JP2005233493A - 高周波加熱調理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被加熱物を均一で迅速に加熱調理しかつプロ並みの仕上がりを実現する高周波加熱調理装置を提供することを目的とする。
【解決手段】被加熱物Aを収容する加熱室3内に高周波を出力する高周波発生手段2と、加熱室3に蒸気を供給する蒸気発生手段4と、被加熱物Aの温度を検知する温度検知手段11aと、加熱室3内の温度を検知する温度検知手段11bと、両温度検知手段11a、11bの検知情報により、高周波発生手段2および蒸気発生手段4を制御し、被加熱物Aの指定した仕上がり温度で保温加熱する保温制御手段12とを備えたことで、被加熱物Aに温度差を発生させることなく均一で迅速に加熱するとともに、加熱調理温度を被加熱物Aの指定した仕上がり温度で保温加熱して、プロ並みの仕上がりを実現する。
【選択図】図2

Description

本発明は、高周波および蒸気によって被加熱物を加熱調理する高周波加熱調理装置に関するものである。
従来、被加熱物を収容する加熱室内に高周波を出力する高周波発生手段を備えた高周波加熱調理装置は、加熱室内の被加熱物に対して、短時間で効率のよい加熱ができるため、食材などの加熱調理機器である電子レンジとして急速に普及した。
しかし、高周波加熱による加熱だけでは、加熱調理の幅が限られるなどの不便があり、そこで、加熱室内に発熱体を追加して、オーブン加熱を可能にした高周波加熱調理装置が提案されている。近年では、更に、加熱室内に蒸気を供給する蒸気供給機構を追加して、蒸気による加熱調理も可能にした蒸気発生機能付き高周波加熱調理装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭54−115448号公報
しかしながら、前記従来の構成では、高周波加熱を動作させた後に蒸気加熱動作或いは発熱体加熱動作を行うか、または蒸気加熱動作或いは発熱体加熱動作を行った後に高周波加熱を動作させるかにより加熱調理するものであって、被加熱物を均一で迅速に加熱調理しかつプロ並みの仕上がりを実現するものではなかった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、被加熱物を均一で迅速に加熱調理しかつプロ並みの仕上がりを実現する高周波加熱調理装置を提供することを目的とするものである。
前記従来の課題を解決するために、本発明の高周波加熱調理装置は、被加熱物を収容する加熱室内に高周波を出力する高周波発生手段と、前記加熱室に蒸気を供給する蒸気発生手段と、前記被加熱物の温度を検知する温度検知手段と、前記加熱室内の温度を検知する温度検知手段と、前記両温度検知手段の検知情報により、前記高周波発生手段および蒸気発生手段を制御し、前記被加熱物の指定した仕上がり温度で保温加熱する保温制御手段とを備えたものである。
これによって、高周波加熱と蒸気加熱の併用で、被加熱物の内部温度と表層側温度に温度差を発生させることなく均一で、比較的短時間で迅速に加熱するとともに、加熱調理温度を被加熱物の指定した仕上がり温度で保温加熱することができる。例えば、被加熱物が肉などのたんぱく質であれば、温度に応じて不可逆的な変性を起こし、その加熱ムラにより非常に硬くなる部分もでてくるが、調理温度を一定にして保温加熱することで、誰でもおいしく調理することが可能となり、被加熱物を均一で迅速に加熱調理しかつプロ並みの仕上がりを実現することができるものである。
本発明の高周波加熱調理装置は、被加熱物を均一で迅速に加熱調理しかつプロ並みの仕上がりを実現することが可能となる。
第1の発明は、被加熱物を収容する加熱室内に高周波を出力する高周波発生手段と、前記加熱室に蒸気を供給する蒸気発生手段と、前記被加熱物の温度を検知する温度検知手段と、前記加熱室内の温度を検知する温度検知手段と、前記両温度検知手段の検知情報により、前記高周波発生手段および蒸気発生手段を制御し、前記被加熱物の指定した仕上がり温度で保温加熱する保温制御手段とを備えた高周波加熱調理装置とすることにより、高周波加熱と蒸気加熱の併用で、被加熱物の内部温度と表層側温度に温度差を発生させることなく均一で、比較的短時間で迅速に加熱するとともに、加熱調理温度を被加熱物の指定した仕上がり温度で保温加熱することができる。例えば、被加熱物が肉などのたんぱく質であれば、温度に応じて不可逆的な変性を起こし、その加熱ムラにより非常に硬くなる部分もでてくるが、調理温度を一定にして保温加熱することで、誰でもおいしく調理することが可能となり、被加熱物を均一で迅速に加熱調理しかつプロ並みの仕上がりを実現することができるものである。
第2の発明は、特に、第1の発明において、被加熱物の加熱調理モードでは、高周波発生手段を断続的に駆動するようにしたことにより、被加熱物の加熱状態がムラなく均一に調理することができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明において、被加熱物の加熱調理動作初期に、加熱室内の温度を検知する温度検知手段および高周波発生手段を用いて被加熱物の重量を予測するようにしたことにより、被加熱物から蒸気が発生したり、蒸気発生手段で蒸気を発生させたりした際は、温度検知手段として赤外線センサを用いた場合では被加熱物の温度が検知できないが、そのような場合でも被加熱物の重量を予測することで安定した調理性能を確保することができる。
第4の発明は、特に、第3の発明において、被加熱物の重量予測完了後に、蒸気発生手段を動作させることにより、被加熱物の重量に応じた蒸気加熱時間が設定でき、高周波加熱と蒸気加熱を併用して、被加熱物の内と外から均一に加熱することができる。
第5の発明は、特に、第1〜第4のいずれか1つの発明において、被加熱物の仕上がり設定温度t1に対し、加熱室内の温度を検知する温度検知手段の検知温度が所定温度t2(t2:<t1)に到達すれば、高周波発生手段を停止するようにしたことにより、被加熱物の加熱時に加熱ムラが生じても、所定温度t2で高周波発生手段を停止することで、被加熱物の不可逆変性などを起こすことがないようにできる。
第6の発明は、特に、第1〜第5のいずれか1つの発明において、加熱室内の温度を検知する温度検知手段により、被加熱物の周囲温度が指定した仕上がり温度を超えないように蒸気発生手段を制御することにより、加熱室内に充満する蒸気からの伝熱により被加熱物の温度が仕上がり温度を超えて上がることがなく、保温加熱することができる。
第7の発明は、特に、第1〜第6のいずれか1つの発明において、加熱室に撹拌手段を備え、加熱室内の空気或いは蒸気を撹拌加熱して加熱室内の温度を均一に保つようにしたことにより、蒸気や暖かい空気が加熱室内の上方側に滞留することなく、被加熱物の仕上がり温度を均一にしつつ保温加熱することができる。
第8の発明は、特に、第1〜第7のいずれか1つの発明において、加熱室に加熱手段を備え、蒸気発生手段での蒸気発生量が設定量以上になれば、蒸気発生手段による加熱保温動作を停止し、加熱手段で加熱保温動作することにより、加熱室内での蒸気の結露を低減することができ、加熱調理性能を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1〜図4は、本発明の実施の形態1における高周波加熱調理装置を示すものである。
図1〜図3に示すように、高周波加熱装置1は、食材の加熱調理に高周波加熱および蒸気、熱風、熱輻射による加熱が可能なスチームオーブンレンジとして使用されるもので、食材などの被加熱物Aを収容する加熱室3内に高周波を出力する高周波発生手段2と、加熱室3内に蒸気を供給する蒸気発生手段4と、加熱室3に装備した加熱手段5、6と、加熱室3内の空気或いは蒸気を撹拌して加熱室3内の温度を均一に保つようにした循環フアンからなる撹拌手段7とを備え、高周波、蒸気、熱輻射、熱風の少なくともいずれか1つ以上を加熱室3に供給して加熱室3内の被加熱物Aを加熱調理するものである。
前記高周波発生手段2は、マグネトロン2aが加熱室3の下側の空間に配置されており、このマグネトロン2aから発生した高周波を受ける位置にはスタラー羽根2bが設けられている。そして、アンテナ(図示せず)からの高周波を、回転するスタラー羽根2bに照射することにより、スタラー羽根2bによって高周波を加熱室3内に攪拌しながら供給するようになっている。なお、マグネトロン2aやスタラー羽根2bは、加熱室3の底部に限らず、加熱室3の上面や側面側に設けることもできる。
前記加熱室3は、前面開放の箱型の本体ケース8内部に形成されており、本体ケース8の前面に、加熱室3の被加熱物取出口を開閉する開閉扉9が設けられている。開閉扉9には透光窓9aと、ハンドル9bと、操作用スイッチなどを含む操作パネル9cが設けられている。加熱室3と本体ケース8との壁面間には所定の断熱空間が確保されており、必要に応じてその空間には断熱材が装填されている。
特に、加熱室3の背後の空間は、加熱室3内の雰囲気を撹拌する撹拌手段7およびその駆動モータ(図示せず)を収容した循環ファン室(図示せず)となっており、加熱室3の後面の壁が、加熱室3と循環ファン室とを画成する仕切り壁10となっている。
加熱室3の後面壁である仕切り壁10には、加熱室3側から循環ファン室側への吸気を行う吸気用通風孔と、循環ファン室側から加熱室3側への送風を行う送風用通風孔とが形成エリアを区別して設けられている。各通風孔は、多数のパンチ孔10aとして形成されている。
また、加熱室3の上面には、加熱手段5、すなわち、マイカで絶縁された発熱体で形成され熱輻射を発生する平面ヒータが備えられているとともに、加熱室3の背後の循環ファン室には、コンベクションヒータ(シーズヒータ)である加熱手段6が装備されている。また、加熱室3内の上面隅には、加熱室3内の温度を検知する温度検知手段である庫内サーミスタ11aがその先端を加熱室3内に突出するようにして備えられており、仕切り壁10の上方中央の貫通穴には、被加熱物Aの表面温度を検知する温度検知手段である赤外線センサ11bが備えられている。
前記温度検知手段である庫内サーミスタ11aおよび赤外線センサ11bの検出情報により、保温制御手段12は高周波発生手段2および蒸気発生手段4を制御し、被加熱物Aの指定した仕上がり温度で保温加熱するものである。特に、庫内サーミスタ11aは、その信号により、加熱手段5、6、撹拌手段7のそれぞれ動作制御(温度過昇防止制御、発熱量制御、回転数制御など)を行うものである。
前記蒸気発生手段4は、高周波加熱装置1に対して着脱可能に装備される貯水タンク4aと、加熱室3内に装備される1つの給水受け皿4bと、図3に示すように、給水受け皿4bを加熱して給水受け皿4b上の水を蒸発させるためにシーズヒータを内蔵したアルミダイキャストヒータ4cと、貯水タンク4aの水を間欠動作で受け皿4bへ給水する送水ポンプ4dと、給水受け皿4bへの給水路4eと、給水受け皿4bの上方に着脱可能に設けられた開口部を有する受け皿カバー4fとを備えている。本実施の形態において、貯水タンク4aは、取り扱い性に優れる偏平な直方体状のカートリッジ式であり、着脱が容易で、しかも加熱室3内の加熱によって熱的なダメージを受けにくいように、高周波加熱装置1の側面に設けたタンク収納部4gに差込んで装着されている。
また、アルミダイキャストヒータ4cは、給水受け皿4bの下面に、導電性グリス或いはカーボンシートなどを介して密着状態に取り付けられる。さらに、ダイキャストヒータ4c底面には、その温度を検出する温度検知手段であるサーミスタ11cが装備される。このサーミスタ11cの検出信号は、保温制御手段12によって監視され、それぞれ動作制御、温度過昇防止制御、発熱量制御に利用される。
次に、図4を用いて、高周波発生手段2および蒸気発生手段4により、被加熱物Aを指定した仕上がり温度で保温加熱する際の動作について説明する。
図4において、まず、ステップS1で使用者は開閉扉9を開け、ラップや密封パックにより包まれた被加熱物Aを加熱室3に入れ、開閉扉9を閉める。この際、自動的に電源が投入される。
そして、ステップS2で操作パネル9cを操作して仕上がり温度t1を設定し、スタートボタン(図示せず)を動作させると、自動的にマグネトロン2aとスタラー羽根2bが動作し、被加熱物Aを高周波加熱する。この加熱初期の加熱調理モードでは、マグネトロン2aは断続的に駆動、停止しながら加熱する。これは高周波が集中しやすい部分が加熱された後、停止させることで被加熱物Aの温度の高い部分から低い部分に熱伝導することで、赤外線センサ11bによる温度検出が困難な部分的な過剰加熱を発生させず、被加熱物Aをより均一に温度上昇(加熱)させるためである。
ステップS3において、赤外線センサ11bでの検知温度が、加熱調理動作初期の所定温度t3(t3:<t1)に達した時点で、被加熱物Aの温度上昇率を検知し、被加熱物Aの重量を予測する。その結果、ステップS4で、仕上がり温度t1に対して高周波発生手段2の残り動作時間T1が決定される。被加熱物Aの重量が判定できれば、ステップS5で蒸気発生手段4を動作させ、加熱室3内に蒸気を発生させる。これにより、被加熱物の重量に応じた蒸気加熱時間が設定できる。この際、高周波発生手段2の動作は継続するので、高周波加熱と蒸気加熱を併用して、被加熱物Aの内と外から均一に加熱することができる。なお、被加熱物Aの重量を予測することにより、被加熱物Aから蒸気が発生したり、蒸気発生手段4で蒸気を発生させたりした際は、温度検知手段として赤外線センサ11bを用いた場合では被加熱物Aの温度が検知できないが、そのような場合でも被加熱物Aの重量を予測することで安定した調理性能を確保することができる。
加熱室3内に蒸気が発生すると、蒸気が加熱室3の上方側に集まるが、ステップS6で撹拌手段7が連続的或いは断続的に動作し、加熱室3内の蒸気を撹拌し、加熱室3内の温度を均一に保つ。その後は、ステップS7に移り、庫内サーミスタ11aの検出する被加熱物Aの周囲温度が所定の仕上がり温度t1を超えないように蒸気発生手段4が動作制御される。つまり、アルミダイキャストヒータ4cおよび送水ポンプ4dの動作が制御される。これにより、加熱室3内に充満する蒸気からの伝熱により被加熱物Aの温度が仕上がり温度t1を超えて上がることがなく、撹拌手段7の作用と相俟って、被加熱物Aの仕上がり温度t1を均一にしつつ保温加熱することができる。
このようにして加熱が所定時間T1継続されると、ステップS8に移り、高周波発生手段2が停止し、蒸気発生手段4のみで所定時間T2加熱される。これにより、仕上がり温度t1を越えることなく定温調理が実現できる。
一方、貯水タンク4aの貯水量には制限があるとともに、必要以上に蒸気のみの加熱を行うことは加熱室3内が結露し、被加熱物Aが結露水に浸漬する可能性もある。このため、送水ポンプ4dの動作時間が所定時間T3を越えると、ステップ9に移り、蒸気発生手段4による蒸気発生量を減少させるとともに加熱手段6を動作させながら、加熱室3内の温度を仕上がり温度t1に保ち始める。さらに、所定時間T4を超えると、ステップS10に移り、蒸気発生手段4を停止させ、加熱手段6と撹拌手段7で保温するようになる。これにより、加熱室3内での蒸気の結露を低減することができ、加熱調理性能を向上させることができる。加熱調理が終了し、所定時間T5が経過すれば、ステップS11に移り、自動的に電源が停止する。
このように、本実施の形態においては、高周波加熱と蒸気加熱の併用で、被加熱物Aの内部温度と表層側温度に温度差を発生させることなく均一で、比較的短時間で迅速に加熱するとともに、加熱調理温度を被加熱物Aの指定した仕上がり温度t1で保温加熱することができる。例えば、被加熱物Aが肉などのたんぱく質であれば、温度に応じて不可逆的な変性を起こし、その加熱ムラにより非常に硬くなる部分もでてくるが、調理温度を一定にして保温加熱することで、誰でもおいしく調理することが可能となり、被加熱物Aを均一で迅速に加熱調理しかつプロ並みの仕上がりを実現することができるものである。また、調理温度を一定にして保温加熱することで、食事まで保温した状態で維持することが可能で、できたての被加熱物Aを食することができる。
(実施の形態2)
次に、図5に基づき、本発明の実施の形態2における高周波加熱調理装置について説明する。実施の形態1と基本構成は同じであるので、同一要素には同一符号を付して説明を省略する。
本実施の形態において、実施の形態1との相違点は、そのシーケンスにある。図に示すように、まず、ステップS21で使用者は開閉扉9を開け、ラップや密封パックにより包まれた被加熱物Aを加熱室3に入れ、開閉扉9を閉める。この際、自動的に電源が投入される。
そして、ステップS22で操作パネル9cを操作し、仕上がり温度t1を設定し、スタートボタン(図示せず)を動作させると、自動的に高周波発生手段2のマグネトロン2aとスタラー羽根2bが動作し、被加熱物Aを加熱する。この際、高周波発生手段2の動作は継続する。
ステップS23において、赤外線センサ11bでの検知温度が、所定温度t2(t2:<t1)に達した時点で、高周波発生手段2の動作を停止する。これにより、被加熱物Aの加熱時に加熱ムラが生じても、所定温度t2(t2:<t1)で高周波発生手段2を停止することで、被加熱物Aの不可逆変性などを起こすことがないようにできる。
次いで、ステップS24で蒸気発生手段4を動作させ、加熱室3内に蒸気を発生させる。加熱室3内に蒸気が発生すると、蒸気が加熱室3の上方側に集まるが、ステップS24で撹拌手段7が連続的或いは断続的に動作し、加熱室3内の蒸気が撹拌され、加熱室3内の温度を均一に保ちつつ加熱する。その後は、ステップS25、S26に移り、庫内サーミスタ11aの検出する被加熱物Aの周囲温度が所定の仕上がり温度t1を超えないように蒸気発生手段4が動作制御され、つまり、アルミダイキャストヒータ4cおよび送水ポンプ4dの動作が制御される。
その後、蒸気による加熱が所定時間T6継続されると、ステップS27に移り、蒸気発生手段4の動作が停止する。さらに、ステップ28に移り、加熱手段6を断続的に動作させながら、加熱室3内の温度を仕上がり温度t1になるように一定に保つ。この場合、撹拌手段7は継続して動作している。なお、加熱調理が終了すれば、実施の形態1と同様、自動的に電源が停止するものである。
上記した各実施の形態1、2における、高周波発生手段2、蒸気発生手段4、加熱手段6および撹拌手段7の詳細な動作シーケンスは、上記した以外にもさまざまなシーケンスが考えられるものであり、各実施の形態に限定されるものではない。また、各実施の形態における構成は適宜組み合わせて用いることができるものである。
以上のように、本発明にかかる高周波加熱調理装置は、被加熱物を均一で迅速に加熱調理しかつプロ並みの仕上がりを実現することが可能となるので、蒸気発生機能付き高周波加熱調理装置として適用できる。
本発明の実施の形態1における高周波加熱調理装置の外観斜視図 同装置の開閉扉を開いた状態を示す内部構成図 同装置の蒸気発生手段を示す概略構成図 同装置の動作シーケンスを示す図 本発明の実施の形態2における高周波加熱調理装置の動作シーケンスを示す図
符号の説明
1 高周波加熱装置
2 高周波発生手段
3 加熱室
4 蒸気発生手段
5、6 加熱手段
7 撹拌手段
11a 庫内サーミスタ(温度検知手段)
11b 赤外線センサ(温度検知手段)
12 保温制御手段
A 被加熱物

Claims (8)

  1. 被加熱物を収容する加熱室内に高周波を出力する高周波発生手段と、前記加熱室に蒸気を供給する蒸気発生手段と、前記被加熱物の温度を検知する温度検知手段と、前記加熱室内の温度を検知する温度検知手段と、前記両温度検知手段の検知情報により、前記高周波発生手段および蒸気発生手段を制御し、前記被加熱物の指定した仕上がり温度で保温加熱する保温制御手段とを備えた高周波加熱調理装置。
  2. 被加熱物の加熱調理モードでは、高周波発生手段を断続的に駆動する請求項1に記載の高周波加熱調理装置。
  3. 被加熱物の加熱調理動作初期に、加熱室内の温度を検知する温度検知手段および高周波発生手段を用いて被加熱物の重量を予測するようにした請求項1または2に記載の高周波加熱調理装置。
  4. 被加熱物の重量予測完了後に、蒸気発生手段を動作させる請求項3に記載の高周波加熱調理装置。
  5. 被加熱物の仕上がり設定温度t1に対し、加熱室内の温度を検知する温度検知手段の検知温度が所定温度t2(t2:<t1)に到達すれば、高周波発生手段を停止するようにした請求項1〜4のいずれか1項に記載の高周波加熱調理装置。
  6. 加熱室内の温度を検知する温度検知手段により、被加熱物の周囲温度が指定した仕上がり温度を超えないように蒸気発生手段を制御する請求項1〜5のいずれか1項に記載の高周波加熱調理装置。
  7. 加熱室に撹拌手段を備え、加熱室内の空気或いは蒸気を撹拌加熱して加熱室内の温度を均一に保つようにした請求項1〜6のいずれか1項に記載の高周波加熱調理装置。
  8. 加熱室に加熱手段を備え、蒸気発生手段での蒸気発生量が設定量以上になれば、蒸気発生手段による加熱保温動作を停止し、加熱手段で加熱保温動作する請求項1〜7のいずれか1項に記載の高周波加熱調理装置。
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