JP3454323B2 - 障子の防露框 - Google Patents

障子の防露框

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JP3454323B2
JP3454323B2 JP08538095A JP8538095A JP3454323B2 JP 3454323 B2 JP3454323 B2 JP 3454323B2 JP 08538095 A JP08538095 A JP 08538095A JP 8538095 A JP8538095 A JP 8538095A JP 3454323 B2 JP3454323 B2 JP 3454323B2
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Inventor
孝 川嶋
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立山アルミニウム工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は開閉窓などに適用される
障子框の防露框に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から障子框として金属製のアルミ框
が利用されているが、一般的に金属製框は熱伝導性が大
きいので冬季等において室内側面に結露しやすい。これ
を防止するために、実公昭59ー38630号公報で提
案されているように金属製框本体を熱伝導係数の小さい
合成樹脂材料で作ったカバー体で被覆した障子框が提案
されている。
【0003】このような従来のものは、結露は防止され
るもののカバー体の構造が複雑であると同時に金属製框
本体への装着構造が複雑であり、その結果製造コストが
高くつき、また取付のための作業工程数が多くなるとい
う問題があった。また、カバー体の長期にわたる使用に
より、框に対して防露カバーの位置がずれたり、場合に
よっては框本体が露出するという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
を解決すべく発明されたものであり、結露を防止するこ
とに加えて、構成が簡単で製造が容易であり、耐久性及
び強度も十分備え、かつ既存の障子框にも適用すること
ができる障子の防露框を提供することを目的とする。
【0005】更に、本発明は上記課題に加えて、簡単な
構成でありながら上記防露カバーの框本体への確実な取
付状態を保持できる防露框を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するために手段】本発明によれば障子の防
露框において、框本体の室内側壁と平面形状が略同形
の板状体で、且つ框本体の幅方向の両端辺部に係合す
る係合部3a,3bを設けて防露カバーを形成し、障
子の縦框に前記防露カバーを係合部3a,3bによ
り取付け、更に、前記防露カバーの係合部に切欠部
を形成すると共に、該切欠部3cに横框9,10に設
けた前記防露カバーの端部を突入させた状態で配置し
て設け、上記切欠部3cの形状は突入させた防露カバー
の外形状と略等しく形成したことを特徴とする。
【0007】更に、本発明によれば上記構成に加えて、
框本体の幅方向の両端辺部に、上記防露カバーBの係
合部3a,3bが係合する係止部2を設けたことを特徴
とする
【0008】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、防露カバー
を框本体の室内側壁と平面形状が略同形の板状体で、
且つ框本体の幅方向の両端辺部に係合する係合部3a,
3bを設けて構成し、この係合部3a,3bを介して防
露カバーを框本体に装着したことにより、障子框の
室内面が防露カバーに被覆されて結露が防止される。
【0009】また、防露カバーの端部に形成した切欠
に、横框9,10に設けた防露カバーの端部を突
入させた状態で配置し、切欠部3cの形状は突入させた
防露カバーの外形状と略等しく形成し、縦框と横框
9,10にそれぞれ取り付けた防露カバーの装着状態
を確実にする。
【0010】請求項2に記載の発明によれば、上記作用
に加えて框本体の幅方向の両端辺部に、防露カバー
の係合部3a,3bが係合する係止部を設けたことに
より、係合部3a,3bと係止部との係止を確実にす
【0011】
【実施例】図1は本発明の概略を示しており、全体とし
ては障子框の上方のコーナー部を示しており、縦框8と
該縦框8に直角方向に連結される上框9とからなる框本
体Aに防露カバーBを取り付ける前の状態を示してい
る。まず、框本体A及び防露カバーBのそれぞれの構
成、及び框本体Aに対する防露カバーBの取付手段につ
いて説明する。
【0011】図4に示されるように、サッシ枠Cの開口
部に内障子7a及び外障子7b(総称するときは障子7
という。)が設けられている。障子7の左右は両縦框
8、8により支持されており、本発明はこれらの障子7
用の框の構造に関する。
【0012】次に、框の基本的な構造について説明す
る。図2に示されるように、框本体Aの室内側には室内
側壁1の幅方向の両端辺部1a、1bに、防露カバーB
取付用の係止部2を設ける。該係止部は室内側壁1と
一体に形成され、その一部に凹部が形成される。
【0013】防露カバーBの構成について説明する。防
露カバーBは、断熱性及び弾性を有する単板状のプラス
チック板で形成され、全体形状は前記框本体Aの室内側
壁1と略同形で平面形状において方形状で、側面形状が
略E字状に形成されている。
【0014】即ち、防露カバーBの両端部に係合部3
a、3b(総称するときには係合部3という。)を設け
る。この係合部3は前記框本体Aの係止部2に対応する
位置で、且つ、係止部2の形状に対応する形状となって
いる。そしてこれらの係合部3a、3bをそれぞれ係止
部2に係合させることになる。
【0015】また、防露カバーBの両係止部2の中間位
置に框本体Aの室内側壁1に当接する高さの凸条4を設
ける。この凸条4は、框本体Aの室内外の両側壁間に
けられた連結枠6の取付位置の背面に設ける。框本体A
に防露カバーBを取付けるには、框本体A側面に防露カ
バーの弾力性を利用して湾曲させて取り付けることがで
きる。
【0016】次にコーナー部の構成について説明する。
まず、図1及び図5により縦框8と上框9との連結部に
おける防露カバーBの取付について説明する。縦框8の
上端部に、先端の一部が切り欠かれた上框9が図5に示
されるように連結されており、それぞれの框本体Aに防
露カバーBが前述の手段によって装着される。この場
合、防露カバーBの一端部の係合部3bの一部が方形状
に切り欠かれ切欠部3cが形成されている。
【0017】この切欠部3cの縦横の大きさは、上框9
に装着される防露カバーBの横断面形状に略一致させ
る。換言すれば、切欠部3cに直角方向に上框9の防露
カバーBを挿入させたとき、隙間ができないでぴったり
と係合するように形成される。
【0018】なお、挿入側の防露カバーBの先端は凸条
4に当接されるまで挿入される。換言すれば、防露カバ
ーBの挿入長さ位置に凸条4を突設すると両防露カバー
Bの位置決めが容易となる。図6には下框10と縦框8
とのコーナー部に防露カバーBを取り付けた実施例が示
されている。この場合も基本的には図1及び図5に示さ
れた取付手段と同一である。
【0019】通常、本発明では框本体Aの室内側壁1と
防露カバーBの側面とは一定間隔を置いて構成される
が、この実施例では下框10の框本体Aの室内側壁1の
一部1cが外方に折れ曲げられて形成されていることか
ら、室内側壁1と防露カバーBの内面とは当接状態とな
っている。
【0020】上記構成により結露が充分防止される効果
に加えて、構成が簡単であるから製造現場における組立
が容易であり、凸条4によりコーナー部の防露カバーB
の突入量、換言すれば防露カバーBの端部の重ね合わせ
量を規定することができ、しかも框本体Aへの取付後の
防露カバーBは安定的に支持される。
【0021】以上のように、本実施例では、框本体Aの
室内側壁1と平面形状が略同形の板状体で、且つ框本体
Aの幅方向の両端辺部1a、1bに、防露カバーBの係
合部3a、3bが係合する係止部を設け、障子7の縦框
8に前記防露カバーBを設け、更に、前記防露カバーB
の端部に切欠部3cを形成すると共に、該切欠部3cに
横框に設けた前記防露カバーBの端部を突入させた状態
で配置して設け、上記切欠部3cの形状は突入させた防
露カバーBの外形状と略等しく形成したことにより、結
露が防止される効果に加えて、防露カバーBの取付状態
の優れた防露框を得るに至った。
【0022】更に、本実施例では、框本体Aの室内側壁
1と平面形状が略同形の板状体で、断熱性及び弾性を有
する素材から構成され、且つ框本体Aの幅方向の両端辺
部に係合する係合部3a、3bを設け、両係合部3a、
3bの中間位置に框本体Aの室内側壁1に向けて突出す
る凸条4を設けているので、防露カバーBが自身の弾性
により框本体Aに係合し、以て係合・離脱が容易であ
り、また取付後の框本体Aに対する防露カバーBの位置
関係も確実である。尚、本発明において召合わせ框側に
取り付ける防露カバーBに別途煙返し等を付設しても良
い。
【0023】尚、框側壁における最も安定的に支持され
ている連結枠6の裏面位置で凸条4を支持させれば、防
露カバーBの支持が一層確実で、脱落等の恐れも少な
い。
【0024】
【発明の効果】本発明は上記構成により下記の効果を奏
する。1.請求項1に記載の発明によれば、結露が充分
防止されることに加えて、全体の構成が簡単であるか
ら、製造、施工現場或いは後付けとしての装着が容易で
ある。また縦框と横框にそれぞれ取り付けた防露カバー
は互いに重ね合わさった部分で支持しあっているから両
者の装着状態が確実で、長期間の使用によっても位置が
ずれて框本体が露出することもない。
【0025】特に、防露カバーは合成樹脂等を素材とし
て形成されることが多く、框本体に比べて温度変化に伴
う膨張率が大きいが、縦横に配置されている両者は一定
長さにおいて重ね合わされていることから、たとえ防露
カバーのみ伸縮しても隙間ができるようなことがなく、
防露機能及び長期的な美観の観点からも望ましいもので
ある。
【0026】2.請求項2に記載の発明によれば、上記
請求項1の効果に加えて框本体の幅方向の両端辺部に、
防露カバーの係合部が係合する係止部を設けたことによ
り、係合部と係止部との係止が確実で、防露カバーが離
脱するようなことが少ない。
【0027】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のコーナー部の分割状態を示す
要部斜視図。
【図2】同実施例の要部断面図。
【図3】同実施例の係止前の状態を示す要部断面図。
【図4】同水平断面図。
【図5】図1の一体状態を示す水平断面図。
【図6】別の框コーナー部の断面図。
【符号の説明】
A・・・框本体 B・・・防露カバー C・・・
サッシ枠 1・・・室内側壁 1a、1b・・室内側壁の端
1c・・折曲部 2・・・係止部 3、3a、3b・・・係合部
3c・・切欠部 4・・・凸条 6・・・連結枠 7・・・障子 7a・・・内障子 7b・・・
外障子 8・・・縦框 9・・・上框 10・・下
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 7/12 - 7/14 E06B 7/26 E06B 3/26,5/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】框本体の室内側壁と平面形状が略同形の
    板状体で、且つ框本体の幅方向の両端辺部に係合する
    係合部3a,3bを設けて防露カバーを形成し、障子
    の縦框に前記防露カバーを係合部3a,3bにより
    取付け、更に、前記防露カバーの係合部に切欠部3c
    を形成すると共に、該切欠部3cに横框9,10に設け
    た前記防露カバーの端部を突入させた状態で配置して
    設け、上記切欠部3cの形状は突入させた防露カバー
    の外形状と略等しく形成したことを特徴とする障子の防
    露框。
  2. 【請求項2】框本体の幅方向の両端辺部に、上記防露
    カバーの係合部3a,3bが係合する係止部2を設け
    たことを特徴とする請求項1記載の障子の防露框
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JP6976238B2 (ja) * 2015-09-30 2021-12-08 株式会社Lixil 複合建具

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