JP2019135478A - 電子時計 - Google Patents

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Abstract

【課題】りゅうずから侵入する静電気によって電子回路が影響を受けることを防止し、かつ、小型化できる電子時計を提供する。【解決手段】電子時計は、外装ケースと、外装ケースに収納される電子モジュール4と、電子モジュール4から外装ケース側に突出した巻真42と、導電アース部材41と、を有し、巻真42は、電子モジュール4と外装ケースとの間に配置されるツバ部421を有し、導電アース部材41は、板状部410と、板状部410から巻真42側に延出する弾性部414とを有し、巻真42を電子モジュール4に押し込んだ状態において、弾性部414はツバ部421の電子モジュール4側の面に接触する。【選択図】図4

Description

本発明は電子時計に関する。
従来、電子時計において、りゅうずから侵入した静電気が、巻真を経由してムーブメントに誘導されて、電子回路が影響を受けることを防止するために、巻真からアースとして機能する外装ケース等に静電気を誘導する金属部品を備えた電子時計が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の電子時計では、金属製の回路押さえ板に、巻真の裏蓋側に張出し、バネ性を有する(弾性変形可能な)平面視が細幅帯状の張出領域を設け、当該張出領域の基部寄り部分を文字板側に屈曲させて、巻真の外周面に接触する巻真接触部を形成している。また、張出領域は、巻真接触部において、裏蓋側に屈曲させて、裏蓋に接触する裏蓋接触部を形成している。これにより、りゅうずから巻真に静電気が侵入しても、巻真接触部および裏蓋接触部を経由して裏蓋に静電気を逃がすことができるようにしている。
特開2000−292560号公報
特許文献1の電子時計では、張出領域をV字状に屈曲させ、その先端側の裏蓋接触部を裏蓋で押さえ込むことで、巻真接触部を巻真の外周面に、時計厚さ方向、すなわち、巻真の軸方向と直交する方向から押し当てて接触させている。ここで、巻真接触部と巻真とを確実に接触させ、かつ、接触圧が大きすぎて巻真の回転や引き出し操作を阻害しないようにするためには、張出領域を巻真の軸方向と直交する方向に適度に弾性変形できるように構成する必要がある。そうすると、張出領域の傾斜部分を平面方向に対して緩やかに傾斜させる必要がある。したがって、巻真の裏蓋側において、この傾斜部分を配置するための大きな空間を確保する必要があり、電子時計を小型化することができないという問題がある。
本発明の目的は、りゅうずから侵入する静電気によって電子回路が影響を受けることを防止し、かつ、小型化できる電子時計を提供することにある。
本発明の電子時計は、外装ケースと、前記外装ケースに収納される電子モジュールと、前記電子モジュールから前記外装ケースに向けて突出した巻真と、導電アース部材と、を有し、前記巻真は、前記電子モジュールと前記外装ケースとの間に配置されるツバ部を有し、前記導電アース部材は、板状部と、前記板状部から前記巻真に向けて延出する弾性部とを有し、前記巻真を前記電子モジュールに押し込んだ状態において、前記弾性部は前記ツバ部の前記電子モジュール側の面に接触することを特徴とする。
本発明では、巻真を電子モジュールに押し込んだ状態において、導電アース部材に設けられた弾性部はツバ部の電子モジュール側の面に接触する。そのため、弾性部はツバ部に対して巻真の軸方向に弾性変形した状態で接触するので、弾性部を平面方向に対して緩やかに傾斜させて配置する必要がない。例えば、裏蓋側から文字板側に延出される弾性部を設け、この弾性部を時計外周側に僅かに傾斜させれば、ツバ部の電子モジュール側の面に接触させることができる。したがって、時計の平面方向には弾性部を配置するための大きな空間を確保する必要がなく、電子時計を小型化することができる。さらに、りゅうずから巻真に侵入した静電気を、弾性部を経由して外装ケース等のアースとして機能する部品に逃がすことができるため、静電気による電子回路への影響を防止することができる。
本発明の電子時計において、前記弾性部は、前記板状部から前記巻真に向けて延出する延出部と、前記延出部の先端側に連続して設けられて前記ツバ部に接触する第1当接部および第2当接部と、を有し、前記巻真は、前記第1当接部と前記第2当接部との間に配置されることが好ましい。
本発明では、巻真は、ツバ部に接触する第1当接部と第2当接部との間に配置されるので、例えば、落下等で衝撃が加わったとしても、巻真の軸方向と交差する方向における弾性部の移動は、第1当接部および第2当接部と巻真とで規制される。そのため、弾性部がツバ部から離れてしまうことを防止することができて、りゅうずから巻真に侵入した静電気をより確実に逃がすことができる。
本発明の電子時計において、前記外装ケースは、開口部を備えた外装ケース本体と、前記外装ケース本体の開口部を封鎖する蓋部材とを有し、前記外装ケース本体には、前記電子モジュールを挟んで前記蓋部材とは反対側に文字板が配置され、前記板状部は、前記電子モジュールと前記蓋部材との間に配置され、前記延出部は、前記板状部から前記文字板側に向けて延出し、前記第1当接部および前記第2当接部は、前記延出部の先端側から前記文字板側に向けて延設され、前記第1当接部および前記第2当接部の先端は、前記巻真の軸の中心よりも前記文字板側に位置していることが好ましい。
本発明では、延出部は板状部から文字板側に向けて延出する。そして、第1当接部および第2当接部は、延出部の先端側から文字板側に向けて延設され、先端が巻真の軸の中心よりも文字板側に位置する。そのため、例えば、落下等で衝撃が加わった際に、弾性部に対して巻真が文字板側に移動したとしても、その移動量が少なくとも巻真の半径以下であれば、巻真は第1当接部および第2当接部間に位置しており、巻真が各当接部間から外れてしまうことがない。このため、弾性部および巻真が時計の厚さ方向に相対的に移動した場合に、第1当接部および第2当接部とツバ部との接触状態を維持しやすくすることができる。そのため、りゅうずから巻真に侵入した静電気をより確実に逃がすことができる。
本発明の電子時計において、前記ツバ部は、前記巻真の軸方向の移動を規制することが好ましい。
本発明では、ツバ部は、巻真の軸方向の移動を規制するため、巻真の位置決め部としても機能する。そのため、当該ツバ部と位置決め部とを別々に設ける場合に比べて、巻真を加工しやすくすることができる。したがって、生産効率を向上でき、生産コストを低減することができる。
本発明の電子時計において、前記弾性部は、前記巻真を前記電子モジュールから引き出した状態において、前記ツバ部から離れることが好ましい。
本発明では、巻真を電子モジュールから引き出した状態、すなわち、りゅうずを回転操作する状態において、弾性部はツバ部から離れるので、りゅうずを回転させる際に、弾性部とツバ部とが接触することがなく、りゅうずをスムーズに操作することができる。また、巻真を電子モジュールに押し込む際に、弾性部を電子モジュール側に大きく弾性変形させる必要がない。そのため、ツバ部が弾性部から受ける弾性力を、巻真を引き出すために必要な力に対して十分に小さくすることができ、弾性部の弾性力によって巻真が誤って引き出されることを防止することができる。
なお、巻真を引き出した状態では、操作者がりゅうずに触れているので、りゅうずに侵入する静電気は操作者側に逃げる。そのため、弾性部がツバ部から離れていても、静電気が巻真を経由して電子モジュールに侵入するおそれは少ない。
本発明の電子時計において、前記導電アース部材は、前記外装ケースと前記電子モジュールとの間に配置される回路押さえ板であり、前記回路押さえ板には、前記外装ケースと導通する導通部が設けられていることが好ましい。
本発明では、導電アース部材が回路押さえ板であり、当該回路押さえ板に外装ケースと導通する導通部が設けられるので、弾性部から板状部に誘導された静電気を外装ケースに逃がすための部品を別途設ける必要がなく、部品種類を少なくすることができる。そのため、生産効率を向上でき、生産コストを低減することができる。
本発明の一実施形態に係る電子時計を示す正面図。 前記電子時計の要部を示す分解斜視図。 前記電子時計のムーブメントの要部を示す分解斜視図。 りゅうずが0段位置の状態の前記電子時計の要部を示す概略断面図。 りゅうずが0段位置の状態の前記電子時計の要部を示す概略正面図。 りゅうずが1段位置の状態の前記電子時計の要部を示す概略断面図。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る電子時計1の正面図であり、図2は電子時計1の裏面側を上とした分解斜視図であり、図3はムーブメント4の要部を示す分解斜視図である。なお、本実施形態では、電子時計1のカバーガラス130側を表面側とし、裏蓋120側を裏面側として説明する。
[電子時計の構成]
電子時計1は、図1、2に示すように、導電性材料で形成された外装ケース100を備え、外装ケース100の内周側には、円盤状の文字板2が配置されている。
外装ケース100は、ほぼリング状に形成された外装ケース本体110と、外装ケース本体110の裏面側に着脱可能に取り付けられ、外装ケース本体110の開口部を封鎖する蓋部材である裏蓋120とを備えている。導電性材料としては、ステンレス、金、チタン材等の金属材料が採用される。また、外装ケース本体110の表面側には、カバーガラス130が装着されている。
なお、本実施形態では、外装ケース本体110と裏蓋120とは別部品にて構成されているが、これに限らず、外装ケース本体110および裏蓋120が一体化されたワンピースケースでもよい。
外装ケース100の側面には、りゅうず3が設けられている。りゅうず3が操作されることにより、操作に応じた入力を行うことができる。りゅうず3は、電子時計1の中心に向かって押し込まれた通常の位置(0段位置)から2段階に引き出すことができる。りゅうず3を1段階引き出した位置を1段位置といい、2段階引き出した位置を2段位置という。
外装ケース100内には、図2に示すように、文字板2と、本発明の電子モジュールの一例であるムーブメント4とが収納されている。
文字板2は、プラスチックなどの非導電性の材料で形成されており、ムーブメント4を挟んで、裏蓋120とは反対側に配置されている。文字板2の表面側には、秒針21、分針22、時針23と、各種情報等を支持する指針24、25、26が配置されている。各指針21〜26は、ムーブメント4の指針軸に取り付けられており、ムーブメント4により駆動される。
[ムーブメントの構成]
ムーブメント4には、従来から電子時計に用いられているものが利用できる。本実施形態では、ムーブメント4に、太陽電池の発電電力を充電する二次電池と、二次電池の電力で駆動されるステップモーターと、ステップモーターによって駆動される輪列とを備えたムーブメントが利用される。
図2、3に示すように、ムーブメント4は、回路押さえ板41と、耐磁体43と、回路基板44と、地板45とを備えている。回路基板44には、図示略のステップモーターを駆動させるための電子回路等が組み込まれている。
また、ムーブメント4には、ムーブメント4から外装ケース100に向けて突出した金属製の巻真42が設けられており、巻真42の周囲には、おしどり等の図示略のスイッチ機構(切換機構)が配置されている。
[巻真の構成]
図4は、りゅうず3が0段位置の状態における巻真42近傍の概略断面図である。
図2〜4に示すように、巻真42には、りゅうず3が取り付けられており、りゅうず3を引き出すことで軸方向に移動する。すなわち、巻真42は、通常は0段位置にあり、りゅうず3を引き出すことで、1段位置、または、2段位置に移動する。
また、巻真42には、ムーブメント4と外装ケース100との間に配置されるツバ部421が設けられている。ツバ部421は、巻真42の軸直交方向に突出して形成され、ムーブメント4側の面422は巻真42の軸に直交する平面であり、外装ケース100側の面はテーパ面とされている。そして、ツバ部421は、例えば、電子時計1が落下した際の衝撃などにより、巻真42が電子時計1の中心に向かって押し込まれた際に、ツバ部421が地板45に直接あるいは弾性部414を介して接触することで、巻真42が0段位置を超えて移動することを規制する。すなわち、ツバ部421は、巻真42の軸方向の移動を規制する位置決め部の一例である。なお、ツバ部421は、本実施形態の形状に限られるものではなく、例えば、外装ケース100側もテーパ面ではなく平面としてもよいし、逆に、ムーブメント4側の面をテーパ面としてもよい。特に、ムーブメント4側の面は、後述する弾性部414との接触状態を維持しやすい形状とすることが好ましい。
[回路押さえ板の構成]
回路押さえ板41は、平板状の金属で形成されており、図3に示すように、耐磁体43および回路基板44を覆うように配置される板状部410を有している。また、回路押さえ板41には、板状部410から裏蓋120側に傾斜するように曲げられた金属バネとしての導通部411〜413が設けられている。
回路押さえ板41は、板状部410の外周部から屈曲し、巻真42に向けて延出する金属バネとしての弾性部414を有している。弾性部414は、板状部410から巻真42に向けて延出する延出部415と、延出部415の先端側に連続し、二股に分かれてU字状に形成された第1当接部416および第2当接部417とを有している。
図5は、りゅうず3が0段位置の状態における巻真42近傍の概略正面図である。
図4、5に示すように、延出部415は、板状部410から文字板2側、すなわち電子時計1の表面側に向けて延出している。
第1当接部416および第2当接部417は、内側にU字状に形成された溝部の幅寸法Mが巻真42の直径Lよりも大きくなるように形成される。そして、巻真42は、第1当接部416と第2当接部417との間に配置される。そのため、第1当接部416および第2当接部417は、巻真42の外周面と直接接触しない。
また、第1当接部416および第2当接部417は、延出部415の先端側から文字板2側に延設される。この際、第1当接部416および第2当接部417は、内側にU字状に形成された溝部の深さ寸法Nが巻真42の直径Lよりも大きくなるように形成され、その先端は巻真42の断面中心(軸の中心)Pよりも文字板側に位置している。
図4に示すように、りゅうず3が0段位置にある状態、すなわち、巻真42がムーブメント4に押し込まれた状態において、第1当接部416および第2当接部417はツバ部421のムーブメント4側の面422に接触している。また、導通部411〜413は、裏蓋120と接触しており、回路押さえ板41と裏蓋120とを電気的に接続させる。
これにより、りゅうず3から巻真42に侵入した静電気を、弾性部414、板状部410および導通部411〜413を経由して、裏蓋120へと逃がすことができる。すなわち、本実施形態では、回路押さえ板41が本発明の導電アース部材の一例である。
ここで、本実施形態では、弾性部414が、ツバ部421の面422に接触するので、弾性部414は、巻真42の軸方向に弾性変形した状態で面422と接触することになる。そのため、弾性部414を平面方向に対して緩やかに傾斜させて設ける必要がない。本実施形態では、弾性部414は、基端側が板状部410に対して略90°の角度に折り曲げられて設けられている。
図6は、りゅうず3が1段位置の状態における巻真42近傍の概略断面図である。
図6に示すように、りゅうず3が1段位置にある状態、すなわち、巻真42をムーブメント4から引き出した状態において、第1当接部416および第2当接部417は、ツバ部421から離れている。そのため、1段位置にてりゅうず3を回転操作する際に、ツバ部421と第1当接部416および第2当接部417とが接触しない。
なお、当然、りゅうず3が2段位置にある状態においても、第1当接部416および第2当接部417は、ツバ部421から離れている。
また、りゅうず3が1段位置の状態において、第1当接部416および第2当接部417は、ツバ部421から離れているので、図4に示すように、りゅうず3を0段位置に押し込む際に、弾性部414を巻真42の軸方向に沿ってムーブメント4側に大きく弾性変形させる必要がない。すなわち、りゅうず3が0段位置にある状態において、弾性部414はムーブメント4側に弾性変形した状態でツバ部421に接触している。そのため、ツバ部421に作用する弾性力はわずかであり、りゅうず3を1段位置や2段位置に引き出すために必要な力に比べて十分に小さい。
なお、巻真42を引き出した状態では、操作者がりゅうず3に通常触れているので、りゅうず3に侵入する静電気は操作者側に逃げる。そのため、弾性部414がツバ部421から離れていても、静電気が巻真42を経由してムーブメント4に侵入するおそれは少ない。
[実施形態の作用効果]
このような本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
本実施形態では、弾性部414は、巻真42をムーブメント4に押し込んだ状態において、ツバ部421の面422に接触する。そのため、弾性部414は、巻真42の軸方向に対して弾性変形した状態でツバ部421と接触するので、弾性部414を平面方向に緩やかに傾斜させて配置する必要がない。したがって、巻真42の裏蓋120側において、弾性部414を配置するための大きな空間を確保する必要がなく、電子時計1を小型化することができる。また、りゅうず3から巻真42に侵入した静電気を、弾性部414、板状部410および導通部411〜413を経由して外装ケース100の裏蓋120に逃がすことができるため、静電気による電子回路への影響を防止することができる。
本実施形態では、ツバ部421に接触する第1当接部416および第2当接部417は、内側にU字状に形成された溝部の幅寸法Mが巻真42の直径Lよりも大きくなるように形成される。そして、巻真42は、第1当接部416と第2当接部417との間に配置される。そのため、落下等で衝撃が加わったとしても、巻真42の軸方向と交差する方向における弾性部414の移動は、第1当接部416および第2当接部417と巻真42とで規制される。そのため、弾性部414がツバ部421から離れてしまうことを防止することができ、りゅうず3から巻真42に侵入した静電気をより確実に逃がすことができる。また、第1当接部416および第2当接部417は、巻真42の外周面に直接接触しないので、巻真42を引き出す際に、巻真42の外周面に引っかかるおそれがなく、巻真42をスムーズに引き出すことができる。
本実施形態では、第1当接部416および第2当接部417は、延出部415の先端側から文字板2側に延設される。この際、第1当接部416および第2当接部417は、内側にU字状に形成された溝部の深さ寸法Nが巻真42の直径Lよりも大きくなるように設けられ、その先端は巻真42の断面中心Pよりも文字板側に位置している。そのため、例えば、落下等で衝撃が加わった際に、弾性部414に対して巻真42が文字板2側に移動したとしても、その移動量が少なくとも巻真42の半径以下であれば、巻真42は第1当接部416および第2当接部417間に位置しており、巻真42が各当接部間から外れてしまうことがない。このため、弾性部414および巻真42が時計の厚さ方向に相対的に移動した場合に、第1当接部416および第2当接部417とツバ部421との接触状態を維持しやすくすることができる。したがって、りゅうず3から巻真42に侵入した静電気をより確実に逃がすことができる。
本実施形態では、ツバ部421は、巻真42の軸方向の移動を規制するため、巻真42の位置決め部としても機能する。そのため、ツバ部421と位置決め部とを別々に設ける場合に比べて、巻真42を加工しやすくすることができる。したがって、生産効率を向上でき、生産コストを低減することができる。
本実施形態では、巻真42をムーブメント4から引き出した状態、すなわち、りゅうず3を回転操作する状態において、弾性部414はツバ部421から離れるので、りゅうず3を回転させる際に、弾性部414とツバ部421とが接触せず、りゅうず3をスムーズに操作することができる。また、巻真42をムーブメント4に押し込む際に、弾性部414をムーブメント4側に大きく弾性変形させる必要がない。そのため、ツバ部421が弾性部414から受ける弾性力を、巻真42を引き出すために必要な力に対して十分に小さくすることができる。したがって、弾性部414の弾性力によって巻真42が誤って引き出されることを防止することができる。
本実施形態では、回路押さえ板41には、外装ケース100の裏蓋120と導通する導通部411〜413が設けられる。そのため、弾性部414から板状部410に誘導された静電気を外装ケース100に逃がすための部品を別途設ける必要がなく、部品種類を少なくすることができる。そのため、生産効率を向上でき、生産コストを低減することができる。
[他の実施形態]
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記実施形態では、回路押さえ板41に裏蓋120と導通する導通部411〜413が設けられていたが、静電気を外装ケースに逃がすための部品が別途設けられていてもよい。ただし、この場合、部品種類が増加してしまうため、回路押さえ板41に導通部411〜413が設けられることが好ましい。
また、導通部411〜413は裏蓋120に接触するように設けられていたが、アースとして機能する部品に接触するように設けられていればよく、例えば、外装ケースのケース本体に接触するように設けられていてもよい。
前記実施形態では、延出部415の先端側に連続し、二股に分かれてU字状に形成された第1当接部416および第2当接部417が設けられていたが、例えば、2枚の細板状の弾性部が、それぞれ板状部から折り曲げられて、第1当接部および第2当接部が設けられていてもよい。さらに、弾性部は、ツバ部に接触するように設けられていればよく、例えば、先端側が巻真の周囲を取り囲むリング状に設けられていてもよい。
前記実施形態では、ツバ部421は、巻真42の軸方向の位置を規制する位置決め部としても機能していたが、ツバ部と位置決め部とは別々に設けられていてもよい。ただし、この場合、巻真42が加工しにくくなってしまうので、ツバ部が位置決め部として機能することが好ましい。
前記実施形態では、りゅうず3が1段位置にある状態、すなわち、巻真42をムーブメント4から引き出した状態において、第1当接部416および第2当接部417はツバ部421から離れるように構成されていたが、りゅうず3が1段位置や2段位置にある状態において、弾性部とツバ部とが接触するように構成されていてもよい。
本発明の電子モジュールは、指針を駆動するステップモーターを有するムーブメントに限定されず、液晶パネルや有機ELパネルなどの表示部を駆動する電子モジュールでもよい。
1…電子時計、2…文字板、3…りゅうず、4…ムーブメント(電子モジュール)、41…回路押さえ板(導電アース部材)、410…板状部、411,412,413…導通部、414…弾性部、415…延出部、416…第1当接部、417…第2当接部、42…巻真、421…ツバ部、100…外装ケース、110…外装ケース本体、120…裏蓋、P…断面中心(軸の中心)。

Claims (6)

  1. 外装ケースと、
    前記外装ケースに収納される電子モジュールと、
    前記電子モジュールから前記外装ケースに向けて突出した巻真と、
    導電アース部材と、を有し、
    前記巻真は、前記電子モジュールと前記外装ケースとの間に配置されるツバ部を有し、
    前記導電アース部材は、板状部と、前記板状部から前記巻真に向けて延出する弾性部とを有し、
    前記巻真を前記電子モジュールに押し込んだ状態において、前記弾性部は前記ツバ部の前記電子モジュール側の面に接触する
    ことを特徴とする電子時計。
  2. 請求項1に記載の電子時計において、
    前記弾性部は、前記板状部から前記巻真に向けて延出する延出部と、前記延出部の先端側に連続して設けられて前記ツバ部に接触する第1当接部および第2当接部と、を有し、
    前記巻真は、前記第1当接部と前記第2当接部との間に配置される
    ことを特徴とする電子時計。
  3. 請求項2に記載の電子時計において、
    前記外装ケースは、開口部を備えた外装ケース本体と、前記外装ケース本体の開口部を封鎖する蓋部材とを有し、
    前記外装ケース本体には、前記電子モジュールを挟んで前記蓋部材とは反対側に文字板が配置され、
    前記板状部は、前記電子モジュールと前記蓋部材との間に配置され、
    前記延出部は、前記板状部から前記文字板側に向けて延出し、
    前記第1当接部および前記第2当接部は、前記延出部の先端側から前記文字板側に向けて延設され、前記第1当接部および前記第2当接部の先端は、前記巻真の軸の中心よりも前記文字板側に位置している
    ことを特徴とする電子時計。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電子時計において、
    前記ツバ部は、前記巻真の軸方向の移動を規制する
    ことを特徴とする電子時計。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の電子時計において、
    前記弾性部は、前記巻真を前記電子モジュールから引き出した状態において、前記ツバ部から離れる
    ことを特徴とする電子時計。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の電子時計において、
    前記導電アース部材は、前記外装ケースと前記電子モジュールとの間に配置される回路押さえ板であり、
    前記回路押さえ板には、前記外装ケースと導通する導通部が設けられている
    ことを特徴とする電子時計。
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