JP7199313B2 - 建具 - Google Patents

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Description

本発明は、枠体の室外側となる部分に、日よけユニット、面格子ユニット、ルーバーユニット、シャッターユニット等の面状に構成された外付け部品を備える建具に関するものである。
建具には、日よけや防犯上等の理由から、障子よりも室外側となる部分に日よけユニット、面格子ユニット、ルーバーユニット、シャッターユニット等の面状外付け部品を設けるようにしたものがある。面状外付け部品は、枠体の開口を覆うように設けられ、直射日光が室内に進入する事態を防止したり、室外から室内への視線を遮ることが可能である。この種の建具では、躯体において枠体の周囲となる部分から室外側に突出するようにモール部材が設けられ、ブラケットを介してモール部材に面状外付け部品が取り付けられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2019-2180号公報
ところで、特許文献1に図示されているように、モール部材と面状外付け部品との間に奥行き方向の隙間があると、斜め方向からの日射や視線を遮ることが困難になる等、面状外付け部品の機能に影響を与えるおそれがある。こうした問題は、モール部材と面状外付け部品との間に、上述の隙間を塞ぐ遮蔽部材を設けることで解決することが可能である。しかしながら、遮蔽部材を設けた場合には、コストの面で不利となるのは否めない。
本発明は、上記実情に鑑みて、コストが増える事態を招来することなく、面状外付け部品の機能を確保することのできる建具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る建具は、躯体に取り付けられた枠体と、前記躯体において前記枠体の周囲となる部分から室外側に突出するように取り付けられた四周のモール部材と、ユニットボックスに対して日よけ幕が引き出し可能に巻き取られた日よけユニットとを備え、前記モール部材によって少なくとも一部が覆われた状態で前記日よけユニットが前記モール部材に取り付けられ、前記四周のモール部材の室外側となる縁部が前記日よけユニットよりも室外側に突出され、前記四周のモール部材によって構成されるモール枠には、前記日よけユニットよりも室外側となる部分において前記モール枠の開口全面を覆うように防虫網が取り付けられていることを特徴とする。
本発明によれば、面状外付け部品がモール部材によって覆われるため、互いの間の奥行き方向の隙間を無くすことができる。従って、遮蔽部材等の部品を要することなく面状外付け部品の機能を確保することができ、コストが増える事態を招来することがない。
本発明の実施の形態である建具の縦断面図である。 図1に示した建具の要部横断面図である。 図1に示した建具の上方に設けられた枠材及びモール部材の要部縦断面図である。 図3の分解図である。 図1に示した建具の下方に設けられた枠材及びモール部材の要部縦断面図である。 図5の分解図である。 図1に示した建具の側方に設けられた枠材及びモール部材の要部横断面図である。 図7の分解図である。 本発明の変形例1である建具の縦断面図である。 図9に示した建具の要部横断面図である。 本発明の変形例2である建具の縦断面図である。 図11に示した建具の要部横断面図である。 本発明の変形例3である建具の縦断面図である。 図13に示した建具の要部横断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る建具の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1及び図2は、本発明の実施の形態である建具を示したものである。ここで例示する建具は、枠体1に対して障子2が室内側に向けて面外方向に突出するように開閉する内開き窓と称されるものである。
枠体1は、上下の横枠1A,1B及び左右の縦枠1Cを四周枠組みすることによって構成したものである。本実施の形態では、枠体1を構成するこれらの枠材1A,1B,1Cとして、樹脂によって成形された押し出し形材から成り、互いに同一の断面形状を有したものを適用している。より具体的には、断面が中空の矩形状を成す枠本体部1aと、枠本体部1aの室外側となる部分から内周側に向けて突出した框当接部1bとを一体に成形した枠材1A,1B,1Cによって枠体1を構成している。それぞれの枠材1A,1B,1Cには、框当接部1bの突出縁部において室内側となる部分に第1シール部材3aが設けてあり、枠本体部1aの内周面において見込み方向のほぼ中央となる部分に第2シール部材3bが設けてある。
ここで、見込み方向とは、図中の矢印Aで示すように、建具の奥行きに沿った方向である。見込み方向に沿った面については、見込み面と称する場合がある。また本実施の形態では見付け方向という用語を用いる。見付け方向は、横枠1A,1B等のように水平方向に沿って延在するものの場合、見込み方向に直交した上下に沿う方向である。縦枠1C等のように上下方向に沿って延在するものの場合には、見込み方向に直交した水平に沿う方向を見付け方向という。見付け方向に沿った面については、見付け面と称する場合がある。
図には明示していないが、枠材1A,1B,1Cの端部相互間は、それぞれにほぼ45°となる傾斜接合面を形成し、傾斜接合面を介して互いに熱溶着することによって連結してある。この枠体1は、それぞれの枠材1A,1B,1Cの外周側となる見込み面1cが躯体Bに設けた矩形開口部B1の内表面B2に対向し、かつ室外側となる見付け面1dが躯体Bの室外側となる表面(以下、単に外表面B3という)にほぼ一致した状態(いわゆる、内付けの状態)で、躯体BにネジSを螺合することによって躯体Bに取り付けてある。図中の符号4は、枠本体部1aの中空部に設けた金属製の角筒状を成す補強材である。
障子2は、矩形状を成す複層ガラス等の面材2Aの四周に上下の横框2B,2C及び左右の縦框2Dを装着することによって構成したものである。本実施の形態では、障子2を構成する框材2B,2C.2Dとして、枠材1A,1B,1Cと同様、樹脂によって成形された押し出し形材から成り、互いに同一の断面形状を有したものを適用している。より具体的には、断面が中空の矩形状を成す框本体部2aと、框本体部2aの室外側となる部分から内周側に向けて突出した面材支持部2bと、框本体部2aの室内側となる部分から外周側に向けて突出した枠当接部2cとを一体に成形した框材2B,2C.2Dを適用している。框本体部2aの室内側となる部分には、面材支持部2bとの間に面材2Aを挟持する押縁2dが装着してある。また、枠当接部2cの突出縁部において室外側となる部分には、第3シール部材3cが設けてある。図には明示していないが、框材2B,2C.2Dの端部相互間は、それぞれにほぼ45°となる傾斜接合面を形成し、傾斜接合面を介して互いに熱溶着することによって連結してある。この障子2は、開閉機構5を介して枠体1に開閉可能に支持してある。枠体1に対して障子2を閉じた場合には、第1シール部材3aが框本体部2aの室外側に位置する見付け面に当接し、かつ第2シール部材3bが面材支持部2bの室外側に位置する見付け面に当接し、さらに第3シール部材3cが枠本体部1aの室内側に位置する見付け面に当接した状態となり、枠体1と障子2との間に所望の水密性及び気密性が確保されることになる。
また、上述の建具は、モール枠10を備えている。モール枠10は、上下の横モール部材11,12及び左右の縦モール部材13を四周枠組みすることによって構成したもので、躯体Bの外表面B3において矩形開口部B1の四周縁部から室外に向けて突出するように配設してある。モール枠10を構成する横モール部材11,12及び縦モール部材13は、アルミニウム合金等の金属によって成形した押し出し形材であり、長手に沿った全長にわたる部分がほぼ一様な断面形状を有するように構成してある。
上方の横枠1Aに沿って配置される上方の横モール部材(以下、区別する場合に上モール部材11という)は、上モール基部11a、上取付板部11b、上見込み延在板部11c、上溝形成壁部11dを一体に成形したものである。上モール基部11aは、見込み方向に横長となる略矩形の筒状を成すものである。上取付板部11bは、上モール基部11aの室内側、かつ外周側となる縁部から外周に向けて見付け方向に延在するものである。上見込み延在板部11cは、上モール基部11aの室外側、かつ外周側となる縁部から室外に向けて漸次わずかに内周となるように延在するものである。上溝形成壁部11dは、上見込み延在板部11cにおいて上モール基部11aよりも室外側となる部分から内周側に突出することにより、上モール基部11aとの間に上取付溝11eを構成するものである。上取付溝11eは、両側縁部に上溝係合片11fを有しており、内部よりも開口の幅が狭くなった蟻溝状に構成してある。上モール基部11aの筒内部及び上見込み延在板部11cと上溝形成部との会合部には、それぞれビスホール11gが設けてある。
下方の横枠1Bに沿って配置される下方の横モール部材(以下、区別する場合に下モール部材12という)は、下モール基部12a、下取付板部12b、下内周取付板部12cを一体に成形したものである。下モール基部12aは、見込み方向に横長となる略矩形の筒状を成すものである。下モール基部12aの内周側となる部分は、室外に向けて漸次外周側となるように傾斜している。下モール基部12aの外周側、かつ室外側となる部分には、水切り板部12dが突出している。下取付板部12bは、下モール基部12aの室内側、かつ外周側となる縁部から外周に向けて見付け方向に延在するものである。下内周取付板部12cは、下モール基部12aの室内側、かつ内周側となる縁部から室内に向けて見込み方向に延在した後、内周側に向けてほぼ直角に屈曲して延在したものである。下モール基部12aの筒内部には、ビスホール12eが2つ設けてある。下モール部材12において下取付板部12bよりも室外側となる部分の見込み方向に沿った寸法は、上モール部材11において上取付板部11bよりも室外側となる部分の見込み方向に沿った寸法と同一となるように構成してある。
縦枠1Cに沿って配置される左右の縦モール部材13は、左右で対称となるもので、縦モール基部13a、縦取付板部13b、縦見込み延在板部13c、縦溝形成壁部13dが一体に成形してある。縦モール基部13aは、見込み方向に横長となる略矩形の筒状を成すものである。縦取付板部13bは、縦モール基部13aの室内側、かつ外周側となる縁部から外周に向けて見付け方向に延在するものである。縦見込み延在板部13cは、縦モール基部13aの室外側、かつ外周側となる縁部から室外に向けて見込み方向に延在するものである。縦溝形成壁部13dは、縦見込み延在板部13cにおいて縦モール基部13aよりも室外側となる部分から内周側に突出することにより、縦モール基部13aとの間に縦取付溝13eを構成するものである。縦取付溝13eは、両側縁部に縦溝係合片13fを有しており、内部よりも開口の幅が狭くなった蟻溝状に構成してある。縦モール部材13において縦取付板部13bよりも室外側となる部分の見込み方向に沿った寸法は、上モール部材11において上取付板部11bよりも室外側となる部分の見込み方向に沿った寸法と同一となるように構成してある。
上述した横モール部材11,12及び左右の縦モール部材13は、いわゆる縦通しとなる状態で互いに連結することによりモール枠10を構成している。すなわち、左右の縦モール部材13の上端部間に上モール部材11を配設し、かつ左右の縦モール部材13の下端部間に下モール部材12を配設した状態で、縦モール部材13を介してそれぞれのビスホール11g,12eにネジ(図示せず)を螺合することによって互いの間が連結してある。モール枠10は、横モール部材11,12及び左右の縦モール部材13のそれぞれに設けた上取付板部11b、縦取付板部13b、下取付板部12bを介して躯体BにネジTを螺合することにより、躯体Bに取り付けてある。
図からも明らかなように、上モール部材11の上モール基部11aは、躯体Bの矩形開口部B1よりも内周側に突出した状態にあり、互いの間にシール部材Vを介在させた状態で上方の横枠1Aの枠本体部1aに当接している。同様に、縦モール部材13の縦モール基部13aは、躯体Bの矩形開口部B1よりも内周側に突出した状態にあり、互いの間にシール部材Wを介在させた状態で縦枠1Cの枠本体部1aに当接している。
一方、下モール部材12は、予め矩形開口部B1の下縁において室外側となる部分に下内周取付板部12cに対応した段部B4を形成しておくことで、下内周取付板部12cが躯体Bに当接された状態となり、さらに下内周取付板部12cを介してネジT1を螺合することで、下方の横枠1Bよりも外周側となる部分において躯体Bに取り付けてある。下内周取付板部12cと下方の横枠1Bとの間に構成される溝状部分には、シール部材Yを充填することで互いの間に水密性が確保してある。
なお、躯体Bにモール枠10を取り付けた後においては、上取付板部11b、縦取付板部13b、下取付板部12bを覆う状態で躯体Bの外表面B3に断熱材Fが取り付けられ、さらに断熱材Fよりも室外側となる部分に隙間を空けて外装材Gが取り付けられる。断熱材Fについては、個々の先端面が横モール部材11,12及び左右の縦モール部材13の外周側となる部分に当接し、さらに、個々の外表面から横モール部材11,12の外周側となる面にわたって防水テープHを貼り付けることにより横モール部材11,12との間の水密性が確保してある。外装材Gについては、横モール部材11,12及び左右の縦モール部材13との間にシール材Jを充填することによって互いの間の水密性が確保してある。
上記のようにして躯体Bに取り付けたモール枠10には、四周の横モール部材11,12及び左右の縦モール部材13によって囲まれる空間Kに日よけユニット20が収容してあるとともに、室外側となる縁部に防虫ユニット30が配設してある。
日よけユニット20は、シート状を成す日よけ幕21によって枠体1の開口を覆うものである。本実施の形態では、内部に巻取ロール22を回転可能に配設したユニットボックス23を備え、巻取ロール22に巻き取った日よけ幕21をユニットボックス23から引き出し可能に構成した日よけユニット20を適用している。日よけユニット20を取り付ける姿勢は、巻取ロール22の軸心が見込み方向に直交し、かつほぼ水平となる状態である。取付姿勢においてユニットボックス23の見込み方向に沿った寸法は、モール枠10の見込み方向に沿った寸法よりも短く構成してある。
この日よけユニット20は、上モール部材11の上取付溝11e及び縦モール部材13の縦取付溝13eにそれぞれネジ孔を有した裏板24を配設し、ユニットボックス23を介して裏板24のネジ孔にネジ25を螺合することにより、モール枠10の上方部に取り付けてある。縦モール部材13の裏板24に対しては、ユニットボックス23から直接ネジ25を螺合するようにしている。これに対して上モール部材11の裏板24に対しては、ユニットボックス23に設けた吊下げブラケット26を介してネジ25を螺合するようにしている。なお、本実施の形態では、吊下げブラケット26を介して上モール部材11の上モール基部11aにも直接ネジ25を螺合するようにしている。図からも明らかなように、モール枠10に取り付けたユニットボックス23は、上方の横枠1Aとの間に隙間が確保され、かつもっとも室外側となる部分がモール枠10の室外側となる縁部よりも室内側に位置しており、周囲がモール枠10によって完全に覆われた状態ある。
防虫ユニット30は、矩形状を成す防虫網31の四周に上下の横網框32,33及び左右の縦網框34を装着することによって構成したものである。防虫ユニット30を構成する網框材32,33,34としては、アルミニウム合金等の金属によって成形した押し出し形材からなるものを適用し、いわゆる縦通しとなる状態で相互に連結してある。防虫ユニット30の大きさは、横網框32,33及び縦網框34がモール枠10の室外側となる縁部に同時に当接することのできる寸法に構成してある。この防虫ユニット30は、縦網框34に取付ブラケット35を設けるとともに、縦モール部材13の縦取付溝13eにネジ孔を有した裏板24を配設し、取付ブラケット35を介して裏板24にネジ25を螺合することにより、モール枠10の開口を覆った状態でモール枠10に取り付けてある。
上記のように構成した建具では、上述したように、日よけユニット20が四周の横モール部材11,12及び左右の縦モール部材13によって囲まれる空間Kに収容され、日よけユニット20の周囲がモール枠10によって完全に覆われた状態にあるため、ユニットボックス23から日よけ幕21を引き出した状態において日よけ幕21と横モール部材11,12及び左右の縦モール部材13との間に奥行き方向の隙間が生じることがない。従って、遮蔽部材等の部品を用意することなく、斜め方向からの日射や視線を確実に遮ることが可能となる。
なお、上述した実施の形態では、日よけユニット20よりも室外側となる部分に防虫網31が取り付けられるため、そのままの状態で室内側から日よけ幕21をユニットボックス23から引き出したり、日よけ幕21をユニットボックス23に収容させるといった調整操作を行うことが可能であり、害虫が室内に侵入する事態を招来するおそれがない。しかしながら、本発明では、図9及び図10に示す変形例1のように、必ずしも横モール部材11,12及び左右の縦モール部材13に防虫ユニット30を設ける必要はない。この場合、必ずしも日よけユニット20のすべてが横モール部材11,12及び左右の縦モール部材13によって囲まれる空間Kに収容されている必要はなく、少なくとも日よけユニット20の一部が横モール部材11,12及び左右の縦モール部材13によって囲まれる空間Kに収容されていても良いし、日よけユニット20の一部が横モール部材11,12及び左右の縦モール部材13によって覆われていているのみでも構わない。
また、上述した実施の形態では、面状外付け部品として日よけユニット20を例示しているが、枠体1の開口を覆うように配置される面状のものであればその他ものにも同様に適用することが可能である。例えば、図11及び図12に示す変形例2では、四周の外付け枠41の内部に格子材42を左右方向や上下方向、あるいは斜め方向に取り付けることによって構成した面格子ユニット40を横モール部材11,12及び左右の縦モール部材13によって囲まれる空間Kに収容させるようにしている。また、図13及び図14に示す変形例3では、四周の外付け枠51の内部に左右方向に沿って複数のルーバ52を回転可能に配設することによって構成したルーバユニット50を横モール部材11,12及び左右の縦モール部材13によって囲まれる空間Kに収容させるようにしている。さらに、図には示していないが、面状外付け部品としてシャッターユニットを適用しても構わない。なお、変形例1~変形例3において実施の形態と同様の構成については同一の符号が付してある。また、変形例2の面格子ユニット40及び変形例3のルーバユニット50としては、いずれも取付ブラケット45,55を介して左右の縦モール部材13にのみ取り付けられた状態にあり、上下の横モール部材11,12とは連結されていないものを例示しているが、上下の横モール部材11,12にも連結させても良いし、上下の横モール部材11,12にのみ連結するように構成することも可能である。
さらに、上述した実施の形態及び変形例では、枠体1に対して障子2が室内側に突出するように開閉する内開き窓を例示しているが、本発明はこれに限定されず、縦すべり出し窓、すべり出し窓、内倒し窓、引き違い窓、FIX窓等々、枠体1に対して障子2が室外側に突出するように開くものでなければその他のものであっても良い。またさらに、枠体1を構成する枠材1A,1B,1C及び障子2を構成する框材2B,2C.2Dとしていずれも樹脂によって成形されたものを例示しているが、枠材1A,1B,1Cや框材2B,2C.2Dは等の金属によって成形されたものであっても構わない。
以上のように、本発明に係る建具は、躯体に取り付けられた枠体と、前記躯体において前記枠体の周囲となる部分から室外側に突出するように取り付けられた四周のモール部材とを備え、前記モール部材によって少なくとも一部が覆われた状態で面状外付け部品が前記モール部材に取り付けられていることを特徴としている。
この発明によれば、面状外付け部品がモール部材によって覆われるため、互いの間の奥行き方向の隙間を無くすことができる。従って、遮蔽部材等の部品を要することなく面状外付け部品の機能を確保することができ、コストが増える事態を招来することがない。
また本発明は、上述した建具において、前記四周のモール部材の室外側となる縁部が前記面状外付け部品よりも室外側に突出されていることを特徴としている。
この発明によれば、モール部材によって構成される空間に面状外付け部品が完全に収容されるため、外観品質の点で有利となる。
また本発明は、上述した建具において、前記モール部材には、前記面状外付け部品よりも室外側となる部分に防虫網が取り付けられていることを特徴としている。
この発明によれば、面状外付け部品よりも室外側となる部分に防虫網が取り付けられるため、面状外付け部品として調整操作が必要となるものを適用した場合にも防虫網の開閉操作を要することなく調整作業を行うことができる。
また本発明は、上述した建具において、上下に沿って延在する左右のモール部材には、互いに対向する内側面の上下に沿った全長にわたる部分に蟻溝が設けられていることを特徴としている。
この発明によれば、蟻溝を介して任意の高さに面状外付け部品を取り付けることができるため、共通のモール部材に対して、取り付け高さの異なる複数種類の面状外付け部品を取り付けることが可能となる。
1 枠体、11 上モール部材、12 下モール部材、13 縦モール部材、13e 縦取付溝、20 日よけユニット、30 防虫ユニット、31 防虫網、40 面格子ユニット、50 ルーバユニット、B 躯体、K 空間

Claims (2)

  1. 躯体に取り付けられた枠体と、
    前記躯体において前記枠体の周囲となる部分から室外側に突出するように取り付けられた四周のモール部材と
    ユニットボックスに対して日よけ幕が引き出し可能に巻き取られた日よけユニットと
    を備え、前記モール部材によって少なくとも一部が覆われた状態で前記日よけユニットが前記モール部材に取り付けられ
    前記四周のモール部材の室外側となる縁部が前記日よけユニットよりも室外側に突出され、
    前記四周のモール部材によって構成されるモール枠には、前記日よけユニットよりも室外側となる部分において前記モール枠の開口全面を覆うように防虫網が取り付けられていることを特徴とする建具。
  2. 上下に沿って延在する左右のモール部材には、互いに対向する内側面の上下に沿った全長にわたる部分に蟻溝が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の建具。
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