JP4881039B2 - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器 Download PDF

Info

Publication number
JP4881039B2
JP4881039B2 JP2006055064A JP2006055064A JP4881039B2 JP 4881039 B2 JP4881039 B2 JP 4881039B2 JP 2006055064 A JP2006055064 A JP 2006055064A JP 2006055064 A JP2006055064 A JP 2006055064A JP 4881039 B2 JP4881039 B2 JP 4881039B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heater
heating
hot air
cooking
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006055064A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007232281A5 (ja
JP2007232281A (ja
Inventor
和浩 古田
臣光 野田
博紀 神田
嘉夫 岡村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Lifestyle Products and Services Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Consumer Electronics Holdings Corp
Toshiba Home Appliances Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Consumer Electronics Holdings Corp, Toshiba Home Appliances Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2006055064A priority Critical patent/JP4881039B2/ja
Publication of JP2007232281A publication Critical patent/JP2007232281A/ja
Publication of JP2007232281A5 publication Critical patent/JP2007232281A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4881039B2 publication Critical patent/JP4881039B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electric Ovens (AREA)
  • Electric Stoves And Ranges (AREA)

Description

本発明は、加熱室内に熱風を送風することにより調理物を加熱調理する際に、調理メニューに応じて加熱室内に異なる温度分布を形成可能な加熱調理器に関する。
この種の加熱調理器の一例としては、特許文献1,2のものがある。特許文献1には、熱風循環用のファンを複数設け、調理メニューに応じてそれぞれのファンの回転数を制御することで、加熱室内に上下に収納された異種の調理物をそれぞれ最適に調理することが記載されている。
また、特許文献2には、加熱室の上部からの熱風吹出し構造と、側面からの熱風吹出し構造とを有し、調理メニューに応じて加熱室の上部からの熱風供給量と側面からの熱風供給量の比を調理中においても変化させることで最適な焼上げを実現することが記載されている。
特開平9−303791号公報 特開2003−302051号公報
ところで、加熱調理器では、台所の限られたスペースに配置する必要があることから、加熱調理器の外形の小型化を図りたいという要望がある。
しかしながら、特許文献1のものでは、可動部を有するモータやファンを複数設ける必要があることから、周囲部品とのクリアランスなどを考慮して、多くのスペースが必要となり、小型化が容易でないという問題がある。
また、特許文献2のものでは、加熱室上部からの熱風吹出し構造と、側面からの熱風吹出し構造をそれぞれ設けるためには、加熱室の側面及び奥面に熱風吹出し構造を構成するためのダクト、ファン、ヒータなどを配設する必要があり、いたずらに製品外形が大きくなってしまうという欠点があった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたもので、その目的は、加熱室内に異なった温度分布を形成することができる構成を、外形の小型化を図りながら簡単な構成で実現できる加熱調理器を提供することにある。
本発明は、調理物を収納する加熱室と、この加熱室と連通して設けられた熱風生成室と、この熱風生成室内に配置され、前記加熱室内に異なる温度分布を形成可能な複数のヒータと、このヒータへの通電を切替えるヒータ切替手段と、前記ヒータで加熱された空気を前記加熱室内に送風する熱風ファンと、この熱風ファンを回転させる熱風モータと、この熱風モータを駆動するモータ駆動手段と、複数の調理メニューの中から使用者により選択された調理メニューを設定する調理メニュー設定手段と、この調理メニュー設定手段で設定された調理メニューに応じて前記ヒータ切替手段及び前記モータ駆動手段を制御する制御手段とを設け、前記ヒータ部は、前記加熱室内を均一に加熱するための均一加熱用ヒータと、前記加熱室内の特定場所を集中的に加熱するための集中加熱用ヒータとから構成され、前記制御手段は、前記均一加熱用ヒータの通電時における前記熱風モータへの入力電力よりも前記集中加熱用ヒータの通電時における前記熱風モータへの入力電力が大きくなるように前記モータ駆動手段を制御するものである。
本発明の加熱調理器によれば、制御手段は、調理メニューに応じてヒータ切替手段及びモータ駆動手段を制御する。これにより、ヒータ部を構成するヒータのうち所定のヒータに通電されて発熱すると共に、熱風ファンが回転し、ヒータ部で加熱された熱風が加熱室内に送風されるので、調理メニューに応じて加熱室内に異なる温度分布を形成することができる。従って、ルーバやダンパなどの複雑な構造を用いることなく加熱室内において異なる温度分布を形成することができるので、加熱調理器の外形が大型化することなく実現することができる。しかも、このような効果を電気的な制御で行うことができるので、簡単な構成で実施することができる。
(第1実施例)
以下、本発明をオーブングリル電子レンジに適用した第1実施例について図1乃至図10を参照して説明する。
まず、図1と図2に基づき電子レンジの構成につき説明する。図1は電子レンジの縦断側面図、図2は開扉状態の外観斜視図を示したものである。これらの図1及び図2に示すように、電子レンジ1は、前面が開放された箱状の加熱室2と、この加熱室2の前面に位置して上下方向に回動可能に設けられた扉3と、加熱時間や加熱温度を設定するキーや、それら調理メニューに応じて加熱時間と加熱温度の少なくとも一方を予め設定した調理メニューキーを備えた操作パネル4とから構成されている。操作パネル4には各種の操作キー5やLEDなどを利用した表示部6などが備えられている。尚、操作パネル4の背面側で加熱室2の図示右側の空間には図示しない機械室が構成されており、例えばマイクロ波調理するためのマグネトロンや高周波トランス、及び冷却ファンや調理運転全体の制御を行なう制御装置などが内蔵されている。
加熱室2内における左右側壁には、夫々前後方向に延設してなる上部支持部7及び下部支持部8(左側壁側のみ図示)が上下2段に形成されている。これらの上部支持部7及び下部支持部8は、図1に使用形態を例示するように上段側に収容した矩形の調理皿9をスライド可能に載置支持するもので、下段側も同様に調理皿9がスライド可能に支持される。図1では、調理皿9に調理物Xを載置した使用態様を示している。
次に、加熱室2内の調理物Xを加熱調理する加熱手段について述べる。前記した図示しないマグネトロンのほかに、例えば加熱室2の天井部の外面側には面状ヒータからなるグリル用ヒータ10が設けられている。加熱室2の奥壁に形成されたケーシング室(熱風生成室に相当)11内にはオーブン調理に有効な熱風を生成する熱風生成装置12が設けられている。この熱風生成装置12は、ケーシング室11内のほぼ中央に設けられた熱風モータ13と、この熱風モータ13により回転動作が行われる熱風ファン14と、この熱風ファン14の外周側に設けられたシーズヒータからなるヒータ部15とから構成されている。このケーシング室11と加熱室2の連通部分の中央部には、パンチング形状の吸込み口16と、吸込み口16の外周囲に位置するパンチング形状の吹出し口17とを備えた構成となっている。
図3はケーシング室の縦断正面図で、ヒータ部15の構成を概略的に示している。この図3において、ヒータ部15は、兼用ヒータ15a、均一加熱用ヒータ15b、集中加熱用ヒータ15cから構成されている。兼用ヒータ15aは、ケーシング室11の内周部の上側に配設されており、その兼用ヒータ15aの内周部に当該兼用ヒータ15aより少し小さく、同一形状の集中加熱用ヒータ15cが配設されている。また、ケーシング室11の内周部の下側には、兼用ヒータ15aと上下反対に同一形状の均一加熱用ヒータ15bが配設されている。これらのヒータ15a〜15cは、後述するように制御装置により通電制御されるようになっている。
図4は、電子レンジ1の電気的構成をブロック図で示したものである。マイクロ波発生回路部18は、図示しないが、マグネトロンを使用してマイクロ波を発生させ、同時にそのマイクロ波を反射攪拌させるスタラーファン用のモータを駆動させる回路部分である。その電源供給は電源19から扉3の開閉に連動する扉連動スイッチ20a、20bを経て行なわれる。ヒータ切替部(ヒータ切替手段に相当)21は、リレー21a、21b、21cから構成されており、リレー21a、21b、21cがオンオフ制御されることにより兼用ヒータ15a、均一加熱用ヒータ15b、集中加熱用ヒータ15cに対する通電が制御される。本実施例では、均一加熱モードと集中加熱モードに応じてヒータ15a〜15cに対する通電が制御されるようになっている。
図5は、均一加熱モードと集中加熱モードにおける各ヒータ15a〜15cの通電状態を示している。この図5に示すように、均一加熱モードでは、リレー21aとリレー21bがオンされることに応じて兼用ヒータ15aと均一加熱用ヒータ15bとに通電され、集中加熱モードでは、リレー21aとリレー21bがオンされることに応じて兼用ヒータ15aと集中加熱用ヒータ15cに通電されるようになっている。このような構成とすることで、兼用ヒータ15a及び均一加熱用ヒータ15bへの通電時には加熱室2内全体を均一に加熱し、兼用ヒータ15a及び集中加熱用ヒータ15cへの通電時には主に加熱室2内の上部(特定場所に相当)を集中的に加熱することができる。つまり、クッキーの2段調理や、ロールパンの2段調理など加熱室2内全体を均一に加熱したい調理メニューにおいては、兼用ヒータ15a及び均一加熱用ヒータ15bへの通電による均一加熱モードで調理し、鶏の照り焼きやピザ、ハンバーグなど、強火力で集中的に加熱したほうがおいしく仕上がる調理メニューにおいては、兼用ヒータ15a及び集中加熱用ヒータ15cへの通電による集中加熱モードで調理する。
本実施例では、兼用ヒータ15aは、均一加熱用ヒータ15bと集中加熱用ヒータ15cの機能を兼用している。また、ヒータ部15の消費電力の最大定格が規格により1500Wに制限されていることから、兼用ヒータ15aの定格電力が例えば850W、均一加熱用ヒータ15bの定格電力が例えば500W、集中加熱用ヒータ15cの定格電力が例えば500Wに設定してあり、均一加熱モード時、集中加熱モード時のヒータ部15の消費電力量が夫々1500W未満の1350Wとなるように設定してある。
図4に戻って、制御装置22は、制御回路(調理メニュー設定手段、制御手段に相当)23、操作キー5、表示部6、温度検知部24、モータ駆動制御部(モータ駆動手段に相当)25を備えて構成される。制御回路23は電子レンジ1の動作全般を制御する回路でマイクロコンピュータを用いて構成されている。モータ駆動制御部25は、熱風生成装置12から加熱室2に循環風を送り込む熱風モータ13を制御する回路である。熱風モータ13は回転数制御が可能な直流モータで構成されており、その回転のON/OFF、回転速度は制御回路23からの指令に基づいて行なわれる。
操作パネル4に設けられた操作キー5と表示部6の何れも制御回路23に接続されている。操作キー5としては、調理品の入力、調理時間の入力、加熱時間の入力などを行なうための図示しない設定スイッチ、調理開始を指示する図示しないスタートスイッチ、調理停止/入力情報取消を指示する図示しないクリアスイッチなどが設けられている。表示部6は入力情報、調理状況などを表示するためのものである。
温度検知部24は加熱室2内の温度を検出するためのサーミスタ(温度検出手段に相当)26、或いは検出対象領域に位置した調理物Xまたは調理皿9の温度を検出するための赤外線センサ27からの温度情報が入力される。サーミスタ26及び赤外線センサ27は、加熱室2の天井部に設けられおり、温度検知部24に入力されたサーミスタ26及び赤外線センサ27からの夫々の温度情報が制御回路23に入力される。
次に、電子レンジ1の作用について説明する。本実施例に示す電子レンジ1では、一般的な使用方法として操作パネル4の設定操作に基づき図示しないマグネトロンによるレンジ調理、或いはグリル用ヒータ10による輻射熱を利用したグリル調理も可能であるが、ここでは熱風を利用したオーブン調理を行なう場合について説明する。
調理物Xを調理皿9に載置した状態でオーブン調理の運転を開始すると、制御回路23によりヒータ部15及び熱風モータ13に通電され、これに伴い熱風ファン14が回転し、加熱室2内の中央部分からケーシング室11の吸込み口16に吸込まれた空気がヒータ部15にて熱風化し、外周側の吹出し口17から吹出す。この熱風を図1中に矢印で示すように循環することで調理物Xに対してオーブン調理が実行される。
ところで、家庭用の電子レンジで使用可能な消費電力は1500Wを上限に規定されていることから、1500Wの消費電力内で効率良く加熱調理を行うことで、調理物Xの表面をすばやく加熱調理し、水分および旨味を閉じ込め、おいしく仕上げる必要がある。そのために、本実施例では、加熱室2内を均一に加熱する均一加熱モードに加えて加熱室2内の所定部位である上部を集中的に加熱する集中加熱モードを有しており、この集中加熱モードを実行することにより例えば上段の調理皿9に載置された調理物Xに熱エネルギーを集中的に供給することで、均一加熱モードに比べて、より効率良く調理を行うことができる。
このような均一加熱モードと集中加熱モードとを実行するために、ケーシング室11内の兼用ヒータ15a、均一加熱用ヒータ15b、集中加熱用ヒータ15cへの通電を切替え可能とする手段として、夫々のヒータをリレー21a〜21cによって通電制御している。
ところで、オーブン調理においては、一般的に、加熱室2内の中央温度を設定した一定温度となるように制御するようにしているものの、加熱室2内中央は空間上でありサーミスタ26などの温度検出素子を置くことができない。
そのため、サーミスタ26などの温度検出素子を加熱室2内の適宜な場所に設置し、その部分の温度から加熱室2内中央の温度を実験的に算出し、加熱室2内の中央から離れた位置の温度を検出することによって温度制御している。ここで、加熱室2内の中央温度と、サーミスタ26設置部(例えば右壁手前など)との温度差および温度変化のスピードは、循環する熱風の風速によっても変化し、ケーシング室11内で使用するヒータの特性によっても変化する。これは、加熱室2内の温度分布が加熱条件で変化するためである。そのため、熱風ファン14の回転数もしくはケーシング室11内のヒータ部15が切り替っても加熱室2内の中央温度を所望の温度に制御できるように、熱風ファン14の回転数とヒータ部15とそのときの加熱室2内中央温度との温度差をテーブルもしくは計算式でROM(記憶手段に相当)23aに記憶しており、制御回路23は、いずれの状態でも加熱室2内の中央温度をより正確に求めるようにしている。
図6は、均一加熱モードと集中加熱モードにおける送風量の大きさと、そのときに使用する換算式を示し、図7は、換算式の一例を示している。図6に示すように、均一加熱モード時においては、送風量が小の場合は換算式Aを適用し、送風量が中の場合は換算式Bを使用し、送風量が大の場合は換算式Cを適用する。集中加熱モード時においては、送風量が小の場合は換算式Dを適用し、送風量が中の場合は換算式Eを使用し、送風量が大の場合は換算式Fを適用する。本実施例では、上述した理由から、均一加熱モードでは、送風量を小とし、換算式Aを適用する。また、集中加熱モードでは、送風量を大とし、換算式Fを使用する。この場合、集中加熱モード時のヒータ部15と、均一加熱モード時のヒータ部15の消費電力を1500Wの規定を超えない範囲での最大値などにほぼ同じとすることで、いずれの場合においても最速の加熱状態をつくりだすことができる。
尚、図7に示す換算式は、サーミスタ26温度と換算温度との関係を概念的に示したもので、実際のデータとは異なっている。
次に、上記構成において、調理メニューとしてオーブン調理を行う場合について、図8を参照して説明する。この図8は、オーブン調理時の制御回路23の制御内容を示すフローチャートである。
オーブン調理で、例えば「薄焼きピザ」の調理を行う場合について説明する。まず、使用者は扉3を開けた状態で、調理皿9を加熱室2内に入れて上部支持部7に保持させ、扉3を閉めることで、扉連動スイッチ20a、20bがオンされる(ステップS1)。この状態で、操作パネルの操作キー5を操作することにより調理メニューを設定する(ステップS2)。この場合、例えば「薄焼きピザ」を設定する。すると、制御装置22は、設定された調理メニューがオーブン調理か否かを判断し(ステップS3)、オーブン調理であることから、「YES」に従ってステップS4へ移行する。なお、設定された調理メニューがオーブン調理ではなく、レンジ調理又はグリル調理の場合には、「NO」に従ってステップS25へ移行し、メニューに応じた制御がなされて、加熱調理が終了する。
ステップS4においては、予熱が必要か否かを判断する。予熱が必要か否かは、調理メニューごとに予め決められている。予熱が必要でない場合には、ステップS15に移行する。予熱が必要なメニューとしては、「薄焼きピザ」の他、「ハンバーグ」、「焼きいも」、「スペアリブ」、「ケーキ」、「シュークリーム」などがある。「薄焼きピザ」が設定されて予熱が必要であることから「YES」に従ってステップS5へ移行し、ステップS5で、予熱時に加熱室2内に調理皿9が必要か否かを判断する。「薄焼きピザ」は調理皿9が必要なメニューであることから、ステップS6へ移行し、調理皿9の温度を検出する。この場合、調理皿9の温度は、赤外線センサ27にて検出する。ここで、調理皿9の温度を検出し、その温度が100℃以上の場合は、直前に調理皿9を使用した調理が行われ、調理皿9が十分に温まっていると見なすことができる。なお、ステップS5において、調理皿9が必要でないメニューの場合には、調理皿9の温度を検出せずにステップS7へ移行する。
ステップS7で予熱開始の出力が制御回路23よりヒータ部15に行われ、ヒータ部15の兼用ヒータ15aと均一加熱用ヒータ15bが通電される(ステップS8)。ヒータ部15の通電が始まると、モータ駆動制御部25よって熱風モータ13の回転が行われ、予熱時には低速の回転数で熱風ファン14が回転する(ステップS9)。この予熱は、熱風ファン14により生じた風が通電状態の兼用ヒータ15aと均一加熱用ヒータ15bを通り、吹出し口17より熱風が加熱室2内に送風されることで、加熱室2内を均一に加熱するものである。このとき、図9に示すように熱風ファン14による送風量は小に設定されていると共に、ヒータ部15は1350Wの消費電力で発熱することから、ヒータ部15の温度が低下することなく十分に温度の高い熱風を供給することができる。
制御回路23は、サーミスタ26により加熱室2内の温度を検出しており、ステップS10において、サーミスタ26による検出温度が、予め設定された設定温度に到達するまで待機している。
そして、加熱室2内の温度が上昇してサーミスタ26による検出温度に基づいて設定温度に到達するとステップS11で予熱が終了したと判断する。この場合、設定温度は、調理メニューごとに予め設定されており、「薄焼きピザ」の場合には例えば300℃である。このとき、設定温度となったかは、図7に示す換算式Aを用いてサーミスタ26による検出温度が設定温度に対応する温度を検出したかにより判断する。
そして、ステップS11で予熱が終了したと判断すると、ヒータ部15の兼用ヒータ15aと均一加熱用ヒータ15bの通電が終了し(ステップS12)、ステップS13でモータ駆動制御部25により熱風モータ13の稼動が停止されると共に、熱風ファン14の回転が停止される。
以上のようにして予熱が終了したときは、ブザーで予熱が終了したことを報知する(ステップ14)。そして、ステップS15において、扉3が再度開放されるまで待機する。
さて、使用者は、ブザーの報知があると、扉3を開き、調理物Xを調理皿9上に載せて加熱室2内に収容した後、扉3を閉じる。このとき、ステップS15で扉連動スイッチ20a、20bがオンしたことの確認が行われ、この後、ステップS16でスタートキーが操作されたかを判断する。
使用者がスタートキーを操作すると、制御装置22は、ステップS16の「YES」に従ってステップS17へ移行し、集中加熱を開始する。つまり、ステップS18でヒータ回路手段の兼用ヒータ15aと集中加熱用ヒータ15cに通電し、続いて、ステップS19でモータ駆動制御部25により熱風ファン14を高速回転する(図9参照)。
さて、均一加熱モード時に兼用ヒータ15aと均一加熱用ヒータ15bに通電している状態に比べて、集中加熱モード時に兼用ヒータ15aと集中加熱用ヒータ15cに通電している状態では、ケーシング室11の上部の狭い範囲でヒータ部15の発熱が行われるため、上部の吹出し口17から吹出される熱風温度が高くなる。また、調理物Xへ吹き付けられる熱風温度が高くなることで調理物Xへの熱エネルギーの供給量が増大し、加熱スピードを向上させることができる。一般的に、熱風が調理物に与えるエネルギーEは、調理物と熱風の温度差を△T、熱風の風量をAとすると、E=α・△T・Aβの関係がある。(αは係数、β≒0.8程度)。そのため、熱風温度が高くなれば、それだけ熱風が調理物に与える熱エネルギーEを大きくすることができる。
しかしながら、ヒータ自身の温度には耐熱温度(例えば600℃)による上限値が決められている。そのため、あまりヒータ部15の単位体積あたりの発熱量が大きくなるとヒータ自身が熱的に破損する恐れがある。
そのため、集中加熱モードの際に、熱風の風量を増大させることが有効である。熱風の風量を増大させると、集中加熱時のヒータ部15での熱交換が促進され熱風空気の温度は低下するが、熱風が調理物Xに与えるエネルギーEは、E=α・△T・Aβの関係式よりわかるように、熱風の風量Aが増大するに比して、ヒータ温度の低下は若干であり、結果的に、熱風が調理物Xに与えるエネルギーEを増大させることができる。
すなわち、集中加熱モードにおいて、熱風ファン14の回転数(入力電力)を大きくさせることで、ヒータの温度過昇を防止しつつ、調理物Xへの加熱効率を増大させることが可能となる(図10参照)。
尚、調理メニューに応じて、熱風ファン14の回転数(入力電力)を、調理途中において変更することも有効である。つまり、熱風ファン14の回転数を早くすると、熱風循環風量が増大し、ヒータ部15における循環空気とヒータ間の熱交換効率が良くなり、ヒータの発熱エネルギーを加熱室2内により運びいれることができるため、熱風空気温度は若干低下するものの、調理物Xの加熱スピードは速くなる。
その結果、例えば、かたまり肉をオーブン調理する場合、まず予熱時においては、加熱室内空気温度を上昇させるために熱風ファン14の回転数を低下させて予熱する。その後、調理物Xの加熱調理開始時においては、肉の表面をすばやく焼き付けるために、熱風ファン14の回転数を大きくする。その後、表面が焼き付けられたあとは、表面ばかりが焼けすぎないように、加熱調理開始時に比べて熱風ファン14の回転数を低下させ、内部までじっくり焼き上げることができる。
また、同様の原理で、熱風ファン14の回転数を低下させるとヒータが奪われる熱量が減りヒータ自身の温度が高くなることで循環する熱風空気温度は高くなる。逆に、熱風ファン14の回転数を上げるとヒータが奪われる熱量が増えヒータ自身の温度は低くなり循環する熱風空気温度は低下する。
要するに、熱風ファン14の回転数を制御することにより調理メニューに応じた適切な加熱調理で調理物Xを加熱することができるのである。
図8に戻って、制御回路23は、ステップS20で集中加熱が行われる調理物Xの温度を赤外線センサ27により測定を行い、ステップS21で調理物Xが設定温度に達したか判定を行い、調理物Xの温度が設定温度に達した時点で調理終了条件に達したと判断し、ステップS22で集中加熱を終了し、兼用ヒータ15a及び集中加熱用ヒータ15cに対する通電を停止する(ステップS23)と共に、熱風ファン14に対する通電を停止する(ステップS24)。
以上のようにして、均一加熱モードに続けて集中加熱モードを実行することにより、「薄焼きピザ」の調理を適切に行うことができる。
このような実施例によれば、均一加熱モードまたは集中加熱モードに応じてヒータ部15で使用するヒータを切替えるようにしたので、電気的な制御で均一加熱モードと集中加熱モードとを切替えることができ、加熱室2内の所定部位(例えば上段皿に載置された調理物X)に熱エネルギーを集中的に供給することで、より効率良く調理を行うことができる。従って、熱風の風路を変更する必要がなく、熱風にさらされる位置にダンパやルーバなどの機械的な可変駆動部を設けることなく実施できるため、熱的な対応が不要となるので、構成が容易になり、しかも、リレーによってヒータへの通電を制御しているため機械的な制御に比べて即答性にすぐれた細かい調理制御が可能となる。
しかも、熱風生成装置12は従来どおりの容易な構造で構成できるため省スペース、省コストが可能な構成にできる。このような構成とすることで、兼用ヒータ15a及び均一加熱用ヒータ15bへの通電時には加熱室2内全体を均一に加熱し、兼用ヒータ15a及び集中加熱用ヒータ15cへの通電時には主に加熱室2内上部の加熱を集中的に行うことができる。
また、集中加熱モードでは、熱風を加熱室2の背面上部に形成された吹出し口17から加熱室2内に吹出すようにしたので、加熱室2内の上段に配置された調理皿9上を最も効果的に加熱することができる。また、加熱空気は比熱の関係で、自然対流では上部に集まる傾向があり、加熱室2内の上部を集中加熱対象とすることで、集中加熱対象の上部の温度と、非加熱対象の下部の温度の差をより鮮明にすることができる。
さらに、加熱室2内の上段に調理皿9を配置することにより、加熱室2内が上下に仕切られた空間となるので、加熱室2内の上部空間が下部空間と熱的にまじわらず、加熱室2内を一層効果的に加熱することができる。
換言すれば、逆に集中加熱部位を加熱室2内下部に設定した場合、熱気が上昇してしまい、加熱室2内上部も加熱されてしまうことから、加熱室2内下部のみを集中的に加熱する効果が抑制されてしまう。よって、集中加熱部位を加熱室2内上部に設定することで、集中加熱による加熱スピード上昇の効果をより発揮することが可能となる。
また、同様の原理で、熱風ファン14の回転数を低下させるとヒータから奪われる熱量が減りヒータ自身の温度が高くなることで循環する熱風空気温度は高くなる。逆に、熱風ファン14の回転数を上げるとヒータが奪われる熱量が増えヒータ自身の温度は低くなり循環する熱風空気温度は低下する。この現象を利用し、所定時間熱風ファン14の回転数を低下させて運転し、ヒータ自身の温度が高温になった状態で、熱風ファン14の回転数をにわかに早くすると、一時的に高温で風量の多い熱風を生成することができる。調理中において、このような制御を行うことで、調理物の表面に焦げ目をつけたり、加熱初期における調理物表面の温度上昇をさらに向上させることができ、よりおいしい調理をおこなうことが可能となる。
加えて、兼用ヒータ15aが均一加熱モードと集中加熱モードの時に、均一加熱用ヒータと集中加熱用ヒータの役割を兼用して行うので、熱風生成室の小スペース化を図ることが可能となる。
(第2実施例)
図11は本発明の第2実施例のケーシング室の縦断正面図で、ヒータ部15の構成を概略的に示すものであり、第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分についてのみ説明する。
ヒータ部15は、均一加熱用ヒータ15dと上部に設けられた集中加熱用ヒータ15eとから構成されており、リレーの切替えによって均一用加熱モードと集中用加熱モードとの切替えを行う。つまり、ヒータ部15は、均一加熱用ヒータ15dと集中加熱用ヒータ15eとから構成されており、調理メニューに応じて均一加熱モードと集中加熱モードの切替えがリレー30、31によって行われるようになっている。
このような実施例によれば、ヒータ部15が均一加熱用ヒータ15dと集中加熱用ヒータ15eの二本から構成されており、そのヒータ部15を調理メニューに応じて、リレー30、31によって切替えることから、ヒータ部の本数を実施例1より少なくすることができると共に、リレー30、31の制御構成をより簡単化でき、部品代のコスト低減と制御構成の簡単化が図れる。
本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、次のように変形或いは拡張してもよい。
ヒータ部15は、シーズヒータで構成されるとしたが、要はヒータ部15が熱源となるものであればよく、セラミックヒータでもハロゲンヒータで構成されていてもよい。
集中加熱用ヒータ15cは、ケーシング室11の内周部の上側に配設されているとしたが、上部位置に限定されるものではなく、要は加熱室2内で異なった温度分布を与えることができればよく、下部に配設されていてもよく、中央部に配設されていてもよい。
また、ヒータ部15は、実施例1では3本で構成されており、実施例2では2本で構成されているが、ヒータの本数は4本でも5本などの複数本から構成されていてもよい。
ケーシング室11は、加熱室の奥壁に設けられるとしたが、要は加熱室2内に熱風を送風できればよく、側壁さらには天井部に設けられていてもよい。
本発明をオーブン機能のみを有した加熱調理器に適用するようにしてもよい。
本発明の第1実施例を示す電子レンジの縦断側面図 開扉状態の電子レンジの外観斜視図 ケーシング室の縦断正面図 電子レンジの電気的構成図 各調理モードにおけるヒータ部の通電状態を示す図 各調理モードにおける送風量と適用換算式の関係を示す図 換算式の一例を示す図 オーブン調理時の制御を示すフローチャート オーブン調理時の調理メニューと熱風送風量の関係を示す図 オーブン調理時の調理メニューとヒータ消費電力の関係を示す図 本発明の第2実施例を示す図3相当図
符号の説明
図面中、2は加熱室、11はケーシング室(熱風生成室)、13は熱風モータ、14は熱風ファン、15はヒータ部、15aは兼用ヒータ、15bは均一加熱用ヒータ、15cは集中加熱用ヒータ、21はヒータ通電制御部(ヒータ通電制御手段)、23は制御回路(調理メニュー設定手段、制御手段)、23aはROM(記憶手段)、25はモータ駆動制御部(モータ駆動手段)、26はサーミスタ(温度検出手段)、Xは調理物を示す。

Claims (4)

  1. 調理物を収納する加熱室と、
    この加熱室と連通して設けられた熱風生成室と、
    この熱風生成室内に配置され、前記加熱室内に異なる温度分布を形成可能な複数のヒータと、
    このヒータへの通電を切替えるヒータ切替手段と、
    前記ヒータで加熱された空気を前記加熱室内に送風する熱風ファンと、
    この熱風ファンを回転させる熱風モータと、
    この熱風モータを駆動するモータ駆動手段と、
    複数の調理メニューの中から使用者により選択された調理メニューを設定する調理メニュー設定手段と、
    この調理メニュー設定手段で設定された調理メニューに応じて前記ヒータ切替手段及び前記モータ駆動手段を制御する制御手段とを備え、
    前記ヒータ部は、前記加熱室内を均一に加熱するための均一加熱用ヒータと、前記加熱室内の特定場所を集中的に加熱するための集中加熱用ヒータとから構成され
    前記制御手段は、前記均一加熱用ヒータの通電時における前記熱風モータへの入力電力よりも前記集中加熱用ヒータの通電時における前記熱風モータへの入力電力が大きくなるように前記モータ駆動手段を制御することを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記熱風生成室は、前記加熱室の側壁又は奥壁に沿って設けられ、
    前記集中加熱用ヒータは、前記熱風生成室内の上部に配置されていることを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  3. 前記制御手段は、調理メニューに応じて前記熱風モータへの入力電力を調理実行中に変更するように前記モータ駆動手段を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の加熱調理器。
  4. 前記加熱室内の所定部位の温度を検出する温度検出手段と、
    前記ヒータ部の切替状態及び前記熱風モータの入力電力に対応して前記温度検出手段による検出温度と前記加熱室内のほぼ中央の実温度との関係を示す換算式を記憶した記憶手段とを備え、
    前記制御手段は、調理メニューに応じて加熱調理を実行する際は、前記ヒータ部の切替状態及び前記熱風モータの入力電力に対応して前記記憶手段に記憶された換算式に基づいて前記加熱室内の実温度を求めることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の加熱調理器。
JP2006055064A 2006-03-01 2006-03-01 加熱調理器 Expired - Fee Related JP4881039B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006055064A JP4881039B2 (ja) 2006-03-01 2006-03-01 加熱調理器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006055064A JP4881039B2 (ja) 2006-03-01 2006-03-01 加熱調理器

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2007232281A JP2007232281A (ja) 2007-09-13
JP2007232281A5 JP2007232281A5 (ja) 2008-11-06
JP4881039B2 true JP4881039B2 (ja) 2012-02-22

Family

ID=38553049

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006055064A Expired - Fee Related JP4881039B2 (ja) 2006-03-01 2006-03-01 加熱調理器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4881039B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009109056A (ja) * 2007-10-29 2009-05-21 Chubu Corporation 電気オーブン
JP5111207B2 (ja) * 2008-04-04 2013-01-09 日立アプライアンス株式会社 加熱調理器
US8522672B2 (en) 2008-04-29 2013-09-03 Chun Kong Ian Cheung Food cooking oven
JP5600475B2 (ja) * 2010-05-20 2014-10-01 シャープ株式会社 加熱調理器
JP5923406B2 (ja) * 2012-07-30 2016-05-24 シャープ株式会社 加熱調理器
JP6395546B2 (ja) * 2014-10-01 2018-09-26 三菱電機株式会社 加熱調理器
JP6348154B2 (ja) * 2016-08-18 2018-06-27 東芝ホームテクノ株式会社 加熱調理器
CN113317688B (zh) * 2021-06-09 2023-04-07 广东智源机器人科技有限公司 功率控制方法、装置、电子设备以及烹饪系统

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3935726B2 (ja) * 2002-01-11 2007-06-27 シャープ株式会社 加熱調理器
JP4472412B2 (ja) * 2004-04-22 2010-06-02 パナソニック株式会社 加熱調理器
JP2007147130A (ja) * 2005-11-25 2007-06-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 加熱調理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007232281A (ja) 2007-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4881039B2 (ja) 加熱調理器
JP2008002761A (ja) 電子レンジ
EP1068777B1 (en) Residential oven with convectional and microwave heating
JP6937464B2 (ja) 加熱調理器
JP4818223B2 (ja) 加熱調理器
JP6837193B2 (ja) 加熱調理器
JP4607649B2 (ja) 加熱調理器と調理方法
JP4483653B2 (ja) 加熱調理装置
JP5012448B2 (ja) グリルヒータ付きオーブンレンジ
JP2008151442A (ja) 加熱調理器
JP2009180392A (ja) オーブンレンジ
JP5959369B2 (ja) 加熱調理器
JP5496165B2 (ja) 加熱調理器
US6686568B1 (en) Cooking apparatus having heaters
KR20050079522A (ko) 전기오븐레인지
JP6348154B2 (ja) 加熱調理器
JP6491973B2 (ja) 加熱調理器
JP2009281637A (ja) 加熱調理器
JP2009198070A (ja) 加熱調理器
KR100312896B1 (ko) 전자렌지 및 그 모드선택 제어방법
JP3878061B2 (ja) 加熱調理器
JP2021071202A (ja) 加熱調理器
JP6006190B2 (ja) 加熱調理器
JP5624242B1 (ja) 加熱調理器
JP2007064529A (ja) 加熱調理器

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080922

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080922

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100813

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100928

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110405

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111108

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111202

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141209

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees