JP2020073831A5 - - Google Patents

Description

本発明は、バルブ装置に関する。

（従来技術）
冷却水の流量を変更するバルブと、バルブを内側に収容するハウジングと、バルブと一体に回動するシャフトと、を備えたバルブ装置が知られている（例えば、特許文献１参照）。

本発明の目的は、バルブ装置において冷却水の圧力損失を低減することである。

本発明のバルブ装置は、車両の冷却水の流量を制御するバルブ装置であって、バルブ（１）と、前記バルブ（１）を内側に収容するハウジング（３）と、前記バルブと一体に回動するシャフト（１４）と、を備え、前記バルブは、冷却水が流出入する内部空間、および、この内部空間を前記バルブの外部に開く複数のバルブ開口を有し、前記ハウジングは、冷却水が流通可能なシート開口を有し、前記複数のバルブ開口の内、特定のバルブ開口は、前記バルブが前記シャフトの周囲に回動することで前記シート開口と連通し、前記複数のバルブ開口の内、別のバルブ開口は、当該バルブの回動軸方向に向かって開口し、前記バルブにおいて前記内部空間を囲む内壁面は、前記別のバルブ開口と前記回動軸方向に対向する領域において前記別のバルブ開口に向かって凸となる凸部を有し、前記凸部は、前記別のバルブ開口に近づくほど前記シャフトの回転の軸心に近づく斜面を含むことを特徴とする。

これにより、冷却水の圧力損失を低減することができる。

Claims (8)

1. 車両の冷却水の流量を制御するバルブ装置であって、
   バルブ（１）と、
   前記バルブ（１）を内側に収容するハウジング（３）と、
   前記バルブと一体に回動するシャフト（１４）と、を備え、
   前記バルブは、冷却水が流出入する内部空間、および、この内部空間を前記バルブの外部に開く複数のバルブ開口を有し、
   前記ハウジングは、冷却水が流通可能なシート開口を有し、
   前記複数のバルブ開口の内、特定のバルブ開口は、前記バルブが前記シャフトの周囲に回動することで前記シート開口と連通し、
   前記複数のバルブ開口の内、別のバルブ開口は、当該バルブの回動軸方向に向かって開口し、
   前記バルブにおいて前記内部空間を囲む内壁面は、前記別のバルブ開口と前記回動軸方向に対向する領域において前記別のバルブ開口に向かって凸となる凸部を有し、前記凸部は、前記別のバルブ開口に近づくほど前記シャフトの回転の軸心に近づく斜面を含むことを特徴とするバルブ装置。
2. 前記斜面は、前記シャフトの回転の軸心の周囲の内、少なくとも前記特定のバルブ開口が存在する方位に設けられていることを特徴とする請求項１に記載のバルブ装置。
3. 前記凸部は、前記特定のバルブ開口と前記シャフトが設けられている部分とを接続するように形成されていることを特徴とする請求項１または２に記載のバルブ装置。
4. 前記凸部は、前記内壁面の内前記別のバルブ開口から前記回動軸方向に最も離れている底部と、前記シャフトが設けられている部分とを、接続するように、形成されていることを特徴とする請求項１ないし３のいずれか１つに記載のバルブ装置。
5. 前記斜面と前記特定のバルブ開口は、前記回動方向の位置が重なるように配置されていることを特徴とする請求項１ないし４のいずれか１つに記載のバルブ装置。
6. 冷却水は、前記別のバルブ開口を通って前記内部空間に流入し、前記内部空間から前記特定のバルブ開口を通って流出することを特徴とする請求項５に記載のバルブ装置。
7. 前記複数のバルブ開口は、前記特定のバルブ開口でも前記別のバルブ開口でもない他のバルブ開口を有し、
   前記他のバルブ開口は、前記回動軸を基準として前記特定のバルブ開口とは異なる方位に設けられ、
   前記斜面は、前記特定のバルブ開口に接していると共に前記他のバルブ開口から離れていることを特徴とする請求項１ないし６のいずれか１つに記載のバルブ装置。
8. 前記複数のバルブ開口は、前記特定のバルブ開口でも前記別のバルブ開口でもない他のバルブ開口を有し、
   前記回動軸に沿った前記別のバルブ開口から前記他のバルブ開口までの距離は、前記回動軸に沿った前記別のバルブ開口から前記特定のバルブ開口までの距離よりも短く、
   前記斜面は、前記特定のバルブ開口に接していると共に前記他のバルブ開口から離れていることを特徴とする請求項１ないし７のいずれか１つに記載のバルブ装置。