JPH0438011Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0438011Y2
JPH0438011Y2 JP1987040379U JP4037987U JPH0438011Y2 JP H0438011 Y2 JPH0438011 Y2 JP H0438011Y2 JP 1987040379 U JP1987040379 U JP 1987040379U JP 4037987 U JP4037987 U JP 4037987U JP H0438011 Y2 JPH0438011 Y2 JP H0438011Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
window
actuating body
ventilation
vertical frame
roof
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1987040379U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63148721U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987040379U priority Critical patent/JPH0438011Y2/ja
Publication of JPS63148721U publication Critical patent/JPS63148721U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0438011Y2 publication Critical patent/JPH0438011Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ventilation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、サンルーフサツシに関する。
〔従来の技術とその問題点〕
従来のサンルーフサツシでは、障子上框に、手
動にて開閉する換気装置が設けられていた。
しかし、人の手で開閉するために、その開閉が
面倒であると共に、つい、忘れがちであつて、冬
季には内面に結露を生じるという問題があつた。
特に、屋根部とその付近に結露を生じ易かつた。
また、気温の変化により棟カバーを自動的に開
閉させるものとして、実願昭57−36423号(実開
昭58−141126号)のマイクロフイルムに記載のも
のがあつたが、これをサンルーフサツシの枠に取
付けることは出来なかつた。
〔問題点を解決するための手段〕
上述の問題点を解決するために、本考案に係る
サンルーフサツシは、屋根部及び/又は屋根近傍
部の枠体を形成する竪枠とその中間の竪骨とを有
するサンルーフサツシに於て;上記竪骨及び竪枠
は、中空部を有する中空型材から成ると共に、屋
外側と室内側とを連通するための通気用貫孔を複
数個貫設し;上記中空部の左右側方内面に、突条
片によつて、ユニツト差込溝を対向状に形成し;
さらに、形状記憶合金作動体と、該作動体を表裏
何れか一面側に取付けると共に窓を併設した長尺
の保持板と、換気孔付窓部を有すると共に上記窓
の位置に一致・相違するように上記作動体にて切
換えられて窓開閉を成す帯板状スライド板と、を
備えた長尺状換気ユニツトを、上記竪骨及び竪枠
のユニツト差込溝へ長手方向から、かつ、上記作
動体が上方・下方の何れかを向くように選択的
に、差込み、該作動体が、上記窓と窓部の閉状態
に於て、上記通気用貫孔を介して、屋外側と室内
側の何れか一方へ通ずるように選択的に組立てら
れるものである。
〔作用〕
竪骨内及び竪枠内に形成されたユニツト差込溝
に換気ユニツトを差込んで本考案のサンルーフサ
ツシを組立てる。
形状記憶合金作動体が窓と窓部の閉状態に於て
屋外側に通ずるように作動体の向きを選択して組
立てた場合、窓及び窓部の閉状態に於て、作動体
は通気用貫孔を介して屋外と通ずる。従つて、作
動体は屋外の気温の変化に即応して変形し、開窓
する。同様に、開状態に於ては、屋外の気温に即
応して閉窓する。
また、上記と逆に、形状記憶合金作動体が窓と
窓部の閉状態に於て室内側に通ずるように作動体
の向きを選択して組立てた場合、作動体は室温の
変化に即応して変形し、窓と窓部を開閉する。
〔実施例〕
以下、図示の実施例に基づいて本考案を詳説す
る。
第1図〜第3図に於て、1は換気装置Wをユニ
ツト状に一体化してなる長尺状換気ユニツトであ
る。そして、この長尺状換気ユニツト1は、形状
記憶合金作動体2と、該作動体2を表裏何れか一
面側に取付けると共に矩形状の窓7…を所定ピツ
チにて併設した長尺の保持板6と、換気孔付窓部
11…を有すると共に該窓部11…が上記窓7…
の位置に一致・相違するように上記作動体2にて
切換えられて窓開閉を成す帯板状スライド板12
と、を備える。また、作動体2は、第4図に詳細
に示す如く、コイル状とされ、その一端は取付片
3とビス4等を介して、第1図のように保持板6
に固着される。また、第3図に示すように、保持
板6は小突条10,10にて形成されるスライド
溝5,5を内部を有している。さらに、保持板6
は一対の平行な小幅寸法の端片部8,8と、両者
を連結する帯板部9とをもつて、横断面コの字型
に形成されている。
また、窓部11…は、上記窓7…と同一のピツ
チにて、配設されている。しかして、保持板6の
スライド溝5,5にスライド板12の両端縁部が
長手方向摺動自在に嵌込まれている。
次に、第1図と第4図に示す如く、作動体2の
他端は、受支片13に当接し、この受支片13に
固着一体化された作動杆14の先端の頭部14a
は、連結具15の凹所に嵌込まれて係止し、か
つ、該連結具15は、ビス16によつて、スライ
ド板12に固着連結される。また、コの字型のガ
イド片17が取付片3に連結状に固着されてお
り、該ガイド片17の先端凹溝18に、作動杆1
4が嵌込まれて摺動案内される。
ところで、形状記憶合金作動体2として、伸長
時の発生力は大きいが、収縮時の発生力が小さい
場合には、図例の如く、復元収縮用コイルスプリ
ング19を、受支片13と、ガイド片17の先端
内面との間に、介装するのが望ましい。
なお、第1図〜第4図では、所定設定温度より
も低温の状態にて、形状記憶合金作動体2が収縮
して、窓7と窓部11とが合致した全開状態とな
る構造であり、後述の冬季の結露防止用に用いら
れる場合を例示している。
第5図と第6図に於て例示したサンルーフサツ
シは、建物Aの外壁面から屋外突出状に付設さ
れ、嵌殺上半部Bと引違開閉下半部Cとから成
り、屋根部20及び/又は屋根近傍部21の枠体
を形成する竪枠23,23とその中間の竪骨22
とを有する。前述の長尺状換気ユニツト1…は、
上記嵌殺上半部Bを形成する屋根部20、及びそ
の前端縁に連設された鉛直面からなる屋根近傍部
21に、形状記憶合金作動体2によつて開閉する
換気装置Wが設けられている。
さらに詳しく説明すると、第6図に示す嵌殺上
半部Bの中央の竪骨22,22の内部、及び、左
右の竪枠23,23…の内部に、長尺状換気ユニ
ツト1として換気装置Wを、内蔵収縮する。な
お、24は後枠、25は、上枠、26は無目であ
る。
第8図に竪骨22の詳細断面形状を示し、第9
図に竪枠23の詳細断面形状を示す。竪骨22及
び竪枠23は、中空部27,28を有する中空型
材から成る。また、中空部27,28の左右側内
面に、4本の突条片29,30…を突設し、この
突条片29,30…によつて、ユニツト差込溝5
1,51を対向状に形成する。このユニツト差込
溝51,51の間を換気ユニツト収納部31とす
る。しかして、前述の換気ユニツト1の保持板6
を、竪骨22及び竪枠23のユニツト差込溝5
1,51へ(ユニツト収納部31へ)長手方向か
ら差込む。かつ、前述の作動体2が上方・下方の
何れか−図例では屋外側・室内側の何れか−を向
くように選択的に差込む。こうして作動体2が窓
7…と窓部11…の閉状態に於て、貫孔K…を介
して、屋外側と室内側の何れか一方へ通ずるよう
に選択的に組立てられる。
第7図は、第5図中の屋根部20又は屋根近傍
部21の断面の詳細を示し、第8図と第9図に示
した各型材が、サンルーフサツシとして使用され
た状態を具体的に示す。
しかして、第7図と第8図に於て、竪骨22は
室内側帯片部32を備え、これにプラスチツク製
結露防止カバー33を被覆状に取付けるが、室内
側帯片部32とカバー33との間には結露水を導
く空所34…が形成されると共に、該カバー33
の両端に係止爪を設けて、取付作業を容易化して
なる。さらに、段付面35,35をもつて、左右
幅寸法を屋外側に減少し、該段付面35,35に
シール溝36,36を形成して、シール材37を
嵌着し、ガラス板38を受ける。また、41は、
ガラス板38を屋外から押さえると共に、竪骨2
2の幅狭突出部39との間に、換気流路40,4
0用空所を形成するための押さえカバーである。
この押さえカバー41は、中央にてビスにて固着
され、左右端に雨水浸入防止突片部43,43を
有している。この突片部43,43によつて、内
方開口状凹溝44を形成してなる。
しかして、第7図中の矢印E→F→G→H→J
は、前述のように外気温が所定温度以下にて自動
的に換気装置Wが開いて、外気がサンルーフ内部
へ導入される流路を示している。そして、長手方
向の所定間隔に、屋外側と室内側とを連通するた
めの通気用貫孔K…を、押さえカバー41、竪骨
22の各部に複数個貫設しておく。特に第7図で
明らかなように、長尺状換気ユニツト1の竪骨2
2及び竪枠23への挿入姿勢は、帯板部9の窓7
…と、スライド板12の窓部11の重合部を、室
内側とすると共に、形状記憶合金作動体2を屋外
側となるように設定して、冬季は屋外側の貫孔K
…を通して外気温を検知するように組立ててい
る。
次に、第7図と第9図に於て、竪枠23は室内
方へ突出した取付片45を有し、略L字状のプラ
スチツク製結露受けカバー46と共に、ビス47
…にて固着される。浅皿状樋部48をこのカバー
46は有する。さらに、段付面35aをもつて側
方内面を階段状として、ガラス板38の受け用凹
所を形成し、この段付面35aにシール溝36a
を形成して、シール材37aを嵌着し、ガラス板
38を受ける。また、49は、ガラス板38を屋
外から押さえると共に、竪枠23の外面との間に
換気流路40aを形成するための押さえカバーで
あり、該押さえカバー49は、前述の押さえカバ
ー41を略中央で分割した半分の横断面形状に該
当する。従つて、この押さえカバー49も、内端
部に雨水浸入防止突片部43aを有し、かつ、内
方開口状凹溝44aを備える。
しかして、第7図中の矢印e→f→g→h→j
は、既述の如く自動的に換気装置Wが開いて、外
気がサンルーフ内部へ導入される流路を示してい
る。また、前記押さえカバー41及び竪骨22と
同様に、この押さえカバー49と竪枠23にも、
屋外側と室内側とを連通するための貫孔K…を複
数個形成する。
なお、ガラス板38が、発熱線や発熱フイルム
体を入れた合わせガラスの場合に、結線50…
は、押さえカバー41,49を取付前に配線作業
し、その後に外方から取付ければよい。
なお、図示省略したが、夏季の熱射による高温
防止対策用としては、常時は閉状態であつて、室
温が所定温度以上に達したときに開くように、換
気装置Wを構成する。その場合、(図示省略した
が)長尺状換気ユニツト1を竪骨22及び竪枠2
3へ挿入するとき、帯板部9とスライド板12と
の重合開閉窓部を、屋外側とすると共に、形状記
憶合金作動体2を室内側となるように組立てる。
(第7図と内外逆とする。)これによつて、夏季の
高温防止は、屋内側の貫孔K…を通して、室温を
検知して行う。また、第5図のように屋根部20
及び屋根近傍部21の両者に長尺状換気ユニツト
1,1を設けずに、何れか一方にのみ設けるも自
由である。
本考案の実施例によれば、形状記憶合金作動体
2とスライド板12と保持板6等から換気ユニツ
ト1を長尺一体ものに構成して、金属押出型材か
らなる竪骨22又は竪枠23の内部に差込んで組
立てる構造であるから、全体の組立作業が容易で
ある。
〔考案の効果〕
上述の構成により、本考案は、以下に示す顕著
な効果を奏する。
長尺状換気ユニツト1は一体ものであり、か
つ、施工に於てネジ止めが不要となるため、容
易にかつ迅速に施工作業が出来る。
窓7…と窓部11…の閉状態に於て、形状記
憶合金作動体2が外気に接触するように組立て
ることが出来、作動体2の作動を外気の温度変
化に即応させ得る。
屋根部20と屋根近傍部21の範囲内で、窓
7…及び窓部11…の高さ位置を自由に設定出
来る。
窓7…及び窓部11…にゴミ等の付着物が付
着し難い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の要部の一具体例を示す拡大一
部断面平面図、第2図はその正面図、第3図は第
2図の−線断面図、第4図は要部の背面図、
第5図は本考案の一実施例を示す断面側面図、第
6図はその正面図、第7図は第5図の−線断
面又は′−′線断面を示す拡大断面図、第8図
と第9図は要部拡大断面図である。 1……長尺状換気ユニツト、2……形状記憶合
金作動体、6……保持板、7……窓、11……窓
部、12……スライド板、20……屋根部、21
……屋根近傍部、22……竪骨、23……竪枠、
27……中空部、28……中空部、29……突条
片、30……突条片、51……差込溝、K……貫
孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 屋根部20及び/又は屋根近傍部21の枠体を
    形成する竪枠23,23との中間の竪骨22とを
    有するサンルーフサツシに於て、 上記竪骨22及び竪枠23,23は、中空部2
    7,28を有する中空型材から成ると共に、屋外
    側と室内側とを連通するための通気用貫孔K…を
    複数個貫設し、 上記中空部27,28の左右側方内面に、突条
    片29,30によつて、ユニツト差込溝51,5
    1を対向状に形成し、 さらに、形状記憶合金作動体2と、該作動体2
    を表裏何れか一面側に取付けると共に窓7…を併
    設した長尺の保持板6と、換気孔付窓部11…を
    有すると共に上記窓7…の位置に一致・相違する
    ように上記作動体2にて切換えられて窓開閉を成
    す帯板状スライド板12と、を備えた長尺状換気
    ユニツト1を、上記竪骨22及び竪枠23,23
    のユニツト差込溝51,51へ長手方向から、か
    つ、上記作動体2が上方・下方の何れかを向くよ
    うに選択的に、差込み、該作動体2が、上記窓7
    …と窓部11…の閉状態に於て、上記通気用貫孔
    K…を介して、屋外側と室内側の何れか一方へ通
    ずるように選択的に組立てられることを特徴とす
    るサンルーフサツシ。
JP1987040379U 1987-03-19 1987-03-19 Expired JPH0438011Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987040379U JPH0438011Y2 (ja) 1987-03-19 1987-03-19

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987040379U JPH0438011Y2 (ja) 1987-03-19 1987-03-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63148721U JPS63148721U (ja) 1988-09-30
JPH0438011Y2 true JPH0438011Y2 (ja) 1992-09-07

Family

ID=30854423

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987040379U Expired JPH0438011Y2 (ja) 1987-03-19 1987-03-19

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0438011Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5455981B2 (ja) * 2011-05-24 2014-03-26 アルアピア株式会社 換気機能を備えた横葺屋根装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5550259B2 (ja) * 1974-01-29 1980-12-17

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5550259U (ja) * 1978-09-30 1980-04-02
JPS58141126U (ja) * 1982-03-15 1983-09-22 松下電工株式会社 棟換気装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5550259B2 (ja) * 1974-01-29 1980-12-17

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63148721U (ja) 1988-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3257973B2 (ja) 複合窓の排水構造
JP2007092405A (ja) 二重窓の防露構造
JP2007170142A (ja) サッシ窓
JPH0438011Y2 (ja)
GB2194328A (en) Ventilator for door or window frames
US4727797A (en) Secondary window ventilators
GB2083203A (en) Ventilation assembly for use with doors or windows
JP3232403B2 (ja) 合成樹脂製の框
US4428279A (en) Ventilation register
JP3664637B2 (ja) サッシュ構造
US4485730A (en) Ventilation unit
KR101010298B1 (ko) 미닫이 창문
KR200413513Y1 (ko) 새시용 바람막이
JP6557580B2 (ja) 建具
JP3238374B2 (ja) 断熱上げ下げ窓付ドア
JPH09209664A (ja) 引違いサッシの召合せ部水密構造
JPS6118142Y2 (ja)
JP7105953B2 (ja) 開口部建材
JP7041019B2 (ja) 建具
JPH0118794Y2 (ja)
JPH078661Y2 (ja) 建物の断熱壁装置
JPH07111113B2 (ja) 建具用枠
JPH0423190Y2 (ja)
JP6857556B2 (ja) 窓枠用下枠
JPH0335837Y2 (ja)