JP2019207961A - 基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱処理による基板温度の均一性を向上させる技術を提供する。【解決手段】基板処理装置41は、搬送機構44と、第1熱処理部50と、第2熱処理部51と、排気機構52とを備える。搬送機構44は、基板Sを平流し搬送する。第1熱処理部50は、平流し搬送される基板Sに対して熱処理を行う。第2熱処理部51は、第1熱処理部50に連続して設けられ、第1熱処理部50によって熱処理された基板Sに対して、第1熱処理部50よりも低い温度で熱処理を行う。排気機構52は、第1熱処理部50よりも基板Sの搬送方向の上流側、および第2熱処理部51側から第1熱処理部50内へ空気が流れるように、第1熱処理部50の上方から排気する。【選択図】図3

Description

本開示は、基板処理装置および基板処理方法に関する。
特許文献1には、コロ搬送装置によって平流し搬送される基板に対して、プレヒータ部、およびメインヒータ部によって基板を加熱することが開示されている。
特開2011−66318号公報
本開示は、熱処理による基板温度の均一性を向上させる技術を提供する。
本開示の一態様による基板処理装置は、搬送機構と、第1熱処理部と、第2熱処理部と、排気機構とを備える。搬送機構は、基板を平流し搬送する。第1熱処理部は、平流し搬送される基板に対して熱処理を行う。第2熱処理部は、第1熱処理部に連続して設けられ、第1熱処理部によって熱処理された基板に対して、第1熱処理部よりも低い温度で熱処理を行う。排気機構は、第1熱処理部よりも基板の搬送方向の上流側、および第2熱処理部側から第1熱処理部内へ空気が流れるように、第1熱処理部の上方から排気する。
本開示によれば、熱処理による基板温度の均一性を向上させることができる。
図1は、実施形態に係る基板処理装置の概略構成を示す模式図である。 図2は、実施形態に係るコロ搬送装置による基板搬送を示す模式図である。 図3は、実施形態に係る第2加熱ユニットの概略構成を示す模式図である。 図4は、実施形態に係る第1排気口、および第2排気口の配置を示す模式図である。 図5は、実施形態に係る第2加熱ユニットにおける空気の流れを示す図である。 図6は、比較例に係る第2加熱ユニットにおける空気の流れを示す図である。 図7は、実施形態に係る第2加熱ユニット、および比較例に係る第2加熱ユニットにおける基板の温度を示す図である。 図8は、実施形態に係る第2加熱ユニット、および比較例に係る第2加熱ユニットにおける基板の温度差を示す図である。 図9は、実施形態に係る排気処理におけるチャンバー内の雰囲気温度の変化を示す図である。 図10は、実施形態の変形例に係る第2加熱ユニットの概略構成を示す模式図である。 図11は、実施形態の変形例に係る第2加熱ユニットの概略構成を示す模式図である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する基板処理装置および基板処理方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態により開示される基板処理装置および基板処理方法が限定されるものではない。
<全体構成>
実施形態に係る基板処理装置1について図1を参照し説明する。図1は、実施形態に係る基板処理装置1の概略構成を示す模式図である。
基板処理装置1は、カセットステーション2と、第1処理ステーション3と、インターフェースステーション4と、第2処理ステーション5と、制御装置6とを備える。
カセットステーション2には、複数のガラス基板S(以下、「基板S」と称する。)を収容するカセットCが載置される。カセットステーション2は、複数のカセットCを載置可能な載置台10と、カセットCと第1処理ステーション3との間、および第2処理ステーション5とカセットCとの間で基板Sの搬送を行う搬送装置11とを備える。
搬送装置11は、搬送アーム11aを備える。搬送アーム11aは、水平方向および鉛直方向への移動、および鉛直軸を中心とする旋回が可能である。
第1処理ステーション3は、基板Sにフォトレジストの塗布を含む処理を行う。第1処理ステーション3は、エキシマUV照射ユニット(e−UV)20と、スクラブ洗浄ユニット(SCR)21と、プレヒートユニット(PH)22と、アドヒージョンユニット(AD)23と、第1冷却ユニット(COL)24とを備える。これらのユニット20〜24は、カセットステーション2からインターフェースステーション4に向かう方向に、配置される。具体的には、エキシマUV照射ユニット20、スクラブ洗浄ユニット21、プレヒートユニット22、アドヒージョンユニット23、および第1冷却ユニット24の順に配置される。
また、第1処理ステーション3は、フォトレジスト塗布ユニット(CT)25と、減圧乾燥ユニット(DP)26と、第1加熱ユニット(HT)27と、第2冷却ユニット(COL)28とを備える。これらのユニット25〜28は、第1冷却ユニット24からインターフェースステーション4に向かう方向に、フォトレジスト塗布ユニット25、減圧乾燥ユニット26、第1加熱ユニット27、第2冷却ユニット28の順に配置される。また、第1処理ステーション3は、コロ搬送装置(図2参照)29と、搬送装置30とを備える。
エキシマUV照射ユニット20は、紫外域光を発する紫外域光ランプから基板Sに対して紫外域光を照射し、基板S上に付着した有機物を除去する。
スクラブ洗浄ユニット21は、有機物が除去された基板Sに、洗浄液(例えば、脱イオン水(DIW))を供給しつつ、ブラシなどの洗浄部材によって基板Sの表面を洗浄する。またスクラブ洗浄ユニット21は、ブロワーなどによって洗浄した基板Sを乾燥させる。
プレヒートユニット22は、スクラブ洗浄ユニット21によって乾燥された基板Sをさらに加熱し、基板Sをさらに乾燥させる。
アドヒージョンユニット23は、乾燥された基板Sにヘキサメチルジシラン(HMDS)を吹き付けて、基板Sに疎水化処理を行う。
第1冷却ユニット24は、疎水化処理が行われた基板Sに冷風を吹き付けて基板Sを冷却する。
フォトレジスト塗布ユニット25は、冷却された基板S上にフォトレジスト液を供給し、基板S上にフォトレジスト膜を形成する。
減圧乾燥ユニット26は、基板S上に形成されたフォトレジスト膜を減圧雰囲気下で乾燥させる。
第1加熱ユニット27は、フォトレジスト膜が乾燥された基板Sを加熱し、フォトレジスト膜に含まれる溶剤などを除去する。
第2冷却ユニット28は、溶剤などを除去した基板Sに冷風を吹き付けて基板Sを冷却する。
ここで、コロ搬送装置29について、図2を参照し説明する。図2は、実施形態に係るコロ搬送装置29による基板搬送を示す模式図である。
コロ搬送装置29は、複数のコロ29aと、複数の駆動装置29bとを備える。コロ搬送装置29は、駆動装置29bによってコロ29aを回転させ、コロ29aの回転に伴い基板Sを搬送する。すなわち、コロ搬送装置29は、基板Sを平流し搬送する。駆動装置29bは、例えば、電動モータである。
コロ搬送装置29は、図1において矢印Lで示すように、基板SをエキシマUV照射ユニット20から第1冷却ユニット24まで搬送する。また、コロ搬送装置29は、図1において矢印Mで示すように、基板Sを第1加熱ユニット27から第2冷却ユニット28まで搬送する。
図1に戻り、搬送装置30は、搬送アーム30aを備える。搬送アーム30aは、水平方向および鉛直方向への移動、および鉛直軸を中心とする旋回が可能である。
搬送装置30は、第1冷却ユニット24からフォトレジスト塗布ユニット25に基板Sを搬送する。搬送装置30は、フォトレジスト塗布ユニット25から減圧乾燥ユニット26に基板Sを搬送する。また、搬送装置30は、減圧乾燥ユニット26から第1加熱ユニット27に基板Sの搬送を行う。搬送装置30は、複数の搬送アームを備えてもよく、各ユニット間での基板Sの搬送を異なる搬送アームで行ってもよい。
インターフェースステーション4では、第1処理ステーション3によってフォトレジスト膜が形成された基板Sが外部露光装置8、および第2処理ステーション5に搬送される。インターフェースステーション4は、搬送装置31と、ロータリーステージ(RS)32とを備える。
外部露光装置8は、外部装置ブロック8Aと、露光装置8Bとを備える。外部装置ブロック8Aは、基板Sの外周部のフォトレジスト膜を周辺露光装置(EE)によって除去する。また、外部装置ブロック8Aは、露光装置8Bで回路パターンに露光された基板Sにタイトラー(TITLER)によって所定の情報を書き込む。
露光装置8Bは、回路パターンに対応したパターンを有するフォトマスクを用いてフォトレジスト膜を露光する。
搬送装置31は、搬送アーム31aを備える。搬送アーム31aは、水平方向および鉛直方向への移動、および鉛直軸を中心とする旋回が可能である。
搬送装置31は、第2冷却ユニット28からロータリーステージ32に基板Sを搬送する。また、搬送装置31は、ロータリーステージ32から外部装置ブロック8Aの周辺露光装置に基板Sを搬送し、外周部のフォトレジスト膜が除去された基板Sを露光装置8Bに搬送する。
また、搬送装置31は、回路パターンに露光された基板Sを露光装置8Bから外部装置ブロック8Aのタイトラーに基板Sを搬送する。そして、搬送装置31は、所定の情報が書き込まれた基板Sをタイトラーから第2処理ステーション5の現像ユニット(DEV)40に搬送する。
第2処理ステーション5は、現像を含む処理を行う。第2処理ステーション5は、現像ユニット40と、第2加熱ユニット(HT)41と、第3冷却ユニット(COL)42と、検査ユニット(IP)43と、コロ搬送装置44(図2参照)とを備える。これらのユニット40〜43は、インターフェースステーション4からカセットステーション2に向かう方向に、現像ユニット40、第2加熱ユニット41、第3冷却ユニット42、および検査ユニット43の順に配置される。
現像ユニット40は、露光されたフォトレジスト膜を現像液により現像する。また、現像ユニット40は、フォトレジスト膜を現像した基板S上の現像液をリンス液によって洗い流し、リンス液を乾燥させる。
第2加熱ユニット41は、リンス液が乾燥された基板Sを加熱し、フォトレジスト膜に残る溶剤、およびリンス液を除去する。第2加熱ユニット41の構成については、後述する。
第3冷却ユニット42は、溶剤、およびリンス液が除去された基板Sに冷風を吹き付けて基板Sを冷却する。
検査ユニット43は、冷却された基板Sに対して、フォトレジストパターン(ライン)の限界寸法(CD)の測定などの検査を行う。
検査ユニット43によって検査が行われた基板Sは、搬送装置11の搬送アーム11aによって第2処理ステーション5からカセットステーション2のカセットCに搬送される。
コロ搬送装置44の構成は、第1処理ステーション3におけるコロ搬送装置29と同じ構成であり、ここでの説明は省略する。コロ搬送装置44は、矢印Nで示すように、現像ユニット40から検査ユニット43まで基板Sを搬送する。すなわち、コロ搬送装置44は、基板Sを平流し搬送する。
制御装置6は、例えば、コンピュータであり、制御部6Aと記憶部6Bとを備える。記憶部6Bは、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスクなどの記憶装置によって実現される。
制御部6Aは、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM、入出力ポート等を含むマイクロコンピュータや各種回路を含む。マイクロコンピュータのCPUは、ROMに記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、各ステーション2〜5の制御を実現する。
なお、プログラムは、コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体に記録されており、記憶媒体から制御装置6の記憶部6Bにインストールされたものであってもよい。コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体としては、たとえばハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルディスク(MO)、メモリカードなどがある。
<第2加熱ユニット>
次に、第2加熱ユニット41について、図3を参照し説明する。図3は、実施形態に係る第2加熱ユニット41の概略構成を示す模式図である。以下では、基板Sの搬送方向に対して直交する基板Sの面方向を、幅方向として説明する。なお、幅方向は、コロ搬送装置44のコロ44aの回転軸に対して平行である。
第2加熱ユニット41は、第1熱処理部50と、第2熱処理部51と、排気機構52とを備える。第1熱処理部50と第2熱処理部51とは連続して設けられる。具体的には、基板Sの搬送方向において上流側、すなわち現像ユニット40(図1参照)側に第1熱処理部50が設けられ、基板Sの搬送方向において下流側、すなわち第3冷却ユニット42(図1参照)側に第2熱処理部51が設けられる。
第1熱処理部50は、平流し搬送される基板Sに対して熱処理を行う。第1熱処理部50は、チャンバー60と、複数の第1ヒータ部61と、複数の第2ヒータ部62とを備える。
チャンバー60は、コロ搬送装置44の一部、第1ヒータ部61、および第2ヒータ部62を収容し、基板Sの搬送方向に沿って延設される。
チャンバー60には、基板Sの搬送方向における上流側、具体的には、現像ユニット40側に搬入口60aが形成され、現像ユニット40側に設けられた導入部53を介して搬入口60aから基板Sが搬入される。搬入口60aには、第1熱処理部50内への空気の流れを整える整流板54が設けられる。
導入部53の上面には、FFU(Fan Filter Unit)55が設けられる。FFU55は、フィルタによって浄化した空気を下方に向けて吹き出す。FFU55によって吹き出された空気は、基板Sの搬送方向に沿ってチャンバー60内に流入する。すなわち、基板処理装置1は、基板Sの搬送方向において第1熱処理部50よりも上流側に設けられ、第1熱処理部50に送風するFFU55(上流側送風部の一例)を備える。なお、FFU55は、幅方向に並んで、複数設けられてもよい。
また、チャンバー60には、基板Sの搬送方向における下流側、具体的には、第2熱処理部51側に搬出口60bが形成され、熱処理された基板Sが搬出口60bから搬出される。また、チャンバー60の上面には、複数の第1排気口60c〜60eと、複数の第2排気口60f〜60hとが形成される。
第1排気口60c〜60eは、図4に示すように、幅方向に沿って延びるスリット状に形成され、幅方向に並んで形成される。図4は、実施形態に係る第1排気口60c〜60e、および第2排気口60f〜60hの配置を示す模式図である。図4では、第1熱処理部50の一部を省略する。
第2排気口60f〜60hは、幅方向に沿って延びるスリット状に形成され、幅方向に並んで形成される。第2排気口60f〜60hは、第1排気口60c〜60eよりも基板Sの搬送方向における下流側に形成される。なお、第2排気口60f〜60hは、チャンバー60の搬出口60b(図3参照)よりも所定距離、上流側に形成される。所定距離は、予め設定された距離である。所定距離は、排気機構52によって排気を行う場合に、第2熱処理部51から第1熱処理部50内に空気を流入させて、基板Sの後端の温度が上昇し過ぎることを抑制するように設定される。
なお、ここでは、3つの第1排気口60c〜60e、および3つの第2排気口60f〜60hが幅方向に並んだ一例を示すが、第1排気口60c〜60e、および第2排気口60f〜60hの数は、これに限られることはない。第1排気口60c〜60e、および第2排気口60f〜60hの数は、1つであってもよく、複数であってもよい。
図3に戻り、第1ヒータ部61は、隣接するコロ44aの間に設けられ、幅方向に沿って延設される。第1ヒータ部61は、短冊状の電気ヒータであり、下方側から基板Sを加熱する。
第2ヒータ部62は、チャンバー60の上面に取り付けられる。第2ヒータ部62は、基板Sの搬送方向に沿って並んで設けられ、幅方向に沿って延設される。第2ヒータ部62は、短冊状の電気ヒータであり、上方側から基板Sを加熱する。
第1ヒータ部61、および第2ヒータ部62は、基板Sの温度が第1所定温度となるように電流制御される。第1所定温度は、予め設定された温度である。
第2熱処理部51は、第1熱処理部50よりも下流側であり、第1熱処理部50に連続して設けられ、第1熱処理部50によって熱処理された基板Sに対して、第1熱処理部50よりも低い温度で熱処理を行う。第2熱処理部51は、チャンバー65と、複数の第1ヒータ部66と、複数の第2ヒータ部67とを備える。
チャンバー65は、コロ搬送装置44の一部、第1ヒータ部66、および第2ヒータ部67を収容し、基板Sの搬送方向に沿って延設される。
チャンバー65には、基板Sの搬送方向における上流側、具体的には、第1熱処理部50側に搬入口65aが形成され、搬入口65aから基板Sが搬入される。また、チャンバー65には、基板Sの搬送方向における下流側、具体的には、第3冷却ユニット42側に搬出口65bが形成され、熱処理された基板Sが搬出口65bから搬出される。また、チャンバー65の上面には、複数の第1排気口65c〜65eと、複数の第2排気口65f〜65hとが形成される。
第1排気口65c〜65e、および第2排気口65f〜65hは、第1熱処理部50の第1排気口60c〜60e、および第2排気口60f〜60hと同様に、幅方向に沿って延びるスリット状に形成され、幅方向に並んで形成される。
第1ヒータ部66、および第2ヒータ部67の構成は、第1熱処理部50の第1ヒータ部61、および第2ヒータ部62と同様の構成であり、ここでの説明は省略する。
なお、第1ヒータ部66、および第2ヒータ部67は、基板Sの温度が第2所定温度となるように、電流制御される。第2所定温度は、予め設定された温度であり、第1所定温度よりも低い温度である。
排気機構52は、第1排気機構70と、第2排気機構71とを備える。第1排気機構70は、排気装置75と、排気路76とを備える。排気装置75は、第1排気口60c〜60e、第2排気口60f〜60h、および排気路76を介して、第1熱処理部50のチャンバー60から排気を行う。すなわち、第1排気機構70は、基板Sの上方から排気を行う。
排気路76は、第1排気路76a〜76c、および第2排気路76d〜76fに分岐する。第1排気路76a〜76cは、第1熱処理部50のチャンバー60に形成された第1排気口60c〜60eに接続する。第1排気路76a〜76cは、第1排気口60c〜60eの数に対応して形成される。具体的には、図4に示すように、第1排気路76aは、幅方向において端に形成された第1排気口60cに接続する。第1排気路76bは、幅方向において中央に形成された第1排気口60dに接続する。第1排気路76cは、幅方向において端に形成された第1排気口60eに接続する。
第1排気路76aには、流量調整バルブ77aが設けられる。第1排気路76bには、流量調整バルブ77bが設けられる。第1排気路76cには、流量調整バルブ77cが設けられる。第1排気機構70は、各流量調整バルブ77a〜77cの開度が調整されることで、各第1排気路76a〜76cにおける単位時間当たりの排気量(以下、「排気量」と称する。)を調整可能である。すなわち、第1排気機構70は、幅方向における排気量を制御することができる。
第2排気路76d〜76fは、第1熱処理部50のチャンバー60に形成された第2排気口60f〜60hに接続する。第2排気路76d〜76fは、第2排気口60f〜60hの数に対応して形成される。具体的には、第2排気路76dは、幅方向において端に形成された第2排気口60fに接続する。第2排気路76eは、幅方向において中央に形成された第2排気口60gに接続する。第2排気路76fは、幅方向において端に形成された第2排気口60hに接続する。
第2排気路76dには、流量調整バルブ77dが設けられる。第2排気路76eには、流量調整バルブ77eが設けられる。第2排気路76fには、流量調整バルブ77fが設けられる。第1排気機構70は、各流量調整バルブ77d〜77fの開度が調整されることで、各第2排気路76d〜76fにおける排気量を調整可能である。すなわち、第1排気機構70は、幅方向における排気量を制御する。
図3に戻り、第2排気機構71は、排気装置80と、排気路81とを備える。排気装置80は、第1排気口65c〜65e、第2排気口65f〜65h、および排気路81を介して、第2熱処理部51のチャンバー65から排気を行う。すなわち、第2排気機構71は、基板Sの上方から排気を行う。
排気路81は、第1排気路81a〜81c、および第2排気路81d〜81fに分岐する。第1排気路81a〜81cは、第2熱処理部51のチャンバー65に形成された第1排気口65c〜65eに接続する。第1排気路81a〜81cは、第1排気機構70の第1排気路76a〜76cと同様に、第1排気口65c〜65eの数に対応して形成され、対応する第1排気口65c〜65eに接続する。
また、第1排気路81a〜81cには、第1排気機構70の第1排気路76a〜76cと同様に、流量調整バルブ82a〜82cが設けられる。第2排気機構71は、各流量調整バルブ82a〜82cの開度が調整されることで、各第1排気路81a〜81cにおける排気量を調整可能である。
第2排気路81d〜81fは、第2熱処理部51のチャンバー65に形成された第2排気口65f〜65hに接続する。第2排気路81d〜81fは、第1排気機構70の第2排気路76d〜76fと同様に、第2排気口65f〜65hの数に対応して形成され、対応する第2排気口65f〜65hに接続する。
また、第2排気路81d〜81fには、第1排気機構70の第2排気路76d〜76fと同様に、流量調整バルブ82d〜82fが設けられる。第2排気機構71は、各流量調整バルブ82d〜82fの開度が調整されることで、各第2排気路81d〜81fにおける排気量を調整可能である。
排気機構52は、第1排気機構70による排気量を、第2排気機構71による排気量よりも多くする。すなわち、排気機構52は、第1熱処理部50における排気量を、第2熱処理部51における排気量よりも多くする。
<排気処理>
次に、第2加熱ユニット41における排気処理について説明する。
第2加熱ユニット41の排気機構52は、第1熱処理部50における排気量を第2熱処理部51における排気量よりも多くする。例えば、第2加熱ユニット41は、排気機構52による総排気量に対して、第1排気機構70による排気量の割合を8割とし、第2排気機構71による排気量の割合を2割とする。これにより、図5に示すように、第1熱処理部50のチャンバー60内の雰囲気温度よりも温度が低い空気が、第2熱処理部51から第1熱処理部50に流れる。図5は、実施形態に係る第2加熱ユニット41における空気の流れを示す図である。
すなわち、排気機構52は、第1熱処理部50よりも基板Sの搬送方向の上流側、および第2熱処理部51側から第1熱処理部50内へ空気が流れるように、第1熱処理部50の上方から排気する。
第1熱処理部50、および第2熱処理部51における排気量を等しくした比較例では、FFU55による空気の流れによって、図6に示すように、第1熱処理部50側から第2熱処理部51へ空気が流れる。すなわち、比較例に係る第2加熱ユニット41では、第2熱処理部51側から第1熱処理部50に空気が流入しない。図6は、比較例に係る第2加熱ユニット41における空気の流れを示す図である。
そのため、基板Sの後端は、温度が高い空気に煽られ続け、図7において破線で示すように、基板Sの後端の温度が高くなる。図7は、実施形態に係る第2加熱ユニット41、および比較例に係る第2加熱ユニット41における基板Sの温度を示す図である。なお、図7は、第1熱処理部50と第2熱処理部51との境界における基板Sの温度を示す図である。
比較例に係る第2加熱ユニット41では、基板Sの後端の温度が高くなるため、基板Sにおける温度差T1が大きくなる。
これに対し、実施形態に係る第2加熱ユニット41では、第1熱処理部50のチャンバー60内の雰囲気温度よりも温度が低い空気が第2熱処理部51から第1熱処理部50に流れる。そのため、図7において実線で示すように、基板Sの後端の温度が、比較例に係る基板Sの後端の温度よりも低くなる。従って、基板Sにおける温度差T2が比較例に係る基板Sにおける温度差T1よりも小さくなる。
従って、実施形態に係る第2加熱ユニット41では、図8に示すように、第2熱処理部51における基板Sの温度差が、比較例に係る第2加熱ユニット41の第2熱処理部51における基板Sの温度差よりも小さくなる。図8は、実施形態に係る第2加熱ユニット41、および比較例に係る第2加熱ユニットにおける基板Sの温度差を示す図である。図8は、搬入口65a付近である上流、基板Sの搬送方向における中央付近である中央、搬出口65b付近である下流で基板Sの温度差を計測し、計測した温度差に基づいた作成された図である。図8では、実施形態に係る第2加熱ユニット41における温度差を実線で示し、比較例に係る第2加熱ユニット41における温度差を破線で示す。
このように、実施形態に係る第2加熱ユニット41は、基板温度の均一性を向上させることができる。
また、第2加熱ユニット41では、基板Sの搬送が開始される前に、各ヒータ部61、62、66、67をONにし、排気機構52によって排気を開始する。すなわち、排気機構52は、基板Sが第1熱処理部50に搬送されていない待機時に排気を行う。具体的には、第2加熱ユニット41は、基板Sに対して熱処理を行っている場合と同等の排気を待機時に行う。
これにより、例えば、第1熱処理部50のチャンバー60は、待機時であっても基板Sに対する熱処理を行っている状態に近い状態に保持される。
そのため、図9に示すように、時間t0において基板Sの搬送が開始され、基板Sが連続して熱処理される場合に、チャンバー60内の雰囲気温度が低下することを抑制することができる。図9は、実施形態に係るチャンバー60内の雰囲気温度の変化を示す図である。図9では、基板Sの搬送が開始される時間t0において排気機構52による排気を開始した雰囲気温度の変化を破線で示す。
このように、第2加熱ユニット41は、基板Sが連続搬送された場合に、基板Sに対する処理温度の変化を抑制することができ、熱処理による基板温度の均一性を向上させることができる。
第2加熱ユニット41では、幅方向の中央側における空気の流れが、幅方向の端側における空気の流れよりも速くなる。
そこで、第2加熱ユニット41の排気機構52は、幅方向において端に位置する第1排気口60c、60eからの排気量を、幅方向において中央に位置する第1排気口60dからの排気量よりも多くする。また、第2加熱ユニット41は、幅方向において端に位置する第2排気口60f、60hからの排気量を、幅方向において中央に位置する第2排気口60gからの排気量よりも多くする。
すなわち、第2加熱ユニット41の排気機構52は、基板Sの搬送方向に対して直交する基板Sの面方向(幅方向の一例)に沿って設けられた複数の第1排気口60c〜60e、および複数の第2排気口60f〜60hを介して排気する。さらに、第2加熱ユニット41の排気機構52は、基板Sの搬送方向に対して直交する基板Sの面方向において端側に設けられた第1排気口60c、60eからの排気量を、面方向において中央側に設けられた第1排気口60dからの排気量よりも多くする。また、第2加熱ユニット41の排気機構52は、基板Sの搬送方向に対して直交する基板Sの面方向において端側に設けられた第2排気口60f、60hからの排気量を、面方向において中央側に設けられた第2排気口60gからの排気量よりも多くする。
これにより、第2加熱ユニット41は、幅方向における基板Sの温度差を小さくすることができ、熱処理による基板温度の均一性を向上させることができる。
<変形例>
次に、本実施形態の変形例について説明する。
変形例に係る第2加熱ユニット41の第1排気機構70は、図10に示すように、基板Sの搬送方向における第1熱処理部50の中央付近に排気口90a〜90cが形成される。図10は、実施形態の変形例に係る第2加熱ユニット41の概略構成を示す模式図である。すなわち、変形例に係る第1排気機構70は、基板Sの搬送方向における第1熱処理部50の略中央から排気する。これにより、変形例に係る第2加熱ユニット41は、部品点数を少なくしつつ、熱処理による基板温度の均一性を向上させることができる。
変形例に係る第2加熱ユニット41は、図11に示すように、第2熱処理部51の下流側にFFU91を設ける。図11は、実施形態の変形例に係る第2加熱ユニット41の概略構成を示す模式図である。すなわち、変形例に係る基板処理装置1は、基板Sの搬送方向において第2熱処理部51よりも下流側に設けられ、第2熱処理部51に送風するFFU91(下流側送風部の一例)を備える。これにより、変形例に係る第2加熱ユニット41は、FFU91によって第2熱処理部51側から第1熱処理部50に温度が低い空気を流すことができ、基板温度の均一性を向上させることができる。
変形例に係る第2加熱ユニット41は、排気口の大きさを変更することで、各排気口における排気量を調整してもよい。例えば、変形例に係る第2加熱ユニット41は、幅方向において端側の第1排気口60c、60eの大きさを、中央側の第1排気口60dの大きさよりも大きくする。これにより、変形例に係る第2加熱ユニット41は、幅方向における排気量を調整し、幅方向における基板Sの温度差を小さくし、基板温度の均一性を向上させることができる。
変形例に係る第2加熱ユニット41は、整流板54によって幅方向における空気の流れを調整してもよい。変形例に係る第2加熱ユニット41は、整流板54の高さや、形状を変更することで、幅方向における空気の流れを調整する。例えば、変形例に係る第2加熱ユニット41は、幅方向において中央側の整流板54の高さを端側の整流板54の高さよりも低くする。これにより、変形例に係る第2加熱ユニット41は、幅方向における排気量を調整し、幅方向における基板Sの温度差を小さくし、基板温度の均一性を向上させることができる。
変形例に係る第2加熱ユニット41は、幅方向における温度を変更可能な第1ヒータ部61、66および第2ヒータ部62、67を備える。変形例に係る第2加熱ユニット41は、幅方向における第1ヒータ部61、66および第2ヒータ部62、67の温度を制御する。これにより、変形例に係る第2加熱ユニット41は、幅方向における基板Sの温度差を小さくし、基板温度の均一性を向上させることができる。
変形例に係る第2加熱ユニット41は、第2熱処理部51から排気を行わず、第1熱処理部50から排気を行う。すなわち、変形例に係る第2加熱ユニット41は、排気機構52として、第1排気機構70のみを備える。
また、上記実施形態、および変形例に係る第2加熱ユニット41の構成を組み合わせてもよい。また、上記実施形態、および変形例に係る排気機構52は、第1加熱ユニット27に設けられてもよい。
<効果>
基板処理装置1は、基板Sを平流し搬送する搬送機構(コロ搬送装置44の一例)と、平流し搬送される基板Sに対して熱処理を行う第1熱処理部50と、第1熱処理部50に連続して設けられ、第1熱処理部50によって熱処理された基板Sに対して、第1熱処理部50よりも低い温度で熱処理を行う第2熱処理部51と、第1熱処理部50よりも基板Sの搬送方向の上流側、および第2熱処理部51側から第1熱処理部50内へ空気が流れるように、第1熱処理部50の上方から排気する排気機構52とを備える。
換言すると、基板処理方法は、基板Sを平流し搬送する工程と、平流し搬送される基板Sに対して第1熱処理部50によって熱処理を行う工程と、基板Sの搬送方向において第1熱処理部50の下流側に連続して設けられた第2熱処理部51側、および第1熱処理部50よりも搬送方向の上流側から第1熱処理部50内へ空気が流れるように、第1熱処理部50の上方から排気する工程とを有する。
これにより、基板処理装置1は、基板Sの後端の温度上昇を抑制し、熱処理による基板温度の均一性を向上させることができる。
排気機構52は、第1熱処理部50における排気量を第2熱処理部51における排気量よりも多くする。
これにより、基板処理装置1は、第2熱処理部51側から第1熱処理部50に温度が低い空気を流すことができ、基板Sの後端の温度上昇を抑制し、熱処理による基板温度の均一性を向上させることができる。
排気機構52は、搬送方向に対して直交する基板Sの面方向(幅方向)に沿って設けられた複数の排気口(第1排気口60c〜60e、第2排気口60f〜60hの一例)を介して排気し、面方向において端側に設けられた排気口(第1排気口60c、60e、第2排気口60f、60h)からの排気量を、面方向において中央側に設けられた排気口(第1排気口60d、第2排気口60gの一例)からの排気量よりも多くする。
これにより、基板処理装置1は、搬送方向に対して直交する基板Sの面方向における基板Sの温度差を小さくし、熱処理による基板温度の均一性を向上させることができる。
排気機構52は、搬送方向における第1熱処理部50の略中央から排気する。これにより、基板処理装置1は、部品点数を少なくしつつ、熱処理による基板温度の均一性を向上させることができる。
基板処理装置1は、搬送方向において第1熱処理部50よりも上流側に設けられ、第1熱処理部50に送風する上流側送風部(FFU55の一例)を備える。
これにより、基板処理装置1は、基板Sの搬送方向の上流側から第1熱処理部50に流れる空気の流量を調整することができ、第1熱処理部50のチャンバー60内の雰囲気温度を調整することができる。そのため、基板処理装置1は、熱処理による基板温度の均一性を向上させる。
基板処理装置1は、搬送方向において第2熱処理部51よりも下流側に設けられ、第2熱処理部51に送風する下流側送風部(FFU91の一例)を備える。
これにより、基板処理装置1は、第2熱処理部51側から第1熱処理部50に温度が低い空気を流すことができ、基板温度の均一性を向上させることができる。
排気機構52は、基板Sが第1熱処理部50に搬送されていない待機時に、第1熱処理部50から排気を行う。
これにより、基板処理装置1は、待機時に第1熱処理部50の温度が高くなることを抑制し、基板Sが連続搬送された場合に、基板Sに対する処理温度の変化を抑制することができ、熱処理による基板温度の均一性を向上させることができる。
また、排気機構52は、待機時にも、第1熱処理部50における排気量を、第2熱処理部51における排気量よりも多くする。
これにより、基板処理装置1は、待機時に第1熱処理部50の温度が高くなることを抑制し、基板Sが連続搬送された場合に、基板Sに対する処理温度の変化を抑制することができ、熱処理による基板温度の均一性を向上させることができる。
なお、今回開示された実施形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。実に、上記した実施形態は多様な形態で具現され得る。また、上記の実施形態は、添付の請求お範囲及びその趣旨を逸脱することなく、様々な形態で省略、置換、変更されてもよい。
1 基板処理装置
41 第2加熱ユニット
44 コロ搬送装置(搬送機構)
44a コロ
50 第1熱処理部
51 第2熱処理部
52 排気機構
55 FFU(上流側送風部)
70 第1排気機構
71 第2排気機構
60c 第1排気口(排気口)
60d 第1排気口(排気口)
60e 第1排気口(排気口)
60f 第2排気口(排気口)
60g 第2排気口(排気口)
60h 第2排気口(排気口)
90a 排気口
90b 排気口
90c 排気口
91 FFU(下流側送風部)

Claims (8)

  1. 基板を平流し搬送する搬送機構と、
    平流し搬送される前記基板に対して熱処理を行う第1熱処理部と、
    前記第1熱処理部に連続して設けられ、前記第1熱処理部によって熱処理された前記基板に対して、前記第1熱処理部よりも低い温度で熱処理を行う第2熱処理部と、
    前記第1熱処理部よりも前記基板の搬送方向の上流側、および前記第2熱処理部側から前記第1熱処理部内へ空気が流れるように、前記第1熱処理部の上方から排気する排気機構と
    を備える基板処理装置。
  2. 前記排気機構は、
    前記第1熱処理部における排気量を前記第2熱処理部における排気量よりも多くする
    請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 前記排気機構は、
    前記搬送方向に対して直交する前記基板の面方向に沿って設けられた複数の排気口を介して排気し、前記面方向において端側に設けられた排気口からの排気量を、前記面方向において中央側に設けられた排気口からの排気量よりも多くする
    請求項1または2に記載の基板処理装置。
  4. 前記排気機構は、
    前記搬送方向における前記第1熱処理部の略中央から排気する
    請求項1〜3のいずれか一つに記載の基板処理装置。
  5. 前記搬送方向において前記第1熱処理部よりも上流側に設けられ、前記第1熱処理部に送風する上流側送風部
    を備える請求項1〜4のいずれか一つに記載の基板処理装置。
  6. 前記搬送方向において前記第2熱処理部よりも下流側に設けられ、前記第2熱処理部に送風する下流側送風部
    を備える請求項1〜5のいずれか一つに記載の基板処理装置。
  7. 前記排気機構は、
    前記基板が前記第1熱処理部に搬送されていない待機時に、前記第1熱処理部から排気を行う
    請求項1〜6のいずれか一つに記載の基板処理装置。
  8. 基板を平流し搬送する工程と、
    平流し搬送される前記基板に対して第1熱処理部によって熱処理を行う工程と、
    前記基板の搬送方向において前記第1熱処理部の下流側に連続して設けられ第2熱処理部側、および前記第1熱処理部よりも前記搬送方向の上流側から前記第1熱処理部内へ空気が流れるように、前記第1熱処理部の上方から排気する工程と
    を有する基板処理方法。
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