JP3239232B2 - 断熱段窓 - Google Patents

断熱段窓

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JP3239232B2 JP16156096A JP16156096A JP3239232B2 JP 3239232 B2 JP3239232 B2 JP 3239232B2 JP 16156096 A JP16156096 A JP 16156096A JP 16156096 A JP16156096 A JP 16156096A JP 3239232 B2 JP3239232 B2 JP 3239232B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、断熱サッシを上下
2段に連結した断熱段窓に関する。
【0002】
【従来の技術】段窓としては上サッシ枠の下枠と下サッ
シ枠の上枠を連結して上サッシ枠と下サッシ枠を連結し
たものが知られており、その下枠と上枠を連結する構造
としては例えば実開平5−62687号公報に示すもの
が知られている。
【0003】つまり、下枠室外側部と上枠室外側部を突
き当て、下枠と上枠との間に連結部材を設け、その連結
部材と上枠室内側部、下枠室内側部をビスによりそれぞ
れ固着し、連結部材の中間部と上枠中間部、下枠中間部
を係合して下枠と上枠を連結している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】断熱サッシのサッシ枠
は、上枠、下枠、縦枠をアルミ製の室内側部材とアルミ
製の室外側部材を断熱材によって連結して室内側と室外
側とに熱が伝わらないようにしている。
【0005】このために、断熱サッシである上サッシ枠
の下枠と下サッシの上枠を前述のように連結部材によっ
て連結すると、その連結部材によって下枠、上枠の室内
側部材と室外側部材とに熱が伝わって断熱段窓とはなら
ない。
【0006】このことを解消するには連結部材を室内側
部材と外側部材とを断熱材を介して連結して断熱連結部
材とすれば良いが、その場合には連結部材が高価となっ
てしまう。
【0007】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにした断熱段窓を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、室内側部
材と室外側部材を断熱材で連結した枠材を方形枠組みし
た断熱サッシ枠を上下に連結した断熱段窓において、基
部と、この基部に設けられた突出部で連結材とし、この
連結材の基部を、前記下の断熱サッシ枠の上枠における
室外側部材の室内寄り部分と上の断熱サッシ枠の下枠に
おける室外側部材の室内寄り部分に連結し、前記連結材
の突出部を、上の断熱サッシ枠の下枠の室外側部材の室
外寄り部分に支持連結し、前記上枠における室内側部材
と前記下枠における室内側部材とに亘ってカバー体を取
付けたことを特徴とする断熱段窓である。
【0009】第2の発明は、第1の発明において前記連
結材の基部に断熱材製の補強材を、室内側に向けて取付
け、この補強材によって上枠の室内側部材と下枠の室内
側部材を支持した断熱段窓である。
【0010】第3の発明は、第1又は第2の発明におい
て連結材の突出部の中間に取付けた水密材を上枠の室外
側部材の上面に圧接し、この圧接部分よりも室外寄りに
外気に開口した空間部を形成した断熱段窓である。
【0011】
【0012】
【0013】
【作 用】第1の発明によれば、下の断熱サッシ枠の上
枠における室外側部材の室内寄り部分と上の断熱サッシ
枠の下枠における室外側部材の室内寄り部分を連結材の
基部によって連結したので、上枠、下枠の室外側部材相
互には連結材によって熱が伝わるが、各室外側部材と各
室内側部材とには熱が伝わることがなく、上下の断熱サ
ッシ枠を連結した断熱段窓となるし、連結材を用いてい
るだけであって安価となる。
【0014】また、連結材はカバー体で覆われて室内か
ら見えないので、内観の見栄えが良い。また、連結材の
突出部と下枠の室外側部材における室外寄り部分が支持
連結されているから、その室外側部材、突出部が外力に
よって上下に変形することがない。
【0015】第2の発明によれば、補強材によって上枠
の室内側部材と下枠の室内側部材を支持しているので、
上下の断熱サッシ枠を連結した状態で持ち運びする時に
室内側部材が断熱材を境として変形することがない。
【0016】第3の発明によれば、水密材よりも室外寄
りに外気と等圧の空間部があるから、水密材による水密
性が向上するし、毛細管現象で雨水が入り込むことがな
い。
【0017】
【0018】
【0019】
【発明の実施の形態】図1に示すように、断熱サッシ枠
を構成する上枠1は室内側部材2と室外側部材3を断熱
材4で連結してある。前記室内側部材2は断熱材装着部
5と連続して支持片6を上向きに一体的に設け、かつカ
バー材取付片7を室内側に向けて一体的に設けてある。
【0020】前記室外側部材3は断熱材装着部10と連
続して縦板11、横板12、室外側縦板13が一体的に
設けてある。前記縦板11には被係止片14が室内側に
向けて一体的に設けてある。前記横板12は水平に対し
て室外側が低くなるように斜めとなっている。
【0021】図1に示すように、断熱サッシ枠を構成す
る下枠20は室内側部材21と室外側部材22を断熱材
23で連結してある。前記室内側部材21は断熱材装着
部24と連続して支持片25を下向きに一体的に設け、
かつカバー材取付片26を室内側に向けて一体的に設け
てある。
【0022】前記室外側部材22は断熱材装着部30と
連続して縦板31を一体的に下向きに一体的に設け、こ
の縦板31の上下中間部と連続して横板32、室外側縦
板33が一体的に設けてある。前記縦板31には被係止
片34が室内側に向けて一体的に設けてある。前記室外
側縦板33には受片35が一体的に設けてある。前記横
板32は水平に対して室外側が低くなるように斜めとな
っている。
【0023】図1に示すように断熱サッシ枠を構成する
縦枠8は室内側部材8aと室外側部材8bを断熱材8c
で連結してある。そして、断熱サッシ枠は上枠1、下枠
20、縦枠8を室内側部材相互及び室外側部材相互が連
結するように方形枠組みされる。
【0024】連結材40は基部である縦板41の上下中
間部に突出部である突出板42を室外側に向けて一体的
に設けてある。前記縦板41の上下中間部には凹陥部4
3が室内側に向けて形成され、この凹陥部43を境とし
て上下に室外側に開口した係合凹部44と室内側に突出
した係止片45が形成してある。
【0025】前記突出板42の突出方向中間部には下向
片46が一体的に設けてあり、突出端寄りはほぼ鉤形に
折曲して支持片47としてある。前記突出板42の下面
における下向片46よりも室内寄りに水密材48が取付
けられてある。
【0026】前記連結材40は上枠1、下枠20とほぼ
同一長さであり、その係合凹部44を上枠1の被係止片
14、下枠20の被係止片34にそれぞれ係合すると共
に、縦板41の上下寄りを各縦板31,11にビス9で
連結し、水密材48を下枠1の横板12(上面)に接
し、かつ支持片47を受片35の上面に接して下枠1の
室外側部材3と上枠20の室外側部材22を連結してい
る。
【0027】このようであるから、連結材40を介して
室外側部材3,22と室内側部材2,21とに熱が伝わ
ることがなく、断熱段窓とすることができる。
【0028】また、水密材48が下枠1の横板12に圧
接して水密し、その水密部よりも室外寄りに空間部49
が形成され、その空間部49は横板12上面と室外側縦
板33の下端面との間の隙間で外部に連通している。
【0029】このようであるから、空間部49が外気と
等圧となり、水密材48による水密性が向上するし、空
間部49内に毛細管現象で雨水が入り込むこともない。
しかも、水密材48は連結材40に取付けてあるから、
サッシ枠側に水密材を取付ける必要がない。
【0030】また、支持片47が受片35の上面に接し
ているから、連結材40に対して下枠20が外力によっ
て矢印a方向に変形したり、下枠20に対して連結材4
0が外力によって矢印b方向に変形することを防止でき
る。
【0031】また、連結材40の縦板41における突出
板42よりも上方部分(下枠当接部41a)よりも下方
部分(上枠当接部41b)が室内側に若干ずれている。
これによって上枠1の室外側面と下枠20の室外側面を
面一に連結できる。
【0032】具体的には、上のサッシ枠と下のサッシ枠
を連結する場合には上のサッシ枠の下枠20に連結材4
0を取付け、その後に下のサッシ枠の上枠1を室内側に
向けて移動して連結材40に取付けるが、この際に上枠
1の横板12が水密材48に接触し、その水密材48に
よる摩擦抵抗で上枠1が室内側に向けて移動しづらくな
るし、水密材48が面外方向に圧縮変形し、上枠1を取
付けた後に弾性復元することがある。
【0033】これらのことによって上枠1の室外側面と
下枠20の室外側面を面一として取付けるのが困難とな
るが、前述のように、下枠当接部41aよりも上枠当接
部41bが室内側寄りであれば、その分だけ上枠1を室
内側に移動できるから、上枠1と下枠20を室内側面が
面一として連結できる。
【0034】前記連結材40には複数の補強材50が長
手方向に間隔を置いて連結してある。この補強材50は
前記連結材40の凹陥部43に嵌合し、一対の係止片4
5間に係合していると共に、ビス51で縦板41に固着
されている。
【0035】前記補強材50の上面52に下枠20の支
持片25が当接し、下面53に上枠1の支持片6が当接
して上枠1の室内側部材2と下枠20の室内側部材21
とを支持している。この補強材50は樹脂などの断熱材
で製作されているから、各室内側部材2,21と連結材
40との間に熱が伝わることがない。
【0036】このようであるから、上サッシ枠と下サッ
シ枠を連結した状態で取付け場所まで持ち運び取付ける
際に、各室内側部材2,21が断熱材4,23を境とし
て室外側部材3,22に対して変形することを防止でき
る。
【0037】具体的には、上下サッシ枠の縦枠における
室外側部材を連結金具等で連結して段窓を持ち運びする
が、断熱材4,23の強度が弱いためにその部分から室
内側部材2,21が変形することがあるが、補強材50
を取付けたことでその変形を防止できる。
【0038】前記上枠1の室内側部材2と下枠20の室
内側部材21とに亘ってカバー材60が取付けてある。
このカバー材60は縦板61の上部寄りに上係止片62
と、上向凹条溝63を有する上取付片64を一体的に設
け、前記縦板61の下部寄りに下係止片65と、下向凹
条溝66を有する下取付片67を一体的に設けたもの
で、その上向凹条溝63、下向凹条溝66には硬質塩化
ビニールなどの断熱材より成るブロック68がそれぞれ
装着してある。
【0039】このブロック68は上下係止片62,65
に係合する係止片69と縦板61の上下端部に接する突
出片70を有し、かつビス挿入穴71が形成され、各ブ
ロック68の突出片70を上枠1のカバー材取付片7、
下枠20のカバー材取付片26の端部にそれぞれ接し、
ビス72をビス投入穴71に螺合してある。
【0040】このようであるから、カバー材60は断熱
材より成るブロック68を介してビス72により上枠
1、下枠20の室内側端部に取付けられ、このカバー材
60と上枠1、下枠20がメタルタッチとならないので
カバー材60に結露が生じることがないし、補強材5
0、ビス51等がカバー材60で閉塞されて室内より見
えないから内観が見栄え良くなる。
【0041】図2は第2の実施の形態を示し、連結材4
0の縦板41に室外側に開口した凹条溝80を形成し、
この凹条溝80に水密材81を装着して下枠1の室外側
部材3の室内側部分と突出板42との間を水密してい
る。
【0042】
【0043】以上の第2の実施の形態では上枠1の室外
側部材3を中空形状としてある。
【0044】
【発明の効果】第1の発明によれば、下の断熱サッシ枠
の上枠における室外側部材の室内寄り部分と上の断熱サ
ッシ枠の下枠における室外側部材の室内寄り部分を連結
材の基部によって連結したので、上枠、下枠の室外側部
材相互には連結材によって熱が伝わるが、各室外側部材
と各室内側部材とには熱が伝わることがなく、上下の断
熱サッシ枠を連結した断熱段窓となるし、連結材を用い
ているだけであって安価となる。
【0045】また、連結材はカバー体で覆われて室内か
ら見えないので、内観の見栄えが良い。また、連結材の
突出部と下枠の室外側部材における室外寄り部分が支持
連結されているから、その室外側部材、突出部が外力に
よって上下に変形することがない。
【0046】第2の発明によれば、補強材によって上枠
の室内側部材と下枠の室内側部材を支持しているので、
上下の断熱サッシ枠を連結した状態で持ち運びする時に
室内側部材が断熱材を境として変形することがない。
【0047】第3の発明によれば、水密材よりも室外寄
りに外気と等圧の空間部があるから、水密材による水密
性が向上するし、毛細管現象で雨水が入り込むことがな
い。
【0048】
【0049】
【0050】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1…上枠、2…室内側部材,3…室外側部材、4…断熱
材、20…下枠、21…室内側部材、22…室外側部
材、23…断熱材、40…連結材、41…縦板、42…
突出板、48…水密材、50…補強材、60…カバー
体。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内側部材と室外側部材を断熱材で連結
    した枠材を方形枠組みした断熱サッシ枠を上下に連結し
    た断熱段窓において、基部と、この基部に設けられた突出部で連結材とし、 この連結材の基部を、前記下の断熱サッシ枠の上枠にお
    ける室外側部材の室内寄り部分と上の断熱サッシ枠の下
    枠における室外側部材の室内寄り部分に連結し、 前記連結材の突出部を、上の断熱サッシ枠の下枠の室外
    側部材の室外寄り部分に支持連結し、 前記上枠における室内側部材と前記下枠における室内側
    部材とに亘ってカバー体を取付けたことを特徴とする断
    熱段窓。
  2. 【請求項2】 連結材の基部に断熱材製の補強材を、室
    内側に向けて取付け、この補強材によって上枠の室内側
    部材と下枠の室内側部材を支持した請求項1記載の断熱
    段窓。
  3. 【請求項3】 連結材の突出部の中間に取付けた水密材
    を上枠の室外側部材の上面に圧接し、この圧接部分より
    も室外寄りに外気に開口した空間部を形成した請求項1
    又は2記載の断熱段窓。
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