JP5892262B2 - ドリップバッグ - Google Patents

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Description

本発明は、カップ等の容器の上部に掛止することにより、容易にドリップ式でコーヒー、紅茶、緑茶、漢方薬等の抽出液を得られるようにするドリップバッグに関する。
従来、手軽に本格的なコーヒーを楽しむことを可能とするコーヒーの入れ方として、ペーパードリップ方式が広く普及している。このペーパードリップ方式では、通常、数杯分のコーヒーが一度に抽出される。
一方、近年、一人暮らしをする者が多くなり、また、核家族化や出生率の低下等により一家族の構成人数も少なくなっている。そのため、従来の数杯分のコーヒーを抽出することが基本とされているペーパードリップ方式に代えて、一杯分のコーヒーの抽出を手軽に行えるようにすることを目的とした、使い捨てのドリップバッグが種々の製品形態で市場に出回っている。
中でも、簡略な構成で低コストに製造できるものとして、通水性濾過性シートからなる袋本体と、袋本体の対向する2面の外表面に貼着された板紙からなる掛止部材で形成されたドリップバッグであって、掛止部材を特定形状にしたものがある(特許文献1)。
図9に示すように、このドリップバッグ1Xによれば、袋本体2から掛止部材10Xの掛止部11Xを引き起こし、掛止部11Xをカップ200に掛止することにより、袋本体2の開口部3が開いた状態で容易にドリップバッグ1Xをカップ200にセットすることができる。
特許4079041号公報
上述したドリップバッグ1Xは、一般的な開口径のカップで使用すると、図9に示すように、袋本体2の開口部3が矩形に大きく開き、袋本体2内への注湯が容易となる。しかしながら、開口部3への注湯等をより容易にする点からは、開口部の開口面積をさらに大きくすることが望ましい。同一の袋本体を使用して開口部3の開口面積を最大限に大きくするには、開口部3を真円に開かせることが考えられる。しかしながら、袋本体2を形成する通水性濾過性シートと掛止部材10Xを形成する薄板状材料との剛性の差、及び袋本体2の対向する2面に貼着された一対の掛止部材を互いに反対方向に引っ張るだけで袋本体2の開口部3を開かせるという開口操作に求められる簡便性を満足させる点から、開口部3を真円に開かせることは不可能である。
これに対し、本発明は、袋本体の対向する2面の外表面に掛止部材を貼着した簡略な構成のドリップバッグについて、ドリップバッグをカップにセットしたときの袋本体の開口部の開口面積を顕著に広げることを目的とする。
本発明者は、袋本体の対向する2面の外表面に掛止部材を貼着した簡略な構成のドリップバッグにおいて、開口部に沿って貼着された上部貼着部に、袋本体の開口部が8角形以上の多角形に開きうるように複数の折線を形成し、その折線の方向を上部貼着部の上辺に対して斜めとし、さらに複数の折線間で、その斜めの角度に特定の関係を持たせると、袋本体の対向する2面の掛止部材を反対方向に引っ張るだけで容易に開口部が8角形以上の多角形に開口することを見出し、本発明を完成した。
即ち、本発明は、通水性濾過性シートから形成され、上端部が開口する袋本体と、
袋本体の対向する2面の外表面に設けられた薄板状材料からなる掛止部材とを有するドリップバッグであって、
掛止部材が、袋本体の開口部に沿って袋本体に貼着されている上部貼着部、袋本体の幅方向の中央部において上部貼着部の下方で袋本体から引き起こし不能に形成されている中央部、及び袋本体に貼着されていない掛止部を有し、
上部貼着部に、上部貼着部の下辺から上辺に向けて袋本体の幅方向を二分する中心線から離れる方向に傾いた斜め折線が、該中心線を挟んで二対以上形成され、
斜め折線のうち中心線側の第1の斜め折線と中心線との挟む角度θ1と、第1の斜め折線よりも中心線から離れた第2の斜め折線と中心線との挟む角度θ2とが、
0<θ2≦θ1
であるドリップバッグを提供する。
本発明のドリップバッグによれば、袋本体の外表面で対向する一対の掛止部を反対方向に引っ張り、カップに掛止させると、袋本体の開口部に沿った上部貼着部に形成された二対以上の斜め折線により、袋本体の開口部が8角形以上の多角形状、好ましくは略正10角形に開き、開口部が矩形に開く場合に比して開口面積を顕著に増大させることができる。例えば、袋本体の開口部が矩形に開く従前のドリップバッグと素材、形状、大きさが等しい貼着部材と袋本体を使用した場合でも、従前のドリップバッグに対して開口部の開口面積が約23%増加する。したがって、ドリップバッグの開口部への注湯が容易になるなど、ドリップバッグの使い易さが向上する。
図1は、開封前の実施例のドリップバッグ1の平面図である。 図2は、開封後の実施例のドリップバッグ1の斜視図である。 図3Aは、カップにセットした実施例のドリップバッグ1の斜視図である。 図3Bは、カップにセットした実施例のドリップバッグ1の上面図である。 図3Cは、より大きいカップにセットした実施例のドリップバッグ1の上面図である。 図4は、実施例のドリップバッグ1の製造に使用するドリップバッグ用シートの平面図である。 図5は、開封前の実施例のドリップバッグ1Bの平面図である。 図6は、開封後の実施例のドリップバッグ1Bの斜視図である。 図7は、開封前の実施例のドリップバッグ1Cの平面図である。 図8は、カップにセットした実施例のドリップバッグ1Cの斜視図である。 図9は、カップにセットした従来のドリップバッグの斜視図である。
以下、本発明のドリップバッグを、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、各図中、同一符号は同一又は同等の構成要素を表している。
図1は、本発明の一実施例の開封前のドリップバッグ1の平面図である。このドリップバッグ1は、対向する2面を有する袋本体2と、袋本体2の対向する2面の外表面に設けられた掛止部材10を有する。
袋本体2は、通水性濾過性シートから平面視矩形の平袋状に形成され、上端部に開口部が形成されるようにミシン目等の開封誘導線4が形成されている。袋本体2には、コーヒー、紅茶、緑茶、漢方薬等の抽出材料が充填されている。
図2は、このドリップバッグ1の上端部を開封誘導線4で除去して開封することにより開口部3を形成した後、袋本体2から掛止部材10の掛止部11を引き起こし始めた状態の斜視図である。
ここで、ドリップバッグ1の掛止部材10は、板紙、プラスチックシート等の薄板状材料の打ち抜きにより形成され、袋本体2に貼着されている。図1において、ドットで塗り潰した部分は、該塗りつぶし部分における掛止部材10の一部又は全部が袋本体2の外表面に熱融着又は接着により貼着されていることにより、袋本体2の表面から引き起こし不能に形成されている部分である。
本発明のドリップバッグでは、袋本体の対向する2面の各表面において、掛止部材10が、袋本体2の開口部3に沿って袋本体2に貼着されている上部貼着部、袋本体2の幅方向の中央部において上部貼着部の下方で袋本体2から引き起こし不能に形成されている中央部、及び袋本体2に貼着されていない掛止部11を有し、特に、本実施例のドリップバッグ1では、掛止部材10は、上部貼着部として、袋本体2の開口部3に沿って帯状に貼着されている帯状貼着部12を有し、中央部として袋本体2の中央部に貼着されている中央貼着部13を有する。また、このドリップバッグ1は、袋本体2から引き起こし可能に形成されたアーム部14を有する。
より具体的には、中央貼着部13は凹形に形成されており、その全面が袋本体に貼着されている。
アーム部14は、中央貼着部13の上に位置し、アーム部14の下端部が中央貼着部13の凹形の凹んだ部分と連続している。したがって、アーム部14は、その上端部側から引き起こされる。
掛止部11は、中央貼着部13とアーム部14を囲む位置に形成され、掛止部11の上部はアーム部14の上端部と連続している。また、掛止部11の上部両側には、略水平に伸びた一対の引っ掛け部15が形成され、その袋本体中央部側端部に上下方向の折線Lxが形成されている。
また、帯状貼着部12の左右両端部からは、上下方向に伸びた掛止部11の外側辺に沿って補強部16が延設され、袋本体2に貼着している。
このドリップバッグ1では、帯状の貼着部12に、帯状貼着部12の下辺12bから上辺12aに向けて袋本体2の幅方向を二分する中心線Zから離れる方向に傾いた第1の斜め折線L1と第2の斜め折線L2が、それぞれ該中心線Zを挟んで一対ずつ合計二対が並列に形成されている。
そして、中心線Z側の第1の斜め折線L1と中心線Zとの挟む角度θ1と、第1の斜め折線L1よりも中心線Zから離れた第2の斜め折線L2と中心線Zとの挟む角度θ2とが、0<θ2≦θ1 であることを特徴としている。これにより、ドリップバッグ1を開封して袋本体2の対向する面に貼着された一対の掛止部材10の掛止部11を反対方向に引っ張るだけで第1の斜め折線L1と第2の斜め折線L2のいずれもが折れ曲がり、袋本体2の開口部3が8角形以上の多角形に開くようになる。これに対し、θ1<θ2とすると、一対の掛止部11を反対方向に引っ張ることにより、中心線Zに近い第1の斜め折線L1は自ずと折れ曲がるが、中心線Zから離れた第2の斜め折線L2は折れ曲がりにくく、開口部3は扁平な矩形に開きやすくなる。
これは本発明者が見出した次の作用による。即ち、一対の掛止部11を反対方向に引っ張った場合に、斜め折線が中心線Z側に近いほど折れ曲がり易く、また、斜め折線と中心線Zとの角度が小さいほど、即ち、斜め折線と上部貼着部12の上辺12aとの角度が垂直に近いほど折れ曲がりやすい。したがって、中心線Zに近い第1の斜め折線L1に対して中心線Zから離れていることにより、形成位置の点からは第1の斜め折線L1よりも折れ曲がりにくい第2の斜め折線L2が、角度の大きさの点からは第1の斜め折線よりも折れ曲がりやくなるように、θ2<θ1の関係を有することで、中心線Zに近い第1の斜め折線L1だけでなく、第1の斜め折線L1よりも中心線Zから離れた第2の斜め折線L2も、一対の掛止部11を反対方向に引っ張るだけで自ずと折れ曲がるようになる。なお、第1の斜め折線L1と第2の斜め折線L2の離れ具合等によっては、形成位置による折れ曲がりやすさに大きな違いがないので、この場合にはθ1=θ2としてもよい。
また、第2の斜め折線L2と中心線Zとが挟む角度をゼロにすると、即ち、第2の折線を上部貼着部12の上辺12aに対して垂直に形成すると、一対の掛止部11を反対方向に引っ張った場合に、第1の斜め折線L1が折れ曲がることなく第2の折線のみが折れ曲がり易くなるので好ましくない。
斜め折線と中心線との挟む角度がマイナスになると、即ち、斜め折線が、上部貼着部12の下辺12bから上辺12aに向けて袋本体2の幅方向の中心線Zに近づくように傾くと、袋本体2の開口部3にねじれが生じ、開口部3の開きが小さくなるので好ましくない。
以上のθ1とθ2の関係は、中心線Zを挟む斜め折線が三対以上形成されている場合にも成り立つ。従って、中心線Zからn番目の斜め折線と中心線Zが挟む角をθn、中心線Zからn−1番目の斜め折線と中心線Zが挟む角をθn-1とした場合に、全ての斜め折線が0<θn≦θn-1(但し、n≧2)を満たすようにすると、一対の掛止部11を反対方向に引っ張ったときにいずれの斜め折線も折れ曲がりやすくなり、袋本体2の開口部3が多角形に開きやすくなる。
また、このドリップバッグ1では、一対の掛止部11を反対方向に引っ張っただけで第1の斜め折線L1と第2の斜め折線L2が折れ曲がるように、これらの折線を折れ曲がりやすく形成する。例えば、カットの長さに対してタイをできるだけ短く、タイの個数をできるだけ少なくすることが好ましい。これらの折線を切断線のみで形成してもよい。袋本体2を形成する通水性濾過性シートに掛止部材10を貼着する作業性も踏まえると、タイを2カ所以下とすることが好ましい。なお、第1の斜め折線L1と第2の斜め折線L2を、容易に折れ曲がるように筋押し、ハーフカットなどで形成してもよい。
第1の斜め折線L1と第2の斜め折線L2の形成位置に関し、一対の第1の斜め折線L1の上部貼着部12の上辺12aにおける間隔w1と、隣り合う第1の斜め折線L1と第2の斜め折線L2の上部貼着部12の上辺12aにおける間隔w2とを等しくすると、ドリップバッグ1をカップ200にセットした場合に、図3Bに示すようにドリップバッグ1の開口形状を略正10角形にすることができるので好ましい。これにより、開口形状が矩形の従前のドリップバッグと素材、形状、大きさが等しい貼着部材と袋本体を使用した場合でも、その従前のドリップバッグに比して、開口面積が約23%増加し、ドリップバッグの使いやすさが顕著に向上する。なお、図3Cに示すように、このドリップバッグ1を、カップの開口径がより大きいカップ200bにセットすると、ドリップバッグ1の開口形状は8角形となるが、この場合でも、開口形状が矩形の従前のドリップバッグに比して開口面積を増加したものとなる。
斜め折線を三対以上形成する場合も同様であり、上部貼着部12の上辺12aにおいて、隣り合う斜め折線同士の間隔を全て等しくすることにより、袋本体2の開口部3を、より真円に近く開かせることができる。
一方、袋本体2を形成する通水性濾過性シート20としては、所定量の抽出材料を充填し、注湯した場合に、抽出材料の浸出が可能であるものを種々使用することができる。一般に、浸出用シートとしては、例えば、ポリエステル、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ビニロン等の合成繊維、レーヨン等の半合成繊維、コウゾ、ミツマタ等の天然繊維の単独又は複合繊維からなる織布あるいは不織布、マニラ麻、木材パルプ、ポリプロピレン繊維等からなる混抄紙、ティーバッグ原紙等の紙類が知られており、本発明においてもこれらを使用することができる。
環境への負荷を軽減する点から、通水性濾過性シート20を形成する繊維や、掛止部材10を形成する薄板状材料として無漂白のものを用いてもよい。また、ドリップバッグの使用後の廃棄性の点から、通水性濾過性シート材料や薄板状材料には生分解性繊維を含有させることが好ましい。生分解性繊維としては、ポリ乳酸、ポリブチレンサクシネート、ポリエチレンサクシネート等をあげることができる。
また、コーヒー粉などを抽出材料とする場合には、ドリップ時に抽出材料に適度な蒸らし効果を付与できることが好ましい。そこで、繊維材料から通水性濾過性シートを製造するに際しては、繊維層の空隙率を調整することにより抽出材料に直接接することとなる層を「疎」とし、直接には接しない層を「密」とする疎密の複層構造とし、かつ抽出材料に直接接することとなる層では疎水性繊維の含有率を高め、抽出材料に直接接しない層では疎水性繊維の含有率を下げることが好ましい(特許第3674486号)。
このドリップバッグ1の使用方法としては、まず、ミシン目等の開封誘導線4に沿って袋本体2の上端部を切除することにより袋本体2を開口し、図2に示すように、袋本体2の表裏一対の掛止部材10のアーム部14と掛止部11を引き起し、さらに大きく引き起こして図3Aに示すようにカップ200に掛止部11を掛止する。これにより、袋本体2の開口部3が図3Bに示すように略正10角形に開く。
本発明のドリップバッグの製造方法としては、例えば、図4に示すように、一対の掛止部材10の底部側同士を、間隔をあけて対向させたものを長尺帯状の通水性濾過性シート20に所定間隔で複数配置したドリップバッグ用シート21を用意し、そのシート21を長手方向の縁辺同士が重なり合うように二つ折りにし、袋本体2の幅の間隔で短手方向に溶着溶断を繰り返し、その間にコーヒー粉等の抽出材料を一袋分ずつ充填していくことにより得ることができる。この場合の溶着溶断部が袋本体2の両側縁2p、2q(図1)となる。また、この短手方向の溶着溶断に先立って、通水性濾過性シート21には、予め、開封用の易開封線としてミシン目等の開封誘導線4を施しておく。なお、開封誘導線4としては、ミシン目4に代えて、超音波や熱などでライン状の脆弱部を設けても良い。
本発明のドリップバッグは、種々の態様をとることができる。例えば、上部貼着部に設ける斜め折線として、袋本体2の幅方向を二分する中心線Zを挟んで三対以上の斜め折線を形成してもよい。斜め折線の数を増やすことにより、ドリップバッグの開口形状を真円に近づけることができる。ドリップバッグの製造時の加工の容易性の点からは、斜め折線の数は二対又は三対とすることが好ましい。
また、図5に示すドリップバッグ1Bのように、中央貼着部13を山字形に形成し、アーム部14が左右に分断されるように中央貼着部13と上部貼着部12とを連続させもよい。このドリップバッグ1Bも、袋本体2の幅方向を二分する中心線Zを挟んで、第1の斜め折線L1と第2の斜め折線L2が一対ずつ形成されており、これらは0<θ2≦θ1の角度で形成されている。そのため、図6に示すように開封して一対の掛止部11を反対方向に引っ張り、それをカップに掛止するだけで、上述のドリップバッグ1と同様に、開口部3が広く開口する。
図7に示すドリップバッグ1Cは、図1に示したドリップバッグ1において袋本体2が平面視縦長の平袋状であったのを横長の平袋状とし、掛止部材10も横長となっている。
このドリップバッグ1Cでは、袋本体2の開口部3に沿った帯状の上部貼着部12を有し、上部貼着部12の幅方向中央部の下側に引き起こし不能の中央部13が続いている。上部貼着部12には、上部貼着部12の下辺から上辺に向う第1の斜め折線L1と第2の斜め折線L2が一対ずつ形成されている。
このドリップバッグ1Cにおいて中央部13は袋本体2に貼着していないが、貼着させることにより、中央部13を中央貼着部としてもよい。
中央部13の下端からアーム部14が水平に左右方向に延び、アーム部14の左右の端部に円弧状の掛止部11の端部が繋がっている。
このドリップバッグ1Cをカップに掛止するときには、掛止部11を互いに反対方向に引っ張り、図8に示すように掛止部11をカップ200に掛止する。これにより上部貼着部12の第1の斜め折線L1と第2の斜め折線L2がいずれも折れ曲がり、袋本体2の開口部3が8角形以上の多角形に開き、広い開口面積を得ることができる。
1、1B、1C、1X ドリップバッグ
2 袋本体
2p、2q 側縁
3 開口部
4 開封誘導線
10、10B、10X 掛止部材
11、11X 掛止部
12 上部貼着部、帯状貼着部
12a 上部貼着部の上辺
12b 上部貼着部の下辺
13 中央部、中央貼着部
14 アーム部
15 引っ掛け部
16 補強部
20 通水性濾過性シート
21 ドリップバッグ用シート
200、200b カップ
L1 第1の斜め折線
L2 第2の斜め折線
Lx 折線
W0 袋本体の幅
W1 一対の第1の斜め折線の間隔
W2 第1の斜め折線と第2の斜め折線の間隔
Z 袋本体の幅方向の中心線

Claims (10)

  1. 通水性濾過性シートから形成され、上端部が開口する袋本体と、
    袋本体の対向する2面の外表面に設けられた薄板状材料からなる掛止部材とを有するドリップバッグであって、
    掛止部材が、袋本体の開口部に沿って袋本体に貼着されている上部貼着部、袋本体の幅方向の中央部において上部貼着部の下方で袋本体から引き起こし不能に形成されている中央部、及び袋本体に貼着されていない掛止部を有し、
    上部貼着部に、上部貼着部の下辺から上辺に向けて袋本体の幅方向を二分する中心線から離れる方向に傾いた斜め折線が、該中心線を挟んで二対以上形成され、
    斜め折線のうち中心線側の第1の斜め折線と中心線との挟む角度θ1と、第1の斜め折線よりも中心線から離れた第2の斜め折線と中心線との挟む角度θ2とが、
    0<θ2≦θ1
    であるドリップバッグ。
  2. 前記中心線を挟んで二対又は三対の斜め折線が形成されている請求項1記載のドリップバッグ。
  3. 前記中心線を挟んで三対以上の斜め折線が形成されており、中心線からn番目の斜め折線と中心線が挟む角をθn、中心線からn−1番目の斜め折線と中心線が挟む角をθn-1とした場合に、全ての斜め折線が
    0<θn≦θn-1(但し、n≧2)
    を満たす請求項1又は2に記載のドリップバッグ。
  4. 一対の第1の斜め折線の上部貼着部の上辺における間隔と、隣り合う第1の斜め折線と第2の斜め折線の上部貼着部の上辺における間隔が等しい請求項1に記載のドリップバッグ。
  5. 前記中心線を挟んで三対以上の斜め折線が形成されており、上部貼着部の上辺において、隣り合う斜め折線同士の間隔が全て等しい請求項1〜3のいずれかに記載のドリップバッグ。
  6. 中央部が袋本体に貼着され、中央貼着部を形成している請求項1〜5のいずれかに記載のドリップバッグ。
  7. 掛止部が、袋本体から引き起こし可能に形成されたアーム部を有し、アーム部を介して掛止部が中央部と連続している請求項1〜6のいずれかに記載のドリップバッグ。
  8. アーム部の下端部が中央部と連続し、アーム部の上端部が掛止部と連続している請求項7記載のドリップバッグ。
  9. 上部貼着部が帯状の帯状貼着部である請求項1〜8のいずれかに記載のドリップバッグ。
  10. 袋本体に抽出材料が充填され、袋本体の上端部が閉じられている請求項1〜9のいずれかに記載のドリップバッグ。
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