JP2004137719A - 建築物の外壁構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】縦枠1,1と上枠2及び下枠3とにより囲まれる部分にガラス板6を嵌め込んだ建築物のフロントの外壁構造において、施工時に縦枠1,1に下枠3を組み付けると同時に、下枠3側面にガラス板6の収容のために設けられている縦凹溝8途中の閉塞を行い得るようにして、防水対策を安定して確実に行う。
【解決手段】ガラス板6下側に位置する下枠3を、縦枠1,1間の間隔と略同じ長さを有する下枠本体49と、この下枠本体49に別体に設けられていて長さ方向にスライド可能に係止され、上記横凹溝9の底部に位置する防水スライド板38とで構成し、防水スライド板38の長さW2を下枠本体49の長さW1よりも長く形成して、その突出端部を縦凹溝8内に液密シール状態で嵌合する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、縦枠や方立等の縦材と、上枠や下枠や無目等の横材とに囲まれる部分にガラス板や化粧パネル板等のパネル板材を組み込んでなり、建築物の2階以上のカーテンウォールや1階部分のフロント等をなす外壁構造に関し、特に、防水構造の改良に関する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、建築物の2階以上の外壁部を構成するカーテンウォールは、垂直上下方向に延びる縦材としての複数の方立間に、水平左右方向に延びる横材としての無目を先端部が方立の側面に突き合わされるように略格子状に交差させ、これら方立及び無目に囲まれる枠内にガラス板や化粧パネル等のパネル板材を組み込んで建築物の外壁部を形成するものとして知られており、上記方立及び無目としては、建築物の外壁部で風雨に晒されるために、発錆が生じ難いアルミニウム製のものが一般に用いられている。
【0003】
しかし、このアルミニウム等の金属は熱良導体であるので、冬季で外気により方立や無目が冷却されると、その方立や無目の室内に露出している部分に結露が発生したり、伝熱により暖房効果が低下したりする等の欠点がある。
【0004】
そこで、このような金属製の方立及び無目の持つ欠点を解決するために、従来、例えば特許文献1に示されるように、方立として木製材料を用いた木製方立とし、その室外側となる外面にアルミニウム等の金属製下地材を固定し、この金属製下地材に方立の長さ方向に延びるスリットや長孔を形成して、このスリット等に金属製取付具をスライド移動可能に挿入し、この取付具に内押縁部材を連結して、該内押縁部材と外押縁部材との間にパネル材の縦縁部を挟み込むことにより、パネル材側の金属製取付具と木製方立との熱膨張差を、金属製下地材のスリット等での取付具の相対移動により吸収するようにしたものが提案されている。
【0005】
ところで、上記方立の如き縦材や、無目の如き横材を施工する場合、それらを長さ方向と直角に切断したままで、縦材側面に横材の端部を突き合わせてビス等により結合して組立施工することが行われる。しかし、縦材の側面にはガラス板や化粧パネル等のパネル板材の左右方向の縁部を収容するための縦凹溝が形成されており、この縦材側面に横材の端部を突き合わせるだけでは、縦凹溝が横材を越えて上下に貫通したままとなるので、雨漏りを防ぐことはできない。
【0006】
そこで、従来、縦凹溝内にシーリング受け、溝塞ぎピース、マットシーラ押えと呼ばれる溝塞ぎ部材を充填してその上面をシーリング材によりシールすることにより、縦凹溝を横材の位置で塞ぐことが行われている(例えば非特許文献1〜3参照)。
【0007】
【特許文献1】
特許第2766221号公報
【非特許文献1】
「技術資料 フロントの防水処理」、トステムのストアフロントシリーズ フロンテック総合カタログ’01、トステム株式会社、2001年4月1日、第679頁
【非特許文献2】
「参考資料 部材結合の防水」、店舗用建材フロント設計手引書、三協アルミニウム工業株式会社、1996年10月2日、第197頁
【非特許文献3】
「形材結合部の雨仕舞」、2000昭和ストアフロント基本断面集、昭和フロント株式会社、2000年9月、第141頁
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の非特許文献1〜3のように、凹溝内に溝塞ぎ部材を充填してその上面をシールする構造では、例えば、予め横材の製造工程で凹溝内に溝塞ぎ部材を取り付けておくようにしたとしても、その取付忘れが生じたり、或いは施工現場への運搬中に溝塞ぎ部材が外れたりすることは避けられず、防水対策を安定して確実に行うのが難しいという問題があった。
【0009】
本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので、その目的は、横材の構造に改良を加えることにより、施工時に縦材に横材を組み付けると同時に自動的に縦凹溝途中の閉塞を行い得るようにして、防水対策を安定して確実に行うことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この発明では、横材においてガラス板等のパネル板材の上下方向の縁部を収容するための横凹溝に着目し、この横凹溝の底部分を他の部分よりも延ばして、その先端部を縦材の縦凹溝内に嵌合するようにした。
【0011】
具体的には、請求項1の発明では、垂直上下方向に延びる縦材と、先端部が上記縦材の側面に突き合わされて配置され、水平左右方向に延びる横材とにより囲まれる部分にパネル板材を嵌め込んだ建築物の外壁構造が前提である。
【0012】
そして、上記縦材には上記パネル板材の左右方向の縁部を収容するための縦凹溝が、また横材にはパネル板材の上下方向の縁部を収容するための横凹溝がそれぞれ形成されており、少なくとも上記パネル板材下側に位置する横材は、縦材間の間隔と略同じ長さを有する横材本体と、この横材本体に別体に設けられていて長さ方向にスライド可能に係止され、上記横凹溝の少なくとも底部に位置する防水スライド部とを備えてなり、上記防水スライド部は横材本体の長さ方向の端部から突出していて、その防水スライド部の突出端部は上記縦凹溝内に液密シール状態で嵌合されている構造とする。
【0013】
上記の構成によると、建築物の外壁部を組み立てるとき、縦材の側面に横材の先端部を突き当てて両者を結合し、縦材の縦凹溝にパネル板材の左右方向の縁部を、また横材の横凹溝にパネル板材の上下方向の縁部をそれぞれ嵌装することで、その各凹溝内にパネル板材の各縁部が収容される。
【0014】
そして、少なくともパネル板材下側に位置する上記横材には、横材本体とは別体で横凹溝の少なくとも底部に位置する防水スライド部が横材本体にスライド可能に係合され、この防水スライド部は横材本体の長さ方向の端部から突出しているので、上記のように、縦材の側面に横材の先端部を突き当てて両者を結合したときに、その横材本体は縦材の側面に当接するが、防水スライド部の突出端部は縦材の縦凹溝内に入り込む。そして、この防水スライド部の突出端部と縦凹溝内との間にシール材等を介在させることで、防水スライド部の突出端部が縦凹溝内に液密シール状態で嵌合される。従って、施工時に縦材に横材を組み付けると同時に、横材の防水スライド部の突出端部で縦材の縦凹溝の途中を閉塞でき、従来のような溝塞ぎ部材の取付忘れや外れが生じる余地はなく、防水対策を安定して確実に行うことができる。
【0015】
また、横材の防水スライド部が横材本体から突出しているので、両者が一体の場合には横材を横材本体と防水スライド部とで異なる長さに切り欠く必要があるが、上記防水スライド部は横材本体と別体に設けられていて、その横材本体にスライド可能に係止されているので、予め、防水スライド部を所定長さに切断した後に横材本体に係止して取り付ければよく、施工を容易に行うことができる。
【0016】
請求項2の発明では、上記縦材及び横材はそれぞれ室内側部材と室外側部材とに分割され、上記室内側部材は、金属製の心材と木質材料又は樹脂材料からなる外装材とを、心材の室外部が部分的に外装材から室外側に露出するように接合一体化してなり、その外装材から室外側に露出した心材と室外側部材とにより凹溝が設けられている構造とする。
【0017】
このことで、室内側部材が金属製心材と外装材とを心材の室外部が部分的に外装材から室外側に露出するように接合一体化してなるので、心材の室内側が外装材によって覆われた構造となり、室内外に温度差があっても、室内外間で伝熱され難く、金属材と木材や樹脂材との温度差による熱膨張を考慮せずとも済み、構造を簡単にすることができる。
【0018】
しかも、上記室内側部材が心材と外装材との複合材であるので、これら心材により室内側部材の強度を確保することができ、その室内側部材を木製材料のみや樹脂材料のみで形成した場合に比べ、室内側部材の全体の断面積を小さくして、太さの細いものを使用することができる。
【0019】
請求項3の発明では、建築物の外壁構造はフロント、カーテンウォール又はサッシに用いられているものとする。こうすると、本発明の効果が有効に発揮される最適な建築物の外壁構造が得られる。
【0020】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
図1は本発明の実施形態1に係る建築物の1階部分の外壁部A(フロント)を示し、この外壁部Aは、垂直上下方向に延びる縦材としての左右1対の縦枠1,1と、両縦枠1,1の上端部間に架設されて水平左右方向に延びる上枠2と、両縦枠1,1の下端部間に架設されて水平左右方向に延びる下枠3とを備え、上枠2及び下枠3の先端部を縦枠1,1の側面に突き合わせて配置することにより、矩形枠状に形成されている。そして、これら縦枠1,1、上枠2及び下枠3に囲まれる部分にパネル板材としてのガラス板6が嵌め込まれている。このガラス板6は、図2及び図3に示すように、2枚の板ガラス6a,6aを空気層をあけて重ねかつ両板ガラス6a,6a間の周縁部に封着材6bを介在させて該封着材6bで空気層を封入した複層ガラスからなる。尚、この複層ガラスの他、1枚ガラスを用いてもよいのは勿論である。
【0021】
図3に拡大して示すように、上記左側縦枠1の右側面には上記ガラス板6の左縁部を収容する右側に開口する縦凹溝8が、また右側縦枠2の左側面にはガラス板6の右縁部を収容する左側に開口する同様の縦凹溝8がそれぞれ形成されている。
【0022】
上記各縦枠1はそれぞれ室内側(図3で上側)に位置する室内側部材11と、室外側(同下側)に位置する室外側部材16とに分割されている。この室内側部材11は、アルミニウム製押出材からなる心材12と木質材料(又は樹脂材料であってもよい)からなる外装材13とを、心材12の室外部が部分的に外装材13から室外側に露出するように接合一体化してなる。具体的には、心材12は、対向する縦枠1と反対側に開口された断面略コ字状の本体部12aと、この本体部12aの室外側面に突設された板部12bと、この板部12bの先端部から対向する縦枠1と反対側に向かって左右方向に延びる板状の取付部12cとからなり、この取付部12cの先端部は室内側に折れ曲がっている。そして、上記本体部12aにその相対する縦枠1側の側面ないし室内側側面に亘りそれら側面を覆うように上記外装材13が接着やビス止め等の手段により一体的に取り付けられており、この外装材13の室外側面と心材12の本体部12aの室外側面とは面一となっている。尚、12dは心材12の本体部12aにおいて相対する縦枠1側の側部に形成された突条で、外装材13との接合時にその外装材13に形成した凹条13aに嵌合される。
【0023】
一方、縦枠1の上記室外側部材16は、上下方向に延びる目板カバー受け17及び目板カバー18からなる。上記目板カバー受け17は、上記心材12の本体部12aの左右幅と略同じ左右幅を有するもので、心材12の取付部12c外面に断熱パッキン19を介して取付ビス20により取り付けられている。上記断熱パッキン19は温度差による心材12と目板カバー受け17等との間の伸びの差を抑制するために用いられる。目板カバー受け17の左右端部には室外側に突出する1対の係合突起17a,17aが一体に形成されている。
【0024】
また、目板カバー18は室内側に開放された断面略コ字状のもので、室内側に突出する1対の係合部18a,18aを有しており、これらの係合部18a,18aをそれぞれ目板カバー受け17の係合突起17a,17aに外嵌合状態で係合させることで、目板カバー18が目板カバー受け17に上記取付ビス20を隠すように取り付けられる。そして、上記外装材13から室外側に露出した心材12、つまり本体部12aの一部及び板部12bと、室外側部材16の目板カバー受け17とにより上記縦凹溝8が設けられており、この縦凹溝8にガラス板6の左縁部又は右縁部が収容される。
【0025】
これに対し、図2に示すように、上枠2の下面にはガラス板6の上縁部を収容する下側に開口する横凹溝9が、また下枠3の上面にはガラス板6の下縁部を収容する上側に開口する同様の横凹溝9がそれぞれ形成されている。
【0026】
上記上枠2も、室内側(図2で右側)に位置する室内側部材23と、室外側(同左側)に位置する室外側部材28とに分割されている。この上枠2の室内側部材23は、上記縦枠1と同様に、アルミニウム製押出材からなる心材24と木質材料(樹脂材料でもよい)からなる外装材25とを、心材24の室外部が部分的に外装材25から室外側に露出するように接合一体化してなる。すなわち、心材24は、上側に開口された断面略コ字状の本体部24aと、この本体部24の室外側面に突設された板部24bと、この板部24bの先端部から下側に向かって延びる板状の取付部24cとからなる。そして、本体部24aにはその下面ないし室内側側面に亘りそれらを覆うように上記外装材25が接着やビス止め等により一体的に取り付けられており、この外装材15の室外側面と心材24の本体部24aの室外側面とは面一となっている。24dは心材24の本体部24aにおける下部に形成された突条で、外装材25との接合時にその外装材25に形成した凹条25aに嵌合される。
【0027】
一方、上枠2の室外側部材28は、水平左右方向に延びる目板カバー受け29及び目板カバー30からなり、目板カバー受け29は、上記室内側部材23(心材24の本体部24a及び外装材25)の上下幅と略同じ上下幅を有するもので、上記心材24の取付部24c外面に断熱パッキン31を介して取付ビス32により取り付けられている。目板カバー受け29の上下端部には室外側に突出する1対の係合突起29a,29aが一体に形成されている。
【0028】
また、目板カバー30は室内側に開放された断面略コ字状のもので、室内側に突出する1対の係合部30a,30aを有しており、これら係合部30a,30aをそれぞれ目板カバー受け29の係合突起29a,29aに外嵌合状態で係合させることで、目板カバー30が目板カバー受け29に取付ビス32を隠すように取り付けられる。そして、上記外装材25から室外側に露出した心材24、つまり本体部24aの一部及び板部24bと、室外側部材28の目板カバー受け29とにより上記横凹溝9が設けられており、この横凹溝9にガラス板6の上縁部が収容される。
【0029】
上記下枠3も、室内側に位置する室内側部材35と室外側に位置する室外側部材42とに分割されている。この下枠3の室内側部材35は、アルミニウム製押出材からなる心材36と木質材料(樹脂材料であってもよい)からなる外装材39とを、心材36の室外部が部分的に外装材39から室外側に露出するように接合一体化してなる。すなわち、心材36は、下側に開口された断面略コ字状の本体部37と、防水スライド板38(防水スライド部)とを備え、この防水スライド板38は心材36の一部をなしている。上記本体部37には上面ないし室内側側面に亘りそれらを覆うように上記外装材39が接着やビス止め等により一体的に取り付けられており、この外装材39の室外側面と心材36の本体部37の室外側面とは面一となっている。尚、37aは心材36の本体部37における室内側部に形成された突条で、外装材39との接合時にその外装材39に形成した凹条39aに嵌合される。
【0030】
そして、上記心材36における本体部37の室外側面には、先端部を相対する方向に折り曲げてなる断面L字状の1対の係合突起部37b,37bが上下に間隔をあけて突設され、これら係合突起部37b,37b間に上記防水スライド板38が長さ方向(左右方向)にスライド可能にかつ抜け止めされて係止されている。この防水スライド板38は、上記係合突起部37b,37b間にスライド可能に嵌合された板状の基部38aと、この基部38aの室外側面の上端部に室外側に向かうように突設された板部38bと、この板部38bの先端部から下方に向かって延びる板状の取付部38cとからなる。
【0031】
一方、下枠3の室外側部材42は、目板カバー受け43と目板カバー44とからなり、目板カバー受け43は上記防水スライド板38(心材36)の取付部38c外面に断熱パッキン45を介して取付ビス46により取り付けられている。目板カバー受け43の上下端部には室外側に突出する1対の係合突起43a,43aが一体に形成されている。
【0032】
また、目板カバー44は室内側に開放された断面略コ字状のもので、室内側に突出する1対の係合部44a,44aを有しており、これら係合部44a,44aをそれぞれ目板カバー受け43の係合突起43a,43aに外嵌合状態で係合させることで、目板カバー44が目板カバー受け43に取付ビス46を隠すように取り付けられる。そして、上記外装材39から室外側に露出した心材36、つまり本体部37の一部及び防水スライド板38の板部38bと、室外側部材42の目板カバー受け43とにより上記横凹溝9が設けられており、この横凹溝9にガラス板6の下縁部が収容される。
【0033】
以上により、ガラス板6下側に位置する上記下枠3において、その室内側部材35における心材36の本体部37と、それに接合された外装材39と、室外側部材42(目板カバー受け43及び目板カバー44)とにより横材本体としての下枠本体49が構成されている。一方、上記防水スライド板38は、上記下枠本体49とは別体に設けられていて、該下枠本体49に長さ方向にスライド可能に係止され、この防水スライド板38により下枠3の横凹溝9の底部が構成されている。
【0034】
そして、図3に示すように、上記下枠本体49の長さW1(左右長さ)は左右の縦枠1,1間の間隔と略同じとされている一方、上記防水スライド板38の長さW2(左右長さ)は上記下枠本体49の長さW1よりも長くて形成されて上記両縦枠1,1における縦凹溝8,8内の底面間の間隔(心材12,12の板部12b,12b間の間隔)と略同じ長さとされており、縦枠1,1間に下枠3を配置して連結した状態では、図3及び図4に示すように、防水スライド板38の左右の先端部が下枠本体49の長さ方向端部から突出していて、その突出端部38d(先端部)が各縦枠1の縦凹溝8内に嵌合されている。
【0035】
また、上記防水スライド板38の突出端部38dの先端面と縦凹溝8の底面(心材12の板部12b)との間にはシール材としてのリボンシール51が、また防水スライド板38の突出端部38dの室内側面と縦凹溝8の室内側面(心材12の本体部12a)との間、及び突出端部38dの室外側面と縦凹溝8の室外側面(目板カバー受け17)との間にはシール材52,52がそれぞれ介在されており、これらのリボンシール51及びシール材52により防水スライド板38の突出端部38dは各縦枠1の縦凹溝8内に液密シール状態で嵌合されている。
【0036】
尚、図2中、55は下枠3の横凹溝9底面(防水スライド板38の板部38b)とガラス板6の下縁部との間に介在されたガラス板受材である。
【0037】
また、上記各心材12,24,36の本体部12a,24a,37の室外側面にはガラス板6の周縁部対応して溝条のビード取付部56が凹設され、このビード取付部56に矩形枠状のゴム等からなるガラスビード57が取り付けられており、このガラスビード57により、ガラス板6の左右縁部の室内側面と縦凹溝8の室外側側面との間、ガラス板6の上縁部の室内側面と横凹溝9の室外側側面との間、及びガラス板6の下縁部の室内側面と横凹溝9の室外側側面との間がシールされる。また、ガラス板6の周縁部の室外側面と各室外側部材16,28,42(目板カバー受け17,29,43及び目板カバー18,30,44)との間は外部シール材58によってシールされる。
【0038】
さらに、59は上枠2及び下枠3における室内側部材23,35の心材24,36に一体に設けられた水平左右方向に延びるビス螺合部で、その開口端から、縦枠1における室内側部材11の心材12を貫通する組立ビス60の先端部が挿入されてタッピングしながら螺合されるようになっており、この組立ビス60の螺合締結により縦枠1,1と上枠2及び下枠3とを一体的に結合固定するようにしている。
【0039】
したがって、この実施形態においては、建築物のフロントの外壁部Aを組み立てるとき、縦枠1,1、上枠2及び下枠3からそれぞれ室外側部材16,28,42(各目板カバー受け17,29,43及び目板カバー18,30,44)が外れた状態として、各々を目的の長さに切断しておく。また、下枠3の室内側部材35における心材36の防水スライド板38は、所定長さW2に切断した後、基部38aにて本体部37の係合突起部37b,37b間に挿入係止しておく。そして、左右の縦枠1,1における室内側部材11,11の側面に上枠2及び下枠3における室内側部材23,35の先端部を突き当てて両者を結合する。すなわち、各縦枠1の室内側部材11における心材12に各組立ビス60を貫通させ、その先端部を上枠2及び下枠3の室内側部材における心材のビス螺合部59に開口端から挿入してタッピングしながら螺合締結させることにより、縦枠1,1と上枠2及び下枠3とが一体的に結合固定される。
【0040】
このとき、上記下枠3における室内側部材35の防水スライド板38の長さW2は、心材36の本体部37及び外装材39、つまり下枠本体49の長さW1よりも長く形成されているので、上記のように、縦枠1における室内側部材11の側面に下枠3における室内側部材35の先端部を突き当てて両者を結合するのに伴い、図4に示すように、防水スライド板38の先端部が他の部分よりも突出して突出端部38dとなり、この突出端部38dが縦枠1の室内側部材11における心材12の本体部12aの室外面と板部12bとの間のコーナ部に入り込み、この防水スライド板38の突出端部38dと心材12の本体部12aの板部12bとの間にリボンシール51を介在させるとともに、突出端部38dと心材12の本体部12aの室外面との間隙をシール材52でシールする。
【0041】
次いで、縦枠1,1、上枠2及び下枠3における室内側部材11,23,35の心材12,24,36に形成されているビード取付部56にガラスビード57を取り付けた後、下枠3の防水スライド板38上にガラス板受材55を介してガラス板6を載置する。そして、縦枠1,1及び上枠2における室内側部材11,23の心材12,24の取付部12c,24cに断熱パッキン19,31を介して目板カバー受け17,29を取付ビス20,32により、また下枠3における室内側部材35の心材36をなす防水スライド板38の取付部38cに断熱パッキン45を介して目板カバー受け44を取付ビス46によりそれぞれ取付固定するとともに、防水スライド板38の突出端部38dの室外側面と目板カバー受け17との間にシール材52を配置し、各目板カバー受け17,29,43にそれぞれ目板カバー18,30,44を係合し、これら室外側部材16,28,42とガラス板6の周縁部との間を外部シール材58によりシールすればよい。このことで、各縦枠1に縦凹溝8が、また上枠2及び下枠3に横凹溝9がそれぞれ形成され、この各凹溝8,9にガラス板9の周縁部がガラスピード57及び外部シール材58によりシールされて嵌装収容される。
【0042】
このように、フロントの壁部の施工時に各縦枠1に下枠3を組み付けると同時に、その下枠3の防水スライド板38の突出端部38dで縦枠1の縦凹溝8の途中を閉塞できるので、従来の溝塞ぎ部材を用いて縦凹溝8を閉塞する場合のように溝塞ぎ部材の取付忘れや外れが生じる余地はなく、防水対策を安定して確実に行うことができる。
【0043】
また、防水スライド板38は下枠本体49と別体に設けられていて、その下枠本体49にスライド可能に係止されているので、これらが一体の場合のように下枠を異なる長さに切り欠く必要はなく、予め、防水スライド板38を下枠本体49の長さW1よりも長い所定長さW2に切断した後に下枠本体49に係止して取り付ければよく、施工を容易に行うことができる。
【0044】
(実施形態2)
図5〜図8は実施形態2を示し(尚、図1〜図4と同じ部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する)、縦枠1,1間に方立を立てて、この方立と各縦枠1との間に無目を配置するフロントに適用したものである。
【0045】
この実施形態では、図5に示す如く、左右の縦枠1,1間に縦材としての方立63が立設され、この方立63の上端部と両縦枠1,1の上端部とは左右の上枠2,2で、また方立63の下端部と両縦枠1,1の下端部とは左右の下枠3,3でそれぞれ連結されている。さらに、方立63の上下中間部と両縦枠1,1の上下中間部とは横材としての左右の無目64,64でそれぞれ連結されている。上記縦枠1,1と各上枠2及び各下枠3との連結構造、方立63と各上枠2及び各下枠3との連結構造はいずれも上記実施形態1と同様である。
【0046】
上記方立63は縦枠1と、また無目64は下枠3(又は上枠2)とそれぞれ同じ基本構造を有するので、同じ部分については同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0047】
すなわち、図7に示すように、上記方立63において、その室内側部材11は左室内側部材11aと右室内側部材11bとに左右に分割されている。左室内側部材11aは、上記右側縦枠1の室内側部材11(図3参照)と同様にアルミニウム押出材からなる心材12と外装材13とで構成され、その心材12は、右側に開口する断面略コ字状の本体部12aを有し、この本体部12aの左側面及び室内側面に外装材13が一体的に接合されている。心材12の本体部12aにおける室内側端部には、室外側に向かった後に右側に外装材13の右側面から突出するように曲がって再度室内側に向かうように曲がる断面コ字状の被係合部12eが一体に形成され、この被係合部12eの室内側開口部の幅は下室外側の奥部よりも小さく設けられている。また、心材12の取付部12cは板部12bの室外側端から右側に折れ曲がっている。
【0048】
一方、右室内側部材11bのアルミニウム押出材からなる心材12は、左側に開口する断面略コ字状の本体部12aを有し、この本体部12aの右側面及び室内側面に外装材13が一体的に接合されている。この心材12の本体部12aにおける室内側端部には、室外側に向かって延びかつ先端に厚肉にした係合部12fが一体に形成されており、この係合部12fは上記左室内側部材11aの心材12における被係合部12eに室外側から係合可能とされている。
【0049】
また、右室内側部材11bの心材12の取付部12cは、板部12bの中間部から突出した後に室外側に向かう部分を介して接続され、その左右幅は上記左室内側部材11aの心材12の取付部12cよりも小さく設定されており、この右室内側部材11bの心材12の取付部12cは左室内側部材11aの心材12の取付部12c内に室内側から嵌合可能とされ、この嵌合状態では両取付部12c,12cが重なるようになっている。
【0050】
さらに、方立63の室外側部材16は室内側部材11の左右室内側部材11a,11bに共通のもので、両室内側部材11a,11bにおける各心材12,12の重なった取付部12c,12cに断熱パッキン19を介して取り付けられる目板カバー受け17と、この目板カバー受け17の室外側に係止される目板カバー18とからなり、これら目板カバー受け17及び目板カバー18は、左右室内側部材11a,11b(各心材12の本体部12a及び外装材13)を組み合わせたときの左右幅と略同じ左右幅を有する。そして、上記室内側部材11a,11bの各々において外装材13から室外側に露出した心材12、つまり本体部12aの一部及び板部12bと、室外側部材16の目板カバー受け17とにより縦凹溝8が設けられており、この縦凹溝8にガラス板6の左縁部又は右縁部が収容される。
【0051】
上記室内側部材11の左右室内側部材11a,11bを接合して方立63を組み立てるときには、図8に示すように、両室内側部材11a,11bの各々に無目64(及び上下枠2,3)を取り付けて一体化した後、両室内側部材11a,11b同士を各心材12の本体部12aの開口が閉じるように左右に並べて組み付ける。そのとき、右室内側部材11bを左室内側部材11aに室外側から近付けて、右室内側部材11bの心材12の係合部12fを左室内側部材11aの心材12の被係合部12eに挿入して係合させるとともに、右室内側部材11bの心材12の取付部12cを左室内側部材11aの心材12の取付部12c内に室内側から嵌合して両者を重ねる。さらに、ガラス板6を取り付けた後に、この重なった取付部12c,12cに対し室外側部材16の目板カバー受け17及び断熱パッキン19を挿通した取付ビス20により一体的に締結し、その目板カバー受け17に目板カバー18を取り付けるようにしている。このように方立63の室内側部材11を組み立てることで、その方立63の組立てを容易に行うことができる。
【0052】
一方、上記各無目64の室内側部材35は、図6に拡大詳示するように、アルミニウム製の中空押出材からなる心材36を備えている。この心材36は閉断面形状の本体部37を有し、この本体部37の左右側面及び室内側面にそれらを覆うように外装材39が一体的に接合されている。心材36の本体部37における室外側面には断面L字状の1対の係合突起部37b,37bが上下に間隔をあけて突設され、これら係合突起部37b,37b間に防水スライド板38が長さ方向(左右方向)にスライド可能にかつ抜け止めされて係止されている。この防水スライド板38は、係合突起部37b,37b間にスライド可能に嵌合された基部38aと、この基部38aの室外側面の上下端部にそれぞれ平行に突設された上下の板部38b,38bと、この各板部38bの先端部に設けられ、上下方向に延びる板状の取付部38c,38cとからなる。
【0053】
また、各無目64の室外側部材42は、水平左右方向に延びる目板カバー受け43及び目板カバー44からなり、目板カバー受け43は、室内側部材35(心材36の本体部37及び外装材39)の上下幅と略同じ上下幅を有するもので、上記防水スライド板38(心材36)の上下の取付部38c,38cの外面にそれぞれ断熱パッキン45,45を介して取付ビス46,46により取り付けられている。そして、上記外装材39から室外側に露出した心材36、つまり本体部37の一部及び防水スライド板38の各板部38bと、室外側部材42の目板カバー受け43とにより横凹溝9が設けられており、この横凹溝9にガラス板6の下縁上縁部及び部が収容されている。
【0054】
以上により、ガラス板6下側に位置する無目64において、その室内側部材35における心材36の本体部37と、それに接合された外装材39と、室外側部材42(目板カバー受け43及び目板カバー44)とにより横材本体としての無目本体65が構成されている。一方、防水スライド板38は、無目本体65とは別体に設けられていて、無目本体65に長さ方向にスライド可能に係止され、この防水スライド板38により無目64の横凹溝9の底部が構成されている。
【0055】
その他の構成は上記実施形態1と同様である。従って、この実施形態においても、実施形態1と同様の作用効果が得られ、フロントの壁部の施工時に縦枠1,1及び方立63に下枠3及び各無目64をそれぞれ組み付けると同時に、その下枠3及び各無目64の防水スライド板38の突出端部38dで縦枠1,1及び方立63の各縦凹溝8の途中を閉塞でき、防水対策を安定して確実に行うことができる。
【0056】
(他の実施形態)
尚、上記実施形態では、パネル板材をガラス板6としているが、化粧パネル板であってもよい。また、各室内側部材の心材はアルミニウム押出材以外の金属材を用いることもできる。
【0057】
また、上記実施形態では、上枠2の防水スライド板38を省略しているが、この上枠2にも下枠3と同様の防水スライド板を設けることもできる。
【0058】
また、上記実施形態では、下枠3や無目64の室内側部材35における心材36の本体部37に室外側に向かって突出する1対の係合突起部37b,37bを形成して、これら係合突起部37b,37b間に防水スライド板38をスライド可能に係止しているが、上枠2の室内側部材23と同様に、心材の板部を残して該板部自体で横凹溝9の底部を構成するとともに、この板部の上面又は下面に上側又は下側に向かって突出する1対の係合突起部を形成し、この両係合突起部間に防水スライド板38をスライド可能に係止することで、防水スライド板38を板部の上側又は下側に重なるように配置してもよく、上記各実施形態と同様の作用効果が得られる。
【0059】
また、上記各実施形態では、防水スライド板38を1枚ものとし、その左右長さW2を室枠本体49や無目本体65よりも長くして、先端部を室枠本体49や無目本体65から突出させているが、この防水スライド板を左右に分割してその各々を、室枠本体49や無目本体65の左右端部にスライド可能に係止するようにすることもできる。
【0060】
さらに、上記実施形態では、建築物の1階部分の外壁部Aであるフロントに本発明を適用しているが、本発明の外壁構造は、その他、サッシやカーテンウォール等への適用も可能である。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によると、縦材と横材とにより囲まれる部分にパネル板材を嵌め込んだ建築物の外壁構造において、少なくともパネル板材下側に位置する横材に、横材の横凹溝の少なくとも底部に位置する防水スライド部を横材本体に長さ方向にスライド可能に係止し、この防水スライド部を横材本体の長さ方向端部から突出させて、その突出端部を縦材側面の縦凹溝内に液密シール状態で嵌合したことにより、建築物の外壁組立時に、縦材の側面に横材の先端部を突き当てて両者を結合したときに、それと同時に、防水スライド部の突出端部が縦材の縦凹溝内に液密シール状態で嵌合されて縦凹溝の途中が閉塞され、従来のような溝塞ぎ部材の取付忘れや外れを招くことなく、防水対策を安定して確実に行うことができる。また、防水スライド部は横材本体と別体に設けられていて、その横材本体にスライド可能に係止されているので、予め、防水スライド部を所定長さに切断した後に横材本体に係止して取り付ければよく、施工を容易に行うことができる。
【0062】
請求項2の発明によると、縦材及び横材をそれぞれ室内側部材と室外側部材とに分割し、そのうち室内側部材は、金属製の心材と木質材料又は樹脂材料からなる外装材とを、心材の室外部が部分的に外装材から室外側に露出するように接合一体化し、その外装材から室外側に露出した心材と室外側部材とにより凹溝を設けたことにより、心材の室内側が外装材によって覆われた構造となり、室内外に温度差があっても、室内外間で伝熱され難く、金属材と木材や樹脂材との温度差による熱膨張を考慮せずとも済み、構造を簡単にすることができるとともに、室内側部材の強度を心材により確保して、その室内側部材の全体の断面積を小さくして、太さの細いものを使用することができる。
【0063】
請求項3の発明によると、建築物の外壁構造はフロント、カーテンウォール又はサッシに用いられているものとしたことにより、本発明の効果が有効に発揮される最適な建築物の外壁構造が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係るフロントの正面図である。
【図2】図1のII−II線拡大断面図である。
【図3】図1のIII−III線拡大断面図である。
【図4】縦枠と下枠との係合部分を室外側部材を取り外して示す拡大斜視図である。
【図5】実施形態2に係るフロントの正面図である。
【図6】図5のVI−VI線拡大断面図である。
【図7】図5のVII−VII線拡大断面図である。
【図8】方立を分解して示す横断面図である。
【符号の説明】
A 外壁部
1 縦枠(縦材)
2 上枠(横材)
3 下枠(横材)
6 ガラス板(パネル板材)
8 縦凹溝
9 横凹溝
11 室内側部材
12 心材
13 外装材
16 室外側部材
17 目板カバー受け
18 目板カバー
23 室内側部材
24 心材
25 外装材
28 室外側部材
29 目板カバー受け
30 目板カバー
35 室内側部材
36 心材
38 防水スライド板(防水スライド部)
38d 突出端部
39 外装材
42 室外側部材
43 目板カバー受け
44 目板カバー
49 下枠本体(横材本体)
51 リボンシール
52 シール材
63 方立(縦材)
64 無目(横材)
65 無目本体(横材本体)
W1 下枠本体長さ
W2 防水スライド板長さ

Claims (3)

  1. 垂直上下方向に延びる縦材と、先端部が上記縦材の側面に突き合わされて配置され、水平左右方向に延びる横材とにより囲まれる部分にパネル板材を嵌め込んだ建築物の外壁構造において、
    上記縦材には上記パネル板材の左右方向の縁部を収容するための縦凹溝が、また横材にはパネル板材の上下方向の縁部を収容するための横凹溝がそれぞれ形成されており、
    少なくとも上記パネル板材下側に位置する横材は、縦材間の間隔と略同じ長さを有する横材本体と、
    上記横材本体に別体に設けられていて長さ方向にスライド可能に係止され、上記横凹溝の少なくとも底部に位置する防水スライド部とを備えてなり、
    上記防水スライド部は横材本体の長さ方向の端部から突出していて、該防水スライド部の突出端部は上記縦凹溝内に液密シール状態で嵌合されていることを特徴とする建築物の外壁構造。
  2. 請求項1の建築物の外壁構造において、
    縦材及び横材はそれぞれ室内側部材と室外側部材とに分割され、
    上記室内側部材は、金属製の心材と木質材料又は樹脂材料からなる外装材とを、心材の室外部が部分的に外装材から室外側に露出するように接合一体化してなり、
    上記外装材から室外側に露出した心材と室外側部材とにより凹溝が設けられていることを特徴とする建築物の外壁構造。
  3. フロント、カーテンウォール又はサッシに用いられることを特徴とする請求項1又は2の建築物の外壁構造。
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