JP7160769B2 - 建具 - Google Patents

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Description

本発明は、建具に関するものである。
建具には、断熱性を考慮して、枠や框等の建材を樹脂や木材(以下、単に樹脂等という)によって成形したものが多く提供されている。しかしながら、建材のすべてを樹脂等によって成形した場合には、耐候性の点で必ずしも好ましいとはいえない。このため、この種の建具には、室内側に配置される建材本体を樹脂等によって成形し、かつ建材本体の室外側となる部分を金属製のカバー部材によって覆うようにしたものも提供されている。
ここで、樹脂等と金属とでは熱膨張率が大きく異なる。このため、樹脂等によって成形された建材本体を金属製のカバー部材で覆うようにした建材にあっては、カバー部材が建材本体の長手方向に沿った収縮を制限するように機能する場合があり、建材本体にひび割れ等、表面品質上の問題を来すおそれがある。そこで、この種の建具では、カバー部材の両端部に縮み代を設けて上述問題を解決するようにしたものもある。すなわち、横枠にカバー部材を設ける場合には、カバー部材の寸法を横枠よりも短く設定することでカバー部材と縦枠との間に縮み代として隙間を確保し、横枠が収縮した際にもカバー部材の端部が縦枠に当接する事態を未然に防止するようにしている。この従来技術によれば、カバー部材によって横枠の収縮が制限されないため、建材本体にひび割れ等の表面品質上の問題を来すおそれがなくなる(例えば、特許文献1参照)。
特開2015-151822号公報
しかしながら、建材本体に対してカバー部材の長手寸法が小さく設定された建材を適用した場合には、カバー部材の両端に建材本体が露出することになり、外観品質を考慮した場合、必ずしも好ましいとはいえない。こうした問題は、別体のキャップ部材を建材本体の見付け面に装着することで解決することは可能である。しかし、キャップ部材を装着した建具では、製造コストの増大や組立作業の煩雑化といった新たな問題を招来することになる。
本発明は、上記実情に鑑みて、製造コストや組立作業の問題を招来することなく建材本体に表面品質を維持することのできる建具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る建具は、樹脂または木材によって成形された建材本体と、金属によって成形されたカバー部材とを備えて建材を構成し、前記建材本体の端部が互いに連結され、かつ前記カバー部材の端部が互いに連結された建具であって、前記建材本体のそれぞれに設けられたカバー部材は、前記建材本体の室外側となる部分を覆うカバー本体部と、前記建材本体の内周側となる部分を覆う内周カバー部とを有し、前記内周カバー部は、前記カバー本体部よりも長手に沿った寸法が短く、前記内周カバー部の小口端面には、隣接するカバー部材の内周カバー部との間に隙間が確保されていることを特徴とする。
本発明によれば、カバー部材において建材本体の内周側となる部分を覆う内周カバー部には、その小口端面と隣接するカバー部材の内周カバー部との間に隙間が確保されているため、カバー部材が建材本体の長手方向に沿った収縮を妨げるおそれがなくなる。従って、建材本体の室外側となる部分については、別体のキャップ部材を要することなくカバー部材のカバー本体部によって隙間無く覆うことが可能となり、製造コストや組立作業の問題を招来することがない。
本発明の実施の形態1である建具の縦断面図である。 図1に示した建具の横断面図である。 図1に示した建具に適用する框の構成要素を示すもので、(a)は框本体の端面図、(b)は縦框カバー部材の端面図、(c)は横框カバー部材の端面図である。 図1に示した建具に適用する枠の構成要素を示すもので、(a)は枠本体の端面図、(b)は縦枠カバー部材の端面図、(c)は上枠カバー部材の端面図、(d)は下枠カバー部材の端面図である。 図4(b)に示した縦枠カバー部材を示すもので、(a)は端面図、(b)は内周側から見た側面図である。 図4(d)に示した下枠カバー部材を示すもので、(a)は端面図、(b)は内周側から見た平面図である。 図4に示した縦枠カバー部材及び下枠カバー部材の要部を室外側から示した分解斜視図である。 図4に示した縦枠カバー部材及び下枠カバー部材の連結部を室外側から示した要部斜視図である。 本発明の変形例1である建具の要部を示す縦端面図である。 本発明の変形例2である建具の要部を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態2である建具の要部を示す縦断面図である。 本発明の変形例3である建具の要部を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態3である建具の要部を示す縦断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る建具の好適な実施の形態について詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1及び図2は、本発明の実施の形態1である建具を示したものである。ここで例示する建具は、枠体10及び障子20を備え、枠体10に対して障子20を室外側に開くように構成した縦すべり出し窓と称されるものである。枠体10は、上下の横枠(横建材)11,12及び左右の縦枠(縦建材)13,14を四周枠組みすることによって矩形状に構成したものである。障子20は、矩形平板状を成す面材21の四周に上下の横框22,23及び左右の縦框24,25を装着することによって構成したものである。面材21としては、スペーサ21aを介してガラス板21bを3枚積層した複層ガラスを適用している。なお、面材21としては、必ずしも複層ガラスである必要はない。枠体10を構成する横枠11,12及び縦枠13,14は、それぞれ枠本体(建材本体)15と、枠本体15の室外側となる部分を覆う枠カバー部材(カバー部材)16とを備えて構成したものである。同様に、障子20を構成する横框22,23及び縦框24,25は、それぞれ框本体26と、框本体26の室外側となる部分を覆う框カバー部材27とを備えて構成したものである。
枠本体15及び框本体26は、ポリ塩化ビニル等の樹脂によって成形した押し出し形材であり、それぞれ長手に沿った全長にわたる部分がほぼ一様な断面形状を有するように構成してある。枠カバー部材16及び框カバー部材27は、アルミニウム合金等の金属によって成形した押し出し形材であり、それぞれ長手に沿った全長にわたる部分がほぼ一様な断面形状を有するように構成してある。枠本体15及び框本体26については、それぞれが四周で互いに同一の断面形状を有するように構成してある。これに対して枠カバー部材16は、左右の縦枠13,14を構成するものが互いに同一の断面形状を有しているが、縦枠13,14を構成するもの(以下、区別する場合に縦枠カバー部材16Aという)と、上方の横枠11を構成するもの(以下、区別する場合に上枠カバー部材16Bという)と、下方の横枠12を構成するもの(以下、区別する場合に下枠カバー部材16Cという)とで、互いに異なる断面形状を有するように構成してある。框カバー部材27については、左右の縦框24,25を構成するものが互いに同一の断面形状を有し、上下の横框22,23を構成するものが互いに同一の断面形状を有しているが、縦框24,25を構成するもの(以下、区別する場合に縦框カバー部材27Aという)と、横框22,23を構成するもの(以下、区別する場合に横框カバー部材27Bという)とで、互いに異なる断面形状を有するように構成してある。
以下、これら框本体26、框カバー部材27、枠本体15及び枠カバー部材16の構成について説明し、併せて本願発明の特徴部分について詳述する。なお、以下においては便宜上、躯体Bに取り付けられた状態の姿勢でそれぞれの方向を特定することとする。また、見込み方向及び見付け方向という用語を用いる。見込み方向とは、図中の矢印Aで示すように、建具の奥行きに沿った方向である。見込み方向に沿った面については見込み面と称する場合がある。見付け方向とは、横枠11,12や横框22,23等のように水平方向に沿って延在する建材の場合、見込み方向に直交した上下に沿う方向である。縦枠13,14や縦框24,25等のように上下方向に沿って延在する建材の場合には、見込み方向に直交した水平に沿う方向を見付け方向という。見付け方向に沿った面については、見付け面と称する場合がある。
障子20を構成する横框22,23及び縦框24,25の框本体26は、図1~図3に示すように、框基部26a、框内周突出部26b及び框外周突出部26cを一体に成形したものである。框基部26aは、中空のブロック状を成すもので、框外周見込み面26d、框内周見込み面26e及び押縁装着溝26fを有している。框外周見込み面26d及び框内周見込み面26eは、それぞれ見込み方向に沿った平面であり、互いに平行となるように延在している。押縁装着溝26fは、框内周見込み面26eの室外側に位置する縁部に形成した凹所であり、内周側にのみ開口している。押縁装着溝26fの室内側に位置する開口部には、押さえ突部26gが設けてある。押さえ突部26gは、押縁装着溝26fの縁部から見込み方向に沿って室外側に突出した平板状部分である。框内周突出部26bは、框内周見込み面26eの室内側に位置する縁部から内周に向けて突出した中空状のものである。框外周突出部26cは、外周見込み面の室外側に位置する縁部から見付け方向に沿って外周側に突出した中空状のものである。図からも明らかなように、框内周突出部26bは、框外周突出部26cよりも見込み方向に沿った寸法が大きくなるように構成してある。框外周突出部26cには、シール部26h及び係合溝26nが設けてある。シール部26hは、框外周突出部26cよりも軟質となる樹脂によって成形したもので、框外周突出部26cの室内側、かつ外周側となる隅部分から室内側に向けて漸次内周側となるように傾斜延在している。このシール部26hは、二色成形によって框本体26と一体に成形してある。係合溝26nは、框外周突出部26cの外周側に位置する見込み面26mと、室内側となる見付け面26pとの間の隅部に設けた凹所である。図には明示していないが、上記の構成を有する框本体26は、それぞれの端部に45°の傾斜溶着面を形成し、傾斜溶着面を介して互いに溶着することによって矩形状に連結してある。
框カバー部材27は、見付けカバー部27a、外周見込みカバー部27b、溝係合片部27c及び押縁構成部27dを一体に構成したものである。見付けカバー部27aは、框本体26の室外側となる見付け面26kを覆う平板状部分であり、框本体26の見付け面26kよりもわずかに大きな見付け寸法を有するように形成してある。外周見込みカバー部27bは、見付けカバー部27aの外周側に位置する縁部から見込み方向に沿って室内側に延在し、框外周突出部26cの外周側に位置する見込み面26mを覆うものである。外周見込みカバー部27bの延在縁部には、内周側に向けて屈曲した係合突起27b1が設けてある。係合突起27b1は、外周見込みカバー部27bによって框外周突出部26cの見込み面26mを覆った場合に係合溝26nを介して框外周突出部26cに係合することが可能である。溝係合片部27cは、見付けカバー部27aの内周側に位置する縁部から見込み方向に沿って室内側に延在した後に二股に分岐し、外方係合部27c1及び内方係合部27c2を構成している。外方係合部27c1は、室内に向けて漸次外周側となるように傾斜した後、見込み方向に沿って室内側に延在したものである。これに対して内方係合部27c2は、室外に向けて漸次外周側となるように傾斜したものである。これら外方係合部27c1及び内方係合部27c2を有する溝係合片部27cは、見付けカバー部27aによって框基部26aの見付け面26kを覆い、かつ外周見込みカバー部27bによって框外周突出部26cの見込み面26mを覆った場合に、框基部26aに設けた押縁装着溝26fの内部に配置させることが可能である。これにより、外方係合部27c1が押さえ突部26gの外周側に位置する面に当接するとともに、内方係合部27c2が押縁装着溝26fの室外側に位置する内壁面に当接する。従って、溝係合片部27cが框本体26に係合し、押縁装着溝26fからの溝係合片部27cの脱落が制限された状態となる。
押縁構成部27dは、框本体26の框内周突出部26bに対向するように、見付けカバー部27aの内周側に位置する縁部から見付け方向に沿って内周側に延在したものである。押縁構成部27dの突出縁部において室内側となる部分には、面材用シール部材28が装着してある。面材用シール部材28は、矩形の筒状を成すシール本体28aと、シール本体28aの外周に位置する部分から延在した2条のシールヒレ部28bとを樹脂によって一体に成形したものである。シールヒレ部28bの延在縁部は、溝係合片部27cとの間に隙間を確保した位置において溝係合片部27cに対向している。縦框カバー部材27Aと横框カバー部材27Bとは、見付けカバー部27aの室内側に位置する表面に突起27eがあるか否かが相違し、かつこの突起27eの突出寸法分だけ外周見込みカバー部27bの見込み方向に沿った寸法及び溝係合片部27cの見込み方向に沿った寸法が大きい点が相違するのみである。すなわち、図3(b)に示すように、縦框カバー部材27Aには、見付けカバー部27aに突起27eが設けてある。これに対して横框カバー部材27Bには、図3(c)に示すように、見付けカバー部27aに突起27eがない。突起27eの突出寸法は、框カバー部材27の板厚に相当するものである。つまり縦框カバー部材27Aの外周見込みカバー部27b及び溝係合片部27cは、見込み方向に沿った寸法が、横框カバー部材27Bの外周見込みカバー部27b及び溝係合片部27cよりも突起27eの分だけ大きく構成してある。
上述した框カバー部材27は、押縁構成部27dと框本体26の框内周突出部26bとの間に面材21の縁部を配置した状態で框本体26に装着され、これら框本体26及び面材21とともに障子20を構成することになる。より具体的に説明すると、溝係合片部27cが押縁装着溝26fの内部に係合されることにより、框カバー部材27の見付けカバー部27a及び外周見込みカバー部27bによって框本体26の室外側となる見付け面26k及び外周側の見込み面26mが覆われた状態となる。さらに外周見込みカバー部27bを介して框外周突出部26cにネジ29を螺合することにより、框カバー部材27が框本体26に連結された状態に維持され、押縁構成部27dと框本体26の框内周突出部26bとの間に面材21が支持される。特に、ネジ29を見込み方向に沿って螺合しているため、溝係合片部27cの内方係合部27c2が押縁装着溝26fの押さえ突部26gに押圧された状態となり、框カバー部材27に外力が加えられた場合にも、溝係合片部27cが押縁装着溝26fから不用意に脱落するおそれがない。
図からも明らかなように、框本体26と框カバー部材27との間に面材21を支持した状態においては、面材用シール部材28のシールヒレ部28bが面材21の外周側となる端面21cよりも外周側に突出している。図には明示していないが、横框カバー部材27Bと縦框カバー部材27Aとは、障子20の四隅において互いに重ね合わされ、横框カバー部材27Bの見付けカバー部27aが縦框カバー部材27Aの見付けカバー部27aによって覆われた状態となっている。
上記のようにして框本体26に框カバー部材27を取り付けた障子20においては、樹脂によって成形した框本体26の室外側となる部分が、金属によって成形した框カバー部材27によって覆われることになり、耐候性の点で有利となる。
しかも、框カバー部材27と框本体26とを連結するネジ29は、見付け方向に沿って螺合されたものであり、障子20において室内側の見付け面や室外の見付け面に露出することがない。従って、外観品質の点で有利となる。なお、框カバー部材27と框本体26との連結強度を考慮した場合には、図からも明らかなように、框本体26においてネジ29が螺合される部分に、予め肉盛りすることによって板厚を増大させておくことが好ましい。
一方、枠体を構成する横枠11,12及び縦枠13,14の枠本体15は、図1、図2、図4に示すように、枠基部15a、内方取付ヒレ部15b及び枠内周突出部15cを一体に成形したものである。枠基部15aは、中空のブロック状を成すもので、取付支持面15d、本体傾斜面(傾斜面)15e、接合面(接合部)15f、枠外周見込み面(外周面部分)15g、枠内周見込み面15h及び内周凹部15jを有している。取付支持面15dは、横枠11,12や縦枠13,14を躯体Bに固定する際に躯体Bの開口内表面B1に当接する平面であり、枠基部15aの室内側、かつ外周側となる部分に設けてある。本体傾斜面15eは、取付支持面15dよりも室外側、かつ内周側に設けた平面であり、室外に向けて漸次外周側となるように傾斜している。接合面15fは、本体傾斜面15eの室外側縁部から内周に向けて延在した見付け方向に沿う平面である。枠外周見込み面15gは、接合面15fの内周側となる部分から室外に向けて延在した平面であり、取付支持面15dとほぼ平行となるように設けてある。この枠外周見込み面15gには、遮水突起(遮水部)15nが設けてある。遮水突起15nは、外周側に向けて突出した部分であり、見込み方向に沿って延在する枠外周見込み面15gを室内側と室外側とに分断するように枠本体15の長手に沿った全長に形成してある。枠内周見込み面15hは、枠基部15aの内周側において見込み方向に沿う平面であり、枠外周見込み面15gとほぼ平行となるように設けてある。内周凹部15jは、枠内周見込み面15hの室外側に位置する縁部に設けた凹所であり、枠基部15aの内周側及び室外側に開放している。内周凹部15jの内周側となる内底面15kは、枠内周見込み面15hとほぼ平行である。内方取付ヒレ部15bは、枠基部15aの室内側となる見付け面において外周側に位置する縁部から室内に向けて突出したものである。枠内周突出部15cは、枠内周見込み面15hの室内側に位置する縁部から見付け方向に沿って内周側に突出した中空状のものである。枠内周突出部15cの突出縁部において室外側となる部分には、長手に沿ったほぼ全長に枠シール部材17が装着してある。図には明示していないが、上記の構成を有する枠本体15は、それぞれの端部に45°の傾斜溶着面を形成し、傾斜溶着面を介して互いに溶着することによって矩形状に連結してある(マイター接合)。矩形状に連結した枠本体15は、内周に障子20を配置した場合に、枠本体15の室外となる見付け面15mが框外周突出部26cに対向し、かつ枠内周突出部15cが框本体26の室内側となる見付け面26jに対向するようにそれぞれの寸法が調整してある。
縦枠カバー部材16A、上枠カバー部材16B及び下枠カバー部材16Cは、上述したように、互いに断面形状が異なるものであるが、互いに共通となる外周連結片部16a、外周取付ヒレ部16bを有している。外周連結片部16aは、枠本体15の外周側にネジ止めされる部分であり、カバー傾斜面(傾斜面)16cを有している。カバー傾斜面16cは、本体傾斜面15eに接合される平面であり、室内に向けて漸次内周側となるように傾斜している。外周取付ヒレ部16bは、外周連結片部16aの室外側に位置する縁部から見付け方向に沿って外周側に延在するものである。
図2及び図4(b)に示すように、縦枠カバー部材16Aは、以上の共通構成に加えて、見込み延在部16d、接合面対向部(接合部)16e、内周見付け延在部16f及び内周連結片部16gを一体に構成したものである。見込み延在部16dは、外周取付ヒレ部16bにおいて外周連結片部16aよりも内周側となる部分から見込み方向に沿って室外側に突出したものである。見込み延在部16dの突出縁部は、外周側に屈曲した後に室内側に向けて屈曲している。接合面対向部16eは、見込み延在部16dの室内側となる縁部から内周側に向けて突出したものである。接合面対向部16eの室内側となる部分には、長手に沿ったほぼ全長にカバータイト材(接合部水密部材)18が装着してある。内周見付け延在部16fは、見込み延在部16dにおいて見込み方向のほぼ中間となる部分から見付け方向に沿って内周側に突出したものである。内周連結片部16gは、内周見付け延在部16fの突出縁部よりもわずかに外周側となる部分から見込み方向に沿って室内側に突出することにより、縦枠カバー部材16Aに押縁装着溝16g1を構成するものである。内周連結片部16gの突出縁部は、内周側に向けてほぼ直角に屈曲した後、室外側に向けてほぼ直角に屈曲している。この内周連結片部16gは、外周連結片部16aのカバー傾斜面16cを枠本体15の本体傾斜面15eに当接した場合に、内周凹部15jの内底面15kに当接するように形成してある。内周連結片部16gにおいて内周側に向けて屈曲した部分は、内周見付け延在部16fにおいて内周連結片部16gよりも内周側に突出する部分とほぼ同じ寸法を有し、枠基部15aに設けた内周凹部15jの見付け方向に沿った寸法とほぼ等しい。上述した縦枠カバー部材16Aでは、見込み延在部16d及び内周見付け延在部16fがカバー本体部16xを構成し、内周連結片部16gが内周カバー部16yを構成している。
図1及び図4(c)に示すように、上枠カバー部材16Bは、上述の共通構成に加えて、見込み延在部16d、内周見付け延在部16f及び内周連結片部16gを一体に構成したものである。見込み延在部16dは、外周連結片部16aと外周取付ヒレ部16bとの連結部から内周側に向けて漸次外方に傾斜した後、見付け方向に沿って内周側に延在し、さらに見込み方向に沿って室外側に突出したものである。見込み延在部16dの突出縁部は、見付け方向に沿って内周側に延在している。また、見込み延在部16dの外周側には、外周取付ヒレ部16bとの間を連結するように上枠補強ヒレ部16hが設けてある。上枠補強ヒレ部16hは、見込み延在部16dの突出縁部から外周側に延在した後、見込み方向に沿って室内側に延在したもので、見込み延在部16d及び外周取付ヒレ部16bとの間に中空部16jを構成している。見込み延在部16d及び上枠補強ヒレ部16hには、それぞれ中空部16jに面する部分にビスホール16kが設けてある。ビスホール16kは、周面の一部が開口した細径の円筒状を成すもので、見込み延在部16dの室内側に位置する部分及び上枠補強ヒレ部16hの室外側に位置する部分に設けてある。内周見付け延在部16fは、見込み延在部16dにおいて見込み方向のほぼ中間となる部分から見付け方向に沿って内周側に突出したものである。この内周見付け延在部16fは、縦枠カバー部材16Aの内周見付け延在部16fに比べて、見込み方向の位置が板厚分だけ室内側となっている。内周連結片部16gは、縦枠カバー部材16Aに設けたものと同様のものである。内周連結片部16gの見込み方向に沿った寸法は、縦枠カバー部材16Aの内周連結片部16gに比べて、内周見付け延在部16fの板厚分だけ短く構成してある。つまり、縦枠カバー部材16Aの内周見付け延在部16fにおいて室内側となる見付け面に、上枠カバー部材16Bの内周見付け延在部16fを当接させた場合に、内周連結片部16gの室内側への突出量が互いに同一となっている。この上枠カバー部材16Bにおいても、見込み延在部16d及び内周見付け延在部16fがカバー本体部16xを構成し、内周連結片部16gが内周カバー部16yを構成している。
図1及び図4(d)に示すように、下枠カバー部材16Cは、上述の共通構成に加えて、見込み延在部16d、接合面対向部16e、内周見付け延在部16f及び内周連結片部16gを一体に構成したものである。見込み延在部16dは、外周取付ヒレ部16bにおいて外周連結片部16aよりも外周側となる部分から見込み方向に沿って室外側に突出したものである。見込み延在部16dの突出縁部は、外周側に向けて屈曲している。接合面対向部16eは、外周連結片部16aと外周取付ヒレ部16bとの連結部から内周側に向けて漸次外方に傾斜した後、見付け方向に沿って内周側に突出したものである。接合面対向部16eの室内側となる部分には、長手に沿ったほぼ全長にカバータイト材18が装着してある。また、接合面対向部16eには、室外側となる部分と見込み延在部16dとの間を連結するように下枠補強ヒレ部16mが設けてある。上述の見込み延在部16d及び下枠補強ヒレ部16mには、それぞれビスホール16kが設けてある。ビスホール16kは、上枠カバー部材16Bに設けたものと同様のものであり、見込み延在部16dの室外側に位置する部分及び下枠補強ヒレ部16mと見込み延在部16dとの連結部分に設けてある。内周見付け延在部16fは、見込み延在部16dにおいて室外側となる部分から内周側に突出したものである。本実施の形態1では特に、見込み延在部16dから見付け方向に沿って内周側に延在した外周部16f1と、外周部の内周側縁部から見込み方向に沿って内周側に延在した段状部16f2と、段状部16f2の室内側に位置する縁部から見付け方向に沿って内周側に延在した内周部16f3とを有して内周見付け延在部16fが構成してある。この内周見付け延在部16fの内周部16f3は、上枠カバー部材16Bの内周見付け延在部16fと同様、縦枠カバー部材16Aの内周見付け延在部16fに比べて、見込み方向の位置が板厚分だけ室内側となっている。内周連結片部16gは、縦枠カバー部材16Aに設けたものと同様のものである。内周連結片部16gの見込み方向に沿った寸法については、上枠カバー部材16Bと同様、縦枠カバー部材16Aの内周連結片部16gに比べて、内周見付け延在部16fの板厚分だけ短く構成してある。この下枠カバー部材16Cでは、見込み延在部16d及び内周見付け延在部16fがカバー本体部16xを構成し、内周連結片部16gが内周カバー部16yを構成している。
これら縦枠カバー部材16A、上枠カバー部材16B及び下枠カバー部材16Cは、枠本体15に対して内周連結片部16gが内周凹部15jに配置されるとともに、外周連結片部16aのカバー傾斜面16cが本体傾斜面15eに当接した状態に配置される。この状態から内周連結片部16gを介して内周凹部15jの内底面15kにネジ部材19aを螺合し、かつ外周連結片部16aを介して本体傾斜面15eにネジ部材19bを螺合することにより、縦枠カバー部材16A、上枠カバー部材16B、下枠カバー部材16Cがそれぞれの枠本体15に連結された状態に維持される。
これらの組立作業の間、枠カバー部材16の内周連結片部16g及び外周連結片部16aが枠本体15の内周凹部15j及び本体傾斜面15eに当接するまでの間は、下枠カバー部材16Cのカバータイト材18及び縦枠カバー部材16Aのカバータイト材18が枠本体15に摺接されることがない。従って、枠体10を構成する際にカバータイト材18に損傷を来すおそれがなく、その品質を確実に維持することができる。しかも、外周連結片部16aを介して本体傾斜面15eにネジ部材19bを螺合すれば、カバー傾斜面16cと本体傾斜面15eとの傾斜により、カバータイト材18が枠本体15の接合面15fに押圧されることになり、カバー部材と枠本体15との間に所望の水密性を確保することが可能である。なお、枠本体15及び枠カバー部材16の双方に傾斜面15e,16cを設ける必要はなく、枠本体15及び枠カバー部材16の少なくとも一方に傾斜面が設けてあれば上述した作用効果を奏することが可能である。
上述したように、枠本体15については、互いに45°の傾斜溶着面を介して溶着したマイター接合としているが、枠カバー部材16については、いわゆる縦通しと称される連結方法を適用している。すなわち、上枠カバー部材16B及び下枠カバー部材16Cの両端面が、それぞれ縦枠カバー部材16Aにおける見込み延在部16dの内周側となる見込み面に当接し、この状態から縦枠カバー部材16Aの見込み延在部16dを介して上枠カバー部材16Bのビスホール16k及び下枠カバー部材16Cのビスホール16kにそれぞれ連結ネジ16sを螺合して枠カバー部材16が互いに連結されている。
2つの縦枠カバー部材16Aの間に上枠カバー部材16B及び下枠カバー部材16Cを連結するには、予め加工を施すことにより、それぞれの枠カバー部材16A,16B,16Cに設けた構成要素の長手に沿った寸法を調整している。以下、図5~図8を適宜参照しながら、縦枠カバー部材16Aの間に下枠カバー部材16Cを連結する場合について説明する。なお、実際には、縦枠カバー部材16A及び下枠カバー部材16Cにそれぞれ枠本体15が連結された状態で互いの枠カバー部材16A,16Cを連結することになるが、便宜上、図においては枠本体15を省略している。
図5、図7、図8に示すように、縦枠カバー部材16Aについては、下枠カバー部材16Cの端面が外周連結片部16a及び見込み延在部16dの内周側となる見込み面に当接可能となるように、接合面対向部16e、内周見付け延在部16f及び内周連結片部16gの下端部を除去して平坦化している。すなわち、縦枠カバー部材16Aの内周見付け延在部16fは、縦枠カバー部材16Aの下端部に下枠カバー部材16Cの端面を当接させた場合に、下枠カバー部材16Cの内周見付け延在部16fにおいて段状部16f2の見込み面に当接するようにその長手位置が調整してある。縦枠カバー部材16Aの内周連結片部16gについては、縦枠カバー部材16Aの内周見付け延在部16fよりも延在長さが短くなっている。この内周連結片部16gの下端位置16g2(図5参照)は、縦枠カバー部材16Aの下端部に下枠カバー部材16Cの端面を当接させた場合に、下枠カバー部材16Cに設けた内周連結片部16gの上端位置よりも上方で終端となるように調整してある。接合面対向部16eについては、縦枠カバー部材16Aの下端部に下枠カバー部材16Cの端面を当接させた場合に、下枠カバー部材16Cに設けた接合面対向部16eの上端よりも上方で終端となるように調整してある。
一方、下枠カバー部材16Cについては、図6~図8に示すように、内周見付け延在部16fにおける内周部16f3の端部及び内周連結片部16gの端部をそれぞれ除去している。すなわち、下枠カバー部材16Cの内周見付け延在部16fについては、縦枠カバー部材16Aの内周見付け延在部16fに重なる内周部16f3のみを短く形成し、外周部16f1及び段状部16f2は下枠カバー部材16Cの見込み延在部16dと同じ長さとなるように調整してある。内周見付け延在部16fにおける内周部16f3の長さは、下枠カバー部材16Cの端面を縦枠カバー部材16Aの内周側となる見込み面に当接させた場合に、縦枠カバー部材16Aの見込み延在部16dからは離隔し、かつ縦枠カバー部材16Aの内周見付け延在部16fとは重なるように設定してある。
下枠カバー部材16Cの内周連結片部16gについては、内周部16f3よりもさらに延在長さを短くしてあり、縦枠カバー部材16Aの下端部に下枠カバー部材16Cの端面を当接させた場合に、縦枠カバー部材16Aに設けた内周連結片部16gの内周側への突出端16g3(図6参照)よりも内周側で終端となるように調整してある。
上記のように接合面対向部16e、内周見付け延在部16f及び内周連結片部16gの長手寸法を調整した後においては、平坦化した縦枠カバー部材16Aの内周側となる見込み面に面状の連結部水密部材40を貼り付ける。連結部水密部材40としては、下枠カバー部材16Cの端面を含む大きさの多角形状に予め構成された乾式シーラーを適用している。その後、連結部水密部材40に下枠カバー部材16Cの端面を当接させ、この状態から縦枠カバー部材16Aのネジ挿通孔16pを介して下枠カバー部材16Cのビスホール16kにそれぞれ連結ネジ16sを螺合することにより、縦枠カバー部材16Aの間に下枠カバー部材16Cが連結された状態に維持される。なお、図には明示していないが、縦枠カバー部材16Aの間に上枠カバー部材16Bを連結する場合にも、上記と同様である。但し、縦枠カバー部材16Aと上枠カバー部材16Bとの間には、必ずしも連結部水密部材40を設ける必要はない。
上記のようにして構成した枠体10では、樹脂によって成形した枠本体15の室外側となる部分が、金属によって成形した枠カバー部材16によって覆われることになり、耐候性の点で有利となる。しかも、枠カバー部材16と枠本体15とを連結するネジ部材19a,19bがいずれも見付け方向に沿って螺合されているため、室内側となる見付け面や室外側となる見付け面にネジ部材19a,19bが露出することがない。従って、外観品質の点で有利となる。
上述の枠体10に対しては、横框22,23と横枠11,12との間にそれぞれ開閉リンク機構30を介在させた状態で障子20を内部に配置することで、縦すべり出し窓を構成することができる。この縦すべり出し窓を躯体Bに取り付けるには、枠カバー部材16の外周取付ヒレ部16b及び枠本体15の内方取付ヒレ部15bを介して躯体Bに取付ネジ1を螺合させれば良い。障子20を閉じた状態においては、枠本体15の枠内周突出部15cに設けた枠シール部材17が框本体26に押圧されるとともに、框本体26に設けたシール部26hが枠カバー部材16の内周見付け延在部16fに押圧された状態となり、枠体10と障子20との間に所望の気密性及び水密性が確保される。
上記のように構成した縦すべり出し窓によれば、枠体10及び障子20において室内側に位置する部分に、樹脂によって成形された枠本体15及び框本体26が配置される。また、框カバー部材27と面材21との間に断熱性を有した面材用シール部材28が介在する。さらに、面材用シール部材28のシールヒレ部28bが面材21の外周側となる端面21cよりも外周側に突出しているため、框本体26の框内周突出部26bと框カバー部材27の押縁構成部27dとの間に構成される面材21の収容空間Sが、シールヒレ部28bによって室外側と室内側とに区分けされ、相互間での対流が抑制される。これらの結果、この縦すべり出し窓では、室外側と室内側とが熱的に遮断され、あるいは室外側と室内側との間の熱伝達が抑制され、断熱性の点で有利となる。従って、例えば外気温が室内に比べて低い場合にも、枠体10や障子20に結露が生じ難くなる。しかも、枠本体15及び框本体26の室外側となる部分は、いずれも金属によって成形したカバー部材16,27によって覆われており、太陽光が直接照射されない等、耐候性の点で有利となる。これにより、例えば実施の形態1のように枠本体15や框本体26がポリ塩化ビニルによって成形されたものであっても、変色が生じ難い等の利点があり、枠本体15や框本体26の表面にアクリル樹脂を積層する必要もなくなる。
加えて、室外側において面材21を支持する押縁構成部27dが金属によって成形してあるため、樹脂によって成形した場合に比べて温度変化による熱変形量が抑えられ、面材21の支持状態が不安定となる事態を防止することができる。さらに、障子20の横框22,23及び縦框24,25において室外側に位置する部分及び押縁構成部27dが同じ金属によって成形されたものとなるため、外観品質の点でも好ましいものとなる。
さらに、枠カバー部材16のカバー本体部16xである見込み延在部16dについては、隣接するものを相互に連結し、別体のキャップ部材を要することなく、内周見付け延在部16fによって枠本体15の室外側となる部分を覆っているため、製造コストや組立作業の問題を招来することなく外観品質が損なわれる事態を防止できる。しかも、枠カバー部材16において枠本体15の内周側となる部分を覆う内周連結片部16gについては、その小口端面と隣接する枠カバー部材16の内周連結片部16gとの間に隙間が確保してある。従って、温度変化に起因して枠本体15が長手方向に収縮した場合にも、内周連結片部16gが相互に当接することはなく、枠本体15の長手方向に沿った収縮を妨げることがないため、枠本体15の表面にひび割れ等の問題が生じるおそれがない。
ところで、温度変化に起因して枠本体15が収縮した場合には、外形寸法が小さくなり、枠本体15が内周側に移動することになるため、熱膨張率の異なる枠カバー部材16との間に相対的な位置ずれが生じ得る。しかしながら、上述の枠体10においては、枠本体15の接合面15fを見付け方向に沿うように設け、枠カバー部材16に設けたカバータイト材18をこの接合面15fに押圧させるようにしている。従って、枠カバー部材16に対して枠本体15が内周側に位置ずれした場合であっても、接合面15fとカバータイト材18との相対距離に変化がないため押圧状態に影響を与えることがなく、水密性を維持することができる。加えて、見込み延在部16dからの接合面対向部16eの突出高さがそのまま水の浸入を防止できる上限水位となる。このため、カバータイト材18を枠外周見込み面15gに押圧した場合に比べて、横枠12の見込み寸法を抑えた上で上限水位を上方に確保することが可能となる。さらに、接合面15fの上端から見込み方向に沿って室外に延在する枠外周見込み面15gに遮水突起15nが設けてあるため、室外の水が枠本体15と枠カバー部材16と隙間に浸入し、枠外周見込み面15gを伝わったとしても、遮水突起15nを超えて室内側に浸入するおそれはなく、水密性の点で有利となる。
なお、横枠11,12の枠カバー部材16と縦枠13,14の枠カバー部材16との連結部に設ける連結部水密部材40として予め成形された面状のものを例示しているが、連結部水密部材は必ずしも面状である必要はない。また連結部水密部材40としては、予め成形された乾式のものを適用する必要はなく、流体状を成すものや湿式のものであっても良い。
(変形例1)
上述した実施の形態1では、本体傾斜面15e及びカバー傾斜面16cを当接させた状態で外周連結片部16aを介して本体傾斜面15eにネジ部材19bを螺合するようにしているが、ネジ部材19bを螺合する位置は、必ずしも本体傾斜面15eである必要はない。例えば、図9の変形例1に示すように、外周連結片部16aにおいてカバー傾斜面16cよりも自由端部側となる部分に見込み方向に沿った当接面16c1を形成し、この当接面16c1を介して枠本体15の平面15e1にネジ部材19bを螺合してもカバータイト材18を枠本体15の接合面15fに押圧させることは可能である。なお、変形例1において実施の形態1と同様の構成については同一の符号が付してある。
(変形例2)
上述したように実施の形態1及び変形例1では、ネジ部材19bを見付け方向に螺合した場合にも、枠本体15に設けた本体傾斜面15eと枠カバー部材16に設けたカバー傾斜面16cとの傾斜作用を利用してカバータイト材18を見付け方向に沿った接合面15fの押圧させるようにしているが、本発明はこれに限定されない。例えば、図10の変形例2に示すように、枠本体115と枠カバー部材116との間を見込み方向に沿ったネジ119bの螺合により、直接的にカバータイト材18を見付け方向に沿った接合面(接合部)115fに押圧させるようにしても構わない。すなわち、変形例2では、枠本体115において接合面115fを延長するように見付け方向に沿った本体側螺合片部115eを設けるとともに、枠カバー部材116において接合面対向部(接合部)116eの延長上となる部分に見付け方向に沿ってカバー側螺合片部116aを設け、本体側螺合片部115eを介してカバー側螺合片部116aにネジ119bを螺合するようにしている。この変形例2においても、枠本体115の収縮に伴って枠カバー部材116と枠本体115とに位置ずれが発生したとしても、カバータイト材18が接合面115fに押圧された状態を維持することができるため水密性が損なわれるおそれがなく、水の浸入を防止できる上限水位についても実施の形態1と同様の作用効果を奏する。
なお、上述した変形例2の枠本体115には、実施の形態1の枠本体15に設けた枠基部15a、内方取付ヒレ部15b、枠内周突出部15cのそれぞれに相当する枠基部115a、内方取付ヒレ部115b、枠内周突出部115cが樹脂によって一体に成形してある。但し、変形例2の枠本体115には、実施の形態1の内周凹部15jに代えて、枠基部115aの内周側、かつ室内側となる部分に押縁装着溝115jが形成してある。図には明示していないが、変形例2の枠本体115についても、それぞれの端部に45°の傾斜溶着面を形成し、傾斜溶着面を介して互いに溶着することによって矩形状に連結してあるのは実施の形態1と同様である。
また、変形例2の枠カバー部材116には、実施の形態1の枠カバー部材16と同様、外周取付ヒレ部16b、見込み延在部16d、内周見付け延在部16fのそれぞれに相当する外周取付ヒレ部116b、見込み延在部(カバー本体部)116d、内周見付け延在部(カバー本体部)116fがアルミニウム合金等の金属によって一体に成形してある。但し、変形例2の枠カバー部材116には、実施の形態1の内周連結片部16gに代えて、内周見付け延在部116fの内周側縁部に、枠本体115の押縁装着溝115jに係合される溝係合片部116gが設けてある。この溝係合片部116gは枠本体115の内周側となる部分を覆う内周カバー部となる。従って、図には明示していないが、実施の形態1で示した内周連結片部16gと同様、その小口端面と隣接する枠カバー部材116の溝係合片部116gとの間に隙間を確保するようにしている。これにより、温度変化に起因して枠本体115が長手方向に収縮した場合にも、溝係合片部116gが相互に当接することはなく、枠本体115の長手方向に沿った収縮を妨げることがないため、枠本体115の表面にひび割れ等の問題が生じるおそれがない。
(実施の形態2)
上述した実施の形態1、変形例1及び変形例2では、いずれも障子20を支持する枠体10について例示しているが、枠体に面材を支持させたFIX窓にも適用することが可能である。例えば、図11に示す実施の形態2では、実施の形態1に示した下方の横枠12に対して下枠カバー部材16Cの押縁装着溝16g1に押縁16Dを装着し、枠本体15の枠内周突出部15cと押縁16Dとの間にそれぞれシール部材28,15Dを介して面材21を支持させるようにしたものである。押縁16Dは、押縁構成部16D1及び溝係合片部16D2をアルミニウム合金等の金属によって一体に成形したものである。押縁構成部16D1は、枠本体15の枠内周突出部15cに対向するように、枠カバー部材16における内周見付け延在部16fの内周側に位置する縁部から見付け方向に沿って内周側に延在したものである。押縁構成部16D1の突出縁部において室内側となる部分には、面材用シール部材28が装着してある。溝係合片部16D2は、押縁構成部16D1の外周側に位置する縁部から見込み方向に沿って室内側に突出したもので、突出縁部が室内に向けて漸次外周側となるように傾斜した後、見込み方向に沿って室内側に延在している。溝係合片部16D2の外周側、かつ室外側に位置する部分には、係合突起16D3が設けてある。上記の構成を有する押縁16Dは、溝係合片部16D2を押縁装着溝16g1の内部に挿入し、かつ係合突起16D3を係合させれば、押縁構成部16D1が内周見付け延在部16fの延長上に配置された状態に維持される。その他、実施の形態2において実施の形態1と同様の構成については、同一の符号が付してある。
図には明示していないが、内周連結片部16gについては、その小口端面と隣接する枠カバー部材16の内周連結片部16gとの間に隙間が確保してあるのも実施の形態1と同様である。従って、温度変化に起因して枠本体15が長手方向に収縮した場合にも、内周連結片部16gが相互に当接することはなく、枠本体15の長手方向に沿った収縮を妨げることがないため、枠本体15の表面にひび割れ等の問題が生じるおそれがない。
(変形例3)
上述した実施の形態1、変形例1、変形例2及び実施の形態2では、建具の見込み方向に沿った寸法のほぼ1/2が、躯体Bの外表面よりも室外側となる状態(いわゆる半外付けと称される状態)で躯体Bに取り付けられる建具を例示しているが、本発明はこれに限定されない。例えば、図12に示す変形例3のように、実施の形態1及び実施の形態2と同一の断面形状を有した枠本体15を適用しても、枠カバー部材の形状を変更することで、建具の見込み方向に沿った寸法の1/2以上が、躯体Bの外表面よりも室内側となる状態(いわゆる内付けと称される状態)で躯体Bに取り付けられる建具を構成することが可能である。
すなわち、変形例3の枠カバー部材216には、実施の形態1の枠カバー部材16に設けた外周連結片部16a、接合面対向部16e、内周見付け延在部16f、下枠補強ヒレ部16mのそれぞれに相当する外周連結片部216a、接合面対向部(接合部)216e、内周見付け延在部(カバー本体部)216f、下枠補強ヒレ部216mがアルミニウム合金等の金属によって一体に成形してある。さらに、変形例3の枠カバー部材216には、下枠補強ヒレ部216mの延長上に外周取付ヒレ部216bが設けてあるとともに、下枠補強ヒレ部216mと内周見付け延在部216fとの間に見込み延在部216dが配置してある。内周見付け延在部216fの外周縁部と、外周取付ヒレ部216bの外周縁部との間には中空部を構成するように外周補強ヒレ部216hが設けてある。この枠カバー部材216を備えて構成した横枠及び縦枠を備える建具によれば、室外側に位置する外周取付ヒレ部216bが、実施の形態1に比べて枠本体15の室外側に位置されるため、相対的に横枠及び縦枠が躯体Bに対して室内側に配置されることになる。これにより、建具の荷重を躯体Bで支持することができるようになる。その他、変形例3において実施の形態2と同様の構成については、同一の符号が付してある。
図には明示していないが、内周連結片部16gについては、その小口端面と隣接する枠カバー部材16の内周連結片部16gとの間に隙間が確保してあるのも実施の形態1と同様である。従って、温度変化に起因して枠本体15が長手方向に収縮した場合にも、内周連結片部16gが相互に当接することはなく、枠本体15の長手方向に沿った収縮を妨げることがないため、枠本体15の表面にひび割れ等の問題が生じるおそれがない。
(実施の形態3)
実施の形態1、変形例1、変形例2、実施の形態2及び変形例3では、いずれも枠カバー部材に内周カバー部が設けてあるが、本発明はこれに限定されない。例えば、図13に示す実施の形態3のように、枠カバー部材316としては、内周連結片部16g等の内周カバー部に相当する構成がなく、枠本体315の内周側となる部分に対して非対向となる状態で枠カバー部材316を枠本体315に連結するようにしても良い。
実施の形態3の枠本体315には、枠基部315a、内方取付ヒレ部315b、枠内周突出部315c、取付支持面315d、本体傾斜面315e、接合面(接合部)315f、枠外周見込み面315g、枠内周見込み面315h、遮水突起315nが樹脂によって一体に成形してある。これら枠基部315a、内方取付ヒレ部315b、枠内周突出部315c、取付支持面315d、本体傾斜面315e、接合面315f、枠外周見込み面315g、枠内周見込み面315h、遮水突起315nは、それぞれ実施の形態1に記載した枠本体15の枠基部15a、内方取付ヒレ部15b、枠内周突出部15c、取付支持面15d、本体傾斜面15e、接合面15f、枠外周見込み面15g、枠内周見込み面15h、遮水突起15nに相当するものである。枠基部315aの内周側、かつ室内側となる部分には、押縁装着溝315pが形成してある。押縁装着溝315pは、枠内周見込み面315hの室外側に位置する縁部に形成した凹所であり、内周側にのみ開口している。押縁装着溝315pの室内側に位置する開口部には、押さえ突部315qが設けてある。押さえ突部315qは、押縁装着溝315pの縁部から見込み方向に沿って室外側に突出した平板状部分である。
一方、枠カバー部材316は、実施の形態1の枠カバー部材16において内周連結片部16gを除去した構成となっている。すなわち、実施の形態3の枠カバー部材316は、外周連結片部316a、外周取付ヒレ部316b、見込み延在部(カバー本体部)316d、接合面対向部(接合部)316e、内周見付け延在部(カバー本体部)316fをアルミニウム合金等の金属によって一体に構成したものである。これら外周連結片部316a、外周取付ヒレ部316b、見込み延在部316d、接合面対向部316e、内周見付け延在部316fは、実施の形態1に記載した枠カバー部材16の外周連結片部16a、外周取付ヒレ部16b、見込み延在部16d、接合面対向部16e、内周見付け延在部16fに相当するものである。
この枠カバー部材316は、枠本体315に対して外周連結片部316aのカバー傾斜面316cが本体傾斜面315eに当接した状態に配置し、この状態から外周連結片部316aを介して本体傾斜面315eにネジ部材19bを螺合することにより、枠本体315に連結された状態に維持される。枠本体315の室外側となる見付け面315mと枠カバー部材316の内周見付け延在部316fとの間は、両面テープ等の接着手段19cによって接着すれば良い。図示の例では下方の横枠を例示しているが、上方の横枠及び左右の縦枠も同様に構成してある。また図には明示していないが、縦枠の枠カバー部材と横枠のカバー部材との連結状態は実施の形態1と同様である。さらに、この縦枠及び横枠によって構成される枠体には、実施の形態1のように、障子を開閉可能に配設して建具を構成しても良いし、実施の形態2のように、押縁装着溝315pに押縁を装着してFIX窓を構成しても良い。
上記のように構成した横枠及び縦枠を備える建具では、横枠及び縦枠において室内側に位置する部分に、樹脂によって成形された枠本体315が配置される。従って、この建具によれば、室外側と室内側との間の熱伝達が抑制され、断熱性の点で有利となり、例えば外気温が室内に比べて低い場合にも、横枠及び縦枠に結露が生じるおそれがない。しかも、枠本体315の室外側となる部分は、金属によって成形した枠カバー部材316によって覆われており、太陽光が直接照射されない等、耐候性の点で有利となる。これにより、例えば、枠本体315がポリ塩化ビニルによって成形されたものであっても、変色が生じ難い等の利点があり、に変色が生じ難い等の利点があり、枠本体315の表面にアクリル樹脂を積層する必要もなくなる。
さらに、枠カバー部材316の見込み延在部316dについては、隣接するものを相互に連結し、別体のキャップ部材を要することなく、内周見付け延在部316fによって枠本体315の室外側となる部分を覆っているため、製造コストや組立作業の問題を招来することなく外観品質が損なわれる事態を防止できる。しかも、枠カバー部材316は、枠本体315の内周側となる部分に対して対向する部分が存在しないため(非対向)、温度変化に起因して枠本体315が長手方向に収縮した場合にも、枠本体315の長手方向に沿った収縮を妨げることがないため、枠本体315の表面にひび割れ等の問題が生じるおそれがない。加えて、この実施の形態3においても、枠本体315の収縮に伴って枠カバー部材316と枠本体315とに位置ずれが発生したとしても、カバータイト材18が接合面15fに押圧された状態を維持することができるため水密性が損なわれるおそれがなく、水の浸入を防止できる上限水位についても実施の形態1と同様の作用効果を奏する。
なお、上述した実施の形態1、変形例1、実施の形態2、変形例3、実施の形態3では、建材本体である枠本体15,115,315として樹脂によって成形したものを例示しているが、本発明はこれに限定されず、建材本体を木材によって成形しても良い。また、建材本体の外周面部分である枠外周見込み面15g,315gに遮水突起15n,315nを設けて遮水部を構成しているが、外周面部分に溝を設けて遮水部を構成することも可能である。さらに、枠本体とカバー部材との接合部を構成する接合面15f,115f,315fとして見付け方向に沿ったものを例示しているが、必ずしも見付け方向に沿っている必要はない。
以上のように、本発明に係る建具は、樹脂または木材によって成形された建材本体と、金属によって成形されたカバー部材とを備えて建材を構成し、前記建材本体の端部が互いに連結され、かつ前記カバー部材の端部が互いに連結された建具であって、前記建材本体のそれぞれに設けられたカバー部材は、前記建材本体の室外側となる部分を覆うカバー本体部と、前記建材本体の内周側となる部分を覆う内周カバー部とを有し、前記内周カバー部は、前記カバー本体部よりも長手に沿った寸法が短く、前記内周カバー部の小口端面には、隣接するカバー部材の内周カバー部との間に隙間が確保されていることを特徴としている。
この発明によれば、カバー部材において建材本体の内周側となる部分を覆う内周カバー部には、その小口端面と隣接するカバー部材の内周カバー部との間に隙間が確保されているため、カバー部材が建材本体の長手方向に沿った収縮を妨げるおそれがなくなる。従って、建材本体の室外側となる部分については、別体のキャップ部材を要することなくカバー部材のカバー本体部によって隙間無く覆うことが可能となり、製造コストや組立作業の問題を招来することがない。
また本発明は、上述した建具において、下方において左右方向に延在する横建材と、前記横建材の端部から上方に向けて延在する縦建材とを有し、前記横建材に設けられるカバー部材と、前記縦建材に設けられるカバー部材との間は、連結部水密部材を介在した状態で相互に連結されていることを特徴としている。
この発明によれば、横建材のカバー部材と縦建材のカバー部材との連結部から室内側に水が浸入する事態を招来するおそれがない。
また本発明は、上述した建具において、前記建材本体と前記カバー部材との接合部には、接合部水密部材が介在されていることを特徴としている。
この発明によれば、建材本体とカバー部材との接合部から室内側に水が浸入する事態を招来するおそれがない。
また本発明は、上述した建具において、前記建材本体と前記カバー部材との接合部は、見付け方向に沿って延在されていることを特徴としている。
この発明によれば、建材本体とカバー部材との熱膨張率の相違により、カバー部材に対して建材本体が長手方向に収縮して内周側に変形した場合にも接合部が互いに離隔することがなく、止水性の点で有利となる。
また本発明は、上述した建具において、前記建材本体及び前記カバー部材は、見付け方向に沿って螺合したネジ部材によって互いに連結されており、前記建材本体及び前記カバー部材の少なくとも一方には、前記ネジ部材が螺合されるに従って前記接合部を互いに近接させる傾斜面が設けられていることを特徴としている。
この発明によれば、ネジ部材を見付け方向に螺合しているため、ネジ部材が建材の見付け面に露出するおそれがなくなり、外観品質の点で有利となる。しかも、建材本体とカバー部材との間に傾斜面を設けているため、ネジ部材を見付け方向に螺合した場合にも、見付け方向に沿った接合部を互いに近接させて水密性を確保することが可能である。
また本発明は、上述した建具において、前記建材本体には、前記カバー部材に対して非接触となり、前記接合部の内周端から室外側に延在する外周面部分が設けられ、前記外周面部分には、凹凸状の遮水部が設けられていることを特徴としている。
この発明によれば、枠体の下方において左右方向に延在する横建材として用いられた場合、外周面部分を通じて水が室内側に浸入する事態を遮水部によって防止することができる。
11,12 横枠、13,14 縦枠、15,115,315 枠本体、15e,315e 本体傾斜面、15f,115f,315f 接合面、15g,315g 枠外周見込み面、15n,315n 遮水突起、16,116,216,316 枠カバー部材、16c,316c カバー傾斜面、16d,116d,316d 見込み延在部、16e,116e,216e,316e 接合面対向部、16f,116f,216f,316f 内周見付け延在部、16g 内周連結片部、16x カバー本体部、16y 内周カバー部、18 カバータイト材、19a,19b ネジ部材、40 連結部水密部材、116g 溝係合片部

Claims (6)

  1. 樹脂または木材によって成形された建材本体と、金属によって成形されたカバー部材とを備えて建材を構成し、前記建材本体の端部が互いに連結され、かつ前記カバー部材の端部が互いに連結された建具であって、
    前記建材本体のそれぞれに設けられたカバー部材は、前記建材本体の室外側となる部分を覆うカバー本体部と、前記建材本体の内周側となる部分を覆う内周カバー部とを有し、
    前記内周カバー部は、前記カバー本体部よりも長手に沿った寸法が短く、前記内周カバー部の小口端面には、隣接するカバー部材の内周カバー部との間に隙間が確保されていることを特徴とする建具。
  2. 下方において左右方向に延在する横建材と、前記横建材の端部から上方に向けて延在する縦建材とを有し、
    前記横建材に設けられるカバー部材と、前記縦建材に設けられるカバー部材との間は、連結部水密部材を介在した状態で相互に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の建具。
  3. 前記建材本体と前記カバー部材との接合部には、接合部水密部材が介在されていることを特徴とする請求項1に記載の建具。
  4. 前記建材本体と前記カバー部材との接合部は、見付け方向に沿って延在されていることを特徴とする請求項3に記載の建具。
  5. 前記建材本体及び前記カバー部材は、見付け方向に沿って螺合したネジ部材によって互いに連結されており、
    前記建材本体及び前記カバー部材の少なくとも一方には、前記ネジ部材が螺合されるに従って前記接合部を互いに近接させる傾斜面が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の建具。
  6. 前記建材本体には、前記カバー部材に対して非接触となり、前記接合部の内周端から室外側に延在する外周面部分が設けられ、
    前記外周面部分には、凹凸状の遮水部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の建具。
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