JP2005069546A - ガスコンロ - Google Patents

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公一 光藤
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Abstract

【課題】 使い勝手がよく熱効率の高い炎漏出防止機能を有するガスコンロを提供することを目的とする。
【解決手段】 バーナ11の燃焼排気を強制的に吸引排気する排気通路14を調理容器Pの側方周辺に環状に形成する。そして、排気通路12の入口には燃焼排気によって加熱される輻射体12aを備える。
加熱された輻射体12aは、温度に応じて熱放射線を発し、そのうち調理容器Pに到達した熱放射線の一部が調理容器Pに吸収され熱エネルギーに変換される。
このように、調理容器Pはバーナ炎およびバーナ燃焼排気から直接加熱されるとともに、バーナ燃焼排気により加熱された輻射体12aからも加熱されるため、調理容器Pは効率よく加熱される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、バーナの炎が調理用器の周囲から漏れ出すことを防止する炎漏出防止型ガスコンロに関する。
一般にガスコンロ等のガス調理器では、コンロ用バーナの上に五徳を介して調理容器等を載置し、バーナの燃焼炎により調理容器を加熱するように構成されている。
しかしながら、上記コンロではコンロ用バーナの燃焼炎および燃焼排気が調理容器の底面を通過して調理空間に排出されるため、通過後の燃焼炎が調理者の被服に引火して燃え上がり、火災や火傷を引き起こすおそれがあった。
また、そのような火災や火傷を引き起こさない場合でも、燃焼炎の輻射熱や燃焼排気により、調理空間の温度が上昇してしまい、調理環境が悪化する問題があった。
そこで、最近ではバーナの炎や燃焼排気が調理用器の周囲から漏れ出すことを防止することにより、衣服の袖口への引火や、調理容器の取手の加熱、調理環境の温度上昇を防止した炎漏出防止型ガスコンロが提案されている。
このような炎漏出防止型コンロとしては、例えば特許文献1に示されるように、バーナの炎を囲うように内外2重構造の筒状の五徳を備えたものがある。
このコンロは、五徳の内周壁に燃焼排気窓を開設するとともに、五徳の2重壁間の空間に連結する燃焼排気通路を設けて、燃焼排気通路には燃焼排気を吸引排気する吸引排気ファンを設けている。
このようなコンロでは、筒状の五徳の上に調理容器を搭載することで、五徳中央のバーナとバーナの燃焼空間を、五徳と調理容器底面とで覆うことができるため、調理空間への熱放出を防止することができる。
また、燃焼排気窓から燃焼排気通路に吸引された燃焼排気は、五徳上壁部内面に向けて案内されるように構成されるため、五徳上壁部は燃焼排気によって加熱される。そのため、調理容器へは五徳で囲われた空間からの伝熱の他に、五徳上面からも伝熱される。
特開平9−250753
しかしながら上記従来技術においては、筒状の五徳の上に調理容器を搭載することで、五徳中央のバーナとバーナの燃焼空間を、五徳と調理容器底面とで覆う構成とするため、調理容器の加熱面は五徳で囲われた空間上面および五徳と接触している面に限定される。
また、バーナの炎と燃焼排気窓とは、ともに調理容器底面よりも下方にあることから、バーナの燃焼排気は十分調理容器に接触せず、高温のまま燃焼排気窓より燃焼排気通路に排出されるため、調理容器の加熱は五徳上面からの伝熱によるところが大きい。つまり、五徳外周壁よりも径の小さい調理容器を用いた場合には、五徳上面から、多くの熱が無駄に放出されてしまい、無駄に放出された熱により、調理空間は結局悪化していた。
さらに、上述したように調理容器の加熱面は五徳で囲われた空間上面および五徳と接触している面に限定されるため、熱効率を向上させるためには五徳内周壁はある程度径を大きくする必要があるが、上記従来技術では、五徳内周壁よりも径の小さい調理容器については支持できず使用できないため、五徳内周壁の径を大きくした場合には、使用できる調理容器が著しく限定されるという問題点があった。
そこで本発明では、上記課題を解決し、使い勝手がよく熱効率の高い炎漏出防止機能を有するコンロを提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の請求項1記載のガスコンロは、燃焼炎により調理容器を直接加熱するバーナと、
上記加熱後のバーナの燃焼排気を燃焼排気通路に吸引して排気する吸引排気手段と、
を備えたコンロにおいて、
上記燃焼排気通路に、燃焼排気によって加熱される輻射体を設け、該輻射体の輻射熱により上記調理容器の加熱を補助することを要旨とする。
また、上記課題を解決する本発明の請求項2記載のガスコンロは、上記請求項1記載のガスコンロにおいて、上記バーナの炎口部を調理容器の真下に、上記燃焼排気通路の吸引口を上記調理容器の側方周囲に、それぞれ設けるとともに、上記吸引口をその上端部が上記調理容器の底面と略同じ高さかそれよりも高くなる位置に配設し、上記吸引口に上記輻射体を設けたことを要旨とする。
また、上記課題を解決する本発明の請求項3記載のガスコンロは、上記請求項2記載のガスコンロにおいて、上記輻射体は、該輻射体から発せられる熱放射線が該輻射体よりも上部に向けて放射されるように傾斜をつけて設けられたことを要旨とする。
また、上記課題を解決する本発明の請求項4記載のガスコンロは、上記請求項1記載のガスコンロにおいて、上記燃焼排気通路の吸引口を調理容器の真下に、上記バーナの炎口部を上記調理容器の側方周囲に、それぞれ設けるとともに、上記吸引口に上記輻射体を設け、上記炎口部をその上端部が上記調理容器の底面と略同じ高さかそれよりも高くなる位置に配設したことを要旨とする。
また、上記課題を解決する本発明の請求項5記載のガスコンロは、上記請求項1記載ないしは請求項4いずれかに記載のガスコンロにおいて、上記輻射体は、調理容器からの煮こぼれ等が付着しないようにカバーを備えるとともに、該カバーは輻射体からの輻射を透過させるガラス体で形成することを要旨とする。
また、上記課題を解決する本発明の請求項6記載のガスコンロは、上記請求項5記載のガスコンロにおいて、上記ガラス体は、燃焼排気が通過する小孔を複数備えたことを要旨とする。
また、上記課題を解決する本発明の請求項7記載のガスコンロは、上記請求項1ないしは請求項6いずれかに記載のガスコンロにおいて、
上記バーナに供給する燃焼用空気の供給通路と、
上記供給通路を流れる燃焼用空気と上記燃焼排気通路を流れる燃焼排気との間で熱交換を行う熱交換部と
を備えたことを要旨とする。
また、上記課題を解決する本発明の請求項8記載のガスコンロは、上記請求項7記載のガスコンロにおいて、上記燃焼排気通路と上記燃焼用空気供給通路とは2重管により構成され、該2重管の内管を該燃焼排気通路とし、外管を該燃焼用空気供給通路としたことを要旨とする。
上記構成を有する本発明の請求項1記載のガスコンロは、燃焼排気通路に備えられた輻射体が燃焼排気通路を通過する燃焼排気によって加熱される。そして、加熱された輻射体はその温度に応じたエネルギーの熱放射線を発する。発せられた熱放射線は、調理容器に到達すると調理容器に吸収されて熱に変換される。
このように、調理容器はバーナ炎やバーナ燃焼排気からの直接の加熱のみでなく、輻射体からの輻射伝熱によって加熱される。
ここで、輻射体の加熱は、従来調理容器の加熱に利用されず排出されていたバーナの燃焼排気熱によって行われる。つまり、バーナの燃焼排気が高温のまま無駄に排出されるかわりに、輻射体を媒体として調理容器の加熱に利用されるのである。
このことから、器具全体としては熱効率が向上する。
また、本発明請求項2記載のガスコンロは、調理容器の真下に設けられたバーナの燃焼炎が調理容器底面を下方から加熱する。
また、燃焼排気通路の吸引口を調理容器側方周囲に、その上端部が調理容器の底面と略同じ高さかそれよりも高くなる位置に配設されるように設けたために、バーナの燃焼排気は調理容器の底面から側面または側面コーナーに沿って流れ、この際に調理容器の底面および側面を加熱する。
つまり、バーナ火炎およびバーナ燃焼排気は調理容器の底面だけでなく側面と接触し、調理容器と熱交換を行うため、調理容器は効率よく、かつムラなく加熱される。
さらに、燃焼排気通路の吸引口に輻射体を設けたため、輻射体は、燃焼排気が排気吸引口より吸引される際に燃焼排気によって加熱される。ここで、輻射体は調理容器側面と対面して設置されるために、輻射体からの熱放射線は、従来から加熱の有効利用ができなかった調理容器の側面に、有効に照射させることができる。
またこの場合、燃焼排気吸引口は、調理容器側方に環状に形成されるためにその断面積が大きい。そのため、輻射体の設置面積も増加させることができる。輻射体から発せられる熱放射線のエネルギーは輻射体の面積に比例することから、輻射体の面積を増加させることにより調理器を効率よく加熱することができる。
また、輻射体の設置面積を広くとることができるために、輻射体の設置角度を調節することで、調理容器にムラなく熱放射線を照射させることができる。そのため、調理容器をムラなく加熱することができる。
さらに、バーナの燃焼排気は排気吸引口より強制的に吸引されるため、熱気が排気吸引口より上方へ溢れにくくなり、調理容器の取手が焦げたり衣服に引火して火傷する不具合を防止できる。
また、本発明請求項3記載のガスコンロは、輻射体が上向きに傾斜をつけて設けられたために、輻射体から発せられる熱放射線は排気吸引口よりも上部に向けて放射される。
そのため、燃焼炎や燃焼排気が直接届かない調理容器側面の上部についても、輻射体の輻射熱によって加熱することができる。
使用者の安全性のためには、排気吸引口はなるべく調理容器の下方に設け、確実に燃焼炎や燃焼排気の漏出を防止するのが望ましい。一方、燃焼炎および燃焼排気と調理容器との熱交換の観点からは、排気吸引口はなるべく調理容器の上部に設け、燃焼排気と調理容器との熱交換を十分行うことが望ましい。
そこで、輻射体に角度を設けて設置することにより、排気吸引口を下方に設け、確実に燃焼炎や燃焼排気の漏出を防止すると同時に、調理容器側面の上部を輻射体の輻射熱を用いて加熱することが可能となり、安全性と熱効率をともに向上させることができる。
また、本発明請求項4記載のガスコンロは、バーナ炎口が調理容器側方周囲に形成されるとともに、バーナ炎口の上端部は調理容器の底面と同じ高さかそれよりも高い位置に形成される。また、燃焼排気吸引口が調理容器の真下に形成される。
そのため、バーナ炎口に形成されたバーナ炎は、調理容器の側面から底面に沿って伸びる。つまり、バーナ炎と調理容器とは、調理容器の側面と底面とで十分に直接の熱交換を行うことができるのである。
これにより、調理容器を効率よく加熱することができる。
また、燃焼排気はバーナの中心部下方に備えられた燃焼排気吸引口に集中して集められるため、排気吸引口に備えられた輻射体は高温に加熱される。そのため、輻射体から発せられる熱放射エネルギーを高くすることができる。
さらにこの場合、輻射体は調理容器底面に対面して設置可能であるため、輻射体から発せられる熱放射線を無駄なく調理容器に到達させることができ、輻射体から調理容器への輻射伝熱を効率よく行うことができる。
また、燃焼排気は調理容器の真下より強制的に吸引されるため、燃焼排気およびバーナ炎は、バーナ炎口より上部に溢れにくくなり、使用者の使い勝手および安全性を向上させることができる。
また、本発明請求項5記載のガスコンロは、輻射体に備えられたカバーが、調理容器からの煮こぼれ等が輻射体に付着するのを防止する。また、カバーは透明なガラス体で形成されるため、輻射体から発せられる熱放射線をほとんど吸収しない。つまり、輻射体から発せられる熱放射線のほとんどを調理容器に到達させることができる。
これにより、輻射体から調理容器への輻射伝熱効率を低下させることなく、輻射体の汚れを防止することができる。
さらに、表面に凹凸が少ないガラス体を用いることにより、ガラス体に付着した汚れは水洗い等で簡単に掃除をすることができる。
また、本発明請求項6記載のガスコンロは、カバーには、燃焼排気を通過させるための複数の小孔が設けられているため、カバーによってバーナ燃焼排気の最適な流れが妨げられることがない。
つまり、燃焼排気について、カバー通過前には調理容器との熱交換に最も適した流れを形成させることができるとともに、カバー通過後には輻射体との熱交換に最も適した流れを形成させることができる。
これにより、バーナ燃焼炎および燃焼排気から調理容器への直接の加熱、および輻射体を介した間接的な加熱がともに効率よく行われる。
また、本発明請求項7記載のガスコンロは、供給通路を通過する燃焼用空気と燃焼排気通路を流れる燃焼排気との間で熱交換が行われる。つまり、燃焼用空気はバーナに供給される前に燃焼排気によって加熱される。
燃焼用空気の温度を上げることによって、バーナにおける燃焼の燃焼性は向上し、燃焼炎の温度および燃焼後の燃焼排気温度は高くなる。
このような高温の燃焼炎、燃焼排気を用いて調理容器を加熱するため、調理容器の加熱速度は向上する。また、高温の燃焼排気は調理容器だけでなく、調理容器加熱後には輻射体の加熱も行うため、輻射体からの輻射伝熱も含め、トータルとして調理容器の加熱速度は一層向上する。
さらに、燃焼排気通路を流れる燃焼排気に含まれる熱は、本来、調理容器の加熱には利用されずに排出されるものである。つまり、本来排出されるべき熱を燃焼用空気の加熱に利用することにより、器具全体としての熱効率を向上させることができるのである。
また、本発明請求項8記載のガスコンロは、燃焼排気通路と燃焼用空気供給通路とが2重管形成されるため、燃焼排気と燃焼用空気との間で効率よく熱交換が行われる。
さらに2重管の外管を、雰囲気温度と等しい燃焼用空気の流れる燃焼用空気供給通路としたため、外管を高温の燃焼排気の流れる排気通路とした場合と比較して、外管の外壁から外部に無駄に放出される熱量は少ない。
これにより、無駄に外部に排出される燃焼排気熱を減少させることができる。
以上説明した本発明の構成、作用を一層明らかにするために、以下、本発明のガスコンロにおける好的な実施例について説明する。
本発明の実施例1のガスコンロについて図1を用いて説明する。
ガスコンロ1は、調理容器Pを載置する複数の爪を有する五徳10と、調理容器Pの下方に設置され、火炎が直接調理容器と接触し加熱するバーナ11(ブンゼンバーナ)と、バーナ11の燃焼排気を吸引排気する排気通路14とを備える。
五徳10は、鉛直面を形成する五徳爪10bを略放射状に並べたもので、五徳爪10bの上端(調理容器載置端部10a)で調理容器Pを受けている。つまり、調理容器Pの底面(以下、調理容器底Paと呼ぶ)は、五徳爪10bのみで接触している。
バーナ11は五徳10の調理容器載置端部10aより下方に設けられる。このバーナ11は、燃料ガスと燃焼用一次空気とを混合させる環状の混合室11bを備え、その内周面に多数の炎口11aを向い合わせて形成し、この炎口11aから中心に向かって混合気を噴出する内炎口バーナである。
排気通路14は、バーナ11の周囲に環状に設けられる燃焼排気室141と、燃焼排気室141と接続され、燃焼排気を器具後方に案内する排気ダクト142とから構成される。
燃焼排気室141は、一般的な大鍋よりも大きな径の円筒空間を形成し、この空間内にバーナ11、五徳10を収めるとともに、燃焼空間16を形成している。燃焼空間16の下部は開口しており、燃焼用二次空気がバーナ11へ供給される。
また、燃焼排気室141は、その内周壁14bに、調理容器側面Pbに対面するように複数の四角形開口(排気吸引口12)を形成する。
排気ダクト142は燃焼排気室141の下流に備えられる。排気ダクト142は、下流に吸引排気ファン15を備えるとともに、吸引排気ファン15の下流において排気口13と接続される。
排気口13は、使用者から遠い器具後方に形成される。
排気吸引口12は、燃焼排気室141の内周壁14bに調理容器側面Pbに対面するように形成され、等間隔に配置されている。排気吸引口12は、四角形状であり、その上端部は、五徳10の調理容器載置端部10aより高い位置に形成される。
排気吸引口12には、排気吸引口12を覆うように板状の輻射体12aがそれぞれ備えられる。
輻射体12aは、耐熱性のセラミックで形成され、排気を通過させるための貫通した小さな孔を複数備える。輻射体12aの面積は、排気吸引口12よりひと回り大きく、厚みは2mm程度である。
輻射体12aの排気吸引口12への取り付けは、固定部材12bによって、燃焼排気室141の内周壁14bにそれぞれ内側から固定することによって行う。
上述した構成のガスコンロ1では、調理容器Pを五徳10に載置し、バーナ11を点火すると、バーナ炎口11aに形成された火炎および熱気が直接に調理容器Pの調理容器底Paおよび調理容器側面Pb下部と接触して調理容器Pを加熱する。
この点火動作に伴って吸引排気ファン15を作動し、燃焼室16内の燃焼排気を排気吸引口12から吸引し、排気通路14へと導いて排気口13から器体外へ排出する。
燃焼排気は排気吸引口12より吸引される際に輻射体12aを通過するため、輻射体12aは器具作動時に燃焼排気によって加熱される。
加熱された輻射体12aは、その温度に応じて熱放射線を発する。輻射体12aから発せられた熱放射線は、調理容器Pに到達すると、その一部が吸収されて熱に変換される。
つまり、排気吸引口12に到達するまでに調理容器Pに伝達しなかった燃焼排気熱を用いて輻射体12aを加熱し、輻射体12aからの輻射伝熱により調理容器Pをさらに加熱するのである。
こうして、調理容器Pは、バーナ11の燃焼炎および燃焼排気からの直接の加熱の他に、輻射体12aからの輻射伝熱によって加熱される。
しかも、輻射体12aの加熱は、本来は調理容器Pの加熱には利用されず排出されていた燃焼排気熱によって行われる。つまり、排気吸引口12より吸引されたバーナ11の燃焼排気は、高温のまま無駄に排出されるかわりに、調理容器Pをさらに加熱するのである。
これにより、調理容器Pに対する加熱効率をトータルとして向上させることができる。
また、排気吸引口12を五徳10の上方に形成したため、燃焼室16内の燃焼排気は調理容器側面Pbと燃焼排気室141の内周壁14bとの間に形成される隙間Hを上昇する際に、調理容器側面Pbとの間で熱交換する。この結果、調理容器Pは調理容器底Paに加えて調理容器側面Pbにおいても良好に加熱されるため、熱効率は向上する。
しかも、バーナ11としてブンゼンバーナを用いたために、全一次バーナとは異なり、燃焼排気だけでなく燃焼炎についても調理容器底面や側面と接触させることが可能である。そのため、熱効率は一層向上する。
更に、排気吸引口12は燃焼排気室141の内周壁14bの全周に渡って均等に形成されるため、燃焼室内16内の燃焼排気は調理容器Pに均一に接触して調理容器P全体を加熱し、各排気吸引口12から吸引される。これにより、調理ムラを減少させることができる。
また、バーナの燃焼排気を排気吸引口12より強制的に吸引するため、熱気が排気吸引口12より上方へ溢れにくくなり、調理容器Pの取手Pcが焦げたり衣服に引火して火傷する不具合を防止できる。
さらに、内周に炎口11aを形成した内炎口バーナ11を用いたため、調理容器Pの調理容器底Paを中央から確実に加熱でき、しかも、火炎溢れ防止に対して効果が大きい。
また、排気口13を器具後方に形成したため、熱気を使用者から遠ざけることができ、安全性が高まる。
しかも、調理容器Pから吹きこぼれた煮汁が調理容器側面Pbを伝って調理容器底Paと五徳10の調理容器載置端部10aとの隙間に侵入しても、調理容器Pが五徳爪10bのみで支持される構造であるため、調理容器Pが五徳10に固着してしまうようなことはなく調理容器Pを簡単に持ち上げることができる。
つまり、従来の円筒状の五徳の上面に調理容器Pを載置し燃焼空間を覆うもののように、五徳と調理容器Pとの当接面に煮汁がまわりこみ調理容器Pが五徳にこびりついてしまうことが無いのである。
次に実施例2のガスコンロについて図2を用いて説明する。
実施例2のガスコンロ2は、輻射体について、実施例1のガスコンロ1においては調理容器側面Pbと平行に備えられていたのに対して、図2に示すように上向きに10°の角度が設けられているものである。
つまり、輻射体の固定される燃焼排気室上部について、上方部に向かうほど径が大きくなるように構成されている。
実施例2の燃焼排気室141aは、五徳10の調理容器載置端部10aよりも下に形成される下部141bと五徳10の調理容器載置端部10aよりも上に形成される上部141cとで形成される。
下部141bは内周壁14dにより、五徳10よりも大きな径の円筒空間を形成し、この空間内にバーナ11、五徳10を収めるとともに、燃焼空間16を形成している。燃焼空間16の下部は開口しており、燃焼用二次空気がバーナ11へ供給される。
また、上部141cは上方部に向かうほど径が大きくなるように開口している。
上部141cの内周壁14bには、調理容器側面Pbに複数の排気吸引口212が形成される。
排気吸引口212は上部141cの内周壁14bに均等に形成され、それぞれ板状の輻射体12aが備えられる。
実施例2のガスコンロによれば、輻射体を調理容器側面に平行に備えずに角度を設けたため、実施例1の効果に加えて、燃焼炎が直接届かない調理容器側面の上部についても、輻射体の輻射熱によって加熱することができる。
使用者の安全性のためには、排気吸引口はなるべく調理容器の下方に設け、確実に燃焼炎や燃焼排気の漏出を防止するのが望ましい。一方、燃焼炎および燃焼排気と調理容器との熱交換の観点からは、排気吸引口はなるべく調理容器の上部に設け、燃焼排気と調理容器との熱交換を十分行うことが望ましい。
本実施例では、排気吸引口を下方に設け、確実に燃焼炎や燃焼排気の漏出を防止すると同時に、調理容器側面の上部を輻射体の輻射熱を用いて加熱する。
そのため、安全性と熱効率をともに向上させることができる。
次に実施例3のガスコンロについて図3を用いて説明する。
なお、実施例1のガスコンロと異なる部分について説明し、重複する部分に関しては同一符号を付して、その説明を省略する。
実施例3のガスコンロ3は、実施例1のガスコンロ1ではバーナ11を調理容器Pの下に備え、排気吸引口12を調理容器Pの側面に形成していたのに対して、バーナ炎口111aを調理容器Pの側面を囲うように形成し、排気吸引口112をバーナ炎口111aの中心部下方に備えたものである。
ガスコンロ3は、調理容器Pを載置する複数の爪を有する五徳10と、調理容器P側方周囲に環状に設置されるバーナ111と、バーナ111に燃焼用2次空気を供給する燃焼用空気供給通路19と、バーナ111の燃焼排気を吸引排気する排気通路114とを備える。
五徳10は、実施例1と同様の形状である。
バーナ111は、調理容器Pの側方周囲に内向き環状に設置される。
また、バーナ111のバーナ炎口111aは調理容器側面Pbを囲うように、調理容器側面Pbに対面して形成される。
ここで、バーナ炎口111aの上端部は、五徳10の調理容器載置端部10aより高い位置に形成される。
燃焼用空気供給通路19は、五徳10の周囲に環状に設けられる空気供給室19aと、器具外部に開放された給気開口部19cと、空気供給室19aと給気開口部19cとを接続する空気通路部19bとから構成される。
空気供給室19aは、その内周壁により五徳10よりも大きな径の円筒空間を形成する。この円筒と上述したバーナ炎口111aとで囲まれた空間内に五徳10を収めるとともに、この空間が燃焼空間16を形成する。
空気供給室19aは、上部においてバーナ炎口111aに向けた開口119aを備える。
排気通路114は、燃焼空間16から燃焼排気を吸引する排気吸引口112と、吸引した燃焼排気を排気する排気口13と、排気吸引口112と排気口13とを接続する排気通路部114aを備える。
排気吸引口112は、環状のバーナ炎口111aの中心軸状で、燃焼空間16の下方に形成される。排気吸引口112の径は40mm程度である。
また、排気吸引口112は、その上面に、半球形状をした輻射体112aを備える。
排気通路部114aは吸引排気ファン15を備え、吸引排気ファン15の下流において排気口13と接続される。排気口13は、使用者から遠い器具後方に形成される。
また、排気通路部114aの周囲には空気通路部19bが、同軸二重管構造に形成される。このような構成により、排気通路部114aを通過する燃焼排気と空気通路部19bを通過する燃焼用空気との間で熱交換が行われる。
輻射体112aは、排気吸引口112の上面に、排気吸引口112を覆うように備えられる。
輻射体112aはセラミックで形成され、底面の径は排気吸引口112よりひと回り大きく、50mm程度である。また、排気吸引口112は、排気を通過させるための貫通した小さな孔を複数備える。
輻射体112aの上部には、輻射体112aを覆うようにドーム状のカバー20が備えられる。
カバー20は、表面凹凸の少ない透明のガラス体により形成され、図4に示すように、フランジ部20aとカバー部20bとを備える。
カバー部20bは、燃焼排気を通過させるための複数の小さな貫通孔20cを備える。
上述した構成のガスコンロ3では、実施例1のガスコンロ1と同様に、調理容器Pを五徳10に載置し、バーナ11を点火してバーナ111からの火炎および熱気によって調理容器Pの調理容器側面Pb下部および調理容器底Paを加熱する。点火動作に伴って吸引排気ファン15を作動し、燃焼室16内の燃焼排気を排気吸引口112からカバー20および輻射体112aを経由して吸引する。そして、排気通路114へと導いて排気口13から器体外へ排出する。
この時、空気通路部19bは排気通路部114aの周囲に形成されるため、排気通路部114aを通過する高温の燃焼排気と空気通路部19bを通過する燃焼用空気との間で熱交換が行われる。
つまり、通常は調理容器Pの加熱には利用されず排出される燃焼排気熱を用いて、燃焼用空気を燃焼前に加熱するのである。
高温の燃焼用空気が2次空気として供給されることにより、バーナ111の燃焼性は向上する。
つまり、バーナ炎口111aに形成される燃焼炎の温度が上昇するとともに、燃焼後の燃焼排気温度も上昇する。これにより、調理容器Pに対する加熱速度は向上する。
しかも、燃焼用空気の加熱は、本来は調理容器Pの加熱には利用されず無駄に排出される燃焼排気熱を用いて行われている。
つまり器具としての熱回収効率をトータルとして向上させることができるのである。
また、燃焼空間16内の燃焼排気はバーナ中央の排気吸引口112に集中して集まり、調理容器Pとの熱交換後カバー20を経由して輻射体112aを加熱する。
つまり、燃焼空間16内で調理容器Pと熱交換しきれなかった燃焼排気中の熱を用いて輻射体112aを加熱する。加熱された輻射体12aは、その温度に応じて熱放射線を発する。輻射体12aから発せられた熱放射線は、調理容器Pに到達すると、その一部が吸収されて熱に変換される。
ここで、燃焼排気はバーナ中央の輻射体112aに集中して集まるため、輻射体112aは高温に加熱される。そのため、輻射体112aから発せられる熱放射線のエネルギーを大きくすることができる。
燃焼排気は輻射体112aを通過し加熱する前に、カバー20を通過するが、カバー20は複数の貫通孔20cを備えるため、燃焼排気の流れを妨げない。
また、輻射体112aより発せられた熱放射線は、カバー20により吸収されてしまうと調理容器Pまで到達せず、調理容器Pの加熱に利用されないが、カバー20は透明なガラス体で形成されるため、輻射体112aから発せられる熱放射線をほとんど吸収しない。つまり、輻射体112aから発せられる熱放射線のほとんどは調理容器Pに到達するのである。
このように、本来、調理容器Pの加熱に用いられず外部に排出される燃焼排気熱を一箇所に集中して集め、輻射体112aを効率よく加熱し、そこからの高い輻射エネルギーにより調理容器Pの加熱を補助する構成とするため、調理容器Pの加熱効率を向上させることができる。
また、輻射体12aの汚れを防止するためのカバー20を複数の貫通孔20cを備えたガラス体としたため、最適な燃焼排気の流れを妨げず、また輻射体112aから調理容器Pへの輻射伝熱を妨げない。
また、カバー20は表面の凹凸が少ないため、カバー20に付着した汚れは、簡単に掃除することができる。
さらに、燃焼用空気を供給する供給通路19を設けて、燃焼用空気をバーナ炎口11aに向けて供給する構成としたため、バーナ炎口11aにおいては燃焼炎の基部から先端にまで十分に燃焼用空気が供給され、一層良好な燃焼が行われる。
また、燃焼排気通路と燃焼用空気供給通路とを同軸2重管形成するとともに、2重管の外管を、雰囲気温度と等しい燃焼用空気の流れる燃焼用空気供給通路としたため、燃焼排気と燃焼用空気との間で効率よく熱交換が行われるとともに、外管を高温の燃焼排気の流れる排気通路とした場合と比較して、外管の外壁から外部に無駄に放出される熱量は少ない。これにより、無駄に外部に排出される燃焼排気熱をいっそう減少させることができる。
また、バーナ炎口111aを調理容器側面Pbと対面するように形成するとともに、排気吸引口112を燃焼空間16の下方に形成したため、バーナ炎およびバーナ燃焼排気は、バーナ炎口111aから調理容器側面Pbとバーナ炎口111aとの間に形成される隙間Hを下降する。この際に、燃焼炎および燃焼排気調理容器側面Pbと良好に接触し熱交換する。
この結果、調理容器Pは調理容器底Paに加えて調理容器側面Pbにおいても良好に加熱され、熱効率が高くなる。
更に、排気吸引口112がバーナ111の中央に備えられるため、燃焼室内16内の燃焼排気を均等に排気通路14へ吸引できる。この際、熱気を調理容器底面Paに均一に接触して調理容器底面Pa全体を加熱するため、調理むらが無くなる。
また、バーナの燃焼排気を下方に強制的に吸引するため、熱気がバーナ炎口111aより上方へ溢れにくくなり、調理容器Pの取手Pcが焦げたり衣服に引火して火傷する不具合を防止できる。
さらに、内周に炎口111aを形成した内炎口バーナ111を用いたため、調理容器Pの調理容器底Paを中央から確実に加熱でき、しかも、火炎溢れ防止に対して効果が大きい。
次に実施例4のガスコンロについて図5を用いて説明する。
実施例4のガスコンロ4は、実施例3のガスコンロ3で用いた半球状の輻射体代えて、複数のセラミックボールを輻射体として用いたものである。
ガスコンロ4は、排気吸引口112に輻射体ケースCを備える。
輻射体ケースCは、耐熱性、耐酸性をもつステンレスにより形成され、図6に示すようにフランジ部C1と輻射体収納部C2とを備える。
輻射体収納部C2は、その底面に燃焼排気を通過させるための複数の貫通孔C5を備える。
輻射体収納部C2には、輻射体112bとしての複数のセラミックボールが収納される。つまり、輻射体112bは複数のセラミックボールの集合体である。
セラミックボールはセラミックにより形成され、1つあたりの径が5mm程度の球形である。
輻射体ケースCの上部には図7に示すようなカバー201が備えられる。
カバー201は、一枚のガラス板により形成され、輻射体112bの対面に、燃焼排気を通過させるための複数の貫通孔201aを備える。
このように、輻射体112bとして複数のセラミックボールを用いたために、燃焼排気は個々の輻射体112bの隙間を通り抜けて、燃焼空間16から排気通路114に吸引される。この際、燃焼排気と輻射体112bとの接触面積は大きいために、燃焼排気の熱は効率よく輻射体112bに伝達する。
従って、輻射体112bを効率よく加熱することができ、輻射体112bから発せられる輻射熱を上昇させることができる。
また、輻射体112b内における燃焼排気の通路は、個々の輻射体112bの隙間により形成されるため、万が一輻射体112b上面に煮汁等がかかり、通路が塞がってしまった場合であっても、使用者は、輻射体112bを輻射体ケースCから取り出してばらすことで、簡単に掃除をすることができる。
さらに、輻射体112bにはわざわざ貫通孔を設けなくてもよく、形状も簡単であるため、安価に製造することが可能である。
加えて、カバー201は一枚のガラス板により形成されるため、いっそう掃除が簡単になる。また、形状が単純であるために、安価に製造が可能である。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は、こうした実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる形態で実施しうることはもちろんである。
例えば、輻射体としては耐熱性、耐酸化性のものであればよく、貫通孔を備えたセラミックやセラミックボールに限定されない。例えば、セラミックの繊維を綿状に絡み合わせたセラミックウールや、耐酸化性の金属を綿状に絡み合わせたメタルファイバーを用いてもよいし、耐酸化性の金属板や金属塊に貫通孔を少なくとも1つ備えたものであってもよい。また、貫通孔を設けないセラミックや金属を、燃焼排気通路に燃焼排気が通過するための隙間を形成するように備えてもよい。
また実施例1においては、調理容器の側面に形成される排気通路および排気吸引口の径を1種類に固定せず、調理容器の径に合わせて種々に変更可能な構造としてもよい。例えば、排気吸引口を備えた種々の径の排気アダプタを、排気通路に取付自在とする構造としてもよい。
さらに、内向き炎口バーナに限定せず、環状バーナ本体の外周面に多数の炎口を形成した外向き炎口バーナを用いても構わない。
なお、本発明の吸引口とは、厳密に排気通路の吸引入口を示すのではなく、排気通路入口近傍を含む。
本発明は、テーブルガスコンロおよびキッチンユニットに組込まれるビルトインガスコンロ等の種々のコンロに適応することができる。
本発明実施例1のガスコンロを示した説明図である。 本発明実施例2のガスコンロを示した説明図である。 本発明実施例3のガスコンロを示した説明図である。 本発明実施例3のカバーを示した説明図である。 本発明実施例4のガスコンロを示した説明図である。 本発明実施例4の輻射体ケースを示した説明図である。 本発明実施例4のカバーを示した説明図である。
符号の説明
1 ガスコンロ
P 調理容器
C 輻射体ケース
10 五徳
11 バーナ
12 排気吸引口
13 排気口
14 排気通路
15 吸引排気ファン
16 燃焼室
19 燃焼用空気供給通路
20 カバー
111 バーナ
112 排気吸引口
114 排気通路
141 燃焼排気室
11a バーナ炎口
12a 輻射体
19a 空気供給室
14b 排気通路内周壁
111a バーナ炎口
112a 輻射体
112b 輻射体
114a 排気通路部
141a 燃焼排気室

Claims (8)

  1. 燃焼炎により調理容器を直接加熱するバーナと、
    上記加熱後のバーナの燃焼排気を燃焼排気通路に吸引して排気する吸引排気手段と、
    を備えたコンロにおいて、
    上記燃焼排気通路に、燃焼排気によって加熱される輻射体を設け、該輻射体の輻射熱により上記調理容器の加熱を補助することを特徴とするガスコンロ。
  2. 上記バーナの炎口部を調理容器の真下に、上記燃焼排気通路の吸引口を上記調理容器の側方周囲に、それぞれ設けるとともに、上記吸引口をその上端部が上記調理容器の底面と略同じ高さかそれよりも高くなる位置に配設し、上記吸引口に上記輻射体を設けたことを特徴とする請求項1記載のガスコンロ。
  3. 上記輻射体は、該輻射体から発せられる熱放射線が該輻射体よりも上部に向けて放射されるように傾斜をつけて設けられたことを特徴とする請求項2記載のガスコンロ。
  4. 上記燃焼排気通路の吸引口を調理容器の真下に、上記バーナの炎口部を上記調理容器の側方周囲に、それぞれ設けるとともに、上記吸引口に上記輻射体を設け、上記炎口部をその上端部が上記調理容器の底面と略同じ高さかそれよりも高くなる位置に配設したことを特徴とする請求項1記載のガスコンロ。
  5. 上記輻射体は、調理容器からの煮こぼれ等が付着しないようにカバーを備えるとともに、該カバーは輻射体からの輻射を透過させるガラス体で形成することを特徴とする請求項1から請求項4いずれかに記載のガスコンロ。
  6. 上記ガラス体は、燃焼排気が通過する小孔を複数備えたことを特徴とする請求項5記載のガスコンロ。
  7. 上記バーナに供給する燃焼用空気の供給通路と、
    上記供給通路を流れる燃焼用空気と上記燃焼排気通路を流れる燃焼排気との間で熱交換を行う熱交換部と
    を備えたことを特徴とする請求項1ないしは請求項6いずれかに記載のガスコンロ。
  8. 上記燃焼排気通路と上記燃焼用空気供給通路とは2重管により構成され、該2重管の内管を該燃焼排気通路とし、外管を該燃焼用空気供給通路としたことを特徴とする請求項7記載のガスコンロ。
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KR101480122B1 (ko) * 2013-02-08 2015-01-06 정무성 폐열 회수구조를 갖는 화덕 및 그를 포함하는 조리기구
CN104315554A (zh) * 2014-10-27 2015-01-28 山西迪森能源科技有限公司 节能型燃气矮汤灶
CN106839008A (zh) * 2017-04-18 2017-06-13 洛阳沣诚生物科技有限公司 一种厨房液化气熄灭排气装置

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