JP5517747B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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本発明は、加熱室の加熱室排気口を開閉するシャッターを備えた加熱調理器に関するものである。
従来、加熱室の熱や食品から出た水蒸気を排出する排気口を開閉するシャッターを備えた加熱調理器が知られている。
そこで、特許文献1に示すガスオーブンは、被焼成物に応じて排気口を開閉するダンパー(シャッター)を動作できるもので、表面に艶のあるパンや表面が硬いパンを焼成する場合は、オーブン内(加熱室)に蒸気を噴出してダンパーを閉じて排気口を閉鎖し、オーブン内をおおよそ密閉状態にして焼成し、シュークリームの皮やチーズケーキなど焼成の際に蒸気を多く出す場合はダンパーを全開状態にして蒸気を逃がすようにしてオーブン内の湿度が上がらないようにし、通常の使用に際してはダンパーを半開あるいは必要なだけ開くようにし、できる限りオーブン内の熱エネルギーを逃がさないようにしたものである。
実開昭61−101309号公報
しかし、特許文献1に記載されているガスオーブンは、焼成する被焼成物に応じて排気口をダンパーによって開閉した場合、排気口の開閉状態に応じてオーブン内の温度分布が変り、オーブン内の温度が変化するので、排気口の開閉状況に応じて火力や設定温度を調整したり、焼成時間を調整する必要がある。そのため、その調整に経験が必要となり使い勝手が悪くなる課題がある。
本発明は上記の欠点を解決するためになされたものであり、加熱調理器の本体と、該本体内に食品を収納する加熱室と、該加熱室と前記食品を加熱する電気ヒータと、前記加熱室の温度を検出する温度センサと、前記食品を加熱する加熱方法と加熱時間と設定温度を設定する入力手段と、前記食品を加熱する時に発生する排熱を前記加熱室に設けた加熱室排気口から前記本体外に導く排気ダクトと、前記排熱を前記排気ダクト内に流れ込むのを防ぐのに前記排気ダクト内に設け前記加熱室排気口を塞ぐシャッターと、前記シャッターを開閉するシャッター開閉駆動機構と、前記入力手段より設定された設定温度に対応する制御値と前記温度センサの検出値とを比べて前記電気ヒータへの電力の調整を行い、また前記シャッター開閉駆動機構へ開閉信号を送る制御部と、を設け、該制御部は、前記入力手段より設定された設定温度に対応する制御値について、同じ前記設定温度に対して、前記シャッターの開いている時に対応する制御値と、前記シャッターの閉じている時は前記シャッターの開いている時に対応する制御値とは異なる制御値とを備え、前記シャッターの開閉は調理の用途に応じて行い、前記電気ヒータへの電力の調整を行う制御値は前記シャッターの開閉に対応した前記制御値で行うものである。
本発明によれば、オーブン加熱時にシャッターの開閉状態に影響されること無く、加熱室の温度を設定された温度に一定に保つことが可能となり、シャッター付きの加熱調理器を誰にでも簡単に使用できる。
一実施例の加熱調理器の本体の前面側の斜視図。 図1のA−A断面図。 同加熱調理器のドアを開け本体内部が見える状態の説明図。 同加熱調理器の排気ダクトの斜視図。 同加熱調理器のシャッター開閉駆動機構の詳細説明図。 同加熱調理器のシャッター開閉駆動機構を示し、モータはシャッターを開いた状態で停止している詳細説明図。 同加熱調理器のシャッターの閉成状態を示す説明図。 同加熱調理器のシャッターの開成状態を示す説明図。 同加熱調理器のシャッターの閉成状態を示す主要断面図。 同加熱調理器のシャッターの開成状態を示す主要断面図。 同加熱調理器のオーブン加熱時にシャッターを開いたタイムチャート図。 同加熱調理器のオーブン加熱時にシャッターを閉じたタイムチャート図。
以下、本発明の実施例を上記した図1〜図10に従って説明する。
図1は、一実施例の加熱調理器の前面側の斜視図である。図1において、20は加熱調理器の正面に設けられたドア、21は加熱調理器の本体、22はドア20の上部に設けられた取っ手、23はドア20に設けられた耐熱性のガラス窓、24はドア20の下部に設けられた操作パネル、25はドア20の下方に設けられた着脱可能な水タンクであり、水蒸気を作るのに必要な水を溜めておく。
また、26は操作パネル24に設けられた入力手段であって、表示部27,操作部28,加熱調理開始スイッチ28aで構成される。この操作部28を操作することによって、マイクロ波加熱やヒータ加熱などの加熱方法,加熱時間,オーブン加熱の設定温度などを設定することができる。29は本体21の上面と左右側面を覆う外枠、30は本体21の背面上部に設けられた外部排気ダクト、31は外部排気ダクト30の上面に設けられた外部排気口である。
図2は、図1の加熱調理器のA−Aで示した断面における断面図である。図2において、1は加熱室であり、内部に被加熱物である食品を収納する。加熱室1は、加熱室底面1a,加熱室奥壁面1b,加熱室上面1c,加熱室左壁面1eなどで囲まれている。3は加熱室1の上方に設けられた平面状の電気ヒータ、4は加熱室奥壁面1bの後方に設けられた上下2本の棒状の電気ヒータ、5は加熱室奥壁面1bの後方に設けられた送風ファン、5aは送風ファン5を駆動する熱風モータ、6は電気ヒータ4と熱風モータ5aで構成され、加熱室1に熱風を供給する熱風ユニット、6aは熱風ユニット6の背面を構成する熱風ケースであって、熱風モータ5aのモータ軸が貫通する穴が設けられている。
7は加熱室左壁面1eの裏側に設けられたボイラー、7aはボイラー7で生成された蒸気を加熱室1に噴き出す噴出口である。
10は加熱室上面1cの左奥に配置し、制御部11に接続されて加熱室1の温度を検出する温度センサ(例えばサーミスタ)で、検知値に応じて抵抗値が変化するものである。後記の制御部11は温度センサ10の検出値である抵抗値を電圧に変換し、前記電圧の値が、要求される加熱室1の温度(設定温度)に対して事前に確認されている電圧値(制御値)になるように熱風ユニット6の電気ヒータ4への電力の供給を調節する。
13は加熱室底面1aと本体21の底板34の間に設けられた機械室である。機械室13には、水タンク25,重量検出手段32,マグネトロン2,導波管33,パイプ35,回転アンテナ駆動手段37,インバータ基板38,ポンプ手段39,パイプ40等が配置される。
41は熱風ユニット6の吸気口である熱風吸気口、42は熱風ユニットの排気口である熱風吹出し孔である。
43は重量検出手段32によって支持されるテーブルプレートである。なお、重量検出手段32は、図3に示すように、右側重量センサ32a,左側重量センサ32b,奥側重量センサ32cで構成される。
図2に示すように、加熱室底面1aは、略中央部が凹状に窪んでおり、その中に回転アンテナ36が設置され、マグネトロン2より放射されるマイクロ波エネルギーは、導波管33と回転アンテナ36で拡散されて加熱室1内に放射される。回転アンテナ36は回転アンテナ駆動手段37の出力軸に連結されている。
図3は、本実施例の加熱調理器の内部構造を説明するための斜視図であり、ドア20を開放し、外枠29を省略すると共に、一部構造を透過して表示した。図3において、11はマグネトロン2,回転アンテナ36,熱風ユニット6,電気ヒータ3などを制御する制御部、12はドア20を開放したときに本体21の前面に露出する加熱室縁、20aはドア20の内側の上部に設けられた凸部、12aはドア20を閉じたときに凸部20aによって押されるドアスイッチ、14は機械室13に設けられたモータであり詳細は後述する。45aは後板45の上部に設けられた内部排気口、46は機械室13に設けられマグネトロン2などを冷却するファン装置、47は加熱室1の排気を内部排気口45aに導く排気ダクト、49はモータ14の動力を伝達するシャフトを覆うガードである。
図2,図3から分かるように、ドア20を閉めると、ドア20が加熱室縁12と接し、加熱室1を密閉状態に保持し、マイクロ波の漏洩を防止するとともに、ヒータの熱や水蒸気を封じ込める。このとき、ドア20に設けられた凸部20aがドアスイッチ12aの接点を閉成し、ドア20を開くとドアスイッチ12aの接点を開成するので、制御部11はドア20の開閉状態を検出できる。
次に、図4の斜視図を用いて、排気ダクト47の構造を説明する。排気ダクト47は、側面47c,側面47d,壁面47e,裏面47g,上面47fで構成される略L字のダクトであり、ダクトの風上側にはダクト入気口47h,ダクトの風下側にはダクト排気口47jが設けられている。また、側面47cと側面47dには、各々穴47a,47bが設けられている。これらの穴47a,47bについては後述する。
次に、図9,図10の断面図を用いて、排気ダクト47近傍の詳細な構造を説明する。図9はシャッター9を閉成したときの加熱調理器の断面図である。ここに示すように、図3で示したファン装置46から供給された本体冷却風53は、後板45に設けられた鎧戸穴45bを通って、外部排気ダクト30に供給され、その上面に設けられた外部排気口31から排気される。また、加熱室上面1cに設けられた加熱室排気口8はシャッター9によって封鎖されているため、排気ダクト47には加熱室1内の熱が流入しない。なお、加熱室1内の熱の大部分を保持できるのであれば、多少の熱漏れがあっても良い。
一方、図10に示すように、シャッター9が排気ダクト47内で傾斜して開放されているときには、加熱室1の排熱52は、加熱室排気口8の全穴群を覆う排気ダクト47,内部排気口45aを通って、外部排気ダクト30に供給される。また、本体冷却風53も外部排気ダクト30に供給される。従って、外部排気ダクト30内で排熱52と本体冷却風53が混じり、比較的低い温度の排熱として外部排気口31から排気される。なお、ここでは、加熱室排気口8をφ4の穴群で構成されるものとするが、排気口としての役割を果たす限り、加熱室排気口8の大きさ,形状,数は図示したものに限定されない。
次に、図9と図10を用いて、シャッター9の構成および動作をより詳細に説明する。シャッター9はダクト入気口47よりも一回り小さい略長方形の鋼鉄片であり、排気ダクト47の壁面47e側に設けられたシャッター軸48を支点として開閉する。シャッター軸48は、図4で説明した穴47a,48bに回転自在に支持されている。シャッター9の先端9dは、排熱52の流れを妨げないように、風下側に曲げられた形状となっている。さらに、シャッター9は、シャッター9と長手方向を同じくするビード9b(凸状の絞り)と、両短辺を風下側に折り曲げた外周立ち上げ部9cを備えることによって、強度を増している。
図9に示すように、本実施例では、シャッター9を閉成したとき、先端9dが加熱室上面1cに接触するが、シャッター軸48側は加熱室上面1cには接しない。このように構成したのは、シャッター9と加熱室上面1cとの接触面積を小さくし、シャッター9の回動を容易なものとするためである。また、シャッター9はダクト入気口47hよりも一回り小さいため、シャッター9の外周には隙間が生じる。このような構成のため、加熱室排気口8とダクト47がシャッター9によって完全に分離されるわけではないが、シャッター9の存在により通風抵抗が大きくなるため、加熱室1からの排気ダクト47への排熱52の漏れを無視できる程度に抑えることができる。
また、図10に示すように、シャッター9を開成したときには、シャッター9は水平よりも約50度傾斜した状態で停止する。このとき、先端9dを上面47fに接触させても良いし、接触させなくても良い。これらを接触させたときには、排熱52がシャッター9の裏側に回り込むのを抑制できるので、より効率よく排熱52を排気することができる。また、これらを接触させないときには、シャッター9の開閉にステッピングモータを用いるときの制御を簡易にすることができる。
次に、図7と図8の斜視図を用いて、シャッター9の開閉機構を説明する。図7はシャッター9が閉成した状態を示す図であり、図8はシャッター9が開成した状態を示す図である。
図7に示すように、シャッター軸48は、シャッター9の軸固定部9aに固定されており、穴47a,47bに回転自在に支持されている。また、シャッター軸48は、排気ダクト47の外部で軸受51によって回転自在に支持されている。さらに、このシャッター軸48は軸受51の外側となる方向に、クランク形状部48bと、U字連結部48aを備えている。U字連結部48aには、シャフト16の連結部16bが連結されている。シャフト16を上下すると、その上下運動がシャッター軸48のクランク形状部48bによって回転運動に変換され、シャッター軸48を回転させることができる。なお、シャフト16は、ガード49によって覆われており、その上下運動が電気部品のリード線などによって妨げられるのを防止している。そして、図8に示すように、シャフト16を上方向に移動させると、シャッター軸48が回転し、シャッター9が開放される。この結果、加熱室排気口8が露出し、加熱室1の排熱52を排気ダクト47に排気することができる。
次に、図5の斜視図を用いて、シャッター開閉駆動機構17の構成を説明する。シャッター開閉駆動機構17は、モータ14と、モータ14のクランク状の腕部15と、シャフト16で構成される。図5に示すように、シャフト16の下方には、モータ支持部50に支持されたモータ14が設けられており、シャフト16の下端は、モータ14の腕部15に連結されている。本実施例では、モータ14として、制御部11からの制御信号に基づいて制御されるステッピングモータを用い回転角度を制御できるものとするが、DCモータを用いても良い。制御部11からの制御信号に基づき、モータ14の腕部15を所定量回転させることで、シャフト16の上端を所望の量だけ上下させることができ、シャッター9を任意に開閉することができる。なお、高温となる加熱室1よりも下方にモータ14を設け、また、ファン装置46による冷却をしやすい位置にモータ14を配置したので、容易にモータ14を低温に保つことができる。
次に、図6を用いて、モータ14の腕部15の構成をより詳細に説明する。腕部15は、円筒部15a,カギ部15b,支点部15cから構成されている。支点部15cはモータ14の回転軸に固定されており、モータ14の回転と共に円筒部15aが回転する。円筒部15aには、シャフト16の下端のリング部16aが回転自在に動くように挿入され、カギ部15bで挿入後に抜けないようにしている。そして、モータ14の回転軸を回転させることで、シャフト16を上下に動かすことができる。
以上の構成からなり、予熱工程の設定温度を300℃、調理工程の設定温度を250℃で行うオーブン加熱について、図11と図12を用いてシャッター9の動作と加熱室の温度制御について詳細に説明する。図11は再加熱時にシャッターを開いて加熱を実施し、図12は再加熱時にシャッターを閉じて加熱を実施したものである。
オーブン加熱は、加熱室1の温度を設定温度まで加熱する予熱工程と、予熱終了後に加熱室1の温度を設定温度で維持する予熱待機工程と、食品を入れて設定された時間を加熱する調理工程の3工程に分けられる。
オーブン調理を開始するために入力手段26でオーブン加熱を選択し、設定温度と加熱時間を設定し、加熱調理開始スイッチ28aを操作すると予熱工程へと進み加熱が開始する。
予熱工程では、加熱室1で加熱された空気が無駄に排出されるのを防止するためにシャッター9を閉じ、熱風ユニット6を動作して加熱室1の温度を設定温度まで加熱する。
シャッター9を閉じるのには、制御部11はモータ14に反時計回転方向に100度回転する信号を送ることで、腕部15が反時計方向に回転(図6、矢印ハ方向)して、シャフト16を下方に引き下げクランク状に曲げられたシャッター軸48を回転してシャッター9を回転し、加熱室排気口8を加熱室上面1cの外側から略塞ぐようにシャッター9の先端9dを加熱室上面1cに接して停止する。
シャッター9を開くときは約50度回転させるための回転角度が制御部11から指示されてモータ14が回転するのに対して、シャッター9を閉じて加熱室排気口8を略塞ぐときはシャッター9を約55度回転させるための回転角度が制御部11から指示されてモータ14が回転するので、シャッター9が閉成した後もモータ14は回転を続けようと動作した後に停止する。そのため、製造過程などで発生した組み立て誤差に影響されることなく、シャッター9は確実に閉じることが可能となる。
加熱室1の加熱が進行し、加熱室1の温度が設定温度の300℃に越したことを制御部11が温度センサ10より検出すると予熱終了の報知を行い次の予熱待機工程へと進む。
予熱待機工程では、加熱室1の温度を設定温度の300℃に維持して加熱室1に食品の入れられるのを待つ工程で、食品を加熱室1に入れるためにドア20を開くことでドアスイッチ12aが動作し、制御部11はドアスイッチ12aの接点の状態でドア20が開成したことを検出して予熱待機工程を終了し、加熱室1に食品を入れてドア20を閉めて加熱調理開始スイッチ28aを再操作することで次の調理工程が開始する。
制御部11は、加熱室1に食品を入れられたと認識するものとして、ドア20を開成した時、ドア20を開閉(開成した後に閉成)した時、もしくは、ドア20の開閉後に加熱調理開始スイッチ28aの入力を検出することで認識する。そして、加熱室1に食品を入れられたと認識するとシャッター9を開成するようにモータ14へ信号を送る。
本実施例では、ドア20の開閉後に加熱調理開始スイッチ28aの入力を検出した場合に加熱室1に食品を入れられたと認識してシャッター9を開くようにしている。
シャッター9が開くと加熱室1の熱気が加熱室排気口8より排出され、加熱室1の温度分布が変化し、温度センサ10で検出する温度が変化することで、シャッター9が閉じている時と同じ制御値で電気ヒータ4の電力を調整すると加熱室1の温度が低くなる。そのため、制御部11は、シャッター9が開いた後も加熱室1の温度が常に設定温度を保つように、シャッター9が閉じているときよりも加熱室1の温度が高めとなる制御値を設定して電気ヒータ4の電力を調整する。
但し、加熱室の温度が、シャッターの開閉に伴い前記と反対の温度変化となる場合は、制御部11は、シャッター9を開いた時にシャッター9が閉じているときよりも加熱室1の温度が低めとなる制御値を設定して電気ヒータ4の電力を調整する。
そして、制御部11に、各設定温度に対してシャッター9が閉じている時の制御値と、開いている時の制御値とをそれぞれ設けることで、シャッター9の開閉に伴う加熱室1の加熱温度の変化を低減している。
調理工程では、シャッター9を開いた時の制御値に変更して、加熱室1の温度を設定温度(図11では250℃)に保つように、熱風ユニット6に備わる電気ヒータ4への電力を調整する。そして、設定された加熱時間が経過するとシャッター9を開いて食品から出る蒸気や油煙を外部排気口31より排出し調理工程を終了する。
予熱工程,予熱待機工程では、調理工程に影響を与えなければ、熱風ユニット6の電気ヒータ4への電力の調整する制御値はシャッター9が閉じている時の制御値でも開いているときの制御値でも良い。
次に、加熱時に湿度が必要な場合にシャッターを閉じたまま調理工程を行う例について図12を用いて説明する。
予熱工程と予熱待機工程については前述したので省略する。
この加熱は全工程でシャッター9を閉じるので、制御部11はシャッター9を閉じた時の制御値を用いて熱風ユニット6の電気ヒータ4への電力の調整を行う。そして、予熱終了後にドア20を開いて食品を加熱室1に入れて再加熱スタートして調理工程へと進む。
調理工程では、引き続きシャッター9を閉じることで加熱室から水蒸気の排出を防ぎ、食品の乾燥を防ぐものである。
この場合の制御値は、シャッター9を閉じた時の制御値を用いて加熱室1の温度を設定温度(図12では250℃)に保つように、熱風ユニット6に備わる電気ヒータ4への電力を調整する。そして、設定された加熱時間が経過すると加熱室1の排熱を排気できるようにシャッター9を開いて調理工程を終了する。
または、食品を取り出すまではシャッター9を閉じた状態を維持し、食品を取り出すためにドア20を開けたときにシャッター9を開いても良い。
以上説明したように、本発明によれば、オーブン加熱時にシャッターの開閉状態に影響されること無く、加熱室の温度を設定された温度に一定に保つことが可能となり、シャッター付きの加熱調理器を誰にでも簡単に使用することができる。
1 加熱室
2 マグネトロン
3,4 電気ヒータ
5 送風ファン
6 熱風ユニット
7 ボイラー
8 加熱室排気口
9 シャッター
10 温度センサ
11 制御部
14 モータ
15 腕部
16 シャフト
17 シャッター開閉駆動機構
20 ドア

Claims (1)

  1. 加熱調理器の本体と、該本体内に食品を収納する加熱室と、該加熱室と前記食品を加熱する電気ヒータと、前記加熱室の温度を検出する温度センサと、前記食品を加熱する加熱方法と加熱時間と設定温度を設定する入力手段と、前記食品を加熱する時に発生する排熱を前記加熱室に設けた加熱室排気口から前記本体外に導く排気ダクトと、前記排熱を前記排気ダクト内に流れ込むのを防ぐのに前記排気ダクト内に設け前記加熱室排気口を塞ぐシャッターと、前記シャッターを開閉するシャッター開閉駆動機構と、前記入力手段より設定された設定温度に対応する制御値と前記温度センサの検出値とを比べて前記電気ヒータへの電力の調整を行い、また前記シャッター開閉駆動機構へ開閉信号を送る制御部と、を設け、該制御部は、前記入力手段より設定された設定温度に対応する制御値について、同じ前記設定温度に対して、前記シャッターの開いている時に対応する制御値と、前記シャッターの閉じている時は前記シャッターの開いている時に対応する制御値とは異なる制御値とを備え、前記シャッターの開閉は調理の用途に応じて行い、前記電気ヒータへの電力の調整を行う制御値は前記シャッターの開閉に対応した前記制御値で行うことを特徴とする加熱調理器。
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