JP3252112B2 - 樹脂サッシの取付け構造 - Google Patents
樹脂サッシの取付け構造Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、寒冷地において使
用される樹脂サッシを開口部に取付けるための技術に関
するものである。
用される樹脂サッシを開口部に取付けるための技術に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にサッシは強度の強いアルミニウム
製であり、図5に示すように、サッシ4′を構成する縦
枠、上枠、下枠は板状をした主体に補強のためにリブ3
0を形成して構成してある。そして、屋外側において該
リブ30間にコーキング材31を充填した状態で外壁1
の外装材17の外面に押し当て、この状態で、固着具に
よりサッシ4′を開口部2の内周面の枠材に固着してい
た。このような従来例においては、外装材17の表面が
平坦でなく凹凸形状をしているものであっても、リブ3
0間に充填したコーキング材31が凹凸に沿うことで、
水密性を確保でき、サッシ4′を取付けた状態における
収まりもよくできる。
製であり、図5に示すように、サッシ4′を構成する縦
枠、上枠、下枠は板状をした主体に補強のためにリブ3
0を形成して構成してある。そして、屋外側において該
リブ30間にコーキング材31を充填した状態で外壁1
の外装材17の外面に押し当て、この状態で、固着具に
よりサッシ4′を開口部2の内周面の枠材に固着してい
た。このような従来例においては、外装材17の表面が
平坦でなく凹凸形状をしているものであっても、リブ3
0間に充填したコーキング材31が凹凸に沿うことで、
水密性を確保でき、サッシ4′を取付けた状態における
収まりもよくできる。
【0003】しかしながら、上記のようなアルミニウム
製のサッシは寒冷地においては、結露が発生し、また、
断熱性の点でも問題があって、室内の熱が屋外に逃げて
屋内の暖房効率を悪くするという問題がある。このた
め、本発明者は従来のアルミニウム製のサッシに代え
て、アルミニウムに比べて結露が発生しにくく且つ断熱
性に優れた樹脂製の樹脂サッシを考えた。この樹脂サッ
シはアルミニウムのサッシに比べて強度が劣るため、ア
ルミニウムのサッシのように板状をした主体にリブを設
けるだけでは強度が充分ではなく、このため、樹脂サッ
シを構成する縦枠、上枠、下枠の主体部分は強度を出す
ために偏平角筒状に形成することを考えた。このよう
に、縦枠、上枠、下枠の主体部分を偏平角筒状にして強
度を出しているので、樹脂サッシの取付け部分である外
周に突出する端縁片には強いてリブを設ける必要がな
い。したがって、端縁片はリブのない平坦なものとする
のが材料費や金型コストの面で有利である。つまり、リ
ブを設けると材料費が上がり、また、縦枠、上枠、下枠
の主体部分を偏平角筒状に形成するため、成型金型が複
雑になるが、これに加えて仮に端縁片にもリブを設ける
といっそう成型金型の構造が複雑になってコストアップ
の原因となるため、この点でも端縁片はリブのない平坦
なものとするのが好ましい。また、樹脂製の端縁片にリ
ブを設けてこれを外装材に当ててリブでない部分からね
じ具のような固着具を打ち込んで固着する場合、合成樹
脂製の端縁片が撓んでしまい、この点でも端縁片は面接
触して固着できるように平坦面とするのが好ましい。
製のサッシは寒冷地においては、結露が発生し、また、
断熱性の点でも問題があって、室内の熱が屋外に逃げて
屋内の暖房効率を悪くするという問題がある。このた
め、本発明者は従来のアルミニウム製のサッシに代え
て、アルミニウムに比べて結露が発生しにくく且つ断熱
性に優れた樹脂製の樹脂サッシを考えた。この樹脂サッ
シはアルミニウムのサッシに比べて強度が劣るため、ア
ルミニウムのサッシのように板状をした主体にリブを設
けるだけでは強度が充分ではなく、このため、樹脂サッ
シを構成する縦枠、上枠、下枠の主体部分は強度を出す
ために偏平角筒状に形成することを考えた。このよう
に、縦枠、上枠、下枠の主体部分を偏平角筒状にして強
度を出しているので、樹脂サッシの取付け部分である外
周に突出する端縁片には強いてリブを設ける必要がな
い。したがって、端縁片はリブのない平坦なものとする
のが材料費や金型コストの面で有利である。つまり、リ
ブを設けると材料費が上がり、また、縦枠、上枠、下枠
の主体部分を偏平角筒状に形成するため、成型金型が複
雑になるが、これに加えて仮に端縁片にもリブを設ける
といっそう成型金型の構造が複雑になってコストアップ
の原因となるため、この点でも端縁片はリブのない平坦
なものとするのが好ましい。また、樹脂製の端縁片にリ
ブを設けてこれを外装材に当ててリブでない部分からね
じ具のような固着具を打ち込んで固着する場合、合成樹
脂製の端縁片が撓んでしまい、この点でも端縁片は面接
触して固着できるように平坦面とするのが好ましい。
【0004】ところが、上記のように端縁片が平坦面と
なった樹脂サッシを従来のアルミニウム製のリブを設け
たサッシと同様に端縁片を外装材の表面に面接して取付
けようとしても、リブがないため、コーキング材を充填
することができず、取付け部分に隙間が生じて外観が悪
いと共に取付け部分の水密性も悪くなるものであり、特
に、外装材の表面が凹凸形状をしているものの場合に
は、上記問題点がいっそう顕著で、商品価値が著しく低
下するので、実施することはできないのが現状である。
なった樹脂サッシを従来のアルミニウム製のリブを設け
たサッシと同様に端縁片を外装材の表面に面接して取付
けようとしても、リブがないため、コーキング材を充填
することができず、取付け部分に隙間が生じて外観が悪
いと共に取付け部分の水密性も悪くなるものであり、特
に、外装材の表面が凹凸形状をしているものの場合に
は、上記問題点がいっそう顕著で、商品価値が著しく低
下するので、実施することはできないのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の従来例
の問題点に鑑みて発明したものであって、外壁の外装材
の表面が凹凸している場合であっても、結露を抑制でき
且つ断熱性に優れた樹脂サッシを水密性良好に且つ外観
よく確実に取付けることができる樹脂サッシの取付け構
造を提供することを課題とするものである。
の問題点に鑑みて発明したものであって、外壁の外装材
の表面が凹凸している場合であっても、結露を抑制でき
且つ断熱性に優れた樹脂サッシを水密性良好に且つ外観
よく確実に取付けることができる樹脂サッシの取付け構
造を提供することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の樹脂サッシの取付け構造は、下地部材16の
屋外側表面に外装材8を備えて外壁1を構成し、この外
壁1に開口部2を形成し、開口部2の内周面に屋外側表
面が平坦な枠材3を取付けると共に、その枠材3の屋外
側表面を取付け面5として扁平角筒状の樹脂サッシ4の
周囲に突出した平坦な端縁片6を面接触させて固着具7
により固着して開口部2に樹脂サッシ4を取付け、外装
材8の開口部側端部が端縁片6の先端部よりも開口部2
と離れる側に位置するようにしたことを特徴とするもの
である。このような構成とすることで、平坦な端縁片6
を枠材3の屋外側表面の平坦な取付け面5に面接した状
態で屋外から固着具7を打ち込んで確実にかつ強固に取
付けることができるものであり、また、外壁1に形成さ
れた開口部2の内周面に屋外側表面が平坦な枠材3を取
付け、この下地部材16の屋外側表面に備える外装材8
の開口部側端部が端縁片6の先端部よりも開口部2と離
れる側に位置するようにしているので、表面が凹凸形状
をしている外装材8をあらかじめ貼り付けてあっても何
等問題がなく結露を抑制でき且つ断熱性に優れた樹脂サ
ッシ4を取付けることができるものである。
に本発明の樹脂サッシの取付け構造は、下地部材16の
屋外側表面に外装材8を備えて外壁1を構成し、この外
壁1に開口部2を形成し、開口部2の内周面に屋外側表
面が平坦な枠材3を取付けると共に、その枠材3の屋外
側表面を取付け面5として扁平角筒状の樹脂サッシ4の
周囲に突出した平坦な端縁片6を面接触させて固着具7
により固着して開口部2に樹脂サッシ4を取付け、外装
材8の開口部側端部が端縁片6の先端部よりも開口部2
と離れる側に位置するようにしたことを特徴とするもの
である。このような構成とすることで、平坦な端縁片6
を枠材3の屋外側表面の平坦な取付け面5に面接した状
態で屋外から固着具7を打ち込んで確実にかつ強固に取
付けることができるものであり、また、外壁1に形成さ
れた開口部2の内周面に屋外側表面が平坦な枠材3を取
付け、この下地部材16の屋外側表面に備える外装材8
の開口部側端部が端縁片6の先端部よりも開口部2と離
れる側に位置するようにしているので、表面が凹凸形状
をしている外装材8をあらかじめ貼り付けてあっても何
等問題がなく結露を抑制でき且つ断熱性に優れた樹脂サ
ッシ4を取付けることができるものである。
【0007】また、端縁片6の表面側に、その端縁片6
を含む樹脂サッシ4と外壁1を構成する外装材8の端面
で溝状の目地凹所9が形成され、この目地凹所9を目地
材10で被覆することが好ましい。このような構成とす
ることで、樹脂サッシ4の取付け部分の水密性を確実な
ものとし、また、外観を向上させることができるもので
ある。
を含む樹脂サッシ4と外壁1を構成する外装材8の端面
で溝状の目地凹所9が形成され、この目地凹所9を目地
材10で被覆することが好ましい。このような構成とす
ることで、樹脂サッシ4の取付け部分の水密性を確実な
ものとし、また、外観を向上させることができるもので
ある。
【0008】また、樹脂サッシ4に屋外側において枠材
3に固着する端縁片6と、屋内側において枠材3に固着
する屋内側固着部12とを設けることが好ましい。この
ような構成とすることで、樹脂サッシ4を屋外側と屋内
側の両方で取付けることができて、強度の比較的弱い樹
脂製サッシ4を強固に取付けることができるものであ
る。
3に固着する端縁片6と、屋内側において枠材3に固着
する屋内側固着部12とを設けることが好ましい。この
ような構成とすることで、樹脂サッシ4を屋外側と屋内
側の両方で取付けることができて、強度の比較的弱い樹
脂製サッシ4を強固に取付けることができるものであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明を以下添付図面に示す実施
形態に基づいて説明する。図1、図2には本発明の一実
施形態が示してある。本発明に使用するサッシは樹脂製
の樹脂サッシ4であり、樹脂製の縦枠4a、上枠4b、
下枠4cを枠組みして構成してある。そして、これら樹
脂製の縦枠4a、上枠4b、下枠4cはいずれも強度を
確保するために縦枠4a、上枠4b、下枠4cの各主体
部分を偏平角筒状にしてある。また、これら縦枠4a、
上枠4b、下枠4cの外面部には全長にわたって端縁片
6が一体に突設してあり、この端縁片6は平坦面となっ
ている。したがって、縦枠4a、上枠4b、下枠4cを
枠組みして構成した樹脂サッシ4の周囲(図1、図2に
示す実施形態では周囲の屋内外方向の略中間部分)には
端縁片6が突設してあるものである。この樹脂サッシ4
には縦枠4a部分に戸当たり部13が設けてあり、上枠
5b部分に上レール部14が設けてあり、下枠5c部分
に下レール部15が設けてある。
形態に基づいて説明する。図1、図2には本発明の一実
施形態が示してある。本発明に使用するサッシは樹脂製
の樹脂サッシ4であり、樹脂製の縦枠4a、上枠4b、
下枠4cを枠組みして構成してある。そして、これら樹
脂製の縦枠4a、上枠4b、下枠4cはいずれも強度を
確保するために縦枠4a、上枠4b、下枠4cの各主体
部分を偏平角筒状にしてある。また、これら縦枠4a、
上枠4b、下枠4cの外面部には全長にわたって端縁片
6が一体に突設してあり、この端縁片6は平坦面となっ
ている。したがって、縦枠4a、上枠4b、下枠4cを
枠組みして構成した樹脂サッシ4の周囲(図1、図2に
示す実施形態では周囲の屋内外方向の略中間部分)には
端縁片6が突設してあるものである。この樹脂サッシ4
には縦枠4a部分に戸当たり部13が設けてあり、上枠
5b部分に上レール部14が設けてあり、下枠5c部分
に下レール部15が設けてある。
【0010】上記のような構成の樹脂サッシ4を取付け
るための外壁1の開口部2の内周面には屋外側表面が平
坦な取付け面5となった枠材3を取付けてある。枠材3
は外壁1の下地部材16に固着されるものであり、下地
部材16の屋外側表面よりも枠材3の屋外側表面が僅か
に屋内側にずれて位置するように取付けてある。下地部
材16の屋外側面には外装材8が取付けられる。また、
下地部材16の屋内側面には内装材18が取付けられ
る。ここで、外装材8の表面には種々の凹凸模様が施し
てあってもよいものである。
るための外壁1の開口部2の内周面には屋外側表面が平
坦な取付け面5となった枠材3を取付けてある。枠材3
は外壁1の下地部材16に固着されるものであり、下地
部材16の屋外側表面よりも枠材3の屋外側表面が僅か
に屋内側にずれて位置するように取付けてある。下地部
材16の屋外側面には外装材8が取付けられる。また、
下地部材16の屋内側面には内装材18が取付けられ
る。ここで、外装材8の表面には種々の凹凸模様が施し
てあってもよいものである。
【0011】そして、樹脂製サッシ4を外壁1に形成さ
れた開口部2に取付けるには以下のようにして行う。す
なわち、枠組みした樹脂サッシ4を外壁1に形成された
開口部2に屋外側から嵌め込み、樹脂サッシ4の周囲に
突出した平坦な端縁片6を枠材3の屋外側表面の平坦な
取付け面5に面接触させ、この状態で屋外側から固着具
7を打ち込んで端縁片6を枠材3に固着するものであ
る。この場合、端縁片6が平坦であって、平坦な取付け
面5に面接触状態で固着具7を打ち込むので、端縁片6
が撓んだり、破損したりすることがなく、確実に且つ強
固に取付けられることになる。また、屋内側においては
必要に応じて樹脂サッシ4の屋内側の一部の部位を屋内
側固着部12とし、この屋内側固着部12から固着具7
を打ち込んで固着するものである。ここで、図1に示す
ように偏平角筒状として強度が強くなった部分を屋内側
固着部12として固着具7を打ち込むことで、この部分
の変形や破損を防止できるものである。そして、端縁片
6において屋外側から固着することに加え、屋内側固着
部12部分において屋内側からも固着するものにおいて
は、樹脂サッシ4の固着強度を著しく向上することがで
きるものである。
れた開口部2に取付けるには以下のようにして行う。す
なわち、枠組みした樹脂サッシ4を外壁1に形成された
開口部2に屋外側から嵌め込み、樹脂サッシ4の周囲に
突出した平坦な端縁片6を枠材3の屋外側表面の平坦な
取付け面5に面接触させ、この状態で屋外側から固着具
7を打ち込んで端縁片6を枠材3に固着するものであ
る。この場合、端縁片6が平坦であって、平坦な取付け
面5に面接触状態で固着具7を打ち込むので、端縁片6
が撓んだり、破損したりすることがなく、確実に且つ強
固に取付けられることになる。また、屋内側においては
必要に応じて樹脂サッシ4の屋内側の一部の部位を屋内
側固着部12とし、この屋内側固着部12から固着具7
を打ち込んで固着するものである。ここで、図1に示す
ように偏平角筒状として強度が強くなった部分を屋内側
固着部12として固着具7を打ち込むことで、この部分
の変形や破損を防止できるものである。そして、端縁片
6において屋外側から固着することに加え、屋内側固着
部12部分において屋内側からも固着するものにおいて
は、樹脂サッシ4の固着強度を著しく向上することがで
きるものである。
【0012】上記のようにして外壁1の開口部2に樹脂
サッシ4を取付けることで、端縁片6の表面側に、その
端縁片6を含む樹脂サッシ4と外壁1を構成する外装材
8の端面で溝状の目地凹所9が形成されるものである。
そして、この目地凹所9にコーキング材のような目地材
10を充填して取付けたり、あるいは、乾式で弾性を有
する目地材10をはめ込んで取付けたりすることで、目
地材10により端縁片6を覆い隠して端縁片6の取付け
部分の水密性を確保すると共に端縁片6が外部に見えな
いようにして外観を向上させている。この場合、上記実
施形態のように、下地部材16の屋外側表面よりも枠材
3の屋外側表面が僅かに屋内側にずれて位置するように
取付けることで、形成される目地凹所9の深さを深くで
き、目地材10の取付け深さを充分に確保できるもので
ある。外壁1の開口部2の屋内側には額縁材20が取付
けられるものである。
サッシ4を取付けることで、端縁片6の表面側に、その
端縁片6を含む樹脂サッシ4と外壁1を構成する外装材
8の端面で溝状の目地凹所9が形成されるものである。
そして、この目地凹所9にコーキング材のような目地材
10を充填して取付けたり、あるいは、乾式で弾性を有
する目地材10をはめ込んで取付けたりすることで、目
地材10により端縁片6を覆い隠して端縁片6の取付け
部分の水密性を確保すると共に端縁片6が外部に見えな
いようにして外観を向上させている。この場合、上記実
施形態のように、下地部材16の屋外側表面よりも枠材
3の屋外側表面が僅かに屋内側にずれて位置するように
取付けることで、形成される目地凹所9の深さを深くで
き、目地材10の取付け深さを充分に確保できるもので
ある。外壁1の開口部2の屋内側には額縁材20が取付
けられるものである。
【0013】このようにして取付けられた樹脂サッシ4
はアルミニウム製のサッシに比べて断熱性に優れている
ので結露が発生しにくく、また、屋内の熱が屋外に逃げ
にくいので、屋内の暖房効率が向上するものである。図
3、図4には本発明の他の実施形態を示している。すな
わち上記の実施形態においては樹脂サッシ4の周囲の屋
内外方向の略中間部分に端縁片6を設けた例を示した
が、この実施形態においては樹脂サッシ4の周囲の屋内
側の端部に端縁片6を設けた例が示してある。したがっ
て、この実施形態においては、枠材3から屋外側に突出
して樹脂サッシ4が取付けられるものである。また、こ
の実施形態においても、必要に応じて樹脂サッシ4に屋
内側固着部12を設けて、この屋内側固着部12におい
て屋内側から固着具7により固着することを併用しても
よいものである。図2においては、樹脂サッシ4の屋内
側の端部の内周に屋内側固着部12が形成してある例を
示し、この実施形態においては開口部2内周の枠材3の
更に内周に木製の開口枠21を取付け、この開口枠21
の屋外側面である平坦面に上記屋内側固着部12を当接
して固着具7により固着してある。この実施形態におい
ても、端縁片6において屋外側から固着することに加
え、屋内側固着部12部分において屋内側からも固着す
るものにおいては、樹脂サッシ4の固着強度を著しく向
上することができるものである。
はアルミニウム製のサッシに比べて断熱性に優れている
ので結露が発生しにくく、また、屋内の熱が屋外に逃げ
にくいので、屋内の暖房効率が向上するものである。図
3、図4には本発明の他の実施形態を示している。すな
わち上記の実施形態においては樹脂サッシ4の周囲の屋
内外方向の略中間部分に端縁片6を設けた例を示した
が、この実施形態においては樹脂サッシ4の周囲の屋内
側の端部に端縁片6を設けた例が示してある。したがっ
て、この実施形態においては、枠材3から屋外側に突出
して樹脂サッシ4が取付けられるものである。また、こ
の実施形態においても、必要に応じて樹脂サッシ4に屋
内側固着部12を設けて、この屋内側固着部12におい
て屋内側から固着具7により固着することを併用しても
よいものである。図2においては、樹脂サッシ4の屋内
側の端部の内周に屋内側固着部12が形成してある例を
示し、この実施形態においては開口部2内周の枠材3の
更に内周に木製の開口枠21を取付け、この開口枠21
の屋外側面である平坦面に上記屋内側固着部12を当接
して固着具7により固着してある。この実施形態におい
ても、端縁片6において屋外側から固着することに加
え、屋内側固着部12部分において屋内側からも固着す
るものにおいては、樹脂サッシ4の固着強度を著しく向
上することができるものである。
【0014】上記したいずれの実施形態においても、樹
脂サッシ4を枠材3に取り付けた際に外装材8の開口部
側端部が端縁片6の先端部よりも開口部2と離れる側に
位置するようにしているので、外壁1を外壁パネルによ
り構成するものにあって、あらかじめ工場で下地部材1
6の屋外側表面に外装材8を取付けるとともに下地部材
16の屋内側表面には内装材18を取付けて外壁パネル
を形成し、この外壁パネルに工場で上記のようにして樹
脂サッシ4をあらかじめ取付けておいて、これを現場に
運んで施工したり、あるいは外壁パネルのみを現場に運
んで、現場で樹脂サッシ4を取付けたりすることができ
る。上記のように、外装材8が工場であらかじめ貼られ
た外壁パネル、あるいは、建築現場で先に外装材8が貼
られた外壁1であっても、外装材8の表面が凹凸模様を
しているかいないかに関係なく、外装材8を避けた枠材
3部分において屋外方向から固着具7を打ち込んで簡単
且つ確実に樹脂サッシ4を開口部2に取付けることがで
きるものである。
脂サッシ4を枠材3に取り付けた際に外装材8の開口部
側端部が端縁片6の先端部よりも開口部2と離れる側に
位置するようにしているので、外壁1を外壁パネルによ
り構成するものにあって、あらかじめ工場で下地部材1
6の屋外側表面に外装材8を取付けるとともに下地部材
16の屋内側表面には内装材18を取付けて外壁パネル
を形成し、この外壁パネルに工場で上記のようにして樹
脂サッシ4をあらかじめ取付けておいて、これを現場に
運んで施工したり、あるいは外壁パネルのみを現場に運
んで、現場で樹脂サッシ4を取付けたりすることができ
る。上記のように、外装材8が工場であらかじめ貼られ
た外壁パネル、あるいは、建築現場で先に外装材8が貼
られた外壁1であっても、外装材8の表面が凹凸模様を
しているかいないかに関係なく、外装材8を避けた枠材
3部分において屋外方向から固着具7を打ち込んで簡単
且つ確実に樹脂サッシ4を開口部2に取付けることがで
きるものである。
【0015】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、上述のように、下地部材の屋外側表面に外装材を備
えて外壁を構成し、この外壁に開口部を形成し、開口部
の内周面に屋外側表面が平坦な枠材を取付けると共に、
その枠材の屋外側表面を取付け面として扁平角筒状の樹
脂サッシの周囲に突出した平坦な端縁片を面接触させて
固着具により固着して開口部に樹脂サッシを取付け、外
装材の開口部側端部が端縁片の先端部よりも開口部と離
れる側に位置するようにしてあるので、外装材が工場で
あらかじめ貼られた外装パネル、あるいは建築現場で先
に外装材が貼られた外壁であっても、屋外方向から固着
具を打ち込んで結露の発生を抑制し且つ断熱性に優れて
屋内の熱が外部に逃げにくい樹脂サッシを簡単且つ強固
に取付けることができるものであり、また、樹脂サッシ
であっても外装材を工場で貼ることが可能となり、現場
作業での効率化を図ることができるものである。
は、上述のように、下地部材の屋外側表面に外装材を備
えて外壁を構成し、この外壁に開口部を形成し、開口部
の内周面に屋外側表面が平坦な枠材を取付けると共に、
その枠材の屋外側表面を取付け面として扁平角筒状の樹
脂サッシの周囲に突出した平坦な端縁片を面接触させて
固着具により固着して開口部に樹脂サッシを取付け、外
装材の開口部側端部が端縁片の先端部よりも開口部と離
れる側に位置するようにしてあるので、外装材が工場で
あらかじめ貼られた外装パネル、あるいは建築現場で先
に外装材が貼られた外壁であっても、屋外方向から固着
具を打ち込んで結露の発生を抑制し且つ断熱性に優れて
屋内の熱が外部に逃げにくい樹脂サッシを簡単且つ強固
に取付けることができるものであり、また、樹脂サッシ
であっても外装材を工場で貼ることが可能となり、現場
作業での効率化を図ることができるものである。
【0016】また、請求項2記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、端縁片の表面側
に、その端縁片を含む樹脂サッシと外壁を構成する外装
材の端面で溝状の目地凹所が形成され、この目地凹所を
目地材で被覆してあるので、外観並びに水密性の向上を
図ることができるものである。また、請求項3記載の発
明にあっては、上記請求項1又は請求項2記載の発明の
効果に加えて、樹脂サッシに屋外側において枠材に固着
する端縁片と、屋内側において枠材に固着する屋内側固
着部とを設けてあるので、樹脂サッシを屋外側と屋内側
の両方で取付けることができて、強度の比較的弱い樹脂
サッシを強固に取付けることができるものである。
記請求項1記載の発明の効果に加えて、端縁片の表面側
に、その端縁片を含む樹脂サッシと外壁を構成する外装
材の端面で溝状の目地凹所が形成され、この目地凹所を
目地材で被覆してあるので、外観並びに水密性の向上を
図ることができるものである。また、請求項3記載の発
明にあっては、上記請求項1又は請求項2記載の発明の
効果に加えて、樹脂サッシに屋外側において枠材に固着
する端縁片と、屋内側において枠材に固着する屋内側固
着部とを設けてあるので、樹脂サッシを屋外側と屋内側
の両方で取付けることができて、強度の比較的弱い樹脂
サッシを強固に取付けることができるものである。
【図1】本発明の一実施形態の水平断面図である。
【図2】同上の垂直断面図である。
【図3】本発明の他の実施形態の水平断面図である。
【図4】同上の垂直断面図である。
【図5】従来例を示す水平断面図である。
1 外壁 2 開口部 3 枠材 4 サッシ 5 取付け面 6 端縁片 7 固着具 8 外装材 9 目地凹所 10 目地材 12 屋内側固着部
Claims (3)
- 【請求項1】 下地部材の屋外側表面に外装材を備えて
外壁を構成し、この外壁に開口部を形成し、開口部の内
周面に屋外側表面が平坦な枠材を取付けると共に、その
枠材の屋外側表面を取付け面として扁平角筒状の樹脂サ
ッシの周囲に突出した平坦な端縁片を面接触させて固着
具により固着して開口部に樹脂サッシを取付け、外装材
の開口部側端部が端縁片の先端部よりも開口部と離れる
側に位置するようにしたことを特徴とする樹脂サッシの
取付け構造。 - 【請求項2】 端縁片の表面側に、その端縁片を含む樹
脂サッシと外壁を構成する外装材の端面で溝状の目地凹
所が形成され、この目地凹所を目地材で被覆して成るこ
とを特徴とする請求項1記載の樹脂サッシの取付け構
造。 - 【請求項3】 樹脂サッシに屋外側において枠材に固着
する端縁片と、屋内側において枠材に固着する屋内側固
着部とを設けて成ることを特徴とする請求項1又は請求
項2記載の樹脂サッシの取付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35724297A JP3252112B2 (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 樹脂サッシの取付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35724297A JP3252112B2 (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 樹脂サッシの取付け構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11182139A JPH11182139A (ja) | 1999-07-06 |
JP3252112B2 true JP3252112B2 (ja) | 2002-01-28 |
Family
ID=18453118
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35724297A Expired - Fee Related JP3252112B2 (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 樹脂サッシの取付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3252112B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3404308B2 (ja) * | 1998-12-28 | 2003-05-06 | トステム株式会社 | 引違いサッシ |
-
1997
- 1997-12-25 JP JP35724297A patent/JP3252112B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11182139A (ja) | 1999-07-06 |
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