JP6910109B2 - 複合建具 - Google Patents

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Description

本発明は、枠体内に開閉可能な障子を納めた複合建具に関する。
従来、特許文献1に記載された辷り出し窓等の建具は、四角形枠状に形成された枠体内にガラスパネルを納めた障子が装着されている。障子の框体における上框の端部に当接する左右の縦框には上下の小口面を覆うキャップが嵌合されている。
障子の上下框と左右の縦框の屋内側外周には窓枠の外面に当接する気密材が全周に亘って設けられている。この窓枠の各角部には縦横方向の気密材の接合部を覆うコーナージョイントが取り付けられている。
上述した構成を備えた障子の上下框及び左右の縦框は、アルミ合金からなる中空の框本体と、この框本体に嵌合した合成樹脂製のサブ框と、框本体の縦横方向に設けた支持板と、支持板の内周側にそれぞれ形成した気密材を装着した蟻溝とで構成されている。また、框本体の上下框に設けた合成樹脂製のサブ框と左右の縦框に設けた樹脂製のサブ框とを障子の4隅の角部で互いに接合させると共にその接合部に屋内側から気密材を当接させている。
特開平11−200731号公報
しかしながら、特許文献1における框体の上述した構成では、合成樹脂製のサブ框同士の接合部が熱による収縮で隙間が発生してしまい、接合部で気密性と意匠性の低下を招くという欠点があった。
また、特許文献1ではアルミ合金製の框体に樹脂型材をサブ框として取り付けているが、樹脂型材はアルミ合金より熱膨張率が高いためアルミ合金の框体との間で位置ずれを起こすおそれがあった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであって、合成樹脂製の框部が熱による収縮が生じても接合部で隙間を発生することを防止して気密性と意匠性を向上できるようにした複合建具を提供することを目的とする。
本発明による複合建具は、上下の横枠及び左右の縦枠で形成された枠体内に、上下の横框及び左右の縦框で形成された框体内にパネルを設けた障子を納めた建具において、金属横框の屋内側を向く面の外側端部に設けた横框気密当接部と、金属横框における横框気密当接部の内側に取り付けた樹脂横框と、金属縦框の屋内側を向く面の外側端部に設けた縦框気密当接部と、金属縦框における縦框気密当接部の内側に取り付けた樹脂縦框と、横框及び縦框の当接部に設けて横框気密当接部及び縦框気密当接部を接続する気密ピースと、を備え、前記金属縦框と前記金属横框との当接箇所には、シール部材が液密に介在されており、前記横框の小口面と、前記縦框のガラス嵌合溝の底面及び前記縦框に設けた前記気密ピースの側面と、の間に前記シール部材が介在されていることを特徴とする。
本発明によれば、アルミ合金等の金属製からなる横框気密当接部及び縦框気密当接部と気密ピースとで互いの気密をとることができ、しかも樹脂が熱収縮しても気密性の低下を抑制できる。
また、横框の長手方向端部と金属縦框のパネル嵌合溝の底面とにシール部材を設けたため、気密ピースで一体化された略同一の面との間をコーキングシーラー等のシール部材によって止水することができる。
また、横框の小口の切断面にバラツキや誤差等があってもシール部材を介在させることでシールでき雨水等が浸入することを防止できる。
また、気密ピースには横框の長手方向と縦框の長手方向の少なくとも一方に設けた伸縮防止金具が連結され、該伸縮防止金具と横框の金属横框との間に横框の樹脂横框を挟んでおり、または/及び伸縮防止金具と縦框の金属縦框との間に縦框の樹脂縦框を挟んでいることが好ましい。
本発明では、伸縮防止金具と横框の金属横框との間に横框の樹脂横框を挟んでおり、または/及び伸縮防止金具と縦框の金属縦框との間に縦框の樹脂縦框を挟んでいるため、金属と樹脂の熱膨脹差によって樹脂横框や樹脂縦框が金属部材より伸縮することを防止できる。
また、樹脂横框及び金属横框と樹脂縦框及び金属縦框の少なくとも一方はねじで互いに固定されていることが好ましい。
樹脂横框及び金属横框と樹脂縦框及び金属縦框の少なくとも一方をねじ固定することで樹脂の収縮を抑制して意匠性を確保できる。
また、気密ピースには横框の長手方向と縦框の長手方向の少なくとも一方に設けた伸縮防止金具が連結されていてもよい。
本発明による複合建具では、金属製からなる横框気密当接部及び縦框気密当接部と気密ピースとで互いの気密をとることができ、しかも合成樹脂が熱収縮しても気密性の低下を抑制できる。そのため、合成樹脂製の框部が熱による収縮が生じても接合部で隙間を発生することを防止して気密性と意匠性を向上できる。
本発明の実施形態によるドアを屋内側から見た要部正面図である。 図1に示すドアを示す要部縦断面図である。 図1に示すドアを示す要部水平断面図である。 図1はドアの障子における戸先側の縦框と上框の上部角部を示す説明図である。 図4に示す障子の戸先側の上部角部において、樹脂框を除いた気密ピース部分の説明図である。 図5において気密ピースの内部に固定された縦框補強板とロッドピンのガイド枠を示す斜視図である。 障子の戸先側の上部角部における縦框の小口封止用キャップを除いた図である。 ドアの戸先側の上部角部における上框の縦断面図である。 本発明の第一変形例によるドアの戸先側の上部角部を示す要部斜視図である。 本発明の第二変形例によるドアの戸先側の上部角部における小口封止用キャップを示す要部斜視図である。
以下、本発明の実施形態による建具の一例としてのドアについて添付図面により説明する。
図1に示す実施形態によるドア1は屋内側から見た正面図である。図2はその縦断面図、図3は水平断面図である。図1乃至図3に示すように本実施形態によるドア1は建物の躯体開口部に設置された枠体2と、枠体2内に納められていて開閉可能な扉部としての障子3とを備えている。このドア1は例えば勝手口ドア等として用いられ、アルミ合金と樹脂からなる複合建具である。
ドア1の枠体2は、上枠5と下枠6と左右の縦枠7、8とで四角形枠状に形成されている。枠体2内の障子3は上框10と下框11と左右の縦框12,13とで四角形枠状に形成された框体14を備えている。框体14の内部には1または複数層のガラスパネル15が納められている。
図2及び図3において、枠体2の上枠5は屋外側の金属上枠5aと屋内側の樹脂上枠5bとで構成され、下枠6は屋外側の金属下枠6aと屋内側の樹脂下枠6bとで構成されている。また、左右の縦枠7,8は屋外側の金属縦枠7a,8aと屋内側の樹脂縦枠7b、8bとでそれぞれ構成されている。
障子3において、上框10は屋外側の金属上框10aと屋内側の樹脂上框10bとで構成され、下框11は屋外側の金属下框11aと屋内側の樹脂下框11bとで構成されている。左右の縦框12,13は屋外側の金属縦框12a,13aと屋内側の樹脂縦框12b、13bとでそれぞれ構成されている。障子3の框体14の内部に納められたガラスパネル15は例えば2層パネルで構成されている。
図2に示す上框10では金属上框10aの受け部が断面略U字状に形成され、ガラスパネル15はその両面に設けたシリコン等のシール部材16、或いは接着剤等によって強固に固定されている。同様にガラスパネル15は下框11、左右の縦框12,13にそれぞれ設けたパネル嵌合溝とシール部材16によって強固に固定されている。
図1乃至図3に示すように、障子3の吊元側の縦框12が、屋内側において縦枠7の樹脂縦枠7bにそれぞれ隠れた隠し框構造を有している。そのため、吊元側の縦框12の見付け方向の幅は戸先側の縦框13より小さく形成されている。この縦框12では、ガラスパネル15の呑込み量が例えば15mmと大きくても、シール部材16または接着剤等によってガラスパネル15と一体に形成したため框体14を強固に固定できる。そのため、ガラスパネル15は、障子3が強風等を受けた場合等に框体14の強度を補強し、框体14が歪むことを防止するのに役立つ。
また、図3において、吊元側の縦枠7と障子3の縦框12との間にはヒンジ部18が所定間隔で固定されている。ヒンジ部18は軸部19の一方の第一取付板20が金属縦枠7aにボルトで固定され、他方の第二取付板21が金属縦框12aにボルトで固定されている。しかも、ヒンジ部18を取り付けた吊元側の縦枠7と縦框12との間に指等が挟まれないように、縦枠7の樹脂縦枠7bには障子3の樹脂縦框12bに向けて突出するガード部材23が取り付けられ、人の手などが入らないように隙間を小さくしている。
障子3において、戸先側の縦框13にはその高さ方向中央部の両面にハンドル25が取り付けられている。ハンドル25を回転操作することでグレモン錠の上下両側で図示しないロッドを上下方向に動作させてロックとその解除が行われる。また、戸先側の金属縦框13aと金属縦枠8aの中央にはロック装置とデッドボルト等の受け座とが設置されている。
また、図2において、金属上枠5aの屋外側を向く面に設けた受け部26aにはゴムや軟質樹脂等からなるシール部材26が取り付けられ、障子3の閉鎖状態で金属上框10aに設けた上框気密当接部10acがシール部材26に当接して気密にシールする。同様に、金属下枠6aの屋外側を向く面に設けた受け部28aにはシール部材28が取り付けられ、障子3の閉鎖状態で金属下框11aに設けた当接部11aaがシール部材28に当接して気密にシールする。
また、図3において、戸先側の金属縦枠8aの屋外側を向く面に設けた受け部34aにはシール部材34が取り付けられ、障子3の閉鎖状態で後述する戸先側の金属縦框13aの気密保持部材30に設けた縦框気密当接部32がシール部材34に当接して気密にシールする。
図1、図3及び図4において、障子3の縦框13と上框10の接合部である戸先側角部27の内部構造について説明する。なお、同一構成を備えた戸先側角部27は縦框13と下框11の接合部にも形成されている。
この戸先側角部27は、図4に示すように、上框10の小口に縦框13の上端部が当接してネジで固定されている。縦框13の上面の小口には端部キャップ29が装着されて覆い、端部キャップ29の縦枠8側の側面には煙返しキャップ29aが一体形成されている。端部キャップ29の上面には上枠5側にグレモン錠のロッドを進退させるための開口29bが形成されている。部キャップ29の屋内側の面には樹脂縦框13bの上端に設けた金属製の縦框気密ピース29cが気密ピースとして形成されている。縦框気密ピース29cは金属上框10aの屋内側の面に設けた金属製の上框気密当接部10acに接続されている。
図5は戸先側角部27の端部キャップ29と樹脂縦框13bと樹脂上框10bを除いた図である。図3及び図5において、縦框13の金属縦框13aの上部は略四角形筒状に形成されたアルミ合金製等の気密保持部材30を形成する。中空の気密保持部材30は縦枠8側の側面30aの屋外側端部に断面視略階段状のヒレ形状を形成して屋外側に突出する煙返し31が設けられている。この煙返し31は、気密保持部材30を含む金属縦框13aの側面30aと縦枠8の金属縦枠8aとの隙間を覆っている(図3参照)。
また、気密保持部材30の屋外側に突出する煙返し31に対向する屋内側端部は壁面30bから屋内側に突出して先端が例えば略T字形状をなす金属製の縦框気密当接部32を形成している。この縦框気密当接部32に対向する位置には、図3に示すように戸先側の縦枠8の金属縦枠8aから屋外側に突出している突出片33に形成された受け部34aにシール部材34が装着されている。そして、障子3を閉鎖させた状態で気密保持部材30の縦框気密当接部32が金属縦枠8aに設けたシール部材34に当接して屋外と屋内を気密にシールすることができる。
また、図5乃至図8において、中空の気密保持部材30の内部には上下方向に延びる縦框補強板36が設けられている。縦框補強板36は例えばスチール等の金属で形成されている。気密保持部材30の上框10側の壁面30cに例えばピン等の係止部を設けて、縦框補強板36に設けた係止穴に係合させる等して、仮固定できるようになっている。
図6に示す縦框補強板36にはネジ穴36aが形成されており、図示しないネジを通して気密保持部材30の壁面30cと連結することで、気密保持部材30を含む縦框13の剛性と強度を補強できる。また、縦框補強板36はその上端部と下端部にグレモン錠のロッドを進退させるためのガイド枠37a、37bがそれぞれ連結されている。
図5において、気密保持部材30の屋内側の壁面30bにはその上下方向に沿って縦伸縮防止金具40が連結されており、この縦伸縮防止金具40は長手方向に直交する断面が略L字状に形成されている。しかもこの縦伸縮防止金具40の下部にはネジを挿通させるネジ穴40aが形成されている。
また、気密保持部材30の屋内側の壁面30bには金属上框10aに沿って水平方向に横伸縮防止金具41が連結されている。この横伸縮防止金具41は縦伸縮防止金具40と略同一形状を呈しており、その先端にネジ穴41aが形成されている。縦伸縮防止金具40と横伸縮防止金具41は例えばスチール等の金属部材で構成されている。
図7において、気密保持部材30を含む金属縦框13aの屋内側の壁面30bにはホロー部42を含む樹脂縦框13bが係止されて固定されている。樹脂縦框13bの一端は断面略L字状に形成された係止部13baが金属縦框13aの縦框気密当接部32に係止し、他端は係止部13bbが金属縦框13aに設けた略T字状の突部13abの端部に係止している。また、樹脂縦框13bの屋内側の表面は気密保持部材30の縦框気密当接部32と略面一に形成されている。
縦伸縮防止金具40は樹脂縦框13bのホロー部42内に納められており、その一方の面と気密保持部材30の側面30aとの間に樹脂縦框13bのホロー部42の一辺を構成する厚板13bcを挟んでいる。そして、側面30aに形成した不図示のねじ挿通穴からネジ44を挿通させ、樹脂の厚板13bcを貫通して縦伸縮防止金具40のネジ穴40aに締め込み固定している。金属からなる縦伸縮防止金具40と側面30aとで樹脂縦框13bの厚板13bcを挟んでネジ44で固定したため、縦伸縮防止金具40及び側面30aと樹脂縦框13bの厚板13bcとで熱膨張率が異なるが、ネジ44によって固定することで樹脂縦框13bの熱膨張を抑制できる。
また、図8において、戸先側角部27における上框10の金属上框10aは屋内側の側壁10aaに対して上面10abが更に屋内側に突出しており、その先端には金属上枠5aに設けたシール部材26に当接して気密にシールする金属製の上框気密当接部10acが設けられている。上面10abの下側には、樹脂上框10bが設置されて上下方向に複数の空間に仕切られて、側壁10aaに係合されている。上框気密当接部10acと樹脂上框10bの表面とはほぼ面一に形成されている。
側壁10aaに沿って延びる横伸縮防止金具41の一方の面とその上部の金属上框10aの上面10abとの間に樹脂上框10bの上部を屈曲させた厚板10baが挟まれている。そして、金属上框10aの上面10abに設けた不図示のネジ挿通穴からネジ44を挿入して厚板10baを介して横伸縮防止金具41のネジ穴41aに締め込み固定している。
金属の横伸縮防止金具41と上面10abとで樹脂上框10bの厚板10baを挟んでネジ44で固定したため、金属製の横伸縮防止金具41及び上面10abと樹脂上框10bの厚板10baとで熱膨張率が異なるが、ネジ44によって固定することで樹脂上框10bの熱膨張を抑制できる。
なお、上述したように、障子3の縦框13と上框10の接合部である戸先側角部27だけでなく、縦框13の下部である気密ピースと下框11との接合部にも、同一構成の戸先側角部27が設けられている。
上述したように本実施形態によるドア1では、枠体2に納めた開閉可能な障子3の戸先側に設けた中空の縦框13の上部と下部を気密保持部材30として内部に縦框補強板36を係止させてネジで固定したため、縦框13の強度が向上する上に上框10や下框11との連結強度も向上し、障子3の開放状態で突風や強風等に晒されても框体14が曲がったりすることを防止できる。
しかも、縦框補強板36は予め中空の気密保持部材30の内側の壁面30cに仮固定してあるため、縦框補強板36の取り付け作業が容易である。また、気密保持部材30を含む金属縦框13aの縦框気密当接部32、金属上框10aの上框気密当接部10acを、金属縦枠8aに設けたシール部材34、金属上枠5aに設けたシール部材26にそれぞれ当接させて気密にシールすることができ、しかも熱膨脹差が小さい。
また、上下の戸先側角部27において、それぞれ金属製の上框気密当接部10acと縦框気密ピース29cと縦框気密当接部32を互いに接続して気密をとるため、障子3の樹脂上框10bと樹脂縦框13bと樹脂下框11bが熱収縮したとしても枠体2との間で気密性の低下を抑えられる。
また、縦框13の上下の気密保持部材30に縦伸縮防止金具40と横伸縮防止金具41を固定し、縦伸縮防止金具40と気密保持部材30の側面30aとの間、横伸縮防止金具41と金属上框10aの上面10abとの間に、それぞれ樹脂縦框13bの厚板13bc、樹脂上框10bの厚板10baを挟んでネジ44で固定したため熱膨脹差による樹脂縦框13bと樹脂上框10bの伸縮を抑制することができる。
なお、本発明によるドア1は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜の変更や置換等が可能である。以下に、本発明の変形例等について説明するが、上述した実施形態で説明した部品や部材等と同一または同様なものについては同一の符号を用いて説明を省略する。
図9は本発明によるドア1の障子3における戸先側角部27の第一変形例を示すものである。
障子3の戸先側角部27において、端部キャップ29及び縦框13の金属縦框13a及び樹脂縦框13bの側面に上框10の金属上框10a及び樹脂上框10bの小口がコーキングシーラ等のシール部材43を挟んで当接し、液密に封止している。コーキングシーラとはスポンジ状の板材である。金属上框10aの小口面と金属縦框13aのガラス嵌合溝の底面及び気密ピース29cの側面(一体化した側面)とはシール部材43を介して止水化している。
なお、下框11と縦框13との当接面にも同様に金属下框11a及び樹脂下框11bと金属縦框13a及び樹脂縦框13bとの間にシール部材43が介在して液密に封止している。
一般に金属上框10aや金属下框11a等のアルミ形材は小口の切断面にばらつきがあるため、金属縦框13aとの当接部に隙間ができることがあり、雨水等の水が浸入しやすい。そのため、金属框部品だけでなく樹脂框部品を含んでシール部材43を介在させて貼り合わせることで止水性を確保できる。
図10は本発明によるドア1の障子3における端部キャップ29の第二変形例を示すものである。
図10に示す障子3の戸先側角部27において、上框10の金属上框10aの小口面に縦框13の金属縦框13aの壁面が当接している。金属縦框13aの小口46には端部キャップ47が嵌合されている。端部キャップ47は樹脂製であり、その内部には例えばアルミ合金やスチール等の金属からなる縦框補強板48が嵌合されている。縦框補強板48は金属縦框13aの壁面を通して金属上框10aにネジで固定されている。
縦框補強板48は上述した実施形態による縦框補強板36と同様に板状に形成されており、端部キャップ47の上面に形成された複数の穴部47a等に縦框補強板48の上端係合部48a等が係合することで仮固定されている。例えば一の穴部47aは平面視四角形状であり、これに嵌合する上端係合部48aは略L字状または略板状に形成されている。そして、金属縦框13aと端部キャップ47の側面から縦框補強板48とタッピングネジ等のネジ44で金属上框10aに連結することができる。
また、端部キャップ47の屋外側の端部には上方向に起立する略L字状をなす水切りジョイント49がネジ等で連結されている。これによって、ドア1の枠体2の上枠5及び縦枠8の角部と障子3との隙間から雨水等が吹き込むことを抑えることができる。
なお、上述した端部キャップ47の構成は戸先側の縦框13の上部だけでなく下部にも配設されている。
また、上述した実施形態では、金属縦框13aの上下部に設けた気密保持部材30と煙返し31を一体に形成したが、本発明はこれに限定されることなく、煙返し31を気密保持部材30と別体に形成して取り付けるようにしてもよい。
また、縦框13の上下の気密保持部材30に縦伸縮防止金具40と横伸縮防止金具41を固定したが、これに限定されることはない。例えば、縦伸縮防止金具40と横伸縮防止金具41の一方のみを設けて、樹脂縦框13bの厚板13bcまたは樹脂上框10bの厚板10baを、気密保持部材30の側面30aとの間または金属上框10aの上面10abとの間に設けてネジ等で固定して挟持し固定させてもよい。なお、挟持される樹脂縦框13bまたは樹脂上框10bの部分は厚板でなくてもよいことは言うまでもない。
また、上述した実施形態による端部キャップ29を備えた気密保持部材30の構成や変形例による端部キャップ47は障子3の戸先側角部27に設けたが、吊元側角部に設けてもよい。
また、上述した実施形態では、障子3の吊元側の縦框12が屋内側から見て枠体2に隠れる隠し框構造としたが、これに代えて上框10、下框11、戸先側の縦框13の1つまたは複数が隠し框に構成されていてもよい。或いは、本発明によるドア1は隠し框構造でなくてもよい。
なお、本発明の実施形態では開き戸のドア1について説明したが、本発明はこのようなドア1に限定されることなく縦辷り出し窓や横辷り出し窓等の各種の建具にも適用できる。また、本発明において上枠5及び下枠6は横枠、上框10及び下框11は横框に含まれる。シール部材26、28、34は気密材に含まれ、縦框補強板36,48は縦框補強部材に含まれる。
1 ドア
2 枠体
3 障子
5 上枠
6 下枠
7,8 縦枠
10 上框
11 下框
12、13 縦框
15 ガラスパネル
18 ヒンジ部
25 ハンドル
27 戸先側角部
29、47 端部キャップ
29a 煙返しキャップ
29c 縦框気密ピース(気密ピース)
30 気密保持部材30
30a 側面
31 煙返し
32 縦框気密当接部
34、43 シール部材
36、48 縦框補強板
37a、37b ガイド枠
40 縦伸縮防止金具
40a、41a ネジ穴
41 横伸縮防止金具
44 ネジ

Claims (5)

  1. 上下の横枠及び左右の縦枠で形成された枠体内に、上下の横框及び左右の縦框で形成された框体内にパネルを設けた障子を納めた建具において、
    金属横框の屋内側を向く面の外側端部に設けた横框気密当接部と、
    前記金属横框における前記横框気密当接部の内側に取り付けた樹脂横框と、
    金属縦框の屋内側を向く面の外側端部に設けた縦框気密当接部と、
    前記金属縦框における前記縦框気密当接部の内側に取り付けた樹脂縦框と、
    前記横框及び縦框の当接部に設けて前記横框気密当接部及び前記縦框気密当接部を接続する気密ピースと、を備え、
    前記金属縦框と前記金属横框との当接箇所には、シール部材が液密に介在されており、
    前記横框の小口面と、前記縦框のガラス嵌合溝の底面及び前記縦框に設けた前記気密ピースの側面と、の間に前記シール部材が介在されていることを特徴とする複合建具。
  2. 前記樹脂横框及び金属横框と前記樹脂縦框及び金属縦框の少なくとも一方はねじで互いに固定されている請求項1に記載された複合建具。
  3. 前記気密ピースには前記横框の長手方向と前記縦框の長手方向の少なくとも一方に設けた伸縮防止金具が連結され、
    伸縮防止金具と前記横框の金属横框との間に前記横框の樹脂横框を挟んでおり、または/及び前記伸縮防止金具と前記縦框の金属縦框との間に前記縦框の樹脂縦框を挟んでいるようにした請求項に記載された複合建具。
  4. 前記気密ピースには前記横框の長手方向と前記縦框の長手方向の少なくとも一方に設けた前記伸縮防止金具が連結されるようにした請求項に記載された複合建具。
  5. 上下の横枠及び左右の縦枠で形成された枠体内に、上下の横框及び左右の縦框で形成された框体内にパネルを設けた障子を納めた建具において、
    金属横框の屋内側を向く面の外側端部に設けた横框気密当接部と、
    前記金属横框における前記横框気密当接部の内側に取り付けた樹脂横框と、
    金属縦框の屋内側を向く面の外側端部に設けた縦框気密当接部と、
    前記金属縦框における前記縦框気密当接部の内側に取り付けた樹脂縦框と、
    前記横框及び縦框の当接部に設けて前記横框気密当接部及び前記縦框気密当接部を接続する気密ピースと、を備え、
    前記金属縦框と前記金属横框との当接箇所には、シール部材が液密に介在されており、
    前記樹脂横框及び金属横框と前記樹脂縦框及び金属縦框の少なくとも一方はねじで互いに固定され、
    前記気密ピースには前記横框の長手方向と前記縦框の長手方向の少なくとも一方に設けた伸縮防止金具が連結され、
    伸縮防止金具と前記横框の金属横框との間に前記横框の樹脂横框を挟んでおり、または/及び前記伸縮防止金具と前記縦框の金属縦框との間に前記縦框の樹脂縦框を挟んでいるようにしたことを特徴とする複合建具。
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