JP6405782B2 - スイッチばね、ムーブメント、電子時計 - Google Patents
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Description
そして、このような押しボタンのボタン軸を、互いに軸方向に螺合される第1軸部と第2軸部とで構成することが知られている(例えば、特許文献1)。外装ケースの外部に露出する第1軸部の基端側には、使用者によって操作されるヘッドが設けられ、第1軸部の先端側に第2軸部が螺合される。
また、押しボタンから回路基板の接続端子までの距離が機種毎に異なっても、各機種に適合した長さの延設中間部を有したスイッチばねを用いることで、各機種に対応できる。このため、各機種に対応させるために押しボタンを2部材で構成して組み立てる必要がなく、押しボタンの組立部品数が増えるのを防止でき、組立作業性を向上できる。
本発明によれば、スイッチ片は、回路基板の表裏方向に離間した作用部および接続部を中間部で連結して構成されている。また、スイッチ片の中間部は、支持腕部に連結された連結中間部と、連結中間部から延設された延設中間部とを備えて構成されている。そして、押しボタンを作用部に当接させながら押し込んで行くことにより、支持腕部とスイッチ片との連結部分を支点とし、この支点を中心としてねじれる方向に当該スイッチばねを弾性変形させることができる。このため、接続部が初期姿勢で接続端子と接続した後でも、押しボタンの押し込みを許容してスイッチばねをさらに弾性変形させることができる。従って、接続部をより確実に接続端子に接続できるとともに、より長いストローク量で押しボタンを押し込んでも、スイッチばねや押しボタンが損傷するのを防止できる。
本発明によれば、スイッチ片全体をクランク状にでき、段曲げ加工等によって容易に形成できる。また、作用部および接続部がともに所定の面積の面状部分を含んで形成されるので、作用部においては、当接面積の小さな押しボタンの端部であっても、当該端部を作用部に確実に当接でき、接続部においては、面状部分にハーフピアス加工やプロジェクション加工を施すことで、接続端子に対して線接触や点接触にて接触可能な形状にできる。
本発明によれば、突出部によりスイッチばねの接続部が回路基板の接続端子に対して点接触または線接触で接続されるため、接続部と接続端子とを大きな接圧にて確実に接続でき、曖昧な接続状態を生じ難くして押しボタン操作によるスイッチング動作を反応よく敏感にできる。
本発明によれば、上記スイッチばねの発明と同様の効果を得ることができる。
本発明によれば、例えば、回路押さえにおける時計の9時方向の外縁位置に支持され、当該外縁位置から回路基板の外周に沿って8時方向に延設されたスイッチばねと、回路押さえにおける9時方向の外縁位置に支持され、当該外縁位置から回路基板の外周に沿って10時方向に延設されたスイッチばねと、回路押さえにおける3時方向の外縁位置に支持され、当該外縁位置から回路基板の外周に沿って2時方向に延設されたスイッチばねと、回路押さえにおける3時方向の外縁位置に支持され、当該外縁位置から回路基板の外周に沿って4時方向に延設されたスイッチばねとを設けることで、最大で4つの押しボタンを備える電子時計用のムーブメントを提供できる。
本発明によれば、上記ムーブメントの発明と同様の効果を得ることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る電子時計を表面側から見た概略平面図であり、図2は、電子時計を裏蓋が外された状態で裏面側から見た平面図である。
表示装置10Aが表示する時間情報について、詳細な図示を省略するが、その一例を以下に説明する。文字板11の最外周には、例えば外周を60分割にする目盛と、さらに、その目盛を5分割にする1/5目盛とが表記される。この目盛を用いて、指針12はクロノグラフ機能の「秒」を表示し、指針13は内部時計の「分」を表示し、指針14は内部時計の「時」を表示する。
外装ケース20は、金属で形成された円筒状のケース21に、セラミックで形成されたベゼル22が嵌合されて構成されている。このベゼル22の内周側に、プラスチックで形成されたリング状のダイヤルリング23を介して、円盤状の文字板11が配置されている。
図3は、電子時計に搭載されるムーブメントの要部を示す斜視図である。図4は、図2の矢印IV−IVから見た断面図であり、電子時計に組み込まれるスイッチばねの動作を説明するための断面図である。
図2〜図4において、スイッチばね40としては、基端が回路押さえ33における9時方向の外縁位置に支持され、先端が回路基板32の外周に沿って8時方向に延設されたスイッチばね41と、スイッチばね41とは逆に、先端が回路基板32の外周に沿って10時方向に延設されたスイッチばね42と、基端が回路押さえ33における3時方向の外縁位置に支持され、先端が回路基板32の外周に沿って2時方向に延設されたスイッチばね43と、スイッチばね43とは逆に、先端が回路基板32の外周に沿って4時方向に延設されたスイッチばね44との4つがある。
この際、接続部48は、正確で敏感なスイッチ入力を実現するために、接続端子32A側に向けて平面視で円弧状(図2、図3)に突出し、かつ鉛直方向に長く形成された突出部481を有しており、この突出部481を介して回路基板32の側面に形成された接続端子32Aに対して線接触する。ただし、接続部を球状に突出させ、接続部を接続端子に対して点接触させてもよい。
電子時計10の使用者は、押しボタン60を外部操作によって図4中の右方に向けて押し込むことになる。
上述した本実施形態の電子時計10によれば、以下の効果を奏する。
すなわち、スイッチばね40のスイッチ片46には、作用部47および接続部48を回路基板32の面方向に互いに離間させる延設中間部491が設けられているので、スイッチばね40としては、この延設中間部491により作用部47および接続部48の間を当該面方向に沿って大きく延設した形状にできる。従って、押しボタン60の端部から回路基板32の接続端子32Aまでの距離が離れていても、作用部47を押しボタン60の端部近くに配置でき、押しボタン60を押した際に作用部47に当接させることで接続部48を接続端子32Aに接触させて確実に接続させることができる。
また、押しボタン60の端部から回路基板32の接続端子32Aまでの距離が機種毎に異なっても、各機種に適合した長さの延設中間部491を有したスイッチばね40を用いることで、各機種に対応できる。このため、押しボタンを2部材で構成して組み立てる必要がなく、押しボタン60の組立部品数が増えるのを防止でき、組立作業性を向上できる。
また、回路基板32が大型化しないことで、地板34に対して回路基板32を安定して取り付けることができる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態において、スイッチばね40のスイッチ片46には、2つの折曲部51,52が設けられ、これらによって1つの段曲げ部50が形成されていたが、本発明の折曲部としては、折曲部52のみが設けられた場合でもよく、スイッチ片46をL字形状として、延設中間部491の端面に押しボタン60を当接させてもよい。このような構成でも、延設中間部491が設けられることで、作用部と接続部とを回路基板の面方向に離間させることが可能であり、前記実施形態と同様な作用効果を得ることができる。
さらに、アナログ式の場合でも、クロノグラフ機能については必須の構成ではなく、通常の3針式の電子時計に本発明を適用してもよい。
また、電子時計としてGPS衛星からの電波を受信する電波時計としたが、標準電波を受信するものであってもよいし、電波を受信しない電子時計に本発明を適用してもよい。
Claims (6)
- 電子時計に組み込まれ、外部操作可能な押しボタンにより弾性変形して回路基板の接続端子に接続されるスイッチばねであって、
前記回路基板を地板に取り付けるための回路押さえに基端が支持され、かつ前記回路基板の外周に沿って延設された支持腕部と、
前記支持腕部に支持されたスイッチ片とを備え、
前記スイッチ片は、
前記回路基板の表裏方向の一端側に設けられ、前記押しボタンが当接される作用部と、
前記回路基板の表裏方向の他端側に設けられ、前記接続端子と接続される接続部と、
前記作用部および前記接続部の間に設けられた中間部とを有し、
前記中間部は、前記作用部および前記接続部を前記押しボタンの軸方向に互いに離間させるように延設された延設中間部と、前記支持腕部に連結された連結中間部とを有している
ことを特徴とするスイッチばね。 - 請求項1に記載のスイッチばねにおいて、
前記スイッチ片は、2つの折曲部を有し、
前記2つの折曲部の間で前記延設中間部が形成され、
前記延設中間部に対して一方の折曲部を介して連続した面状部分にて前記作用部が形成され、
前記延設中間部に対して他方の折曲部を介して連続した面状部分にて前記連結中間部が形成され、
前記連結中間部の前記他方の折曲部とは反対側に連続した面状部分にて前記接続部が形成されている
ことを特徴とするスイッチばね。 - 請求項1または請求項2に記載のスイッチばねにおいて、
前記接続部は、前記接続端子に向かって突出した突出部を有している
ことを特徴とするスイッチばね。 - 電子時計に搭載されるムーブメントであって、
地板と、
時間情報が表示される表示装置の駆動を制御する制御回路が設けられた回路基板と、
前記回路基板を前記地板に取り付ける回路押さえと、
前記回路押さえに一体に設けられ、外部操作可能な押しボタンにより弾性変形して前記回路基板の接続端子に接続されるスイッチばねとを備え、
前記スイッチばねは、
前記回路基板の前記回路押さえに基端が支持され、かつ前記回路基板の外周に沿って延設された支持腕部と、
前記支持腕部に支持されたスイッチ片とを備え、
前記スイッチ片は、
前記回路基板の表裏方向の一端側に設けられ、前記押しボタンが当接される作用部と、
前記回路基板の表裏方向の他端側に設けられ、前記接続端子と接続される接続部と、
前記作用部および前記接続部の間に設けられた中間部とを有し、
前記中間部は、前記作用部および前記接続部を前記押しボタンの軸方向に互いに離間させるように延設された延設中間部と、前記支持腕部に連結された連結中間部とを有する
ことを特徴とするムーブメント。 - 請求項4に記載のムーブメントにおいて、
前記回路押さえには複数の前記スイッチばねが設けられている
ことを特徴とするムーブメント。 - 請求項4または請求項5に記載のムーブメントが搭載されている
ことを特徴とする電子時計。
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JP2014162808A JP6405782B2 (ja) | 2014-08-08 | 2014-08-08 | スイッチばね、ムーブメント、電子時計 |
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JP6405782B2 true JP6405782B2 (ja) | 2018-10-17 |
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