JP7249644B2 - ドリップバッグ - Google Patents

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Description

本発明は、カップ等の容器の上部に掛止することにより、容易にドリップ式でコーヒー、紅茶、緑茶、漢方薬等の抽出液を得られるようにするドリップバッグに関する。
従来、手軽に本格的なコーヒーを楽しむことを可能とするコーヒーの入れ方として、ペーパードリップ方式が広く普及している。このペーパードリップ方式では、通常、数杯分のコーヒーが一度に抽出される。
例えば、上端部が開口する袋本体の表裏に、薄板状材料からなる掛止部が、袋本体から引き起こし可能に設けられているドリップバッグにおいて、袋本体の表裏の掛止部を互いに反対方向に引っ張ることにより、掛止部の引き起こし作業と袋本体の上端部の開口作業とを同時に行えるようにするため、袋本体の上端部を剥離容易に接合し、掛止部の上端部を袋本体に固着すること(特許文献1)、また、引き起こし可能な掛止部がその下部で袋本体に接合され、上端部は袋本体から離れる部分となる場合に、掛止部の上端部と袋本体とを剥離可能に接合することが提案されている(特許文献2)。これらのドリップバッグによれば、袋本体の表裏の掛止部の下端部を互いに反対方向に引っ張ると、その力が袋本体の開口に使用され、袋本体を開口できるとされている。
特開2008-50021 特許5775355号公報
しかしながら、従来のドリップバッグでは、袋本体の表裏の掛止部を互いに反対方向に引っ張るだけで袋本体の上端部を開口させることは容易ではない。袋本体の表裏の掛止部を互いに反対方向に強く引っ張ることで袋本体の上端部を開口させることができても、開口時に袋本体の内容物が飛び散ってしまう場合もある。
袋本体の表裏の掛止部を互いに反対方向に引っ張ることで袋本体の上端部が容易に開口するようにするためには、袋本体の上端部の接合を過度に弱めなくてはならない。しかしながら、袋本体の上端部の接合を過度に弱めると袋本体が不用意に開口し、内容物が袋本体から漏れ出てしまうという問題が生じる。
これに対し、本発明は、袋本体から引き起こし可能な掛止部を有する掛止部材が、袋本体を挟んで対向して取り付けられているドリップバッグにおいて、袋本体から内容物が不用意に漏れ出ることなく、袋本体を挟んで対向する掛止部を反対方向に引っ張ることにより袋本体が容易に開口するようにし、袋本体を開口する操作からドリップバッグをカップに掛止する操作までを、ドリップバッグを持ち替えることなく、一続きの操作で簡便に行えるようにすることを課題とする。
本発明者は、袋本体の上端部に易開裂線を形成すると共に、袋本体の表裏(即ち、袋本体の対向する2面の外表面)に掛止部材を設け、その上端部の少なくとも中央部を袋本体の上端部に沿わせ、掛止部材の幅方向の中央部に掛止部材の上端から下方へ伸びた中央折線を設け、掛止部材の幅方向の中央部側が固定端となって袋本体から引き起こされる掛止部を設けると、袋本体の表裏の掛止部を引き起こして互いに反対方向に引っ張ったときに掛止部材の中央折線に引張り力が集中すること、これにより中央折線の直下の袋本体の上端部から袋本体が容易に開裂し、引き続き袋本体の上端全体が開口することを想到し、本発明を完成した。
即ち、本発明は、通水濾過性シートから形成された袋本体、袋本体の対向する2面の外表面に設けられた薄板材料からなる掛止部材、及び袋本体に充填されている抽出材料を有するドリップバッグであって、
袋本体は上端部に易開裂線を有し、
掛止部材は、その上辺の少なくとも幅方向の中央部で袋本体の上端部に沿い、袋本体から引き起こし不能に形成された上部領域、
掛止部材の幅方向の中央部で、掛止部材の上端から下方へ伸びた中央折線、
上部領域に連続し、袋本体から引き起こし不能に形成された掛止部支持部、
掛止部支持部に連続し、袋本体から引き起こし可能に形成された掛止部を有し、
上部領域は袋本体の上端部に沿って帯状に形成された上部帯状部を有し、
掛止部は上部帯状部の下方に設けられ、引き起こしの固定端を掛止部材の幅方向の中央部に有し、掛止部をカップの開口部壁に掛止することを可能とする掛止用凹部を有する
ドリップバッグを提供する。
本発明のドリップバッグによれば、袋本体の表裏の掛止部材の掛止部を袋本体から引き起こし、互いに反対方向に引っ張ると、掛止部材の幅方向の中央部には掛止部材の上端から下方へ伸びた中央折線があり、かつ掛止部材の幅方向の中央部が掛止部の引き起こしの固定端となっているので、引っ張り力が中央折線に集中的に作用し、中央折線の直下の袋本体の上端部の易開裂線を開裂させるために必要とされる引っ張り力を著しく低減させることができる。したがって、袋本体の表裏の掛止部材の掛止部を互いに反対方向に引っ張ると、容易に袋本体の易開裂線が開裂し、袋本体の開口時に袋本体から内容物が飛び散ることがない。また、袋本体の開口時に開裂させる易開裂線を、過度に開裂容易に形成することが不要となり、袋本体が不用意に開口し、内容物が漏れ出てしまうという問題を解消できる。
さらに、本発明のドリップバッグによれば、袋本体の表裏の掛止部を摘まみ上げ、そのまま互いに反対方向に引っ張ることにより袋本体を開口させ、引き続き掛止部をカップの側壁に掛けることができるので、袋本体を開口させる操作から、袋本体が開口したドリップバッグをカップの開口部壁に掛止させる操作までを、ドリップバッグを持ち替えること無く、一続きの操作で行うことができる。したがって、ドリップバッグの使い勝手が向上する。
図1は、実施例のドリップバッグ1Aの未開封状態の平面図である。 図2は、実施例のドリップバッグ1Aの開口方法を説明する上面図である。 図3は、開口した実施例のドリップバッグ1Aをカップに掛止した状態の斜視図である。 図4は、実施例のドリップバッグ1Aの袋本体及び掛止部材の展開図である。 図5は、実施例のドリップバッグ1Aの製造に使用することのできるドリップバッグ用シートの平面図である。 図6は、実施例のドリップバッグ1Aの製造方法の説明図である。 図7は、実施例のドリップバッグ1Aの製造に使用することのできる他のドリップバッグ用シートの平面図である。 図8は、実施例のドリップバッグの袋本体及び掛止部材の展開図である。 図9は、実施例のドリップバッグの袋本体及び掛止部材の展開図である。 図10は、実施例のドリップバッグ1Bの袋本体及び掛止部材の展開図である。 図11は、開口した実施例のドリップバッグ1Bをカップに掛止した状態の斜視図である。 図12は、実施例のドリップバッグの袋本体及び掛止部材の展開図である。 図13は、実施例のドリップバッグ1Cの袋本体及び掛止部材の展開図である。 図14は、実施例のドリップバッグ1Cをカップに掛止した状態の斜視図である。
以下、図面を参照しつつ本発明を具体的に説明する。なお、各図中、同一符号は同一又は同等の構成要素を表している。
(ドリップバッグの全体構造)
図1は、本発明一実施例のドリップ1Aの未開封状態の平面図であり、図2はこのドリップバッグ1Aの開口方法を説明する上面図であり、図3は開口したドリップバッグ1Aをカップ100の開口部壁に掛止した状態の斜視図である。
このドリップバッグ1Aは、通水濾過性シートから形成された袋本体10、袋本体10の対向する2面の外表面に設けられた薄板状材料からなる掛止部材20、及び袋本体に充填された抽出材料を有する。
(袋本体)
袋本体10は、通水濾過性シートから形成され、その内部には抽出材料としてコーヒー粉が充填されている。
袋本体10を形成する通水濾過性シートとしては、所定量のコーヒー粉を充填し、注湯した場合にコーヒーの浸出が可能であるものを種々使用することができる。一般に、浸出用シートとしては、例えば、ポリエステル、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ビニロン等の合成繊維、レーヨン等の半合成繊維、コウゾ、ミツマタ等の天然繊維の単独又は複合繊維からなる織布あるいは不織布、マニラ麻、木材パルプ、ポリプロピレン繊維等からなる混抄紙等、ティーバッグ原紙等の紙類が知られており、本発明においてもこれらを使用することができるが、ドリップバッグの使用後の廃棄性の点から、通水濾過性シート材料には生分解性繊維を含有させることが好ましい。生分解性繊維としては、ポリ乳酸、ポリブチレンサクシネート、ポリエチレンサクシネート等をあげることができる。また、ドリップ時にコーヒー粉に適度な蒸らし効果も付与できるようにするため、これらの繊維材料から通水濾過性シートを製造するに際しては、繊維層の空隙率を調整することによりコーヒー粉に直接接することとなる層を「疎」とし、直接には接しない層を「密」とする疎密の複層構造とし、かつコーヒー粉に直接接することとなる層では疎水性繊維の含有率を高め、コーヒー粉に直接接しない層では疎水性繊維の含有率を下げることが好ましい(特許第3674486号)。
袋本体10は、その上端部、即ち上辺11aが、通水性濾過シートの折山で輪になっており、下辺11b及び左右の側辺11c、11dがシールされた矩形の平袋であって、対向する2面を有している。袋本体10の上辺11aには、その全幅にわたり易開裂線として開封用ミシン目12が設けられている。開封用ミシン目12としては、ミシン目の開封を容易にする点から、マイクロミシン目を形成することが好ましい。
なお、本発明においては、上辺11aを折山とせず、対向する通水濾過性シートの縁辺を重ね合わせ、袋本体の上端部となる部分をシールしてもよい。この場合、袋本体10の上端部のシールは、開口操作以外で不用意に剥離することはないが、袋本体10を挟んで対向する掛止部24を互いに反対方向に引っ張ることにより袋本体10の上辺11aが容易に開口するように袋本10の他の辺のシールに比してシール強度を弱くすることが好ましい。また、本発明において、袋本体10の底部や側部には必要に応じてマチを設けても良い。
袋本体10の正味の平面寸法は、ドリップバッグを掛止するカップ又は容器の大きさに応じて適宜設定することができる。例えば、市販のコーヒーカップで使用できる大きさにすればよい。
(掛止部材)
掛止部材20は、板紙、プラスチックシート等の薄板状材料の打ち抜きにより形成することがきる。薄板状材料も、ドリップバッグ1Aの使用後の廃棄性の点から、ポリ乳酸、ポリブチレンサクシネート、ポリエチレンサクシネート等の生分解性材料から形成したものが好ましい。
図4は本実施例のドリップバッグ1Aの袋本体10と掛止部材20(20a、20b)の展開図である。袋本体10の対向する2面に設けられている掛止部材20a、20bは、袋本体10の上辺11aとなる折線L2(開封用ミシン目12の形成位置)の中心Pを中心として点対称の位置に設けられている。
また、掛止部材20a、20bは、図4に斜線で塗りつぶした領域で袋本体10と貼着しており、掛止部材20a、20bは袋本体10の上辺11aに沿い、袋本体10から引き起こし不能に形成された上部領域21と、上部領域21の下方で上部領域21に連続し、袋本体10から引き起こし不能に形成された掛止部支持部22を有している。上部領域21は、好ましくは掛止部材20の全幅にわたって形成される。
また、掛止部材20a、20bは、その幅方向の中央部に掛止部材20a、20bの上端から下方へ伸びた中央折線L1を有し、上部領域21のうち、中央折線L1の片側が帯状の上部帯状部23となっている。上部帯状部23の幅W1は、後述するように袋本体10を開口し、袋本体10内に注湯する間に、開口形状を維持できるように、3~10mmとすることが好ましい。
また、本実施例では、中央折線L1は掛止部材20a、20bの幅方向の中心を通り、上部帯状部23の下端まで形成されているが、それより短くても良く、反対に掛止部材20の下端まで形成されていてもよい。なお、中央折線L1は、掛止部材20a、20bの幅方向を厳密に二等分するものでなくとも良い。また、後述するように袋本体10を開口するときに、引張り力を開封用ミシン目12の1カ所に集中させ、より少ない引張り力で開封用ミシン目12を破断することができるように、袋本体10の表裏の掛止部材20a、20bのうち、一方の掛止部材20aの中央折線L1の上端と他方の掛止部材20bの中央折線L1の上端とは重なっていることが好ましいが、厳密に重なっていなくても良い。
各掛止部材20a、20bにおいて、上部帯状部23の下方には、袋本体10から引き起こし可能に形成された掛止部24が設けられており、掛止部24は掛止部支持部22に連続している。したがって、この掛止部24は、引き起こしの固定端を掛止部材20の幅方向の中央部側に有し、掛止部材20a、20bの側辺がわから引き起こされることとなる。また、掛止部24は、中央折線L1の片側に設けられており、中央折線L1を袋本体10の下辺11bに延長したラインあたりまで引き起こされ、引き起こしの軸が袋本体の概略上下方向になる。
掛止部24は、掛止部24をカップの開口部壁に掛止することを可能とする掛止用凹部25を有している。掛止用凹部25は、掛止部24の下辺から上方に向けて、逆L字型に打ち抜かれた形状をしている。
中央折線L1はミシン目、ハーフカット、筋押し等により形成することができる。
(ドリップバッグの使用方法)
ドリップバッグ1Aの使用方法としては、まず、袋本体10の表裏の掛止部材20a、20bにそれぞれ設けられている掛止部24を両手で摘まみ、図2に示すように、互いに反対方向に引っ張る。これにより引張り力が中央折線L1の上端部に集中し、袋本体10の表裏の掛止部材20a、20bが、中央折線L1の上端で互いに反対方向に屈曲し、その部分で、袋本体10の上辺11aに形成されている開封用ミシン目12が破断し、袋本体10の開口が始まる。さらに互いの反対方向に掛止部23を引っ張ることにより、開封用ミシン目12の開口は速やかに広がり、袋本体10の開封用ミシン目12がその全幅にわたって開口する。そこで、手で摘まんでいる掛止部24に形成されている掛止用凹部25をカップ100の開口部壁101に掛ける(図3)。こうして、袋本体10の上辺11aの破断からドリップバッグ1Aをカップ100の開口部壁101に掛止するまでの操作を、ドリップバッグ1Aを持ち替えることなく、一続きの操作で行うことができる。
この場合、袋本体10の上辺11aの破断は滑らかに起こるので、袋本体10の上辺11aの開封用ミシン目12の破断時に袋本体10の内容物が袋本体10から飛び散ることはない。
(ドリップバッグの製造方法)
ドリップバッグ1Aの製造方法としては、図5に示すように、長尺の通水濾過性シート41に掛止部材20を所定間隔で並べて貼着したドリップバッグ製造用シート40Aを用意する。なお、同図において、隣り合う二点鎖線で挟まれた領域が、ドリップバッグ一個分の製造に使用される領域となる。
このドリップバッグ製造用シート40Aの製造工程では、ドリップバッグ1Aの開封用ミシン目12となる長尺のミシン目42を、予め長尺の通水濾過性シート41に形成しておくことが好ましい。
また、掛止部材20と通水濾過性シート41とを合わせ、図1に斜線で塗りつぶした貼着域で掛止部材20と通水濾過性シート41とを貼着する工程を、通水濾過性シート41側から加熱ヘッドをあてて通水濾過性シート41と掛止部材20とを熱溶着させることにより行う場合、本来の貼着域と共に、袋本体10の開封開始部となる中央折線L1近傍の開封用ミシン目12にも加熱ヘッドをあて、通水性濾過シート41に脆弱化部分を形成することが好ましい。この脆弱化部分の形成により袋本体10の開封に必要とされる力を特に低減させることができる。
このドリップバッグ1Aは、ドリップバッグ製造用シート40Aを包装充填機で用いることにより連続的に製造することができる。この場合、図6に示すように、ドリップバッグ製造用シート40Aの長手方向の両側辺を重ね合わせるように二つ折りにし、その長手方向の側辺同士を溶着(縦シール)ことにより筒状体を形成し、ドリップバッグ1Aの袋本体の下辺11bを形成する。次に、筒状体の短手方向の溶着(横シール)と袋本体10内への内容物の充填を交互に繰り返すことによりドリップバッグ1Aの袋本体10の側辺11c、11dが上下に繋がったドリップバッグを製造し、これを個別に切り離して個々のドリップバッグ1Aを得る。あるいは、袋本体10の側辺11c、11dの溶着時に溶断も同時に行い、個々に切り離されたドリップバッグ1Aを連続的に製造する。
ドリップバッグ製造用シートとしては、図7に示すように、長尺の通水濾過性シート41の両側辺に掛止部材20の上部領域21の上端が沿うように掛止部材20を貼着したドリップバッグ製造用シート40Bを使用してもよい。
この場合、ドリップバッグ製造用シート40Bに形成する縦シールが、ドリップバッグ1Aの袋本体10の上辺11aとなるから、縦シールは横シールよりも弱くするが、不用意にシール部分が開裂し、内容物がこぼれない程度に形成することが好ましい。
(変形態様)
本発明は、上述のドリップバッグ1Aの他にも種々の態様をとることができる。
例えば、図8に示した展開図のように、中央折線L1を袋本体10の表裏の各掛止部材20の上端から下端まで形成してもよい。これにより中央折線L1と上部帯状部23の下辺との交点Qから中央折線L1と掛止部材20の下端との交点Rまでの折線L3を掛止部24の引き起こし時の軸とすることができる。この掛止部24の引き起こしの軸となる折線L3も袋本体10の上下方向であり、このような引き起こしの軸を設けることにより袋本体10の表裏の掛止部24を互いに反対方向に引っ張ったときの引張り力を、より効率よく中央折線L2上に集中でき、袋本体の開口に要する引張り力を低減できるので好ましい。
また、図9に示した展開図のように、袋本体10の開封用ミシン目12を対象の軸として線対称になるように掛止部材20a、20bを配置してもよい。これにより図3に示したドリップバッグ1Aのカップ100への掛止状態に比して袋本体10がカップ内壁に接して掛止されることになり安定した掛止状態を得ることができる。
図10に示す展開図のように、図1に示したドリップバッグ1Aに対して、掛止部材20の高さH2に対する掛止部材20の幅W2を大きくし、掛止部支持部22の下辺にも掛止用凹部25bを設けることができる。これにより、図11に示すようにドリップバッグ1Bをカップ100に掛止し、ドリップバッグ1Bに注湯した場合に、袋本体10内の抽出材料が抽出液内に浸りにくくなる。
図11に示したドリップバッグ1Bのように、掛止部支持部22の下辺にも掛止用凹部25を設ける場合に、袋本体10及び掛止部材20の展開図を、図12に示したように、袋本体10の開封用ミシン目12の中心となる点Pに対して、袋本体の表裏の掛止部材20a、20bを点対称に配置してもよい。
図13に示すように、袋本体10及び掛止部材20の展開図のように、袋本体10の表裏の掛止部材20のそれぞれにおいて、中央折線L1の延長線の左右両側に上部帯状部23と掛止部24を対象的に配置してもよい。また、袋本体10の開口形状を円に近づけるため、各上部帯状部23の中央部に上下方向の折線L4を設けても良い。さらに、掛止部24の引き起こしの軸となる折線L3を掛止部支持部22と掛止部24との境界線の一部に設けても良い。これにより図14に示すようにドリップバッグ1Cをカップ100に掛止することができる。このドリップバッグ1Cによれば、掛止部24をカップ100の開口部壁101に掛止するときの掛止部24の位置の自由度が増し、ドリップバッグ1Cをカップ100に安定してセットすることができる。
この他、上部帯状部23の袋本体の側辺よりの端部から、袋本体の側辺に沿って補強片を下方へ延設してもよい。
また、本発明のドリップバッグの袋本体10に充填する抽出材料はコーヒー粉に限らない。紅茶、緑茶等の茶葉、漢方薬等を充填してもよい。
上述した本発明の変形態様の要素は、適宜組み合わせることができる。
1A、1B、1C ドリップバッグ
10 袋本体
11a 上辺
11b 下辺
11c 側辺
11d 側辺
12 開封用ミシン目
20、20a、20b 掛止部材
21 上部領域
22 掛止部支持部
23 上部帯状部
24 掛止部
25、25b 掛止用凹部
40A、40B ドリップバッグ製造用シート
41 通水濾過性シート
42 ミシン目
100 カップ
101 開口部壁
H2 高さ
L1 中央折線
L2 袋本体の上辺となる折線
L3 掛止部の引き起こしの軸となる折線
L4 上部帯状部における折線
P 袋本体の上辺の中心
Q 中央折線と上部帯状部の下辺との交点
R 中央折線と掛止部材の下端との交点
W1 上部帯状部の幅
W2 掛止部材の幅

Claims (5)

  1. 通水濾過性シートから形成された袋本体、袋本体の対向する2面の外表面に設けられた薄板材料からなる掛止部材、及び袋本体に充填されている抽出材料を有するドリップバッグであって、
    袋本体は上端部に易開裂線を有し、
    掛止部材は、その上辺の少なくとも幅方向の中央部で袋本体の上端部に沿い、袋本体から引き起こし不能に形成された上部領域、
    掛止部材の幅方向の中央部で、掛止部材の上端から下方へ伸びた中央折線、
    上部領域に連続し、袋本体から引き起こし不能に形成された掛止部支持部、
    掛止部支持部に連続し、袋本体から引き起こし可能に形成された掛止部を有し、
    上部領域は袋本体の上辺に沿って帯状に形成された上部帯状部を有し、
    掛止部は上部帯状部の下方に設けられ、掛止部の引き起こしの固定端を掛止部材の幅方向の中央部に有し、掛止部をカップの開口部壁に掛止することを可能とする掛止用凹部を有するドリップバッグ。
  2. 上部帯状部及び掛止部が中央折線の片側に設けられている請求項1記載のドリップバッグ。
  3. 袋本体及び掛止部材の展開図において、袋本体の対向する2面に配置される掛止部材同士が点対称である請求項2記載のドリップバッグ。
  4. 袋本体及び掛止部材の展開図において、袋本体の対向する2面に配置される掛止部材同士が線対称である請求項2記載のドリップバッグ。
  5. 上部帯状部及び掛止部が中央折線の両側に設けられている請求項1記載のドリップバッグ。
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