JP2020093451A - 積層延伸フィルム、化粧シート用基材、化粧シート及び化粧板 - Google Patents
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Abstract
Description
上述した法令に記載された不燃材料の技術的基準を満たし、地球温暖化ガスの発生を抑制可能なポリオレフィン系樹脂を用いた化粧シートとしては、例えば特許文献1、2に記載されているシートがある。その特許文献1、2には、炭酸カルシウムなどの無機フィラーを配合したポリオレフィン系樹脂層を用いた構造体が開示されている。
また、本発明の一態様に係る化粧シートは、上記一態様に係る積層延伸フィルムを化粧シート用基材とし、その化粧シート用基材の表面層側の面に形成されたポリオレフィン系樹脂を含む一層または複数層の透明樹脂層とを備える。
本発明の一態様では、化粧シート用基材を、1軸または2軸に延伸し、マルテンス硬度計による押込試験における弾性変形仕事率を調整することにより、化粧シート用基材の凝集破壊を誘発させ、透明樹脂層を印刷層ごと、化粧シート用基材から剥離することが可能となる。つまり、本発明の一態様では、化粧シート用基材と印刷層との界面接着力を低下させることなく、化粧シート用基材の凝集破壊のされ易さ(容易さ)をコントロールすることで、剥離試験力で表現される剥離力を小さくする、即ち易剥離性を付与することが可能となる。なお、本実施形態において、上記「透明樹脂層を印刷層ごと、化粧シート用基材から剥離する」とは、印刷層に化粧シート用基材の最表層が付着し、印刷層と共に化粧シート用基材の最表層も剥離する場合を含むものである。
上記の易剥離性を達成する方法としては、化粧シート用基材の表面層の、マルテンス硬度計による押込試験における弾性変形仕事率を55%以上100%未満とする。マルテンス硬度計による押込試験における弾性変形仕事率を55%以上100%未満とすることによって、表面層の表層での凝集破壊を誘発させることにより、印刷層から上の層を含む積層体を、化粧シート用基材から容易に剥離することができ、化粧シート用基材として再利用することが可能となる。
ここで、図1に示す構成は模式的なものであり、厚さと平面寸法との関係、各層の厚さの比率などは現実のものとは異なる。また、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための構成を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造などが下記のものに限定されるものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
化粧シート1の厚さは、例えば49μm以上360μm以下の範囲内とすることが好ましい。化粧シート1の厚さがこの範囲である場合、化粧シート1を製造する際の印刷作業性が向上するとともに、製造コストを抑制することができる。
なお、化粧シート1の易剥離性は、JIS K 6854−2に従って実施する。化粧シート1は、透明樹脂層3と基材6との剥離試験において、基材6が変形したり引裂けたりすることなく、基材6と、印刷層5より上層に設けられた透明樹脂層3などを含む積層体とを分離することが可能となる性能を有することが好ましい。
以下、化粧シート1の各部について、詳細に説明する。
本実施形態の基材6は、1軸延伸または2軸延伸により薄膜化された積層延伸フィルムからなる。
基材6は延伸することによって、マルテンス硬度計による押込試験における弾性変形仕事率を調整し、易剥離性が向上している。基材6の厚さは、20μm以上60μm未満であることが好ましく、20μm以上40μm以下であることがより好ましい。基材6の厚さが20μm以上60μm未満の範囲である場合、化粧シート1の易剥離性と機械特性(機械強度)と不燃性とを両立することができる。また、基材6の厚さが20μm以上40μm以下の範囲である場合、不燃性がさらに向上するためより好ましい。
なお、基材6の厚さを上記数値範囲にすることで不燃性が高まるのは、延伸によって基材6が薄膜化するためと考えられる。また、基材6の厚さを上記数値範囲にすることで機械特性(機械強度)が高まるのは、延伸によって基材6の密度が高まるためと考えられる。
上述のように基材6は2以上の基材層の積層体として構成され、各基材層を構成する層は樹脂材料により形成される。基材6は、その基材層を構成する樹脂材料の主成分として、熱可塑性樹脂であるポリプロピレン系樹脂を含んでいる。本明細書で主成分とは、例えば、層を構成する樹脂材料を100質量部として、そのうちの70質量部以上100質量部以下、好ましくは90質量部以上100質量部以下含まれる樹脂材料をいう。
以下、本実施形態における「マルテンス硬度計による押込試験における弾性変形仕事率」及び「マルテンス硬さ」について説明する。
本実施形態における弾性変形仕事率は、例えば、ISO14577に準拠したマルテンス硬さ測定装置(フィッシャースコープHM2000;株式会社フィッシャー・インストルメンツ)を用いて測定される。また、弾性変形仕事率の測定は、測定時に表面層以外の積層された基材のコア層の影響を避けるために基材断面から行ってもよい。具体的には、基材を冷間硬化タイプのエポキシ樹脂やUV硬化樹脂などの樹脂に包埋して十分に硬化させた後、基材の断面が現れるように切断して機械研磨を施すことにより測定面を得てもよい。また、具体的な測定方法は、各サンプルの基材の測定面に対して圧子を押し込み、その押し込み深さ変位と荷重の曲線で囲まれる面積から、Wplast(塑性変形仕事)とWelast(弾性変形仕事)とを導出し、下記(1)式及び(2)式を用いて、Wtotal(全変形仕事)に対する弾性変形仕事の割合から弾性変形仕事率(ηIT)を導出する。測定条件は、例えば、試験力10mN、試験力負荷所要時間10秒、試験力保持時間5秒である。
Wtotal=Wplast+Welast ・・・(1)
ηIT=Welast/Wtotal ・・・(2)
また、基材6を構成する各層のマルテンス硬さは、例えば、各サンプルの基材の測定面に対して圧子を押し込み、その押し込み深さと荷重からマルテンス硬さを算出する。
基材6の表面を形成する表面層6−1は、樹脂の、マルテンス硬度計による押込試験における弾性変形仕事率が55%以上100%未満となっている。そうすることによって、表面層6−1の表層での凝集破壊を誘発し、基材6と、印刷層5より上の層を含む積層体とを容易に分離することができる。
表面層6−1の弾性変形仕事率が55%未満であると、印刷層5と表面層6−1との間の靭性が高くなる傾向がある。この場合には、表面層6−1の凝集破壊が抑制されて剥離強度が強くなるため、易剥離性が不十分となることがある。これに対し、表面層6−1の弾性変形仕事率が55%以上100%未満であると、印刷層5と表面層6−1との間の靭性が低下し、表面層6−1の凝集破壊が促進されるため、印刷層5と表面層6−1との間の剥離強度が低下し、十分な易剥離性となる。なお、弾性変形仕事率の上限は100%である。
基材を印刷機に投入する際、印刷位置のズレの発生を抑制するために、コア層6−2〜6−(n−1)では、延伸による引張強度が求められる。そこで、コア層6−2〜6−(n−1)のマルテンス硬度計による押込試験における弾性変形仕事率を45%以上100%未満とすることによって、薄膜であっても十分に引張強度が高い基材となる。一方、コア層6−2〜6−(n−1)の弾性変形仕事率が45%未満の場合には、延伸薄膜化した基材において十分な引張強度とならないことがある。
また、コア層6−2〜6−(n−1)のマルテンス硬さの値は、表面層6−1のマルテンス硬さの値よりも大きくてもよい。コア層6−2〜6−(n−1)のマルテンス硬さの値を表面層6−1のマルテンス硬さの値より大きくすることにより、剥離強度が十分に高く、かつ、十分に引張強度が高い基材6とすることができる。
透明樹脂層3を印刷層5ごと、基材6から剥離する前に、化粧シート1を、例えば基材板9から分離しておくことが望ましい。そこで、最下層6−nのマルテンス硬度計による押込試験における弾性変形仕事率を55%以上100%未満とすることによって、化粧シート1を基材板9から容易に分離することができる。一方、最下層6−nのマルテンス硬度計による押込試験における弾性変形仕事率が55%未満では、化粧シート1と基材板9とを分離する際に、化粧シート1の引裂に伴う剥離不良が発生し易くなる。
以上の様に、基材6の各基材層におけるマルテンス硬度計による押込試験における弾性変形仕事率を規定することにより、易剥離性を実現できる。また、本実施形態では、凝集破壊を誘発させるため、基材と、印刷層より上層に設けられた透明樹脂層などを含む積層体との経時による剥離を低減することができる。
上述のように、基材6を構成する各基材層、即ち表面層6−1やコア層6−2〜6−nとなる各基材層を構成する樹脂材料の主成分は、ポリプロピレン系樹脂である。
ポリプロピレン系樹脂としては、ポリプロピレンに、αオレフィンを単独、あるいは2種類以上共重合させたものが挙げられる。αオレフィンとしては、例えば、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセン、1−ウンデセン、1−ドデセン、トリデセン、1−テトラデセン、1−ペンタデセン、1−ヘキサデセン、1−ヘプタデセン、1−オクタデセン、1−ノナデセン、1−エイコセン、3−メチル−1−ブテン、3−メチル−1−ペンテン、3−エチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ヘキセン、4,4−ジメチル−1−ペンテン、4−エチル−1−ヘキセン、3−エチル−1−ヘキセン、9−メチル−1−デセン、11−メチル−1−ドデセン、12−エチル−1−テトラデセンなどが例示できる。
基材6の引っ張り弾性率の向上を図る場合には、高結晶性のポリプロピレンを用いることが好ましい。
表面層6−1は、延伸後の弾性変形仕事率を調整するために、結晶性の低い樹脂材料を軟質材として含んでいてもよい。
軟質材の第1の例としては、ポリプロピレンのαオレフィンコポリマであるプロピレン−αオレフィン共重合体からなるポリプロピレン系樹脂が例示できる。プロピレン−αオレフィン共重合体は、プロピレンに直鎖オレフィンからなるαオレフィンを共重合することによって作製されるポリプロピレン系樹脂である。直鎖オレフィンからなるαオレフィンとしては、エチレン、ブテン、ペンテンなどが例示できる。このプロピレン−αオレフィン共重合体からなるポリプロピレン系樹脂は、ホモポリプロピレンに比べて融点を下げたポリプロピレン系樹脂である。
共重合比率が3%以上16%未満では、表面層6−1の凝集力が高いため、必要な易剥離性が得られないおそれがある。
以上例示したような軟質材を適宜配合することで、確実に、表面層6−1の延伸後の弾性変形仕事率を55%以上100%未満に調整することができる。
また、表面層6−1を形成する樹脂材料の均一性の観点から、軟質材は表面層6−1を形成する樹脂材料との相溶性が高い材料であることが好ましい。このような観点から、例えば、表面層6−1をポリプロピレン系樹脂から構成する場合、混合する軟質材もポリプロピレン系樹脂であることが望ましい。
基材6を構成する少なくとも一つの基材層は、無機顔料を含んでいることが好ましい。無機顔料を含有することにより、基材6の光透過率が低下して、化粧シート1を貼り付ける基材板9の模様を透過させないようにすることができる。
無機顔料の混合量は、無機顔料を配合する基材層において、樹脂材料に対してそれぞれ5vol%以上50vol%以下とすることが好ましい。無機顔料の混合量が5vol%以上50vol%以下である場合、無機顔料添加による不燃性向上の効果が発現するとともに、無機顔料の添加量が多すぎることによる基材6の脆化も抑制することができるためである。
天然無機顔料としては、例えば、土系顔料、焼成土、鉱物性顔料などが挙げられる。合成無機顔料としては、例えば、酸化物顔料、水酸化物顔料、硫化物顔料、珪酸塩顔料、燐酸塩顔料、炭酸塩顔料、金属粉顔料、炭素顔料などが挙げられる。また、天然無機顔料、合成無機顔料の中から、一種類もしくは二種類以上を混合した混合顔料を用いてもよい。
なお、顔料として有機顔料を用いることは好ましくない。基材6の不燃性が損なわれるためである。
印刷層5は、意匠性を付与するために絵柄模様が形成された層である。印刷層5は、既知の印刷手法を用いて基材6の表面層6−1上に設けることができる。基材6を巻取りの状態で用意できる場合には、印刷層5の形成のための印刷をロールツーロールの印刷装置で行うことができる。印刷手法は特に限定するものではないが、生産性や絵柄の品位を考慮すれば、例えばグラビア印刷法を用いることができる。
印刷層5を形成するために用いられる印刷インキは、特に限定されないが、印刷方式に対応したインキが適宜選択される。特に、基材6に対する密着性や印刷適性、また、化粧シート1の耐候性などを考慮して印刷インキが選択されることが好ましい。
印刷層5の厚さは、2μm以上20μm以下であることが好ましい。印刷層5の厚さがこの範囲である場合、印刷を明瞭にすることができるとともに、化粧シート1を製造する際の印刷作業性が向上し、かつ製造コストを抑制することができる。
接着剤層4は、基材6及び印刷層5と、透明樹脂層3との接着を強固にする目的で設けられる。基材6及び印刷層5と、透明樹脂層3との接着が強固であることにより、化粧シート1に対して、曲面や直角面に追随する曲げ加工性を付与することができる。接着剤層4は透明であることが好ましい。
接着剤層4は、例えばアクリル系接着剤、ポリエステル系接着剤、ポリウレタン系接着剤、エポキシ系接着剤などにより形成される。接着剤層4を構成する接着剤としては、通常、その凝集力から2液硬化タイプのものとして、特にイソシアネートを用いたポリオールとの反応で得られるウレタン系の材料を用いることが好ましい。なお、接着剤層4は、透明樹脂層3と印刷層5との接着強度が十分に得られる場合には、省略してもよい。
接着剤層4の厚さは、1μm以上20μm以下であることが好ましい。接着剤層4の厚さがこの範囲である場合、基材6及び印刷層5と、透明樹脂層3との間の接着強度を向上するとともに、化粧シート1製造時の印刷作業性が向上し、かつ製造コストを抑制することができる。
透明樹脂層3は、例えば透明樹脂シートで構成されており、接着剤層4によって基材6及び印刷層5に接着されている。図1に示す化粧シート1では、透明樹脂層3が一層の場合を図示しているが、複数層の透明樹脂層3が積層されて構成されていてもよい。本実施形態の透明樹脂層3は、ポリオレフィン系樹脂を主成分として構成されることが好ましい。主成分とは、例えば、透明樹脂層3を構成する樹脂材料を100質量部として、そのうちの70質量部以上100質量部以下、好ましくは90質量部以上100質量部以下含まれる樹脂材料をいう。
表面保護層2は、化粧シート1の最表面に設けられており、表面の保護や艶の調整としての機能を有している。表面保護層2を構成する材料としては、例えば、ポリウレタン系樹脂、アクリルシリコン系樹脂、フッ素系樹脂、エポキシ系樹脂、ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、メラミン系樹脂、アミノアルキッド系樹脂、尿素系樹脂などが挙げられる。樹脂材料の形態は、水性、エマルジョン、溶剤系など特に限定されるものではない。硬化法についても一液タイプ、二液タイプ、紫外線硬化法など適宜選択して行うことができる。
隠蔽層7は、化粧シート1のプライマー層8側の面が木質基材などの基材板9に貼り付けられた化粧板において、基材板9に対する隠蔽性を保たせることを目的として形成される。隠蔽層7は、例えば、印刷層5と同様にインキの印刷によって形成される。インキに含ませる顔料としては、例えば、不透明な顔料、酸化チタン、酸化鉄などを使用することが好ましい。また、隠蔽層7における化粧シート1が貼り付けられる木質基材などからなる基材板9の模様の隠蔽性を向上させるために、例えば、金、銀、銅、アルミなどの金属をインキに添加することも可能であり、一般的にはフレーク状のアルミを添加することが好ましい。なお、隠蔽層7は、上述のように、基材6のいずれかの基材層が不透明で隠蔽性を有している場合には、省略することができる。
隠蔽層7の厚さは、2μm以上20μm以下であることが好ましい。隠蔽層7の厚さがこの範囲である場合、基材板9に対する隠蔽性を保つとともに、化粧シート1製造時の印刷作業性が向上し、かつ製造コストを抑制することができる。
プライマー層8は、化粧シート1のプライマー層8側の面が基材板9に貼り付けられた化粧板において、化粧シート1と基材板9との密着性を向上させるために設けられる。
プライマー層8は、基本的には印刷層5と同様の材料(印刷インキ)を用いることができる。なかでも、化粧シート1の裏面に施されるためにウエブ状で巻取りを行うことを考慮すると、印刷インキに対して、例えばシリカ、アルミナ、マグネシア、酸化チタン、硫酸バリウムなどの無機充填剤を添加させることが好ましい。これにより、化粧シート1を巻取る際におけるブロッキングの発生を避け、且つ接着剤との密着を高めることができる。
本実施形態に係る基材6を使用した化粧シート1は、熱可塑性樹脂であるポリプロピレン系樹脂を主成分とする樹脂膜を延伸して薄膜化して形成した基材を用いることにより、基材6と、印刷層5より上層に設けられた透明樹脂層3などを含む積層体との易剥離性を備えつつ、基材6とその積層体との経時による剥離を低減させている。
この構成によれば、本実施形態では、表面層6−1の表層での凝集破壊を誘発させることができるので、基材6と、印刷層5より上層に設けられた透明樹脂層3などを含む積層体との易剥離性を備えつつ、基材6とその積層体との経時による剥離を低減させることができる。
すなわち、本実施形態によれば、基材6と、印刷層5より上層に設けられた透明樹脂層3などを含む積層体との易剥離性を備えつつ、基材6とその積層体との経時による剥離を低減した化粧シート1を得ることができる。
ここで、基材6が3層以上の基材層からなる場合、つまり、コア層6−2〜6−nが2層以上である場合には、最下層(第n層)6−nを、表面層6−1と同じ構成の材料で構成することが好ましい。すなわち、最下層(第n層)6−nを、マルテンス硬度計による押込試験における弾性変形仕事率を55%以上100%未満とすることが好ましい。
この構成によれば、プライマー層8と最下層6−nとの密着性を改善することができる。
以下に、本発明を実施例及び比較例によりさらに説明するが、本発明は下記例に制限されるものではない。
まず、実施例1について説明する。
実施例1の化粧シートを、以下に示す工程で形成した。
(透明樹脂層用樹脂シートの形成工程)
まず、ホモポリプロピレン樹脂に、ヒンダードフェノール系酸化防止剤と、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤と、ヒンダードアミン系光安定化剤とを添加した樹脂材料を準備した。ここで、ホモポリプロピレン樹脂としては、メソペンタッド分率が97.8%、MFR(メルトフローレート)が15g/10min(230℃)、分子量分布MWD(Mw/Mn)が2.3である材料を使用した。また、ヒンダードフェノール系酸化防止剤(イルガノックス1010:BASF社製)は、ホモポリプロピレン樹脂に対して500PPM添加した。ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(チヌビン328:BASF社製)は、ホモポリプロピレン樹脂に対して2000PPM添加した。ヒンダードアミン系光安定化剤(キマソーブ944:BASF社製)は、ホモポリプロピレン樹脂に対して2000PPM添加した。このような樹脂材料を、溶融押出機を用いて押し出し、透明樹脂層として使用する厚さ80μmのポリプロピレン製の透明樹脂シートを製膜した。
続いて、得られた透明樹脂シートの両面にコロナ処理を施し、透明樹脂シート表面の濡れ張力を40dyn/cm以上とした。
基材を3層の基材層から構成し、第1層目を表面層とし、第2層目をコア層、第3層目を最下層とする構造を採用した。そして、第1〜第3層の3層が積層された基材を、押出法によって製膜し延伸することにより形成した。すなわち化粧シート用基材を、ポリプロピレン系樹脂からなる3層で構成した。
第1層目の表面層の前駆体となる層を、樹脂Aを材料として用いて厚さ12μmで形成した。続いて、第1層目の表面層の前駆体となる層上に、第2層目のコア層の前駆体となる層を、無機顔料を添加した樹脂Cを材料として用いて厚さ108μmで形成した。その上に、第3層目の最下層の前駆体となる層を、樹脂Cを材料として用いて形成した。
これにより、3層の合計厚さが132μmの積層樹脂前駆体を形成した。
[樹脂A]
樹脂材料:ホモPP(ポリプロピレン)
[樹脂C]
樹脂材料:エチレン含有率が15%のポリプロピレン共重体
基材の表面層上に、グラビア印刷方式にて絵柄印刷を施して印刷層を形成した。印刷層は、2液型ウレタンインキ(V180;東洋インキ製造株式会社製)に、当該インキのバインダー樹脂分に対してヒンダードアミン系光安定化剤(キマソーブ944;BASF社製)を0.5質量%添加したインキを用いて形成した。
続いて、印刷層を形成した基材の表面層側に、接着剤層としてドライラミネート用接着剤(タケラックA540;三井化学株式会社製;塗布量2g/m2)を塗布した。この後、印刷層を形成した基材のおもて面に接着剤層を介して透明樹脂シートをドライラミネート法にて貼り合わせることにより、透明樹脂層を形成した。
こうして、実施例1を構成する化粧シートを形成した。
実施例1では、基材の表面層は弾性変形仕事率(押込弾性変形仕事率)が59であり、コア層は弾性変形仕事率が43であり、最下層は弾性変形仕事率が43であった。
最下層の材料として、上記の樹脂Aの材料を用いた以外は実施例1と同様にして、実施例2を構成する化粧シートを形成した。
実施例2では、基材の表面層は弾性変形仕事率が59であり、コア層は弾性変形仕事率が43であり、最下層は弾性変形仕事率が54であった。
表面層、コア層及び最下層をそれぞれ樹脂Aの材料を用いて形成した以外は、実施例1と同様にして、実施例3を構成する化粧シートを形成した。
実施例3では、基材の表面層は弾性変形仕事率が59であり、コア層は弾性変形仕事率が59であり、最下層は弾性変形仕事率が54であった。
表面層を樹脂Cの材料を用いて形成し、コア層を樹脂Aの材料を用いて形成し、最下層を樹脂Cの材料を用いて形成した以外は、実施例1と同様にして、比較例1を構成する化粧シートを形成した。
比較例1では、基材の表面層は弾性変形仕事率が44であり、コア層は弾性変形仕事率が57であり、最下層は弾性変形仕事率が44であった。
表面層を下記の樹脂Bの材料を用いて形成し、コア層を樹脂Cの材料を用いて形成し、最下層を下記の樹脂Bの材料を用いて形成した以外は、実施例1と同様にして、比較例2を構成する化粧シートを形成した。
[樹脂B]
樹脂材料:エチレン含有率が4%のポリプロピレン共重体
比較例2では、基材の表面層は弾性変形仕事率が50であり、コア層は弾性変形仕事率が42であり、最下層は弾性変形仕事率が50であった。
各実施例及び各比較例では、弾性変形仕事率をマルテンス硬度計を用いて測定した。具体的には、ISO14577に準拠したマルテンス硬さ測定装置(フィッシャースコープHM2000;株式会社フィッシャー・インストルメンツ)を用いて弾性変形仕事率の測定を行った。各実施例及び各比較例の化粧シートは、測定時に表面層以外の積層された基材のコア層の影響を避けるために基材断面から行った。具体的には、基材を冷間硬化タイプのエポキシ樹脂やUV硬化樹脂などの樹脂に包埋して十分に硬化させた後、基材の断面が現れるように切断して機械研磨を施すことにより測定面を得た。具体的な測定方法は、各化粧シートの基材の測定面に対して圧子を押し込み、その押し込み深さ変位と荷重の曲線で囲まれる面積から、Wplast(塑性変形仕事)、Welast(弾性変形仕事)を導出し、全変形仕事に対する弾性変形仕事の割合から弾性変形仕事率を導出した。また、測定条件は、試験力10mN、試験力負荷所要時間10秒、試験力保持時間5秒として測定を行った。
各実施例及び各比較例の化粧シートに対して、性能の評価を実施した。
[剥離性試験(180度剥離試験)]
剥離性試験は、剥離強度として、透明樹脂層と基材との密着力(密着性)を評価する試験である。剥離試験は、各実施例及び各比較例の化粧シートを用いて、JIS K 6854−2に従って実施した。
評価は次の通りである。
○:良好(規格内)(剥離後の化粧シート用基材に印刷層が残留せず、剥離力3N/inch以上12N/inch未満)
×:不良(規格外)(剥離後の化粧シート用基材に印刷層が残留)
このように、表1に示す実施例1〜3の化粧シートでは、基材の凝集破壊を誘発させ、透明樹脂層を印刷層ごと、基材から容易に剥離することができた。
2 表面保護層
3 透明樹脂層
4 接着剤層
5 印刷層
6 基材
6−1 表面層(表面の基材層)
6−2〜6−n コア層
7 隠蔽層
8 プライマー層
9 基材板
Claims (7)
- 1軸もしくは2軸の積層延伸フィルムであって、樹脂材料の主成分がポリプロピレン系樹脂からなる複数の層を有し、
上記複数の層のうち、最表面に位置する第1層を表面層と定義し、上記複数の層のうちの表面層以外の層をコア層と定義したときに、
上記表面層は、マルテンス硬度計による押込試験において、弾性変形仕事率が55%以上100%未満であることを特徴とする積層延伸フィルム。 - 上記コア層の下層に、樹脂材料の主成分がポリプロピレン系樹脂からなる最下層を有し、
上記最下層は、マルテンス硬度計による押込試験において、弾性変形仕事率が55%以上100%未満であることを特徴とする請求項1に記載した積層延伸フィルム。 - 上記コア層は、マルテンス硬度計による押込試験において、弾性変形仕事率が45%以上100%未満であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載した積層延伸フィルム。
- 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載した積層延伸フィルムを備えることを特徴とする化粧シート用基材。
- 不燃性基材と貼り合わせた状態でISO5660−1に準拠したコーンカロリーメータ試験機による発熱性試験において、建築基準法施行令第108条の2第1号及び第2号に記載の要件を満たす不燃材料であることを特徴とする請求項4に記載した化粧シート用基材。
- 請求項4または請求項5に記載の化粧シート用基材と、上記化粧シート用基材の表面層側の面に形成されたポリオレフィン系樹脂を含む一層または複数層の透明樹脂層と、を備えることを特徴とする化粧シート。
- 請求項6に記載の化粧シートを木質材料からなる基材板に貼り合わせたことを特徴とする化粧板。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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