JP3232403B2 - 合成樹脂製の框 - Google Patents

合成樹脂製の框

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JP3232403B2
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光一 瀬川
学 和田
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ワイケイケイアーキテクチュラルプロダクツ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂製の障子
を構成する合成樹脂製の框に関する。
【0002】
【従来の技術】合成樹脂製の障子は、合成樹脂製の上
框、下框、左右縦框を方形枠状に連結し、その内部にガ
ラスを装着したものであって、その各框は框本体と押縁
とでガラス取付用凹部を有するものとしてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】合成樹脂製の障子は室
内と室外の断熱を主目的とするものであるから、その框
は断熱性に優れたものが好ましい。従来の框は、見込み
の方向一側壁と他側壁を連結壁で連結した框本体と、押
縁とで構成されている。このために、一側壁と他側壁を
厚くしたとしても、熱伝導によって断熱性があまり向上
しない。
【0004】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにした合成樹脂製の框を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、合成樹脂製の
框本体と合成樹脂製の押縁でガラス取付用凹部を有する
形状とし、前記框本体を、押縁取付用凹溝と中空部を有
する一側壁と、中空部を有する他側壁と、複数の連結壁
とで中間中空部を有する形状とし、前記押縁を、押縁取
付用凹溝に係止する係止片と中空部とを有する形状と
し、前記一側壁に、押縁取付用凹溝と中空部を連通する
第1の排水孔及び、前記中空部を室内側に開口する第2
の排水孔を、それぞれ形成したことを特徴とする合成樹
脂製の框である。
【0006】
【作 用】本発明によれば、框の見込み方向一側部及び
他側部に中空部を有するし、見込み方向中間部に中空部
を有するから、それらの中空部内の空気によって断熱性
に優れた框となる。また、ガラス取付用凹部に溜った雨
水は、押縁取付用凹溝、第1の排水孔、中空部、第2の
排水孔を通って排水される。
【0007】
【発明の実施の形態】図1と図2に示すように、合成樹
脂製の上枠1と合成樹脂製の下枠2と左右の合成樹脂製
の縦枠3を方形状に連結して合成樹脂製の窓枠4として
ある。この合成樹脂製の窓枠4の面外方向室内寄りに合
成樹脂製の内障子5、面外方向室外寄りに合成樹脂製の
外障子6が面内方向に移動自在にそれぞれ装着されて合
成樹脂製の引違い窓を構成している。
【0008】前記合成樹脂製の内障子5と合成樹脂製の
外障子6は合成樹脂製の上框10と合成樹脂製の下框1
1と合成樹脂製の召合せ框12と合成樹脂製の戸当り框
13を方形状に連結し、その内部にガラス14が取付け
てある。
【0009】前記合成樹脂製の上框10、合成樹脂製の
下框11、合成樹脂製の戸当り框13は框本体15と押
縁16で形成され、合成樹脂製の召合せ框12は框本体
15と押縁16と框本体15の外向凹部17に取付けた
框アタッチメント18とで構成してある。前記合成樹脂
製の上枠1の内面1a、合成樹脂製の下枠2の内面2
a、合成樹脂製の縦枠3の内面3aにおける見込み方向
中間には内向突起部20が一体的に設けてある。この各
内向突起部20の凹条溝21に上横シール材22、下横
シール材23、縦シール材24が四周連続してそれぞれ
装着してある。
【0010】前記合成樹脂製の内障子5の上框10、下
框11、戸当り框13における室外側10a,11a,
13a(内障子室外側面)が各シール材に圧接し、合成
樹脂製の外障子6の上框10、下框11、戸当り框13
における室内側面10b,11b,13b(外障子室内
側面)が各シール材に圧接する。
【0011】前記下框11の框本体15は図3に示すよ
うに、見込み方向の一側壁30と他側壁31を内連結壁
32と外連結壁33で一体的に連結して中間中空部34
を有する。前記一側壁30は押縁取付用凹溝35と縦長
の中空部36と外向凹部37を有している。
【0012】前記他側壁31は縦長の第1中空部40と
第2中空部41と外向凹部42を有し、その他側壁31
の内方部分は内連結壁32よりも内方に突出し、その突
出端寄り一側面31aにシール部材43が一体的に設け
てある。このシール部材43は内側シール片44と外側
シール片45とストッパ片46で形成してある。前記中
間中空部34には鉄製又はアルミ製の補強部材47が挿
入してある。
【0013】前記押縁16は中空部50と係止片51を
有し、その係止片51を押縁取付用凹溝35に係止する
ことで框本体15に取付けられる。この押縁16の室外
側面16aにはシール片52が一体的に設けてある。こ
の押縁16の係止片51を押縁取付用凹溝35に係合し
て框本体15に取付けてガラス取付用凹部54を形成し
ている。
【0014】このようであるから、下框11の見込み方
向一側部に中空部50と中空部36を有し、見込み方向
他側部には第1中空部40と第2中空部41を有し、中
間部には中間中空部34を有するから、それらの中空部
の空気によって断熱性が優れた框となる。また、他側壁
31の第1中空部40と第2中空部41の中間部に仕切
り壁31bを有しているから、その剛性が大となるし、
前記仕切り壁31bが内連結壁32と連続するからガラ
ス取付用凹部54の剛性が大となる。
【0015】なお、上框10、戸当り框13、召合せ框
12の框本体15、押縁16も同一断面形状としてあ
る。
【0016】ガラス14を装着する際には押縁16を外
してガラス14を押し込んでシール部材43に押しつけ
るが、シール部材41のストッパ片46でガラス14の
押し込み量を規制して内側シール片44、外側シール片
45の弾性変形量を小さくしている。この状態で押縁1
6を取付けてシール片52をガラス14に圧接してい
る。
【0017】このようであるから、内側シール片44、
外側シール片45とシール片52でガラス14を気密・
水密できるし、それらのシール片を装着する必要がなく
障子組立が簡単となる。また、ストッパ片46でガラス
14を適正位置、例えばガラス取付用凹部54の見込み
方向中央位置に保持できるし、内側シール片44、外側
シール片45の弾性変形量が規制され、それらのガラス
14への圧接力が適切となってガラス14取付部のシー
ル性が優れたものとなるし、それらの耐久性を向上でき
る。
【0018】また、一側壁30の中空部36を排水経路
として利用できる。つまり、合成樹脂製の外障子6の合
成樹脂製の下框11は前述のように框本体15と押縁1
6で構成されてガラス取付用凹部54を形成している。
このガラス取付用凹部54には雨水が入り込むことがあ
るので、框本体15の押縁取付用凹溝35と中空部36
を第1の排水孔60で連通し、その中空部36を第2の
排水孔61で室内側に開口することで排水経路としてあ
る。
【0019】ガラス取付用凹部54に溜った雨水は第1
の排水孔60を通って第2の排水孔61から下横シール
材23の上面に流れ落ちる。この上面に流れ落ちた雨水
は合成樹脂製の下枠2の内面2aにおける中間内向突起
部20よりも室内寄りに落下し、第3の排水孔62、第
4の排水孔63、第5の排水孔64、第6の排水孔65
(つまり下枠2の排水経路)から室外に排水される。
【0020】このようにすることで、ガラス取付用凹部
54に溜った雨水を室外に排水できる。その排水経路を
通って外気がガラス取付用凹部54内に高速で入り込む
ことがないから、ガラス取付用凹部54に溜った雨水が
外気によって框本体15と押縁16とのスキマ、縦、横
の押縁16間のスキマ等から室内側に向けて吹き込むこ
とがない。
【0021】例えば、ガラス取付用凹部54の雨水を框
本体15の排水孔から合成樹脂製の下枠2の内面2aに
おける中間内向突起部20よりも室外寄りに落下して排
水すると、その排水孔から外気がガラス取付用凹部54
内に高速で入り込み、そのガラス取付凹部54に溜った
雨水を前述のスキマから室内側に向けて吹き込むことに
なる。
【0022】前記第6の排水孔65に排水キャップ66
が取付けてある。この排水キャップ66は水がスムーズ
に流出するが、外気が入り込まない構成としてある。
【0023】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、框の見込
み方向一側部及び他側部に複数の中央部を有するし、見
込み方向中間部に中空部を有するから、それらの中空部
内の空気によって断熱性に優れた框となる。また、ガラ
ス取付用凹部に溜った雨水は、押縁取付用凹溝、第1の
排水孔、中空部、第2の排水孔を通って排水される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す合成樹脂製の引違い
窓の縦断面図である。
【図2】本発明の実施の形態を示す合成樹脂製の引違い
窓の横断面図である。
【図3】下框と下枠部分の拡大断面図である。
【符号の説明】
1…上枠 2…下枠 3…縦枠 4…窓枠 5…内障子 6…外障子 10…上框 11…下框 12…召合せ框 13…戸当り框 15…框本体 16…押縁 30…一側壁 31…他側壁 32…内連結壁 33…外連結壁 34…中間中空部 35…押縁取付用凹溝 36…中空部 40…第1中空部 41…第2中空部 50…中空部 51…係止片 54…ガラス取付用凹部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 3/58 E06B 3/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製の框本体と合成樹脂製の押縁
    でガラス取付用凹部を有する形状とし、 前記框本体を、押縁取付用凹溝と中空部を有する一側壁
    と、中空部を有する他側壁と、複数の連結壁とで中間中
    空部を有する形状とし、 前記押縁を、押縁取付用凹溝に係止する係止片と中空部
    とを有する形状とし、前記一側壁に、押縁取付用凹溝と中空部を連通する第1
    の排水孔及び、前記中空部を室内側に開口する第2の排
    水孔を、それぞれ形成したことを特徴とする合成樹脂製
    の框。
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