JP2019120475A - 加熱調理器、及び、加熱調理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】天面方向に向けて排気する冷却風の風量を適切に調節することのできる加熱調理器を提供する。【解決手段】送風ファン50は、制御回路20及び加熱コイル40を通る風路16に冷却風を送風する。この冷却風は、第1排気口17及び第2排気口18から排気される。この第1排気口17は、筐体10の天面方向に向けて冷却風を排気し、また、第2排気口18は、筐体10の背面方向に向けて冷却風を排気する。開閉板61は、駆動モータ60の駆動に応じて第2排気口18を開閉させることで、第1排気口17から排気する冷却風の風量を調節する。これにより、換気装置70の換気風量に応じて、第1排気口17から排気する冷却風の風量を適切に調節することができる。【選択図】図2

Description

本発明は、加熱調理器、及び、加熱調理システムに関する。
従来より、種々の加熱調理器が販売されている。例えば、電磁誘導方式の加熱調理器では、電磁誘導コイルを用いてその上部に載置された調理器具を加熱することにより調理物を間接的に加熱する。
このような加熱調理器の先行技術が、例えば、特許文献1に開示されている。特許文献1に開示された加熱調理器(電磁誘導加熱調理器)では、電磁誘導コイル及び制御基板を、送風機(電動送風機)による冷却風で効率よく冷却でき、本体の小型軽量化を図ることができる。
特開2003−217814号公報
上述した特許文献1の加熱調理器も含めて、電磁誘導方式の加熱調理器では、加熱動作時に、内部に格納された電磁誘導コイル及び制御基板が高温となる。そのため、加熱調理器には、これらを冷却するために、冷却風を送風する送風機が備えられている。例えば、加熱調理器の筐体内において、電磁誘導コイル及び制御基板を通る風路が設けられており、この風路に、送風機から冷却風を送風することにより、電磁誘導コイル及び制御基板の温度を下げるようにしている。
そして、この冷却風を筐体外に排気するための排気口は、一般に、加熱調理器の天面側に設けられている。
通常、キッチンにおいて、加熱調理器が配置される位置の上方に換気装置(例えば、レンジフード)が取り付けられている。この換気装置は、加熱調理器の加熱動作に起因する調理煙を吸い込み屋外に排気する。
しかしながら、加熱調理器の天面側に設けられた排気口から排気する冷却風によって、換気装置による調理煙の吸い込みを阻害してしまう場合があった。
つまり、加熱調理器の送風機は、一般に、冷却用として定められた一定の送風量にて冷却風を送風しており、排気口からも天面方向に一定の風量で、冷却風が排気される。この際、排気される冷却風の風量が、換気装置の吸い込み風量(動作中の換気風量)を超えると、キッチン内に擾乱を発生させ、換気装置による調理煙の吸い込みを阻害してしまうことになる。
このため、換気装置による調理煙の吸い込みを阻害することなく、加熱調理器から天面方向に向けて排気する冷却風の風量を、換気装置の換気風量に応じて、適切に調節することのできる技術が求められていた。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、天面方向に向けて排気する冷却風の風量を適切に調節することのできる加熱調理器、及び、加熱調理システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る加熱調理器は、
調理に用いる調理器具を加熱する加熱手段と、
前記加熱手段を制御する制御手段と、
少なくとも前記加熱手段、前記制御手段の何れか又は両方を冷却するための冷却風を送風する送風手段と、
前記冷却風を天面方向に向けて排気する第1排気口、及び、当該第1排気口とは異なる方向に前記冷却風を排気する第2排気口が少なくとも形成されており、前記加熱手段、前記制御手段、並びに、前記送風手段を収容する筐体と、
前記第1排気口及び前記第2排気口のうち、少なくとも一方の開口面積を変化させることで、前記第1排気口から排気する前記冷却風の風量を調節する風量調節手段と、
を備える。
本発明に係る加熱調理器では、筐体内において、送風手段が、少なくとも加熱手段、制御手段の何れか又は両方を冷却するための冷却風を送風する。また、筐体には、天面方向に向けて冷却風を排気する第1排気口、及び、第1排気口とは異なる方向に冷却風を排気する第2排気口が形成されている。そして、風量調節手段は、第1排気口及び第2排気口のうち、少なくとも一方の開口面積を変化させることで、第1排気口から排気する冷却風の風量を調節する。
これにより、例えば、換気装置の換気風量に応じて、第1排気口から排気する冷却風の風量を調節することが可能となる。
この結果、天面方向に向けて排気する冷却風の風量を適切に調節することができる。
本発明の実施形態1に係る加熱調理器を正面上方から見た際の外観図 本発明の実施形態1に係る加熱調理器及び換気装置を右側面から見た際の断面図 換気風量と、調理煙の捕集効率との関係を示すグラフ 制御回路の機能構成、及び、他の構成との接続関係を説明するためのブロック図 風量調節処理を説明するためのフローチャート (a),(b)共に、本発明の実施形態1に係る加熱調理器の変形例にて用いられるルーバーの外観図 本発明の実施形態2に係る加熱調理器を右側面から見た際の断面図 本発明の実施形態3に係る加熱調理器を右側面から見た際の断面図際の外観図
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、本明細書で使用する各図においては、共通する要素に同一の符号を付けるものとする。また、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。
<実施形態1>
図1は、本発明の実施形態1に係る加熱調理器1を正面上方から見た際の外観図である。この加熱調理器1は、一例として、IH(Induction Heating)調理器であり、キッチンキャビネット上に載置されて使用される。なお、加熱調理器1は、システムキッチンとして、キッチンキャビネット内に組み込まれていてもよい。また、後述するように、加熱調理器1は、ガスコンロ,電気コンロ等であってもよい。つまり、加熱調理器1は、台所に配置されて調理に用いられる調理器であり、通常、上方に換気装置(後述する換気装置70)が設置されている。
加熱調理器1は、図1に示すように、箱形状の筐体10と、筐体10の上面に設けられた天板11と、天板11に設けられた3つの加熱面12と、ユーザに操作される操作部13(つまり、操作手段)と、排気口(後述する第1排気口17及び第2排気口18)から排気する空気(後述する冷却風)を整流する整流板14とを備えている。
図2は、加熱調理器1及び換気装置70を右側面から見た際の断面図である。これら加熱調理器1と換気装置70とにより、加熱調理システムが構成される。
加熱調理器1(筐体10)の内部には、図2に示すように、加熱調理器1全体の制御を行う制御回路20(つまり、制御手段)と、換気装置70との間で通信を行う通信回路30(つまり、通信手段)、電磁誘導で加熱を行う加熱コイル40(つまり、加熱手段)と、冷却風を送風する送風ファン50(つまり、送風手段)と、排気する冷却風の風量を調節する駆動モータ60及び開閉板61(つまり、風量調節手段)とが配置されている。
また、筐体10には、天面側に第1排気口17が形成され、背面側に第2排気口18が形成されている。なお、第2排気口18は、このような背面側に限られず、第1排気口17(つまり、天面方向)とは異なる方向に形成されていればよい。つまり、第2排気口18は、筐体10の側面、底面等に形成されていてもよい。
操作部13は、複数のスイッチ(ボタンスイッチ,タッチスイッチ等)であり、ユーザの操作に応じた操作信号を、図示せぬ信号線を介して制御回路20に供給する。なお、操作部13には、例えば、加熱調理器1に対する指示(一例として、加熱開始,加熱終了,火力変更等)を受け付けるスイッチと、換気装置70に対する指示(一例として、運転開始,運転終了,換気風量変更等)を受け付けるためのスイッチとが含まれている。
制御回路20は、一例として、CPU(Central Processing Unit),ROM(Read Only Memory),RAM(Random Access Memory),タイマ等を備えたコントローラであり、加熱調理器1全体を制御する。
なお、制御回路20の詳細については、後述する。
通信回路30は、換気装置70との間で、有線又は無線により、通信を行う通信ユニットである。
通信回路30は、操作部13における、換気装置70に対する指示を受け付けるスイッチがユーザにより押下されると、対応する指令情報を、換気装置70に送信する。例えば、運転開始の指示を受け付けるスイッチが押下されると、通信回路30は、運転開始の指令情報を換気装置70に送信する。また、換気風量を変更する指示(一例として、弱レベル、中レベル、強レベルの何れかへの変更指示)を受け付けるスイッチが押下されると、通信回路30は、指示された換気風量に応じた風量変更の指令情報を換気装置70に送信する。
なお、換気装置70側にも操作部が設けられている場合、つまり、運転開始,運転終了,換気風量変更等が換気装置70側の操作で行える場合に、通信回路30は、換気装置70側の操作時に、それらの情報を、換気装置70から受信するようにしてもよい。
加熱コイル40は、各加熱面12に対応してそれぞれ配置されており、制御回路20からの駆動信号に基づいて高周波電流が供給され、加熱面12上に置かれた鍋,フライパン等の調理器具NBを電磁誘導により加熱する。
送風ファン50は、筐体10内の背面付近に配置されている。送風ファン50の近傍となる筐体10の背面には、筐体10外から空気を吸い込むための吸い込み口15が設けられている。なお、吸い込み口15は、このような背面に限られず、例えば、筐体10の底面、側面等に設けられていてもよい。
送風ファン50は、吸い込み口15から吸い込んだ空気を、冷却風として筐体10内に送風し、制御回路20及び加熱コイル40を冷却する。つまり、筐体10内には、風路16が形成されており、送風ファン50から送風された冷却風が、図2における大きな矢印にて示すように、制御回路20、通信回路30、加熱コイル40、整流板14の順に流れる。そして、整流板14まで達した冷却風は、第1排気口17及び第2排気口18から筐体10外に排気される。
例えば、送風ファン50は、駆動時において、冷却用として定められた一定の送風量にて冷却風を送風する。
なお、送風ファン50は、制御回路20及び加熱コイル40の両方ではなく、何れか一方を冷却してもよい。また、送風ファン50のような送風手段にて吹出される冷却風が冷却するものは、加熱コイル40のような加熱手段、及び、制御回路20のような制御手段のみに限定されるものでは無く、筐体内に設置された発熱体を冷却する機能を備えていればよい。例えば、送風ファン50のような送風手段によって、冷却風が天板を内部から冷却するように機能してもよい。
駆動モータ60は、駆動力を開閉板61に伝達し、その開閉板61を第2排気口18に沿って上方向(天面方向)若しくは、下方向(底面方向)に移動させる。なお、駆動モータ60が駆動を停止させると、開閉板61は、その位置(移動先の位置)に保持される。
開閉板61は、例えば、幅が第2排気口18の幅と同等であり、かつ、高さが第2排気口18の高さよりも幾分長い矩形状の板であり、第2排気口18に沿って配置されている。開閉板61は、駆動モータ60の駆動に応じて第2排気口18を開閉させる。つまり、開閉板61を上下に移動させる(移動先の位置に保持する)ことで、第2排気口18の開口面積を最大から最小までの何れかの大きさに変化させる。
このように、開閉板61を移動させ、第2排気口18の開口面積を変化させることで、第1排気口17から排気する冷却風の風量を調節することができるようになっている。
上述したように、送風ファン50は、一定の送風量にて冷却風を送風しており、第2排気口18の開口面積を小さくしていくと(開閉板61を閉じていくと)、それに応じて、第1排気口17から排気する冷却風の風量が増加する。一方、第2排気口18の開口面積を大きくしていくと(開閉板61を開いていくと)、それに応じて、第1排気口17から排気する冷却風の風量が減少する。
なお、図2の例では、開閉板61により第2排気口18側を開閉する場合を示しているが、開閉板61を第1排気口17に沿って配置し、駆動モータ60の駆動に応じて第1排気口17側を開閉させてもよい。つまり、開閉板61を移動させ、第1排気口17の開口面積を変化させることで、第1排気口17から排気する冷却風の風量を調節するようにしてもよい。
換気装置70は、例えば、レンジフードであり、加熱調理器1の上方の壁WLに取り付けられており、加熱調理器1の加熱動作に起因した調理煙を室外に排気する。
換気装置70は、通信回路71と、制御基板72と、換気ファン73とを備えている。
通信回路71は、加熱調理器1との間で、有線又は無線により、通信を行う通信ユニットである。
通信回路71は、加熱調理器1から送られた指令情報を受信して、制御基板72に供給する。例えば、通信回路71は、運転開始,運転終了,風量変更信号等の指令情報を受信する。このうち、風量変更の指令情報は、一例として、換気ファン73による換気風量を、弱レベル、中レベル、強レベルの何れかへ変更することを指令する情報である。なお、風量変更の指令情報は、このような3つのレベルに限られず、より細かい単位で換気風量を変更するものであってもよい。
また、換気装置70側にも操作部が設けられている場合、つまり、運転開始,運転終了,換気風量変更等が換気装置70側の操作で行える場合に、通信回路71は、そのような換気装置70側の操作時に、それらの情報を、加熱調理器1へ送信するようにしてもよい。
制御基板72は、換気装置70全体を制御する基板であり、通信回路71が受信した指令情報に応じて、換気ファン73の駆動を制御する。
例えば、通信回路71が運転開始の指令情報を受信した場合に、制御基板72は、換気ファン73を駆動させる。その際、制御基板72は、初期値として、中レベルの換気風量にて、換気ファン73を駆動させるものとする。なお、初期値は、このような中レベルの換気風量に限られず、他のレベルの換気風量であってもよい。
また、通信回路71が風量変更の指令情報を受信した場合に、制御基板72は、換気ファン73の換気風量を、指令された換気風量に変更する。例えば、強レベルへの風量変更を指令する指令情報を受信すると、制御基板72は、換気ファン73の換気風量を強レベルに変更する。
また、換気装置70側にも操作部が設けられている場合、つまり、運転開始,運転終了,換気風量変更等が換気装置70側の操作で行える場合に、制御基板72は、そのような換気装置70側の操作に応じて、換気ファン73の駆動を制御してもよい。
換気ファン73は、制御基板72に制御されて駆動し、調理煙を吸い込み屋外に排気する。なお、換気ファン73は、換気風量を多段階(一例として、弱レベル、中レベル、強レベル)に変更可能となっている。
このような換気装置70は、例えば、図3に示すように、換気風量と、調理煙の捕集効率との関係が実験的に求められている。
なお、グラフE1(実線)は、第1排気口17から排気する冷却風の風量が小さい場合における、換気風量と調理煙の捕集効率との関係を示している。また、グラフE2(破線)は、第1排気口17から排気する冷却風の風量が中ぐらいの場合における、換気風量と調理煙の捕集効率との関係を示している。そして、グラフE3(一点鎖線)は、第1排気口17から排気する冷却風の風量が大きい場合における、換気風量と調理煙の捕集効率との関係を示している。
グラフE1〜E3にて示されるように、第1排気口17から排気する冷却風の風量に依らず、換気装置70の換気風量が増加するに伴い、概ね、調理煙の捕集効率が増加する傾向となっている。それでも、グラフE2,E3にて示されるように、第1排気口17から排気する冷却風の風量がある程度大きくなると、顕著にピークが現れる。つまり、第1排気口17から天面方向に排気する冷却風の風量がある程度大きくなると、キッチン内に擾乱を発生させ、換気装置70による調理煙の吸い込みを阻害してしまうことになる。
具体的に、「第1排気口17の排気風量」(第1排気口17から排気する冷却風の風量)>>「換気装置70の換気風量」となる場合に、換気装置70が吸い込める風量を超えた風量を、第1排気口17から換気装置70付近(吸い込み付近)にまで届けてしまっていることになる。そのため、キッチン内に擾乱を発生させてしまい、換気装置70による調理煙の吸い込みを阻害し、調理煙の捕集効率を低下させる要因となっている。
また、「第1排気口17の排気風量」が「換気装置70の換気風量」に対して最適となる場合に、第1排気口17から排気した冷却風が、調理煙を換気装置70付近にまで効果的に送り届けており、換気装置70による調理煙の吸い込みを阻害しないため、調理煙の捕集効率を増加させている。
そして、「第1排気口17の排気風量」<<「換気装置70の換気風量」となる場合に、第1排気口17から排気する冷却風が、換気装置70による調理煙の吸い込みに影響を及ぼさなくなっていく。最終的には、第1排気口17から冷却風を排気していない状態と同等になる。
従って、第1排気口17から天面方向に向けて排気する冷却風の風量を、換気装置70の換気風量に応じて、適宜調節するのが望ましい。
なお、図3における調理煙の捕集効率は、第1排気口17から排気する冷却風の風速や風向、並びに、換気装置70の吸い込み形状や位置によっても変化するものであり、その傾向にもバラツキが生じる。そのため、実際に加熱調理器1及び換気装置70が配置された状態における捕集効率の推移を測定し、換気装置70の換気風量に応じた微調整を行うことで、捕集効率をより増加させることができる。
次に、制御回路20の詳細について、図4を参照して説明する。図4は、制御回路20の機能構成、及び、他の構成との接続関係を説明するためのブロック図である。
図4に示すように、制御回路20は、機能的に、加熱制御部21と、ファン制御部22と、モータ制御部23とを備える。これらの機能は、例えば、制御回路20が備えるCPUが、RAMをワークメモリとして用い、ROMに記憶されている各種プログラムを適宜実行することにより、実現される。
加熱制御部21は、操作部13から供給される操作信号(加熱調理器1に対する指示)に応じて、加熱コイル40に高周波電流を供給し、加熱面12上に置かれた調理器具NBを電磁誘導により加熱する。
ファン制御部22は、加熱制御部21の加熱制御に応答し、送風ファン50を駆動させる。例えば、ファン制御部22は、一定の送風量にて送風ファン50を駆動させる。
モータ制御部23は、操作部13から供給される操作信号(換気装置70に対する指示)に応じて、駆動モータ60を制御し、開閉板61により、第2排気口18の開口面積を変化させることで、第1排気口17から排気する冷却風の風量を調節する。
例えば、換気装置70に対する、強レベルへの風量変更を受け付けるスイッチが押下されると、モータ制御部23は、駆動モータ60を制御して開閉板61を上方向に移動させ、第2排気口18の開口面積を減少させることで、第1排気口17から排気する冷却風の風量を増加させる。つまり、モータ制御部23は、「第1排気口17の排気風量」が「換気装置70の換気風量」に対して最適となるように、駆動モータ60を制御して開閉板61を移動させ、第2排気口18の開口面積を減少させる。
また、換気装置70に対する、弱レベルへの風量変更を受け付けるスイッチが押下されると、モータ制御部23は、駆動モータ60を制御して開閉板61を下方向に移動させ、第2排気口18の開口面積を増加させることで、第1排気口17から排気する冷却風の風量を減少させる。つまり、モータ制御部23は、「第1排気口17の排気風量」が「換気装置70の換気風量」に対して最適となるように、駆動モータ60を制御して開閉板61を移動させ、第2排気口18の開口面積を増加させる。
同様に、換気装置70に対する、中レベルへの風量変更を受け付けるスイッチが押下されると、モータ制御部23は、「第1排気口17の排気風量」が「換気装置70の換気風量」に対して最適となるように、駆動モータ60を制御して開閉板61を移動させ、第2排気口18の開口面積を変更する。
また、換気装置70側にも操作部が設けられている場合、つまり、運転開始,運転終了,換気風量変更等が換気装置70側の操作で行える場合に、モータ制御部23は、通信回路30が換気装置70から受信した情報に応じて、駆動モータ60を制御し、開閉板61により、第2排気口18の開口面積を変化させることで、第1排気口17から排気する冷却風の風量を調節してもよい。
以下、このような構成の加熱調理器1の動作について、図5を参照して説明する。図5は、制御回路20が実行する風量調節処理を説明するためのフローチャートである。この風量調節処理は、例えば、加熱調理器1が加熱動作を停止している状態で、ユーザによる操作部13へ操作を待機するところから開始される。
制御回路20は、加熱を指示する操作信号が操作部13から供給された否かを判別する(ステップS101)。つまり、制御回路20は、操作部13における、加熱開始を受け付けるスイッチがユーザによって押下されたかどうかを判別する。
制御回路20は、加熱を指示する操作信号が操作部13から供給されていないと判別すると(ステップS101;No)、そのまま、加熱を指示する操作信号が供給されるのを待機する。
一方、加熱を指示する操作信号が操作部13から供給されたと判別した場合(ステップS101;Yes)に、制御回路20は、加熱コイル40を稼働させる(ステップS102)。
すなわち、加熱制御部21は、その操作信号に応じて、加熱コイル40に高周波電流を供給し、加熱面12上に置かれた調理器具NBを電磁誘導により加熱する。
制御回路20は、送風ファン50を駆動させる(ステップS103)。
例えば、ファン制御部22は、一定の送風量にて送風ファン50を駆動させる。
制御回路20は、換気装置70に向けて、運転開始の指令情報を送信する(ステップS104)。これを受けて、換気装置70は、運転を開始する。なお、制御基板72は、初期値として、中レベルの換気風量にて、換気ファン73を駆動させる。
制御回路20は、第1排気口17から排気する冷却風の風量を初期値(中ぐらい)に調節する(ステップS105)。
すなわち、モータ制御部23は、駆動モータ60を制御し、開閉板61により、第2排気口18の開口面積を適宜変化させることで、第1排気口17から排気する冷却風の風量を中ぐらいに調節する。
制御回路20は、停止を指示する操作信号が操作部13から供給されたか否かを判別する(ステップS106)。つまり、制御回路20は、操作部13における、加熱停止を受け付けるスイッチがユーザによって押下されたかどうかを判別する。
制御回路20は、停止を指示する操作信号が操作部13から供給されていないと判別すると(ステップS106;No)、換気風量の変更を指示する操作信号が操作部13から供給されたか否かを判別する(ステップS107)。つまり、制御回路20は、操作部13における、換気風量の変更を受け付けるスイッチがユーザによって押下されたかどうかを判別する。
制御回路20は、換気風量の変更を指示する操作信号が操作部13から供給されていないと判別すると(ステップS107;No)、上述したステップS106に処理を戻す。
一方、換気風量の変更を指示する操作信号が操作部13から供給されたと判別した場合(ステップS107;Yes)に、制御回路20は、指示された換気風量への変更を指令する指令情報を、換気装置70に送信する(ステップS108)。これを受けて、換気装置70は、換気風量を変更する。つまり、制御基板72は、指令された換気風量に変更して、換気ファン73を駆動させる。
制御回路20は、指示された換気風量に応じて、第1排気口17から排気する冷却風の風量を調節する(ステップS109)。
例えば、強レベルへの風量変更を受け付けるスイッチが押下されると、モータ制御部23は、駆動モータ60を制御して開閉板61を上方向に移動させ、第2排気口18の開口面積を減少させることで、第1排気口17から排気する冷却風の風量を増加させる。つまり、モータ制御部23は、「第1排気口17の排気風量」が「換気装置70の換気風量」に対して最適となるように、駆動モータ60を制御して開閉板61を移動させ、第2排気口18の開口面積を減少させる。
また、弱レベルへの風量変更を受け付けるスイッチが押下されると、モータ制御部23は、駆動モータ60を制御して開閉板61を下方向に移動させ、第2排気口18の開口面積を増加させることで、第1排気口17から排気する冷却風の風量を減少させる。つまり、モータ制御部23は、「第1排気口17の排気風量」が「換気装置70の換気風量」に対して最適となるように、駆動モータ60を制御して開閉板61を移動させ、第2排気口18の開口面積を増加させる。
同様に、中レベルへの風量変更を受け付けるスイッチが押下されると、モータ制御部23は、「第1排気口17の排気風量」が「換気装置70の換気風量」に対して最適となるように、駆動モータ60を制御して開閉板61を移動させ、第2排気口18の開口面積を変更する。
そして、制御回路20は、上述したステップS106に処理を戻す。
上述したステップS106にて、停止を指示する操作信号が操作部13から供給されたと判別した場合(ステップS106;Yes)に、制御回路20は、加熱コイル40の稼働を停止させる(ステップS110)。
制御回路20は、一定時間(一例として、3分)経過後に、送風ファン50を停止させる(ステップS111)。なお、加熱調理器1が、調理器具NBとの接触面の温度を検出する温度センサを備えている場合では、その温度センサにより検出された温度が一定温度まで下がった後に、制御回路20は、送風ファン50を停止させてもよい。
制御回路20は、換気装置70に向けて、運転終了の指令情報を送信する(ステップS112)。これを受けて、換気装置70は、運転を終了する。つまり、制御基板72は、換気ファン73を停止させる。
このような風量調節処理により、第1排気口17から天面方向に向けて排気する冷却風の風量を、換気装置70の換気風量に応じて、適宜調節することができる。
つまり、換気装置70の換気風量に応じて、開閉板61を移動させることにより第2排気口18の開口面積を変化させ、第1排気口17から排気する冷却風の風量を調節することで、「第1排気口17の排気風量」が「換気装置70の換気風量」に対して最適となる状況を維持し、第1排気口17から排気した冷却風が、調理煙を換気装置70付近にまで効果的に送り届けることになり、換気装置70による調理煙の吸い込みを阻害しないため、調理煙の捕集効率を増加させることができる。
この結果、天面方向に向けて排気する冷却風の風量を適切に調節することができる。
(実施形態1の変形例)
上記の実施形態1では、第2排気口18に沿って配置された開閉板61を移動させることで、第2排気口18の開口面積を変化させる場合について説明したが、このような開閉板61を移動させる代わりに、可動翼を備えたルーバーを第2排気口18に設置して、第2排気口18の開口面積を変化させてもよい。
例えば、図6(a),(b)に示すようなルーバー62,63の何れかを、第2排気口18に設置する。なお、ルーバー62,63においては、背面に可動翼の駆動機構を有しており、この駆動機構を動作させて、第2排気口18の開口面積を変化させることができるようになっている。
なお、図6(a),(b)に示すようなルーバー62,63の何れかを、第1排気口17に配置し、駆動機構を動作させて第1排気口17側を開閉させてもよい。つまり、ルーバー62,63により、第1排気口17の開口面積を変化させることで、第1排気口17から排気する冷却風の風量を調節するようにしてもよい。
<実施形態2>
上記の実施形態1では、第2排気口18(若しくは、第1排気口17)の開口面積を変化させる場合について説明した。つまり、第1排気口17及び第2排気口18の何れか一方の開口面積を変化させることで、第1排気口17から排気する冷却風の風量を調節することについて説明した。
この実施形態1では、全排気口における開口面積の絶対量が変動するため、極端に大きな調節を行うと、排気口圧損が増大し、内部の冷却風量が変化してしまうことも起こり得る。そのため、増大分の排気口圧損を見越して、送風ファン50の送風量を増やしておくといった対策が必要となる場合もあった。
以下、このような課題を生じさせない、本発明の実施形態2に係る加熱調理器2について、図7を参照して説明する。
図7は、本発明の実施形態2に係る加熱調理器2を右側面から見た際の断面図である。
この加熱調理器2では、全排気口における開口面積の絶対量を変動させずに、第1排気口17と第2排気口18とにおいて、開口面積の比率だけを変化させることを特徴としている。
図7に示すように、加熱調理器2は、整流板14の代わりにガイド枠19が用いられ、また、駆動モータ64及び開閉板65の配置位置及び形状等が、加熱調理器1とは異なるものの、他の構成は、加熱調理器1と同様である。
ガイド枠19は、半円筒状の枠であり、開閉板65を円弧に沿って移動可能にガイドする。
駆動モータ64は、駆動力を開閉板65に伝達し、ガイド枠19にガイドされる開閉板65を手前方向、若しくは、奥方向に移動(円弧に沿って移動)させる。なお、駆動モータ64が駆動を停止させると、開閉板65は、その位置(移動先の位置)に保持される。
開閉板65は、例えば、断面が円弧状の板であり、ガイド枠19にガイドされ、駆動モータ64の駆動に応じて、手前方向、若しくは、奥方向に、円弧に沿って移動する。
開閉板65の弧線の長さは、ガイド枠19の弧線の長さよりも短いため、開閉板65によって覆われていない開口が、第1排気口17(手前側の開口)と、第2排気口18(奥側の開口)とになる。
そのため、開閉板65は、駆動モータ64の駆動に応じて、第1排気口17と第2排気口18とにおいて、開口面積の比率だけを変化させることになる(全排気口の絶対量は、変動しない)。
つまり、開閉板65は、第1排気口17の開口面積と第2排気口18の開口面積とを同時に変化させるものであり、開閉板65が手前方向に移動すると、第1排気口17の開口面積を減少させると共に、第2排気口18の開口面積を増加させる。一方、開閉板65が奥方向に移動すると、第1排気口17の開口面積を増加させると共に、第2排気口18の開口面積を減少させる。
このように、開閉板65を移動させ、第1排気口17及び第2排気口18の開口面積を同時に変化させることで、排気口圧損の変動を抑制しつつ、第1排気口17から排気する冷却風の風量を調節することができるようになっている。
このような構成の加熱調理器2においても、第1排気口17から天面方向に向けて排気する冷却風の風量を、換気装置70の換気風量に応じて、適宜調節することができる。
つまり、換気装置70の換気風量に応じて、開閉板65を移動させることにより第1排気口17及び第2排気口18の開口面積を同時に変化させ、第1排気口17から排気する冷却風の風量を調節することで、「第1排気口17の排気風量」が「換気装置70の換気風量」に対して最適となる状況を維持し、第1排気口17から排気した冷却風が、調理煙を換気装置70付近にまで効果的に送り届けることになり、換気装置70による調理煙の吸い込みを阻害しないため、調理煙の捕集効率を増加させることができる。
この結果、天面方向に向けて排気する冷却風の風量を適切に調節することができる。
<実施形態3>
上記の実施形態1,2では、第1排気口17及び第2排気口18のうち、少なくとも一方の開口面積を変化させることで、第1排気口17から排気する冷却風の風量を調節する場合について説明した。
これらの実施形態1,2では、第1排気口17と第2排気口18とが隣接しているため、第2排気口18から排気される冷却風の風量が大きい場合に、第1排気口から排気される冷却風を誘引し、天面方向に向かう冷却風の風量を減衰させてしまうことも起こり得る。
以下、このような課題を生じさせない、本発明の実施形態3に係る加熱調理器3について、図8を参照して説明する。
図8は、本発明の実施形態3に係る加熱調理器3を右側面から見た際の断面図である。
この加熱調理器3では、第1排気口17と第2排気口18との距離を離すことで、天面方向に向かう冷却風の風量を減衰させないことを特徴としている。
図8に示すように、加熱調理器3は、第1排気口17と第2排気口18との距離が離れていることに加え、開閉板61の代わりに仕切り板67が用いられているなど、加熱調理器1とは異なるものの、他の構成は、加熱調理器1と同様である。
駆動モータ66は、回転軸に仕切り板67の一端が接合されており、回転方向に応じて、仕切り板67の角度を変化させる。
仕切り板67は、例えば、矩形状の板であり、第1排気口17に通じる第1風路16aと第2排気口18に通じる第2風路16bとを区切ると共に、駆動モータ66の駆動に応じて、角度を変えることにより、第1風路16aと第2風路16bとの風路断面積を変化させる。
つまり、仕切り板67は、第1風路16aの風路断面積と第2風路16bの風路断面積とを同時に変化させるものであり、仕切り板67の先端(駆動モータ66と接合していない方の端)が天面側に移動すると、第1風路16aの風路断面積を減少させると共に、第2風路16bの風路断面積を増加させる。一方、仕切り板67の先端が奥側に移動すると、第1風路16aの風路断面積を増加させると共に、第2風路16bの風路断面積を減少させる。
このように、仕切り板67の角度を変化させ、第1風路16a及び第2風路16bの風路断面積を同時に変化させることで、圧損の変動を抑制しつつ、第1排気口17から排気する冷却風の風量を調節することができるようになっている。
このような構成の加熱調理器3においても、第1排気口17から天面方向に向けて排気する冷却風の風量を、換気装置70の換気風量に応じて、適宜調節することができる。
つまり、換気装置70の換気風量に応じて、仕切り板67の角度を変えることにより第1風路16a及び第2風路16bの開口断面積を同時に変化させ、第1排気口17から排気する冷却風の風量を調節することで、「第1排気口17の排気風量」が「換気装置70の換気風量」に対して最適となる状況を維持し、第1排気口17から排気した冷却風が、調理煙を換気装置70付近にまで効果的に送り届けることになり、換気装置70による調理煙の吸い込みを阻害しないため、調理煙の捕集効率を増加させることができる。
この結果、天面方向に向けて排気する冷却風の風量を適切に調節することができる。
なお、上記の実施形態3では、仕切り板67の角度を変化させ、第1風路16a及び第2風路16bの風路断面積を同時に変化させる場合について説明したが、例えば、第1風路16a及び第2風路16bの何れか一方に開閉板を設け、一方の風路断面積を変化させるようにしてもよい。
<他の実施形態>
上記の実施形態1〜3では、換気装置70の換気風量に応じて、天面方向に向けて排気する冷却風の風量を制御(調節)する場合について説明したが、天面方向に向けて排気する冷却風の風量は、換気装置70の換気風量に応じてのみ制御される事に限定される必要は無い。例えば、送風ファン50のような送風手段が、加熱コイル40のような加熱手段、及び、制御回路20のような制御手段の温度状態や、ユーザが設定する加熱コイル40の火力制御に応じて、冷却風の風量を複数段階に変更可能である場合では、そのような送風手段の動作状態も加味して天面方向に向けて排気する冷却風の風量を調節してもよい。なお、冷却風の風量を複数段階に変更可能な場合とは、単独の送風手段が、ファンの回転数を調整して風量を変化させることだけでなく、複数の送風手段を備え、個々の送風手段についてON/OFF状態を制御することで、風量を変化させることも含んでいる。
このように、筐体内部の冷却風が如何様な風量であっても、天面方向に向けて排気する冷却風の風量を換気風量に合わせた所定風量に保つ機能を有する事で、常に換気装置70による調理煙の吸い込みを安定的に保つことが出来る。
上記の実施形態1〜3では、加熱コイル40を用いるIH方式の加熱調理器1〜3について説明したが、一例であり、他の方式の加熱調理器であってもよい。例えば、ガスバーナを用いるガスコンロ方式の加熱調理器、電熱コイルを用いる電機コンロ方式の加熱調理器等にも適宜適用可能である。
また、鍋,フライパン等の調理器具NBを加熱する加熱調理器に限られず、他に、ホットプレート,炊飯器,電子レンジ,トースター等の加熱調理器にも適宜適用可能である。
また、上記の実施形態において、制御回路20によって実行されるプログラムは、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto-Optical Disk)、USBメモリ、メモリカード等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布することも可能である。そして、かかるプログラムを特定の又は汎用のコンピュータにインストールすることによって、当該コンピュータを上記の実施形態における制御回路20として機能させることも可能である。
また、上記のプログラムをインターネットといった通信ネットワーク上のサーバ装置が有するディスク装置に格納しておき、例えば、搬送波に重畳させて、コンピュータにダウンロードするようにしてもよい。また、通信ネットワークを介してプログラムを転送しながら起動実行することによっても、上述の処理を達成することができる。さらに、プログラムの全部又は一部をサーバ装置上で実行させ、その処理に関する情報をコンピュータが通信ネットワークを介して送受信しながらプログラムを実行することによっても、上述の処理を達成することができる。
なお、上述の機能を、OS(Operating System)が分担して実現する場合又はOSとアプリケーションとの協働により実現する場合等には、OS以外の部分のみを上記の記録媒体に格納して配布してもよく、また、コンピュータにダウンロードしてもよい。
本発明は、広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能である。また、上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。つまり、本発明の範囲は、実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
1,2,3 加熱調理器、10 筐体、11 天板、12 加熱面、13 操作部、14 整流板、15 吸い込み口、16 風路、17 第1排気口、18 第2排気口、19 ガイド枠、20 制御回路、21 加熱制御部、22 ファン制御部、23 モータ制御部、30,71 通信回路、40 加熱コイル、50 送風ファン、60,64,66 駆動モータ、61,65 開閉板、62,63 ルーバー、67 仕切り板、70 換気装置、72 制御基板、73 換気ファン

Claims (7)

  1. 調理に用いる調理器具を加熱する加熱手段と、
    前記加熱手段を制御する制御手段と、
    少なくとも前記加熱手段、前記制御手段の何れか又は両方を冷却するための冷却風を送風する送風手段と、
    前記冷却風を天面方向に向けて排気する第1排気口、及び、当該第1排気口とは異なる方向に前記冷却風を排気する第2排気口が少なくとも形成されており、前記加熱手段、前記制御手段、並びに、前記送風手段を収容する筐体と、
    前記第1排気口及び前記第2排気口のうち、少なくとも一方の開口面積を変化させることで、前記第1排気口から排気する前記冷却風の風量を調節する風量調節手段と、
    を備える加熱調理器。
  2. 前記風量調節手段は、前記第1排気口の開口面積と前記第2排気口の開口面積とを同時に変化させるものであり、前記第1排気口の開口面積を増加させる場合に前記第2排気口の開口面積を減少させ、前記第1排気口の開口面積を減少させる場合に前記第2排気口の開口面積を増加させる、
    請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 調理に用いる調理器具を加熱する加熱手段と、
    前記加熱手段を制御する制御手段と、
    少なくとも前記加熱手段、前記制御手段の何れか又は両方を冷却するための冷却風を送風する送風手段と、
    前記冷却風を天面方向に向けて排気する第1排気口と、当該第1排気口に通じる第1風路と、当該第1排気口とは異なる方向に前記冷却風を排気する第2排気口と、当該第2排気口に通じる第2風路とが少なくとも形成されており、前記加熱手段、前記制御手段、並びに、前記送風手段を収容する筐体と、
    前記第1風路及び前記第2風路のうち、少なくとも一方の風路断面積を変化させることで、前記第1排気口から排気する前記冷却風の風量を調節する風量調節手段と、
    を備える加熱調理器。
  4. 前記風量調節手段は、前記第1風路の断面積と前記第2風路の断面積とを同時に変化させるものであり、前記第1風路の断面積を増加させる場合に前記第2風路の断面積を減少させ、前記第1風路の断面積を減少させる場合に前記第2風路の断面積を増加させる、
    請求項3に記載の加熱調理器。
  5. 前記加熱手段による加熱に起因した調理煙を室外に排気する換気装置との間で通信を行う通信手段を更に備え、
    前記風量調節手段は、前記制御手段により制御されるものであり、
    前記制御手段は、前記通信手段を介して前記換気装置に指示した換気風量、若しくは、前記通信手段を介して前記換気装置から取得した換気風量に基づいて、前記風量調節手段を制御する、
    請求項1から4の何れか1項に記載の加熱調理器。
  6. ユーザによる操作指示を受け付ける操作手段を更に備え、
    前記風量調節手段は、前記制御手段により制御されるものであり、
    前記制御手段は、前記操作手段によって受け付けた操作指示に応じて、前記風量調節手段を制御する、
    請求項1から4の何れか1項に記載の加熱調理器。
  7. 加熱調理器と、当該加熱調理器の動作に起因した調理煙を室外に排気する換気装置とが通信可能に接続された加熱調理システムであって、
    前記加熱調理器は、
    前記換気装置との間で通信を行う通信手段と、
    調理に用いる調理器具を加熱する加熱手段と、
    前記加熱手段を制御する制御手段と、
    少なくとも前記加熱手段、前記制御手段の何れか又は両方を冷却するための冷却風を送風する送風手段と、
    前記冷却風を天面方向に向けて排気する第1排気口、及び、当該第1排気口とは異なる方向に前記冷却風を排気する第2排気口が少なくとも形成されており、前記加熱手段、前記制御手段、並びに、前記送風手段を収容する筐体と、
    前記換気装置に指示した換気風量、若しくは、前記換気装置から取得した換気風量に基づいて、前記第1排気口及び前記第2排気口のうち、少なくとも一方の開口面積を変化させることで、前記第1排気口から排気する前記冷却風の風量を調節する風量調節手段と、を備える、
    加熱調理システム。
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