JPH0422690Y2 - - Google Patents

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JPH0422690Y2
JPH0422690Y2 JP1986034849U JP3484986U JPH0422690Y2 JP H0422690 Y2 JPH0422690 Y2 JP H0422690Y2 JP 1986034849 U JP1986034849 U JP 1986034849U JP 3484986 U JP3484986 U JP 3484986U JP H0422690 Y2 JPH0422690 Y2 JP H0422690Y2
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【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は、躯体開口部に半外付けする断熱サ
ツシ枠に関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
周知の如く躯体開口部に取付ける窓枠の多く
は、近年軽金属製の押出型材にて構成されるに至
つているが、金属製の窓枠を用いると熱伝導が良
いため、冬期には窓枠の室内側に結露を生じ、該
結露によつて室内が汚れる等の不都合があつた。
上記欠点を改良する手段として金属型材に中空部
を設け、この中空部に断熱材を充填するものが実
開昭54−155329号、実開昭54−154634号として工
夫され、又金属材の室内側に断熱材を着設するも
のが特開昭59−68490号として工夫されていると
共に、金属型材を内部材と外部材に分けて形成
し、内外部材を断熱材で連結するものが、実開昭
54−51444号、特開昭56−9578号、特開昭59−
10685号として工夫されているが、更にその改良
が望まれていた。
〔考案の目的〕
そこでこの考案は、金属材と合成樹脂材より成
る複合材で構成する断熱サツシ枠において、複合
材を構成する金属材と合成樹脂材をより断熱効果
の高い状態で、しかも簡単に複合し得るようにす
ることにある。
〔考案の概要〕
本案の断熱サツシは、サツシ枠を構成する各枠
材が、金属製外部材とその内周に重ねる合成樹脂
製内部材から成る複合材で構成され、外部材と
内部材が少なくとも1/3以上に重なり、外部材は
内縁より外周向きに取付壁を突設し、室内側に内
周向きに突出する接合壁を設け、接合壁より室内
側の内周に内向壁を有する内段部と、内部材の嵌
合空部を設け、内部材は少なくとも外部材の嵌合
空部に挿入する嵌挿部と、嵌挿部より室内側に延
長する断熱部を設け、嵌挿部の外周に外部材内段
部の内向壁にビス止めする脚片を、又室外側に接
合壁の先部挿入溝を設け、挿入溝内と脚片の先端
及び断熱部の外周に、弾力性に富むクツシヨンを
一体に設け、対流による熱伝導をも遮断し得るよ
うにしたものである。
〔考案の実施例〕
以下、本案断熱サツシ枠の構造を実施例の図面
により説明すると、躯体開口部Hの室外側に取付
けるサツシ枠は、上枠材1Aと下枠材1B、及
び縦枠材1Cより構成され、各枠材1A,1B,
1Cが夫々躯体開口部Hに外付けする金属製の外
部材2と、該外部材2の内周より室内側まで突出
する合成樹脂製の内部材6から成る長尺の複合材
を所定寸法に切断したものである。複合材を
構成する一方の外部材2は、躯体より室外に張出
す基壁3の内縁外周に、躯体外面Pに釘付けする
取付壁13を突設し、基壁3の室外側より内周向
きに接合壁15を設け、接合壁15より室内側の
内周に、内向壁14を有する内段部4と、内部材
6の嵌合空部5を順に設け、内段部4の内向壁1
4が取付壁15より少し室外側に設けられ、下枠
材1Bと縦枠材1Cの内段部4が基壁3と二重壁
構造を成し、嵌合空部5が外部材2の少なくとも
1/3以上に設けられている。外部材2の接合壁1
5より室外側に、雨戸やブラインド等の案内部を
目的に応じて一体成形する場合もある。又複合材
を構成する他方の内部材6は、外部材2の嵌合
空部5に挿入する嵌挿部8と、嵌挿部8より室内
側に延長する断熱部7、及び断熱部7より内周向
きに突出する内壁部17から構成され、断熱部7
と嵌挿部8及び内壁部17に夫々中空部16を設
け、嵌挿部8の室内側に外部材内断部4の内向壁
14に当接する脚片18を、又嵌挿部8の室外側
に前記外部材接合壁15の先部挿入溝17を設
け、嵌挿部8に中空部16を室内外に区分する仕
切壁28を有し、挿入溝17内と脚片18の先
端、及び断熱部7の外周に、弾力性に富むクツシ
ヨン9を夫々一体に設けている。上記3箇所に設
けるクツシヨン9の内、脚片18の先に設けるク
ツシヨン9aは第11図イ,ロの如く舌片状を成
し、脚片18の延長方向に突出するよう一体に設
けられ、挿入溝19に設けるクツシヨン9bは第
9図イ,ロの如く、挿入溝19の奥底より開口部
に向けて舌片状に突出し、断熱部7の外周に設け
るクツシヨン9cは第13図イ,ロの如く円弧状
を成し、その両端が断熱部7の外周に融着する
か、第13図ハ,ニの如く円弧状クツシヨン9c
の一端を断熱部7の外周に融着する。更に内部材
嵌挿部8の内周側に、サツシの種類に応じた障子
建込部を形成し、内壁部17の室外側にタイト材
Tの嵌込溝217を有している。この内部材6は
外部材2の室内側より嵌挿して複合するもので、
具体的には外部材2の室内側より内周に設けた嵌
合空部5に内部材6の嵌挿部8を挿入し、内部材
6の脚片18より外部材内段部4の内向壁14に
ビスSを螺入し、内部材6と外部材2を固定して
複合材を構成する。複合材にて組み立てたサ
ツシ枠は、外部材2の取付壁13を躯体外面P
にビスS止めするか又は釘付けして取付けるもの
である。
本案の断熱サツシ枠は上記構造であるから、先
ず外部材2の内周側より嵌合空部5に向けて内部
材6の嵌挿部8を接近し、外部材接合壁15の先
が内部材6の挿入溝17に入るよう、又外部材内
向壁14の室内側に内部材6の脚片18が重なる
ようにし、内部材6の嵌挿部8が外部材2の内段
部4に当接するまで嵌合した後、脚片18より内
段部内向壁14にビスSを螺入し、両者を一体に
固定して、内部材6と外部材2から成る複合材
を構成する。複合材を構成する内部材6と外部
材2は、重なり合う嵌合空部5と嵌挿部8の室内
外で気密に接合し、具体的には外部材2の室外側
に突設した接合壁15の先が内部材6の挿入溝1
7に入りクツシヨン9bに圧接すると共に、外部
材2の室内側基壁3に内部材脚片18の先に設け
たクツシヨン9aが圧接して、内部材6と外部材
2間に生じる空間A1を外部と通気不能にする。
次いで複合材より上枠材1Aと下枠材1B、及
び縦枠材1Cを切取り、各枠材1A,1B,1C
を従来通り組立て、内部材6と外部材2より成る
複合サツシ枠を構成する。内部材断熱部7の外
周に設けたクツシヨン9cは、サツシ枠を躯体
に取付けた際、窓台Fに圧接し、断熱部7と躯体
間に生じる空間A2をも外部と通気不能にする。
上記の如く組立てた本案サツシ枠は、従来の
半外付けサツシと同様の構造を成すので、躯体に
対する取付けや、サツシ枠に対する障子等の嵌
挿は従来と同様である。又サツシ枠の室外側を
金属製の外部材2で構成するものであるから、サ
ツシ枠の室外側にシヤツタや雨戸を取付ける場
合、サツシ枠を補強することなく簡単に取付け
ることができる。
尚、本案の断熱サツシ枠は上記実施例に限定
されるものではなく、例えば無目や間柱、或は方
立用の複合材にも応用し得るし、又サツシ枠
の構成において内部材6によつて内枠体を組立て
ると共に、外部材2によつて外枠体を組立て、次
いで内枠体を外枠体の室内側より組込み、内部材
6の嵌挿部8を外部材2の内周嵌合空部5まで完
全に挿入し、且つ内部材6の脚片18を外部材2
の内向壁14に当接した後、これをビス止め固定
しても構成し得る。更に内部材6は各枠材1A,
1B,1Cの外部材2として共用し得るし、内部
材6に設ける脚片18と挿入溝17、内壁部1
7、クツシヨン9、又外部材2に設ける嵌合空部
5と内向壁14、接合壁15等の形状構造は、サ
ツシの種類に応じて異なるものであるし、内部材
6と外部材2の複合手段、及び固定手段等は、本
案の要旨に反しない限り適宜変更可能である。
〔考案の効果〕
従つて本案の断熱サツシ枠は、各枠材を金属製
の外部材と合成樹脂製の内部材を少なくとも1/3
以上に重なり合わせた複合材で構成するものであ
るから、複合材より成るサツシ枠であつても強力
に取付けることができるし、室外に金属製の外部
材が露出するものであるから、合成樹脂の内部材
を風雨や日光より保護することもできる。又複合
材を構成する内部材は断熱力に優れた合成樹脂に
て中空に形成され、しかも金属製の外部材が一切
室内側に露出しないように組み立てられ、且つ外
部材と内部材間に生じる空間が、内部材に設けた
クツシヨンによつて外部と通気不能になると共
に、内部材断熱部に設けたクツシヨンによつて、
内部材と躯体間に生じる空間も外部と通気不能に
なるため、対流による熱伝導も完全に防止され
る。その結果、サツシ枠を構成する外部材から内
部材に熱伝導することがなく、内部材に結露を生
じることもない。更に内部材の断熱部は外部材よ
り室内側に突出するが、断熱部は開口部内に納ま
り室内まで突出することがないので、内部材が合
成樹脂製であつても損傷することがないし、その
室内側に周知の内サツシを取付け、二重サツシを
構成する場合にも、内部材の断熱部が支障になる
こともない等、内部材に設けたクツシヨンにより
対流を室内外に区分し、対流による熱伝導をも防
止した前記特徴と共に、本案は寒冷地用のサツシ
枠として実用面に有益な効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案断熱サツシ枠の使用例を示す縦断
面図、第2図と第3図はサツシ枠を構成する複合
材の類形を示す端面図、第4図と第5図は複合材
の分解端面図、第6図は類例サツシ枠の使用例を
示す要部横断面図、第7図はサツシ枠を構成する
複合材の断面図、第8図は内部材の端面図、第9
図イ,ロは挿入孔に対するクツシヨンの形成例を
示す拡大断面図、第10図はその使用状態図、第
11図イ,ロは脚片に対するクツシヨンの形成例
を示す拡大断面図、第12図はその使用状態図、
第13図イ,ロ,ハ,ニは断熱部に対するクツシ
ヨンの形成例を示す拡大断面図、第14図と第1
5図はその使用状態図である。 ……サツシ枠、1A,1B,1C……枠材、
……複合材、2……外部材、3……基壁、13
……取付壁、4……内段部、14……内向壁、5
……嵌合空部、15……接合壁、6……内部材、
7……断熱部、8……嵌挿部、18……脚片、1
7……内壁部、99a,9b,9c……クツシヨ
ン、16……中空部、17……挿入孔、217…
…嵌込溝、A1,A2……空間、F……窓台、……
躯体開口部、P……躯体外面、S……ビス、T…
…タイト材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. サツシ枠1を構成する各枠材が、躯体開口部H
    に外付け可能となる金属製外部材2と、該外部材
    の内周より室内側に突出する合成樹脂製内部材6
    から成る複合材で構成され、外部材は取付壁1
    3より室外側の内周に、略同一長さに突出する内
    向壁14と内段部5を設けると共に、室外側に内
    段部より長く突出する接合壁15を設け、接合壁
    より室内側の内周に嵌合空部5を形成し、内部材
    は少なくとも外部材の嵌合空部に挿入する嵌挿部
    8と、嵌挿部より室内側に延長する断熱部7を設
    け、嵌挿部の室外側に外部材接合壁の挿入溝19
    を、又嵌挿部より外周に外部材内段部の内向壁に
    ビス止めする脚片18を設け、挿入溝内と脚片の
    先、及び断熱部の外周に、弾力性に富むクツシヨ
    ン9を一体に設け、外部材と内部材が少なくとも
    1/3以上に重なり、且つ外部材に密接するクツシ
    ヨンにより遮断された室内空間A1と室外空間A2
    を形成し、対流による熱伝導をも遮断し得るよう
    にした断熱サツシ枠。
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