JP2000292560A - 外部操作部材を備えた機器 - Google Patents

外部操作部材を備えた機器

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JP2000292560A
JP2000292560A JP11094081A JP9408199A JP2000292560A JP 2000292560 A JP2000292560 A JP 2000292560A JP 11094081 A JP11094081 A JP 11094081A JP 9408199 A JP9408199 A JP 9408199A JP 2000292560 A JP2000292560 A JP 2000292560A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部操作部材を備えた機器において、抵抗値
が低く、且つ、安定した導通経路を構成することによっ
て、静電気を充分且つ確実に逃がすことのできる構造を
提供する。 【解決手段】 回路押さえ板17には、巻真24の裏蓋
側に張出し、バネ性を有する(弾性変形可能な)平面視
が細幅帯状の張出領域17eが設けられている。この張
出領域17eには、基部寄り部分にて文字板側に屈曲す
ることにより巻真24の外周面に接触する巻真接触部1
7fが形成され、この巻真接触部17fにおいて逆に裏
蓋側に屈曲して裏蓋25の内面に接触する裏蓋接触部1
7gが形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は外部操作部材を備え
た機器に係り、特に、外部操作部材を備えた計時装置と
して好適な構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、計時装置においては、計時装置
の計時設定(時刻設定やアラーム設定など)を行った
り、計時装置に複数設けられた機能を切り換えるモード
切換を行ったりするために、巻真、操作スイッチ、操作
ボタンなどの外部操作部材が設けられている。
【0003】この場合、操作時などにおいて外部操作部
材に静電気が印加されたり、或いは既に静電気が帯電し
ている場合、この静電気により計時装置の内部に配置さ
れた電子部品などに大きな電圧が加わったり大電流が流
れたりし、電子部品が電気的に破壊されてしまうという
問題点がある。このため、例えば腕時計の場合には、巻
真からの静電気を複数の内蔵部品を介して外装ケース
(胴や裏蓋など)に逃がすようにしている。例えばアナ
ログ式の電子腕時計においては、巻真に連結されている
オシドリやカンヌキを介して巻真を回路押さえ板に導通
させ、回路押え板の一部を外装ケースに圧接させた導通
経路によって、巻真に帯電した静電気を外装ケースに逃
がすようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の腕時計においては、導通経路として巻真、オシド
リ、カンヌキ、回路押え板などからなる複数の部品を用
いて静電気を逃がすようにしていることにより、各部品
間の接触抵抗などによって導通経路の抵抗値が高くな
り、静電気を良好に逃がすことができず、しかも、上記
の導通経路においては各部品の間に接触圧の変化する接
触部や摺動部が存在するために、導通経路の抵抗値が不
安定になり、静電気を確実に逃がすことができないとい
う問題点がある。このため、静電気が導通経路を通過せ
ず、時計内部の電子回路に流れてしまったり、或いは、
時計内において放電が発生して電気ノイズが生じるな
ど、しばしば電子回路などに悪影響を及ぼすことがあっ
た。
【0005】そこで本発明は上記問題点を解決するもの
であり、その課題は、外部操作部材を備えた機器におい
て、抵抗値が低く、且つ、安定した導通経路を構成する
ことによって、静電気を充分且つ確実に逃がすことので
きる構造を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の外部操作部材を備えた機器は、外装ケース
と、該外装ケースに収納された電子モジュールと、該電
子モジュールの内部から前記外装ケースの外部に突出す
る外部操作部材と、前記電子モジュールに装着された導
通材からなる弾性部材とを有し、前記弾性部材は、前記
外部操作部材に弾圧する第1接触部と、前記外装ケース
に弾圧する第2接触部とを備え、前記外部操作部材から
侵入した静電気が前記弾性部材を介して前記外装ケース
に抜けるように構成されていることを特徴とする。
【0007】この発明によれば、電子モジュールに装着
された導通材からなる弾性部材に、外部操作部材に弾圧
する第1接触部と、外装ケースに弾圧する第2接触部と
を備えたので、外部操作部材から静電気を逃がすための
導通経路を構成するために別部品を設ける必要がないと
ともに、外部操作部材から弾性部材のみを介して静電気
を逃がすことができるので、導通抵抗も低く、しかも安
定させることができるため、静電気の回り込みなどが発
生しにくく、充分且つ確実に静電気を逃がすことができ
る。したがって、機器内部の電子モジュールなどの各部
に静電気による影響を与えにくくすることができ、特
に、電子モジュール内に配置された電子部品の損傷を防
止することができる。
【0008】なお、上記の電子モジュールには、回路基
板と、この回路基板を押圧する導電性の基板押さえ部材
とを設け、基板押さえ部材を前記弾性部材として構成
し、基板押さえ部材において、外部操作部材に接触する
第1接触部及び前記外装ケースに接触する第2接触部と
を備えた弾性変形可能な弾性領域を一体に設けることが
望ましい。
【0009】この発明において、前記第2接触部が前記
外装ケースから離れた状態においては前記第1接触部が
前記外部操作部材から離れるように構成されていること
が好ましい。
【0010】この発明によれば、電子モジュールを外装
ケース内に収容しない状態では第1接触部が外部操作部
材に接触しないので、外部操作部材の着脱作業などの組
立作業やメンテナンス作業を容易に行うことができる。
【0011】上記各発明において、前記弾性部材は、前
記外部操作部材上に張り出した細幅状の延長形状を備え
ていることが好ましい。
【0012】この発明によれば、弾性部材が外部操作部
材上に張り出した細幅状の延長形状を備えていることに
より、弾性部材に外部操作部材及び外装ケースに対する
充分な圧接力を発揮するための弾性及び可撓性を容易に
付与することが可能になるとともに、静電気を逃がすた
めの導通経路を限定して電子モジュールの他の部分に与
える影響を少なくすることができる。
【0013】上記各発明において、前記外装ケースは、
開口部を備えたケース体と、該ケース体の開口部を封鎖
する蓋部材とから構成され、前記第2接触部は蓋部材の
内面に接触するように構成されていることが好ましい。
【0014】この発明によれば、ケース体に内部部品を
収容して蓋部材を取り付けることによって内部部品を封
入できる。特に、請求項3の構造においては、蓋部材を
取り付けるまで第1接触部が外部操作部材に接触しない
ようになっているため、外部操作部材の取付け、取り外
しが容易に行える。
【0015】この場合、前記蓋部材は前記ケース体に対
して螺合によって取り付けられるように構成され、前記
弾性部材は、前記蓋部材の前記ケース体への着脱時にお
ける回転方向に向いた延長形状を備えていることが望ま
しい。
【0016】この発明によれば、弾性部材が蓋部材の回
転方向に向いた延長形状を備えていることにより、蓋部
材をケース体に取り付ける際に回転させた場合、弾性部
材には蓋部材に接触する第2接触部から回転方向の応力
を受けるが、弾性部材が回転方向に向いた延長形状に形
成されているために回転方向への弾性部材の変形が生じ
にくいので、第1接触部及び第2接触部の圧接状態を確
実に得ることができる。
【0017】上記各発明において、前記外部操作部材は
その軸線方向に移動可能に構成され、前記第1接触部
は、前記外部操作部材に対する接触面の前記軸線方向の
両端部において曲面状の角部を有することが好ましい。
【0018】この発明によれば、第1接触部に曲面状の
角部が形成されていることにより、外部操作部材が軸線
方向に移動しても弾性部材が引っかかりにくいため、外
部操作部材の移動方向への弾性部材の変形を防止でき
る。
【0019】上記各発明において、前記外部操作部材は
その軸線方向に移動可能に構成され、前記弾性部材は前
記外部操作部材の軸線方向に伸びるように構成されてい
ることが好ましい。
【0020】この発明によれば、外部操作部材の軸線方
向に弾性部材が伸びるように形成されていることによ
り、外部操作部材がその軸線方向に移動しても、弾性部
材を変形しにくく構成することができる。
【0021】上記各発明において、前記機器は計時装置
であることが好ましい。計時装置としては、置き時計、
懐中時計、腕時計、ストップウォッチ、各種タイマーな
どがあり、これらは、通常、外部操作部材として、巻
真、操作スイッチ、押圧ボタンなどを供え、また、電子
モジュールとしてムーブメント(或いはその内部の回路
基板、モータ、太陽電池、二次電池、電池、集積回路な
どからなる内部回路)を備えている。この場合には特
に、時計内部のムーブメントに用いられる地板が合成樹
脂製である場合に静電気対策として大きな効果を発揮す
る。この場合の外装ケースとしては、胴ケースと裏蓋か
らなるものがあり、裏蓋を上記第2接触部に圧接させる
ように構成することが好ましい。また、計時装置として
は、上記回路基板上に集積回路を実装してなるものであ
る場合、特に本願の静電気防止対策が効果的である。
【0022】この場合、前記外部操作部材は巻真である
ことが望ましい。この場合には、巻真は外装ケース内に
収容された時計ムーブメントに取り付けられ、外装ケー
スに対して軸線方向に出没可能に構成されるとともに、
軸線周りに回転可能に構成される。このため、巻真の外
周面に上記の第1接触部を圧接させることによって確実
に静電気を逃がすことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る計時装置の実
施形態について詳細に説明する。
【0024】図1は本発明に係る実施形態の計時装置で
ある電子腕時計のムーブメントを裏蓋側から見た概略透
視平面図であり、図2は、本実施形態の巻真の近傍を図
1のII−II線に沿って切断した状態により示す概略断面
図である。
【0025】本実施形態の電子腕時計は太陽電池付き腕
時計であり、ムーブメント10の文字板側には地板13
が配置されている。地板13は合成樹脂製であり、本実
施形態の構造は、このような地板13が絶縁体により構
成されている場合に特に有効なものである。この地板1
3の裏蓋側に図1に一点鎖線にて示すフレキシブル基板
からなる回路基板16が配置されている。回路基板16
のさらに裏蓋側には、図1に破線で示す金属製の基板押
さえ部材である回路押さえ板17が配置され、回路基板
16及び回路押さえ板17は地板13に対して固定部1
8,19によってネジ止め固定されている。
【0026】ムーブメント10には、太陽電池の発電電
力を蓄積するキャパシタや化学二次電池などからなる二
次電池11が装着され、この二次電池11の負極は図1
に点線で示すリード端子板12を介して接点端子部12
bと接点パターン部16bとの導通により回路基板16
に導電接続されている。ここで、回路押え板17の延長
部17bは回路基板16の接点パターン部16bを接点
端子部12bに押圧している。また、二次電池11の正
極は回路押さえ板17の電源端子17aに圧接され、こ
の回路押さえ板17を介して図示しない外装ケース(胴
又は裏蓋)に接地されている。
【0027】集積回路20は時計用回路を内蔵し、水晶
振動子21のクロック信号に従って計時動作を行う。ま
た、集積回路20の制御によって計時用ステップモータ
22が動作し、ステップモータ22の動作によって時計
輪列23を介して図示しない指針が駆動されるように構
成されている。金属製の巻真24は、軸線方向に出没さ
せることにより時計輪列23に対して係脱自在に構成さ
れ、時計輪列23に係合している状態で軸線周りに回転
させることによって図示しない指針を手動にて駆動でき
るように構成されている。また、巻真24の出没動作に
よって回路基板16上の切換回路が切り換えられ、時計
の表示モードを変更することができるようになってい
る。なお、導電接続端子16c,16dは太陽電池基板
との導電接続用の端子部である。
【0028】回路押さえ板17には、上記の巻真24の
裏蓋側に張出し、バネ性を有する(弾性変形可能な)平
面視が細幅帯状の張出領域17eが設けられている。こ
の張出領域17eには、基部寄り部分にて文字板側に屈
曲することにより巻真24の外周面に接触する巻真接触
部17fが形成され、この巻真接触部17fにおいて逆
に裏蓋側に屈曲して図2に示す裏蓋25の内面に接触す
る裏蓋接触部17gが形成されている。この張出領域1
7eは、ムーブメント10を胴26の内部に設置し、裏
蓋25を装着しない状態においては、図2に一点鎖線に
て示すように、裏蓋接触部17gが制約を受けないため
に回路押さえ板17の弾性により図示上方に大きく突出
するように構成されている。また、この状態では、張出
領域17eの巻真接触部17fは巻真24に接触しない
ように構成されている。ここで、裏蓋25を図示しない
胴に装着すると、裏蓋接触部17gは裏蓋25の内面に
圧接された状態で図示下方に押さえ込まれ、同時に巻真
接触部17fは巻真24の外周面に圧接される。なお、
図2に二点鎖線にて示すのは、巻真24をムーブメント
10に装着してない状態で裏蓋を取り付けた場合の張出
領域17eの形状を示すものである。なお、裏蓋25、
胴26は、金属からなるか、プラスチック材中に導電物
質を混入するか、プラスチック材の内面に金属板を配設
(配置)するなどの導電性を有するものである。
【0029】図3は、裏蓋側から見た、上記の巻真24
と回路押さえ板17の接触構造を示す拡大部分平面図で
あり、図4は、巻真24と回路押え板17の接触構造を
示す拡大部分側面図である。張出領域17eは細幅の帯
状に形成されており、巻真接触部17fの巻真24に接
触している側の表面においては、図4に示すように巻真
24の軸線方向に見た両角部分が曲面上に加工された曲
面端部17f−1,17f−2が形成されている。この
曲面端部17f−1,17f−2によって、巻真24が
その軸線方向に操作されて図4の左右方向に移動する場
合でも、張出領域17eの巻真接触部17fは巻真24
の外周面に引っかかることなく、スムーズに摺動するよ
うになっている。なお、図3に示す開口部17hは、固
定部18の固定ネジを挿通するためのものである。
【0030】この実施形態では、ムーブメント10を収
容した図示しない胴に対して裏蓋25を取り付けること
により、回路押さえ板17の張出領域17eに形成され
た裏蓋接触部17gが裏蓋25の内面に圧接された状態
で押し込まれ、張出領域17eに形成された巻真接触部
17fが巻真24の外周面に圧接されるように構成され
ているため、巻真24から静電気が侵入しても、張出領
域17eを介して裏蓋25へと逃がすことができるた
め、時計内部を静電気から守ることができる。この場
合、静電気は張出領域17eのみを介して裏蓋25へと
向かうので、導通経路の抵抗は従来よりも小さくなり、
集積回路20の故障や誤動作、或いは内部放電などを防
止できる。また、巻真24から時計内部を経ずにすぐに
外装へ逃がすことができるので、万一大きな静電気が巻
真に与えられても、時計内部に影響を与えることが少な
い。さらに、張出領域17eは回路押さえ板17の一部
として形成されているので、部品点数の増大を招くこと
がない。特に、裏蓋25を装着していない状態では、張
出領域17eは巻真24に対して離反するように構成さ
れているので、巻真の着脱作業が張出領域17eによっ
て妨げられることがないから、組立やメンテナンスが容
易になるとともに、巻真24の着脱作業時に張出領域1
7eを変形させてしまう恐れがなくなる。さらに、張出
領域17eは巻真24の外周面に対してその回転方向に
向けて延長した構造にて接触しているので、巻真24が
回転しても張出領域17eはスムーズに摺動し、導通抵
抗値が不安定になることが少なく、確実に静電気を逃が
すことができる。
【0031】(変形例1)次に、図5及び図6を参照し
て、本発明に係る実施形態の変形例について説明する。
この変形例は、上記と同様の電子腕時計において、上記
と同様の回路押さえ板17’を備えており、この回路押
え板17’には、ムーブメントの中心側に湾曲した円弧
状の張出領域17’eが形成されている。この張出領域
17’eは、その張出方向に沿って、上記実施形態の張
出領域17eとほぼ同様の巻真接触部17’f及び裏蓋
接触部17’gとを備えている。なお、図5に示す開口
部17’hは図1に示す固定部18の固定ネジを受け入
れるためのものである。
【0032】この変形例では、張出領域17’eが図示
しない裏蓋を胴に螺合させるときの回転方向とほぼ等し
い方向に伸びるように円弧状に形成されているため、裏
蓋の取付時及び取り外し時において裏蓋を回転させた場
合、張出領域17’eの先端部に形成された裏蓋接触部
17’gが裏蓋から裏蓋の回転方向に応力を受けても、
張出領域17’eがその延長方向にのみ力を受けるの
で、張出領域17’eが変形しにくくなるという効果を
奏する。
【0033】(変形例2)次に、図7及び図8を参照し
て、本発明に係る別の変形例について説明する。この変
形例においては、回転押さえ板27が取付固定されてい
る。この回路押さえ板27には、巻真24の軸線方向に
伸びる張出領域27eが形成されており、この張出領域
27eには、巻真24に接触する巻真接触部27fと、
図示しない裏蓋内面に接触する裏蓋接触部27gとが設
けられている。なお、開口部27hは上記と同様に固定
部18において固定ネジを受け入れるためのものであ
る。
【0034】この変形例においては、張出領域27eが
巻真24の軸線方向に伸びるように構成されているた
め、巻真24の軸線方向の出没動作に対して発生する摺
動抵抗が常に張出領域27eの延長方向に加わることか
ら、巻真24の出没動作によっては張出領域27eが変
形しにくいという効果を奏する。
【0035】尚、本発明の計時装置は、上述の図示例に
のみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲内において種々変更を加え得ることは勿論であ
る。
【0036】例えば、上記の実施形態及びその変形例に
おいては、いずれも、回転押さえ板から張り出した張出
領域が片持ち支持されているが、両端が回転押え板に繋
がった形状とすることによって、張出領域を両持ち状に
支持してもよい。また、張出領域においては、基部から
見てまず巻真接触部が形成され、その先に裏蓋接触部が
形成されているが、その逆に、裏蓋接触部が形成され、
その先に巻真接触部が形成されてもよい。さらに、上記
実施形態では巻真に対する導通経路を構成しているが、
巻真以外の他の外部操作部材、例えば、操作スイッチ、
押圧ボタンなどについてもそのまま適用できる。そし
て、回路押え板は裏蓋に接触しているが、胴ケースなど
の外装ケースの他の部分に導電接触させてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
電子モジュールの導通材からなる弾性部材に、外部操作
部材に接触する第1接触部と、外装ケースに接触する第
2接触部とを備えた弾性領域を一体に形成したので、外
部操作部材から静電気を逃がすための導通経路を構成す
るために別部品を設ける必要がないとともに、外部操作
部材から弾性部材のみを介して静電気を逃がすことがで
きるので、導通抵抗も低く、しかも安定させることがで
きるため、静電気の回り込みなどが発生しにくく、充分
且つ確実に静電気を逃がすことができる。したがって、
機器内部における各部に静電気による影響を与えにくく
することができ、特に、電子モジュール内の電子部品の
損傷を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態である電子腕時計のムー
ブメントの構造を示す、裏蓋側から見た平面透視図であ
る。
【図2】図1のII−II線に沿った断面構造を示す概略断
面図である。
【図3】同実施形態の巻真と回路押さえ板との関係を示
す部分平面図である。
【図4】同実施形態の巻真と回路押え板との関係を示す
部分側面図である。
【図5】同実施形態の変形例の巻真と回路押さえ板との
関係を示す部分平面図である。
【図6】同実施形態の変形例の巻真と回路押え板との関
係を示す部分側面図である。
【図7】同実施形態のさらに別の変形例の巻真と回路押
さえ板との関係を示す部分平面図である。
【図8】同実施形態のさらに別の変形例の巻真と回路押
え板との関係を示す部分側面図である。
【符号の説明】
10 ムーブメント(電子モジュール) 13 地板 16 回路基板 17 回路押さえ板(基板押さえ部材、弾性部材) 17e 張出領域(弾性領域) 17f 巻真接触部(第1接触部) 17g 裏蓋接触部(第2接触部) 18,19 固定部 24 巻真(外部操作部材)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外装ケースと、該外装ケースに収納され
    た電子モジュールと、該電子モジュールの内部から前記
    外装ケースの外部に突出する外部操作部材と、前記電子
    モジュールに装着された導通材からなる弾性部材とを有
    し、 前記弾性部材は、前記外部操作部材に弾圧する第1接触
    部と、前記外装ケースに弾圧する第2接触部とを備え、
    前記外部操作部材から侵入した静電気が前記弾性部材を
    介して前記外装ケースに抜けるように構成されているこ
    とを特徴とする外部操作部材を備えた機器。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第2接触部が前
    記外装ケースから離れた状態においては前記第1接触部
    が前記外部操作部材から離れるように構成されているこ
    とを特徴とする外部操作部材を備えた機器。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2において、前記弾
    性部材は、前記外部操作部材上に張り出した細幅状の延
    長形状を備えていることを特徴とする外部操作部材を備
    えた機器。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3までのいずれか1
    項において、前記外装ケースは、開口部を備えたケース
    体と、該ケース体の開口部を封鎖する蓋部材とから構成
    され、前記第2接触部は蓋部材の内面に接触するように
    構成されていることを特徴とする外部操作部材を備えた
    機器。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記蓋部材は前記ケ
    ース体に対して螺合によって取り付けられるように構成
    され、前記弾性部材は、前記蓋部材の前記ケース体への
    着脱時における回転方向に向いた延長形状を備えている
    ことを特徴とする外部操作部材を備えた機器。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5までのいずれか1
    項において、前記外部操作部材はその軸線方向に移動可
    能に構成され、前記第1接触部は、前記外部操作部材に
    対する接触面の前記軸線方向の両端部において曲面状の
    角部を有することを特徴とする外部操作部材を備えた機
    器。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項4までのいずれか1
    項において、前記外部操作部材はその軸線方向に移動可
    能に構成され、前記弾性部材は前記外部操作部材の軸線
    方向に伸びるように構成されていることを特徴とする外
    部操作部材を備えた機器。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項7までのいずれか1
    項において、前記機器は計時装置であることを特徴とす
    る外部操作部材を備えた機器。
  9. 【請求項9】 請求項8において、前記外部操作部材は
    巻真であることを特徴とする外部操作部材を備えた機
    器。
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