JP7271038B2 - 抽出バッグ - Google Patents

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Description

本発明は、通水濾過性シート製の袋本体に充填された抽出材料を湯に浸漬して抽出液を得る抽出バッグに関する。
従来、緑茶、紅茶、ウーロン茶などの飲料を手軽にいれるために、吊し糸付きの通水性の袋本体にこれらの茶葉が充填されたティーバッグが広く用いられている。コーヒーについても、コーヒー粉に注湯するドリップタイプの抽出バッグの他に、コーヒー粉が充填された袋本体を湯に浸漬させるティーバッグタイプのコーヒー抽出バッグが使用されている。しかしながら、ティーバッグタイプのコーヒー抽出バッグを湯に浸漬しようとしても、コーヒー粉に二酸化炭素が含まれるためにコーヒー粉を充填した袋本体が湯中で浮き上がり易く、コーヒーを十分に抽出することが難しい。そこで、薄板状部材で形成されたフック片を、コーヒー粉を充填する袋本体の片面に取り付けておき、コーヒー粉が充填された袋本体が湯中で浮き上がらないように、フック片をカップの縁に掛止できるようにしたものが提案されている(特許文献1)。
また、薄板状部材を折り曲げてパンタグラフのように伸縮する構造とした把持部を、コーヒー粉が充填された袋本体に取り付け、袋本体が浸漬している湯中で該把持部を上下させることによりコーヒーの抽出を促進させることが提案されている(特許文献2)。
実用新案登録第3140084号公報 特開2006―273379号公報
しかしながら、コーヒー粉が充填された袋本体を湯に浸漬させる従来のコーヒー抽出バッグでは、薄板状部材で形成されたフック片又は把持部を把持し、浮き上がろうとする袋本体を強制的に湯中に沈めようとしても薄板状部材が折れ曲がったり撓んだりして袋本体を湯中に沈めることは困難である。コーヒーの抽出を促進させるために、フック片又は把持部を上下させても、袋本体は湯中で把持部と同様には上下しない。また、一時的に袋本体が湯中に沈んでも、袋本体に充填されたコーヒー粉全体の表層だけが湯で膨潤し、コーヒー粉全体の内部には湯が浸透しにくい。そのため、袋本体を湯に浸漬させるティーバッグタイプの抽出バッグでは、ドリップタイプと同程度の濃さのコーヒー液をドリップタイプと同程度以下の時間で得ることが難しくなっている。
これに対し、本発明は、コーヒー粉等の抽出材料が充填されている袋本体を湯に浸漬させることにより抽出液を得るティーバッグタイプの抽出バッグであって、袋本体を湯中に沈めたり、湯中で上下させたりすることが容易であり、また、抽出バッグから手を離しても袋本体が湯中に浸漬した状態を安定に保持することができ、十分な濃さの抽出液を簡便に得られるようにすることを課題とする。
本発明者は、抽出材料が充填された袋本体に薄板状部材が取り付けられているティーバッグタイプの抽出バッグにおいて、薄板状部材で形成された把持部を袋本体の一つの面に設け、該把持部は袋本体上下方向に伸びた形状とし、把持部の上部を袋本体に固定し、下部は袋本体から引き起こし可能とした場合に、引き起こし可能となる部分に特定の折れ線を設けると、袋本体から引き起こした把持部の下部側は容易に二つ折りとなって把持部がリジッドな棒状となり、袋本体を湯中に沈めたり、湯中で上下させたりすることが容易となること、さらに、把持部を袋本体から引き起こしていくときに袋本体の上辺を形成する表裏の面同士が離れて袋本体内部にスペースが形成されるので、袋本体内部に湯が入り易くなり、袋本体内の抽出材料の表面だけでなく内部にも湯が浸透して抽出が促進されること、また、把持部から手を離しても把持部はカップの内壁に支持されて湯から突出した状態を維持することができ、これにより抽出後に把持部を把持して抽出バッグをカップから取り出すことも容易になることを想到し、本発明を完成させた。
即ち、本発明は、通水濾過性シートから形成された袋本体、袋本体の外表面に設けられた薄板状部材、袋本体内に充填された抽出材料を有する抽出バッグであって、
袋本体は対向する2面、及び該2面の縁辺となる上辺を有し、
薄板状部材は前記2面の片面に袋本体上下方向に伸びた把持部を有し、
把持部の上部が前記片面の上部に固定され、把持部の下部が該片面から引き起こし可能であり、
把持部の下部には、該下部を2つ折り可能とする袋本体上下方向の縦折れ線が設けられ、該縦折れ線よりも上方にある、把持部の引き起こし可能部分には、把持部の対向する側辺から該縦折れ線の上端又はその延長線上に向かって伸びた一対の斜め折れ線が形成されている抽出バッグを提供する。
また本発明は、上述の抽出バッグにおいて袋本体に抽出材料が充填されておらず、袋本体に抽出材料充填用の開口部が設けられている手詰め用抽出バッグを提供する。
本発明によれば、抽出材料が充填された袋本体の一つの面に設けられた薄板状部材からなる把持部の下部を袋本体から引き起こし、そこに形成されている袋本体上下方向の縦折れ線で把持部を折ると、一対の斜め折れ線も折られ、把持部の引き起こし可能部分は、袋本体に貼着している把持部の上部から伸びた三角板状部分と、縦折れ線の両側の一対の長板状部分とからなるリジッドな棒状となる。このため、袋本体を湯中に沈めたり、湯中で上下させたりすることが容易となる。
また、把持部の引き起こし可能部分に一対の斜め折れ線の上端が位置することにより、把持部を引き起こしていくと、袋本体の上辺を形成する表裏の面同士が離れ、袋本体内部にスペースが形成される。このため、把持部を袋本体から引き起こして袋本体を湯に浸漬すると、袋本体内にも容易に湯が通り、袋本体に充填されている抽出材料の表面だけでなく内部にも湯が浸透する。
よって、本発明の抽出バッグによれば、抽出が促進されて抽出速度が速まり、ドリップタイプの抽出方式と同等以上の濃さの抽出液を短時間で簡便に得ることができる。
また、カップ内で把持部から手を離しても把持部がカップ内壁で支持され、把持部が湯から突出した状態を維持させることができる。したがって、袋本体を湯に沈めた状態でその場から一旦離れても抽出を進行させることができ、再度把持部を把持して袋本体を湯中で上下させることもでき、抽出後には袋本体を湯から引き上げることも容易となる。
図1Aは、実施例の抽出バッグ1Aの平面図である。 図1Bは、実施例の抽出バッグ1Aの背面図である。 図2は、把持部の長手方向が略水平となるように把持部を引き起こした実施例の抽出バッグ1Aの斜視図である。 図3Aは、把持部の長手方向が略鉛直となるように把持部を引き起こした実施例の抽出バッグ1Aの斜視図である。 図3Bは、把持部の長手方向が略鉛直となるように把持部を引き起こした実施例の抽出バッグ1Aの斜視図である。 図4は、抽出時にカップ内で放置されている実施例の抽出バッグ1Aの斜視図である。 図5は、実施例の抽出バッグ1Bの平面図である。 図6は、実施例の抽出バッグ1Cの平面図である。 図7は、抽出バッグ製造用シートの平面図である。 図8は、抽出バッグの製造方法の説明図である。 図9は、実施例の抽出バッグ1Dの平面図である。 図10は、把持部の長手方向が略水平となるように把持部を引き起こした実施例の抽出バッグ1Dの斜視図である。 図11は、実施例の抽出バッグ1Eの平面図である。 図12は、把持部の長手方向が略水平となるように把持部を引き起こした実施例の抽出バッグ1Eの斜視図である。 図13は、実施例の抽出バッグ1Fの平面図である。 図14は、実施例の抽出バッグ1Gの平面図である。 図15は、把持部の長手方向が略鉛直となるように把持部を引き起こした実施例の抽出バッグ1Gの斜視図である。 図16は、実施例の抽出バッグ1Hの平面図である。 図17は、実施例の抽出バッグ1Iの平面図である。 図18は、把持部の長手方向が略水平となるように把持部を引き起こした実施例の抽出バッグ1Iの斜視図である。 図19は、実施例の抽出バッグ1Jの平面図である。 図20は、把持部の長手方向が略鉛直となるように把持部を引き起こした実施例の抽出バッグ1Jであって、把持部を上下させている状態の斜視図である。 図21は、実施例の手詰め用抽出バッグ30の斜視図である。 図22は、実施例の手詰め用抽出バッグ30の開口部を閉じた状態の斜視図である。
以下、図面を参照しつつ本発明を具体的に説明する。なお、各図中、同一符号は同一又は同等の構成要素を表している。
(全体構成)
図1Aは、本発明の一実施例の抽出バッグ1Aであって、薄板状部材で形成された把持部を引き起こしていない状態の平面図であり、図1Bは、その背面図である。図1Aにおいて、斜め線で塗り潰した領域は薄板状部材10と袋本体3との貼着領域Aを表し、ドットで塗り潰した領域は袋本体3の表面を表している。なお、本発明において貼着領域Aは図示した態様に限られない。
この抽出バッグ1Aは、通水濾過性シートで形成された袋本体3、袋本体3に設けられた薄板状部材10、袋本体3内に充填された抽出材料を有する。本発明において、袋本体3は対向する2面3x、3yと該2面3x、3yの縁辺となる上辺3aを有しており、本実施例では袋本体3は平袋となっている。薄板状部材10は、袋本体の対向する2面の片面3xに設けられており(図1A)、その反対面3yには設けられていない(図1B)。
薄板状部材10は、袋本体3の一つの面3xに把持部11と補強部12を有している。把持部11は、袋本体3の上辺3a近傍から底辺3b近傍に至る長さを有し、把持部の上部11xは袋本体3の面3xに固定され、下部は面3xから引き起こし可能部分11yとなっており、この上部11xと引き起こし可能部分11yとは連続している。
把持部の上部11xは、袋本体3の上辺3aに沿って形成されている。この上部11xは引き起こし可能部分11yよりも袋本体幅方向の長さが長い幅広部分となっており、略全幅が袋本体との貼着領域Aとなっている。
把持部の引き起こし可能部分11yは、袋本体上下方向に伸びた短冊形をしている。この引き起こし可能部分11yは袋本体3と貼着されていない。したがって、図2、図3A、図3Bに示すように、把持部11は袋本体3から引き起こし可能である。
また、把持部11は、その上辺11aが袋本体3の上辺3aから袋本体の面3xの外に突出するように設けられている。
なお、本発明において把持部の上辺11aは、図5に示す抽出バッグ1Bのように、袋本体の上辺3aと重なっていても良く、図6に示す抽出バッグ1Cのように、袋本体の上辺3aよりも袋本体底辺側に位置してもよい。
また、図1Aに示したように、把持部の上辺11aが袋本体の上辺3aよりも突出している場合に、把持部11の袋本体底辺側の下辺11bは、袋本体の面3x内に収まるように形成されていることが好ましい。これにより、後述するように抽出バッグ1Aを充填包装機にかけて工業的に製造する場合に縦シールをすることが容易となる。
把持部11には、該把持部11の下部を2つ折り可能とする袋本体上下方向の縦折れ線L1が形成されている。本実施例において、この縦折れ線L1は、把持部11の下部の両側辺同士が近づくように又は重なり合うように該下部を2つ折りすることを可能とするものであり、把持部11の中央部から把持部11の下辺11bまで袋本体上下方向(即ち、縦方向)に形成されている。また、縦折れ線L1よりも上方の引き起こし可能部分11yには、把持部の対向する側辺から縦折れ線L1の上端に向かって伸びた一対の斜め折れ線L2がV字形状に形成されている。この斜め折れ線L2の上端は、袋本体3の面3xに固定された把持部の上部11xよりも下方(袋本体底辺側)にある。なお、把持部11には、把持部11の引き起こしの軸となる袋本体幅方向の折れ線は形成されていない。
縦折れ線L1や斜め折れ線L2は、ミシン目、ハーフカット、筋押し等により形成することができる。
一方、補強部12は、把持部の引き起こし可能部分11yの両側に、袋本体上下方向に伸びた形状となっており、その下端は把持部11の下端よりも袋本体底辺側に位置している。また、補強部12は、袋本体3に固定された把持部の上部11xと横折れ線L3を介して連続している。なお、本発明において、補強部12は必要に応じて設けられる。また、補強部12の下端は把持部11の下端よりも袋本体上辺側に位置していても良い。
この抽出バッグ1Aの把持部11の下部を片手で摘まむことで、縦折れ線L1で把持部11を折り曲げると、斜め折れ線L2も折れることにより把持部の引き起こし可能部分11yは、袋本体に貼着している把持部の上部11aから伸びた三角板状部分と、縦折れ線L1の両側の一対の長板状部分とからなるリジッドな棒状となる。そして、この状態で把持部11を袋本体3から引き起こしていくと、図2に示すように、把持部の上部11xの下端となる横折れ線L3で袋本体の面3xが折れるので、袋本体3の上端部では表裏の面3x、3y同士が離れ、袋本体3の内部にスペースが形成される。したがって、同図に示すように、カップ100に注湯し、把持部11を下げて袋本体3を湯W中に浸漬させ、袋本体3内に湯Wを流入させることができる。また、把持部11を上下させることにより袋本体3を湯W内で容易に上下させることができ、これにより袋本体3内のスペースSに湯Wが入り易くなり、湯Wが抽出材料内に浸透し、抽出材料の抽出が促進される。
カップの形状等に応じて、図3Aに示すように把持部11の長手方向が略鉛直となるように引き起こし、把持部11を上下させることで袋本体3をカップ100内の湯W中に沈めたり、湯W中で上下させたりして抽出してもよい。このように把持部11を略鉛直に引き起こすと、本実施例では袋本体3の上端が、把持部の上部11xの下端となる横折れ線L3で折り畳まれ、袋本体の面3xから突出していた把持部11の上辺11aが袋本体の背面3yに押し付けられることにより、袋本体3の上辺3aも袋本体の背面3yに押し付けられ、上端部の折り畳まれた状態が安定する。あるいは、把持部11の長手方向が略鉛直となるように把持部11を引き起こしたときに、袋本体内の抽出材料の重さなどにより袋本体の上辺3aに下向きの力がかかっていた場合に、図3Bに示すように、袋本体3の上端部の表裏の面3x、3yが離れ、上端部にスペースSが形成されてもよい。これにより、袋本体3内に湯が浸入しやすくなる。
また、図4に示すように、把持部11から手を離してカップ100内で抽出バッグ1Aを放置し、把持部11がカップ100の内壁に寄り掛かり、該内壁で支持されるようにしてもよい。把持部11の袋本体上下方向の長さを、袋本体3の上辺3a近傍から底辺3b近傍までとし、一般的なカップの径に対して十分長くすることにより、このようにカップ100の内壁で把持部11を支持することがきる。この場合、把持部11は液面から突出しているが、袋本体3は湯に浸漬されている状態が維持されるので、抽出材料の抽出を進行させることができる。また、再度、把持部11を把持して把持部11を上下させることで袋本体3を湯W中で上下させて抽出を促進させることができ、また、把持部11を引き上げることで袋本体3を湯Wから取り出すことも容易である。
特に、この抽出バッグ1Aでは補強部12で袋本体3の形状が保持されるので、カップ100内で抽出バッグ1Aを放置してる間に袋本体3が潰れ、それに伴って把持部11が湯内に深く浸かるということが無い。したがって、カップ100内に抽出バッグ1Aを放置しても、確実に再度把持部11を把持することができる。
なお、本発明の抽出バッグでは、抽出材料が袋本体3内に密封された状態で使用されるので、抽出バッグの使用時に抽出材料が袋本体外に散らばることはない。
(抽出材料)
袋本体3内に充填される抽出材料としては、コーヒー粉、紅茶、緑茶等の茶葉、漢方薬などを挙げることができる。一般に、コーヒー粉を袋本体3内に充填し、湯中に浸漬しようとすると、コーヒー粉に含まれる二酸化炭素により袋本体が浮き上がりやすいので、抽出し難い。しかし、本発明によれば、袋本体の一つの面に設けられた薄板状部材の把持部を把持することで、袋本体3を湯中に沈めたり、湯中で上下させたりすることが容易となるので、コーヒー粉を含む種々の抽出材料が、本発明の抽出バッグに充填する抽出材料として好適となる。
(袋本体)
袋本体3の形状は、本実施例では平袋としている。本発明において袋本体3の形状は平袋に限られず、例えば、底部又は側部にマチを有するガゼット袋としてもよい。袋本体の平面視の形状も矩形に限られず、円形などでもよい。
袋本体3の正味の平面寸法は、抽出バッグを用いて抽出液を得る場合に使用するカップ又は容器の大きさに応じて適宜設定することができる。例えば、袋本体3を市販のコーヒーカップに適合した大きさにすればよい。
(通水濾過性シート)
袋本体3を形成する通水濾過性シートとしては、抽出材料の抽出に使用できるように通水性及び濾過性を有するものを種々使用することができ、抽出材料の種類に応じて通水濾過性シートの構成材料も適宜選択することができる。例えば、一般に、飲料を抽出するための通水濾過性シートとしては、ポリエステル、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ビニロン等の合成繊維、レーヨン等の半合成繊維、コウゾ、ミツマタ等の天然繊維の単独又は複合繊維からなる織布あるいは不織布、マニラ麻、木材パルプ、ポリプロピレン繊維等からなる混抄紙、ティーバッグ原紙等の紙類が知られており、本発明においてもこれらを使用することができる。抽出バッグの使用後の廃棄性の点からは、通水濾過性シートに生分解性繊維を含有させることが好ましい。生分解性繊維としては、ポリ乳酸、ポリブチレンサクシネート、ポリエチレンサクシネート等を挙げることができる。また、袋本体内の抽出材料の状態がわかるように、通水濾過性シートに透明性をもたせる点からは、無機系顔料の含有量を低減させること又は無機系顔料が含まれないようにすることが好ましい。
また、ドリップタイプの抽出バッグでは抽出材料へ直接的に湯が注がれるのに対し、本発明の抽出バッグでは、必ず通水濾過性シートを通して抽出材料へ湯が供給されるため、抽出材料の粉漏れが生じない限りで、ドリップタイプの抽出バッグで使用される通水濾過性シートよりも目の粗いものを使用することが好ましい。例えば、コーヒー粉を抽出材料とする場合、通水濾過性シートの通気性は130~600cm3/cm2/sec(JIS
L1096通気性A法(フラジール形通気性試験機を用いる方法))とすることができる。
(薄板状部材)
薄板状部材10は撥水性を有するものが好ましく、表面に樹脂をラミネートした板紙、プラスチックシート等の薄板状材料の打ち抜きにより形成することができる。抽出バッグ1A使用後の廃棄性の点からは、ポリ乳酸、ポリブチレンサクシネート、ポリエチレンサクシネート等の生分解性材料から形成したものが好ましい。
(使用方法)
抽出バッグ1Aの包装、流通形態としては、図1Aに示したように、薄板状部材10が袋本体3上で扁平化している状態が好ましい。そこで、この状態の抽出バッグ1Aを出発状態として、抽出バッグ1Aから抽出材料の抽出を行う方法としては、まず、図2に示すように袋本体3から把持部11を引き起こし、さらには図3A又は図3Bに示すように、把持部11の長手方向が略鉛直になるように(即ち、袋本体上下方向となるように)把持部11を引き起こし、袋本体3をカップ100等の容器に入れて注湯し、把持部11で袋本体3を湯W内に押し込んで袋本体3を浸漬させる。
あるいは、湯の入ったカップ100に抽出バッグを入れ、同様に抽出バッグ1Aを上下させて抽出する。
また、図4に示すように、袋本体3が湯に浸漬した状態で把持部11から手を離し、把持部11をカップ100の内壁で支持させて、抽出バッグ1Aを放置してもよい。放置している間に抽出を進めることができる。また、再度把持部11を把持し、把持部11を上下させることで袋本体3を湯中で上下させ、抽出を促進させてもよい。
上述した抽出方法は冷水で行ってもよい。
抽出後は、把持部11を把持してカップ100内から容易に抽出バッグ1Aを取り出すことができる。
こうしてこの抽出バッグ1Aによれば、簡便に迅速に所望の濃さの抽出液を得ることができる。
(製造方法)
抽出バッグ1Aの製造方法としては、例えば、図7に示すように、長尺の通水濾過性シート21の短尺方向に薄板状部材10の折れ線L1を合わせた向きで、通水濾過性シート21に薄板状部材10を所定間隔で並べて貼着した抽出バッグ製造用シート20を用意する。図中、二点鎖線で挟まれた領域が抽出バッグ1個分の製造に使用されることとなる。
この抽出バッグ製造用シート20を包装充填機で用いることにより抽出バッグ1Aを連続的に製造することができる。この場合、まず図8に示すように、抽出バッグ製造用シート20の長手方向の両側辺を重ね合わせるように2つ折りにし、その長手方向の側辺同士を溶着して縦シール22を形成することにより筒状体24を形成する。次に、筒状体24を短手方向に溶着する横シール23の形成と袋本体3内への抽出材料Mの充填とを交互に繰り返すことにより抽出バッグ1Aの袋本体3の側辺で抽出バッグ1Aが上下に繋がった抽出バッグ連続体を製造し、これを個々の抽出バッグに切り離して抽出バッグ1Aを得る。あるいは、筒状体の短手方向の横シール23の形成時に溶断も同時に行い、個々に切り離された抽出バッグ1Aを連続的に製造する。
(変形態様)
本発明の抽出バッグは種々の変更点をもつことができる。例えば、図9に示した平面図の抽出バッグ1Dは、図1Aに示した平面図の抽出バッグ1Aでは把持部の上部11xと補強部12とが横折れ線L3を介して連続していたのに対し、把持部11と補強部12とを切れ線L4で区分している。切れ線L4の部分で把持部11と補強部12に間隙があいていてもよい。把持部11と補強部12とを切り離しても図10に示すように、前述した抽出バッグ1Aと同様に把持部11を引き起こし、簡便に迅速に所望の濃さの抽出液を得ることができる。また、抽出時にカップ内で抽出バッグ1Dを放置しても、再度、把持部11を把持することが容易である。
図11に示した平面図の抽出バッグ1Eは、把持部11の外周部を囲むように補強部12を形成したものである。この抽出バッグ1Eも、図12に示すように把持部11を引き起こし、簡便に迅速に所望の濃さの抽出液を得ることができる。また、図1Aに示した抽出バッグ1Aと同様に抽出時にカップ内で抽出バッグ1Eを放置しても、再度、把持部11を把持することが容易である。
図13に示した平面図の抽出バッグ1Fは、図11に示した抽出バッグ1Eよりも、一対の斜め折れ線L2の上端の位置を袋本体の上辺3aから離し、横折れ線L3の位置を袋本体の上辺3aから離し、把持部11を引き上げたときに形成される袋本体の上端部に形成されるスペースを広くしている。また、把持部の上部11xにおいて、袋本体幅方向の中央部は凹み11dを有し、袋本体3と貼着されていない。このように、本発明では把持部の上部が袋本体の面3xに固定されればよく、把持部の上部11xが帯状であることは必須でなく、把持部の上部11xの全面が袋本体3に貼着されていることも必須ではない。
図14に示した平面図の抽出バッグ1Gは、図1Aに示した抽出バッグ1Aから補強部12を省略したものである。補強部12を省略することにより、図15に示すように、把持部11を袋本体3から引き起こした状態で袋本体3は膨らみやすくなる。このため、袋本体3内で抽出材料が充填されている部分の上にスペースSが形成される。特に、袋本体3を湯に浸漬した場合に袋本体3の上部両端部が折れ曲がっても袋本体内で前記スペースSが確保されるように本実施例では把持部の上部11xが袋本体3の上辺3aの幅に対して十分幅広に形成されているので、袋本体内に湯が流入し易くなる。
図16に示した平面図の抽出バッグ1Hは、図14に示した抽出バッグ1Gにおいて、袋本体に固定されている把持部の上部11xと把持部の引き起こし可能部分11yとを同幅に形成したものである。この抽出バッグ1Hにおいても、図15に示した抽出バッグ1Gと同様に、把持部11を引き起こすことができる。その際、袋本体に固定されている把持部の上部11xの下端付近で袋本体3の面3xが折れ、袋本体の上部にスペースSを形成することができる(図2参照)。この場合、袋本体3を湯に浸漬した場合に袋本体3の上部両端部が折れ曲がっても、このスペースSが確保されるようにするため、把持部の上部11xの袋本体幅方向の長さは、袋本体3の上辺3aの幅の50%以上が好ましく、70%以上がより好ましい。
図17に示した平面図の抽出バッグ1Iは、図16に示した抽出バッグ1Hに対して把持部11を広幅に形成し、その把持部11をO字形とし、把持部の引き起こし可能部分をU字形とし、U字形で囲まれた部分を袋本体の面3xと貼着して補強部12としている。また、一対の斜め折れ線L2は、縦折れ線L1の延長線に向かって伸び、一対の斜め折れ線L2の延長線と縦折れ線L1の延長線とは1点で交叉するが、一対の斜め折れ線L2と縦折れ線L1は直接的には交叉していない。
この抽出バッグ1Iは、図18に示すように把持部11を引き起こすことができ、前述した抽出バッグ1Aと同様に、簡便に迅速に所望の濃さの抽出液を得ることができる。また、抽出時にカップ内で抽出バッグ1Iを放置しても、再度、把持部11を把持することが容易である。
図19に示した平面図の抽出バッグ1Jは、図17に示した抽出バッグ1Iから補強部12を省略したものである。この抽出バッグ1Jは、補強部12が無いことにより把持部11を引き起こしたときに袋本体3が膨らみ易く、一方、把持部で袋本体3を押し付けることにより袋本体3は容易に潰れる。特に、把持部の上部11xと把持部の引き起こし可能部分11yが同幅であり、この把持部11の幅は袋本体3の上辺3aの幅の70%以上であることにより、把持部11で袋本体をカップの底部側へ押し付ける力が容易に袋本体3の略全幅に伝わり、また、把持部11を引き上げることで袋本体3をカップの底部から引き上げると袋本体内で抽出材料が充填されている部分の上にはスペースSが形成される。したがって、図20に示すようにカップ100の湯内で袋本体3を上下させ、袋本体3を絞ったり、膨らんだ状態に戻したりして袋本体内に湯を通し、抽出を促進させることができる。
(手詰め用抽出バッグ)
上述した各抽出バッグ1A~1Jにおいて、袋本体3に抽出材料を充填せずに袋本体3を空袋としておき、袋本体3に抽出材料充填用の開口部を設け、手詰め用抽出バッグとしてもよい。手詰め用抽出バッグによれば、個々の抽出バッグユーザーがそれぞれの好みに応じて抽出材料を空袋に充填し、抽出液を得ることができる。
手詰め用抽出バッグの開口部には、抽出材料を充填後、その開口部を閉じる手段を設けておくことが好ましい。例えば、前述の抽出バッグ1Jに対応する手詰め用空袋としては、図21に示した手詰め用抽出バッグ30のように、袋本体3の対向する2面のうち、薄板状部材10が設けられていない方の面3yを形成する通水濾過性シートを該面3y上に折り返し、その場合に袋本体の底辺3bが折り山となるようにして折り返し部5を袋本体3に設け、その底辺3bの位置に開口部6を形成する。抽出バッグユーザーは、空袋となっている袋本体3の開口部6から抽出材料Mを手詰めした後、折り返し部5の表裏面を引っ繰り返すことで図22に示すように開口部6を閉じることができる。
空袋の開口部6を閉じる手段としては、袋本体3の下部に折り返し部5を設けることに限られず、例えば、特許第4289363号に記載のチャックを開口部6に設けてもよく、食品包装用の両面テープを使用してもよい。
以上、本発明の種々の態様について説明したが、本発明において種々態様における変更点は適宜組み合わせることができる。
1A、1B、1C、1D、1E、1F、1G、1H、1I、1J 抽出バッグ
3 袋本体
3a 袋本体の上辺
3b 袋本体の底辺
3x 袋本体の面
3y 袋本体の面
5 折り返し部
6 開口部
10 薄板状部材
11 把持部
11a 把持部の上辺
11b 把持部の下辺
11d 把持部の凹み
11x 把持部の、袋本体の片面に固定された上部
11y 把持部の引き起こし可能部分
12 補強部
20 抽出バッグ製造用シート
21 通水濾過性シート
22 縦シール
23 横シール
24 筒状体
30 手詰め用抽出バッグ
100 カップ
L1 縦折れ線
L2 斜め折れ線
L3 横折れ線
L4 切れ線
A 貼着領域
M 抽出材料
S スペース
W 湯

Claims (11)

  1. 通水濾過性シートから形成された袋本体、袋本体の外表面に設けられた薄板状部材、袋本体内に充填された抽出材料を有する抽出バッグであって、
    袋本体は対向する2面、及び該2面の縁辺となる上辺を有し、
    薄板状部材は前記2面の片面に、袋本体上下方向に伸びた把持部と補強部とを有し、
    補強部は袋本体の前記片面に貼着しており、
    把持部の上部が前記片面の上部に固定され、把持部の下部が該片面から引き起こし可能であり、
    把持部の下部には、該下部を2つ折り可能とする袋本体上下方向の縦折れ線が設けられ、
    該縦折れ線よりも上方にある、把持部の引き起こし可能部分には、把持部の対向する側辺から該縦折れ線の上端又はその延長線上に向かって伸びた一対の斜め折れ線が形成されている抽出バッグ。
  2. 前記斜め折れ線の上端が袋本体の上辺よりも下方にある請求項1記載の抽出バッグ。
  3. 把持部に、引き起こしの軸となる袋本体幅方向の折れ線が形成されていない請求項1又は2記載の抽出バッグ。
  4. 把持部が前記片面の上辺近傍から底辺近傍まで伸びている請求項1~3のいずれかに記載の抽出バッグ。
  5. 把持部の前記上辺に沿った部分が前記片面と貼着している請求項1~4のいずれかに記載の抽出バッグ。
  6. 把持部が前記片面の上辺に沿った幅広部分を有する請求項1~5のいずれかに記載の抽出バッグ。
  7. 把持部の上辺が袋本体の上辺から前記片面の外に突出している請求項1~6のいずれかに記載の抽出バッグ。
  8. 把持部の引き起こし可能部分が短冊形であり、薄板状部材が、把持部の引き起こし可能部分の両側に袋本体上下方向に伸びた前記補強部を有する請求項1~7のいずれかに記載の抽出バッグ。
  9. 薄板状部材が、把持部の外周部に前記補強部を有する請求項1~7のいずれかに記載の抽出バッグ。
  10. 把持部の引き起こし可能部分がU字形であり、薄板状部材が、把持部のU字形で囲まれた部分に前記補強部を有する請求項1~7のいずれかに記載の抽出バッグ。
  11. 請求項1~10のいずれかに記載の抽出バッグにおいて袋本体に抽出材料が充填されておらず、袋本体に抽出材料充填用の開口部が設けられている手詰め用抽出バッグ。



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