JP2005083589A - 調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】強制排気型ガス調理器において、燃焼排気熱を有効利用することを目的とする。
【解決手段】燃焼排気通路について、メインダクト142より排気ダクト143と温風ダクト144とに分岐するように構成する。そして、この燃焼排気分岐部200に、燃焼排気流路切替ダンパー100を設ける。
つまり、燃焼排気流路切替ダンパー100によって、排気ダクト143、温風ダクト144のいずれかがメインダクト142に連通するように構成する。
燃焼排気流路切替ダンパー100は、機器本体の前面に備えられた図示しない操作パネルのスイッチ操作により作動する。
温風ダクト144の下流端は機器本体の正面下部に温風排出口17を備えており、使用者が操作パネル上で暖房スイッチを押した場合には、温風排出口17より調理者の足元にむかって、温かい燃焼排気が送風される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、バーナの燃焼排気を強制的に排気する強制排気型調理器に関する。
一般にガスコンロ等のガス調理器では、コンロ用バーナの上に五徳を介して調理容器等を載置し、バーナの燃焼炎により調理容器を加熱するように構成されている。
しかしながら、上記コンロではコンロ用バーナの燃焼炎および燃焼排気が調理容器の底面を通過して調理空間に排出される(開放型である)ため、通過後の燃焼炎が調理者の被服に引火して燃え上がり、火災や火傷を引き起こすおそれがあった。
また、そのような火災や火傷を引き起こさない場合でも、燃焼排気が調理者の顔面にあたるなど、調理環境が悪化する問題があった。
そこで、最近ではバーナの炎を強制的に吸引し、バーナの炎や燃焼排気が調理用器の周囲から漏れ出すことを防止することにより、衣服の袖口への引火や、調理容器の取手の加熱、調理環境の温度上昇を防止した炎漏出防止型ガスコンロが提案されている。
このような炎漏出防止型コンロとしては、例えば特許文献1に示されるように、バーナの炎を囲うように内外2重構造の筒状の五徳を備えたものがある。
このコンロは、五徳の内周壁に燃焼排気窓を開設するとともに、五徳の2重壁間の空間に連結する燃焼排気通路を設けて、排気通路には燃焼排気を吸引排気する排気ファンを設けている。
このようなコンロでは、筒状の五徳の上に調理容器を搭載することで、五徳中央のバーナとバーナの燃焼空間を、五徳と調理容器底面とで覆うことができるため、調理空間への炎や熱放出を防止することができる。
特開平9−250753
しかしながら上記従来技術においては、強制的に吸引された燃焼排気についてはそのまま器具外部に排出されていた。
つまり、燃焼排気熱のうち調理容器に伝熱しなかった熱については、無駄に捨てられてしまうのである。
しかも、上記のような炎漏出防止機能を有するコンロは、燃焼排気は十分調理容器に接触する前に高温のまま強制吸引されてしまうケースが多く、その場合には無駄に捨てられてしまう熱量はいっそう多かった。
本発明はかかる問題を解決し、燃焼排気熱を有効に利用する炎漏出防止機能を有するコンロを提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の請求項1記載の調理器は、食材を加熱調理するためのバーナと、
上記加熱後のバーナの燃焼排気を排気通路に吸引する排気吸引手段と、
上記排気通路に吸引された燃焼排気を排出する複数の排気排出口と、
上記排気通路と上記複数の排気排出口のいずれかとを選択的に連通可能とする燃焼排気流路切替手段と
を備えたことを要旨とする。
また、上記課題を解決する本発明の請求項2記載の調理器は、上記請求項1記載の調理器において、上記複数の排気排出口の少なくとも一つを、室内暖房用の温風吹出口としたことを要旨とする。
また、上記課題を解決する本発明の請求項3記載の調理器は、上記請求項2記載の調理器において、上記温風吹出口は、調理器本体の下方で調理室の床面近傍に向けて開口されていることを要旨とする。
また、上記課題を解決する本発明の請求項4記載の調理器は、上記請求項1記載の調理器において、上記複数の排気排出口の一つを、食器乾燥機への温風送出口としたことを要旨とする。
また、上記課題を解決する本発明の請求項5記載の調理器は、食材を加熱調理するためのバーナと、
上記加熱後のバーナの燃焼排気を排気通路に吸引する排気吸引手段と、
上記排気通路に連通し、上記燃焼排気を排出する排気排出口と、
器具外部から空気を空気通路に吸引する空気吸引手段と、
上記空気通路に吸引された空気を排出する空気排出口と、
上記排気通路に流れる燃焼排気と上記空気通路に流れる空気との間で熱交換を行う熱交換手段と
を備えたことを要旨とする。
また、上記課題を解決する本発明の請求項6記載の調理器は、上記請求項5記載の調理器において、上記空気排出口を複数備えるとともに、
上記排気通路と上記複数の排気排出口のいずれかとを選択的に連通可能とする燃焼排気流路切替手段を備えたことを要旨とする。
また、上記課題を解決する本発明の請求項7記載の調理器は、上記請求項5または請求項6記載の調理器において、上記複数の排気排出口の少なくとも一つを、室内暖房用の温風吹出口としたことを要旨とする。
また、上記課題を解決する本発明の請求項8記載の調理器は、上記請求項5または請求項6記載の調理器において、上記温風吹出口は、調理器本体の下方で調理室の床面近傍に向けて開口されていることを要旨とする。
また、上記課題を解決する本発明の請求項9記載の調理器は、上記請求項5または請求項6記載の調理器において、上記複数の排気排出口の一つを、食器乾燥機への温風送出口としたことを要旨とする。
上記構成を有する本発明の請求項1記載の調理器は、排気吸引手段がバーナの燃焼排気を排気通路に強制的に吸引する。そして、燃焼排気流路切替手段が、複数の排気排出口のうち使用者の選択した任意の燃焼排気排気口と、排気通路とをそれぞれ連通させる。
従って、使用者の選択した任意の排出口から、燃焼排気が器具外部に排出される。
このように、強制的に吸引した燃焼排気の排出口の位置を、複数の中から使用者が任意に選択することが可能であるため、従来から無駄に排出されていた燃焼排気の排気熱を、所望の場所で利用することが可能である。
また、本発明請求項2記載の調理器は、排気排出口から排出された燃焼排気が、暖房温風として室内を温める。
これにより、燃焼排気は従来の開放型コンロを用いた場合のように調理者の顔面にあたったり、従来の炎漏出防止型コンロを用いた場合のように無駄に排出されることなく、暖房の温風として利用される。つまり、調理環境を悪化させたり無駄に排出していた燃焼排気の熱量を利用して、調理環境を向上させることができる。
しかも、燃焼排気はそのまま暖房温風として利用されるために、熱損失が無い。
また、本発明請求項3記載の調理器は、調理器本体の下方で調理室の床面近傍に向けて開口された排気排出口から、バーナの燃焼排気が排出される。
このため、バーナの燃焼排気は排気排出口より調理者の足下に温風として送風される。
これにより、調理中には自動的に調理者の足元がスポット暖房され、燃焼排気熱はより効率的に利用される。
また、本発明請求項4記載の調理器は、排気排出口から排出されるバーナの燃焼排気が、食器乾燥機に送風される。
従って、調理環境を悪化させたり無駄に排出していた燃焼排気を有効に利用して、食器を加熱乾燥することができる。
しかも、バーナを使用する調理中に食器を加熱乾燥させることができ、調理後には食器は調理物を盛り付けるのに適した温度に温められている。
このように、燃焼排気を効率的に利用することができる。
また、本発明請求項5記載の調理器は、空気吸引手段により器具外部の空気を空気通路に強制的に吸引するとともに、この空気通路に吸引された空気と、排気通路に吸引された燃焼排気との間で熱交換を行う。
従って、加熱された新鮮な空気を、空気排出口から器具外部に排出することができる。
このように、器具外部から取り込んだ空気をバーナの燃焼排気熱を用いて加熱し排出する構造としたために、従来から無駄に排出されていた燃焼排気熱を利用することが可能である。
しかも、加熱された空気は外部から取り込んだ空気であるために、燃焼排気を利用する場合のように、CO、CO2、SOx、NOx等を含まない。そのため、加熱された空気の使用用途は一層広がる。
さらに、空気を吸引する空気吸引手段と燃焼排気を吸引する排気吸引手段とを別々に設けたために、加熱空気を任意の温度または流速で供給することができる。
また、本発明請求項6記載の調理器は、熱交換手段によって温められた外部の空気が、複数の空気排出口のうち使用者の選択した任意の空気排出口へと導かれ、器具外部に排出される。
このように、加熱した空気の排出口の位置を、複数の中から任意に選択することが可能な構造としたために、使用者は温風を所望の位置で利用することが可能である。
また、本発明請求項7記載の調理器は、空気排出口から排出された空気が、暖房温風として室内を温める。
そのため、調理容器の加熱に利用されなかったバーナの燃焼排気熱は暖房として利用される。
しかも、暖房温風として利用される空気は、外部から供給されるクリーンなものであるために、快適に暖房を使用することができる。
また、本発明請求項8記載の調理器は、調理器本体の下方で床面近傍に開口された空気排出口から、加熱後の空気が排出される。
このため、加熱後の空気は空気排出口より調理者の足下に温風として送風される。
従って、調理中には自動的に外部の空気を用いて調理者の足元が暖められ、燃焼排気熱はより効率的に利用される。
しかも、暖房温風として利用される空気は外部から供給されるためにクリーンなものであり、快適に暖房を使用することができる。
また、本発明請求項9記載の調理器は、空気排出口から排出される加熱された外部空気は、食器乾燥機に送風される。
そのために、従来無駄に排出していたバーナの燃焼排気を利用して、簡単に食器を加熱乾燥することができる。
しかも、食器の乾燥のために利用される空気は外部から供給されるために、バーナの燃焼排気を直接食器に吹き付けることを望まない場合にも有効である。
以上説明した本発明の構成、作用を一層明らかにするために、以下、本発明の調理器における好的な実施例について説明する。
本発明の実施例1の調理器としてのビルトインコンロについて図1を用いて説明する。
ビルトインコンロ1は、キッチンユニットのカウンタートップ2に形成した四角形の上面開口に器具本体を落とし込むことでキッチンカウンター3内に組み込まれる。
ビルトインコンロ1は、調理容器Pを載置する複数の爪を有する五徳10と、調理容器Pを下方から加熱するバーナ11と、バーナ11の燃焼排気を吸引排気する排気通路14とを備える。
五徳10は、鉛直面を形成する五徳爪10bを略放射状に並べたもので、五徳爪10bの上端部10aで調理容器Pを受けている。
バーナ11は五徳10の上端部10aより下方に設けられる。このバーナ11は、燃料ガスと燃焼用一次空気とを混合させる環状の混合室11bを備え、その内周面に多数の炎口11aを向い合わせて形成し、この炎口11aから中心に向かって混合気を噴出する内炎口バーナである。
排気通路14は、バーナ11の周囲に環状に設けられる燃焼排気室141aとダクト部141bとから構成される。
燃焼排気室141aは、その内側に一般的な大鍋よりも大きな径の円筒空間を形成し、この空間内にバーナ11、五徳10を収めるとともに、燃焼空間16を形成している。燃焼空間16の下部は開口しており、燃焼用二次空気がバーナ11へ供給される。
また、燃焼排気室141aは、その内周壁14bに、調理容器側面Pbに対面するように複数の四角形開口(排気吸引口12)を形成する。
排気吸引口12は、燃焼排気室141の内周壁14bに調理容器側面Pbに対面するように形成され、等間隔に配置されている。排気吸引口12は、四角形状であり、その上端部は、五徳10の調理容器載置端部10aより高い位置に形成される。
ダクト部141bは、キッチンカウンター3内に配設され、メインダクト142と排気ダクト143と温風ダクト144とを備える。
メインダクト142は、上流において燃焼排気室141aと接続され、下流に吸引排気ファン15を備える。また、メインダクト142は吸引排気ファン15の下流において排気ダクト143と温風ダクト144とに分岐され、この燃焼排気分岐部200には、燃焼排気流路切替ダンパー100が設けられる。
つまり、燃焼排気流路切替ダンパー100によって、排気ダクト143、温風ダクト144のいずれかがメインダクト142に連通するように構成されるため、燃焼排気通路は切替可能なのである。
燃焼排気流路切替ダンパー100は、図示しないモーターに接続され、キッチンカウンター3の前面に備えられた図示しない操作パネルのスイッチ操作により作動するように構成される。
排気ダクト143は、下流端に排気口13を備える。
排気口13は、カウンタートップ2に開口される。排気口13の上方には、調理室の壁面に換気扇(図示せず)が設置される。
温風ダクト144は下流端に温風排出口17を備える。
温風排出口17はキッチンカウンター3の前面下部に形成される。温風排出口17は四角形状であり、その下端面は床面近傍に形成される。つまり、ビルトインコンロ1を使用している調理者Cの足下に向かって開口されている。
上述した構成のビルトインコンロ1では、調理容器Pを五徳10に載置し、バーナ11を点火して、その火炎および熱気によって、調理容器Pの底面および側面下部を加熱する。
この点火動作に伴って吸引排気ファン15を作動し、燃焼室16内の燃焼排気を排気吸引口12から吸引し、排気通路14へと導く。
そして、燃焼排気分岐部200において、メインダクト142と排気ダクト143とが連通した状態にある場合には、バーナ11の燃焼排気は排気ダクト143を経由してカウンタートップ2に形成された排気口13より排出される。排気口13より排出された燃焼排気は、換気扇(図示せず)より外部に排出される。
一方、燃焼排気流路切替ダンパー100によって、メインダクト142と温風ダクト144とが連通状態になっている場合には、バーナ11の燃焼排気は温風ダクト144を通過後、キッチンカウンター3の前面下部に備えられた温風排出口17を経由して床面に沿って流れ、調理者Cの足下に向かって送風される。
つまり、この場合には本来は屋外に排出されるバーナ11の燃焼排気が、調理者Cの足下を温める部分暖房(スポット暖房)の温風として利用されるのである。
このように、従来の開放型コンロを用いた場合のように調理者の顔面にあたったり、従来の炎漏出防止型コンロを用いた場合のように無駄に排出していた燃焼排気を、調理者Cの足元に向かって送風する構成としたために、燃焼排気はスポット暖房の温風として利用され、燃焼排気の有する熱エネルギーを有効に活用することができる。
つまり、本来は調理環境を悪化させたり無駄に排出していた燃焼排気の熱を利用して、調理環境を向上させることができるのである。
またこの場合、調理中に自動的に調理者の足元が暖められる。これにより、燃焼排気熱はより効率的に利用される。
しかも、操作パネル上での操作により、調理容器の加熱に利用されなかった燃焼排気を暖房として利用するか利用せずに排出するかを選択できるために、例えば夏場には燃焼排気を排出し、冬場には燃焼排気を暖房として利用するなど、状況に合わせて最適な使用が可能となる。
また、バーナの燃焼排気を排気吸引口12より強制的に吸引するため、熱気が調理容器Pの上方へ溢れにくくなり、調理容器Pの取手Pcが焦げたり衣服に引火して火傷するといった不具合を防止できる。
次に実施例2のビルトインコンロについて図2を用いて説明する。
尚、実施例1と異なる部分について説明し、重複する部分に関しては同一符号を付してその説明を省略する。
実施例2のビルトインコンロ1aは、バーナの燃焼排気を食器乾燥用の温風として利用可能にしたものである。
つまり、実施例1のビルトインコンロ1の温風ダクト144aは、下流端に温風排出口17を備えていたのに対し、実施例2の温風ダクト144aは、下流端に食器乾燥機Wに設置可能なフレキシブルチューブFと接続可能な接続アダプタ31を備える。
実施例2のビルトインコンロ1aのメインダクト142は、実施例1と同様に排気ダクト143と温風ダクト144aとに分岐され、この燃焼排気分岐部200には、燃焼排気流路切替ダンパー100が設けられる。
排気ダクト143は、実施例1の場合と同様に下流において排気口13と接続される。そして、排気口13の上方には、調理室の壁面に換気扇(図示せず)が設置される。
温風ダクト144aは、下流に接続口31が設けられ、フレキシブルチューブFにより食器乾燥機Wに接続される。
上述した構成のビルトインコンロ3では、調理容器加熱後のバーナ燃焼排気を食器乾燥機に向かって吹き出す構造としたために、無駄に排出されていた燃焼排気の排気熱を利用して食器を加熱乾燥させることができる。
また、調理中に食器を加熱乾燥させることができ、調理後には食器は調理物を盛り付けるのに適した温度に温められている。
このように、燃焼排気の排気熱を効率的に利用することができる。
次に実施例3のビルトインコンロについて図3を用いて説明する。
尚、実施例1と異なる部分について説明し、重複する部分に関しては同一符号を付してその説明を省略する。
実施例3のビルトインコンロ1bは、バーナの燃焼排気と外部より取り込んだ空気との間で熱交換を行い、熱交換後の外部空気を暖房温風として利用可能としたものである。
ビルトインコンロ1bは、調理容器Pを載置する複数の爪を有する五徳10と、調理容器Pを下方から加熱するバーナ11と、バーナ11の燃焼排気を吸引排気する排気通路114と、外部から空気を吸引しビルトインコンロ2下部へと案内する給気通路146とを備える。
五徳10およびバーナ11は実施例1と同様の構成を有する。
排気通路114は、キッチンカウンター3内に配設され、バーナ11の周囲に環状に設けられる燃焼排気室141aと、その下流の排気ダクト部147とから構成される。
燃焼排気室141aは、実施例1と同様の形状である。排気ダクト部147は、その途中に吸引排気ファン15を備え、さらにその下流側には熱交換室145が設けられるとともに、下流端には排出口131を備える。
熱交換室145は、メインダクト142よりも大きな径で拡大して形成され、後述する給気通路146が横断する。
排出口131は、カウンタートップ2の調理者Cから遠い位置に開口されている。
給気通路146はキッチンカウンター3内に配設され、上流から順に、給気部20と空気ダクト116と熱交換部119と温風ダクト117と温風排出口17とを備える。
給気部20はキッチンカウンター3内に組込まれ、内部に給気ファン18を備えるとともに、キッチンカウンター3の前面または側面に設けられた図示しない給気ギャラリから給気するように構成されている。
熱交換部119は複数のフィン19に伝熱管118を貫通させたフィンチューブ式で、伝熱管118は排気通路14の熱交換室145を横断するように形成される。
そして温風排出口17は、キッチンカウンター3の前面下部に開口されている。
上述した構成のビルトインコンロ1bでは、調理容器Pを五徳10に載置し、バーナ11を点火してバーナ11からの火炎および熱気によって、調理容器Pの底面および側面下部を加熱する。
この点火動作に伴って吸引排気ファン15を作動し、燃焼室16内の燃焼排気を排気吸引口12から吸引し、排気通路114へと導く。
排気通路114に導かれた燃焼排気は、熱交換室145を通過し、排出部131から排出される。
また、この点火操作の際に、使用者がキッチンカウンター3前面に備えられた図示しない操作パネル上で暖房スイッチをONにすると、給気ファン18が作動し、空気を図示しない給気ギャラリーより給気通路146に吸引する。
給気通路146に導かれた空気は、熱交換部119を通過する際に排気通路114を通過する燃焼排気と熱交換を行う。つまり、熱交換部119を通過する際に、空気は排気通路114を通過するバーナの燃焼排気から熱を回収し、温められるのである。
温められた空気は、温風排出口17より調理者Cの足下に向かって送風される。
このように、調理容器の加熱に用いられなかった燃焼排気の熱により加熱された外部からの空気を暖房温風として利用したため、第1実施例のように燃焼排気をそのまま用いた場合とは異なり、温風中にはCO、CO2、NOx、SOx等を含まない。
そのため、第1実施例の効果に加えて調理環境の空気を汚染しない効果が得られる。
例えば、ガスファンヒーターを用いて暖房を行った場合のように定期的な換気の必要がない。
しかも、空気を吸引する給気ファン18と燃焼排気を吸引する吸引排気ファン15とを別々に設けたために、加熱空気を任意の温度または流速で供給することができる。
次に実施例4のビルトインコンロについて図4を用いて説明する。
尚、実施例3と異なる部分について説明し、重複する部分に関しては同一符号を付してその説明を省略する。
実施例4のビルトインコンロ1cは、温風通路部を二股以上に分岐したものである。
実施例4のビルトインコンロ1cにおいては、温風ダクト117aは、メイン通路部117bと、暖房利用通路部117cと、食器乾燥利用通路117dとを備える。
メイン通路部117bは、上流において熱交換部119と接続されるとともに、下流において暖房利用通路部117cと食器乾燥利用通路117dとに分岐され、この空気分岐部201には、空気流路切替ダンパー101が設けられる。
燃焼排気流路切替ダンパー101は、図示しないモーターに接続され、キッチンカウンター3の前面に備えられた図示しない操作パネルのスイッチ操作により作動するように構成される。
つまり、空気流路切替ダンパー101によって、暖房利用通路部117c、食器乾燥利用通路117dのいずれかが、メイン通路部117bに連通するように、通路が切替可能に構成されているのである。
また、食器乾燥利用通路117dは、その下流端に接続口30が設けられ、フレキシブルチューブFにより食器乾燥機Wに接続される。
上述したビルトインコンロ1cは、空気分岐部201においてメイン通路部117bと暖房利用通路部117cとが連通状態となっている場合には、熱交換後の温かい空気はキッチンカウンター3の前面下部に備えられた温風排出口17から調理者Cの足下に向かって吹き出される。
一方、空気分岐部201においてメイン通路部117bと食器乾燥利用通路117dとが連通状態となっている場合には、熱交換後の温かい空気は食器乾燥機W内に供給される。
このように、温風を暖房に利用するか食器乾燥に利用するかを使用者が選択できる構成としたために、使用者は状況に応じて様々な使用ができる。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は、こうした実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる形態で実施しうることはもちろんである。
例えば、燃焼排気熱の利用は、部分暖房か食器乾燥機かのどちらか1つに限定されるものでなく、部分暖房に利用するか、食器乾燥機に利用するか、利用せずに排出するか、使用者により3つのうちどれか1つを選択できるように構成したものとしてもよい。
また、燃焼排気熱の利用は、スポット暖房や食器乾燥機に限定されるものではない。
本発明は、強制排気型ガスコンロや強制排気型ガスオーブン等の種々の強制排気型調理器に適応することができる。
本発明実施例1のビルトインコンロを示した説明図である。 本発明実施例2のビルトインコンロを示した説明図である。 本発明実施例3のビルトインコンロを示した説明図である。 本発明実施例4のビルトインコンロを示した説明図である。
符号の説明
1 ビルトインコンロ
3 キッチンカウンター
C 調理者
F フレキシブルチューブ
P 調理容器
W 食器乾燥機
10 五徳
11 バーナ
12 排気吸引口
13 排気口
14 排気通路
15 吸引排気ファン
16 燃焼空間
17 温風排出口
11a バーナ炎口
14b 排気通路内周壁
100 燃焼排気流路切替ダンパー
116 空気ダクト
117 温風ダクト
119 熱交換部
131 排出口
142 メインダクト
143 排気ダクト
144 温風ダクト
145 熱交換室
146 給気通路
147 排気ダクト部
200 分岐部
117b メイン通路部
117c 暖房利用通路部
117d 食器乾燥利用通路

Claims (9)

  1. 食材を加熱調理するためのバーナと、
    上記加熱後のバーナの燃焼排気を排気通路に吸引する排気吸引手段と、
    上記排気通路に吸引された燃焼排気を排出する複数の排気排出口と、
    上記排気通路と上記複数の排気排出口のいずれかとを選択的に連通可能とする燃焼排気流路切替手段と
    を備えたことを特徴とする調理器。
  2. 上記複数の排気排出口の少なくとも一つを、室内暖房用の温風吹出口としたことを特徴とする請求項1記載の調理器。
  3. 上記温風吹出口は、調理器本体の下方で調理室の床面近傍に向けて開口されていることを特徴とする請求項2記載の調理器。
  4. 上記複数の排気排出口の一つを、食器乾燥機への温風送出口としたことを特徴とする請求項1記載の調理器。
  5. 食材を加熱調理するためのバーナと、
    上記加熱後のバーナの燃焼排気を排気通路に吸引する排気吸引手段と、
    上記排気通路に連通し、上記燃焼排気を排出する排気排出口と、
    器具外部から空気を空気通路に吸引する空気吸引手段と、
    上記空気通路に吸引された空気を排出する空気排出口と、
    上記排気通路に流れる燃焼排気と上記空気通路に流れる空気との間で熱交換を行う熱交換手段と
    を備えたことを特徴とする調理器。
  6. 上記空気排出口を複数備えるとともに、
    上記排気通路と上記複数の排気排出口のいずれかとを選択的に連通可能とする燃焼排気流路切替手段を備えたことを特徴とする請求項5記載の調理器。
  7. 上記複数の排気排出口の少なくとも一つを、室内暖房用の温風吹出口としたことを特徴とする請求項5または請求項6記載の調理器。
  8. 上記温風吹出口は、調理器本体の下方で調理室の床面近傍に向けて開口されていることを特徴とする請求項5または請求項6記載の調理器。
  9. 上記複数の排気排出口の一つを、食器乾燥機への温風送出口としたことを特徴とする請求項5または請求項6記載の調理器。
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