JP2017025776A - ウォータポンプ - Google Patents

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古賀 陽二郎
Yojiro Koga
陽二郎 古賀
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Abstract

【課題】 部品点数を削減して、組付け工数、コストダウン及び小型化を図ったウォータポンプを提供する。【解決手段】 プーリ16は、内壁16aを形成するように軸方向においてインペラ14の側に開口すると共に、内壁16aの開口16b側縁に内側に向かって突出する凸部16dを形成して、冷却水が貯えられる水溜り部17を画成し、ハウジング11は、シール部材15と軸受部12との間の空間部11dと連通すると共に、プーリ16の水溜り部17に向けて延在する放水路18を有する。【選択図】 図1

Description

本発明はエンジンの冷却等に用いられるウォータポンプに関する。
従来の水冷式エンジンに用いられるウォータポンプは、ハウジングに軸受部を介して支持された回転軸の一端にインペラを、他端にプーリを夫々設け、プーリにかけられたベルトが駆動することにより、プーリと一体回転するインペラにて、エンジン内に冷却水を循環させる。このようなウォータポンプでは、軸受部とポンプ室を遮断するようにハウジング内にメカニカルシールを設けて、ポンプ室内の冷却水が軸受部へ侵入するのを防止しているが、それでも冷却水がメカニカルシールの内部を介し軸受部方向へと僅かに侵入する恐れがある。
この対策として、特許文献1のウォータポンプでは、ハウジングの軸受部よりも下部にプラグで閉塞した穴部を設け、この穴部にてメカニカルシールを介し軸受部方向へ侵入した冷却水を溜めることができる水溜り部を形成した構成が示されている。
また、特許文献2のウォータポンプでは、プーリに設けられた内包空間と内包空間を閉塞するプーリブラケットにより冷却水を溜める水溜り部を形成し、加えて、冷却水が水溜り部に流入するときに軸受部に付着するのを防ぐために遮蔽板を設ける構成が示されている。
特開平11−336699号公報 特開2013−122219号公報
特許文献1のウォータポンプでは、水溜り部が一方に開口を有する穴部と穴部を閉塞するプラグから構成されており、加えて、穴部とプラグの接続部から冷却水のにじみ漏れを防ぐためのシール機構が必要となり、部品点数の増加を招くこととなる。
特許文献2のウォータポンプでは、プーリブラケットや軸受部を保護するための遮蔽板が必要となり、部品点数の増加を招くこととなる。
そこで、本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、部品点数を削減して、組付け工数の低減及び、コストダウンを図ったウォータポンプを提供することを目的とする。
本発明によるウォータポンプの特徴構成は、冷却水が流れるポンプ室及び軸受部が形成されたハウジングと、該ハウジングの前記軸受部にて回転自在に支持された回転軸と、該回転軸の一端に設けられ前記ポンプ室内に収容されるインペラと、前記ハウジングの前記軸受部と前記ポンプ室との間に設けられ前記ハウジングと前記回転軸との間をシールするシール部材と、前記回転軸の軸方向において前記インペラとは反対側に設けられ前記回転軸を回転させるプーリとを備え、前記プーリは、内壁を形成するように軸方向において前記インペラの側に開口すると共に、前記内壁の開口側縁に内側に向かって突出する凸部を形成して、冷却水が貯えられる水溜り部を画成し、前記ハウジングは、前記シール部材と前記軸受部との間の空間部と連通すると共に、前記プーリの前記水溜り部に向けて延在する放水路を有する点にある。
本構成により、シール部材を介し軸受部の方向へ侵入した冷却水は、ハウジングに備えた放水路を介し、プーリの内壁に凸部によって画成された水溜り部に貯えられる。このように、水溜り部をプーリの内壁に凸部によって画成しているので、従来必要とされたプラグやプーリブラケットを必要とせず、部品点数を削減し、組付け工数の低減及び、コストダウンを図ることができる。
本発明の他の特徴構成は、前記凸部は前記放水路の先端よりも前記インペラ側に設けた点にある。
本構成により、放水路を介し流入する冷却水は確実に水溜り部に流入させることができる。また、放水路の一部がプーリに内包するように設けられるので、軸方向の長さを短縮でき、ウォータポンプの小型化を図ることができる。
本発明の他の特徴構成は、前記凸部は環状に形成されている点にある。
本構成により、水溜り部に介在する冷却水は、プーリの回転や停止などの状態に関わらず、開口の外部に流出し難くすることができる。また、プーリを成形するうえで容易に凸部を設けることができるので更なるコストダウンを図ることができる。
本発明の他の特徴構成は、前記内壁は前記インペラ側に向けて縮径する傾斜面を有する点にある。
本構成により、水溜り部に流入した冷却水は、プーリの開口から離れた位置に移動させることができ、冷却水は外部にさらに流出し難くなる。また、エンジンの振動などにより冷却水が飛び跳ねる等したとしても、冷却水はプーリの開口より外部に飛び跳ね難くすることができる。
本実施形態におけるウォータポンプの構成を示す断面図である。 図1における本実施形態の水溜り部を示す要所部分拡大図である。 本実施形態におけるウォータポンプの形状を示す正面図である。 図3における本実施形態の放水路の位置を示す説明図である。
以下、本発明に係るウォータポンプを図面に基づいて説明する。
ウォータポンプ1は、冷却水を車両のエンジン(図示しない)及び、ラジエータ(図示しない)に循環させ、エンジンで発生した熱を冷却水に吸収し、ラジエータで冷却水の熱を放出することでエンジンを冷却する。
なお、本発明における冷却水とは、液状や蒸気(気体)とを含んだものとして定義され、以降、特に区分する必要がある場合を除いて冷却水として説明する。
図1に示すように、ウォータポンプ1は、樹脂成型されたハウジング11と、ハウジング11の小径孔部11cに圧入、またはハウジングにインサート成型されて保持された軸受部12と、軸受部12に軸支された回転軸13と、回転軸13の一端に圧入され回転軸13と一体回転するインペラ14と、回転軸13の他端に圧入され回転軸13と一体回転するプーリ16と、ハウジング11とエンジンボディ21とがガスケット22を挟んだ状態で図示しない固定部材(例えばボルト)により連結されることでポンプ室10を形成し、軸受部12とポンプ室10の間を遮断するように配設されたシール部材15を有している。
ハウジング11は軸受部12とシール部材15の間の空間部11dにおいて、大径孔部11aの上部に大気側と連通し、空間部11dに侵入した気体の冷却水を放出する蒸気孔19と、大径孔部11aの下部にプーリ16の内壁16aに向けて開口し、シール部材15を介し空間部11dに侵入した液状の冷却水を内壁16aに放出できる放水路18が斜め下方に向けて形成されている。ここで、空間部11dに連通する箇所を連通部18bとする。
回転軸13はプーリ16とインペラ14が一体回転し、軸受部12を介してハウジング11に回転可能に軸支されている。
軸受部12はベアリングで構成されており、ハウジング11内の小径孔部11cに圧入固定や一体成型、または接着されている。
シール部材15はメカニカルシールで構成されており、一方をハウジング11の大径孔部11aに圧入、またはインサート成型され、他方を回転軸13と圧入され保持されている。
プーリ16はエンジンボディ21側を開口する開口16bと、他側を閉塞する閉塞部16cと、閉塞部16cから開口16bにかけて縮径となる傾斜面を有する内壁16aと、閉塞部16cと開口16bの間に環状に形成された凸部16dを有し、凸部16dと内壁16aと閉塞部16cによって内部に水溜り部17が形成される。
凸部16dは図2に示すように先端18aの最下部の下方延長線18cに対し、必ずエンジンボディ21側に位置するように凸部16dが形成されているので冷却水は確実に水溜り部17に放出される。また、凸部16dの内径方向への高さは少なくとも2〜3mmあればよく、一体にて形成することができるので、部品点数を増加させることなく形成でき、コストの低減を図ることができる。ここで凸部16dは一体にこだわらず、凸部16dのみ別体で成型しプーリ16内に組付けてもよい。
次にウォータポンプ1の作動について説明する。
このウォータポンプ1では外部の駆動源の回転に伴い、プーリ16にかけられたベルト(図示しない)の回転によりプーリ16と回転軸13が一体で駆動される。回転軸13が回転駆動すると、回転軸13と一体回転するインペラ14が回転することで、各箇所(例えばエンジン)に冷却水を供給する。このとき、シール部材15を介し気体、または液状の冷却水が軸受部12とシール部材15の間の空間に侵入するときがあるが、気体の場合、蒸気孔19や放水路18等から大気側に放出され、液状の場合、冷却水は自重により放水路18(連通部18bから先端18a)を介し、プーリ16の内壁16aに形成された水溜り部17へと一時的に流入する。水溜り部17に流入した冷却水は内壁16aに凸部16dが備えられているため液状で外部に流出する可能性を低減することができる。
また、プーリ16が回転することにより水溜り部17に介在する冷却水に対して遠心力が働き、冷却水はプーリ16が回転している際も水溜り部17に確実に介在することができ、ウォータポンプ1が作動中に液状の冷却水が外部に流出する可能性を低減することができる。
さらに、水溜り部17を形成するプーリ16の内壁16aは傾斜面を有しているので例えばエンジン作動による振動が発生し、ウォータポンプ1が振動される状態にあっても液状の冷却水は外部に飛び跳ね難くすることができ、外部に流出する可能性を低減することができる。
そのうえ、水溜り部17に介在する液状の冷却水は、エンジン部が発熱することによりウォータポンプ1の温度が上昇することで水溜り部17に介在する冷却水が熱され、例えば図2に示すように次第に気化し開口16bを介して気化経路30のように大気側へと放出されていく。ここで、冷却水は有色であることが多く、ウォータポンプ1の周辺部品に冷却水の跡が付着する可能性があったが、冷却水を気化させ開口16bの外部に放出させることができるので液状の冷却水がウォータポンプ1周辺に付着する可能性を低減することができる。
[その他の実施形態]
上記の実施形態では、壁面を有する凸部16dにより水溜り部17を形成する例を示したが、壁面を設けずにプーリ16の内壁16aを窪ませる等より冷却水を溜めることができる水溜り部17を形成してもよい。また、ハウジング11とプーリ16の材質は樹脂の場合を説明したが、アルミや鉄などの金属により形成してもよく、ハウジング11またはプーリ16のいずれか一方を金属とする構成としてもよい。また、小径孔部11cと大径孔部11aの大きさの関係の一例を上記実施形態で示したが、大きさの関係は同一、または逆転してもよい。
1 ウォータポンプ
11 ハウジング
11a 大径孔部
11c 小径孔部
11d 空間部
12 軸受部(ベアリング)
13 回転軸
14 インペラ
15 シール部材
16 プーリ
16a 内壁(傾斜面)
16b 開口
16c 閉塞部
16d 凸部
17 水溜り部
18 放水路
18a 先端
18b 連通部
19 蒸気孔
21 エンジンボディ
22 ガスケット

Claims (4)

  1. 冷却水が流れるポンプ室及び軸受部が形成されたハウジングと、
    該ハウジングの前記軸受部にて回転自在に支持された回転軸と、
    該回転軸の一端に設けられ前記ポンプ室内に収容されるインペラと、
    前記ハウジングの前記軸受部と前記ポンプ室との間に設けられ前記ハウジングと前記回転軸との間をシールするシール部材と、
    前記回転軸の軸方向において前記インペラとは反対側に設けられ前記回転軸を回転させるプーリとを備え、
    前記プーリは、内壁を形成するように軸方向において前記インペラの側に開口すると共に、前記内壁の開口側縁に内側に向かって突出する凸部を形成して、冷却水が貯えられる水溜り部を画成し、
    前記ハウジングは、前記シール部材と前記軸受部との間の空間部と連通すると共に、前記プーリの前記水溜り部に向けて延在する放水路を有する、ウォータポンプ。
  2. 前記凸部は前記放水路の先端よりも前記インペラ側に設けた請求項1に記載のウォータポンプ。
  3. 前記凸部は環状に形成されている請求項2に記載のウォータポンプ。
  4. 前記内壁は前記インペラ側に向けて縮径する傾斜面を有する請求項1から3の何れか一項に記載のウォータポンプ。
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