JP4607649B2 - 加熱調理器と調理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、蒸気発生装置及び熱風循環機構を備えた加熱調理器と調理方法に関する。
近年、加熱調理器においては蒸気を100度以上に過熱した過熱スチームを利用し、食
品を熱伝達の優れる凝縮熱伝達により加熱するものが提供されている。
例えば、上記のものでは熱風を生成し加熱室内に循環させる熱風循環機構を加熱室内下
壁に設け、蒸気発生装置を加熱室内側面に設ける構成の加熱調理器であって、蒸気発生装
置で水を加熱し蒸気を加熱室内で発生させ、その発生した蒸気を熱風循環機構によって、
過熱スチームになるまで加熱して、加熱室内を循環させている(例えば、特許文献1参照
)。
また、他の加熱調理器では、熱風循環機構を加熱室後方に設け、蒸気生成容器を熱風循
環機構内に設ける構成をしており、熱風循環機構に設けられたヒータにより蒸気生成容器
に貯水した水を加熱し、過熱蒸気を生成し、加熱室内に循環させている(例えば、特許文
献2参照)。
特開2004−218917号公報(第4頁、図1参照) 特開2004−316999号公報(第2頁、図1参照)
しかしながら、特許文献1のような加熱調理器においては、蒸気発生装置と熱風循環機
構は同時に作動しておらず、蒸気の加熱効率が悪いという問題があった。
また特許文献2のような加熱調理器においては、蒸気生成容器を熱風循環機構内に設け
ているため、その蒸気生成容器内に貯水された水は熱風循環機構駆動時には熱風循環機構
のヒータの発熱により常時蒸気が発生してしまうため蒸気の発生量を調節できないという
問題があった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、蒸気の加熱効率がよく、さらに
蒸気の発生量の調整が可能な加熱調理器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係わる加熱調理器は、調理物が収容される加熱室
と、前記加熱室に設けられ、熱風ヒータ及び熱風ファンを有し、前記加熱室内の空気を前
記熱風ヒータにより加熱し、前記熱風ファンの回転駆動により前記加熱された空気を加熱
循環させる熱風循環機構と、前記加熱室の前記熱風循環機構が設けられた位置と異なる位
置に設けられ、蒸気発生室を有する蒸気発生容器、前記蒸気発生容器を加熱する蒸気用ヒ
ータ、前記蒸気発生室内に給水する給水ポンプを有し、前記蒸気発生室内で発生した蒸気
を、前記加熱室内に供給する蒸気発生装置とを備え、前記熱風循環機構と前記蒸気発生装
置は同時に動作可能に構成したことを主たる特徴とする。
本発明によれば、熱風循環機構と蒸気発生装置は同時に動作可能にしたため、蒸気の加
熱効率がよく、さらには蒸気の発生量の調整が可能な加熱調理器を提供することができる
以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。
本発明の加熱調理器を電子レンジに適用した一実施例を示す図1乃至図12を参照して
説明する。
そのうち、構成の概要を説明するための図について示す。図1は、電子レンジの扉を閉
塞した状態の正面図である。図2は扉を開放した状態で示す正面図である。図3は縦断正
面図である。図4は横断平面図である。図7は縦断側面図である。図8は加熱室内の拡大
正面図である。
図1,2に示すように電子レンジの本体1は、外郭が矩形状の外箱2で形成されていて
、底部下面に脚部3が設けられている。
外箱2の内部には前面が開口した内箱4が設けられており、この内箱4の内部を加熱室
5としている。またこの加熱室5の前面開口部5dは本体1の前面のほぼ全幅にわたる大
きさの矩形状をなしている。
そして、本体1の前面には加熱室5の前面開口部5dを開閉可能な扉6が設けられてい
る。この扉6は図示しないヒンジ部を介して本体1の前下部に上下方向に可動可能に枢支
されている。
また扉6の前面部には図1に示すように、上部に手掛け部7が設けられていると共に、
下部に複数の操作部9及び表示部10を有する操作パネル8が設けられている。この操作
部9は加熱調理の調理メニューや調理時間を選択設定するもので、表示部10は選択され
た調理メニューや調理時間などを表示するためのものである。
またこの扉6には、扉6をロックする扉ロックスイッチ11(図10参照)が設けられ
ており、この扉ロックスイッチ11は加熱室5内が高温時は扉6を開放できないように扉
6をロックするロック機能を有している。
そして外箱2と内箱4の間には図4、図7に示すように空間が設けられており、内箱4
の右方には右側空間12、左方には左側空間13、下方には下側空間14が設けられてい
る。
また図7に示すように加熱室5の後方には機械室15が形成されていて、この機械室1
5には下部にマグネトロン16と、このマグネトロン16の駆動装置17が設けられてい
る。
このマグネトロン16はマイクロ波を発生するもので、その発生したマイクロ波は、下
側空間14に設けられ加熱室5の下面の中央に延びる導波管18を通して開口部(図示せ
ず)から加熱室5内に供給可能としている。
また機械室15の中央部から上部にかけては、左右方向の中央部に後述する熱風循環機
構60が設けられている。
さらに機械室15の上部には加熱室5内の温度を測定する温度センサ19が設けられて
いる。
一方、加熱室5内には図3、図8に示すように両側壁に突起状の段部30が形成されて
おり、上方に上段部30a、下方に下段部30bが形成されている。
またその段部30上に加熱調理用の角皿31が載置できるように構成されていて、上段
角皿31aと下段角皿31bが其々配置されている。
これら角皿31はいずれも段部30上をスライド移動することが可能で、角皿31を前
面開口部5d方向にスライド移動させることによりに加熱室5から取出し可能である。
そして図2、図3に示すように左側空間13における加熱室5の左側壁5aの外側であ
って、上段部30aと下段部30bの間に位置して蒸気発生容器41が配設されている。
次いで、要部の具体構成を示す。図5は、前記蒸気発生容器41の縦断正面図、図6は
蒸気発生容器41の縦断側面図を示している。
図6に示すように、蒸気発生容器41は、正面側(図示右側)が開口している凹状の容
器本体42と、その開口を覆う容器カバー43とで構成され、容器本体42と容器カバー
43の間に容量が12ml程度の蒸気発生室41aが形成される。
これら容器本体42と容器カバー43は、例えば金属ダイカスト(例えばアルミダイカ
スト)から構成されている。
容器本体42の蒸気発生室41aの上下には棒状のシーズヒータからなる蒸気用ヒータ
44が2本鋳込まれている。この2本の蒸気用ヒータ44である第1の蒸気用ヒータ45
と第2の蒸気用ヒータ46は両端の端子が容器本体42から突出されており、電気的に独
立して電源101(図10参照)と接続されている。
そしてこれら蒸気用ヒータ44は定格出力が異なり、第1の蒸気用ヒータ45の定格出
力は600Wで、第2の蒸気用ヒータ46の定格出力が300Wで構成されて電源101
に接続されていて、蒸気発生容器41には合計900Wの定格出力が供給される構成とな
っている。
また容器本体42の背面側(図示左側)には二点鎖線で示す給水口47が形成されてい
て、これに後述するパイプ55が取り付けられている。
また図5に示すように容器本体42の上部には蒸気発生容器41の温度を検出するサー
ミスタ48が取り付けられている。
一方、容器カバー43の上部には3個の筒状の蒸気吹出口49が横方向に並んで略等間
隔に形成されている。
蒸気吹出口49は容器カバー43を貫通しており、その右部は容器カバー43の右端面
から突出している。
また、蒸気発生室41aの内面を構成する容器本体42の左側部の右面には複数の放熱
フィン50が容器本体42と一体に形成されている。
放熱フィン50は、容器本体42の上部内面から下方に突出する2個の放熱フィン50
aと、各蒸気吹出口49の下部に位置する3個のコの字状の放熱フィン50bと、放熱フ
ィン50bよりも下方部に位置する2個のT字型の放熱フィン50cとから構成されてい
る。
また、放熱フィン50a〜50cの右端部は、容器本体42に容器カバー43を取り付
けたときに容器カバー43の内面に略当接するようになっている。
従って、図5の正面図に示すように放熱フィン50a〜50cにより蒸気発生室41a
の内部には迷路状に入り組んだ通路が形成される。
そして図6に示すように加熱室5の左側壁5aには、蒸気吹出口49に対応する3個の
蒸気開口部51が形成されている。また、加熱室5の左側壁5aの内側には蒸気開口部5
1の周縁を覆うカバー部材52が取り付けられている。
このカバー部材52は、蒸気開口部51と連通する3個の筒状の蒸気口53を有してい
る。
一方、図3に示すように、加熱室5の下側空間14には水タンク54が配設されている
。水タンク54は約400mlの水を収容可能な大きさを有しており、外箱2に対して着
脱可能に構成されている。
外箱2に装着された水タンク54はパイプ55を介して蒸気発生容器41の給水口47
と接続される。パイプ55の途中には給水ポンプ56が接続されており、給水ポンプ56
が駆動されると水タンク54内の水は蒸気発生室41a内に供給されるようになっている
これら蒸気発生容器41、水タンク54、パイプ55、給水ポンプ56などから蒸気発
生装置40が構成される。
一方、加熱室5の後壁側には熱風循環機構60が配設されている。
図7に示すようにこの熱風循環機構60は、熱風ファン61と、熱風ヒータ62、ケー
シング65、及びファンモータ66で構成されており、そのうち、熱風ファン61は遠心
ファンが用いられている。
この熱風ファン61はケーシング65に覆われており、このケーシング65の後側の機
械室15にはファンモータ66が取付けている。
このファンモータ66の回転軸がケーシング65内に挿入されており、これに熱風ファ
ン61の中心ボス部が取付けられ、この熱風ファン61を回転駆動するように構成されて
いる。
そして、熱風ヒータ62は、2本のシーズヒータで構成され熱風ファン61の周囲部を
囲うように配設されている。
この2本のヒータからなる熱風ヒータ62は、定格出力が異なる第1の熱風ヒータ63
と第2の熱風ヒータ64で構成されており、これら第1の熱風ヒータ63と第2の熱風ヒ
ータ64は其々独立して電源101に接続され、第1の熱風ヒータ63は1300Wの定
格出力で、第2の熱風ヒータ64は1000Wの定格出力で構成されている。
これらに対して、図8に示すように加熱室5の後壁5cには、熱風ファン61の中央部
と対応する位置に循環空気の吸入口67が多数の小孔により形成され、熱風ファン61の
外周部より外側の位置に循環空気の吹出口68を同じく多数の小孔により形成している。
また吹出口68は熱風ヒータ62と対応するように環状に配置して形成されている。
なお、前述の上段角皿31aと下段角皿31bについては、循環空気の吸入口67と吹
出口68とを遮断するように、吸入口67を上下より挟むように配置されている。
またさらに図4に示すように、加熱室5内の右側壁5bには排出開口部70が設けられ
ており、その右側壁5bの外側には蒸気排気機構71が設けられている。そして加熱室5
左側壁5aのカバー部材52より前面開口部5d側には吸気開口部90が設けられており
、その左側壁5aの外側には冷気吸気機構91が設けられている。
ここで、まず上記蒸気排気機構71について図9を参照して説明する。
図9(a)は、排出開口部70が閉塞している状態の蒸気排気機構拡大図である。図9
(b)は、排出開口部70が開放している状態の蒸気排気機構拡大図である。
この蒸気排気機構71は排気ダンパ72、レバー82、回転体80及びダンパモータ7
8で構成されている。
この排気ダンパ72は板状に形成され、図9(a)に示すように右側壁5bの外側の排
出開口部70近傍に形成された支持部73にシャフト74を介して回動可能に枢支されて
おり、以って排出開口部70を開閉できる態様になっている。
またこの排気ダンパ72と右側壁5bの間には引張りコイルばね75が接続されており
、この引張りコイルばね75により排気ダンパ72は排出開口部70を閉塞する方向に付
勢されている。
またこのシャフト74は排気ダンパ72に固定されており、排気ダンパ72の上方で排
気ダンパ72と垂直方向に折曲しているクランク部76を有している。そしてこのクラン
ク部76の先端にはピン77が設けられている。
一方、加熱室5の右側壁5bと外箱2との間には、後述する制御装置100に接続され
たダンパモータ78が設けられており、このダンパモータ78のダンパモータ軸79に円
盤状の回転体80が設けられ、ダンパモータ78の回転駆動に応じてこの回転体80はダ
ンパモータ軸79を中心として回転する。そしてこの回転体80上には突起81が設けら
れている。
また排気ダンパ72と回転体80の間には、中央に中心軸83を有し、回動可能なレバ
ー82が設けられている。このレバー82は中心軸83から回転体80側に溝84を形成
しており、この溝84には回転体80上の突起81が摺動可能に嵌め合いされている。
またレバー82は中心軸83から排気ダンパ72側の端部には切欠き85が形成されて
おり、この切欠き85はレバー82が回動されることにより、クランク部76のピン77
を係合することができる態様に形成されている。
次に、上記構成の蒸気排気機構71の動作について説明する。
この蒸気排気機構71は、通常時には排気ダンパ72が引張りコイルばね75の付勢力
により排出開口部70が閉塞されている。
この閉塞時にダンパモータ78を駆動させると矢印Xの方向に回転体80が回転する。
その回転に伴い、突起81が回転体80の回転にあわせて回転移動する。
そしてこの突起81はレバー82の溝84に嵌め合いされているため、このレバー82
も中心軸83中心にY方向に回動する。
すると、レバー82の先端部に形成された切欠き85がクランク部76のピン77を引
掛けてY方向に押される。
このピン77が押されることによりクランク部76が回動し、以ってシャフト74に固
定されている排気ダンパ72が図9(b)に破線矢印で示す如く時計方向に回転回動され
、排出開口部70が開放される。
一方、図4に示した前記冷気吸気機構91については、後述する使用目的が相違するも
のの構成上は、上記蒸気排気機構71とほぼ同じ構造であるため説明を省略する。
つづいて、電子レンジの電気的構成について説明する。
図10は、電子レンジの概略的な電気的構成を示すブロック図である。
電子レンジが備える制御装置100には、前述の操作パネル8の操作部9、加熱室5内
の温度を検出する温度センサ19、また蒸気発生容器41内の温度を検出するサーミスタ
48、及び電子レンジに電源を供給する電源101が接続されている。
この電源101から電子レンジに印加できる最大定格出力は約1300Wである。
操作部9では、調理メニュー等を設定した信号を制御装置100に入力し、温度センサ
19及びサーミスタ48は、それぞれ温度検出信号を入力する。
そして制御装置100には、操作パネル8の表示部10、マグネトロン16の駆動装置
17が接続されていると共に、蒸気発生装置40の蒸気用ヒータ44である第1の蒸気用
ヒータ45、第2の蒸気用ヒータ46、及び給水ポンプ56が接続されている。
さらに、熱風循環機構60のファンモータ66、及び熱風ヒータ62である第1の熱風
ヒータ63、第2の熱風ヒータ64に接続されている。
また扉6の開閉をロックする扉ロックスイッチ11と、蒸気排気機構71及び冷気吸気
機構91のダンパモータ78が接続されている。
またここで制御装置100に接続された電源101と、第1の熱風ヒータ63、第2の
熱風ヒータ64、第1の蒸気用ヒータ45、第2の蒸気用ヒータ46の定格出力について
の関連性を述べる。
これら電子レンジに設置されるシーズヒータは、第1の熱風ヒータ63の定格出力13
00Wと、第1の蒸気用ヒータ45及び第2の蒸気用ヒータ46を組合わせた(以降、第
2の加熱手段とも称す)合計の定格出力900Wと、第2の蒸気用ヒータ46及び第2の
熱風ヒータ64を組合わせた(同第1の加熱手段とも称す)合計の定格出力1300Wが
、電子レンジに電源101から印加可能な最大定格出力1300W以下となるように構成
されている。
次に、上記構成の電子レンジの作用について述べる。
扉6を開け図示しない調理物を加熱室5内に収容載置し、使用者は加熱条件を決めて操
作部9から「レンジ調理メニュー」や「過熱スチーム調理メニュー」等の調理方法や加熱
時間、加熱温度などを入力操作する。
そして、操作部9のうちのスタートスイッチを操作して加熱開始を指示すると、制御装
置100は設定された調理メニューや加熱条件に基づき予め設定された制御プログラムに
従ってマグネトロン16や蒸気発生装置40、熱風循環機構60を駆動させて加熱調理を
実行する。
ここでまず、加熱室5内に蒸気を供給しながら加熱調理を実行する調理メニュー(以下
、「スチーム調理メニュー」と称する)が設定された場合の動作について説明する。
これは、例えばケーキやシュークリームのシューを焼くためや、シューマイや肉まん等
の加熱調理に利用される。
「スチーム調理メニュー」の開始が指示されると蒸気用ヒータ44がオンされる。この
結果、蒸気発生容器41及び放熱フィン50が加熱される。そして、蒸気発生容器41に
設置されているサーミスタ48が蒸気発生室41aの温度を120度以上に達したと判断
したら、給水ポンプ56を駆動して、水タンク54から蒸気発生容器41への給水を開始
する。
蒸気発生容器41に給水ポンプ56により少量の水が供給されると、その水は蒸気発生
室41a内に落下し、瞬時に蒸発する。
この蒸気発生室41aで発生した蒸気は、図5に矢印Aで示すように放熱フィン50の
間の通路を通って上昇し、蒸気吹出口49に至る。
このとき、放熱フィン50も蒸気発生容器41と共に120度付近まで温度上昇してい
るため、上昇中に放熱フィン50と接触した蒸気は再加熱される。
蒸気吹出口49に至った蒸気は、蒸気吹出口49を通り、上段角皿31aと下段角皿3
1bの間の蒸気開口部51から加熱室5内に放出される。このとき、蒸気吹出口49及び
蒸気口53が筒状であるため、蒸気は図3の矢印Sのように加熱室5の左壁部に対して略
垂直な方向に放出される。
そして加熱室5内に載置されている調理物に蒸気が当たり凝縮熱効果により調理物は加
熱される。
次に、加熱室5内に熱風を循環供給しながら加熱調理を実行する調理メニュー(以下、
「オーブン調理メニュー」と称する)が設定された場合の動作について説明する。
これは、例えばトーストや肉類のロースト等の加熱調理に使用される。
「オーブン調理メニュー」の開始が指示されると、ファンモータ66と熱風ヒータ62
が通電される。
これによって、ファンモータ66は熱風ファン61を回転駆動し、熱風ファン61は図
7の矢印Mに示すように加熱室5内の空気を加熱室後壁5cの吸入口67から吸入する。
そして、熱風ファン61により円周方向に送風され熱風ヒータ62によって加熱される
その加熱された空気が加熱室後壁5cの吹出口68から吹出されることにより加熱室5
内の空気が循環され、加熱室5内の温度が高まる。
この熱風循環機構60の動作により調理物は強制対流加熱される。またこの際、加熱室
5内は熱風ヒータ62の熱輻射による加熱も行われる。
さらに、加熱室5内の調理物をマイクロ波により加熱調理を実行する調理メニュー(以
下、「レンジ調理メニュー」と称する)が設定された場合の動作について説明する。
これは、例えば牛乳のあたためや、冷凍食品の解凍等の加熱調理に利用される。
加熱室5の底に直接調理物を載置収容し、「レンジ調理メニュー」の開始が指示される
と、マグネトロン16が駆動し、マイクロ波が導波管18を通り、加熱室5下方から回転
アンテナ(図示せず)によりマイクロ波が加熱室5内にむらなく照射されて加熱調理が行
なわれる。
さらにここで、蒸気発生装置40と熱風循環機構60を併用して過熱スチームを生成し
、この過熱スチームで調理物の加熱調理を実行する調理メニュー(以下、「過熱スチーム
メニュー」と称する)が設定された場合の動作について図11に示すフローチャート及び
、図12に示す図11のフローチャートに基づき時系列に制御内容を示した図で説明する
この図12は、制御装置100の指令に基づく加熱室5内温度と、蒸気発生室41a温
度と、電子レンジに印加される合計出力などの制御内容をステップS1〜ステップS14
までを時系列的にT1〜T6を付して示したものである。
この過熱スチームメニューは例えば鳥の丸焼きや、ハンバーグの加熱等の加熱調理に利
用される。
まず、加熱室5内の上段部30aと下段部30bにそれぞれ上段角皿31a及び下段角
皿31bをセットする。
そして、上段角皿31a及び下段角皿31bに調理物を載置収容する。
次いで、操作パネル8の操作部9により「過熱スチーム調理メニュー」が選択され、加
熱時間が入力されスタート指示を受けると、制御装置100は所定のプログラムに基づい
て指令を出す。
まず、加熱室5内の予熱を行うために熱風循環機構60の第1の熱風ヒータ63に定格
電力1300Wが供給されると共にファンモータ66が駆動される(ステップS1)。
このファンモータ66の駆動による熱風ファン61の動作により、加熱室5内の空気が
後壁5cの上段角皿31a、下段角皿31bの間に位置する吸入口67より、図7の矢印
Mに示すようにケーシング65内に吸入される。
この吸入された空気は、1300Wの定格電力により発熱した第1の熱風ヒータ63に
よりすばやく加熱される(図12中、T1〜T2参照)。
そして加熱された空気は、図7の矢印Nに示すように熱風ファン61の周まわりに位置
する熱風吹出口68から加熱室5内に吹出されることにより循環され、以って加熱室5内
の空気はすばやく(約20分程度で)100度Cに達するまで加熱される。
このとき、加熱された空気は後壁5cの上段角皿31aの上側および下段角皿31bの
下側から吹出されるため、角皿31に載置された調理物に満遍なく熱風が伝わる。
そして、温度センサ19により加熱室5内温度が100度以上になったことが検知され
ると(ステップS2のY)、第1の熱風ヒータ63への電源入力はオフされ、ファンモー
タ66だけ駆動される。さらに扉ロックスイッチ11がオンされ、扉6は開放できなくな
る(ステップS3)。
つづいて、蒸気発生装置40の第1の蒸気用ヒータ45に600Wの定格電力と第2の
蒸気用ヒータ46に300Wの定格電力を同時に入力する第2の加熱手段を用い、合計し
て900Wの電力を蒸気用ヒータ44に入力し、蒸気用ヒータ44を発熱させる(ステッ
プS4)。
この蒸気用ヒータ44の発熱により、蒸気発生容器41及び放熱フィン50がすばやく
加熱され、蒸気発生室41aが予熱される(図12中、T2〜T3参照)。
そして、サーミスタ48が蒸気発生室41aの温度が所定の温度120度Cに達したこ
とを検知すると(ステップS5のY)、制御装置100は給水ポンプ56を駆動させて、
蒸気発生室41aへの給水を開始させる(ステップS6)。
このとき、制御装置100は所定容量の水が間欠的に、例えば2秒おきに蒸気発生室4
1aに供給されるように給水ポンプ56を駆動させ、1回当たりの給水量は「過熱スチー
ム調理メニュー」の種類に応じて制御する。例えばケーキやシュークリームのシューを焼
くための「過熱スチーム調理メニュー」が設定されたときの1回当たりの給水量は0.5
mlに、シューマイや肉まん等の「過熱スチーム調理メニュー」が設定されたときの1回
当たりの給水量は1.0mlにそれぞれ設定されている。
そして、120度Cまで温度上昇している蒸気発生容器41に少流量の水が供給される
ことにより、その水は蒸気発生室41a内に落下し、瞬時に蒸発する。
そして蒸気は、図5の矢印Aで示すように放熱フィン50の間を加熱されながら上昇し
、蒸気吹出口49に至る。
蒸気吹出口49に至った蒸気は、蒸気吹出口49を通り、蒸気口53から加熱室5内に
放出される。
このとき、蒸気吹出口49及び蒸気口53が筒状であり、この蒸気口53は上段角皿3
1aと下段角皿31bの間に位置しているため、蒸気は加熱室5の左側壁5aの上段角皿
31aと下段角皿31bの間から、左側壁5aに対して略垂直な方向に放出され、加熱室
5内の上段角皿31aと下段角皿31bの間に充満される。
そして、蒸気発生容器41の温度が120度Cまで温度上昇すると、蒸気発生装置40
に入力される電力の第1の蒸気用ヒータ45への600Wの定格出力をオフし、第2の蒸
気用ヒータ46の定格出力300Wのみを維持する(ステップS7)。
なお、蒸気用ヒータ44に900Wの電力を入力してから蒸気発生室内41aの温度が
120度Cまでに要する時間はおよそ20秒である。
蒸気発生装置40の第1の蒸気用ヒータ45に入力される600Wの電力がオフされる
と、次は熱風循環機構60の第2の熱風ヒータ64に定格出力である1000Wの電力を
入力する。
したがって、ここでは蒸気発生装置40の第2の蒸気用ヒータ46の300Wの定格出
力と、熱風循環機構60の第2の熱風ヒータ64の1000Wの定格出力が同時に印加さ
れて、あわせて第1の加熱手段として約1300Wの電力が電子レンジに印加されている
(ステップS8)。
この動作により、加熱室5内の上段角皿31aと下段角皿31bの間に充満した蒸気は
加熱室5の後壁5cに位置する吸入口67から熱風循環機構60に吸入され、熱風循環機
構60内で、蒸気は第2の熱風ヒータ64により過熱される。
そして、蒸気は過熱され温度が上昇していき、飽和温度以上の過熱スチームとなる。
この飽和温度以上の過熱スチームは、加熱室5の後壁5cの吹出口68から加熱室5内
へ吹出される。そして上段角皿31aの上側、および下段角皿31bの下側から吹出され
るため、調理物に満遍なく過熱スチームが行き渡る(図12中、T3〜T4参照)。
またこの際、吹出口68の周辺では過熱スチームの温度は300度C程度の高温に達し
ている。
そして、加熱室5内が所定の温度になるまで過熱スチームを循環させて過熱し、温度セ
ンサ19が所定の温度(例えば250度)に達したと判断すると(ステップS9のY)、
熱風循環機構60の第2の熱風ヒータ64への通電発熱はオフされ、熱風循環機構60の
ファンモータ66と、蒸気発生装置40の第2の蒸気用ヒータ46と給水ポンプ56への
電源入力は維持される(ステップS10)(図12中、T4〜T5参照)。
そして、操作部9で入力された加熱時間が経過すると(ステップS11のY)、第2の
蒸気用ヒータ46、給水ポンプ56および熱風モータ66がオフされ、制御装置100に
よりダンパモータ78が回転駆動する(ステップS12)。このダンパモータ78の回転
駆動に伴い、排気ダンパ72が回動し、排出開口部70が開放される。このとき、同様の
構成からなる冷気吸気機構91側も動作し、吸気ダンパが回動して吸気開口部90が開放
される。
これにより、加熱室5内の過熱スチームは排出開口部70から排気され、内箱4外に排
気される。そして外箱2に設けられる排気口(図示せず)から外箱2外に排気される(図
12中、T5〜T6参照)。
一方吸気開口部90からは、排出開口部70とは逆に外箱2に設けた吸気口(図示せず
)から外箱2外の冷気が加熱室5内に吸気されることで、加熱室5内の過熱スチームと入
れ替わるようにこれを除去し、加熱室5内の温度を下げていく。
そして、温度センサ19が加熱室5内の温度が100度C以下に達したことを検知する
と(ステップS13のY)、扉ロックスイッチ11が解除され、扉6が開放できるように
なる(ステップS14)。
このように過熱スチームによる加熱は、調理物に過熱スチームの自らの温度と調理物の
温度との差による熱伝達によって過熱スチームの顕熱が与えられ、調理物の表面で過熱ス
チームが結露することで凝縮熱が調理物に加わる。
したがって過熱スチームは、ただ空気を加熱する熱風循環機構60による加熱や、蒸気
発生装置40による蒸気による加熱に比べ、調理物の昇温速度が速い。
以上のような本発明の実施形態によれば、次のような効果を得ることができる。
蒸気発生装置40と熱風循環機構60を同時に通電制御して動作させることにより、過
熱スチームを作りだすことができ、前述したように調理物をすばやく昇温させ、調理時間
を短縮できて加熱調理を効率よく実行できる。
また蒸気発生装置40を熱風循環機構60と異なる位置に設けているため熱風循環機構
60の熱の影響を受けにくく蒸気の発生量の調整をすることができる。
とりわけ蒸気発生装置40を加熱室5の外側に設けているため、より熱風循環機構60
の熱の影響を受けない。さらには加熱室5内の空間を広くすることができる利点もある。
そして蒸気発生装置40において一定温度に維持されている蒸気発生室41aへの水の
供給流量を少なくすることにより、供給された水は瞬時に蒸気に変換されるため、加熱室
5内に蒸気を連続して投入することができる。
そのため蒸気の生成時間を短縮することができ、もって調理時間の短縮に繋がる。
さらに、加熱室5内に放出する蒸気口53は上段角皿31aと下段角皿31bの間に位
置され、同じく熱風循環機構60の吸入口67は上段角皿31aと下段角皿31bの間の
後壁5cに配置されているので、加熱室5内に放出された蒸気はすばやく熱風循環機構6
0内に吸入されるため、加熱室5内を移動する間の熱損失が少なく、蒸気は熱効率よく熱
風循環機構60で過熱される。
またさらには、電子レンジに設置されるシーズヒータについて、第1の熱風ヒータ63
の定格出力と、第2の加熱手段である第1の蒸気用ヒータ45と第2の蒸気用ヒータ46
を組合わせた合計の定格出力と、第1の加熱手段である第2の蒸気用ヒータ46と低い定
格出力である第2の熱風ヒータ64を組合わせた合計の定格出力を、電子レンジに電源1
01から印加可能な最大定格出力以下になるように構成する。
そして熱風循環機構60に定格電力が異なる第1の熱風ヒータ63と第2の熱風ヒータ
64を設け、蒸気発生装置40においても同様に定格電力が異なる第1の蒸気用ヒータ4
5と第2の蒸気用ヒータ46を設けたことで、「過熱スチーム調理メニュー」の動作にお
いて、予熱時には高い出力である第1の熱風ヒータ63を発熱させ、加熱室5内を急速加
熱できる。
また蒸気生成始動時には第1の熱風ヒータ63をオフし、第1の蒸気用ヒータ45と第
2の蒸気用ヒータ46の組合わせ(第2の加熱手段)を同時に発熱させることで、蒸気発
生室41aの温度を所定温度まですばやく到達させることができる。
そして蒸気発生容器41の所定温度到達後は、高い定格出力である第1の蒸気用ヒータ
45をオフし、低い定格出力である第2の蒸気用ヒータ46と低い定格出力である第2の
熱風ヒータ64の組合わせ(第1の加熱手段の)を同時に発熱させるため、過熱スチーム
を加熱室5内に継続的に供給し、過熱蒸気の昇温速度は著しく速くすることができ、以っ
て加熱室5の温度をすばやく所定の温度まで到達させることができる。
また吹出口68は吸入口67の周辺に位置されており、上段角皿31aの上側、および
下段角皿31bの下側から吹出されるため、熱風が調理物に包み込むように行き渡るため
、調理物に熱が均一に伝わり、焼きむらが少なくなる効果がある。
また蒸気発生装置40を加熱室5の外側に設け、熱風循環機構60を加熱室5の後側に
設けることにより、加熱室5内のスペースを広くすることができ、多くの調理物を一度に
加熱することができる。
そして蒸気排気機構71と冷気吸気機構91を設けることにより、密閉された加熱室5
に充満した過熱スチームをスムーズに排気することができる。さらに加熱調理時間経過時
に排気ダンパ72と吸気ダンパを開放させ、過熱スチームを外箱2外に排気することによ
り、加熱調理終了後に使用者が扉6を開けることで使用者に過熱スチームが噴出されると
いった危険が軽減される。
なお、本実施形態の熱風循環機構60は加熱室5の後方外側に設けたが、加熱室5の内
側に設けてもよい。
また、本実施形態では、第1の蒸気用ヒータ45(600W)と、第2の蒸気用ヒータ
46(300W)の合計定格出力(900W)を電子レンジに印加できる最大定格出力(
1300W)以下とし、蒸気発生室41aの予熱工程時に第2の加熱手段としてこれら第
1及び第2の蒸気用ヒータ45、46を同時に使用したが、熱風循環機構60と蒸気発生
装置40を同時に動作させるためには、低い定格出力の第2の蒸気用ヒータ46(300
W)と第2の熱風ヒータ(1000W)の定格出力の合計が電子レンジに印加できる最大
定格出力(1300W)以下で構成されていればよい。
したがって、第1の蒸気用ヒータ45の定格出力(900W)を、第2の加熱手段の合
計定格出力が最大定格出力(1300W)以上になるように(例えば第1の蒸気用ヒータ
45の定格出力を1200Wにする)して、蒸気発生室41aの予熱工程時に、この第1
の蒸気用ヒータ(1200W)のみを使用して急速に加熱するようにしてもよい。
なお、本実施例の蒸気発生装置40では給水ポンプ56が蒸気発生室41aに供給する
水の量を定量で常時供給する態様としたが、加熱室5内の温度を測定する温度センサ19
に応じて、水の供給量を順次変更するように制御させてもよい。
これにより、温度に応じた常に最適条件のもとに蒸気を発生させることができ、或いは
加熱室5内の蒸気の量をコントロールでき、調理物の性質に合わせた加熱が可能となる。
本発明を適用した電子レンジの扉を閉塞した状態の正面図。 電子レンジの扉を開放した状態を示す正面図。 電子レンジの縦断正面図。 電子レンジの横断平面図。 蒸気発生容器の縦断正面図。 蒸気発生容器の縦断側面図。 電子レンジの縦断側面図。 加熱室内要部の拡大正面図。 蒸気排気機構の異なる状態(a)、(b)を示す拡大図。 概略的な電気的構成を示すブロック図。 「過熱スチーム調理メニュー」の動作内容を示すフローチャート。 図11のフローチャートに基づき時系列に制御内容を示す図。
符号の説明
1は本体、2は外箱、3は脚部、4は内箱、5は加熱室、5aは左側壁、5bは右側壁、
5cは後壁、5dは前面開口部、6は扉、7は手掛け部、8は操作パネル、9は操作部、
10は表示部、11は扉ロックスイッチ、12は右側隙間空間、13は左側隙間空間、1
4は下側隙間空間、15は機械室、16はマグネトロン、17は駆動装置、18は導波管
、19は温度センサ、30は段部、30aは上段部、30bは下段部、31は角皿、31
aは上段角皿、31bは下段角皿、40は蒸気発生装置、41は蒸気発生容器、41aは
蒸気発生室、42は容器本体、43は容器カバー、44は蒸気用ヒータ、45は第1の蒸
気用ヒータ、46は第2の蒸気用ヒータ、47は給水口、48はサーミスタ、49は蒸気
吹出口、50は放熱フィン、51は蒸気開口部、52はカバー部材、53は蒸気口、54
は水タンク、55はパイプ、56は給水ポンプ、60は熱風循環機構、61は熱風ファン
、62は熱風ヒータ、63は第1の熱風ヒータ、64は第2の熱風ヒータ、65はケーシ
ング、66はファンモータ、67は吸入口、68は吹出口、70は排出開口部、71は蒸
気排気機構、72は排気ダンパ、73は支持部、74はシャフト、75は引張りコイルば
ね、76はクランク部、77はピン、78はダンパモータ、79はダンパモータ軸、80
は回転体、81は突起、82はレバー、83は中心軸、84は溝、85は切欠き、90は
吸気開口部、91は冷気吸気機構、100は制御装置、及び101は電源、

Claims (5)

  1. 調理物が収容される加熱室と、
    前記加熱室に設けられ、熱風ヒータ及び熱風ファンを有し、前記加熱室内の空気を前記
    熱風ヒータにより加熱し、前記熱風ファンの回転駆動により前記加熱された空気を加熱循
    環させる熱風循環機構と、
    前記加熱室の前記熱風循環機構が設けられた位置と異なる位置に設けられ、蒸気発生室
    を有する蒸気発生容器、前記蒸気発生容器を加熱する蒸気用ヒータ、前記蒸気発生室内に
    給水する給水ポンプを有し、前記蒸気発生室内で発生した蒸気を、前記加熱室内に供給す
    る蒸気発生装置とを備え、
    前記熱風循環機構と前記蒸気発生装置は同時に動作可能に構成し
    前記熱風ヒータは定格出力が異なり独立して制御される高出力の第1の熱風ヒータと、
    低出力の第2の熱風ヒータで構成され、
    前記蒸気用ヒータは定格出力が異なり、独立して制御される高出力の第1の蒸気用ヒー
    タと、低出力の第2の蒸気用ヒータで構成され、
    前記第1の熱風ヒータ、前記第2の熱風ヒータ、前記第1の蒸気用ヒータ、前記第2の
    蒸気用ヒータを、単独若しくは組合わせて加熱制御するとともに、
    前記第2の熱風ヒータ及び前記第2の蒸気用ヒータを組合わせた第1の加熱手段の合計
    の定格出力は、加熱調理器に印加可能な最大定格出力の範囲内で構成され、
    前記第1の加熱手段を用いて加熱制御する加熱調理器であって、
    の加熱調理器において、
    前記第1の熱風ヒータにより前記加熱室内を予熱する工程と、
    前記第1の蒸気用ヒータにより前記蒸気発生室を予熱する工程と、
    前記第1の加熱手段により前記加熱室内に供給された蒸気を過熱する工程とを利用して
    調理物の加熱調理を実行することを特徴とする加熱調理器の調理方法。
  2. 調理物が収容される加熱室と、
    前記加熱室後方に設けられ、熱風ヒータ及び熱風ファンを有し、前記熱風ファンの回転
    駆動により前記加熱室内の空気を前記加熱室の後壁に設けられた吸気口から吸気し、前記
    熱風ヒータにより加熱した空気を再び前記加熱室内に吹出し、前記加熱室内の空気を加熱
    循環させる熱風循環機構と、
    前記加熱室の側壁外に設けられ、蒸気発生室を有する蒸気発生容器、前記蒸気発生容器
    を加熱する蒸気用ヒータ、前記蒸気発生室内に給水する給水ポンプを有し、前記蒸気発生
    容器に前記加熱室の側壁に向けて設けられた蒸気吹出口から前記蒸気発生室内で発生した
    蒸気を、前記加熱室内に供給する蒸気発生装置とを備え、
    前記熱風循環機構と前記蒸気発生装置は同時に動作可能に構成し
    前記熱風ヒータは定格出力が異なり独立して制御される高出力の第1の熱風ヒータと、
    低出力の第2の熱風ヒータで構成され、
    前記蒸気用ヒータは定格出力が異なり、独立して制御される高出力の第1の蒸気用ヒー
    タと、低出力の第2の蒸気用ヒータで構成され、
    前記第1の熱風ヒータ、前記第2の熱風ヒータ、前記第1の蒸気用ヒータ、前記第2の
    蒸気用ヒータを、単独若しくは組合わせて加熱制御するとともに、
    前記第2の熱風ヒータ及び前記第2の蒸気用ヒータを組合わせた第1の加熱手段の合計
    の定格出力は、加熱調理器に印加可能な最大定格出力の範囲内で構成され、
    前記第1の加熱手段を用いて加熱制御する加熱調理器であって、
    の加熱調理器において、
    前記第1の熱風ヒータにより前記加熱室内を予熱する工程と、
    前記第1の蒸気用ヒータにより前記蒸気発生室を予熱する工程と、
    前記第1の加熱手段により前記加熱室内に供給された蒸気を過熱する工程とを利用して
    調理物の加熱調理を実行することを特徴とする加熱調理器の調理方法。
  3. 調理物が収容される加熱室と、
    前記加熱室に設けられ、熱風ヒータ及び熱風ファンを有し、前記加熱室内の空気を前記
    熱風ヒータにより加熱し、前記熱風ファンの回転駆動により前記加熱された空気を加熱循
    環させる熱風循環機構と、
    前記加熱室の前記熱風循環機構が設けられた位置と異なる位置に設けられ、蒸気発生室
    を有する蒸気発生容器、前記蒸気発生容器を加熱する蒸気用ヒータ、前記蒸気発生室内に
    給水する給水ポンプを有し、前記蒸気発生室内で発生した蒸気を、前記加熱室内に供給す
    る蒸気発生装置とを備え、
    前記熱風循環機構と前記蒸気発生装置は同時に動作可能に構成し
    前記熱風ヒータは定格出力が異なり独立して制御される高出力の第1の熱風ヒータと、
    低出力の第2の熱風ヒータで構成され、
    前記蒸気用ヒータは定格出力が異なり、独立して制御される高出力の第1の蒸気用ヒー
    タと、低出力の第2の蒸気用ヒータで構成され、
    前記第1の熱風ヒータ、前記第2の熱風ヒータ、前記第1の蒸気用ヒータ、前記第2の
    蒸気用ヒータを、単独若しくは組合わせて加熱制御するとともに、
    前記第2の熱風ヒータ及び前記第2の蒸気用ヒータを組合わせた第1の加熱手段の合計
    の定格出力と、
    前記第1の蒸気用ヒータ及び前記第2の蒸気ヒータを組合わせた第2の加熱手段の合計
    の定格出力は、
    加熱調理器に印加可能な最大定格出力の範囲内で構成され、
    前記第1の加熱手段と、前記第2の加熱手段とを用いて加熱制御する加熱調理器であっ
    て、
    の加熱調理器において、
    前記第1の熱風ヒータにより前記加熱室内を予熱する工程と、
    前記第2の加熱手段により前記蒸気発生室を予熱する工程と、
    前記第1の加熱手段により前記加熱室内に供給された蒸気を過熱する工程とを利用して
    調理物の加熱調理を実行することを特徴とする加熱調理器の調理方法。
  4. 調理物が収容される加熱室と、
    前記加熱室後方に設けられ、熱風ヒータ及び熱風ファンを有し、前記熱風ファンの回転
    駆動により前記加熱室内の空気を前記加熱室の後壁に設けられた吸気口から吸気し、前記
    熱風ヒータにより加熱した空気を再び前記加熱室内に吹出し、前記加熱室内の空気を加熱
    循環させる熱風循環機構と、
    前記加熱室の側壁外に設けられ、蒸気発生室を有する蒸気発生容器、前記蒸気発生容器
    を加熱する蒸気用ヒータ、前記蒸気発生室内に給水する給水ポンプを有し、前記蒸気発生
    容器に前記加熱室の側壁に向けて設けられた蒸気吹出口から前記蒸気発生室内で発生した
    蒸気を、前記加熱室内に供給する蒸気発生装置とを備え、
    前記熱風循環機構と前記蒸気発生装置は同時に動作可能に構成し
    前記熱風ヒータは定格出力が異なり独立して制御される高出力の第1の熱風ヒータと、
    低出力の第2の熱風ヒータで構成され、
    前記蒸気用ヒータは定格出力が異なり、独立して制御される高出力の第1の蒸気用ヒー
    タと、低出力の第2の蒸気用ヒータで構成され、
    前記第1の熱風ヒータ、前記第2の熱風ヒータ、前記第1の蒸気用ヒータ、前記第2の
    蒸気用ヒータを、単独若しくは組合わせて加熱制御するとともに、
    前記第2の熱風ヒータ及び前記第2の蒸気用ヒータを組合わせた第1の加熱手段の合計
    の定格出力と、
    前記第1の蒸気用ヒータ及び前記第2の蒸気ヒータを組合わせた第2の加熱手段の合計
    の定格出力は、
    加熱調理器に印加可能な最大定格出力の範囲内で構成され、
    前記第1の加熱手段と、前記第2の加熱手段とを用いて加熱制御する加熱調理器であっ
    て、
    の加熱調理器において、
    前記第1の熱風ヒータにより前記加熱室内を予熱する工程と、
    前記第2の加熱手段により前記蒸気発生室を予熱する工程と、
    前記第1の加熱手段により前記加熱室内に供給された蒸気を過熱する工程とを利用して
    調理物の加熱調理を実行することを特徴とする加熱調理器の調理方法。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の調理方法を使用する加熱調理器。
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