JP4595532B2 - ガスコンロ - Google Patents

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Description

本発明は、調理容器を五徳上に載置してバーナで加熱調理するガスコンロに関する。
最近、ガスコンロの分野においては、特許文献1に示すように、バーナと調理容器との間隔を小さくして調理容器の加熱効率を向上させたものが知られている。
このようなガスコンロとしてのテーブルコンロ101は、図12に示すように、トッププレート102に設けられる開口103の中央位置にバーナ120が配置され、その周囲に汁受皿104が設けられる。調理容器Pは、バーナ120の上方周囲に設けられた五徳105に載置され、バーナ120の燃焼により加熱される。
バーナ120は、自然燃焼式ブンゼンバーナで、中央に開口部が形成されて環状混合気室を有するバーナ本体121と、バーナ本体121に載置することにより外周縁に多数の主炎口を形成するバーナヘッド123とからなる。
バーナ本体121は、燃料ガスと燃焼用空気とを混合させるための混合管139が形成され、混合管139の基端にはダンパキャップ160が被せられる。そして、このダンパキャップ160には、中心部に燃料ガスを噴出するガスノズル108と、ガスノズル108の周囲に一次空気が供給される一次空気口161とが形成される。
五徳105は、調理容器Pを載置する複数の五徳爪116と各五徳爪116の基盤となる五徳リング115とにより一体的に構成され、トッププレート102上に載置される。
五徳リング115の内周側には、リング中心に向かって下向きに傾斜した傾斜鍔部162が延設される。
この五徳リング115とトッププレート102との間、及び五徳リング115と汁受皿104との間には、二次空気供給用の隙間が形成される。
このテーブルコンロ101は、五徳105の傾斜鍔部162により二次空気を火炎の基部から先端にまで供給して、燃焼を行う。
この構造により、燃焼性能を良好に維持したまま、五徳爪116の高さを低くして調理容器Pをバーナヘッド123に接近させることができる。つまり、バーナ120の燃焼空間を自然燃焼の許容限界まで狭くして、調理容器Pの加熱効率を上げることができる。
特開2003−161449号公報
しかしながら、特許文献1のようなガスコンロでは、五徳リング115の温度が著しく上昇し、五徳リング115を通して燃焼ガス熱が放熱してしまう。また、同時に燃焼ガス熱は汁受皿104の下面から外部に放熱してしまう。
つまり、従来のガスコンロでは、五徳リング115や汁受皿104からの熱の放出については考慮されていなく、熱効率の改善があまりできていない。
特に、バーナ120に燃焼用空気を強制的に供給する強制燃焼式バーナを採用した場合には、バーナと調理容器との間の距離をさらに狭くして熱効率の向上を図ることができるが、こうした外部への放熱の割合が一層増加してしまう。
また、仮に汁受皿104や五徳リング115の下面に断熱材を貼りつけるようにしても、汁受皿104や五徳リング115の掃除がしにくくなってしまい、使い勝手が悪い。
そこで、本発明は、熱効率の向上と使い勝手の向上とを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、
調理容器を加熱するバーナと、
上記バーナの周囲に設けられるリング板と、
上記バーナの上方で上記調理容器を載置する五徳爪と、
上記バーナと上記リング板内周端との間に形成される隙間から落下する煮汁を受けるリング状の汁受皿と
を備え、上記調理容器と上記リング板との間に上記バーナの燃焼ガスの通過流路を形成したガスコンロにおいて、
断熱材料で形成された又は断熱層を有するリング板載置台を備え、上記リング板を上記リング板載置台の上に載置したことを要旨とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
断熱材料で形成された又は断熱層を有する汁受皿載置台をさらに備え、上記汁受皿を上記汁受皿載置台の上に載置したことを要旨とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、
上記汁受皿の外周を囲んで、断熱材料で形成された又は断熱層を有する断熱壁を、上記汁受皿載置台に立設したことを要旨とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、
上記汁受皿載置台は、上記バーナの本体周囲に略密着して設けられることを要旨とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項3または4記載のガスコンロにおいて、
上記リング板の下方に、断熱材料で形成された又は断熱層を有する断熱体を、上記断熱壁に連設したことを要旨とする。
また、請求項6に記載の発明は、
調理容器を加熱するバーナと、
上記バーナの周囲に設けられるリング板と、
上記バーナの上方で上記調理容器を載置する五徳爪と、
上記バーナと上記リング板内周端との間に形成される隙間から落下する煮汁を受けるリング状の汁受皿と
を備え、上記調理容器と上記リング板との間に上記バーナの燃焼ガスの通過流路を形成したガスコンロにおいて、
上記バーナの本体周囲に、断熱材料で形成された又は断熱層を有する断熱体を、上記リング板と上記汁受皿の下方全体にわたって配設し、該断熱体により上記リング板と上記汁受皿の下方を略密閉したことを要旨とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項1ないしの何れかに記載の発明において、
上記リング板の上面に上記五徳爪を一体的に形成して五徳を構成したことを要旨とする。
請求項1に記載の発明によれば、リング板の下面からの放熱がリング板載置台により抑制されるため、熱効率が向上する。しかも、リング板は、リング板載置台の上に載置されるものであるため、そのまま取り出して汚れを洗い流すことができ使い勝手が良い。また、リング板の下面に断熱材を貼りつけるものではないため、たわし等でごしごし汚れを洗い流すことができ掃除性も良好である。
また、請求項に記載の発明によれば、汁受皿の下面からの放熱が汁受皿載置台により抑制されるため、熱効率が向上する。しかも、汁受皿は、汁受皿載置台の上に載置されるものであるため、そのまま取り出して汚れを洗い流すことができ使い勝手が良い。また、汁受皿の下面に断熱材を貼りつけるものではないため、たわし等でごしごし汚れを洗い流すことができ、掃除性も良好である。
請求項に記載の発明によれば、汁受皿の外周が断熱壁によって囲まれるため、一層放熱を抑制することができ、熱効率が向上する。
請求項に記載の発明によれば、汁受皿載置台がバーナ本体の周囲に略密着して設けられるため、汁受皿とバーナ本体との間に隙間が形成されていても、汁受皿載置台が熱気の外部への流出を防止し、一層熱効率が向上する。
請求項に記載の発明によれば、リング板の下方にも断熱体が設けられるため、リング板の下面からの放熱を抑制できる。しかも、この断熱体が汁受皿周囲の断熱壁に連設するため、リング板と汁受皿との間に隙間が形成されても、この断熱体が熱気の外部への流出を防止し、一層熱効率を向上することが出来る。
請求項6に記載の発明によれば、断熱体によりリング板と汁受皿の下方を略密閉しているため、リング板や汁受皿からの放熱を抑制するだけでなく、リング板と汁受皿との間や汁受皿とバーナ本体との間に隙間が形成されていても、断熱体が熱気の外部への流出を防止する。つまり、バーナの燃焼ガスが調理容器と熱交換せずにリング板の下方に流出してしまうことを防止する。このため、一層熱効率を向上することができる。
請求項に記載の発明によれば、リング板の上面に五徳爪を一体的に形成して五徳を構成しているため、部品点数が少なく構成が簡略化し、しかも取扱いやすい。

以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、ガスコンロの一例であるテーブルコンロ1の説明図で、トッププレート2に形成された開口3の中央位置にはコンロバーナ20が配置されている。コンロバーナ20の燃焼空間の下方周囲を囲むようにして後述するリング状の断熱載置台50が設けられる。この断熱載置台50の外周を囲むようにしてリング状の環状排気管40が設けられる。コンロバーナ20の上方周囲には、調理容器Pを載置するための五徳5が断熱載置台50の載置されて設けられる。また、コンロバーナ20の外周縁と五徳5の内周縁との間の下方には、その隙間から落下する煮汁を受けるためのリング状の汁受皿4が、断熱載置台50の内側部分上に載置して設けられる。
コンロバーナ20は、燃焼に必要な空気の殆どを一次空気として吸入する全一次空気式のバーナで、中段にフランジ22を周設した筒状のバーナ本体21と、外周に多数の炎口24,24・・を形成した同じく筒状のバーナヘッド23と、バーナヘッド23の周囲に配置されるリング状の旋回羽根リング35とからなる。尚、旋回羽根リング35は、後述するように炎口24に形成される火炎のリフト防止と燃焼ガスを旋回させる役目をはたすものである。
バーナ本体21の下端には、混合管39が接続され、混合管39には、上流側に、燃焼用空気を供給するための給気ファン6が接続されて、その空気供給路7の途中に、燃料ガスを噴出するガスノズル8が設けられている。ガスノズル8に接続されるガス管には、上流側から、安全弁となるマグネット電磁弁9、主弁10、テーブルコンロ1の正面に設けた火力調節レバー12によってガス流路を調節するニードル弁11が夫々設けられている。
13はコントローラで、点火操作を受けて図示しないイグナイタの作動制御を行うほか、コンロバーナ20の燃焼中は、バーナ近傍に設けた図示しない温度センサ(熱電対等)を監視して、マグネット電磁弁9の通電制御や給気ファン6の風量制御等を行う。
バーナヘッド23は、図2にも示すように、フランジ部26を周設した下端がバーナ本体21の上面に凹設された凹部27に載置され、上端が閉塞された筒状の内側リング25(図2右端)と、内側リング25より一回り大きい筒状体で、内側リング25に同軸で外装される外側リング28(図2中央)との二重筒構造となっている。この重ね合わせ状態で両リング25,28は略密着状態となる。
まず、内側リング25は、真鍮製で、外周面には、断面V字状の周方向のスリット溝29,29・・が上下方向へ等間隔に凹設され、各スリット溝29の底部に、角形の小孔30,30・・が等間隔で夫々穿設されている。この小孔30は、各スリット溝29間で上下方向に整列している。具体的には、内周面に上下方向の縦溝25a,25a・・が等間隔で形成されたリング体を鍛造で形成し、そのリング体の外周面に、スリット溝29を周方向に旋盤で形成することで作製される。すなわち、縦溝25aとスリット溝29とが重なり合った部分が小孔30となる。
次に、外側リング28は、耐熱性のステンレス製で、上下方向のスリット開口31,31・・が、周方向へ等間隔となるように穿設されている。
内側リング25に外側リング28を外装した状態では、図2の左端に示すように、内側リング25の小孔30,30・・と外側リング28のスリット開口31,31・・とが周方向にずれており、外側からは内側リング25の小孔30が見えないように両リング同士が位置決めされる。この配置により、バーナヘッド23には、同図の円内拡大図に示すように、内側リング25の小孔30から、内側リング25のスリット溝29を通り、外側リング28のスリット開口31に至る混合ガス通路32が形成され、スリット開口31内の混合ガス通路32との重なり部分が炎口24となる。
一方、五徳5は、内周縁及び外周縁を下方に曲折したリング状板で、上面を外周へ行くに従って高くなる緩傾斜面とした五徳リング15(本発明のリング板に相当する)と、その五徳リング15上に垂直方向へ立設された複数の仕切壁16,16・・(本発明の五徳爪に相当する)とからなる。仕切壁16は、図3,4に示すように、内側先端から外周先端にかけて五徳リング15上面に円弧状に立設されて五徳リング15と一体化される。また、各仕切壁16は、コンロバーナ20を中心とした渦巻き状となるように夫々方向を合わせて配置されて、上端は、調理容器Pが載置できるように同じ高さで形成され、調理容器Pの底面へ渦巻きライン状に当接して、調理容器Pを支持する五徳爪を兼ねるようになっている。
よって、五徳5には、五徳リング15の上面と仕切壁16と調理容器P底面とにより囲まれる渦巻き状の燃焼ガス通路34,34・・が形成されることになるが、ここでは、各仕切壁16の湾曲形状の設定により、隣接する仕切壁16,16間の距離W(燃焼ガスの流れ方向に対して直交する水平方向の仕切壁間の距離)を、コンロバーナ20の中心から外側へ離れるに従って狭くなるように、すなわち各燃焼ガス通路34が、内周から外周へ行くに従って徐々に狭くなるようにしている。
また、五徳リング15の上面が外側にいくに従って登り傾斜していることも手伝って、各燃焼ガス通路34の通路断面積(燃焼ガスの流れと直交する断面の面積)は、コンロバーナ20の中心から遠くなるほど狭くなっている。
また、断熱載置台50上には、耐熱性ステンレス製の旋回羽根リング35が載置されている。この旋回羽根リング35は、内周から外周へ行くに従ってラッパ状に拡開する小リング板36と、その小リング板36上へ垂直方向に立設されるリフト防止板としての複数の旋回羽根37,37・・とからなり、フランジ22への載置状態で、小リング板36の最も高い外周縁が、五徳リング15の傾斜面の最も低い内周縁とほぼ連続状に繋がるように設定されている。
旋回羽根37は、図5,6に示すように、五徳リング15の仕切壁16と同様に、上方から見て円弧状に形成され、コンロバーナ20を中心とした渦巻き状となるように夫々方向を合わせて配置されて、各旋回羽根37,37の間が、五徳リング15の燃焼ガス通路34と繋がるようになっている。また、旋回羽根37の内側端は、バーナヘッド23の炎口形成面(外側リング28の外周面)から5mm以上で15mm以内に位置するように(本形態では10mm)形成されている。5mmを下回ると、炎口24に近すぎて燃焼性能が悪化してしまい、15mmを超えると、リフト防止効果が充分に得られないからである。
これにより、旋回羽根リング35の旋回羽根37,37間には、バーナヘッド23の炎口24から噴出した燃焼火炎を斜め上方へ向けて、且つバーナヘッド23の円筒外周面の接線方向に旋回させて五徳リング15の燃焼ガス通路34と一連となる燃焼案内通路38,38・・が形成されることになる。
尚、コンロ部の平面図を図7に示す。
五徳5の外周下方には、燃焼排気を吸引して図示しない排気口に送るための環状排気管40が設けられる。この環状排気管40は、二重管の中央を開口し、外側管40aと内側管40bとの間に排気通路41を形成したもので、そのリング状底面42を閉塞し、上面には複数の排気吸引口43が形成される。
さらに、排気吸引口43を上から覆うリング状の覆いカバー44(図8、図9参照)が五徳5の外周部に嵌められる。この覆いカバー44は、その開口径の異なるものが複数用意され、調理容器Pの径に応じて燃焼排気が上方にぬけないように選択して使用される。また、覆いカバー44の円筒側面には、小さな排気流出口45が複数設けられる。また、環状排気管40の上端外周には、リング状に防風壁49が立設される。
環状排気管40は、排気ファン46の吸引口に接続され、排気ファン46の送風口には排気管47が接続される。この排気管47は、器具に設けられた排気口に連通するが、換気扇等の器体外の排気口に至るダクトに接続するようにしてもよい。また、グリル内蔵のものであればグリル排気口に臨ませてもよい。
また、コンロバーナ20の周囲に形成されたフランジ22上には、汁受皿4や五徳5を載置するためのリング状の断熱載置台50が載置される。
断熱載置台50は、図1及び図10に示すように、内側に形成される平坦な皿状の汁受皿載置部51(本発明の汁受皿載置台に相当する)と、外側に形成される外周に向って昇り傾斜したリング状の五徳載置部53(本発明のリング板載置台に相当する)と、汁受皿載置部51と五徳載置部53とを連結し円筒状の縦壁となる断熱壁52(本発明の断熱壁に相当する)とで構成される。つまり、断熱載置台50は、皿状の汁受皿載置部51の外周から断熱壁52を立設し、さらに断熱壁52の上端を外側に向って延設して五徳載置部53を形成した一体構造である。また、汁受皿載置部51の中心には挿通穴54が形成される。
断熱載置台50は、金属あるいはセラミックの板体で外周面、つまり空洞の箱体55を形成し、その内部の空間に断熱材56(例えば、ガラスセラミックスやセラミックスの粉体や粒体やウール体)を充填して断熱層を形成した断熱体である。
また、汁受皿載置部51、断熱壁52、五徳載置部53の表面は、いずれも凹凸のないフラットな平面状に形成される。
断熱載置台50は、挿通穴54にバーナヘッド23を挿通させて、バーナ本体21のフランジ22の全周の上面にその内周端の下面が密着して載置される。尚、バーナヘッド23の外周壁が断熱載置台50の挿通穴54の内周壁と当接して略密着する構成としてもよい。
この断熱載置台50の汁受皿載置部51に上方から汁受皿4を載置し、続いて旋回羽根リング35を汁受皿4よりも内側に載置し、五徳5を五徳載置部53上に載置する。五徳5は、載置された際に五徳リング15の下面が五徳載置部53の上面に当接する。従って、五徳リング15と汁受皿4の下方は、断熱載置台50によって略密閉された構造となる。つまり、バーナヘッド23の炎口24周囲の燃焼空間の下方が断熱載置台50によって密閉されて燃焼ガスの下方への流出が防止され、調理容器Pと五徳リング15の外周端との間のリング状の開口部のみが燃焼ガスの外部への出口となる。
以上の如く構成されたコンロバーナ20を備えたテーブルコンロ1においては、五徳5上に調理容器Pを載置すると、上方が調理容器Pの底面で、下方が五徳5の五徳リング15及び旋回羽根リング35の小リング板36で囲まれた燃焼空間が形成され、コンロバーナ20と五徳5の外周側とは、旋回羽根37,37間の燃焼案内通路38及び仕切壁16,16間の燃焼ガス通路34によって連通する状態となる。
ここでテーブルコンロ1の正面に設けた図示しない点火ボタンを押すと、主弁10及びマグネット電磁弁9が強制的に開弁され、コンロバーナ20へ燃料ガスが供給される。同時にコントローラ13は、給気ファン6を回転させてコンロバーナ20へ燃焼用空気を供給すると共に、イグナイタを作動させて点火制御を行う。
空気供給路7の途中で燃焼用空気と混合された燃料ガスは、混合ガスとなってバーナ本体21内を上昇し、バーナヘッド23へ送られることになる。バーナヘッド23の混合ガス通路32では、図2の円内拡大図に示すように、まず内側リング25の小孔30を通ってスリット溝29内に噴出した後、ここで混合ガスがスリット溝29内で左右に分かれ、スリット開口31を通って外部へ噴出し、スリット開口31内での各炎口24で燃焼火炎Fを形成させることになる。このとき、最外が開口面積の大きいスリット開口31であっても、各混合ガス通路32では、スリット溝29内で混合ガスが互いにぶつかり合って乱流となるため、保炎性能が向上し、燃焼火炎Fがバーナヘッド23内へバックしたり炎口24からリフトしたりすることを防止して良好な燃焼状態を維持できる。さらに、スリット溝29を利用して混合ガス通路32を狭く形成しているため、保炎性を一層向上できる。しかもスリット溝29を利用することによって、精密な加工を用いなくとも狭いガス通路を容易に形成することができるため、製造コストを抑制できる。
そして、ここでは、給気ファン6によって燃焼用空気を強制的に供給することにより、同じ燃焼量の場合でも、燃焼空間を狭くして熱効率を向上させることができる。
つまり、燃焼用空気が自然ドラフト力に供給される場合には、燃焼空間を狭くしてしまうとドラフト力が形成されず、燃焼空気の給気・排気がスムーズに行われないため、燃焼状態が悪化してしまうが、ここでは燃焼用空気が給気ファン6により強制的に供給されるために、燃焼空間を狭くしても良好な燃焼状態を得ることができる。
こうして燃焼用空気を増やして燃焼改善を図ると、混合ガスの噴出速度が速くなって燃焼火炎がリフトしやすくなるが、ここでは、各炎口24から噴出燃焼する燃焼火炎Fは、すぐ外側の旋回羽根リング35の旋回羽根37,37・・に当接するため、燃焼火炎Fはバーナヘッド23からリフトすることがなく、旋回羽根37,37・・によって外側リングの接線方向へ旋回する渦巻き状に形成される。よって、燃焼ガスも、そのまま旋回羽根37,37間の燃焼案内通路38を通って旋回羽根リング35の外周へ導かれることになる。
続いて燃焼ガスは、五徳5上で渦巻き状に区画された複数の燃焼ガス通路34,34・・に流入し、仕切壁16と衝突しながら渦巻き状に外周へ移動する。この仕切壁16との衝突の際に、燃焼ガスは水平方向から上方向に流れを変化させ、調理容器P底面に衝突する。このため、調理容器P底面と燃焼ガスとの接触が良好となると共に、接触距離が長くなって伝熱効率を向上させることができる。特に、渦巻き状に分割された燃焼ガス通路34の通路断面積が、コンロバーナ20から遠くなるほど狭くなるように形成されているため、燃焼ガスが調理容器Pの底面との熱交換により温度が低下しても体積減少して流速が下がることがなく、燃焼ガスの拡散が防止されて燃焼ガス通路34の終端まで熱交換は促進される。
つまり、燃焼ガスという熱流を五徳5の内側から外側にかけて形成された狭い空間内を通過させることで、熱が拡散せずに有効に調理容器底面を加熱することができる。また、調理容器Pの径が五徳リング15の径より小さい場合には、調理容器底面下を抜け出た燃焼ガスは、仕切壁16により上方向に向けられて調理容器側面に沿って流れるため、熱流を無駄に外側に排出せず、調理加熱として有効に利用できる。
さらに、渦巻き状の仕切壁16により火炎が囲まれるため、火炎が調理容器下面横から流出せず、使用者の着衣に引火することがなく安全である。
このように狭い空間内に燃焼ガスを流すようにした場合には、燃焼ガスと調理容器Pの底面との接触は良好になるものの、汁受皿4や五徳5がかなり高温になってしまう。しかし、この実施例では、汁受皿4や五徳5に伝熱した燃焼ガスの熱は、断熱材56が内部に充填された断熱載置台50によって断熱されるため、燃焼ガス熱の外部への放出を抑制することができ、熱効率が向上する。また、旋回羽根リング35も断熱載置台50に載置される構成であるため、断熱載置台50は旋回羽根リング35からの放熱抑制手段としても働く。
さらに、汁受皿4の外周が断熱壁52によって囲まれるため、一層放熱を抑制することができ、熱効率が向上する。
さらに、断熱載置台50の内周端下面がバーナ本体21の周囲に形成されたフランジ22の上面と密着しているため、汁受皿4とコンロバーナ20との間の隙間から燃焼ガスが逃げにくくなり、一層熱効率が向上する。
さらに、断熱載置台50により五徳5と汁受皿4の下方、つまりコンロバーナ20の燃焼空間の下方周囲を略密閉しているため、五徳リング15や汁受皿4からの放熱を抑制するだけでなく、五徳5と汁受皿4との間や汁受皿4とコンロバーナ20との間に隙間が形成されていても、断熱載置台50がこの隙間からの熱気の流出を防止する。つまり、燃焼ガスが本来の排気通路である調理容器Pと五徳リング15との間の燃焼ガス通路34を通らずに外部に排出されてしまうことを防止できる。このため、燃焼ガスを無駄無く調理容器P底面と熱交換させることができ、一層熱効率を向上させることができる。
しかも、汁受皿4や五徳5は、断熱載置台50の上に単に載置されるものであるため、そのまま取り外して汚れを洗い流すことができ使い勝手が良い。また、汁受皿4や五徳リング15の下面に断熱材を貼りつけるものではないため、たわし等でごしごし汚れを洗い流すことができ、掃除性も良好である。さらに、断熱載置台50を掃除する際にも、断熱載置台50の各部(汁受皿載置部51、断熱壁52、五徳載置部53)の表面をそれぞれ凹凸のないフラット状に形成しているため、汁受皿4や五徳5を取り外した後に、雑きんでその表面の汚れをさっと拭き取ることができ掃除しやすい。また、断熱載置台50もコンロバーナ20に載置しているだけなので、汁受皿4や五徳5と同様に器具本体から取り外してたわし等でごしごし丸洗いすることも可能である。
また、五徳リング15の上面に仕切壁16を一体的に形成しているため、部品点数を少なくして構成を簡略化でき、しかも取り扱いが楽である。
また、五徳リング15が内側にいくに従って下り傾斜しているため、調理容器Pから五徳リング15上にこぼれおちた煮汁等は、内周側にたれていき五徳5の内側に設けられた汁受皿4に受けられる。従って、五徳リング15の内周端が汁受皿4の外周端よりも内側となるように形成する。また、このような五徳リング15の内周側へ下り傾斜したテーパーによって、煮汁が汁受皿4に導かれるだけでなく、燃焼ガス通路34が外側へいくにつれて狭くなるように形成されるため、外側ほど燃焼ガスの体積が収縮して流速が下がることによる燃焼ガスの拡散も防止できる。
五徳リング15と調理容器Pとの間の燃焼ガス通路34を通過した燃焼ガスは、排気ファン46の吸引力により排気吸引口43から環状排気管40内に吸引され、図示しない所定の排気口に送られ排出される。この際、燃焼排気の一部を吸引せずに排気流出口45から調理容器Pの外周に流出するようにしてもよい。この場合は、燃焼排気の上昇(ドラフト力)によって、調理物から飛散する油の蒸気等を上方の換気扇にまで案内することができる。また、排気ファン46の回転数はコンロバーナ20の燃焼量に応じてマイコン13により制御される。
このように、上記形態のテーブルコンロ1によれば、コンロバーナ20の燃焼排気を所定の排気口に送ることで使用者側あるいは室内に燃焼排気が流出しないため、使用環境が良好になる。
以上説明した本実施形態のテーブルコンロによれば以下の効果を奏する。
また、上記形態のコンロバーナ20によれば、噴出速度が速くなっても、旋回羽根リング35によって燃焼火炎Fのリフトを効果的に防止可能となる。よって、燃焼空間を狭くして熱効率の向上を図るテーブルコンロに好適に用いることができる。
また、リフト防止板として、燃焼火炎Fを、斜め上方で且つバーナ本体21の円筒外周面の接線方向に旋回させる旋回羽根37を設けているため、好適なリフト防止効果が得られるようになっている。特に、複数の旋回羽根37,37・・をバーナ本体21の外周に設けた小リング板36の上面に複数立設した旋回羽根リング35を採用しているため、バーナの全周に亘って万遍なくリフト防止効果が得られる。さらに、旋回羽根37による火炎の旋回により、調理容器底面と火炎との接触が良好になるため、この点でも熱効率が向上する。
一方、旋回羽根37は、その内側端が炎口形成面から5mm以上15mm以内の位置に設置しているため、燃焼性能を悪化させることなく充分なリフト防止効果が得られる最適位置が選択可能となっている。
また、旋回羽根リング35の周囲に、旋回羽根リング35と同じ方向に燃焼ガスを旋回させる仕切壁16を形成した五徳リング15を配置したことで、旋回羽根リング35から旋回しながら外周へ導かれる燃焼ガスを一連の流れでスムーズに五徳リング15でも旋回させることができ、燃焼ガスによる調理容器Pとの熱交換を好適に行わせることができる。
そして、コンロバーナ20を、給気ファン6によって燃焼用の一次空気が強制的に供給される全一次空気式燃焼バーナとして、調理容器P下部の燃焼空間に外気が殆ど流入しないように形成されたテーブルコンロ1に適用したことで、一次空気の増加による燃焼火炎のリフトを防止して熱効率の向上に寄与することができる。
また、五徳リング15と旋回羽根37とを別体に設けているため、旋回羽根37の熱が五徳リング15に伝わって放熱してしまうという不具合も防止でき、こうした点でも熱効率向上の一助となっている。
また、上記形態のテーブルコンロ1によれば、五徳リング15上に、燃焼ガス通路34を仕切る複数の仕切壁16を、五徳リング15の放射方向と異なる方向で立設し、仕切壁16は、隣接する仕切壁16との距離を、コンロバーナ20の中心から外側へ離れるに従って狭くなるように設定したことで、調理容器Pとの熱交換により温度が低下する燃焼空間の外側でも燃焼ガスの拡散を防いで調理容器Pとの熱交換を促進でき、熱効率の向上を効果的に実現することができる。
また、仕切壁16を上方から見て渦巻き状に形成しているから、調理容器P底面との接触距離を長く保つことができ、一層熱効率を向上することができる。また、隣接する仕切壁16の距離を簡単に調整することができるため、熱流が拡散しないように各燃焼ガス通路34の通過断面積を簡単に調整可能となる。
そして、仕切壁16を、その内側先端から外側先端にかけて五徳リング15に立設され、調理容器Pを載置した際に上端が調理容器Pの底面と渦巻きライン状に当接する五徳爪として、燃焼ガス通路34を五徳リング15上面と仕切壁16と調理容器P底面とにより囲まれる渦巻き状に区画形成したことで、仕切壁16を五徳爪に兼用して調理容器Pの底面を燃焼ガス通路34の区画に利用できる。しかも、燃焼ガスが渦巻き状に区画された燃焼ガス通路34に沿って外側に流れるとき、仕切壁16に当たって上方向に導かれて調理容器P底面と良好に衝突するため、一層調理容器P底面を良好に加熱できる。また、五徳リング15上で調理容器P底面下を抜け出た燃焼ガスも、仕切壁16により上方向に向けられて調理容器P側面に沿って流れるため、調理容器P側面をも良好に加熱する。
従って、熱の拡散防止と燃焼ガスの流れのコントロールとにより熱効率が飛躍的に向上する。
さらに、上記形態のコンロバーナ20によれば、円筒外周面に複数の小孔30を形成した内側リング25と、スリット開口31を形成した外側リング28とを、その円筒面同士が互いに略密着するように同軸で重ね合わせて、各リング25,28の小孔30とスリット開口31との連通空間を混合ガス通路32としたことで、両リング25,28の小孔30とスリット開口31との重ね合わせによって小さい炎口24が形成できる。よって、火炎のリフトやバックを効果的に防止可能となる。また、小孔30やスリット開口31を無理に小さく形成する必要がないため、加工性に優れる。さらに、小孔30やスリット開口31に目詰まりが生じにくくなる上、清掃も両リング25,28を分離することで簡単に行える。
特に、ここでは、内側リング25の外周面に、周方向のスリット溝29を形成してそのスリット溝29内に複数の小孔30を穿設する一方、外側リング28に、上下方向のスリット開口31を形成して、スリット溝29とスリット開口31との重なり部を炎口24とし、混合ガスを内側リング25の小孔30からスリット溝29を介して外側リング28のスリット開口31に導き、そのスリット開口31で火炎を形成する構成としたことで、スリット溝29内で混合ガスがぶつかりあって乱流となり、保炎性が向上する。よって、火炎のリフトやバックがより効果的に防止可能となる。
また、火炎により直接熱せられて高温となる外側リング28を、内側リング25よりも耐熱性の高い金属で形成しているため、耐久性に優れたコンロバーナ20を得ることができる。
以上本発明の実施例について説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
例えば、本実施形態では断熱載置台50として、箱体55の内部空間に断熱材56を充填することによって断熱層を形成しているが、内部空間を真空にすることによって断熱層を形成してもよい。また、箱体55の下面に断熱材を貼り付けることによって断熱層を簡単に形成しても良い。さらに、断熱載置台そのものをセラミック等の断熱材料で形成してもよい。
また、本実施例では、汁受皿載置部51と断熱壁52と五徳載置部53とを一体形成して断熱載置部50を構成しているが、各部をそれぞれ別体として、例えば汁受皿載置部の上に断熱壁を載置固定し、断熱壁の上に五徳載置部を載置固定するような構成としても構わない。さらに、断熱性の汁受皿載置部や五徳載置部の一方のみをそれぞれ単体で用いても構わない。この場合には、特に放熱を防止したい個所にだけ断熱体を設けることができ、簡単な構成で実施可能となる。
また、五徳5を載置する部位を断熱体で構成せず、例えば、環状排気管40の上面のフランジ部に載置部を形成して、この載置部に五徳リング15の外周端を載置するようにし、五徳リング15の裏面に別個に設けた断熱材を向い合せて配置するようにしてもよい。また、断熱載置台50の構成は、本実施例と同様なものとし、五徳5のみを環状排気管40上に載置するようにしてもよい。
また、図11に示すように、汁受皿204を表板57と裏板58とを所定間隔をあけて略平行に向い合せた二重構造とし、その間の空間に断熱材56を充填する構成にしてもよい。この場合、断熱載置台250の汁受皿載置部251と断熱壁252とには、断熱層を形成せず金属板で形成し、五徳載置部253のみ内部に断熱材56を充填した構造としてもよい。そして、旋回羽根リング235は、汁受皿204の上に載置する構造として断熱する。この例によれば、汁受皿204それ自体の断熱性により下方への放熱を抑制することができ、熱効率が向上する。そして、上述した実施例と同様に、汁受皿204の下面に断熱材を貼りつけるものではないため、たわし等でごしごし汚れを洗い流すことができる。また、表板57と裏板58との間に断熱材56を挿入するかわりに、その間を真空状態とすることによって断熱効果を高めてもよい。
また、本実施例では、排気ファンにより燃焼排気を排気する強制排気方式であるが、排気ファンを設けずに排気通路を形成するだけの自然排気式のコンロバーナであってもよく、また、本実施形態では給気ファンにより燃焼用一次空気を供給する強制燃焼方式であったが、自然燃焼式のコンロバーナであってもよい。つまり、コンロバーナは、強制燃焼式と強制排気式との組み合せ、強制燃焼式と自然排気式との組み合せ、自然燃焼式と強制排気式との組み合せ、自然燃焼式と自然排気式との組み合わせのいずれの組み合わせであっても構わない。
また、外周の五徳リングは、上記形態のように外周側の通路幅が狭くなる渦巻き状の仕切壁を立設したものに限らず、外周側の通路幅が広くなる渦巻き状の仕切壁を立設したものや、渦巻き状でなく、従来型の放射状の五徳爪を立設したものであってもよい。
調理台に載置して使われるテーブルコンロや調理台に組み込んで使われるビルトインコンロ等に適用可能である。
テーブルコンロの説明図である。 バーナヘッドの説明図である。 五徳リングの説明図(上が平面、下が側面)である。 五徳リングの斜視図である。 旋回羽根リングの説明図(上が平面、下がA−A線断面)である。 旋回羽根リングの斜視図である。 コンロ部の平面図である。 覆いカバーの斜視図である。 覆いカバーの断面図である。 断熱載置台の斜視図である。 別の実施例としてのテーブルコンロの説明図である。 従来例としてのテーブルコンロの説明図である。
符号の説明
1 テーブルコンロ
4 汁受皿
5 五徳
15 五徳リング
16 仕切壁
20 コンロバーナ
50 断熱載置台
51 汁受皿載置部
52 断熱壁
53 五徳載置部
56 断熱材

Claims (7)

  1. 調理容器を加熱するバーナと、
    上記バーナの周囲に設けられるリング板と、
    上記バーナの上方で上記調理容器を載置する五徳爪と、
    上記バーナと上記リング板内周端との間に形成される隙間から落下する煮汁を受けるリング状の汁受皿と
    を備え、上記調理容器と上記リング板との間に上記バーナの燃焼ガスの通過流路を形成したガスコンロにおいて、
    断熱材料で形成された又は断熱層を有するリング板載置台を備え、上記リング板を上記リング板載置台の上に載置したことを特徴とするガスコンロ。
  2. 断熱材料で形成された又は断熱層を有する汁受皿載置台をさらに備え、上記汁受皿を上記汁受皿載置台の上に載置したことを特徴とする請求項1記載のガスコンロ。
  3. 上記汁受皿の外周を囲んで、断熱材料で形成された又は断熱層を有する断熱壁を、上記汁受皿載置台に立設したことを特徴とする請求項1または2記載のガスコンロ。
  4. 上記汁受皿載置台は、上記バーナの本体周囲に略密着して設けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のガスコンロ。
  5. 上記リング板の下方に、断熱材料で形成された又は断熱層を有する断熱体を、上記断熱壁に連設したことを特徴とする請求項3または4記載のガスコンロ。
  6. 調理容器を加熱するバーナと、
    上記バーナの周囲に設けられるリング板と、
    上記バーナの上方で上記調理容器を載置する五徳爪と、
    上記バーナと上記リング板内周端との間に形成される隙間から落下する煮汁を受けるリング状の汁受皿と
    を備え、上記調理容器と上記リング板との間に上記バーナの燃焼ガスの通過流路を形成したガスコンロにおいて、
    上記バーナの本体周囲に、断熱材料で形成された又は断熱層を有する断熱体を、上記リング板と上記汁受皿の下方全体にわたって配設し、該断熱体により上記リング板と上記汁受皿の下方を略密閉したことを特徴とするガスコンロ。
  7. 上記リング板の上面に上記五徳爪を一体的に形成して五徳を構成したことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載のガスコンロ。
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