JP4818223B2 - 加熱調理器 - Google Patents
加熱調理器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4818223B2 JP4818223B2 JP2007207774A JP2007207774A JP4818223B2 JP 4818223 B2 JP4818223 B2 JP 4818223B2 JP 2007207774 A JP2007207774 A JP 2007207774A JP 2007207774 A JP2007207774 A JP 2007207774A JP 4818223 B2 JP4818223 B2 JP 4818223B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- secondary battery
- cooking
- heating
- cooking menu
- charge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Description
例えば、商用交流電源の電圧が100Vであれば、消費電流が一般家庭の標準コンセント容量である15A以下となるよう、即ち、消費電力が1500W以下となるように、複数の加熱手段の出力を制御したり、動作させる時間を区切って加熱を行なうようにしていた。このため、加熱調理に要する時間が長引かざるを得ないという欠点があった。
また特許文献2には、蓄電池を利用した調理において、加熱動作停止時に充電回路を動作させ蓄電池を充電することで、次回の加熱動作までに蓄電池は常に最大電力を供給することができる加熱調理器が提供されている(特許文献2参照)。
また、特許文献2に開示されている技術は、加熱動作後に充電を行い加熱手段に最大電力が供給できるまで充電している。これによれば、使用者は、蓄電池の充電容量を使用した後、再度蓄電池を利用する調理を所望する場合に、最大容量に充電されるまで待機しなければならず、使い勝手が悪いという問題があった。
以下、本発明の第1実施例について図1乃至図15を参照して説明する。図1は、電子レンジ1の制御系の構成を概略的に示すブロック図、図2ないし図4はオーブン機能付き電子レンジ1の構成を示すもので、縦断側面図並びに扉を開放,閉鎖した状態の正面図である。図5は二次電池の充電特性を示す図、図6は、二次電池の放電レートを示す図である。また図7は二次電池の充電状態を示す表示部の図である。図8は接続スイッチの詳細図。図9はインバータの詳細図。図10はインバータの電流動作図。図11は操作部の詳細図、図12は調理メニューと二次電池の充電容量の相対図。図13は、各調理メニューの表示状態を示す図。図14は、表示方法のフローチャート。図15は、二次電池調理メニューの動作図である。
そしてこの加熱室4の前面開口部は、上下に回動する扉5によって開閉されるようになっている。また扉5の前面部には、上部に手掛け部6が設けられ、下部に複数の操作部7および表示部8(表示手段に相当)を有する操作パネル9が設けられている。操作部7は、加熱調理の調理メニューや調理時間,調理に関する庫内温度(設定温度)などを設定するためのものであり、また、表示部8は、選択された調理メニューや調理時間などを表示するためのものである。これらの調理メニューは、「グラタン」や、「ピザ」などが選択可能となっており、各食品に適した調理方法が予め制御部37(記憶手段に相当)に記憶されているものである。
内箱3の底部内側には段部14が形成され、この段部14にガラス板或はセラミックス板から形成された底板15が載置されている。この底板15は、実質的に加熱室4の底面を構成するもので、この底板15の下方の空間には、励振口13から供給された高周波を反射撹拌するための回転アンテナ16が配設されている。また、底板15の下方の空間には、回転アンテナ16を取り巻くようにしてシースヒータなどからなる下ヒータ17(加熱手段に相当)が配設されていると共に、内箱3の上部には、面状ヒータなどからなる上ヒータ18(加熱手段に相当)が配設されている。これら上下両ヒータ17および18は、調理機能の一つであるオーブン調理のヒータとして機能する。
またこの下ヒータ17と上ヒータ18とは、各々定格出力が異なって構成されており、下ヒータ17は1000W、上ヒータ18は1100Wとしている。
この熱風用ヒータ23は、二つのヒータがファン22の周りに囲繞して設けられる構成で、内周側と外周側と異なる場所に位置する内周ヒータ23a(加熱手段)と外周ヒータ23b(加熱手段)とにより構成される。またこの二つの熱風用ヒータは各々定格出力が異なり、内周ヒータ23aが1300W、外周ヒータ23bが1400Wで構成されている。これら内周ヒータ23a、外周ヒータ23bは、調理機能の一つである熱風循環調理のヒータとして機能する。
そして、加熱室4の後面である内箱3の後面壁には、ファン22の中心側に対応位置して多数の小孔からなる吸気口24が形成されていると共に、吸気口24の上下両側部分に位置して同じく多数の小孔からなる吐気口25が形成されている。
そして、これらの板26〜31は互いに溶接などによって接合され、前面部のフランジ板26が外箱2に溶接などによって接合されている。
この内箱3の上部の稜角部のうち上部後側の稜角部、すなわち、一枚の板から形成された上面板27および後面板28の境界部は、後側に向って下降する傾斜面32に形成されている。そして、その傾斜面32の横(左右)方向中央部には、図示しない赤外線検知用の窓が開口形成されており、その窓に望むようにして赤外線センサ(温度検知手段)33が配置されている。
この二次電池34は、端子電圧が例えば33V程度に設定されており、図5に示すように12分程度で満充電することが可能であり、また、図6に示すように、5C(mA)以上で放電させた場合でも放電容量が大きく低下しないように構成されている(例えば、特開2004−296255号公報参照)。
尚、放電容量1600mAhを20Cで放電させると、3分間,32A×33V=1056Wの電力供給ができる。
制御部37は、マイクロコンピュータで構成されており、赤外線センサ33や、庫内温度センサ38(温度検知手段)(図1参照)によって出力されるセンサ信号が入力され、扉5の開閉を検知する扉開閉検知手段90からの信号が入力されるように構成されている。そして、制御部37は、操作部7で主電源83をONすることにより、主電源スイッチ56がONされて、制御部37に電源が供給されるように構成されており、この制御部37は、表示部8の表示を制御したり、内部のメモリーに記憶された複数の調理メニューのプログラムを基にマグネトロン11や各ヒータ17,18,23a、23bの駆動を実行制御するように構成されている。
この表示部8の二次電池34の残存容量は、充電容量表示部8bに表示される。例えば最大の充電容量が400Whである場合において、1目盛だけ表示されている時は、80Whの充電容量(最大充電容量の20%分)が充電されていることを示しており、5目盛分表示されている時は、二次電池34が完全に充電がされていることを示す。
そしてその二次電池34の残存容量の右方には、調理名称表示部8aがあり、二次電池34の残存容量に応じた調理可能な調理メニューの名称(調理メニューの項目に相当)が表示され、その上下には、該調理メニューに必要な時間(終了時間)と、該調理メニューによる加熱室4内の設定温度が表示される。
上記した加熱手段である上下ヒータ17、18、熱風用ヒータ23a、23bは、図1に示す切替手段である接続スイッチ51〜54に接続される構成であって、図8に示すように接点dに接続される端子が、接点a、b、cに切替られることによって、商用電源35(接点bに接続した場合)、二次電池34(接点dに接続した場合)の異なる電源を選択することが可能に構成されており、各々のヒータが電源の供給先を選択できる。すなわち、各々のヒータは、異なる電源のうち一方から電源が供給されるように構成されている。
このインバータ50は、整流ユニット60と、半導体スイッチ61、インバータスイッチ62、高周波トランス63などから構成されており、整流ユニット60に商用電源35が接続されており、インバータスイッチ62に二次電池34が接続されている。
まず、商用電源35から供給された電力は、整流ユニット60により整流化され、半導体スイッチ61により制御される。この時商用電源35から供給された交流は、図10(a)に示すような脈流となる。
続いて、充電された二次電池34から供給された電力は、直流化されてインバータスイッチ62を介して商用電源35からの接続点Aに供給される(図10(b)参照)。
そして接続点Aでは、図10(a)の脈流に図10(b)の電力が合計されて、出力が大きくなった電力が高周波トランス63へ供給される。そして高周波トランス63を介して整流された電力がマグネトロン11に供給されるようになる。
したがってこのインバータ50は、接続スイッチ51〜54のようないずれかの電源を選択する構成とは異なり、商用電源35と二次電池34との合計の電力をマグネトロン11に供給することができる。
図11は、操作部7の詳細図である。この操作部7には、電子レンジ1の電源をオンする主電源83と、表示部8に表示されている調理メニューを選択する自動調理メニュー選択キー82と、この自動調理メニュー選択キー82により選択された調理メニューを実行開始するスタートキー84が設けられている。また調理メニューを手動で選択する手動調理メニュー選択キー85も設けられている。そして充電キー86も設けられており、このキーを選択することにより、充電リレー55がオンし、商用電源35から充電回路36を通じて二次電池34に充電がされるように構成されている。
そして、二次電池調理メニューは、「急速あたため調理」、「グラタン調理」、「シュー調理」、「クッキー調理」、「アップルパイ調理」「ハンバーグ調理」「ピザ調理」などが記憶されている。
これら二次電池調理メニューは、加熱条件が異なるように設定されていて、実行するための加熱手段(マグネトロン11、下ヒータ17、上ヒータ18、熱風用ヒータ23、内周ヒータ23a、外周ヒータ23bが相当)の選択、または加熱手段の使用時間、または二次電池34から加熱手段に供給する使用電力量のうち少なくとも一つ以上が異なるように設定されて構成されている。
まず「グラタン調理」について説明する。
この調理は、前述したように実行時に二次電池34を利用する。そして二次電池34を利用するときの必要な電力量(使用電力量)は160Whであり、上ヒータ1、1kWを約8分間加熱動作させる制御をする。
続いて、「シュー調理」は、シュークリームのシュー生地を調理する調理方法であって、この調理実行時に二次電池34を利用する。そして二次電池34を利用するときの必要な電力量(使用電力量)は、240Whであり、下ヒータ1kWを約14分間加熱動作させる制御をする。
すなわちこれら二次電池調理メニューは、その調理をするために必要な使用電力量が決まっており、二次電池34を使用する際には、前述した電力量(使用電力量)が二次電池34に充電されていなければ、調理が実行不可能となる。
この図12の表を基に、充電状態を示す表示部8には、前記した表の「○」印に該当する調理メニューの名称が図13のように表示されるようになる。
まず充電状態が、2目盛(40%)である場合、表示部8は、2目盛の充電容量で実行できる調理メニューである「グラタン」が表示される(図13(a)参照)。
図13(a)は、この「グラタン」調理の表示画面であって、2目盛の充電容量があれば、庫内を300度Cに設定して加熱し、20分で終了できる「グラタン調理」が実行可能であることを示している。
そしてこの「グラタン」調理の表示がされている時に、スタートキー84を押すことにより、「グラタン」の調理メニューが実行されるように構成されている。
またこの場合、調理名称表示部8aには、「グラタン」と表示されているが、操作部7の自動調理メニュー選択キー82を押下することにより、この調理名称表示部8aは、2目盛の充電容量があれば実行できる調理メニューが順次表示される。
すなわち前述した図12における目盛2の列において「○」印がされている調理メニューの「あたため」、「急速あたため」が順に表示されて、該当するモードが表示されたときに、スタートキー84を押すことにより、該調理メニューが実行される。
この時も、表示部8には、現在の充電容量の目盛が3であること、庫内を220度Cに設定して加熱すること、28分で調理が終了することが示されており、「シュー」調理が実行可能であることが示されている。
そして調理実行に同じ充電容量を必要とする「クッキー」が、続いて表示される。そして、目盛3以下で実行できる調理メニュー、「グラタン」、「急速あたため」、「あたため」が順に表示される。
まず、充電容量が5目盛分必要な「ピザ」調理が表示される。
この表示画面には、現在の充電容量の目盛が5であり、充電量が最大であること、庫内を300度Cに設定して加熱すること、15分で調理が終了することが示されており、「ピザ」調理が実行可能であることが示されている。
この表示後、「アップルパイ」、「ハンバーグ」、「シュー」、「クッキー」、「グラタン」、「急速あたため」、「あたため」が順に表示され、使用者は所望の調理メニューが表示されたときにスタートキー84を押すことにより、その調理を実行することができる。
まず、図13(a)に対応した「グラタン」調理の動作について図15(a)を参照して説明する。
図15(a)は「グラタン」調理メニューが選択されたときの庫内温度変化を示すタイミングチャートである。
まず、表示部8に「グラタン」が表示されている時に、スタートボタンを押すと、制御部37に記憶されている「グラタン調理メニュー」が開始される。
使用者が調理を実行開始させると、制御部37は、図15(a)に示すように、加熱調理の開始から、複数の加熱手段のうち背面にある内周ヒータ23bを選択して商用電源35から電源を供給する。
そして庫内温度が調理設定温度(300度C)に達すると、商用電源35に接続された内周ヒータ23a(1300W)を断続して設定温度を維持する。
そして所定時間(8分間)だけ設定温度以上で加熱を行なった後に調理を終了する。この場合、内周ヒータには、商用電源35が断続的に供給されており、商用電源35と二次電池34とからの電源供給が同時に行われている。
例えば、グラタンなどを調理する場合は、料理の表面部分に僅かに焦げ目をつけるように仕上げることが好ましい。従って、このグラタン調理のように制御すれば、調理の終了直前に一時的に加熱出力を高めて、食品の表面部分に焦げ目をつけることができる。
このように加熱途中に、内周ヒータ23a(定格出力1300W)とは、異なる場所に位置し、定格出力の異なる上ヒータ18(定格出力1100W)を接続スイッチで切り替えて二次電池34に接続することにより、1500W以上の消費電力を使用して内周ヒータ23aと上ヒータ18を同時に使用することができ、この「グラタン」メニューの調理メニューに適した加熱調理ができる。
使用者が調理を開始させると、制御部37は内周ヒータ23aを商用電源35に接続して通電して加熱室4の予熱を行う。そして、庫内温度が「シュー」調理の設定温度220度に達すると、制御部37は予熱行程が終了したことを表示部8に表示する。
この場合、電子レンジ1の定格消費電力が例えば1500Wであったしても、二次電池34を併用することで、それ以上の出力で加熱を行なうことが可能となっている。そして、庫内温度が再び設定温度に達するまで14分間下ヒータ17を通電し、その後、内周ヒータ23aを間歇的に通電を行い、庫内温度を一定に維持することで加熱調理を行なう。
このように、シュー生地を収容して、加熱されて生地が膨らむ初期段階のときに低下した庫内温度で下ヒータ17に二次電池34を通電し、高い火力としたので、生地の中の水分蒸発を促進させ、この水蒸気による生地の膨らみを良好にすることができる。
この場合、庫内温度が室温と略同じであり、且つ、加熱室4に食品等が収容されて熱容量が大きくなっている状態から加熱調理を開始することになる。そこで、制御部37は、図15(c)に示すように、加熱調理の開始から、内周ヒータ23を商用電源35に接続し、上ヒータ17(1.1kW),下ヒータ18(1kW)を二次電源に接続することで同時に通電して加熱動作させる。
そして、庫内温度がピザの設定温度(300度C)に達すると熱風用ヒータ23と上下ヒータ17,18に対して間歇的に通電を行うことで庫内温度が一定となるように維持する。
また二次電池34より電源の供給を受ける熱風用ヒータ23を加熱調理の開始から上下ヒータ17,18と同時に動作させるので、調理時間を短縮すると共に食品の表面部分が乾燥することを防止し、調理の仕上がり状態を良好にすることができる。
この場合、上下ヒータ17,18にタイミングを同時に二次電源から電源供給し、電源の供給時間が11分経過したときに二次電池容量が終了するため、その時点で調理も終了する。
すなわち最大容量を必要としない加熱調理をすることができるから、使用者は、二次電池34の使用状況においては二次電池34の充電時間を待機することなく、所望の加熱調理をすることができる。
次に、本発明に係る加熱調理器の第2の実施形態を、図16乃至図17を参照して説明する。
第1の実施形態と同一部分については同一の符号を付して説明を省略し、以下異なるところについて説明する。
即ち、上記第1の実施形態と異なるところは、二次電池調理メニューの制御方法であり、二次電池調理メニューを実行する為に必要な充電量が満たされていない場合にも、その該当する二次電池調理メニューに準ずる加熱調理を実行できるようにしている点である。
使用者が手動調理メニュー選択キー85を押下することにより、表示部8には、制御部37が記憶している調理メニューの名称が表示される。
すなわち図12に記載している「急速あたため」「グラタン」「シュー」「アップルパイ」「ピザ」等が手動調理メニュー選択キー85を押下することにより随時表示される。
そして、この手動調理メニュー選択キー85が選択されて、スタートキー84が押されると、その表示された調理が実行される。
詳細は後述するが、この操作では、その選択された表示項目の調理が、二次電池調理メニューに必要な充電容量を有している場合は、その二次電池調理メニューの加熱制御が行われ、一方、その選択された表示項目の調理メニューが、二次電池調理メニューに必要な充電容量を有していない場合は、二次電池調理メニューに準ずる程度の仕上がりがされるように加熱方法が変更された加熱制御が行われる(以下、模擬二次電池調理メニューを称す)。
図16は、使用者が、「ピザ」の項目が表示された時に調理を実行した時のフローチャートである。図17は、模擬二次電池調理メニューの「ピザ」調理の庫内温度変化を示すタイミングチャートである。
まず、使用者が手動調理メニュー選択キー85を押下して、「ピザ」の項目が表示されているときにスタートキー84を押して模擬二次電池調理メニューの「ピザ」調理を選択する(T1、T2)。
この時、制御部37の充電量検知回路39は、二次電池34の容量を検知して、二次電池調理メニューの「ピザ」調理に必要な充電量(100%)を有しているか判断する。
この加熱制御は、商用電源35から内周ヒータ23bに電力を供給する時間である通電時間を11分と予め設定されており、庫内温度が設定温度に達した後に、断続して内周ヒータ23bに通電するようにプログラムされている。
また二次電池34から上下ヒータ17、18への電力供給時間は、調理開始から調理終了まで全体で11分通電するようにして予め設定されており、庫内温度が設定温度に達した後に、断続して内周ヒータ23bに通電するようにプログラムされている。
なお、この際、表示部8には、充電容量の目盛は5が表示されており、調理終了時間は15分が表示されている(図3(c)参照)。
この時使用者は操作部7の充電キー86を操作すると(T9)、充電が始まる(T8)。そして充電後、充電容量が100%を越えたとき、それを充電検知手段が検知し「ピザ」の二次電池調理メニューが開始される(T4yes、T5)。
この時、表示部8には調理終了時間が20分と表示されており、二次電池調理メニューの「ピザ」調理の時(15分)より調理時間が長いことが示されて、さらに調理名称表示部8aに「模擬ピザ」と表示され、通常の二次電池調理メニューである「ピザ」調理とは異なる調理であって調理時間が長くなることが使用者に認識されるように報知される。
この場合、庫内温度が室温と略同じであり、且つ、加熱室4に食品等が収容されて熱容量が大きくなっている状態から加熱調理を開始することになる。そこで、制御部37は、加熱調理の開始から、熱風用ヒータ23を商用電源35に接続し、上下ヒータ17,18を二次電池34に接続することで同時に通電して加熱動作させる。
このとき、二次電池34の容量は、庫内温度を急激に上昇させる過程である開始直後に全て使用される。
そのため、庫内温度センサ38が設定温度に到達することを検知する時間は、二次電池調理メニューのピザ調理(図15(c)参照)よりも長くなる。
そして、庫内温度がピザの設定温度(300度C)に達すると熱風用ヒータ23のみを間歇的に通電を行うことで庫内温度が一定となるように維持して合計15分通電して調理が終了する。
そして「ピザ」調理において商用電源35から内周ヒータ23bに電力を供給する時間である通電時間を11分と予め設定されていたものを、15分に変更して「ピザ」調理に比して通電時間を延長している。また設定温度の到達後には加熱室4温度を一定にする為に断続的に通電を行っている。
したがってこれらのように「模擬ピザ」調理は、「ピザ」調理の仕上がりに近づけるために加熱動作を変更することから「模擬ピザ」の調理終了時間(20分)は、「ピザ」調理(15分)のときより長くなる。
したがって、現在有している充電容量を使用して高出力の調理をできるようにしたため、使用者は、二次電池34の充電時間が増えるのを待つことなく、所望の調理メニューを実行することができ、利便性が高い。
また他の調理の表示項目(例えばグラタン)でも、二次電池容量が少しでもあれば、二次電池34を利用して調理することができる。
次に、本発明に係る加熱調理器の第3の実施形態を、図18を参照して説明する。
図18は模擬二次電池調理メニューの「ピザ」調理の庫内温度変化を示すタイミングチャートであって、図17相当図である。
上記第2の実施形態と異なるところは、模擬二次電池調理メニューの「ピザ」調理の制御方法である。
そして、「模擬ピザ」調理が開始される。
まず、制御部37は、加熱調理の開始から、熱風用ヒータ23を商用電源35に接続し、上下ヒータ17,18を二次電池34に接続することで同時に通電して加熱動作させる。
二次電池34に充電されている容量を4.4分間連続して通電することで使いきり、その後熱風用ヒータ23を通電し続けて、庫内温度を上昇させていく。
続いて、二次電源34から電力が供給されていた加熱手段である下ヒータ18に商用電源35から通電されるように、上ヒータ17の接続を切り離し、下ヒータ18に通電されるように接続を切り替える。
そして、上下ヒータ17,18に通電した後に、熱風用ヒータ23に接続を戻して通電する。
このように商用電源35と接続されるヒータ17、18、23aを所定時間毎に切り替えて、繰り返すように制御して、加熱開始後20分経過した時点で調理を終了する。
そして商用電源35から上下ヒータ17,18への電力供給時間は、3.6分間となり、電力供給時間が変更されるように制御されることにより、加熱調理中に上下ヒータ17,18に通電される時間は、二次電池34と商用電源35とからの供給時間を合計して8分間通電されるように変わる。
したがってこれらのように第3の実施例における「模擬ピザ」調理は、「ピザ」調理の仕上がりに近づけるために加熱動作を変更することから「模擬ピザ」の調理終了時間(20分)は、「ピザ」調理(15分)のときより長くなる。
特に、第2の実施例と異なり、ピザの上下方向から加熱して表面、裏面ともに香ばしくするというピザ調理に必要な動作は、開始当初だけでなく、設定温度到達後もするように制御されるから、より「ピザ」調理に近い仕上がりのピザが提供することができる。
これによれば、二次電池調理メニューにより加熱される被加熱物によって、上下方向からの加熱が必要であるとか、マイクロ波による加熱が必要であるなど制御方法は異なるが、充電容量が少なく二次電池34に基づいて加熱することができなくても、商用電源35により当該加熱手段を通電できる為、被加熱物にとってより適した模擬二次電池調理メニューを実行することができる。
Claims (7)
- 被加熱物を収容する加熱室と、
被加熱物を加熱する加熱手段と、
商用電源により充電され、前記加熱手段に対して電力を供給する二次電池と、
前記二次電池から電力が供給される加熱手段によって加熱をする調理メニュー(以下、二次電池調理メニューと称す)を記憶する記憶手段と、
この二次電池調理メニューを実行制御する制御手段とを備え、
前記記憶手段は、前記二次電池の充電量に応じた複数の二次電池調理メニューを記憶することを特徴とする加熱調理器。 - 二次電池の充電量の状態を検知する充電量検知手段と、
二次電池調理メニューの項目を表示する表示手段とを有し、
制御手段は、前記充電量検知手段により検知された充電量が、二次電池調理メニューの実行に必要な所定の充電量に比して多い場合に、その二次電池調理メニューの項目を前記表示手段に表示することを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。 - 記憶手段は、二次電池の充電量に応じて加熱条件が異なる二次電池調理メニューを有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の加熱調理器。
- 記憶手段は、加熱するための加熱手段の選択、または加熱手段の使用時間、または二次電池から加熱手段に供給する使用電力量のうち少なくとも一つ以上が異なる二次電池調理メニューを有することを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれかに記載の加熱調理器。
- 二次電池の充電量の状態を検知する充電量検知手段と、
二次電池調理メニューを選択する選択手段とを有し、
記憶部は、商用電源から電力が供給される第1の加熱手段と、二次電池から電力が供給される第2の加熱手段とを併用して加熱動作し、前記商用電源からの第1の加熱手段への電力供給時間と、二次電池から第2の加熱手段への電力供給時間が予め設定されている商用電源併用二次電池調理メニューを有し、
制御手段は、
前記選択手段により、前記商用電源併用二次電池調理メニューが選択されて、
前記充電検知手段が検知した二次電池の充電量が、前記商用電源併用二次電池調理メニューを実行するために必要な量より少ない場合に、
前記二次電池から第2の加熱手段への電力供給時間を短縮し、商用電源からの加熱手段への電力供給時間を変更することを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。 - 制御手段は、
前記選択手段により、前記商用電源併用二次電池調理メニューが選択されて、
前記充電検知手段が検知した二次電池の充電量が、前記商用電源併用二次電池調理メニューを実行するために必要な量より少ない場合に、
前記二次電池から第2の加熱手段への電力供給時間を短縮し、商用電源からの第1の加熱手段への電力供給時間を延長することを特徴とする請求項5記載の加熱調理器。 - 第1の加熱手段と第2の加熱手段とは、商用電源または二次電池いずれにも接続可能に構成され、
制御手段は、
前記選択手段により、前記商用電源併用二次電池調理メニューが選択されて、
前記充電検知手段が検知した二次電池の充電量が、前記商用電源併用二次電池調理メニューを実行するために必要な量より少ない場合に、
前記二次電池から前記第2の加熱手段への電力供給時間を短縮し、
前記二次電池から前記第2の加熱手段へ電力が供給されないときに、前記商用電源から前記第2の加熱手段へ電力を供給することを特徴とする請求項5記載の加熱調理器。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007207774A JP4818223B2 (ja) | 2007-08-09 | 2007-08-09 | 加熱調理器 |
TW097129834A TWI355912B (en) | 2007-08-09 | 2008-08-06 | Heating cooker |
CN2008102102396A CN101363635B (zh) | 2007-08-09 | 2008-08-11 | 加热烹调器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007207774A JP4818223B2 (ja) | 2007-08-09 | 2007-08-09 | 加熱調理器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009041854A JP2009041854A (ja) | 2009-02-26 |
JP4818223B2 true JP4818223B2 (ja) | 2011-11-16 |
Family
ID=40390146
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007207774A Expired - Fee Related JP4818223B2 (ja) | 2007-08-09 | 2007-08-09 | 加熱調理器 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4818223B2 (ja) |
CN (1) | CN101363635B (ja) |
TW (1) | TWI355912B (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5968826B2 (ja) * | 2013-04-24 | 2016-08-10 | 東芝ホームテクノ株式会社 | 加熱調理器 |
JP2014219155A (ja) * | 2013-05-08 | 2014-11-20 | 東芝ホームテクノ株式会社 | 加熱調理器 |
JP6374710B2 (ja) * | 2014-06-05 | 2018-08-15 | 日立アプライアンス株式会社 | 加熱調理器 |
RU2713075C2 (ru) | 2015-01-23 | 2020-02-03 | Балмуда Инк. | Духовой шкаф с парогенератором (варианты) |
WO2017040822A1 (en) * | 2015-09-01 | 2017-03-09 | Pressco Ip Llc | Integrated power supply and control system and method |
JP7198977B2 (ja) * | 2019-03-14 | 2023-01-05 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 高周波加熱装置および高周波加熱方法 |
CN110558840A (zh) * | 2019-09-09 | 2019-12-13 | 河北贵能新能源科技有限公司 | 咖啡壶及其控制方法 |
JP7398943B2 (ja) | 2019-12-10 | 2023-12-15 | 三菱電機株式会社 | 加熱調理器 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2839632B2 (ja) * | 1990-03-30 | 1998-12-16 | 株式会社東芝 | 電子レンジ |
JPH0668972A (ja) * | 1992-08-18 | 1994-03-11 | Toshiba Corp | 電子レンジ |
-
2007
- 2007-08-09 JP JP2007207774A patent/JP4818223B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2008
- 2008-08-06 TW TW097129834A patent/TWI355912B/zh not_active IP Right Cessation
- 2008-08-11 CN CN2008102102396A patent/CN101363635B/zh not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN101363635B (zh) | 2010-09-29 |
CN101363635A (zh) | 2009-02-11 |
JP2009041854A (ja) | 2009-02-26 |
TWI355912B (en) | 2012-01-11 |
TW200916035A (en) | 2009-04-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4818223B2 (ja) | 加熱調理器 | |
TWI330706B (ja) | ||
JP4881039B2 (ja) | 加熱調理器 | |
KR20040047079A (ko) | 가열조리장치 및 그 제어방법 | |
JP2008151442A (ja) | 加熱調理器 | |
JP4922809B2 (ja) | 加熱調理器 | |
JP3023264B2 (ja) | 加熱調理器 | |
JP5496165B2 (ja) | 加熱調理器 | |
JP3226714B2 (ja) | 加熱調理器 | |
JP5118378B2 (ja) | 加熱調理器 | |
US6686568B1 (en) | Cooking apparatus having heaters | |
KR20050081371A (ko) | 조리용 오븐의 히터 제어 방법 | |
JP2003187957A (ja) | 電子レンジ | |
JPS58158432A (ja) | 調理器 | |
JP2002081653A (ja) | 加熱調理器 | |
JP2003014241A (ja) | 加熱調理器 | |
KR100939719B1 (ko) | 토스터의 요리 제어방법 | |
JPS6110314Y2 (ja) | ||
JPH07280280A (ja) | 加熱調理器 | |
JP3630932B2 (ja) | 加熱調理装置 | |
JPH08159481A (ja) | 加熱調理器 | |
JP2005106362A (ja) | 高周波加熱調理器 | |
JPH01179824A (ja) | 調理器 | |
JP2009198070A (ja) | 加熱調理器 | |
JPH0960890A (ja) | 加熱調理器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090924 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110726 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110805 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110830 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140909 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4818223 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |