JP2019187634A - ドリップバッグ - Google Patents

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Abstract

【課題】袋本体から引き起こし可能な掛止部を袋本体の表裏に有するドリップバッグにおいて、袋本体の表裏の掛止部を反対方向に引っ張ることにより袋本体を容易に開口させる。【解決手段】ドリップバッグ1Aは、通水性濾過性シートから形成された袋本体10、袋本体10の対向する2面の外表面に設けられた薄板状材料からなる掛止部材20、及び袋本体10に充填されている抽出材料50を有する。袋本体10は上縁部に易開裂線12を有し、掛止部材20は、袋本体の上辺に沿った袋本体から引き起こし不能の上部帯状部21、上部帯状部21の下方にて袋本体10から引き起こし可能に形成された掛止部23を有する。上部帯状部21は、掛止部材の幅方向中央部に上部帯状部の上部から下方に伸びた第1折れ線B1を有すると共に、該第1折れ線B1の両側に第2折れ線B2を有する。【選択図】図2A

Description

本発明は、カップ等の容器の上部に掛止することにより、容易にドリップ式でコーヒー、紅茶、緑茶、漢方薬等の抽出液を得られるようにするドリップバッグに関する。
従来、手軽に本格的なコーヒーを楽しむことを可能とするコーヒーの入れ方として、ペーパードリップ方式が広く普及している。このペーパードリップ方式では、通常、数杯分のコーヒーが一度に抽出される。
一方、近年、一人暮らしをする者が多くなり、また、核家族化や出生率の低下等により一家族の構成人数も少なくなっている。そのため、従来の数杯分のコーヒーを抽出することが基本とされているペーパードリップ方式に代えて、一杯分のコーヒーの抽出を手軽に行えるようにすることを目的とした、使い捨てのドリップバッグが種々の製品形態で市場に出回っている。
例えば、上縁部が開口する袋本体の表裏に、薄板状材料からなる掛止部が、袋本体から引き起こし可能に設けられているドリップバッグにおいて、袋本体の表裏の掛止部を互いに反対方向に引っ張ることにより、掛止部の引き起こし作業と袋本体の上縁部の開口作業とを同時に行えるようにするため、袋本体の上縁部を剥離容易に接合し、掛止部の上縁部を袋本体に固着すること(特許文献1)、また、引き起こし可能な掛止部がその下部で袋本体に接合され、上端部は袋本体から離れる部分となる場合に、掛止部の上端部と袋本体とを剥離可能に接合することが提案されている(特許文献2)。これらのドリップバッグによれば、袋本体の表裏の掛止部の下端部を互いに反対方向に引っ張ると、その力が袋本体の開口に使用され、袋本体を開口できるとされている。
特開2008−50021号公報 特許5775355号公報
しかしながら、従来のドリップバッグでは、袋本体の表裏の掛止部を互いに反対方向に引っ張るだけで袋本体の上縁部を開口させることは容易ではない。袋本体の表裏の掛止部を互いに反対方向に強く引っ張ることで袋本体の上縁部を開口させることができても、開口時に袋本体の内容物が飛び散ってしまう場合もある。
袋本体の表裏の掛止部を互いに反対方向に引っ張ることで袋本体の上縁部が容易に開口するようにするためには、袋本体の上縁部の接合を過度に弱めなくてはならない。しかしながら、袋本体の上縁部の接合を過度に弱めると袋本体が不用意に開口し、内容物が袋本体から漏れ出てしまうという問題が生じる。
これに対し、本発明は、袋本体から引き起こし可能な掛止部を有する掛止部材が、袋本体の表裏に取り付けられているドリップバッグにおいて、袋本体から内容物が不用意に漏れ出ないようにし、かつ、袋本体の表裏の掛止部材を反対方向に引っ張ることにより袋本体が容易に開口し、袋本体の開口作業と掛止部の引き起こし作業を同時に行えるようにすることを課題とする。
本発明者は、袋本体の表裏に掛止部材が設けられているドリップバッグにおいて、掛止部材に、袋本体の開口形状の保持のために袋本体の上縁部に沿って袋本体から引き起こし不能の部分(以下、上部帯状部という)を設け、その下方に引き起こし可能な掛止部を設けるにあたり、掛止部を引き起こし、互いに反対方向に引っ張ることにより袋本体の上縁部を開口させるには、掛止部を互いに反対方向に引っ張る力を、袋本体の上縁部の幅方向中央部に集中させることが有効であり、そのためには、
(i)掛止部材の幅方向中央部で上部帯状部と掛止部とを連続させ、掛止部を引っ張る力を上部帯状部の幅方向中央部にかけることが好ましいこと、
(ii)上部帯状部の中央部に上下方向の折れ線(以降、第1折れ線という)を設けると共に、その第1折れ線を挟んで一対の上下方向の折れ線(以降、第2折れ線という)を設けると、袋本体の表裏の掛止部を互いに反対方向に引っ張った場合に、袋本体の開口前に一対の第2折れ線に挟まれた領域で表裏の上部帯状部の間隔が広がり、袋本体の開口に要する力が従前よりも低減することを見出し、本発明を想到した。
即ち、本発明は、通水性濾過性シートから形成された袋本体、袋本体の対向する2面の外表面に設けられた薄板状材料からなる掛止部材、及び袋本体に充填されている抽出材料を有するドリップバッグであって、
袋本体は、上縁部に易開裂線を有し、
掛止部材は、袋本体の上辺に沿った、袋本体から引き起こし不能の上部帯状部、及び
上部帯状部の下方でに袋本体から引き起こし可能に形成された掛止部を有し、
上部帯状部と掛止部は掛止部材の幅方向中央部で連続し、
上部帯状部は、掛止部材の幅方向中央部に上部帯状部の上部から下方に伸びた第1折れ線を有すると共に、該第1折れ線の両側に上部帯状部の上部から下方に伸びた第2折れ線を有するドリップバッグを提供する。
本発明のドリップバッグによれば、袋本体の対向する2面の外表面に設けられた掛止部材の掛止部を互いに反対方向に引っ張ると、上部帯状部の一対の第2折れ線で挟まれた領域で、袋本体の表裏の上部帯状部の上辺の間隔が広がるように上部帯状部が僅かに撓み、さらに引っ張ると、上部帯状部の上辺の間隔が広がった領域に引っ張り力が集中しやすくなり、袋本体の上縁部の中央部が開口し、その開口が袋本体の上縁部全体に一気に広がり、開口に要する引っ張り力を低減させることができる。したがって、袋本体の上縁部が有する易開裂線を不用に開きやすく形成することなく、袋本体の表裏の掛止部を反対方向に引っ張るだけで容易に袋本体を開口させることができる。
また、本発明のドリップバッグによれば、袋本体の表裏の掛止部材の引き起こし可能な掛止部を摘まみ上げ、そのまま互いに反対方向に引っ張ることにより袋本体を開口させ、引き続いて掛止部をカップの側壁に掛けることができるので、袋本体を開口させる操作から袋本体が開口したドリップバッグをカップに掛ける操作までを、ドリップバッグを持ち替えること無く、一続きの操作で行うことができるので、ドリップバッグの使い勝手が向上する。
図1Aは、実施例のドリップバッグ1Aの未開封状態の平面図である。 図1Bは、実施例のドリップバッグ1A′の未開封状態の平面図である。 図1Cは、実施例のドリップバッグ1A″の未開封状態の平面図である。 図2Aは、実施例のドリップバッグ1Aの開口過程を説明する斜視図である。 図2Bは、実施例のドリップバッグ1Aの開口過程を説明する斜視図である。 図2Cは、開口直前の実施例のドリップバッグ1Aの上面図である。 図2Dは、開口状態の実施例のドリップバッグ1Aの上面図である。 図3Aは、袋本体が開口し、カップに掛止されている実施例のドリップバッグ1Aの斜視図である。 図3Bは、開口し、カップに掛止されている実施例のドリップバッグ1Aの側面図である。 図4は、実施例のドリップバッグ1Aの異なる開口方法を説明する斜視図である。 図5は、実施例のドリップバッグ1Aの平面図(a)と、それをカップに掛止した状態の部分側面図(b)である。 図6は、実施例のドリップバッグ1Axの平面図(a)と、それをカップに掛止した状態の部分側面図(b)である。 図7は、実施例のドリップバッグ1Ayの平面図(a)と、それをカップに掛止した状態の部分側面図(b)である。 図8は、実施例のドリップバッグ1Aを製造するために使用するドリップバッグ製造用シートの平面図である。 図9は、ドリップバッグ製造用シートを用いたドリップバッグの製造方法の説明図である。 図10は、実施例のドリップバッグ1Aを製造するために使用するドリップバッグ製造用シートの平面図である。 図11は、実施例のドリップバッグ1Bの平面図である。 図12は、実施例のドリップバッグ1Cの平面図である。 図13は、実施例のドリップバッグ1Dの平面図である。 図14は、実施例のドリップバッグ1Eの平面図である。 図15は、実施例のドリップバッグ1Fの平面図である。 図16は、引っ張り試験方法の説明図である。 図17は、実施例1のドリップバッグにおける掴み間隔の伸び量と引張強度の関係図である。 図18は、比較例2のドリップバッグにおける掴み間隔の伸び量と引張強度の関係図である。 図19は、実施例1のドリップバッグの、開裂時前後の掴み間隔の伸び量と引張強度の関係図である。 図20は、実施例2のドリップバッグの、開裂時前後の掴み間隔の伸び量と引張強度の関係図である。
以下、図面を参照しつつ本発明を具体的に説明する。なお、各図中、同一符号は同一又は同等の構成要素を表している。
(ドリップバッグの全体構造)
図1Aは、本発明の一実施例のドリップバッグ1Aの未開封状態の平面図であり、図2A〜図2Dはこのドリップバッグ1Aの袋本体10の開口方法の説明図であり、図3Aは、袋本体10が開口したドリップバッグ1Aをカップ100に掛止させた状態の斜視図である。このドリップバッグ1Aは、袋本体10と袋本体10の対向する2面の外表面、即ち、袋本体10の表裏に設けられた一対の掛止部材20で形成されている。
(袋本体)
袋本体10は、通水濾過性シートから形成され、その内部には抽出材料50としてコーヒー粉が充填されている。
袋本体10を形成する通水濾過性シートとしては、所定量のコーヒー粉を充填し、注湯した場合にコーヒーの浸出が可能であるものを種々使用することができる。一般に、浸出用シートとしては、例えば、ポリエステル、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ビニロン等の合成繊維、レーヨン等の半合成繊維、コウゾ、ミツマタ等の天然繊維の単独又は複合繊維からなる織布あるいは不織布、マニラ麻、木材パルプ、ポリプロピレン繊維等からなる混抄紙等、ティーバッグ原紙等の紙類が知られており、本発明においてもこれらを使用することができるが、ドリップバッグの使用後の廃棄性の点から、通水濾過性シート材料には生分解性繊維を含有させることが好ましい。生分解性繊維としては、ポリ乳酸、ポリブチレンサクシネート、ポリエチレンサクシネート等をあげることができる。また、ドリップ時にコーヒー粉に適度な蒸らし効果も付与できるようにするため、これらの繊維材料から通水濾過性シートを製造するに際しては、繊維層の空隙率を調整することによりコーヒー粉に直接接することとなる層を「疎」とし、直接には接しない層を「密」とする疎密の複層構造とし、かつコーヒー粉に直接接することとなる層では疎水性繊維の含有率を高め、コーヒー粉に直接接しない層では疎水性繊維の含有率を下げることが好ましい(特許第3674486号)。
袋本体10は、上辺11aが通水性濾過シートの折山で輪になっており、下辺11b及び左右の側辺11c、11dがシールされた矩形の平袋であって、対向する2面を有している。袋本体10の上辺11aには、その全幅にわたり易開裂線として開封用ミシン目12が設けられている。開封用ミシン目12としては、ミシン目の開封を容易にする点から、マイクロミシン目を形成することが好ましい。
なお、本発明においては、上辺11aを折山とせず、表裏の通水性濾過性シートの縁辺を重ね合わせてシールした部分としてもよい。その場合、上辺11aのシールは、不用に剥離することはないが、袋本体10の他の辺のシールに比して低い引っ張り強度で剥離する弱シールとすることが好ましい。
袋本体10の正味の平面寸法は、ドリップバッグを掛止するカップ又は容器の大きさに応じて適宜設定することができる。例えば、市販のコーヒーカップで使用できる大きさにすればよい。
(掛止部材)
掛止部材20は、板紙、プラスチックシート等の薄板状材料の打ち抜きにより形成されている。この薄板状材料も、ドリップバッグ1Aの使用後の廃棄性の点から、ポリ乳酸、ポリブチレンサクシネート、ポリエチレンサクシネート等の生分解性材料から形成したものが好ましい。
袋本体10の表裏に設けられている各掛止部材20は、袋本体10の上辺11aに沿った、袋本体10から引き起こし不能の上部帯状部21、及び上部帯状部21の下方で袋本体10から引き起こし可能に形成された掛止部23を有し、上部帯状部21と掛止部23は、引き起こし不能の延設部22を介して連続している。延設部22は、上部帯状部21の幅方向中央部から下方(袋本体底部側)に延設されている。また、掛止部材20は、掛止部23の内側に袋本体10から引き起こし不能に形成された中央部25を有している。
(貼着域)
図1Aに示した実施例のドリップバッグ1Aでは、掛止部材20は、図1Aに斜線で塗りつぶした領域で袋本体10と貼着している。即ち、上部帯状部21は上部中央貼着域S1及び上部側方貼着域S2で袋本体10に固定され、延設部22は上部中央貼着域S1で袋本体10に固定され、中央部25は貼着領域S3、S4で袋本体10に固定されている。袋本体10の表裏の掛止部23を互いに反対方向に引っ張って袋本体10の上辺11aを開口するときに、その引っ張り力をより効果的に袋本体10の上縁部の中央部に集中的に作用させる点から、上部帯状部21の貼着域S1の上端部と袋本体10の上辺11aとの距離L2は0〜2mmとすることが好ましい。
なお、本発明において貼着領域の形成態様はこれに限られず、例えば、図1Bに示したドリップバッグ1A′のように断続的に貼着領域を形成してもよい。また、図1Cに示したドリップバッグ1A″のように、延設部22の貼着領域を省略してもよい。
(延設部)
図1Aに示した実施例のドリップバッグ1Aでは、上部帯状部21が延設部22を介して掛止部23に連続している。ここで、掛止部23は延設部22の両側部と連続していることにより、より好ましくは折れ線B3を介して連続していることにより、延設部22と連続する掛止部23の部分が上部帯状部21の面から起立するので、袋本体10の表裏の一対の掛止部23を引き起こし、互いに反対方向に引っ張った場合に、その引っ張り力を上部帯状部21の中央部に集中的に作用させることができ、袋本体10の開口が容易となる。この延設部22の作用は、後述する折れ線B4とB6の形成により(図1A)、又は折れ線B5とB6の形成により(図1C)、さらに効果的となる。
(上部帯状部)
袋本体10の表裏において、上部帯状部21は、その上辺21aが袋本体10の上辺11aと重なるように、袋本体10の上辺11aに沿って設けられている。上部帯状部21は、袋本体10を開口した後、袋本体内に注湯するときに袋本体10に開口形状を保持させるため、本実施例では掛止部材20の全幅にわたって形成されている。
(上部帯状部における折れ線)
上部帯状部21には、掛止部材20の幅方向中央部において上部帯状部21の上部から下方に伸びた第1折れ線B1が形成されており、第1折れ線B1の両側には、該第1折れ線B1に対して左右対称に、上部帯状部21の上部から下方に伸びた一対の第2折れ線B2が形成されている。第1折れ線B1と第2折れ線B2は、それぞれ上部帯状部21の上辺から形成されていることが好ましい。なお、本発明において折れ線は、ミシン目、ハーフカット、筋押し等により形成することができる。
第1折れ線B1と一対の第2折れ線B2が上部帯状部21に形成されていることにより、掛止部23を袋本体10から引き起こし、互いに反対方向に引っ張ると(図2A)、延接部22を通じて上部帯状部21の中央部に引っ張り力が集中し、一対の第2折れ線B2で囲まれた領域では表裏の掛止部材20が互いに離れるように屈曲し(図2B)、その屈曲した範囲に掛止部23の引っ張り力が作用し、さらに屈曲が大きくなり(図2C)、袋本体10の上縁部の易開裂線12の中央部に亀裂が生じ、その亀裂を起点として易開裂線12の破断が進行する。これにより、折れ線B1、B2が無い場合に比して弱い力で袋本体10を開口することができ、開口時の衝撃が少なく、袋本体10を開口したときに内容物が飛び出ることを防止できる。特に、本実施例では掛止部23と延設部22との間に折れ線B3が形成されており、後述するように掛止部23に折れ線B4、B6が形成されているので、袋本体10を開口させるために袋本体10の表裏の一対の掛止部23の下部の中央部23cを摘まみあげ、その掛止部23の下部の中央部23cの表面を上方に向けて互いに反対方向に引っ張ると(図2C)、掛止部23が図2C、図2Dに示したように折れ線B3、B4、B6で屈曲し、掛止部23がよじれることなく折れ線B3が屈曲し、折れ線B3で掛止部23が上部帯状部21の表面から立ち上がった状態となるので、掛止部23の下部の中央部23cを引っ張る力が上部帯状部21の中央部に集中しやすくなる。
第1折れ線B1は、上部中央貼着域S1と重なるように形成されている。第1折れ線B1の長さは1mm以上とすることが好ましく、第1折れ線B1は延設部22に到達させてもよく、させなくてもよい。
一対の第2折れ線B2の上端の間隔L3は、狭すぎると一対の第2折れ線の間の領域を撓ませることが難しくなり、広すぎても一対の第2折れ線B2の間の領域で表裏の掛止部材20が屈曲により互いに離れる距離が過小となり、上部帯状部21にかかる引っ張り力が分散して上部帯状部21の中央部に集中しにくくなるので、袋本体10の上縁部の中央部が開口し易くなるという効果を得られにくい。一対の第2折れ線B2の上端の間隔L3の好ましい大きさは、通常、上部帯状部21の幅W2の10〜30%である(図1A)。
なお、本実施例では第2折れ線B2と第1折れ線B1との距離が、第2折線B2の上端から下端に向かって狭くなる斜め折れ線となっているが、第2折れ線B2が袋本体の底部方向にまっすぐ伸びた(即ち、上部帯状部21の上辺に対して垂直に下方に伸びた)縦折れ線であってもよく、第2折れ線B2は上部帯状部21の上部から下方に伸びていればよい。
なお、袋本体10の開口形状を円形に近づけるために、上部帯状部21に一対の斜め折れ線を形成すると共に、その斜め折れ線の下端の直下から下方へ縦折れ線を形成する技術が知られているが(特許5858172号公報)、この技術では一対の斜め折れ線の上端の間隔が、好ましくは袋本体の幅の1/4程度とされるのに対して、本発明における上述の間隔L3の好ましい範囲はこれよりも狭い。本発明における一対の第2折れ線B2には、袋本体10の開口形状を円形に近づけるという作用とは異質の、袋本体の上縁部を反対方向に引っ張った場合の袋本体の上縁部の開口を容易にするという作用を有する。
(掛止部)
図1Aに示した実施例のドリップバッグ1Aでは、掛止部23は、延設部22の両側部と折れ線B3を介して連続している。
図5(a)に示すように、延設部22の両側辺をなす一対の折れ線B3の掛止部材幅方向の間隔は、延設部22の上部から下部に向かって狭くなっており、該折れ線B3の下端における間隔L4bが上端における間隔L4tよりも狭く、一対の折れ線B3が逆ハ字型に形成されている。このように延設部22の両側の一対の折れ線B3を逆ハ字型とすることにより、袋本体10を開口し、ドリップバッグ1Aをカップ100に掛けた場合に、図5(b)に示すように、掛止部23でカップ100の側壁をしっかりと押さえることができるので好ましい。これに対し、図6(a)に示すドリップバッグ1Axのように、延設部22の両側の一対の折れ線B3が上部帯状部21の上辺から真下方向に延びていると、袋本体10を開口し、ドリップバッグ1Axをカップ100に掛け、開口部から袋本体10内に注湯し、袋本体10内が重くなると、カップ100の開口径や側壁の厚さなどによっては図6(b)に示すように掛止部23がカップ100の側壁から矢印方向にずり上がりやすくなる。さらに、図7(a)に示すドリップバッグ1Ayのように、延設部22の両側辺をなす一対の折れ線B3の間隔が、該折れ線Bの上端よりも下端で広いハ字型になると、図7(b)に示すようにドリップバッグ1Ayの掛止部23はカップ100の側壁から矢印方向にさらにずり上がりやすくなり、掛止部23がカップ100の側壁から外れる場合がある。
掛止部23の上部の掛止部材幅方向中央部には延設部22を挟んで上方に突出した突出部分24が形成されており、突出部分24の上端と掛止部23の側辺の上端との掛止部材の上下方向の距離L5は、上部帯状部21の上下方向の長さL6の80%以下とすることが好ましい(図1A)。突出部分24が形成されていると、それが無い場合に比して、袋本体10を開口させるために、袋本体10の表裏の一対の掛止部23を引き起こし、互いに反対方向に引っ張った場合に、その引っ張り力を、袋本体10の上縁部の中央部に集中的に作用させることができるので好ましい。
掛止部23は、その上部の左右両側に逆L字型部分23aを有し、その下部に、左右の逆L字型部分23aと連続するU字型部分23bを有する。逆L字型部分23aがあることにより、掛止部23をカップ100の側壁に掛止することが容易となり、また、左右の逆L字型部分23aを繋ぐU字型部分23bがあることにより、掛止部23をカップ100の側壁に掛止した形態を安定させることができる。
掛止部23の左右両側の逆L字型部分23aには、それぞれ掛止部23の側辺に沿う折れ線B4がある。また、U字型部分23bには、掛止部23の下部中央部に一対の縦折れ線B6を有する。これらの折れ線B4、B6や掛止部23と延設部22との間の折れ線B3があることにより、袋本体10を開口させるために、袋本体10の表裏の一対の掛止部23を引き起こし、互いに反対方向に引っ張った場合に、図2Bに示すように延設部22と掛止部23の間の折れ線B3が屈曲して延設部22と連続する掛止部23の部分が上部帯状部21の表面から起立するので引っ張り力が延設部22の上方、即ち、上部帯状部21の幅方向の中央部に集中しやすくなると共に、掛止部23内の折れ線B4、B6が屈曲し、掛止部23がよじれにくくなるので、その引っ張り力を、袋本体10の上縁部の中央部に確実に作用させることができる。
なお、本発明においては、図1Cのドリップバッグ1A''に示したように、掛止部23の上部両側部の一対の折れ線B4に代えて、掛止部23の下部両側部に一対の折れ線B5を形成しても、一対の折れ線B4を形成したのと同様の効果を得られる。また、掛止部材20を構成する薄板状材料のコシ、原紙強度等に応じて、これら折れ線B3、B4、B5、B6をそれぞれ省略してもよい。
図1Aに示した平面図において、掛止部材20の中央部には、掛止部23で囲まれた中央部25が形成されている。中央部25にも、一対の縦折れ線B7が形成されている。袋本体10を開口させるために、袋本体10の表裏の一対の掛止部23を引き起こし、互いに反対方向に引っ張った場合に、折れ線B7が形成されていることにより、図2Cに示すように縦折れ線B7で中央部25が屈曲するので、引っ張り力が掛止部材20の全幅に分散せずに中央部に集中しやすくなる。そのため、引っ張り力が袋本体10の上縁部の中央部に作用しやすくなる。
(ドリップバッグの使用方法)
ドリップバッグ1Aの使用方法としては、まず、袋本体10の表裏の掛止部材20にそれぞれ設けられている掛止部23のU字型部分23bの中央部23cを両手で摘まみ、互いに反対方向に引っ張る(図2A)。さらに引っ張りを続けると、袋本体10の表裏の上部帯状部21の上辺が、その中央部で互いに離れるように屈曲し(図2B、図2C)、袋本体10の上辺11aの中央部で開封用ミシン目12が破断し、袋本体10の開口が始まり、以降は速やかに袋本体10の上辺11aがその全幅にわたって開口する(図2D)。なお、図2Dにおいて符号50は、袋本体10内に充填されていた抽出材料50を表している。
次に、袋本体10が開口したドリップバッグ1AのU字型部分23bの中央部23cを両手で摘まんだまま、そのドリップバッグ1Aをカップ100上に移動させ、掛止部23をカップ100の側壁に掛止させる(図3A、図3B)。そこで、袋本体10の開口部14から注湯し、カップ100内にコーヒー抽出液を得る。
袋本体10の開口方法としては、図4に示すように、袋本体10の表裏の掛止部材20の掛止部23を、掛止部23の左右の側辺23d同士が重なり合うように折り曲げ、その重ね合わせた部分を互いに反対方向に引っ張ってもよい。このように掛止部23を引っ張ることによっても、まず、袋本体10の表裏の掛止部材20の上部帯状部21の上辺の中央部が互いに離れるように屈曲し、袋本体10の上辺11aの中央部のミシン目が破断し、袋本体10の開口部をその全幅で開口させることができる。
ただし、このドリップバッグ1Aは、図3A、図3Bに示したように、カップ100に掛止させるときには掛止部23が折り曲げられていない状態とするので、図4に示したように掛止部23を折り曲げてドリップバッグ1Aを開口した場合には、折り曲げた掛止部23を広げてカップに掛止させることが必要となる。そのため、袋本体10の開口からカップ100への掛止までを連続的な操作で行うことができなくなる。
(ドリップバッグの製造方法)
ドリップバッグ1Aの製造方法としては、図8に示すように、長尺の通水濾過性シート41に掛止部材20を所定間隔で並べて貼着したドリップバッグ製造用シート40Aを用意する。なお、同図において、隣り合う二点鎖線で挟まれた領域が、ドリップバッグ一個分の製造に使用される領域となる。
このドリップバッグ製造用シート40Aの製造に際しては、ドリップバッグ1Aの開封用ミシン目12となる長尺のミシン目42を、予め長尺の通水濾過性シート41に形成しておくことが好ましい。
次に、掛止部材20と通水濾過性シート41とを合わせ、図1Aに斜線で塗りつぶした貼着域で掛止部材20と通水濾過性シート41とを貼着する。この貼着を通水濾過性シート41側から加熱ヘッドをあてて通水濾過性シート41と掛止部材20とを熱溶着させることにより行う場合、本来の貼着域と共に、袋本体10の開封開始部となる部分にも加熱ヘッドをあて、通水性濾過シート41に脆弱化部分を形成することが好ましい。この脆弱化部分の形成により袋本体10の開封に必要とされる力を特に低減させることができるので好ましい。
このドリップバッグ1Aは、ドリップバッグ製造用シート40Aを包装充填機で用いることにより連続的に製造することができる。この場合、図9に示すように、ドリップバッグ製造用シート40Aの長手方向の両側辺を重ね合わせるように二つ折りにし、その長手方向の側辺同士を溶着(縦シール)ことにより筒状体を形成し、ドリップバッグ1Aの袋本体の下辺11bを形成する。次に、筒状体の短手方向の溶着(横シール)と袋本体10内への内容物の充填を交互に繰り返すことによりドリップバッグ1Aの袋本体10の側辺11c、11dが上下に繋がったドリップバッグを製造し、これを個々のドリップバッグ1Aに切り離して個々のドリップバッグ1Aを得る。あるいは、袋本体10の側辺11c、11dの溶着時に溶断も同時に行い、個々に切り離されたドリップバッグ1Aを連続的に製造する。
ドリップバッグ製造用シートとしては、図10に示すように、長尺の通水濾過性シート41の両側辺に掛止部材20の上部帯状部21が沿うように掛止部材20を貼着したドリップバッグ製造用シート40Bを使用してもよい。
この場合、ドリップバッグ製造用シート40Bに形成する縦シールが、ドリップバッグ1Aの袋本体10の上辺11aとなるから、縦シールは横シールよりも弱くするが、不用意にシール部分が開裂し、内容物がこぼれない程度に形成することが好ましい。
(変形態様)
本発明のドリップバッグは、上述のドリップバッグ1Aの他にも種々の態様をとることができる。
例えば、図11に示したドリップバッグ1Bのように、掛止部23の形状としては、左右両側に逆L字型部分23aを有するが、それらの下部を繋ぐU字型部分23bは省略してもよい。このドリップバッグ1Bでは、図4に示したように、掛止部23を折り曲げて引っ張り、袋本体10を開口した後、掛止部23を持ち替えることなく、カップに掛止させることができる。
図12に示したドリップバッグ1Cのように、延設部22に貼着域を形成することを省略してもよく、また、延設部22と中央部25とを連続させなくてもよい。
図13に示したドリップバッグ1Dのように、掛止部23の上辺を平坦に形成し、突出部分24を省略してもよい。
図14に示したドリップバッグ1Eのように、袋本体10から引き起こし不能の延設部22の下端に、袋本体10から引き起こし可能な摘まみ片26を延設し、延設部22と掛止部23の間の折れ線や、掛止部23内の折れ線を省略してもよい。このドリップバッグ1Eによれば、袋本体10を開口させるときに袋本体10の表裏の摘まみ片26を摘まみ上げ、互いに反対方向に引っ張ることにより、掛止部23の下部の中央部23cを引っ張る場合に比して、上部帯状部21の上縁中央部に引っ張る力を集中させやすく、また、引っ張る力を安定してかけることができる。
図14に示したドリップバッグ1Eにおいて延設部22を省略してもよく、図15に示したドリップバッグ1Fのように、掛止部23の上辺を平坦に形成してもよい。また、摘まみ片26の下端を掛止部23の下部に近づくように摘まみ片26を大きくすると、袋本体10の表裏の摘まみ片26を互いに反対方向に引っ張って袋本体10を開口した後、摘まみ片26を摘まんでいた指を掛止片23の下部の中央部23c上に容易に滑らせることができるので、袋本体10を開口させる引っ張り操作と連続した操作でドリップバッグ1Fをカップに掛けることが容易となる。
この他、袋本体10から引き起こし不能の中央部25をドリップバッグ1Aから省略し、この部分を打ち抜き部分としてもよい。
また、袋本体10の表裏の掛止部材20は、一対の、表裏で分離していなくてもよい。
上述したドリップバッグの変形部分は適宜組み合わせることができる。
以上、袋本体10にコーヒー粉を充填したドリップバッグについて、説明したが、本発明のドリップバッグの袋本体10に充填する抽出材料50はコーヒー粉に限らない。紅茶、緑茶等の茶葉、漢方薬等を充填してもよい。
以下、実施例に基づいて本発明を具体的に説明する。
実施例1、2、比較例1〜3(上部帯状部における縦折れ線と斜め折れ線の効果)
(1)ドリップバッグの作製
実施例1として、図1Aに示したドリップバッグ1Aを作成した。この場合、袋本体10を形成する通水濾過性シートとしては、ポリエステルを主体とする短繊維からなる湿式不織布とポリプロピレン製のメルトブロー不織布とを部分熱圧着により一体化した不織布(大紀商事株式会社製)を使用し、袋本体10の上辺の折山部分には開封用ミシン目12が位置するようにした。袋本体10は、幅W1が80mm、高さH1が100mmの平袋とした。
掛止部材20は、カップ原紙にポリプロピレンをラミネートした板紙から次の寸法に形成した。
掛止部材20の高さH2:42mm
上部帯状部21の袋本体幅方向の長さW2:62mm
上部帯状部21の掛止部材上下方向の長さL6:14mm
掛止部23の突出部分24の上端と掛止部23の側辺の上端との掛止部材20の上下方向の距離L5:5mm
第1折れ線B1の長さ:L7:4.5mm
第2折れ線B2の長さL8:6.5mm
一対の斜め折れ線B2の上端同士の間隔L3:8mm
実施例2は、実施例1において折れ線B3、B4、B6を省略したものとした。
比較例1〜3は、次のように、実施例1に対して第1折れ線B1と第2折れ線B2のいずれか、又は双方が無いドリップバッグとした。
比較例1:中央縦折れ線B1あり、一対の斜め折れ線B2なし、
比較例2:中央縦折れ線B1なし、一対の斜め折れ線B2あり、
比較例3:中央縦折れ線B1なし、一対の斜め折れ線B2なし、
(2)引っ張り試験1
図16に示すように、各実施例及び比較例のドリップバッグの袋本体の表裏の掛止部23のU字型部分の中央部23cにそれぞれ粘着テープを貼り付けて持ち手30とし、持ち手30を引っ張り試験機の治具で挟持して互いに反対方向に引っ張り、掴み間隔L10の伸び量と引張強度を測定した。
この場合、引っ張り開始前の掴み間隔L10は80mmである。引っ張り速度は100mm/minとした。
実施例1について、掴み間隔の伸び量(mm)と引張強度(N)との典型的な関係を図17に示し、比較例2について同様の関係を図18に示す。これらの図には、伸び量(a)、(b)、(c)、(d)に対応する袋本体の開口状体を示す写真を合わせて示した。(c)は、伸び量の増加に応じて増加していた引張強度が、ある伸び量で急激にゼロになっているところであり、袋本体の開封用ミシン目12が開裂した状態を示している。開裂の直前の引張強度のピーク値が開裂時の引張強度である。
実施例1及び比較例1〜3と同様のドリップバッグの作製と引っ張り試験を5回繰り返し、実施例1及び比較例1〜3のドリップバッグの開封用ミシン目12の開裂時の引張強度の平均を求めた。結果を表1に示す。
表1から、上部帯状部に中央縦折れ線と一対の斜め折れ線を設けることにより、一対の掛止部を互いに反対方向に引っ張り、開封用ミシン目が開裂したときの引張強度が低下すること、即ち、開封に要する力を低減できることがわかる。
また、図17及び図18を対比することにより、実施例1のドリップバッグでは袋本体が開裂する前の(b)の段階で袋本体の表裏の上部帯状部が、その幅方向中央部で互いに離れるように撓んでいることがわかる。
(3)引っ張り試験2
実施例1、実施例2
掛止部に折れ線B3、B4、B6を形成することの効果を調べるために、実施例1のドリップバッグにおいて折れ線B3、B4、B6を形成しないものを実施例2とし、これらのドリップバッグについて、実施例1と同様に引っ張り試験を行った。このときの開封用ミシン目12の開裂時付近の伸び量(mm)と引張強度(N)との関係図であって、横軸の一目盛りを細かくしたものを図19及び図20に示す。
図19及び図20から掛止部に折れ線B3、B4、B6が形成されている実施例1も、実施例2、折れ線B3、B4、B6のない実施例2も、開裂開始時の引張強度は同じだが、実施例1では図17の(b)のように袋本体の上辺の中央部で、袋本体の表裏の上部帯状部が互いに反対方向に撓み、次いで袋本体の上辺の中央部が開裂し、その開裂が袋本体の上辺全体に一気に広がったのに対し、実施例2は袋本体の上辺の中央部が撓む前に、より少ない撓み量で袋本体の上辺のより広範な範囲が撓み、その後図17の(b)のように撓んだ。また、袋本体の開口時に衝撃があった。
1A、1B、1C、1D、1E、1F ドリップバッグ
10 袋本体
11a 上辺
11b 下辺
11c 側辺
11d 側辺
12 開封用ミシン目、易開裂線
14 開口部
20 掛止部材
21 上部帯状部
21a 上部帯状部の上辺
22 延設部
23 掛止部
23a 逆L字型部分
23b U字型部分
23c U字型部分の中央部
23d 掛止部の側辺
24 突出部分
25 中央部
26 摘まみ片
30 持ち手
40A、40B ドリップバッグ製造用シート
41 長尺の通水濾過性シート
42 ミシン目
50 抽出材料
100 カップ
B1 第1折れ線
B2 第2折れ線
B3 延設部の両側辺の折れ線
B4、B5、B6 掛止部の折れ線
B7 中央部の折れ線
L2 上部中央貼着域の上端部と袋本体の上辺との距離
L3 一対の斜め折れ線の上端の間隔
L4t 延設部22の側辺をなす一対の折れ線B3の上端同士の間隔
L4b 延設部22の側辺をなす一対の折れ線B3の下端同士間隔
L5 掛止部の突出部分の上端と掛止部の側辺の上端との掛止部材の上下方向の距離
L6 上部帯状部の掛止部材の上下方向の長さ
L7 中央縦折れ線の長さ
L8 斜め折れ線の長さ
L10 初期掴み間隔
S1 上部中央貼着域
S2 上部側方貼着域
S3 中央貼着域
S4 貼着域
W1 袋本体の幅
W2 上部帯状部の幅
H1 袋本体の高さ
H2 掛止部材の高さ

Claims (6)

  1. 通水性濾過性シートから形成された袋本体、袋本体の対向する2面の外表面に設けられた薄板状材料からなる掛止部材、及び袋本体に充填されている抽出材料を有するドリップバッグであって、
    袋本体は上縁部に易開裂線を有し、
    掛止部材は、袋本体の上辺に沿った、袋本体から引き起こし不能の上部帯状部、及び
    上部帯状部の下方で袋本体から引き起こし可能に形成された掛止部を有し、
    上部帯状部と掛止部は掛止部材の幅方向中央部で連続し、
    上部帯状部は、掛止部材の幅方向中央部に上部帯状部の上部から下方に伸びた第1折れ線を有すると共に、該第1折れ線の両側に上部帯状部の上部から下方に伸びた第2折れ線を有するドリップバッグ。
  2. 上部帯状部の幅方向中央部から下方に延設された引き起こし不能の延設部を介して上部帯状部と掛止部が連続している請求項1記載のドリップバッグ。
  3. 延設部の両側部と掛止部が連続している請求項2記載のドリップバッグ。
  4. 延設部の両側部と掛止部が折れ線を介して連続している請求項3記載のドリップバッグ。
  5. 延設部の両側部の折れ線が、それらの間隔が延設部の上部から下部に向かって狭くなるように傾斜している請求項4記載のドリップバッグ。
  6. 掛止部の上部両側部と掛止部の下部中央部に、上下方向の折れ線を、掛止部材の幅の中心線に対して左右対称に有する請求項1〜5のいずれかに記載のドリップバッグ。
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