JP2011078536A - ドリップバッグ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ドリップバッグ1の一対の第1係止片25はその上側の側片部19と、一対の連続部22、26を介して連続しており、一対の第1係止片25の間の折り曲げ部17がフィルター3側に押されると、フィルター3の開口が大きく開きながら、一対の係止片25はそれぞれ引き起こされる。また、一対の第2係止片27もそれぞれ連動して引き起こされる。そして、第1係止片25どうしの間の折り曲げ部17は谷折り状態に変わる。谷折り状態に変わった後は、指を離しても上記した立体状態は維持される。従って、コーヒーカップに上からそのまま置ける。
【選択図】 図6
Description
また、本発明は、ユーザーによるフィルター開口操作(切り離し操作)時の持ち方が正常でなくてもフィルターからの充填物のこぼれを防止でき、使用勝手性を向上させることができるドリップバッグの提供をその目的とする。
図1は、ドリップバッグ1をその一側面側から見た図である。ドリップバッグ1は、濾紙や不織布等からなる袋状のフィルター3と、このフィルター3を保持しながらコーヒーカップの開口縁に置いて係止させるためのホルダー5とを有している。符号4はホルダー5がフィルター3に固着される部位を示す。
フィルター3は、矩形のシート材が二つ折りされ、重ね合わされた三辺(上辺、左辺、下辺)の周縁がヒートシール等の手段でシールされており、矩形状の扁平な袋状をなしている。
ホルダー5におけるフィルター3の対角線上の角部(図中左上方角部)9上に重ね合わされた部分は切り離し部11として略三角形に形成されており、ミシン目13に沿ってその余の部分から切り離し可能になっている。
また、第1係止片25A、Bは折り曲げ部17を連結部として左右に伸び出ている。
上部固着領域29には、連続部22付近から折り曲げ部17側に近づくように、上縁に向かって伸びるハの字状の一対の切れ目33が形成されている。
図4に示すように、ドリップバッグ1をドリップコーヒーが滴下する角部37を下にして持った状態で、上述したように、角部37の対角線上の反対側に位置する角部9を切り離し部11と共にミシン目13に沿って切り離す。
切り離した後、図5に示すように、角部9を挟む二辺のシール部分を引き剥がして開口する。
以上はユーザーがドリップバッグ1を正常に持って開口した場合であるが、ユーザーによっては切り離し部11の位置を意識しないで開口する場合がある。この場合でも本実施形態に係るドリップバッグ1はコーヒー粉47のこぼれを防止することができる。
同様に、図4の右側に仮想線で示すように、一辺43を直立させた状態で、切り離し部11を切り離しても、一辺43の下方領域43aはその時点ではまだハッチングで示すようにシールされているので、コーヒー粉47がこぼれることはない。
このような場合、切り離し後にユーザーはこぼれ易い状態であることを認識し、図4に実線で示す正常な位置に直してシールを引き剥がすことになる。
すると、フィルター3の開口が開きながら、第1係止片25A、25Bはそれぞれ引き起こされる。また、第2係止片27A、27Bもそれぞれ連動して引き起こされる。フィルター3の開口は拡がって円錐状の容器形状になる。
切れ目31が斜線になっており、しかも上部固着領域29は上縁でのみ固着されているので、第1係止片25をフィルター3側に押し込み易くなっている。
切れ目33があるので、第1係止片25はコーヒーカップ45の開口縁に対して垂直な状態になるように引き起こされる。
図面上表示されないが、コーヒーカップ45の図中奥側には一対の第2係止片27が置かれており、4点支持によってドリップバッグ1は安定に支持されている。
第1係止片25、第2係止片27とも、その下端がコーヒーカップ45の開口縁上に置かれているだけなので、別の開口縁の小さいコーヒーカップにおいても、ドリップバッグ1の立体形状はそのまま維持される。
また、第1係止片25はコーヒーカップ45の水平な開口縁上に垂直に立っているので、薄いシートで形成されていても十分なフィルター3の支持強度を有している。
上記実施形態では、ドリップコーヒー用のドリップバッグを例示したが、紅茶やハーブティーなどのドリップバッグとしても同様に実施することができる。
3 フィルター
5 ホルダー
9 角部
17 折り曲げ部
19A、19B 一対の側片部
21A、21B 切れ目
22A、22B 連続部
24A、24B 切れ目
25A、25B 第1係止片
26A、26B 連続部
27A、27B 第2係止片
29 上部固着領域
31A、31B 切れ目
33A、33B 切れ目
45 コーヒーカップ
47 被抽出物としてのコーヒー粉
Claims (5)
- 内部に被抽出物が充填された袋状のフィルターと、前記フィルターの側面に固着されたホルダーとを有し、前記ホルダーは前記フィルターの一側辺に沿って折られた折り曲げ部を連結部としてフィルターの両側面に沿って延びる一対の側片部と、前記一対の側片部からそれぞれ引き起こし可能に設けられた2組の一対の係止片を備えたドリップバッグであって、
折り曲げ部側の一対の係止片はその上側の一対の側片部と、前記折り曲げ部から離れた一対の連続部を介してそれぞれ連続しており、前記1組の一対の係止片の間の折り曲げ部は、前記フィルター側に押されると、山折り状態から谷折り状態に変わることを特徴とするドリップバッグ。 - 請求項1に記載したドリップバッグにおいて、
上側の一対の側片部には連続部付近から折り曲げ部側に近づくように外縁に向かって伸びるハの字状の一対の切れ目が形成されていることを特徴とするドリップバッグ。 - 請求項1または2に記載したドリップバッグにおいて、
折り曲げ部側の一対の係止片の連続部と前記折り曲げ部の間の上縁は僅かに傾斜しており、前記折り曲げ部側に向かうほど下がっていることを特徴とするドリップバッグ。 - 請求項1から3のいずれかに記載したドリップバッグにおいて、
上側の一対の側片部は上縁付近でフィルターに固着されていることを特徴とするドリップバッグ。 - 請求項1から4のいずれかに記載したドリップバッグにおいて、
フィルターが矩形状をなし、注湯時に下方に位置する角部と対角線上の反対側に位置する角部が切り離し可能になっており、前記角部を挟む二辺を引き裂いて開口するようにしたことを特徴とするドリップバッグ。
Priority Applications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2009
- 2009-10-06 JP JP2009232748A patent/JP5351698B2/ja active Active
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JP5351698B2 (ja) | 2013-11-27 |
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