JPH026218Y2 - - Google Patents

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JPH026218Y2
JPH026218Y2 JP13524384U JP13524384U JPH026218Y2 JP H026218 Y2 JPH026218 Y2 JP H026218Y2 JP 13524384 U JP13524384 U JP 13524384U JP 13524384 U JP13524384 U JP 13524384U JP H026218 Y2 JPH026218 Y2 JP H026218Y2
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、窓枠の下枠室内側に設ける巾木装
置に関し、とくに出窓の両袖部などにおける嵌殺
し窓下枠の室内側壁部下方の床回りに装着される
巾木装置に係るものである。
(従来の技術) 従来から、この種の嵌殺し窓においては、下枠
の室内側の壁部下方に、床回り化粧材としての巾
木を装着することが行なわれている。そしてこの
巾木を装置する下枠には、一般に外部からの室内
側への雨水などの浸水を避けるために、巾木装着
用の切欠き部などの開口部を形成することができ
ず、さらに巾木自体についても、その外観体裁を
整えるために、外部から取付けビスなどが見えて
はならないという要求がある。
また、実開昭55−132283号公報に示すように、
窓枠の室内側面に、1対の溝壁と溝壁の先端対向
面から突出したリツプ部とを有し、室内側に開口
するリツプ条溝を形成し、このリツプ条溝内に空
隙を設けて鏡板を装着したものがあり、窓枠の下
枠に装着した鏡板は巾木に利用できる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上記のような巾木に利用できる鏡板を
有する窓枠は、下枠の長手方向端から鏡板に設け
た1対の溝を下枠のリツプ条溝を形成する1対の
溝壁、リツプ部に嵌め、下枠と鏡板とを長手方向
に相対移動させなければ、鏡板を下枠に係合させ
て取付けることができず、取付け時の作業性が悪
く、また鏡板をリツプ条溝に容易に嵌められるよ
うにすると鏡板ががたつく恐れがあり、さらに鏡
板の下端を床板に確実に当接させにくく、これら
の間に隙間ができて体裁が悪くなるという問題点
があつた。
この考案は、前述した問題点を解決すると共
に、前述した要望に応えて、巾木取付け時の作業
性がよく、また巾木をがたつくことなく下枠に保
持でき、さらに体裁のよい窓枠の巾木装置を提供
することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、窓枠を構成する下枠の室内側下部
の床板を突当てる部分に、巾木を装着させる窓枠
の巾木装置であつて、前記下枠13の室内側上端
部に立上り片を突出させ、下枠13の下部に、弾
性がある装着係止部17cを形成した取付け片1
7の下部を固定し、また下端面室内側に前記床板
14上面に突当てる突当て面16aと、突当て面
16aの室外側上方に位置して下方に開口し上方
に切込んだ装着溝16bと、上部室外側に突出す
る覆い部16dと、覆い部16dの突出部下面に
開口し上方に切込んだ挿着溝16eとを有する巾
木16を備え、この巾木16の装着溝16bを前
記取付け片17の装着係止部17cに押し込んで
巾木16の下端部を取付け片17に係合弾持させ
ると共に、巾木16の前記挿着溝16eを前記下
枠13の立上り片13aに押込んで巾木16の上
部を立上り片13aに保持させたものである。
〔作 用〕
この考案による窓枠の巾木装置は、巾木16に
下方に開口する装着溝16bおよび挿着溝16e
を設けたので、取付け片17の下部を窓枠の下枠
13に固定した状態で、巾木16を下枠13の上
方から押し込むことにより、装着溝16bを取付
け片17の装着係止部17cに係合弾持させ、挿
着溝16eを下枠13の立上り片13aに係合保
持させることができ、巾木16を作業性よく下枠
13に取付けることができる。また、巾木16の
装着溝16bおよび挿着溝16eを、これらの上
端と装着係止部17cおよび立上り片13aの上
端との間に隙間ができるように形成しておくこと
により、巾木16の突当て面16aを床面14上
に隙間なく確実に当接させることができ、取付け
片17を下枠13に固定するネジ18も巾木16
によつて室内側から見えなくすることができるの
で体裁がよい。さらに、取付け片17は、弾性が
ある装着係止部17cを有し、この装着係止部1
7cに装着溝16bを押込んで巾木16の下端部
を取付け片17に係合弾持させたので、巾木16
をがたつくことなく下枠13に取付けることがで
きる。
〔実施例〕
以下、この考案に係る窓枠の巾木装置の一実施
例につき、第1図ないし第4図を参照して詳細に
説明する。
第1図および第2図はこの実施例装置を適用し
た出窓の要部構成を示す横断面図および縦断面図
である。これらの各図において、家屋の外壁とし
ての建屋1の一部から突出構成される出窓2は、
横断平面的に見た時、戸枠4内に開閉自在に装着
される外、内各障子5,6をもつ正面部側の引違
い戸3と、前記戸枠4の両側部を取付ける隅柱枠
7と、建屋1および隅柱枠7に取付けた窓枠9に
よる両袖部側の嵌殺し窓8とからなつていて、こ
れらによつて囲まれた室内側の踏込み床部10
と、前記嵌殺し窓8を室内壁11から区分する額
縁枠12とを有しており、また縦断側面的に見た
時、前記嵌殺し窓8を形成する下枠13の室内側
壁部の下方で、前記踏込み床部10の床板14を
突当てる部分には、考案対象であるところの、床
回り化粧材としての巾木16が装着されて、こゝ
にこの実施例の巾木装置15を構成している。
前記巾木装置15は、第3図および第4図に詳
細構造を示したように構成される。
すなわち、前記下枠13には、室内側上端部に
所定の立上り高さで立上り片13aを突出させ、
また室内側下部の所定位置に取付けネジ孔13b
を形成させると共に、前記巾木16の断面形状
は、下端面室内側に前記床板14面に突当てる突
当て面16aと、この突当て面16aの室外側上
方で下方に開口し上方に深く切込んだ下部装着溝
16bと、この装着溝16bを介した室外側で前
記突当て面16aよりも高く位置させた下面16
cと、上部室外側に突出する覆い部16d、およ
びこの覆い部16dの突出部下面に開口し上方に
切込み、前記立上り片13aを受入れ得る程度の
断面巾による上部挿着溝16eとを有している。
また、前記下枠13への巾木16の取付け部材
として、第4図に示す取付け穴17bをもつた取
付け基鈑部17aと、この基鈑上部を折り返し湾
曲して弾性を与えた装着係止部17cと、回り止
めのためにこの基鈑下部を直角に折曲した折曲部
17dとからなる取付け片17を別に有してい
る。さらに、前記した装着係止部17cの少なく
とも何れか一方の表面に、装着状態を強固に保持
させるためのローレツト状をした凹凸部17eが
形成してある。
そしてこの実施例装置の場合には、取付け片1
7をその取付け穴17bにより、下枠13の取付
けネジ孔13bに対し取付けネジ18を用いて所
定間隔ごとに取付けておき、この状態でこれらの
下枠13の立上り片13aと取付け片17の装着
係止部17cとに、巾木16を次のようにして装
着する。
すなわち、まず最初に取付け片17の装着係止
部17cの上端部に、巾木16の装着溝16bを
僅かに入れ込ませ、かつその後、下枠13の立上
り片13aの上端部に、巾木16の挿着溝16e
を同様に僅かに入れ込ませた状態とする。
そしてこの場合、こゝでの装着係止部17cお
よび立上り片13aの各上端部に対する、下部装
着溝16bおよび上部挿着溝16eの入れ込み操
作に際しては、これら各装着溝16bおよび挿着
溝16e部分からその下方にかけて、こゝでは一
種の案内定規面としての案内面16f,16gが
形成されていることになるから、装着係止部17
cおよび立上り片13aの各上端部をして、これ
らの各案内面16f,16gに案内させること
で、それぞれの各入れ込み操作を極めて容易、か
つ手際よく行ない得られる。
ついでこの状態のまゝで、前記巾木16を下方
に向けて強く押圧させることにより、前記した取
付け片17の装着係止部17cおよび下枠13の
立上り片13aのそれぞれに、巾木16の各装着
溝16bおよび挿着溝16eを押し込ませ、最終
的にはその突当て面16aを床板14面に突当
てゝ、所期通りに下枠13の室内側側面に巾木1
6を装着する。
従つて、この実施例装置の構成では、巾木16
を装着した状態で、これの装着のための各部材部
分がこの巾木16により隠されることになり、同
巾木16には室内側から見て、何等の取付け部の
露出もなく、その外観体裁を良好に保持し得ると
共に、下枠13についても、とくに巾木16を取
付けるための切欠き部などの開口部を形成しなく
て済む。さらに、巾木16の取付け状態で、装着
溝16bおよび挿着溝16eは、これらの上端と
装着係止部17cおよび立上り片13aの上端と
の間にそれぞれ隙間ができる高さ寸法にしてある
ので、巾木16の突当て面16aを床板14上に
隙間なく確実に当接させることができる。
そしてまた、前記実施例装置の構成にあつて
は、巾木16の案内面16fの上部に凹部16h
を形成しておくことにより、嵌殺し窓8側からの
雨水の侵水を阻止できるほか、巾木16の下部と
下枠13との間に空間部が存在するため、この下
枠13を経た雨水の侵水をも阻止でき、併せて下
枠13の室内側側面での結露水の発生も未然に防
止できる。
なお、前記巾木16の高さ位置は、外観体裁上
の見地から前記引違い戸3の外、内各障子5,6
のそれぞれ下框部分の高さと同一にするのが望ま
しく、またその材質としては、アルミ押し出し型
材などであつてもよいが、適用部分などの関係か
ら、一層質感、量感に富み、かつ彩色、着色の自
由な木質あるいはプラスチツク材を用いるのが効
果的である。
さらに前記実施例においては、この考案を出窓
の嵌殺し窓に適用する場合について述べたが、そ
の他の窓にも適用できることは勿輪である。
〔考案の効果〕
以上詳述したようにこの考案によれば、下枠1
3の室内側上端部に立上り片を突出させ、下枠1
3の下部に、弾性がある装着係止部17cを形成
した取付け片17の下部を固定し、また下端面室
内側に前記床板14上面に突当てる突当て面16
aと、突当て面16aの室外側上方に位置して下
方に開口し上方に切込んだ装着溝16bと、上部
室外側に突出する覆い部16dと、覆い部16d
の突出部下面に開口し上方に切込んだ挿着溝16
eとを有する巾木16を備え、この巾木16の装
着溝16bを前記取付け片17の装着係止部17
cに押し込んで巾木16の下端部を取付け片17
に係合弾持させると共に、巾木16の前記挿着溝
16eを前記下枠13の立上り片13aに押込ん
で巾木16の上部を立上り片13aに保持させた
ので、次の効果が得られる。
すなわち、巾木16に下方に開口する装着溝1
6bおよび挿着溝16eを設けたので、取付け片
17の下部を窓枠の下枠13に固定した状態で、
巾木16を下枠13の上方から押し込むことによ
り、装着溝16bを取付け片17の装着係止部1
7cに係合弾持させ、挿着溝16eを下枠13の
立上り片13aに係合保持させることができ、巾
木16を作業性よく下枠13に取付けることがで
きる。また、巾木16の装着溝16bおよび挿着
溝16eを、これらの上端と装着係止部17cお
よび立上り片13aの上端との間に隙間ができる
ように形成しておくことにより、巾木16の突当
て面16aを床面14上に隙間なく確実に当接さ
せることができ、取付け片17を下枠13に固定
するネジ18も巾木16によつて室内側から見え
なくすることができるので体裁がよい。さらに、
取付け片17は、弾性がある装着係止部17cを
有し、この装着係止部17cに装着溝16bを押
込んで巾木16の下端部を取付け片17に係合弾
持させたので、巾木16をがたつくことなく下枠
13に取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案の一実施例によ
る巾木装置を適用した出窓構成部の概要を示す横
断面図および縦断面図、第3図は同上巾木装置部
分を拡大して示す縦断面図、第4図は同上取付け
片を示す拡大斜視図である。 1……建屋、2……出窓、8……嵌殺し窓、1
0……踏込み床部、13……下枠、13a……立
上り片、13b……取付けネジ孔、14……床
板、15……巾木装置、16……巾木、16a…
…同突当て面、16b……同装着溝、16c……
同下面、16d……同覆い部、16e……同挿着
溝、16f,16g……同案内面、16h……同
凹部、17……下枠への取付け片、17a……同
取付け基鈑部、17b……同取付け穴、17c…
…同装着係止部、17d……同折曲部、17e…
…同凹凸部、18……取付けネジ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 窓枠を構成する下枠の室内側下部の床板を突
    当てる部分に、巾木を装着させる窓枠の巾木装
    置であつて、前記下枠13の室内側上端部に立
    上り片を突出させ、下枠13の下部に、弾性が
    ある装着係止部17cを形成した取付け片17
    の下部を固定し、また下端面室内側に前記床板
    14上面に突当てる突当て面16aと、突当て
    面16aの室外側上方に位置して下方に開口し
    上方に切込んだ装着溝16bと、上部室外側に
    突出する覆い部16dと、覆い部16dの突出
    部下面に開口し上方に切込んだ挿着溝16eと
    を有する巾木16を備え、この巾木16の装着
    溝16bを前記取付け片17の装着係止部17
    cに押し込んで巾木16の下端部を取付け片1
    7に係合弾持させると共に、巾木16の前記挿
    着溝16eを前記下枠13の立上り片13aに
    押込んで巾木16の上部を立上り片13aに保
    持させたことを特徴とする窓枠の巾木装置。 (2) 巾木16は、装着溝16bおよび挿着溝16
    eの上端が、取付け片17の装着係止部17c
    および下枠13の立上り片13aの上端とそれ
    ぞれ隙間を有する高さ寸法に形成した実用新案
    登録請求の範囲第(1)項記載の窓枠の巾木装置。 (3) 巾木16は、挿着溝16e側突当て面の上部
    に凹部16hを形成した実用新案登録請求の範
    囲第(1)項または第(2)項記載の窓枠の巾木装置。 (4) 巾木16は、木質もしくはプラスチツク材に
    よつて形成した実用新案登録請求の範囲第(1)
    項、第(2)項または第(3)項記載の窓枠の巾木装
    置。 (5) 取付け片17は、装着係止部17cの折り返
    し湾曲部表面に凹凸部17eを形成した実用新
    案登録請求の範囲第(1)項、第(2)項、第(3)項また
    は第(4)項記載の窓枠の巾木装置。
JP13524384U 1984-09-07 1984-09-07 Expired JPH026218Y2 (ja)

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JPS6152080U JPS6152080U (ja) 1986-04-08
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