JPH078661Y2 - 建物の断熱壁装置 - Google Patents

建物の断熱壁装置

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JPH078661Y2
JPH078661Y2 JP1988090189U JP9018988U JPH078661Y2 JP H078661 Y2 JPH078661 Y2 JP H078661Y2 JP 1988090189 U JP1988090189 U JP 1988090189U JP 9018988 U JP9018988 U JP 9018988U JP H078661 Y2 JPH078661 Y2 JP H078661Y2
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JP
Japan
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wall
shutter
bottom wall
opening
heat insulating
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JP1988090189U
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JPH0211911U (ja
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健司 植田
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昭和オリファ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、建物の断熱壁装置に関する。
従来の技術 この種の断熱壁装置としては、例えば、実開昭61−1868
79号に開示されているように、建物の外壁と断熱パネル
の間に通気用間隙が形成されており、通気用間隙が、コ
イル状形状記憶合金の変形で作動させられる開閉装置に
よつて開閉させられるようになされており、開閉装置
が、通気用間隙の下端開口にそって配置されている複数
の回転窓を備えており、窓と同数の形状記憶合金が、そ
の両端を各窓とその窓枠にまたがってそれぞれ固定して
いるものが知られている。
考案が解決しようとする課題 上記従来の装置では、形状記憶合金の数が、窓の数と同
じだけ必要であり、部品点数が多くなり、構造も複雑に
なるため、コスト高である。また、窓が回転できるスペ
ースが必要であり、狭い場所に設置することができない
という問題点がある。
この考案の目的は、上記問題点を解決した建物の断熱壁
装置を提供することにある。
課題を解決するための手段 この考案による建物の断熱壁装置は、建物の外壁と断熱
パネルの間に通気用間隙が形成され、通気用間隙の下端
開口を被覆するように見切縁が配され、見切縁に、同下
端開口にそってのびた平坦状底壁が設けられ、底壁に、
複数の通気口が底壁長さ方向に一定間隔をおいて設けら
れ、通気口が、コイル状形状記憶合金の変形で作動させ
られる開閉装置によって開閉させられるようになされて
いる建物の断熱壁装置において、開閉装置が、底壁上面
に長さ方向に摺動しうるように配されている帯板状シャ
ッタを備えており、シャッタに、複数の連通口が通気口
と対応するように設けられ、記憶合金の一端が底壁に、
その他端がシャッタにそれぞれ固定されており、形状記
憶合金の変態点以上の温度では通気口と連通口が一致す
るが、それ未満の温度では通気口と連通口が食い違うよ
うにシャッタの移動を規制するストッパが備えられてい
ることを特徴とするものである。
作用 この考案による建物の断壁装置では、開閉装置が、底壁
上面に長さ方向に摺動しうるように配されている帯板状
シャッタを備えており、シャッタに、複数の連通口が通
気口と対応するように設けられ、記憶合金の一端が底壁
に、その他端がシャッタにそれぞれ固定されているか
ら、シャッタを作動させるための記憶合金の数は1つで
よい。
また、形状記憶合金の変態点以上の温度では通気口と連
通口が一致するが、それ未満の温度では通気口と連通口
が食い違うようにシャッタの移動を規制するストッパが
そなえられているから、シャッタの移動量が通気口ない
し連通口の間隔に等しくてすむ。
実施例 この考案の実施例を図面を参照してつぎに説明する。
以下の説明において、前後とは建物の内外を基準とし
て、その外側を前(第1図の左方)、これと反対側を後
(第1図の右方)、左右とは後に向かってその左方を
左、これと反対側を右というものとする。
建物の外壁Wの前方に、上下に連なる複数の本断熱パネ
ル11aと、最上位の本断熱パネル11aの上縁に連なる補助
断熱パネル11bとが外壁Wに対し通気用間隙12をおいて
配されている。通気用間隙12の上端開口を閉鎖するよう
に上見切縁13が配されるとともに、その下端開口を閉鎖
するように下見切縁14が配されている。2種類の断熱パ
ネル11a,11bは、いずれも断熱材の表面を金属板で被覆
したものである。両見切縁13,14は、いずれもアルミニ
ウム押出形材製である。
本断熱パネル11aの上縁には凸状嵌合部23が設けられる
とともに、その下縁には凹状嵌合部24が設けられ、隣り
合う2つの本断熱パネル11aの凸状嵌合部23と凹状嵌合
部24の嵌合により本断熱パネル11aが連結されている。
補助断熱パネル11bの下縁には凹状嵌合部25が設けら
れ、これが最上位の本断熱パネル11aの凸状嵌合部23に
嵌合されることにより補助断熱パネル11bが同本断熱パ
ネル11aに連結されている。補助断熱パネル11bの上端は
平坦である。
上見切縁13は、第2図に詳しく示すように、図示しない
手段によって外壁Wに固定されかつ建物の軒Lと補助断
熱パネル11bの間に介在されている横断面略方形状のも
のであって、軒Lの下面に当てられている頂壁31と、補
助断熱パネル11bの上面に当てられている前下がりの傾
斜状底壁32と、頂壁31および底壁32の前縁部同士を連絡
している前側壁33と、頂壁31および底壁32の後縁部同士
連絡している後側壁34とを有している。底壁32の前後両
縁部には垂下壁35,36がそれぞれ一体的に設けられてお
り、両垂下壁35,36で補助断熱パネル11bを前後から挾み
付けている。前側壁33の下半分にはスリット37が全長に
わたって設けられ、その縁部には溝38が上下対向状に形
成されている。両溝38には帯板41の両縁部がはめ入れら
れてスリット37を閉鎖している。帯板41には多数の縦長
の前通気口42が左右方向に一定間隔をおいて形成されて
いる。後側壁34の上部には多数の横長の後通気口43が左
右方向に一定間隔で形成されている。
下見切縁14は、第3図に詳しく示すように、後縁部にお
いて最下位の本断熱パネル11aの下端を受けている前下
がりの傾斜状頂壁51と、頂壁51とほぼ平行であるが頂壁
51より後方に突出している底壁52と、頂壁51および底壁
52の前縁部同士を連絡している側壁53とを有している。
頂壁51の後縁部には立上り壁54が一体的に設けられ、こ
れに最下位の本断熱パネル11aの後面下部がそわされて
いる。立上り壁54の前面基部には横断面L字状のパネル
受け55が設けられ、その垂直部に最下位の本断熱パネル
11aの凹状嵌合部24がはめられている。底壁52の後縁部
には垂直状取付け壁56が設けられ、これが外壁Wに当て
られて図示しない手段で同壁Wに固定されている。さら
に、底壁52には多数の前後方向に長い長孔状の下通気口
57が左右方向に一定間隔をおいて形成されている。そし
て、下通気口57のなす列の前後両側に位置するように底
壁52の上面に一対の溝58が前後対向状に形成されてお
り、両溝58には平板状シャッタ61が左右方向摺動自在に
はめ入れられている。シャッタ61には下通気口57と合致
しうるように連通口62が形成されている。シャッタ61に
は開閉装置70が備えられている。
シャッタ開閉装置70は、第4図および第5図に詳しく示
すように、シャッタ61の左方に位置して底壁52上面に取
付けられている合成樹脂製ヨーク71を有している。ヨー
ク71は、左右方向に間隔をおいて相対する一対の垂直壁
72,73を有している。右垂直壁72にはこれを摺動自在に
貫通して合成樹脂製水平シャフト74が取付けられてい
る。シャフト74の右端部には、先端突起を有する突出部
75が設けられている。一方、シャッタ61の左端部には上
方突出ブロック状連結部材76が設けられ、これに設けら
れた内部拡大溝77に突出部75の突起がはめ入れられるこ
とによってシャフト74とシャッタ61が連結されている。
シャフト74の外面には右垂直壁72を挾んでその左右両側
に位置しかつ右垂直壁72の左右方向厚みより大きい間隙
をおいて鍔状ストッパ78,79がそれぞれ設けられてお
り、両ストッパ78,79が右垂直壁72に交互に当接するこ
とによってシャフト74、したがってシャッタ61の移動が
規制されるようになっている。第4図に実線で示すよう
に、右ストッパ78が右垂直壁72右面に当接した状態でシ
ャッタ61はその移動ストロークの左限に位置し、同鎖線
で示すように、左ストッパ79が右垂直壁72左面に当接し
た状態でシャッタ61はその移動ストロークの右限に位置
する。シャッタ61が左限に位置するときに、下通気口57
とシャッタ61の連通口62とは合致しないで、下通気口57
は閉鎖され、シャッタ61が右限に位置するときに、下通
気口57とシャッタ61の連通口62とは合致していて、下通
気口57は開放される。左垂直壁73にはばね挿入孔81が設
けられてその左端開口を閉鎖するように左垂直壁73左面
にばね取付け部材82が当てられ、このばね取付け部材82
とシャフト74の左端に引張りコイルばね83が渡し止めら
れている。そして、コイル状に形成された形状記憶合金
84がばね83を取り囲んで左垂直壁73と左ストッパ79の間
に介在されている。形状記憶合金84は、左右の垂直壁7
2,73の間隔より大きい長さの状態を記憶している。その
変態点は4℃である。
気温が4℃以上であると、形状記憶合金84が記憶してい
る元の形状に戻ろうとして伸び、ばね83の引張り力に抗
してシャフト74を右動させる。右動するシャフト74がそ
の移動ストロークの右限に至ると、上記したように、通
気口57が開放される。気温が4℃未満であると、形状記
憶合金84が伸びようとする力を失うために、ばね83の引
張り力が形状記憶合金84を縮ませる力に勝ってシャフト
74を左動させる。左動するシャフト74がその移動ストロ
ークの左限に至ると、上記したように、通気口57が閉鎖
される。
考案の効果 この考案によれば、シャッタを作動させるための記憶合
金の数は1つでよいから、部品点数が少なく、構造が簡
単となって、安価な装置を提供することができる。
また、シャッタの移動量が通気口ないし連通口の間隔に
等しくてすむから、装置の構造が極めてコンパクトであ
り、狭い場所にも設置することができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示し、第1図は垂直断面を含
む斜視図、第2図および第3図はそれぞれ第1図の一部
を拡大して示す断面図、第4図は第3図のIV−IV線にそ
う断面図、第5図は第4図のV−V線矢視図である。 11a,11b……断熱パネル、12……通気用間隙、14……見
切縁、52……底壁、57……通気口、61……シャッタ、60
……連通口、78,79……ストッパ、84……形状記憶合
金、W……外壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物の外壁Wと断熱パネル11a,11bの間に
    通気用間隙12が形成され、通気用間隙12の下端開口を被
    覆するように見切縁14が配され、見切縁14に、同下端開
    口にそってのびた平坦状底壁52が設けられ、底壁52に、
    複数の通気口57が底壁長さ方向に一定間隔をおいて設け
    られ、通気口57が、コイル状形状記憶合金84の変形で作
    動させられる開閉装置70によって開閉させられるように
    なされている建物の断熱壁装置において、 開閉装置70が、底壁52上面に底壁長さ方向に摺動しうる
    ように配されている帯板状シャッタ61を備えており、シ
    ャッタ61に、複数の連通口62が通気口57と対応するよう
    に設けられ、記憶合金84の一端が底壁52に、その他端が
    シャッタ61にそれぞれ固定されており、形状記憶合金84
    の変態点以上の温度では通気口57と連通口62が一致する
    が、それ未満の温度では通気口57と連通口62が食い違う
    ようにシャッタ61の移動を規制するストッパ78,79が備
    えられていることを特徴とする、建物の断熱壁装置。
JP1988090189U 1988-07-07 1988-07-07 建物の断熱壁装置 Expired - Lifetime JPH078661Y2 (ja)

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JPS61186879U (ja) * 1985-05-14 1986-11-21
JPS61201403U (ja) * 1985-06-04 1986-12-17

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