JP2829570B2 - 断熱出窓 - Google Patents

断熱出窓

Info

Publication number
JP2829570B2
JP2829570B2 JP6332218A JP33221894A JP2829570B2 JP 2829570 B2 JP2829570 B2 JP 2829570B2 JP 6332218 A JP6332218 A JP 6332218A JP 33221894 A JP33221894 A JP 33221894A JP 2829570 B2 JP2829570 B2 JP 2829570B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
table plate
frame
indoor
bay window
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6332218A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08165852A (ja
Inventor
博 宮崎
茂 中野
利幸 門倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOSUTEMU KK
Original Assignee
TOSUTEMU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOSUTEMU KK filed Critical TOSUTEMU KK
Priority to JP6332218A priority Critical patent/JP2829570B2/ja
Publication of JPH08165852A publication Critical patent/JPH08165852A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2829570B2 publication Critical patent/JP2829570B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)
  • Bay Windows, Entrances, And Structural Adjustments Related Thereto (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、断熱効果および気密性
の向上を図った断熱出窓に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、出窓は、建物の躯体における開
口の両側に位置させて取付けられる縦枠と、これら縦枠
と平行に室外側に配置される方立と、これら縦枠および
方立の上端部間および下端部間に掛け渡される上枠およ
び下枠とから横断面が台形や三角形等の骨格が形成され
る。そして、上記縦枠および方立を含む上枠の上部に天
板および屋根が設けられ、縦枠および方立を含む下枠の
内側にテーブル板が設けられる。また、上記骨格の正面
部および側面部にガラス障子が装着される。
【0003】上記出窓は、建物の室外側に突出して据え
付けられる構造上、特に水密性ないし気密性が要求さ
れ、例えば上枠と屋根或いは天板の接合部にシール材を
設けたり、下枠とテーブル板の接合部にシール材を設け
ている(実開昭59−20552号公報、特開昭58−
189480号公報、実開昭56−39589号公報等
参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
出窓においては、通常、上枠や下枠等からなる骨格が熱
伝導率のよい金属製の形材により形成されているため、
形材を介しての熱の出入りが多く、上記のように気密性
を図っても十分な断熱効果が得られないという問題があ
った。なお、断熱性の向上を図るために形材を室外側形
材と室内側形材に分割し、これら室外側形材および室内
側形材を断熱材を介して結合することにより断熱構造と
することも考えられるが、この場合、気密性が問題とな
る。
【0005】そこで、本発明の目的は、十分な気密性を
有し、高い断熱効果が得られる断熱出窓を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に係る発明は、出窓の縦枠、方立、上枠およ
び下枠を、室外側形材および室内側形材を断熱ブリッジ
材を介して結合した断熱構造とし、上記縦枠および方立
を含む下枠の室内側形材にテーブル板を設けてなる断熱
出窓であって、上記方立の室内側形材に上記テーブル板
の周縁部が嵌合する切欠部を設けると共に、該切欠部に
これを閉塞するテーブル板保持部材を装着してなること
を特徴とする。
【0007】請求項2に係る発明は、出窓の縦枠、方
立、上枠および下枠を、室外側形材および室内側形材を
断熱ブリッジ材を介して結合した断熱構造とし、上記縦
枠および方立を含む下枠の室内側形材にテーブル板を設
けてなる断熱出窓であって、上記方立の室内側形材に上
記テーブル板の周縁部が嵌合する切欠部を設けると共に
該切欠部にテーブル板保持部材を装着し、該テーブル板
保持部材および上記下枠の室内側形材とテーブル板の接
合部に周方向に沿って第3のシール材を設けてなること
を特徴とする。
【0008】請求項3に係る発明は、出窓の縦枠、方
立、上枠および下枠を、室外側形材および室内側形材を
断熱ブリッジ材を介して結合した断熱構造とし、上記縦
枠および方立を含む上枠の上部に天板を設けると共に屋
根を設け、上記縦枠および方立を含む下枠の室内側形材
にテーブル板を設けてなる断熱出窓であって、上記上枠
の室外側形材と屋根の接合部に周方向に沿って第1のシ
ール材を設け、上記方立の室内側形材に上記テーブル板
の周縁部が嵌合する切欠部を設けると共に該切欠部にテ
ーブル板保持部材を装着し、該テーブル板保持部材およ
び上記下枠の室内側形材とテーブル板の接合部に周方向
に沿って第3のシール材を設けてなることを特徴とす
る。
【0009】
【作用】請求項1に係る発明によれば、出窓の縦枠、方
立、上枠および下枠を、室外側形材および室内側形材を
断熱ブリッジ材を介して結合した断熱構造とし、上記縦
枠および方立を含む下枠の室内側形材にテーブル板を設
けてなる断熱出窓であって、上記方立の室内側形材に上
記テーブル板の周縁部が嵌合する切欠部を設けると共
に、該切欠部にこれを閉塞するテーブル板保持部材を装
着しているため、十分な断熱効果および気密性を有する
断熱出窓が得られる。
【0010】請求項2に係る発明によれば、出窓の縦
枠、方立、上枠および下枠からなる骨格を、室外側形材
および室内側形材を断熱ブリッジ材を介して結合した断
熱構造とし、上記方立の室内側形材に上記テーブル板の
周縁部が嵌合する切欠部を設けると共に該切欠部にテー
ブル板保持部材を装着し、該テーブル板保持部材および
上記下枠の室内側形材とテーブル板の接合部に周方向に
沿って第3のシール材を設けているため、テーブル板周
縁部の気密性が確保され、十分な断熱効果および気密性
を有する断熱出窓が得られる。
【0011】請求項3に係る発明によれば、出窓の縦
枠、方立、上枠および下枠を、室外側形材および室内側
形材を断熱ブリッジ材を介して結合した断熱構造とし、
上記縦枠および方立を含む上枠の上部に天板を設けると
共に屋根を設け、上記縦枠および方立を含む下枠の室内
側形材にテーブル板を設けてなる断熱出窓であって、上
記上枠の室外側形材と屋根の接合部に周方向に沿って第
1のシール材を設け、上記方立の室内側形材に上記テー
ブル板の周縁部が嵌合する切欠部を設けると共に該切欠
部にテーブル板保持部材を装着し、該テーブル板保持部
材および上記下枠の室内側形材とテーブル板の接合部に
周方向に沿って第3のシール材を設けているため、天井
部分の気密性が確保されると共にテーブル板周縁部の気
密性が確保され、十分な断熱効果および気密性を有する
断熱出窓が得られる。
【0012】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を添付図面に基づ
いて詳述する。図1〜図4において、1は開口2を有す
る建物の躯体で、この躯体1には開口2に位置させて断
熱出窓3が据え付けられる。この断熱出窓3は、上記躯
体1に開口2の両側に位置させて取付けられる左右一対
の縦枠4と、両縦枠4と平行に室外側に配置される左右
一対の方立5と、これら方立5および縦枠4の上端部間
および下端部間に掛け渡される上枠6および下枠7とを
備え、これらにより横断面が台形の骨格が形成されてい
る。
【0013】具体的には、上枠6は両方立5の上端部間
に掛け渡されてネジおよびジョイント板等で接合される
正面部上枠6aと,縦枠4および方立5の上端部間に掛
け渡されて通しボルトおよび裏板等で接合される側面部
(袖部)上枠6bとからなり、同様に下枠7も正面部下
枠7aと側面部下枠7bとからなっている。正面部上枠
6a、正面部下枠7a、両方立5により区画された開口
部には固定式のガラス障子9aが取付けられ、側面部上
枠6b、側面部下枠7b、縦枠4および方立5により区
画された開口部には縦すべり開閉式のガラス障子9bが
取付けられている。これらのガラス障子9a,9bに
は、断熱性の高い複層ガラスが用いられている。また、
両縦枠4の上端部間には正面部上枠6aと平行に連結材
10が掛け渡されている。
【0014】上記骨組を構成する縦枠4、方立5、上枠
6および下枠7は、室外側形材4x,5x,6x,7x
と室内側形材4y,5y,6y,7yに分割し、両室外
側形材4x,5x,6x,7xおよび室内側形材4y,
5y,6y,7yを断熱ブリッジ材11を介して結合し
た断熱構造になっている。上記形材4x〜7x,4y〜
7yは、金属材例えばアルミニウム合金製の押出形材、
更に具体的には中空に形成されたホロー材からなってい
る。また、上記断熱ブリッジ材11は、耐熱性、耐候
性、断熱性等に優れた硬質樹脂材例えば塩化ビニル(P
VC)からなっている。断熱ブリッジ材11は断面略I
字状等の板状に形成され、対の形材4xと4y,5xと
5y,6xと6y,7xと7y間にその長手方向に沿っ
て形材のカシメ加工により気密に結合されている。ま
た、断熱ブリッジ材11は二重に設けられていて強度の
向上が図られている。
【0015】上記縦枠4および方立5を含む上枠6の上
部には、躯体1から室外側に突出する断熱出窓3の上面
部を閉塞する如く例えば合板等からなる天板12が設け
ると共にその天板12の上方を覆う如く屋根13が設け
られる。そして、上記上枠6の室外側形材6xと屋根1
3の接合部には周方向に沿って第1のシール材14が設
けられると共に、上記上枠6の室内側形材6yと天板1
2の接合部には周方向に沿って第2のシール材15が設
けられる。第1および第2のシール材14,15は、ス
ポンジ状の弾力性を有する気密材からなり、帯状に連続
して形成されると共に片面に粘着層が設けられている。
【0016】上記屋根13は上枠6の室外側形材6x上
に当接して上記天板12の室外側周縁部を係合保持する
溝状の保持部16および上枠6の外面に当接する接合端
17を有している。上枠6の外面には上記屋根13の接
合端17の上面をガイドして係止する係止片18が突設
され、屋根13の接合端17が当接する面に上記第1の
シール材14が貼着されている。上記屋根13の基部は
建物の躯体1にスクリュー釘等で固定され、これに伴う
接合端17の上枠6に対する押圧力で上記第1のシール
材14を圧縮して気密性を確保するようになっている。
また、上記上枠6の室内側形材6yには天板12の下面
を受ける支持片19が形成され、この支持片19上に上
記第2のシール材15が貼着されている。上記天板12
は上記保持部16および連結材10の間に掛け渡される
と共に上記支持片19にネジで締付け固定され、その締
付け力で上記第2のシール材15を圧縮して気密性を確
保するようになっている。なお、天板12と屋根13の
間にはウレタン、グラスウール等の断熱材が充填され
る。
【0017】一方、上記縦枠4および方立5を含む下枠
7の室内側形材7yには建物の開口2下面から下枠7に
かけて全体を覆うごとく水平のテーブル板20が設けら
れ、このテーブル板20の室外側周縁部と上記下枠7の
室内側形材7yの接合部には周方向に沿って上記第1お
よび第2のシール材14,15と同様の第3のシール材
21が設けられている。上記下枠7の室内側形材7yに
はテーブル板20の室外側周縁部を係合保持する溝状の
保持部22が形成され、上記方立5の室内側形材5yに
は図6に示すように上記テーブル板20の室外側周縁部
が嵌合する切欠部23が設けられると共にこの切欠部2
3に硬質樹脂製のテーブル板保持部材24が装着されて
いる。
【0018】このテーブル板保持部材24は、ホロー材
からなる方立5の室内側形材5yの切欠部23を閉塞
し、且つテーブル板20の周縁部を保持する形状に形成
されている。また、テーブル板保持部材24の下部には
方立5の室内側形材5yの内面に係止する係止部25が
形成され、上部には方立5の室内側形材5yにネジ、リ
ベット等で固定される結露水受け部材26が嵌合等によ
り一体的に設けられている。そして、下枠7の保持部2
2およびテーブル板保持部材24に上記第3のシール材
21が貼着されており、下枠7の保持部22にネジ止め
されるテーブル板20の室外側周縁部と下枠7および方
立5との間の気密性を確保している。
【0019】建物の躯体1にはテーブル板20の下面中
央部を支持する補強ブラケット27が室外側に延出して
取付けられると共に、この補強ブラケット27を挟んで
躯体1の開口幅方向に沿ってテーブル板20の下面を固
定するためのアングル材28が取付けられる。テーブル
板20は上記補強ブラケット27およびアングル材28
にネジ止めされ、そのアングル材28を覆うようにして
躯体1とテーブル板20下面に跨がって例えばブチルゴ
ムからなり、片面に粘着層を有する帯状に連続した第4
のシール材29が貼着される。また、建物の躯体1には
下枠7の下面を覆う底板30が取付けられ、この底板3
0には例えば発泡樹脂材からなる断熱底板材31が設け
られると共に、この断熱底板材31と上記テーブル板2
0の間にはグラスウール等の断熱材が充填される。
【0020】こうして、断熱出窓3には図5に示すよう
に第1〜第4のシール材14,15,21,29が設け
られることにより、室外側と室内側の気密性が十分に確
保され、高い断熱効果が得られるようになっている。な
お、第1〜第3のシール材14,15,21は工場ない
し工務店での断熱出窓3の組立工程で施工され、第4の
シール材29は建築現場での断熱出窓3の据え付け工程
で施工される。予め工場で断熱出窓3の側面部と正面部
を別々に組立てた後、工務店等で完成させる場合には、
工場組立工程で第1〜第3のシール材14,15,21
を側面部側と正面部側に分割して施工しておいてもよ
く、この場合、シール材14,15,21の隣接する端
部を完成時に互に接合するように長めに形成しておくこ
とが好ましい。また、第2のシール材15は上枠6と方
立5上端の高低差により方立5上端部を除いて貼着され
ているが、方立5上端部(蓋体上)を含めて連続的に貼
着するようにしてもよい。
【0021】上記縦枠4および方立5の中空部hを介す
る室外側と室内側の空気ないし熱の出入りを阻止するた
めに、図7ないし図8に示すように縦枠4および方立5
の上端および下端にはこれを気密に閉塞するための気密
材32,33を有する硬質樹脂製の蓋体34,35が装
着されている。縦枠4の蓋体34は縦枠4の端面形状に
対応する略三角形に形成され、その内面側には縦枠4の
断熱ブリッジ材11間に嵌挿される挿入片36および縦
枠4の側面にネジないしリベット等で固定するための固
定片37が突設されると共に、これら挿入片36および
固定片37と干渉しないようにして上記第1のシール材
14と同様の気密材32が貼着されている。また、方立
5の蓋体35は方立5の端面形状に対応する形状に形成
され、その内面側には方立5の室外側形材5yの中空部
内に嵌挿される挿入片38および室内側形材5yの一部
を挟持する挟持片39が突設されると共に、これら挿入
片38および挟持39片と干渉しないようにして気密材
33が貼着されている。この蓋体35は方立5の室外側
形材5xに形成されたタッピングホール40に捩じ込ま
れるネジで固定されるようになっている。
【0022】また、上記断熱出窓3の上部は第1および
第2のシール材14,15を有する天板12および屋根
13により気密性が確保されているが、断熱出窓3の下
部におけるテーブル板20下は底板30に形成された排
水孔等により通気性を有しているため、縦枠4と建物の
躯体1の隙間sおよび縦枠4にテーブル板20を嵌合さ
せるために形成された切欠部42を介して室外側とテー
ブル板20上の室内側に空気ないし熱の出入りが生じ易
い。そこで、これを防止するために、上記縦枠4には図
9ないし図10に示すようにテーブル板20の下面に接
して縦枠4と建物の躯体1との間をシールするための気
密ピース41が設けられている。
【0023】上記縦枠4にはテーブル板20の周縁部が
嵌合する切欠部42が形成され、この切欠部42に嵌合
されたテーブル板20の下面に接するようにして上記気
密ピース41が縦枠4に取付けられている。この気密ピ
ース41は縦枠4と建物の躯体1との間に形成される隙
間に対応する形状の上下一対の硬質樹脂製の閉塞部43
を有し、両閉塞部43が縦枠4の側面に当接されてネジ
ないしリベット等で固定される断面波状の中間部44を
介して一体成型されている。そして、上記両閉塞部43
の周囲に上記第1のシール材14と同様の気密材45が
貼着されている。なお、上記縦枠4に形成されていて気
密ピース41の取付けに邪魔になるフィン等は切除され
る。図中、4a,4bは上記縦枠4の室外側形材4xお
よび室内側形材4yに形成されて建物の躯体1にネジ等
で取付けられる取付片、46は建物の躯体1における外
装材、47は内装材、48は額縁である。
【0024】以上の構成からなる断熱出窓によれば、縦
枠4、方立5、上枠6および下枠7からなる骨格を、室
外側形材4x,5x,6x,7xおよび室内側形材4
y,5y,6y,7yを断熱ブリッジ材11を介して結
合した断熱構造とし、上記上枠6の室外側形材6xと屋
根13の接合部に周方向に沿って第1のシール材14を
設けると共に、上記上枠6の室内側形材6yと天板12
の接合部に周方向に沿って第2のシール材15を設けて
いるため、天井部分が上枠6の室外側形材6xと室内側
形材6yに対応した二重シール構造となり、十分な断熱
効果および気密性が得られる。また、上記方立5の室内
側形材5yに上記テーブル板20の周縁部が嵌合する切
欠部23を設けると共にこの切欠部23にテーブル板保
持部材24を装着し、このテーブル板保持部材24およ
び上記下枠7の室内側形材7yとテーブル板20の接合
部に周方向に沿って第3のシール材21を設けているた
め、テーブル板周縁部の気密性を確保することができ、
更に、第4のシール材29によって建物の躯体1とテー
ブル板20下面との間の気密性を確保することができ、
断熱性能の向上が図れる。
【0025】また、縦枠4および方立5の上端および下
端にはこれを気密に閉塞するための気密材32,33を
有する蓋体34,35が装着されているため、上記縦枠
4および方立5の中空部を介する室外側と室内側の空気
ないし熱の出入りを阻止することができる。しかも、上
記縦枠4には建物の躯体1との間およびテーブル板20
の下面との間をシールするための気密ピース41が設け
られているため、縦枠4と建物の躯体1の隙間を介する
室外側とテーブル板20上の室内側の空気ないし熱の出
入りを防止することができ、全体として極めて高い気密
性を有し、断熱効果の高い断熱出窓3が得られる。
【0026】以上、本発明の実施例を図面により詳述し
てきたが、本発明は前記実施例に限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の設計変形
等が可能である。例えば、断熱出窓は正面部に引き違い
式のガラス障子を設け、側面部に固定式のガラス障子を
設けたものであってもよく、断熱出窓に設けられるガラ
ス障子は種々の組合せが可能である。また、断熱出窓の
横断面形状としては、台形の他に、例えば弓形、方形、
三角形等の種々の形状を採用することが可能である。更
に、テーブル板保持部材24、蓋体34,35ないし気
密ピース41に設けられる第3のシール材21ないし気
密材32,33,45は、テーブル板保持部材24、蓋
体34,35ないし気密ピース41の基材に軟質樹脂製
の気密材層として積層一体化されていてもよい。
【0027】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果が得られる。
【0028】(1)請求項1に係る発明によれば、出窓
の縦枠、方立、上枠および下枠を、室外側形材および室
内側形材を断熱ブリッジ材を介して結合した断熱構造と
し、上記縦枠および方立を含む下枠の室内側形材にテー
ブル板を設けてなる断熱出窓であって、上記方立の室内
側形材に上記テーブル板の周縁部が嵌合する切欠部を設
けると共に、該切欠部にこれを閉塞するテーブル板保持
部材を装着しているため、十分な断熱効果および気密性
を有する断熱出窓が得られる。
【0029】(2)請求項2に係る発明によれば、出窓
の縦枠、方立、上枠および下枠からなる骨格を、室外側
形材および室内側形材を断熱ブリッジ材を介して結合し
た断熱構造とし、上記方立の室内側形材に上記テーブル
板の周縁部が嵌合する切欠部を設けると共に該切欠部に
テーブル板保持部材を装着し、該テーブル板保持部材お
よび上記下枠の室内側形材とテーブル板の接合部に周方
向に沿って第3のシール材を設けているため、テーブル
板周縁部の気密性が確保され、十分な気密性を有し、高
い断熱効果を有する断熱出窓が得られる。
【0030】(3)請求項3に係る発明によれば、出窓
の縦枠、方立、上枠および下枠を、室外側形材および室
内側形材を断熱ブリッジ材を介して結合した断熱構造と
し、上記縦枠および方立を含む上枠の上部に天板を設け
ると共に屋根を設け、上記縦枠および方立を含む下枠の
室内側形材にテーブル板を設けてなる断熱出窓であっ
て、上記上枠の室外側形材と屋根の接合部に周方向に沿
って第1のシール材を設け、上記方立の室内側形材に上
記テーブル板の周縁部が嵌合する切欠部を設けると共に
該切欠部にテーブル板保持部材を装着し、該テーブル板
保持部材および上記下枠の室内側形材とテーブル板の接
合部に周方向に沿って第3のシール材を設けているた
め、天井部分の気密性が確保されると共にテーブル板周
縁部の気密性が確保され、十分な断熱効果および気密性
を有する断熱出窓が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断熱出窓の中央縦断面
図である。
【図2】断熱出窓の横断面図である。
【図3】断熱出窓の据え付け状況を示す斜視図である。
【図4】断熱出窓の下枠部分を下方から見た斜視図であ
る。
【図5】シール材の配置を概略的に示す斜視図である。
【図6】方立の切欠部に装着されたテーブル板保持部材
を示す図で、(a)は側面図、(b)は横断面図であ
る。
【図7】縦枠の端部に装着される蓋体を示す図で、
(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図8】方立の端部に装着される蓋体を示す図で、
(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図9】縦枠に取付けられた気密ピースを示す図で、
(a)は側面図、(b)は横断面図である。
【図10】気密ピースの横断面図である。
【符号の説明】
3 断熱出窓 4 縦枠 5 方立 6 上枠 7 下枠 4x,5x,6x,7x 室外側形材 4y,5y,6y,7y 室内側形材 11 断熱ブリッジ材 12 天板 13 屋根 14 第1のシール材 15 第2のシール材 20 テーブル板 23 切欠部 24 テーブル板保持部材 21 第3のシール材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E06B 3/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出窓の縦枠、方立、上枠および下枠を、
    室外側形材および室内側形材を断熱ブリッジ材を介して
    結合した断熱構造とし、上記縦枠および方立を含む下枠
    の室内側形材にテーブル板を設けてなる断熱出窓であっ
    て、上記方立の室内側形材に上記テーブル板の周縁部が
    嵌合する切欠部を設けると共に、該切欠部にこれを閉塞
    するテーブル板保持部材を装着してなることを特徴とす
    る断熱出窓。
  2. 【請求項2】 出窓の縦枠、方立、上枠および下枠を、
    室外側形材および室内側形材を断熱ブリッジ材を介して
    結合した断熱構造とし、上記縦枠および方立を含む下枠
    の室内側形材にテーブル板を設けてなる断熱出窓であっ
    て、上記方立の室内側形材に上記テーブル板の周縁部が
    嵌合する切欠部を設けると共に該切欠部にテーブル板保
    持部材を装着し、該テーブル板保持部材および上記下枠
    の室内側形材とテーブル板の接合部に周方向に沿って第
    3のシール材を設けてなることを特徴とする断熱出窓。
  3. 【請求項3】 出窓の縦枠、方立、上枠および下枠を、
    室外側形材および室内側形材を断熱ブリッジ材を介して
    結合した断熱構造とし、上記縦枠および方立を含む上枠
    の上部に天板を設けると共に屋根を設け、上記縦枠およ
    び方立を含む下枠の室内側形材にテーブル板を設けてな
    る断熱出窓であって、上記上枠の室外側形材と屋根の接
    合部に周方向に沿って第1のシール材を設け、上記方立
    の室内側形材に上記テーブル板の周縁部が嵌合する切欠
    部を設けると共に該切欠部にテーブル板保持部材を装着
    し、該テーブル板保持部材および上記下枠の室内側形材
    とテーブル板の接合部に周方向に沿って第3のシール材
    を設けてなることを特徴とする断熱出窓。
JP6332218A 1994-12-13 1994-12-13 断熱出窓 Expired - Fee Related JP2829570B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6332218A JP2829570B2 (ja) 1994-12-13 1994-12-13 断熱出窓

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6332218A JP2829570B2 (ja) 1994-12-13 1994-12-13 断熱出窓

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08165852A JPH08165852A (ja) 1996-06-25
JP2829570B2 true JP2829570B2 (ja) 1998-11-25

Family

ID=18252499

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6332218A Expired - Fee Related JP2829570B2 (ja) 1994-12-13 1994-12-13 断熱出窓

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2829570B2 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56109357U (ja) * 1979-12-27 1981-08-25
JPS5924878U (ja) * 1982-08-09 1984-02-16 ワイケイケイ株式会社 建物の壁体
JPS62201283U (ja) * 1986-06-13 1987-12-22
JPS6410191U (ja) * 1987-07-04 1989-01-19
JPH048686U (ja) * 1990-05-11 1992-01-27
JPH04323486A (ja) * 1991-04-24 1992-11-12 Aisin Seiki Co Ltd 断熱出窓
JPH05551U (ja) * 1991-06-21 1993-01-08 アルパイン株式会社 車載用機器の取付装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08165852A (ja) 1996-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11959331B2 (en) Building aperture cover with VIG unit connected to fixation profile
KR20090072558A (ko) 시스템 창호
JP3378170B2 (ja) 断熱障子
JP2000145304A (ja) 複合サッシ
JP2829570B2 (ja) 断熱出窓
JP4312441B2 (ja) 改装サッシ
JPS593106Y2 (ja) 戸袋の気密装置
JPH08165853A (ja) 断熱出窓
JP3130855B2 (ja) 出 窓
CN213359907U (zh) 一种幕墙开启窗的封边结构
JPH08165845A (ja) 断熱出窓
JP3130854B2 (ja) 出 窓
JP3118767B2 (ja) 出 窓
JP2002038827A (ja) 建物開口部周辺の防水構造
JP3152878B2 (ja) 樹脂製サッシの下枠及び同下枠の建物躯体に対する取付構造
JP2597813B2 (ja) ド ア
JPH109481A (ja) 空調機の点検用の扉装置
WO1999066162A2 (en) Insulating window and profile material therefor
JP2002201864A (ja) 外張断熱工法における窓枠の取付方法及び外額縁
JPH0729153Y2 (ja) 断熱二重サッシ
JP2004137719A (ja) 建築物の外壁構造
JPS5911577Y2 (ja) 低層住宅用外付式窓
JP2002089149A (ja) 開閉窓の取付構造
JP3239232B2 (ja) 断熱段窓
JPS642042Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees