JP2020033349A - 環式ウンデカペプチドの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】非免疫抑制シクロスポリンA誘導体であるアリスポリビルなど、環式ウンデカペプチドの製造のために有用な方法および中間体を提供する。【解決手段】シクロスポリンを、ブテニル−メチル−トレオニン側鎖上でアシル化し、次いで、開環反応させる(環をサルコシンとN−メチル-ロイシン残基との間で開く)。例えば、CsAから開始するとき、配列Val−N(Me)Leu−Ala−Ala−N(Me)Leu−N(Me)Leu−N(Me)Val−N(Me)BmtAbu−Sarの第2の直鎖状デカペプチド中間体を得ることについては、この直鎖状ペプチド中間体をエドマン分解(N−末端残基を除去)させることを含む方法を開示する。【選択図】なし
Description
本発明は、シクロスポリン誘導体の開環、続いて、環式ポリペプチド、より具体的には
、(DEB025、Debio025、またはDebioとしても知られる)アリスポリ
ビルなどの環式ウンデカペプチドの調製に有用な新規な方法、新規なプロセスステップお
よび新規の中間体に関する。
、(DEB025、Debio025、またはDebioとしても知られる)アリスポリ
ビルなどの環式ウンデカペプチドの調製に有用な新規な方法、新規なプロセスステップお
よび新規の中間体に関する。
本発明は、環式ポリペプチド、例えば、アリスポリビルなどの環式ウンデカペプチドな
どの調製のための方法に関する。
どの調製のための方法に関する。
アリスポリビルは、WO2006/038088に記載されているC型肝炎ウイルス(
HCV)感染症またはHCVによって誘発される障害の治療のために用いられるシクロフ
ィリン(Cyp)阻害薬である。さらに、WO2009/042892には、多発性硬化
症の治療においてアリスポリビルを使用するための方法が記載されており;WO2009
/098577には、筋ジストロフィーの治療においてアリスポリビルを使用するための
方法が記載されており;WO2008/084368には、ウルリッヒ先天性筋ジストロ
フィーの治療においてアリスポリビルを使用するための方法が記載されている。
HCV)感染症またはHCVによって誘発される障害の治療のために用いられるシクロフ
ィリン(Cyp)阻害薬である。さらに、WO2009/042892には、多発性硬化
症の治療においてアリスポリビルを使用するための方法が記載されており;WO2009
/098577には、筋ジストロフィーの治療においてアリスポリビルを使用するための
方法が記載されており;WO2008/084368には、ウルリッヒ先天性筋ジストロ
フィーの治療においてアリスポリビルを使用するための方法が記載されている。
アリスポリビルおよびその合成は、WO00/01715に記載されている。アリスポ
リビルは、CAS登録番号254435−95−5が付与されている。
リビルは、CAS登録番号254435−95−5が付与されている。
実験室スケールでアリスポリビルを調製するための方法は、WO2006/03808
8およびWO2008/084368において、J.F.Guichouxの「De nouveaux analogue
s de Cycloposrine A comme agent anti-HIV-1」 PhD thesis、Faculte des Sciences de
L'Universite de Lausanne、2002年が記載されている。
8およびWO2008/084368において、J.F.Guichouxの「De nouveaux analogue
s de Cycloposrine A comme agent anti-HIV-1」 PhD thesis、Faculte des Sciences de
L'Universite de Lausanne、2002年が記載されている。
下記に示す通り、環式ウンデカペプチドは、式(Ia)[式中、n=2である]の環式
ポリペプチドである。
ポリペプチドである。
アリスポリビル(式I)は、式(Ib)[式中、n=2であり、aa1は、D−MeA
laであり、aa2は、EtValである]の環式ウンデカペプチドである。
laであり、aa2は、EtValである]の環式ウンデカペプチドである。
一般的な式:
シクロ−(AXX1−AXX2−AXX3−AXX4−AXX5−AXX6−AXX−7
−AXX8−AXX9−AXX10−AXX11)は、最重要なSarフラグメントで作
製された断片化としてWO2010/052559 A1の事例からの例を包含するもの
とする。
AXX1=MeBmt、Bmt、MeLeu、デソキシ−MeBmt、メチルアミノオク
タン酸
AXX2=Abu、Ala、Thr、Val、Nva
AXX3=Sar
AXX4=MeLeu、Val
AXX5=Val、Nva
AXX6=MeLeu、Leu
AXX7=Ala、Abu
AXX8=D−Ala
AXX9=MeLeu、Leu
AXX10=MeLeu、Leu
AXX11=MeVal、Val、D−MeVal
シクロ−(AXX1−AXX2−AXX3−AXX4−AXX5−AXX6−AXX−7
−AXX8−AXX9−AXX10−AXX11)は、最重要なSarフラグメントで作
製された断片化としてWO2010/052559 A1の事例からの例を包含するもの
とする。
AXX1=MeBmt、Bmt、MeLeu、デソキシ−MeBmt、メチルアミノオク
タン酸
AXX2=Abu、Ala、Thr、Val、Nva
AXX3=Sar
AXX4=MeLeu、Val
AXX5=Val、Nva
AXX6=MeLeu、Leu
AXX7=Ala、Abu
AXX8=D−Ala
AXX9=MeLeu、Leu
AXX10=MeLeu、Leu
AXX11=MeVal、Val、D−MeVal
および他の組み合わせのすべては、WO2010/052559 A1において包含さ
れた。
れた。
数年間にわたって、シクロスポリンA(CyA)は、炎症性もしくはウイルス性疾患の
治療のために有用である種々の合成環式ウンデカペプチドのための原料として用いられて
きた。環式ウンデカペプチドは、菌株の選択によって得ることができるが、しかしながら
、ほとんどの天然でない誘導体を得るには、例えば、式(Ia)もしくは式(Ib)の環
式ポリペプチドの開環、その後のアミノ酸置換を利用する化学転換を必要とする。
治療のために有用である種々の合成環式ウンデカペプチドのための原料として用いられて
きた。環式ウンデカペプチドは、菌株の選択によって得ることができるが、しかしながら
、ほとんどの天然でない誘導体を得るには、例えば、式(Ia)もしくは式(Ib)の環
式ポリペプチドの開環、その後のアミノ酸置換を利用する化学転換を必要とする。
従来から、例えば、式(Ia)の環式ポリペプチドを、選択性が高い方法で開環し、ア
ミノ酸残基を、エドマン分解によって除去して、最重要な中間体として開環された環式ポ
リペプチドにアクセスする(Wenger, R.M.In Peptides 1996年;Ramage, R.;Epton, R.
編;The European Peptides Society、1996年;pp.173;Wenger, R.M.ら、Tetrahedron Le
tters 2000年、41巻、7193頁.)。多数の科学者および企業は、純粋なシクロスポリンA
およびカラムクロマトグラフィーによる精製を用いて環式ウンデカペプチドを得られるこ
の信頼できるおよび選択的な戦略を用いている。
ミノ酸残基を、エドマン分解によって除去して、最重要な中間体として開環された環式ポ
リペプチドにアクセスする(Wenger, R.M.In Peptides 1996年;Ramage, R.;Epton, R.
編;The European Peptides Society、1996年;pp.173;Wenger, R.M.ら、Tetrahedron Le
tters 2000年、41巻、7193頁.)。多数の科学者および企業は、純粋なシクロスポリンA
およびカラムクロマトグラフィーによる精製を用いて環式ウンデカペプチドを得られるこ
の信頼できるおよび選択的な戦略を用いている。
さらに、開環されたシクロスポリンAなどの生成物の精製は、シリカでの液体クロマト
グラフィーによる精製のいくつかのステップを含む。全体的に得られる収率が並みである
ことの他に、精製スキームの主な欠点は、クロマトグラフィーのステップに対するコスト
が非常にかかることである。文献に記載されるシクロスポリンAもしくはその構造的類似
体に由来するかかる生成物の大規模な精製プロセスは、一般に、クロマトグラフィーによ
る精製または少なくとも吸着クロマトグラフィーによる精製前を含む。かかる精製前は、
例えば、抽出、向流抽出および/または超臨界流体抽出を採用してもよい。
グラフィーによる精製のいくつかのステップを含む。全体的に得られる収率が並みである
ことの他に、精製スキームの主な欠点は、クロマトグラフィーのステップに対するコスト
が非常にかかることである。文献に記載されるシクロスポリンAもしくはその構造的類似
体に由来するかかる生成物の大規模な精製プロセスは、一般に、クロマトグラフィーによ
る精製または少なくとも吸着クロマトグラフィーによる精製前を含む。かかる精製前は、
例えば、抽出、向流抽出および/または超臨界流体抽出を採用してもよい。
しかしながら、コストのかかる高品質な前駆体が必要となるため、これらの技法はどれ
も、所望の品質要件、許容される全収率、および産業規模の生産のために許容されるコス
トで最重要な開環された中間体を得るために十分に満足がいくようなものではないと思わ
れる。
も、所望の品質要件、許容される全収率、および産業規模の生産のために許容されるコス
トで最重要な開環された中間体を得るために十分に満足がいくようなものではないと思わ
れる。
本発明者らは、ジメトキシカルベニウムイオン(セファロスポリン誘導体のメチル化に
ついてNovartis社の特許出願EP0908461 A1に記載されている)が、
大環式ポリペプチドの開環においてオキソニウムイオン(トリメチルもしくはトリエチル
オキソニウムメールワイン塩)と同じ化学的反応をすることを同定した。新たな条件は、
有利には、in situで調製することができ、したがって、吸湿性の危険物質の取扱
いを回避すると、ジクロロメタンまたはジクロロエタンなどの望ましくない塩素化された
溶媒を用いる必要性をなくし、例えば、トルエン、キシレン、アニソールなどの種々の溶
媒中で進行させ、遺伝毒性のエピクロロヒドリン(epichlorhydrin)から生じるオキソニ
ウムメールワイン塩を用いないようにすることができる。専用のカルベニウムテトラフル
オロホウ酸塩または三フッ化ホウ素およびオルトエステル誘導体、好ましくは、オルトギ
酸トリメチルの反応によって作製された、in situで生成された反応種は、下記の
化合物3などの所望の開環されたポリペプチドをもたらす。
ついてNovartis社の特許出願EP0908461 A1に記載されている)が、
大環式ポリペプチドの開環においてオキソニウムイオン(トリメチルもしくはトリエチル
オキソニウムメールワイン塩)と同じ化学的反応をすることを同定した。新たな条件は、
有利には、in situで調製することができ、したがって、吸湿性の危険物質の取扱
いを回避すると、ジクロロメタンまたはジクロロエタンなどの望ましくない塩素化された
溶媒を用いる必要性をなくし、例えば、トルエン、キシレン、アニソールなどの種々の溶
媒中で進行させ、遺伝毒性のエピクロロヒドリン(epichlorhydrin)から生じるオキソニ
ウムメールワイン塩を用いないようにすることができる。専用のカルベニウムテトラフル
オロホウ酸塩または三フッ化ホウ素およびオルトエステル誘導体、好ましくは、オルトギ
酸トリメチルの反応によって作製された、in situで生成された反応種は、下記の
化合物3などの所望の開環されたポリペプチドをもたらす。
本発明者らは、選択性が高いエドマン分解戦略の利点を維持しながら、新たに同定され
た結晶性の中間体を十分に利用する改善された方法を同定した。
た結晶性の中間体を十分に利用する改善された方法を同定した。
以下の開示は、結晶化などの方法によって、シクロスポリンA
シクロスポリンB
シクロスポリンD
またはシクロスポリンG
の開環およびこれらを生成し精製する方法により誘導された新たに単離した結晶性の中間
体を示す。この手法によって、開環されたシクロスポリンA、シクロスポリンB、シクロ
スポリンDもしくはシクロスポリンGへの速やかな、実用的なおよびさらにより効果的な
アクセスが可能になり、この手法は、アリスポリビルなどの環式ウンデカペプチドを生成
するために用いることができる。さらに、本開示による方法は、同じ順序によって開環す
ることができる他のシクロスポリンに適用することもできる。塩酸(HCl)、フルオロ
ホウ酸(HBF4)、またはヘキサフルオロリン酸(HPF6)など、開環されたシクロ
スポリン塩を、いくつかの段階で形成させることができるということが判明した。
体を示す。この手法によって、開環されたシクロスポリンA、シクロスポリンB、シクロ
スポリンDもしくはシクロスポリンGへの速やかな、実用的なおよびさらにより効果的な
アクセスが可能になり、この手法は、アリスポリビルなどの環式ウンデカペプチドを生成
するために用いることができる。さらに、本開示による方法は、同じ順序によって開環す
ることができる他のシクロスポリンに適用することもできる。塩酸(HCl)、フルオロ
ホウ酸(HBF4)、またはヘキサフルオロリン酸(HPF6)など、開環されたシクロ
スポリン塩を、いくつかの段階で形成させることができるということが判明した。
本発明は、アセタート、ピバロアート(pivaloate)などのシロスポリン(cylosporine
)エステルおよびHCl塩、HBF4塩もしくはHPF6塩などの開環されたシクロスポ
リンA、シクロスポリンB、シクロスポリンDまたはシクロスポリンG塩など、新規の結
晶性中間体、ならびにそれらを生成する方法を提供する。
)エステルおよびHCl塩、HBF4塩もしくはHPF6塩などの開環されたシクロスポ
リンA、シクロスポリンB、シクロスポリンDまたはシクロスポリンG塩など、新規の結
晶性中間体、ならびにそれらを生成する方法を提供する。
式3の化合物またはその塩
[式中、Rは、メチル、エチル、プロピルまたはフェニルであり、R’は、メチルまたは
エチルである]を調製するための方法を提供する。本方法は、シクロスポリンAをアシル
化して、アセチル−シクロスポリンAを形成するステップと;アセチル−シクロスポリン
Aを開環するステップと;開環されたアセチル−シクロスポリンAを結晶化して式3の化
合物を得るステップとを含む。
式4の化合物またはその塩
[式中、Rは、メチル、エチル、プロピルまたはフェニルであり、R’は、メチルまたは
エチルである]を調製するための方法を提供する。本方法は、式3の化合物をエドマン分
解するステップと;次いで、その化合物を結晶化して式4の化合物を得るステップとを含
む。
式4の化合物またはその塩
[式中、Rは、メチル、エチル、プロピルまたはフェニルであり、R’は、メチルまたは
エチルである]を調製するための方法を提供する。本方法は、シクロスポリンAをアシル
化してアセチル−シクロスポリンAを形成するステップと;アセチル−シクロスポリンA
を開環するステップと;開環されたアセチル−シクロスポリンAを結晶化して式3
の化合物を得るステップと;
式3の化合物をエドマン分解するステップと;次いで、その化合物を結晶化して式4の
化合物またはその塩を得るステップとを含む。
式3の化合物またはその塩
[式中、Rは、メチル、エチル、プロピルまたはフェニルであり、R’は、メチルまたは
エチルである]が提供される。
式4の化合物またはその塩
[式中、Rは、メチル、エチル、プロピルまたはフェニルであり、R’は、メチルまたは
エチルである]が提供される。
環式ポリペプチド、より具体的には、アリスポリビルなどの環式ウンデカペプチドを生
成するための本発明による一般的な方法を、下記のスキームに示すが;しかしながら、こ
の一般的なスキームは、環式ポリペプチド、より具体的には、シクロスポリンA、B、D
、またはGに由来する環式ウンデカペプチドを作製するために用いることもできる。
成するための本発明による一般的な方法を、下記のスキームに示すが;しかしながら、こ
の一般的なスキームは、環式ポリペプチド、より具体的には、シクロスポリンA、B、D
、またはGに由来する環式ウンデカペプチドを作製するために用いることもできる。
詳細には、アリスポリビルは、上記に示される通り、シクロスポリンAをアシル化して
アセチル−シクロスポリンA(2)を形成し;開環させ;結晶化して化合物3を得、化合
物3をエドマン分解し;結晶化して化合物4を得、次いで、化合物4を閉環して(下記に
示す通り)アリスポリビルを形成することにより、シクロスポリンA(R2がエチルであ
る化合物(1))を式4の化合物に変換することにより作製することができる。
アセチル−シクロスポリンA(2)を形成し;開環させ;結晶化して化合物3を得、化合
物3をエドマン分解し;結晶化して化合物4を得、次いで、化合物4を閉環して(下記に
示す通り)アリスポリビルを形成することにより、シクロスポリンA(R2がエチルであ
る化合物(1))を式4の化合物に変換することにより作製することができる。
本発明は、特に、各セクションに記載されている方法に関する。同様に、本発明は、独
立に、対応するセクション内のプロセス順序に記載されるすべての単一のステップに関す
る。したがって、本明細書に記載されている一連のステップからなる任意のプロセスのう
ちのそれぞれのおよびすべての単一のステップは、それ自体、本発明の好ましい実施形態
である。したがって、本発明はまた、本方法の実施形態に関し、これによれば、本方法の
任意のステップにおける中間体として得られる化合物は、出発物質として用いられる。
立に、対応するセクション内のプロセス順序に記載されるすべての単一のステップに関す
る。したがって、本明細書に記載されている一連のステップからなる任意のプロセスのう
ちのそれぞれのおよびすべての単一のステップは、それ自体、本発明の好ましい実施形態
である。したがって、本発明はまた、本方法の実施形態に関し、これによれば、本方法の
任意のステップにおける中間体として得られる化合物は、出発物質として用いられる。
本発明はまた、本発明による化合物の調製のために特に開発している中間体、これらの
使用およびこれらの調製方法に関する。
使用およびこれらの調製方法に関する。
本出願において、1セクション中でなされた説明はまた、別段の記載がない限り、他の
セクションに適用可能であり得ることにも留意すべきである。
セクションに適用可能であり得ることにも留意すべきである。
シクロスポリンA、シクロスポリンB、シクロスポリンDまたはシクロスポリンGもし
くはそれらの塩は、例えば、発酵によって調製することができる。
くはそれらの塩は、例えば、発酵によって調製することができる。
一実施形態では、本発明は、シクロスポリンA、シクロスポリンB、シクロスポリンD
またはシクロスポリンGをアシル化して、アセチル−シクロスポリンA、B、D、もしく
はGを形成するステップと;開環するステップと;結晶化するステップとを含む、式3の
化合物を調製する方法に関する。
またはシクロスポリンGをアシル化して、アセチル−シクロスポリンA、B、D、もしく
はGを形成するステップと;開環するステップと;結晶化するステップとを含む、式3の
化合物を調製する方法に関する。
一実施形態では、本発明は、式3の化合物をエドマン分解するステップと、当技術分野
で周知の反応を行うステップと、それを結晶化して式4の化合物を得るステップとを含む
、式4の化合物またはその塩を調製する方法に関する。
で周知の反応を行うステップと、それを結晶化して式4の化合物を得るステップとを含む
、式4の化合物またはその塩を調製する方法に関する。
本発明の他の実施形態は、式3または式4の化合物を調製する方法に関し、出発物質シ
クロスポリンAの純度は、>80重量%である。
クロスポリンAの純度は、>80重量%である。
本発明の他の実施形態は、式3または式4の化合物を調製する方法に関し、出発物質シ
クロスポリンAの純度は、>85重量%である。
クロスポリンAの純度は、>85重量%である。
本発明の他の実施形態は、式3または式4の化合物を調製する方法に関し、出発物質シ
クロスポリンAの純度は、アッセイで60〜80重量%である。
クロスポリンAの純度は、アッセイで60〜80重量%である。
上記で示される方法では、新規のおよび進歩性のある化合物が含まれる。その結果、本
発明のさらなる対象は、下記に示される化合物である。
発明のさらなる対象は、下記に示される化合物である。
式3の化合物またはそれらの塩
[式中、Rは、メチル、エチル、プロピルまたはフェニルであり、R’は、メチルまたは
エチルであり、R2は、メチル、エチル、またはプロピルである]。
式4の化合物またはそれらの塩
[式中、Rは、メチル、エチル、プロピルまたはフェニルであり、R’は、メチルまたは
エチルであり、R2は、メチル、エチル、またはプロピルである]。
式3の化合物またはそれらの塩
[式中、Rは、メチル、エチル、プロピルまたはフェニルであり、R’は、メチルまたは
エチルである]。
式4の化合物またはそれらの塩
[式中、Rは、メチル、エチル、プロピルまたはフェニルであり、R’は、メチルまたは
エチルである]。
以下の実施例は、反応ステップ、中間体および/または本発明の方法の好ましい実施形
態を表し、その範囲を制限することなく本発明を例示する。
態を表し、その範囲を制限することなく本発明を例示する。
メルワイン(Merwein)塩との化合物3HBF4塩の調製
アセチル−シクロスポリンA(そのままの状態で100g)を、ジクロロメタン(18
0mL)中で20〜25℃でトリメチルオキソニウムテトラフルオロボラート(32g)
と反応させた。20h後、アセトニトリル(200mL)および水(650mL)を加え
て、加水分解を行った。3h後、20〜25℃で、これらの相を分離し、反応混合物を、
2−メチル−テトラヒドロフランによる共沸蒸留(溶媒交換ジクロロメタン/2−メチル
−テトラヒドロフラン)により乾燥した。次いで、所望の生成物を、2−メチル−テトラ
ヒドロフラン(900mL)および2−メトキシ−2−メチルプロパン(400mL)か
ら結晶化して白色の結晶粉末として化合物3HBF4を生成した(乾燥後63.9g、純
度>92%)。
0.69, (3H, d, J = 6.6Hz); 0.71, (3H, d, J = 6.5Hz); 0.81, (6H, m); [0.82 .. 0.89
], (24H, m); 0.90, (3H, d, J = 6.6Hz); 0.93, (3H, d, J = 6.6Hz); 1.16, (6H, m);
[1.23 .. 1.50], (4H, m); 1.52, (1H, m); [1.32 .. 1.73], (8H, m); 1.59, (3H, d, J
= 6.0Hz); 1.65, (2H, m); 1.65, 2.13, (2H, m); 1.93, 1.94, (3H, s); 2.03, (1H, m
); 2.19, (1H, m); 2.45, (3H, s); 2.72, (3H, s); 2.84, (3H, s); 2.86, (3H, s); 2.
99, (3H, s); 3.02, (3H, s); 3.06, (3H, s); 3.62, 3.68, (3H, s); 3.78, (1H, m); 3
.87, 4.53, (1H, d, J = 17.2Hz, 18.6Hz); 4.10, 4.26, (1H, d, J = 18.6Hz, 16.8Hz);
4.23, (1H, m); 4.60, (1H, m); 4.62, (1H, m); 4.66, (1H, m); 5.02, (1H, m); 5.13
, (1H, dd, J = 11.3Hz, 4.7Hz); 5.26, (1H, m); 5.29, (1H, m); 5.32, (1H, m); 5.36
, (1H, m); 5.39, (2H, m); 7.72, (1H, d, J = 7.3Hz); 8.14, (1H, d, J = 7.3Hz); 8.
21, 8.35, (1H, d, J = 7.3Hz, 8.1Hz); 8.85, (2H, s, br); 8.96, (1H, d, J = 8.4Hz)
.
アセチル−シクロスポリンA(そのままの状態で100g)を、ジクロロメタン(18
0mL)中で20〜25℃でトリメチルオキソニウムテトラフルオロボラート(32g)
と反応させた。20h後、アセトニトリル(200mL)および水(650mL)を加え
て、加水分解を行った。3h後、20〜25℃で、これらの相を分離し、反応混合物を、
2−メチル−テトラヒドロフランによる共沸蒸留(溶媒交換ジクロロメタン/2−メチル
−テトラヒドロフラン)により乾燥した。次いで、所望の生成物を、2−メチル−テトラ
ヒドロフラン(900mL)および2−メトキシ−2−メチルプロパン(400mL)か
ら結晶化して白色の結晶粉末として化合物3HBF4を生成した(乾燥後63.9g、純
度>92%)。
0.69, (3H, d, J = 6.6Hz); 0.71, (3H, d, J = 6.5Hz); 0.81, (6H, m); [0.82 .. 0.89
], (24H, m); 0.90, (3H, d, J = 6.6Hz); 0.93, (3H, d, J = 6.6Hz); 1.16, (6H, m);
[1.23 .. 1.50], (4H, m); 1.52, (1H, m); [1.32 .. 1.73], (8H, m); 1.59, (3H, d, J
= 6.0Hz); 1.65, (2H, m); 1.65, 2.13, (2H, m); 1.93, 1.94, (3H, s); 2.03, (1H, m
); 2.19, (1H, m); 2.45, (3H, s); 2.72, (3H, s); 2.84, (3H, s); 2.86, (3H, s); 2.
99, (3H, s); 3.02, (3H, s); 3.06, (3H, s); 3.62, 3.68, (3H, s); 3.78, (1H, m); 3
.87, 4.53, (1H, d, J = 17.2Hz, 18.6Hz); 4.10, 4.26, (1H, d, J = 18.6Hz, 16.8Hz);
4.23, (1H, m); 4.60, (1H, m); 4.62, (1H, m); 4.66, (1H, m); 5.02, (1H, m); 5.13
, (1H, dd, J = 11.3Hz, 4.7Hz); 5.26, (1H, m); 5.29, (1H, m); 5.32, (1H, m); 5.36
, (1H, m); 5.39, (2H, m); 7.72, (1H, d, J = 7.3Hz); 8.14, (1H, d, J = 7.3Hz); 8.
21, 8.35, (1H, d, J = 7.3Hz, 8.1Hz); 8.85, (2H, s, br); 8.96, (1H, d, J = 8.4Hz)
.
オルトギ酸トリメチルおよびボロントリフルオリドエーテラートの使用による化合物3H
BF4塩の調製
アセチル−シクロスポリンA(10g)のジクロロメタン(20mL)溶液を、−15
℃でテトラフルオロホウ酸ジメトキシカルベニウムのスラリに加え、−20℃で三フッ化
ホウ素(2ml)をオルトギ酸トリメチル(2ml)のジクロロメタン(20mL)溶液
にゆっくりと添加することにより生成した。添加後、室温に温まるまでスラリを放置し、
20h撹拌し続けた。その後、アセトニトリル(10mL)および水(10mL)を加え
た。0℃で2h撹拌してから、相を分割した。次いで、有機相を水で洗浄し、溶媒を2−
メチル−テトラヒドロフランに切り替え、2−メトキシ−2−メチルプロパンで飽和させ
た後、減圧下で乾燥させた白色固形物として化合物3を得た(5.1g、>90%純度)
(図1を参照のこと)。
BF4塩の調製
アセチル−シクロスポリンA(10g)のジクロロメタン(20mL)溶液を、−15
℃でテトラフルオロホウ酸ジメトキシカルベニウムのスラリに加え、−20℃で三フッ化
ホウ素(2ml)をオルトギ酸トリメチル(2ml)のジクロロメタン(20mL)溶液
にゆっくりと添加することにより生成した。添加後、室温に温まるまでスラリを放置し、
20h撹拌し続けた。その後、アセトニトリル(10mL)および水(10mL)を加え
た。0℃で2h撹拌してから、相を分割した。次いで、有機相を水で洗浄し、溶媒を2−
メチル−テトラヒドロフランに切り替え、2−メトキシ−2−メチルプロパンで飽和させ
た後、減圧下で乾燥させた白色固形物として化合物3を得た(5.1g、>90%純度)
(図1を参照のこと)。
化合物HBF4塩の調製:
化合物3の前もって調製した塩(34.62g)を炭酸ナトリウム(4.8g)、トル
エン(50mL)および水(50mL)と共に反応器に仕込んだ。得られた混合物を、2
0〜25℃で30分間撹拌し、これらの相を分離した。フェニルイソチオシアナート(3
.81g)を20〜25℃で1h滴加し、得られた反応混合物を完了まで撹拌した。次い
で、メタノール(20mL)、および水中の48%フルオロホウ酸(2.5g)を加え、
混合物をさらに1h撹拌した。次いで、水(25mL)を加え、これらの相を分割した。
水層を再度トルエン(50mL)で抽出し、次いで、2−メチル−テトラヒドロフラン(
100mL)で抽出した。有機抽出物を共沸により乾燥し、所望の生成物を2−メチル−
テトラヒドロフラン(100mL)および2−メトキシ−2−メチルプロパン(50mL
)から結晶化して白色の結晶粉末として化合物4HBF4を生成した(約30g、乾燥後
、>93%純度)。(図2を参照のこと)
0.69, (3H, d, J = 6.2Hz); 0.73, (3H, d, J = 7.0Hz); 0.81, (3H, t, J = 7.3Hz, 7.3
Hz); 0.82, (3H, m); 0.85, (9H, m); 0.88, (6H, m); 0.91, (3H, d, J = 7.0Hz); 0.93
, (3H, d, J = 6.6Hz); 0.99, (3H, d, J = 7.0Hz); 1.17, (6H, d, J = 6.6Hz); [1.30
.. 1.55], (9H, m); 1.60, (3H, d, J = 5.5Hz); [1.56 .. 1.72], (4H, m); 1.93, 1.95
(3H, s); 2.09, (1H, m); 2.14, (1H, m); 2.20, (1H, m); 2.74, (3H, s); 2.82, 3.06
, (3H, s); 2.84, (3H, s); 2.87, (3H, s); 2.94, (3H, s); 3.02, (3H, s); 3.63, 3.6
8, (3H, s); 3.88, 4.52, (1H, d, J = 17.2Hz, 18.6Hz); 4.10, 4.24, (1H, d, J = 18.
7Hz, m); 4.24, (2H, m); 4.39, 4.62, (1H, m); 4.66, (1H, m); 5.02, (1H, m); 5.08,
(1H, m); 5.26, (2H, m); 5.32, (1H, m); 5.37, (1H, m); 5.39, (2H, m); 7.84, 8.51
(1H, d, J = 7.3Hz, 8.1Hz); 7.98, (3H, s, br); 8.07, 8.18 (1H, d, J = 7.7Hz, 7.3
Hz); 8.13, 8.27, (1H, d, J = 7.3Hz, 8.1Hz).
化合物3の前もって調製した塩(34.62g)を炭酸ナトリウム(4.8g)、トル
エン(50mL)および水(50mL)と共に反応器に仕込んだ。得られた混合物を、2
0〜25℃で30分間撹拌し、これらの相を分離した。フェニルイソチオシアナート(3
.81g)を20〜25℃で1h滴加し、得られた反応混合物を完了まで撹拌した。次い
で、メタノール(20mL)、および水中の48%フルオロホウ酸(2.5g)を加え、
混合物をさらに1h撹拌した。次いで、水(25mL)を加え、これらの相を分割した。
水層を再度トルエン(50mL)で抽出し、次いで、2−メチル−テトラヒドロフラン(
100mL)で抽出した。有機抽出物を共沸により乾燥し、所望の生成物を2−メチル−
テトラヒドロフラン(100mL)および2−メトキシ−2−メチルプロパン(50mL
)から結晶化して白色の結晶粉末として化合物4HBF4を生成した(約30g、乾燥後
、>93%純度)。(図2を参照のこと)
0.69, (3H, d, J = 6.2Hz); 0.73, (3H, d, J = 7.0Hz); 0.81, (3H, t, J = 7.3Hz, 7.3
Hz); 0.82, (3H, m); 0.85, (9H, m); 0.88, (6H, m); 0.91, (3H, d, J = 7.0Hz); 0.93
, (3H, d, J = 6.6Hz); 0.99, (3H, d, J = 7.0Hz); 1.17, (6H, d, J = 6.6Hz); [1.30
.. 1.55], (9H, m); 1.60, (3H, d, J = 5.5Hz); [1.56 .. 1.72], (4H, m); 1.93, 1.95
(3H, s); 2.09, (1H, m); 2.14, (1H, m); 2.20, (1H, m); 2.74, (3H, s); 2.82, 3.06
, (3H, s); 2.84, (3H, s); 2.87, (3H, s); 2.94, (3H, s); 3.02, (3H, s); 3.63, 3.6
8, (3H, s); 3.88, 4.52, (1H, d, J = 17.2Hz, 18.6Hz); 4.10, 4.24, (1H, d, J = 18.
7Hz, m); 4.24, (2H, m); 4.39, 4.62, (1H, m); 4.66, (1H, m); 5.02, (1H, m); 5.08,
(1H, m); 5.26, (2H, m); 5.32, (1H, m); 5.37, (1H, m); 5.39, (2H, m); 7.84, 8.51
(1H, d, J = 7.3Hz, 8.1Hz); 7.98, (3H, s, br); 8.07, 8.18 (1H, d, J = 7.7Hz, 7.3
Hz); 8.13, 8.27, (1H, d, J = 7.3Hz, 8.1Hz).
アリスポリビルの調製:
前述の中間体4(約109g)を少しずつ15℃でトルエンおよび炭酸ナトリウム/水
の混合物に加え、15℃で3時間撹拌した。水相を分離した。ジペプチド(約28g)お
よびN−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(8.1g)を0℃で加えた。水(2.
5mL)を混合物に加え、N−メチルモルホリン(17.9g)を−10℃で添加し、そ
の後、ジシクロヘキシルカルボジイミド(21.9g)のトルエン溶液を−10℃で添加
し、その温度で3時間撹拌した。反応混合物を10時間で0℃まで加熱した。完了時、反
応混合物をろ過し、ろ液を5%炭酸ナトリウム溶液、5%食塩液、2M塩酸および10%
食塩液で抽出した。有機相を再度ろ過し、真空中で50℃で濃縮した。
前述の中間体4(約109g)を少しずつ15℃でトルエンおよび炭酸ナトリウム/水
の混合物に加え、15℃で3時間撹拌した。水相を分離した。ジペプチド(約28g)お
よびN−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(8.1g)を0℃で加えた。水(2.
5mL)を混合物に加え、N−メチルモルホリン(17.9g)を−10℃で添加し、そ
の後、ジシクロヘキシルカルボジイミド(21.9g)のトルエン溶液を−10℃で添加
し、その温度で3時間撹拌した。反応混合物を10時間で0℃まで加熱した。完了時、反
応混合物をろ過し、ろ液を5%炭酸ナトリウム溶液、5%食塩液、2M塩酸および10%
食塩液で抽出した。有機相を再度ろ過し、真空中で50℃で濃縮した。
水素化ホウ素ナトリウム(0.59g)をジグライム(14.3g)に20〜40℃で
溶解した。混濁した溶液を12〜16℃まで冷却した。グリシン(0.59g)をその温
度で加えた。約6gのトルエンの入った溶液の形態の前もって調製した生成物(6.2g
)を12〜16℃で白色の懸濁液に添加した。次いで、12〜16℃でトルエンにメタノ
ールを加えることにより還元を加速させた。この添加を制御し、3つの部分に分けて行っ
た。反応をさらに3時間撹拌し、内部温度10〜20℃で急冷溶液(酢酸溶液)に加えた
。水素発生(蓄積なし)を踏まえて添加の速度を変更した。これらの相を分離し、上部の
有機生成物相を水で抽出し、続いて濃縮した。
溶解した。混濁した溶液を12〜16℃まで冷却した。グリシン(0.59g)をその温
度で加えた。約6gのトルエンの入った溶液の形態の前もって調製した生成物(6.2g
)を12〜16℃で白色の懸濁液に添加した。次いで、12〜16℃でトルエンにメタノ
ールを加えることにより還元を加速させた。この添加を制御し、3つの部分に分けて行っ
た。反応をさらに3時間撹拌し、内部温度10〜20℃で急冷溶液(酢酸溶液)に加えた
。水素発生(蓄積なし)を踏まえて添加の速度を変更した。これらの相を分離し、上部の
有機生成物相を水で抽出し、続いて濃縮した。
前もって調製した生成物(5g)を、トルエン(約5g)に溶解し、40〜60分間硫
酸(0.8g)のメタノール(50mL)溶液に50℃で添加した。約2時間後、溶液を
15〜20℃まで冷却し、メタノール中の25%ベンジルトリメチルアンモニウムヒドロ
キシド(約12g)を添加した(発熱反応)。2時間後、水を添加し、混合物を22℃で
およそ20時間撹拌した。完了時、溶液を10〜15℃まで冷却し、水で希釈し、希硫酸
で中和した。最上部のトルエン相の分離後、蒸留により下部の生成物相からメタノールを
除去した。分離される油性の生成物を酢酸エチルで抽出し、水および食塩液の順序で洗浄
し、希硫酸でpH7.0〜7.5に調整した。次いで、有機相を共沸により乾燥し、次い
で、0〜5℃の冷ヘプタンに沈殿させた。生成物懸濁液をろ過し、ヘプタンで洗浄し、真
空中で60℃で乾燥した。
酸(0.8g)のメタノール(50mL)溶液に50℃で添加した。約2時間後、溶液を
15〜20℃まで冷却し、メタノール中の25%ベンジルトリメチルアンモニウムヒドロ
キシド(約12g)を添加した(発熱反応)。2時間後、水を添加し、混合物を22℃で
およそ20時間撹拌した。完了時、溶液を10〜15℃まで冷却し、水で希釈し、希硫酸
で中和した。最上部のトルエン相の分離後、蒸留により下部の生成物相からメタノールを
除去した。分離される油性の生成物を酢酸エチルで抽出し、水および食塩液の順序で洗浄
し、希硫酸でpH7.0〜7.5に調整した。次いで、有機相を共沸により乾燥し、次い
で、0〜5℃の冷ヘプタンに沈殿させた。生成物懸濁液をろ過し、ヘプタンで洗浄し、真
空中で60℃で乾燥した。
ジクロロメタンに溶解した「ウンデカペプチドアミノ酸」前駆体(全体的な最終質量に
対して5〜13%)およびジクロロメタンに溶解したDCCを、約10h並行して連続的
に40℃でジクロロメタン中のCl−HOBTおよびNMMの混合物に加えた。添加の終
了時に、混合物をさらに2h撹拌し、ろ過してDCU塩を除去し、濃縮して粗生成物とし
てアリスポリビルを得た。
対して5〜13%)およびジクロロメタンに溶解したDCCを、約10h並行して連続的
に40℃でジクロロメタン中のCl−HOBTおよびNMMの混合物に加えた。添加の終
了時に、混合物をさらに2h撹拌し、ろ過してDCU塩を除去し、濃縮して粗生成物とし
てアリスポリビルを得た。
ジクロロメタンに溶解した「ウンデカペプチドアミノ酸」前駆体(全体的な最終質量に対して5〜13%)およびジクロロメタンに溶解したDCCを、約10h並行して連続的に40℃でジクロロメタン中のCl−HOBTおよびNMMの混合物に加えた。添加の終了時に、混合物をさらに2h撹拌し、ろ過してDCU塩を除去し、濃縮して粗生成物としてアリスポリビルを得た。
本願は以下の発明に関するものである。
(1) 式3の化合物またはその塩
[式中、Rは、メチル、エチル、プロピルまたはフェニルであり、R’は、メチルまたはエチルである]を調製するための方法であって、
シクロスポリンAをアシル化して、アセチル−シクロスポリンAを形成するステップと;
アセチル−シクロスポリンAを開環するステップと;
開環されたアセチル−シクロスポリンAを結晶化して式3の化合物を得るステップとを含む方法。
(2) 式4の化合物またはその塩
[式中、Rは、メチル、エチル、プロピルまたはフェニルであり、R’は、メチルまたはエチルである]を調製するための前記1に記載の方法であって、
式3の化合物をエドマン分解するステップと;次いで、
前記化合物を結晶化して式4の化合物を得るステップとを含む方法。
(3) 式4の化合物またはその塩
[式中、Rは、メチル、エチル、プロピルまたはフェニルであり、R’は、メチルまたはエチルである]を調製するための方法であって、
i)シクロスポリンAをアシル化してアセチル−シクロスポリンAを形成するステップと;
ii)アセチル−シクロスポリンAを開環するステップと;
iii)開環されたアセチル−シクロスポリンAを結晶化して式3の化合物
またはその塩を得るステップと;
iv)式3の化合物をエドマン分解するステップと;次いで
v)前記化合物を結晶化して式4の化合物またはその塩を得るステップとを含む方法。
(4) 式3の化合物またはその塩
[式中、Rは、メチル、エチル、プロピルまたはフェニルであり、R’は、メチルまたはエチルである]。
(5) 式4の化合物またはその塩
[式中、Rは、メチル、エチル、プロピルまたはフェニルであり、R’は、メチルまたはエチルである]。
(6) 出発物質シクロスポリンAの純度が、>80重量%である、前記(1)または(3)に記載の方法。
(7) 出発物質シクロスポリンAの純度が、>85重量%である、前記(6)に記載の方法。
(8) 出発物質シクロスポリンA)の純度が、アッセイで60〜80重量%である、前記(7)に記載の方法。
(9) シクロスポリンA、シクロスポリンBから、またはシクロスポリンDから、またはシクロスポリンGから、式3の化合物またはその塩
[式中、Rは、メチル、エチル、プロピルまたはフェニルであり、R’は、メチルまたはエチルであり、R 2 は、メチル、エチル、またはプロピルである]を調製する方法であって、
シクロスポリンA、B、D、またはGをアシル化して、アセチル−シクロスポリンA、B、D、またはGを形成するステップと;
アセチル−シクロスポリンA、B、D、またはGを開環するステップと;
開環されたアセチル−シクロスポリンA、B、D、またはGを結晶化して式3の化合物を得るステップとを含む方法。
(10) 式4の化合物またはその塩
[式中、Rは、メチル、エチル、プロピルまたはフェニルであり、R’は、メチルまたはエチルであり、R 2 は、メチル、エチル、またはプロピルである]を調製するための前記9に記載の方法であって、
式3の化合物をエドマン分解するステップと;次いで、
前記化合物を結晶化して式4の化合物を得るステップとを含む方法。
(11) 式4の化合物またはその塩
[式中、Rは、メチル、エチル、プロピルまたはフェニルであり、R’は、メチルまたはエチルであり、R 2 は、メチル、エチル、またはプロピルである]を調製する方法であって、
vi)シクロスポリンA、B、D、またはGをアシル化して、アセチル−シクロスポリンA、B、D、またはGを形成するステップと;
vii)アセチル−シクロスポリンA、B、D、またはGを開環するステップと;
viii)開環されたアセチル−シクロスポリンA、B、D、またはGを結晶化して式3の化合物またはその塩
を得るステップと;
ix)式3の化合物をエドマン分解するステップと;次いで、
x)前記化合物を結晶化して式4の化合物またはその塩を得るステップとを含む方法。
(12) 出発物質シクロスポリンAの純度が、>90重量%である、前記(9)または(11)に記載の方法。
(13) 出発物質シクロスポリンAの純度が、>92重量%である、前記(12)に記載の方法。
(14) 出発物質シクロスポリンA)の純度が、アッセイで60〜80重量%である、前記(13)に記載の方法。
(15) 式3の化合物またはその塩
[式中、Rは、メチル、エチル、プロピルまたはフェニルであり、R’は、メチルまたはエチルであり、R 2 は、メチル、エチル、またはプロピルである]。
(16) 式4の化合物またはその塩
[式中、Rは、メチル、エチル、プロピルまたはフェニルであり、R’は、メチルまたはエチルであり、R 2 は、メチル、エチル、またはプロピルである]。
本願は以下の発明に関するものである。
(1) 式3の化合物またはその塩
シクロスポリンAをアシル化して、アセチル−シクロスポリンAを形成するステップと;
アセチル−シクロスポリンAを開環するステップと;
開環されたアセチル−シクロスポリンAを結晶化して式3の化合物を得るステップとを含む方法。
(2) 式4の化合物またはその塩
式3の化合物をエドマン分解するステップと;次いで、
前記化合物を結晶化して式4の化合物を得るステップとを含む方法。
(3) 式4の化合物またはその塩
i)シクロスポリンAをアシル化してアセチル−シクロスポリンAを形成するステップと;
ii)アセチル−シクロスポリンAを開環するステップと;
iii)開環されたアセチル−シクロスポリンAを結晶化して式3の化合物
iv)式3の化合物をエドマン分解するステップと;次いで
v)前記化合物を結晶化して式4の化合物またはその塩を得るステップとを含む方法。
(4) 式3の化合物またはその塩
(5) 式4の化合物またはその塩
(6) 出発物質シクロスポリンAの純度が、>80重量%である、前記(1)または(3)に記載の方法。
(7) 出発物質シクロスポリンAの純度が、>85重量%である、前記(6)に記載の方法。
(8) 出発物質シクロスポリンA)の純度が、アッセイで60〜80重量%である、前記(7)に記載の方法。
(9) シクロスポリンA、シクロスポリンBから、またはシクロスポリンDから、またはシクロスポリンGから、式3の化合物またはその塩
シクロスポリンA、B、D、またはGをアシル化して、アセチル−シクロスポリンA、B、D、またはGを形成するステップと;
アセチル−シクロスポリンA、B、D、またはGを開環するステップと;
開環されたアセチル−シクロスポリンA、B、D、またはGを結晶化して式3の化合物を得るステップとを含む方法。
(10) 式4の化合物またはその塩
式3の化合物をエドマン分解するステップと;次いで、
前記化合物を結晶化して式4の化合物を得るステップとを含む方法。
(11) 式4の化合物またはその塩
vi)シクロスポリンA、B、D、またはGをアシル化して、アセチル−シクロスポリンA、B、D、またはGを形成するステップと;
vii)アセチル−シクロスポリンA、B、D、またはGを開環するステップと;
viii)開環されたアセチル−シクロスポリンA、B、D、またはGを結晶化して式3の化合物またはその塩
ix)式3の化合物をエドマン分解するステップと;次いで、
x)前記化合物を結晶化して式4の化合物またはその塩を得るステップとを含む方法。
(12) 出発物質シクロスポリンAの純度が、>90重量%である、前記(9)または(11)に記載の方法。
(13) 出発物質シクロスポリンAの純度が、>92重量%である、前記(12)に記載の方法。
(14) 出発物質シクロスポリンA)の純度が、アッセイで60〜80重量%である、前記(13)に記載の方法。
(15) 式3の化合物またはその塩
(16) 式4の化合物またはその塩
Claims (16)
- 式3の化合物またはその塩
[式中、Rは、メチル、エチル、プロピルまたはフェニルであり、R’は、メチルまたは
エチルである]を調製するための方法であって、
シクロスポリンAをアシル化して、アセチル−シクロスポリンAを形成するステップと;
アセチル−シクロスポリンAを開環するステップと;
開環されたアセチル−シクロスポリンAを結晶化して式3の化合物を得るステップとを含
む方法。 - 式4の化合物またはその塩
[式中、Rは、メチル、エチル、プロピルまたはフェニルであり、R’は、メチルまたは
エチルである]を調製するための請求項1に記載の方法であって、
式3の化合物をエドマン分解するステップと;次いで、
前記化合物を結晶化して式4の化合物を得るステップとを含む方法。 - 式4の化合物またはその塩
[式中、Rは、メチル、エチル、プロピルまたはフェニルであり、R’は、メチルまたは
エチルである]を調製するための方法であって、
i)シクロスポリンAをアシル化してアセチル−シクロスポリンAを形成するステップ
と;
ii)アセチル−シクロスポリンAを開環するステップと;
iii)開環されたアセチル−シクロスポリンAを結晶化して式3の化合物
またはその塩を得るステップと;
iv)式3の化合物をエドマン分解するステップと;次いで
v)前記化合物を結晶化して式4の化合物またはその塩を得るステップとを含む方法。 - 式3の化合物またはその塩
[式中、Rは、メチル、エチル、プロピルまたはフェニルであり、R’は、メチルまたは
エチルである]。 - 式4の化合物またはその塩
[式中、Rは、メチル、エチル、プロピルまたはフェニルであり、R’は、メチルまたは
エチルである]。 - 出発物質シクロスポリンAの純度が、>80重量%である、請求項1または3に記載の
方法。 - 出発物質シクロスポリンAの純度が、>85重量%である、請求項6に記載の方法。
- 出発物質シクロスポリンA)の純度が、アッセイで60〜80重量%である、請求項7
に記載の方法。 - シクロスポリンA、シクロスポリンBから、またはシクロスポリンDから、またはシク
ロスポリンGから、式3の化合物またはその塩
[式中、Rは、メチル、エチル、プロピルまたはフェニルであり、R’は、メチルまたは
エチルであり、R2は、メチル、エチル、またはプロピルである]を調製する方法であっ
て、
シクロスポリンA、B、D、またはGをアシル化して、アセチル−シクロスポリンA、B
、D、またはGを形成するステップと;
アセチル−シクロスポリンA、B、D、またはGを開環するステップと;
開環されたアセチル−シクロスポリンA、B、D、またはGを結晶化して式3の化合物を
得るステップとを含む方法。 - 式4の化合物またはその塩
[式中、Rは、メチル、エチル、プロピルまたはフェニルであり、R’は、メチルまたは
エチルであり、R2は、メチル、エチル、またはプロピルである]を調製するための請求
項9に記載の方法であって、
式3の化合物をエドマン分解するステップと;次いで、
前記化合物を結晶化して式4の化合物を得るステップとを含む方法。 - 式4の化合物またはその塩
[式中、Rは、メチル、エチル、プロピルまたはフェニルであり、R’は、メチルまたは
エチルであり、R2は、メチル、エチル、またはプロピルである]を調製する方法であっ
て、
vi)シクロスポリンA、B、D、またはGをアシル化して、アセチル−シクロスポリ
ンA、B、D、またはGを形成するステップと;
vii)アセチル−シクロスポリンA、B、D、またはGを開環するステップと;
viii)開環されたアセチル−シクロスポリンA、B、D、またはGを結晶化して式
3の化合物またはその塩
を得るステップと;
ix)式3の化合物をエドマン分解するステップと;次いで、
x)前記化合物を結晶化して式4の化合物またはその塩を得るステップとを含む方法。 - 出発物質シクロスポリンAの純度が、>90重量%である、請求項9または11に記載
の方法。 - 出発物質シクロスポリンAの純度が、>92重量%である、請求項12に記載の方法。
- 出発物質シクロスポリンA)の純度が、アッセイで60〜80重量%である、請求項1
3に記載の方法。 - 式3の化合物またはその塩
[式中、Rは、メチル、エチル、プロピルまたはフェニルであり、R’は、メチルまたは
エチルであり、R2は、メチル、エチル、またはプロピルである]。 - 式4の化合物またはその塩
[式中、Rは、メチル、エチル、プロピルまたはフェニルであり、R’は、メチルまたは
エチルであり、R2は、メチル、エチル、またはプロピルである]。
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