JP2006064287A - 貯蔵庫の窓付き扉の構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】任意形状の窓を備え、低コストで製造可能な貯蔵庫の窓付け扉の構造を提供する。
【解決手段】第1開口部19を有する外装板18と、該外装板18に所定間隔離間して対向的に設けられ、第1開口部19に対応する第2開口部23を開設した内装板22と、該第1および第2開口部19,23の間に介装される複層ガラス板26とを設ける。更に、前記外装板18の開口端縁20に全周に亘り第1パッキン30を取付けると共に、前記内装板22の開口端縁24に全周に亘り第2パッキン31を取付け、該内外装板18,22を組付けた際に、該第1および第2パッキン30,31が前記複層ガラス板26に密着して、複層ガラス板26を第1および第2開口部19,23の間で保持するようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、貯蔵庫の窓付き扉の構造に関し、更に詳細には、外装板と内装板との間に、貯蔵庫内を透視する透明板を備えた窓付き扉の構造に関するものである。
冷蔵庫や冷凍庫等の貯蔵庫は、前方に開口するよう断熱箱体を形成し、該開口を開閉する扉を断熱箱体に組付けて構成される。ここで、前記扉にガラス窓を備えたもの多数提案されており、ガラス窓を設けることで扉を開放することなく庫内に収納された物品を庫外から視認し得るよう構成している(例えば、特許文献1参照)。このようなガラス窓を備えた扉は、ガラス板の外周縁に沿ってパッキンを嵌込むと共に、該パッキンを取付けたガラス板を外装板および内装板に開設した開口部に臨むよう配置して、両板の間に発泡液を注入することで形成される。
特開2001−141352号公報
前述した扉では、矩形状のガラス板の外周縁にパッキンを嵌込むよう構成されるため、扉に形成されるガラス窓の形状は矩形状に限定されていた。ここで、角部を円弧状に形成したガラス板を用い、該ガラス板の外周縁にパッキンを取付けるようにすれば、隅部が円弧状を呈するガラス窓を設けることができるが、該ガラス板の加工コストが嵩む欠点がある。また、矩形状のガラス板を用いた場合でも、ガラス板の外周縁に嵌込むパッキンの形状を変更して、パッキンによりガラス板の隅部を円弧状に覆うようにしてもよいが、この場合にも、パッキンの加工コストが嵩むと共に、ガラス板の隅部に不要なパッキンを設けることとなるためにムダが生ずる問題がある。更に、ガラス板の外周縁にパッキンを嵌込む必要があるため、組付け作業が煩雑になる難点も指摘される。また、発泡液の漏れを防止するためには、前記ガラス板や内外装板、パッキンの寸法精度を厳密にしなければならない問題もあった。
そこで、本発明は、任意形状の窓を備え、低コストで製造可能な貯蔵庫の窓付け扉の構造を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本発明に係る貯蔵庫の窓付き扉の構造は、
第1開口部を有する外装板と、該外装板に所定間隔離間して対向的に設けられ、第1開口部に対応する第2開口部を有する内装板と、該第1および第2開口部の間に介装される透明板とからなる貯蔵庫の窓付き扉において、
前記外装板の開口端縁に全周に亘り取付けられ、前記透明板の庫外側に位置する板面に密着する第1パッキンと、
前記内装板の開口端縁に全周に亘り取付けられ、前記透明板の庫内側に位置する板面に密着する第2パッキンとを備え、
前記外装板と内装板とを対向状態で組付けた際に、前記第1および第2パッキンの夫々が前記透明板に密着して、該透明板を前記第1および第2開口部の間で保持するよう構成したことを特徴とする。
本発明の請求項1に係る貯蔵庫の窓付き扉の構造によれば、外装板に形成した第1開口部の開口端縁に第1パッキンを取付けると共に、内装板に形成した第2開口部の開口端縁に第2パッキンを取付けて、該第1および第2パッキンが透明板に密着するようになっている。従って、前記第1および第2開口部の形状を、例えば隅部を円弧状に形成すれば、矩形状に形成した透明板を用いた場合であっても、低コストで窓の形状を円形等とした扉を製作し得る。
また、請求項2に係る貯蔵庫の窓付き扉の構造によれば、前記第1および第2パッキンを中空形状に形成することで、該パッキンを容易に湾曲させ得るから、曲線状とした前記内外装板の開口端縁へのパッキンの取付作業を簡単に行ない得る。更に、中空部を形成することで、パッキンを容易に弾性変形させ得るから、前記透明板にパッキンを密着させ得る。更にまた、請求項3に係る貯蔵庫の窓付き扉の構造によれば、前記第1および第2パッキンにおける前記透明板との対向端縁にヒレ部を形成することで、各パッキンを透明板により密着させ得るようになる。
そして、請求項4に係る貯蔵庫の窓付き扉の構造によれば、前記外装板および内装板の少なくとも一方の板の開口端縁に、他方の板側に凹む段差部を形成することで、該段差部を形成した板の開口端縁に取付けたパッキンが板面から突出するのを防止して、庫内の視認性を向上することができる。また段差部を設けることで、透明板の厚み寸法を変更した場合であっても同一形状のパッキンを取付けることができるから、パッキン形状を統一してコストの削減が可能となる。
更に、請求項5に係る貯蔵庫の窓付き扉の構造によれば、内外装板の開口端縁に突出部を形成すると共に、該突出部と係合する規制片をパッキンに形成することで、該開口端縁からパッキンが脱落するのを防止し得る。これにより、扉の組付け作業を容易に行ない得る利点がある。なお、請求項6に係る貯蔵庫の窓付き扉の構造によれば、結露防止用ヒータを外側透明板の外表面に取付けるようにしたことで、該ヒータの熱が内側透明板に伝達し難くなるため、庫内の熱による影響を最小限に抑制し得る。
次に、本発明に係る貯蔵庫の窓付き扉の構造につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。なお、実施例では、貯蔵庫としての冷蔵庫に取付けられる扉の構造を例示する。なお、実施例において前後および左右とは、特に示した場合を除き、図1に示すように冷蔵庫を前面側(正面側)から視た状態で指称する。
実施例の冷蔵庫10は、内箱と外箱との間に断熱材が発泡充填された筐体12(箱体)と、該筐体12の前面側に開設された開口部を開閉自在に閉成し得るよう枢支された扉16と、庫内を冷却する冷凍機構(図示せず)とから基本的に構成される。ここで、冷凍機構を構成する冷却器およびファンは、庫内上方に配設されると共に、圧縮機や凝縮器等は、筐体12上部に設けた機械室14に配置されている。そして、前記圧縮機や凝縮器等を運転して冷却器に冷媒を循環供給することで庫内を冷却するよう構成される。
実施例に係る扉16は、図2に示す如く、庫外側に臨み、後方に開口する外装板18と、庫内側に臨み外装板18に対して所定間隔離間して組付けられる内装板22と、矩形状に形成された複層ガラス板(透明板)26と、外装板18に取付けられて複層ガラス板26の庫外側に位置する板面に密着する第1パッキン30と、内装板22に取付けられて複層ガラス板26の庫内側に位置する板面に密着する第2パッキン31と、内外装板18,22間に発泡充填される発泡ウレタン等の断熱材25とから基本的に構成される。実施例では、複層ガラス板26として、スペーサ29を介して外側ガラス板(外側透明板)27と内側ガラス板(内側透明板)28とを前後(内外)に所定間隔離間して配置したものが採用される。
前記外装板18には、矩形状本体の略中央に、隅部が円弧状を呈する縦長の第1開口部19が開設されて、該外装板18における開口端縁20の全周に亘って前記第1パッキン30が取付けられている。また、前記外装板18における前記第1開口部19の開口端縁20近傍には、前記内装板22側に突出する第1突出部18aが第1開口部19の全周に亘って形成してある(図5参照)。同様に、前記内装板22には、矩形状本体の略中央に、前記第1開口部19と整合するよう隅部が円弧状を呈する縦長の第2開口部23が開設されて、該内装板22における開口端縁24の全周に亘って前記第2パッキン31が取付けられている。前記内装板22における第2開口部23の形成位置には、前記外装板18側に凹む段差部22bが形成されて(図6参照)、該内装板22の開口端縁24に第2パッキン31を取付けた際に、該第2パッキン31が内装板22の外表面(庫内側の面)より庫内側に突出しないようになっている。また、前記内装板22における開口端縁24近傍には、前記外装板18側に突出する第2突出部22aを第2開口部23の全周に亘って形成してある。
また、図2または図3に示すように、前記外側ガラス板27の外面には、前記第1パッキン30より外側に、該第1パッキン30に沿って延在するようコードヒータ47が貼着されている。前記コードヒータ47には、前記扉16の枢支側に上下方向に延在するよう設けた2本のパイプ51,51内に挿通したヒータリード線53が接続されて、該ヒータリード線53を介して通電することで、前記外側ガラス板27を温め得るようになっている。ここで、前記コードヒータ47は、図5に示すように、アルミ箔テープ49で覆うよう前記外側ガラス板27に貼着されており、該コードヒータ47を発熱させた際に、その熱を効率よく外側ガラス板27に伝達するよう構成される。
次に、前記外装板18および内装板22の開口端縁20,24に取付けられる前記第1および第2パッキン30,31について説明する。なお、実施例では、前記第1および第2パッキン30,31の形状および構成は同一なので、第1パッキン30の形状および構成について説明し、第2パッキン31に関しては同一の符号を付して詳細な説明は省略する。また、第1パッキン30の説明に関しては、図4に示す第1パッキン30の断面を基準として、上下および左右を指称するものとする。
前記第1パッキン30は、前記外装板18の開口端縁20(第2パッキン31では内装板22の開口端縁24)の全周に亘って取付可能な長さ寸法に設定されると共に、その長手方向に沿って開口するスリット33が、その全長に亘って形成されている。すなわち、前記スリット33に前記外装板18の開口端縁20を挿入することで、該第1パッキン30が外装板18の開口端縁20に取付けられるようになっている(図5参照)。ここで、前記第1パッキン30は、前記外側ガラス板27の板面に当接する基体部35と、前記スリット33を挟んで該基体部35と一体的に形成されて外装板18の開口端縁20に取付けた際に、該外装板18の外側に位置する舌部45とから構成される。ここで、前記舌部45の端縁には、図4に示すように、前記基体部35側に延出する弾性片45aが形成されており、前記スリット33に外装板18の開口端縁24を挿入した際に、該弾性片45aが弾性変形して外装板18の外表面に密着するよう構成されている(図5または図6参照)。
また、前記スリット33を画成する基体部35側の開口端側には、前記舌部45側に突出する規制片37がその全長に亘って形成されている。すなわち、前記基体部35の開口端は、所謂楔状に形成されて、該スリット33に前記外装板18の開口端縁20(第2パッキン31では内装板22の開口端縁24)を挿入した際に、該規制片37と外装板18の第1突出部18a(内装板22の第2突出部22a)とが係合して、前記第1パッキン30が外装板18から脱落しないよう構成してある。また、図4に示すように、前記基体部35には、前記スリット33の開口端から下方(図4では左上方)に延出する傾斜案内片39が形成されており、前記外装板18の開口端縁20を前記スリット33内に案内し得るようになっている。更に、前記基体部35(第1パッキン30)は、その長手方向に沿う全長に亘って空間部35aが延在する中空状に形成されて、隅部を円弧状に形成した前記外装板18の開口端縁20に沿って容易に湾曲させ得るようになっている。
更にまた、前記基体部35(第1パッキン30)における左上端縁(すなわち、外側ガラス板27との対向端縁)には、左上方に弾性変形可能に延出する第1ヒレ部41がその全長に亘って形成されると共に、該基体部35(第1パッキン30)における右上端縁(すなわち、外側ガラス板27との対向端縁)には、右上方に弾性変形可能に延出する第2ヒレ部43がその全長に亘って形成されている。すなわち、前記基体部35が外側ガラス板27に当接した際に、前記第1および第2ヒレ部41,43が下方に弾性変形して外側ガラス板27の板面に密着するようになっている。
〔実施例の作用〕
次に、実施例に係る貯蔵庫の窓付き扉の構造の作用につき説明する。先ず、実施例に係る扉16を製作する手順につき説明する。前記第1パッキン30のスリット33に前記外装板18の開口端縁20を挿入して、該外装板18の開口端縁20の全周に亘って第1パッキン30を取付ける。この状態で、図示しない治具上に外装板18を上方に開口する姿勢で位置決め載置し、前記コードヒータ47を外側ガラス板27の外表面に貼着した複層ガラス板26を第1パッキン30上に配置すると共に、前記ヒータリード線53を挿通したパイプ51,51を配置する。このとき、前記第1パッキン30の全周に形成した第1および第2ヒレ部41,43が外側ガラス板27に密着する。次いで、前記第2パッキン31のスリット33に前記内装板22の開口端縁24を挿入して、該内装板22の開口端縁24の全周に亘って第2パッキン31を取付けて、該第2パッキン31を取付けた内装板22を、前記外装板18の後方開口に整合させる。このとき、前記第2パッキン31の全周に形成した第1および第2ヒレ部41,43が前記内側ガラス板28に密着する。そして、前記内装板22を図示しない治具で固定した状態で、外装板18に形成した孔(図示せず)から外装板18と内装板22との間に所要量の発泡液を注入して発泡させる。これにより、ガラス窓を備えた断熱扉16が製作される。
このように、前記扉16における外装板18の開口端縁20に第1パッキン30を取付けて外側ガラス板27との気密性を保持すると共に、内装板22の開口端縁24に第2パッキン31を取付けて内側ガラス板28との気密性を保持するよう構成したことで、ガラス窓の形状を外装板18および内装板22に開設した第1および第2開口部19,23の形状により決定し得る。すなわち、前記外装板18および内装板22に開設する第1および第2開口部19,23の隅部を円弧状に形成することで、該第1および第2開口部19,23から臨む複層ガラス板26(すなわちガラス窓)の隅部を円弧状に形成することができる。また、従来技術に係る扉は、矩形状に形成したガラス板の4辺にパッキンを夫々取付ける必要がある。これに対して、実施例に係る扉16では、外装板18の開口端縁20に第1パッキン30を取付けると共に、内装板22の開口端縁24に第2パッキン31を取付けるだけでよいから、部品点数を削減してコストを低減し、かつ組付け作業も容易となる。
また、前記第1および第2パッキン30,31の夫々を、その長手方向の全長に亘って空間部35aを備えた中空形状に形成したことで、該第1および第2パッキン30,31を容易に湾曲させ得るようになる。従って、前記第1および第2パッキン30,31の夫々を、前記内外装板18,22の円弧状を呈する開口端縁20,24に沿って簡単に取付けることができる。更に、前記第1および第2パッキン30,31の夫々に空間部35aを形成したことで、各パッキン30,31の基体部35が弾性変形し、複層ガラス板26や内外装板18,22の厚み寸法に誤差があった場合であっても、各パッキン30,31を複層ガラス板26に密着させ得る。
また、前記扉16を製作した際に、前記第1および第2パッキン30,31の夫々に形成した第1および第2ヒレ部41,43が弾性変形して複層ガラス板26に密着するようにしたから、より確実に各パッキン30,31と複層ガラス板26との気密性を保持することができる。すなわち、開口部19,23の外側(断熱材25側)に臨む第1ヒレ部41が複層ガラス板26に密着することで、外装板18と内装板22との間に発泡液を注入した際に、発泡液が漏れるのを防止し得ると共に、開口部19,23の内側に臨む第2ヒレ部43が複層ガラス板26に密着することで、外部から水やゴミ等が扉内部に侵入するのを防止することができる。更に、前記第1および第2パッキン30,31のスリット33に前記内外装板18,22の開口端縁20,24を挿入した状態では、各パッキン30,31の舌部45に形成した弾性片45aが内外装板18,22の外表面に密着する。このため、各パッキン30,31と、内外装板18,22との気密性がより向上されて、発泡液の漏れや、水やゴミの侵入等の不具合が生ずるのをより確実に防止し得る。
更に、実施例では、前記内装板22における開口端縁24側に、外装板18側に凹む段差部22bを形成し、該内装板22の開口端縁24に第2パッキン31を取付けた状態で、該第2パッキン31が内装板22より庫内側に突出しないよう構成してある。これにより、庫内の視認性が向上すると共に、庫内容量を大きくし得る利点がある。
また、前記各パッキン30,31の基体部35に傾斜案内片39,39を形成したことで、各パッキン30,31を対応する内外装板18,22の開口端縁20,24に取付けるに際し、開口端縁20,24を対応するパッキン30,31のスリット33に案内して、容易に取付け得るようになる。更に、前記第1および第2パッキン30,31の基体部35,35に、その全長に亘ってスリット33,33内に突出する規制片37,37を設け、所謂楔状に形成してある。これにより、前記内外装板18,22の開口端縁20,24に各パッキン30,31を取付けた状態では、該内外装板18,22に形成した第1および第2突出部18a,22aと、パッキン30,31の規制片37,37とが係合して、パッキン30,31が内外装板18,22の開口端縁20,24から脱落するのを防止し得るから、前記扉16の組付け作業を容易に行ない得る利点がある。
更に、結露防止用のコードヒータ47を、外側ガラス板27の内面側(内側ガラス板28との対向面側)に貼着するようにした場合には、該コードヒータ47の熱が内側ガラス板28を介して庫内に伝わり易く、庫内の冷却を阻害する要因ともなる。また、外側ガラス板27の内面側にコードヒータ47を設ける場合には、冷却性能の低下を防止するため、該コードヒータ47をスペーサ29の内側に設けることも考えられるが、この場合には、コードヒータ47の熱を外側ガラス板27に効率的に伝達できず、コードヒータ47の発熱量を大きくする必要が生じていた。これに対して、実施例の扉16では、複層ガラス板26における外側ガラス板27の外表面側にコードヒータ47が接触するよう構成したことにより、庫内(内側ガラス板28)に対する熱の影響を最小限に抑えることができ、庫内の冷却を阻害することはない。また、前記コードヒータ47をアルミ箔テープ49で覆うようにしたことで、該コードヒータ47の発熱を効率的に外側ガラス板27に伝達して結露発生を抑制し得る利点がある。
〔変更例〕
なお、本発明に係る貯蔵庫の窓付き扉の構造としては、前述した実施例のものに限られるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、実施例では、内外装板に隅部を円弧状にした開口部を開設するようにしたが、各板に円形の開口部を開設するようにすれば、矩形状の透明板を用いた場合でも、円形の窓を設けることができる。また、実施例では、透明板として2枚のガラス板を重ねた複層ガラス板を用いたが、1枚のガラス板または3枚上のガラス板を重ねたものであってもよく、更には透明な合成樹脂等を採用することも可能である。
また、内外装板の開口端縁に取付けるパッキンの形状に関しては、任意に変更することができる。更に、実施例では、内外装板の開口端縁に取付ける第1および第2パッキンの形状を同一にしたが、必要に応じて夫々異なる形状にするようにしてもよい。なお、実施例では、本発明に係る構造を備えた窓付き扉を冷蔵庫の扉として採用したが、これに限られるものではなく、冷凍庫やショーケース等のように、窓付け扉が取付けられる貯蔵庫であれば任意のものに採用し得る。また、実施例では、内外装板の間に断熱材を設けて断熱扉に構成したが、断熱材を有していない非断熱扉にも本発明の構造を採用することが可能である。すなわち、第1開口部を開設した外装板と、該外装板に所定間隔離間して組付けられ、第1開口部と整合する第2開口部を開設した内装板と、該第1および第2開口部に臨む透明板とを備えた貯蔵庫の窓付き扉であれば、何れのものにも採用し得る。
本発明の実施例に係る扉を備えた冷蔵庫を示す正面図である。 実施例に係る扉の図1におけるA−A線断面図である。 実施例に係る扉を一部破断した状態で示す背面図である。 実施例に係るパッキンを示す断面図である。 実施例に係る扉の外装板と第1パッキンとの係合状態を示す断面図である。 実施例に係る扉の内装板と第2パッキンとの係合状態を示す断面図である。
符号の説明
18 外装板,18a 第1突出部(突出部),19 第1開口部,20 開口端縁
22 内装板,22a 第2突出部(突出部),22b 段差部,23 第2開口部
24 開口端縁,26 複層ガラス板(透明板),27 外側ガラス板(外側透明板)
28 内側ガラス板(内側透明板),30 第1パッキン,31 第2パッキン
33 スリット,35a 空間部,37 規制片,41 第1ヒレ部(ヒレ部)
43 第2ヒレ部(ヒレ部),47 コードヒータ(結露防止用ヒータ)

Claims (6)

  1. 第1開口部(19)を有する外装板(18)と、該外装板(18)に所定間隔離間して対向的に設けられ、第1開口部(19)に対応する第2開口部(23)を有する内装板(22)と、第1および第2開口部(19,23)の間に介装される透明板(26)とからなる貯蔵庫の窓付き扉において、
    前記外装板(18)の開口端縁(20)に全周に亘り取付けられ、前記透明板(26)の庫外側に位置する板面に密着する第1パッキン(30)と、
    前記内装板(22)の開口端縁(24)に全周に亘り取付けられ、前記透明板(26)の庫内側に位置する板面に密着する第2パッキン(31)とを備え、
    前記外装板(18)と内装板(22)とを対向状態で組付けた際に、前記第1および第2パッキン(30,31)の夫々が前記透明板(26)に密着して、該透明板(26)を前記第1および第2開口部(19,23)の間で保持するよう構成した
    ことを特徴とする貯蔵庫の窓付き扉の構造。
  2. 前記第1および第2パッキン(30,31)の夫々に、長手方向に沿って延在する中空状の空間部(35a)が形成されている請求項1記載の貯蔵庫の窓付き扉の構造。
  3. 前記第1および第2パッキン(30,31)における前記透明板(26)との対向端縁に、弾性変形可能なヒレ部(41,43)を形成し、該第1および第2パッキン(30,31)の夫々を透明板(26)に当接させた際に、該ヒレ部(41,43)が弾性変形して第1および第2パッキン(30,31)が透明板(26)に密着するよう構成した請求項1または2記載の貯蔵庫の窓付き扉の構造。
  4. 前記外装板(18)および内装板(22)の少なくとも一方の板(22)の開口端縁(24)に、他方の板(18)側に凹む段差部(22b)を形成した請求項1〜3の何れかに記載の貯蔵庫の窓付き扉の構造。
  5. 前記第1および第2パッキン(30,31)の夫々には、対応する前記外装板(18)および内装板(22)の開口端縁(20,24)が挿入されるスリット(33)が形成されると共に、該スリット(33)の内側に突出する規制片(37)を備え、該外装板(18)および内装板(22)の開口端縁(20,24)に、前記規制片(37)と係合可能な突出部(18a,22a)を形成して、前記第1および第2パッキン(30,31)のスリット(33)に、前記外装板(18)および内装板(22)の開口端縁(20,24)を挿入した際に、前記規制片(37)と突出部(18a,22a)とが係合して、第1および第2パッキン(30,31)が開口端縁(20,24)から脱落するのを防止するよう構成した請求項1〜4の何れかに記載の貯蔵庫の窓付き扉の構造。
  6. 前記透明板(26)は、前記第1パッキン(30)が密着する外側透明板(27)と、該外側透明板(27)と所定間隔離間して設けられ、前記第2パッキン(31)が密着する内側透明板(28)とからなり、前記外側透明板(27)における第1パッキン(30)の外周側で、かつ該外側透明板(27)の外表面側に結露防止用ヒータ(47)を取付けるようにした請求項1〜5の何れかに記載の貯蔵庫の窓付き扉の構造。
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