A (ja) * | 2017-01-30 | 2018-08-09 | 文化シヤッター株式会社 | シャッター装置及びそのガイドレールの製造方法 |
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