JP2019100654A - 冷蔵庫 - Google Patents

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【課題】貯蔵室内に配置された容器においてエチレンガスの分解を行え、貯蔵された野菜等の鮮度を向上させることができる冷蔵庫を提供する。【解決手段】貯蔵室12を有する本体2と、貯蔵室12内に配置された閉塞容器60と、閉塞容器60の一部に設けられた機能性シート80とを備え、機能性シート80は、透湿シート81と、通気シート82と、透湿シート81と通気シート82との間に設けられたエチレンを分解可能な触媒83とを備えるものである。【選択図】 図2

Description

本発明の実施形態は、冷蔵庫に関するものである。
従来、冷蔵庫では、野菜室などの貯蔵室で野菜や食品を良好な状態で冷却保存して劣化を防ぐために、野菜室を循環する空気(風)の直接的な進入を抑制した閉塞容器で野菜室内の容器を構成することで、容器内を高湿度に保持するとともに、容器内の野菜に冷気を直接当てないことが、有効であるとされている。しかし、容器が閉塞されていると、野菜から出た水分で結露が発生してしまう。
そこで、冷蔵庫は、特許文献1に開示されているように、湿度を所定値に維持するために、仕切板が配置されており、この仕切板には、透湿膜を有する透湿膜ユニットが配置されている。
特開2015−124964号
しかし、特許文献1に開示されている冷蔵庫では、野菜や食品から発生した植物老化ホルモンであるエチレンガスが、容器内に充満してしまい、エチレンガスにより容器内の野菜の鮮度が落ちる。しかも、エチレンガスが、仕切板の透湿膜を通過して、容器内から野菜室内へ、そして冷蔵庫全体に拡散してしまうおそれがある。
そこで、野菜室のような貯蔵室内に配置された容器においてエチレンガスの分解を行え、貯蔵された野菜等の鮮度を向上させることができる冷蔵庫を提供することを目的とする。
本実施形態の冷蔵庫は、貯蔵室を有する本体と、前記貯蔵室内に配置された閉塞容器と、前記閉塞容器の一部に設けられた機能性シートとを備え、前記機能性シートは、透湿シートと、通気シートと、前記透湿シートと前記通気シートとの間に設けられたエチレンを分解可能な触媒とを備えるものである。
第1実施形態に係る冷蔵庫の断面図。 図1の要部拡大図。 機能性シートを収納するケースの分解斜視図。 機能性シートの構造を模式的に示す断面図。 第2実施形態に係る冷蔵庫の機能性シートの構造を模式的に示す断面図。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態の貯蔵庫について図面に基づいて説明する。
本実施形態に係る冷蔵庫1は、図1に示すように、前面に開口する断熱箱体からなる冷蔵庫本体(以下、本体ということもある)2を備える。本体2は、鋼板製の外箱と合成樹脂製の内箱との間に形成された断熱空間に真空断熱材や発泡断熱材等の断熱材を有して構成されている。本体2は内箱の内側に複数の貯蔵空間が設けられており、貯蔵空間が断熱仕切壁3によって上下に区画されている。
断熱仕切壁3の上方の空間は、冷蔵温度帯(例えば、1〜4℃)に冷却される貯蔵室であり、内部がさらに仕切壁4によって上下に区画されている。仕切壁4の上方には冷蔵室10が設けられ、仕切壁4の下方には野菜室12が設けられている。
冷蔵室10の前面開口部には、ヒンジで枢支された回動式の冷蔵室扉11が設けられている。野菜室12の前面開口部は、引出し式の野菜室扉13により閉塞されている。野菜室扉13の庫内側には、貯蔵容器50を保持する左右一対の支持枠が固着されており、開扉動作とともに貯蔵容器50が庫外に引き出されるように構成されている。
図2に示すように、野菜室12内に設けられた貯蔵容器50は、野菜室12のほぼ全幅にわたって設けられた下段容器51と、下段容器51の上方に設けられた上段容器52とを備え、上下2段に重なり合う構造をなしている。
下段容器51は、前方壁、後方壁、左右側壁によって囲まれた有底の箱状の容器であり、上方に開口する上部開口部から内部に貯蔵品を出し入れするようになっている。下段容器51は、野菜室扉13の裏面側に固着された左右一対の支持枠に保持され、野菜室扉13の開扉動作とともに庫外へ引き出されるように構成されている。
下段容器51は、内底面から上方へ突出する前後仕切54が設けられている。この前後仕切54は、下段容器51の左右側壁の内面を連結するように設けられており、前後仕切54の前側に下段前容器61が形成され、後側に下段後容器60が形成されている。
下段後容器60の上部開口部60aの前側は、図1及び図2に示すような野菜室扉13が閉扉された状態(野菜室12内に貯蔵容器50を収納した状態)で上段容器52によって覆われる。下段後容器60の上部開口部60aの後側は、機能性シート80を収納したシート収納ケース70によって覆われている。これにより、下段後容器60は、上部開口部60aを閉塞する上段容器52及びシート収納ケース70とともに、野菜室12を循環する空気等の容器外部を流れる空気(風)の直接的な進入が制限された閉塞容器を構成する。
シート収納ケース70は、図3に示すように、本体部分71と、蓋部分72を備えており、蓋部分72は本体部分71に対して、着脱可能にはめ込むことで、蓋部分72と本体部分71は一体化され、その内部には機能性シート80を配置する空間が形成される。蓋部分72は、ほぼ全面に渡って通気用の複数の細長い孔72Aを有し、本体部分71は、ほぼ全面に渡って通気用の複数の細長い孔71Aを有している。シート収納ケース70は、本体部分71を下方に向け下段後容器60の上部開口部60aの後側に取り付けられている。
図4に示すように、機能性シート80は、透湿シート81と、通気シート82と、透湿シート81と通気シート82との間に設けられた触媒83とを備え、シート収納ケース70の本体部分71に設けられた複数の孔71Aを覆うようにシート収納ケース70の内部に設けられている。
透湿シート81は、防水性及び透湿性を有するシート材、例えば、直径が0.5μm〜3μmの孔を多数有する多孔質シート材であり、水蒸気粒子や酸素分子を通過させるが、孔よりも大きな水の粒子を遮断する。また、多孔質状であることから、空気(風)の流通を制限する所定の風遮断性をも有している。一例を挙げると、ポリエステル長繊維不織布とポリエチレン多孔質フィルムをラミネートした透湿防水シートなどを透湿シート81に用いることができる。
通気シート82は、不織布シート、織物などの布帛、あるいは柔軟な多孔性樹脂シートなど、通気性を有するシート材からなり、好ましくは、透湿シート81より大きく、かつ、触媒83の粒径より大きな孔を多数有するシート材であることが好ましい。
触媒83は、エチレンガスを分解可能な触媒であり、例えば、PtやPdやAu等の貴金属類や二酸化マンガン、酸化銅等の金属酸化物からなる熱触媒を用いることができる。好ましくは、触媒83は、エチレンガスと接触し易くするために粉体状になっており、より好ましくは、透湿シート81及び通気シート82が有する孔の直径より大きな粒径を有する粉体状である。
透湿シート81及び通気シート82は、熱融着などの手段によって互いに固定され、両シート81,82の間で触媒83を保持した1枚のシートとなっている。なお、本実施形態では、触媒83は、透湿シート81や通気シート82に担持(固定)されておらず、透湿シート81と通気シート82との間で移動することができるように設けられている。
このような構成の下段後容器60において、上部開口部60aを開放する場合、野菜室扉13を開扉し下段容器51を庫外へ引き出した後、上段容器52を下段容器51に対して後方へ摺動させて上部開口部60aを開放する。なお、下段前容器61の上部開口部は、野菜室扉13の開扉状態及び閉扉状態に関わらず上段容器52によって覆われることなく開放している。
上段容器52は、前方壁、後方壁52a、左右側壁によって囲まれた有底の箱状の容器であり、上方に開口する上部開口部から内部に貯蔵品を出し入れするようになっている。上段容器52は、野菜室12の左右の内側壁面に設けられた内箱レールと下段容器51の左右側壁の上端を前後方向に摺動することで、下段容器51と独立して庫外へ引き出し可能に設けられている。
断熱仕切壁3の下方の空間には、自動製氷機を備えた製氷室(不図示)と第1冷凍室16とが左右に併設され、その下方に仕切板5を介して第2冷凍室18が設けられている。
製氷室、第1冷凍室16及び第2冷凍室18は、いずれも冷凍温度帯(例えば、−17℃以下)に冷却される。
製氷室、第1冷凍室16、及び第2冷凍室18の開口部は、野菜室12と同様、引き出し式の扉17,19により閉塞されている。各扉17,19の裏面側に固着した左右一対の支持枠には貯蔵容器20,21が保持されており、扉17,19の開扉動作とともに該貯蔵容器20、21が庫外に引き出されるように構成されている。
冷蔵室10及び野菜室12の後部には、エバカバー23で前後に仕切られた冷蔵冷却器室24と、冷蔵室10と冷蔵冷却器室24とを連結するダクト25と、冷蔵室10や野菜室12と冷蔵冷却器室24とを連結するリターンダクト26とが形成されている。
冷蔵冷却器室24には、冷蔵冷却器30及び冷蔵ファン31が収納されており、冷蔵冷却器30が冷却した冷蔵冷却器室24の空気を冷蔵ファン31によってダクト25を介して冷蔵室10へ供給する。
製氷室、第1冷凍室16、及び第2冷凍室18の後部には、エバカバー32で前後に仕切られた冷凍冷却器室33と、製氷室、第1冷凍室16、及び第2冷凍室18と冷凍冷却器室33とを連結するダクト34とが形成されている。冷凍冷却器室33には、冷凍冷却器35及び冷凍ファン36が収納されており、冷凍冷却器35が冷却した冷凍冷却器室33の空気を冷凍ファン36によってダクト34を介して製氷室、第1冷凍室16、及び第2冷凍室18へ供給する。
冷蔵冷却器30及び冷凍冷却器35は、機械室37に収納された圧縮機38や凝縮器(不図示)とともに冷凍サイクルを構成する。冷凍サイクルでは、圧縮機38から吐出された冷媒が切替弁(不図示)によって冷蔵冷却器30及び冷凍冷却器35の一方に供給されることで所定温度に冷蔵冷却器30及び冷凍冷却器35が冷却される。
冷蔵冷却器30は、冷蔵冷却器室24の空気を冷却して、例えば、−10〜−20℃の冷気を生成する。その際、冷蔵冷却器30は、冷蔵温度帯の冷蔵室10及び野菜室12を循環した空気と熱交換するため、冷蔵冷却器30に付着する霜が融解して水分を多く含んだ空気(加湿冷気)を生成する。
図1及び図2において加湿冷気の流れを矢印で示すように、生成した加湿冷気は、冷蔵ファン31の回転によって、ダクト25を介して吹出口25aから冷蔵室10へ供給され、冷蔵室10を冷却及び加湿する。
冷蔵室10を流れた加湿冷気の一部は、仕切壁4の後部に設けられた吸込口27からリターンダクト26に流れ込み冷蔵冷却器室24へ戻り、残りの空気は仕切壁4に設けられた連通路4aを通って野菜室12へ流れ込む。
連通路4aは、上段容器52の後方壁52aと下段後容器60に設けられたシート収納ケース70によって区画された空間Sに開口するように仕切壁4の後端部に設けられている。冷蔵冷却器30で加湿冷却された空気が、冷蔵室10を流れた後、連通路4aを通って空間Sへ流れ込む。
空間Sと下段後容器60の内部空間とを上下に仕切っている機能性シート80は、風の進入を制限する透湿シート81を備える。そのため、冷蔵室10から空間Sに流れ込んだ加湿冷気は、透湿シート81によって遮断され、下段後容器60内へ流れ込むことなく空間Sに滞留し、空間Sに入りきらない加湿冷気が貯蔵容器50の周りを流れリターンダクト26を通って冷蔵冷却器室24へ戻る。
冷凍冷却器35は、冷凍冷却器室33の空気を冷却して、例えば、−20〜−30℃の冷気を生成する。生成した冷気は、冷凍ファン36の回転によってダクト34を介して製氷室、第1冷凍室16及び第2冷凍室18に供給されこれらの貯蔵室を冷却する。製氷室及び第1冷凍室16を冷却した空気は、不図示の透孔を通って第2冷凍室18へ流れ込み、第2冷凍室18に供給された冷気と合流し、その後、第2冷凍室18の背面に設けられたリターンダクト28を通って冷凍冷却器室33に戻り、冷凍冷却器35と熱交換して再び冷却される。
上記した本実施形態の冷蔵庫1では、野菜室12に配置された下段後容器60にシート収納ケース70が設けられ、機能性シート80によって野菜室12と下段後容器60とが区画されている。そのため、野菜室12に流れ込んだ空気が、下段後容器60内へ流れ込むことがなく、下段後容器60内の野菜が冷気に晒されて乾燥するのを防ぐことができる。
また、透湿シート81は水蒸気粒子を通過させるため、下段後容器60内の湿度が下段後容器60の外側の湿度より高くなると、水蒸気分子が機能性シート80を通って下段後容器60内から野菜室12内へ流出する。そのため、下段後容器60内が飽和水蒸気量を越えることがなく、下段後容器60内の結露を防ぐことができる。
また、下段後容器60に収納された野菜等から発生するエチレンガスの濃度が高くなると、エチレンガスが機能性シート80を通って下段後容器60内から野菜室12内へ流出するが、その際、機能性シート80に設けられた触媒83を通過するため、エチレンガスを効率よく分解することができ、エチレンガスが下段後容器60内に滞留したり、冷蔵庫全体に拡散するのを防ぐことができる。
しかも、機能性シート80に設けられた触媒83が粉体状をなしているため、表面積が大きく分解速度が早い。加えて、触媒83は、透湿シート81や通気シート82に担持(固定)されておらず、透湿シート81と通気シート82との間で移動することができるように設けられているため、野菜室扉13の開閉等によって振動が機能性シート80に伝わると、触媒83がその向きを変えるように移動して触媒83においてエチレンガスと反応していない面をエチレンガスの流れ方向上流側(下段後容器60側)に向けることができるため、エチレンガスの分解速度が低下しにくい。
本実施形態では、下段後容器60の上部開口部60aの後側にシート収納ケース70が配置され、機能性シート80が下段後容器60の上部に設けられているため、空気に比べて軽いエチレンガスが、触媒83を有する機能性シート80と接触しやすくなり、エチレンガスが触媒83によって分解されやすくなる。
本実施形態の好ましい態様として、機能性シート80は、透湿シート81と通気シート82との間に触媒83とともにスペーサー84を備える。スペーサー84としては、例えば、パルプ繊維などを用いることができる。スペーサー84は、触媒83を担持しておらず、透湿シート81と通気シート82との間に形成された空間において、触媒83が移動することができるようになっている。
スペーサー84は、得られる機能性シート80に適度な厚みと剛性を与えるとともに、透湿シート81と通気シート82との間において触媒83の移動を促す適度な空間(隙間)を形成するものである。このようなスペーサー84を有する機能性シート80を用いることで、機能性シート80の取り扱いが容易になるとともに、透湿シート81と通気シート82との間において触媒83が動きやすくなり、エチレンガスの分解速度が低下しにくい。
また、本実施形態の好ましい態様として、機能性シート80の少なくとも一方の面がシート収納ケース70と異なる色に着色されてもよい。このような場合、シート収納ケース70に収納されて機能性シート80が目立ちやすくなり、機能性シート80の入れ忘れを防ぐことができるとともに意匠性を向上させることができる。
更にまた、本実施形態の好ましい態様として、下段後容器60に内部の湿度を調整する調湿部材を設けてもよい。
調湿部材は、下段後容器60内部の湿度に応じて水分の吸着量を異にする特性があり、乾燥及び潤いを繰返す環境では高湿度で吸湿し且つ低湿度で放湿することに応じて湿度をコントロールするものであり、例えば、不織布で形成された袋にB型シリカゲルを収納したものを用いることができる。調湿部材は、例えば、機能性シート80とともにシート収納ケース70の内部に収納したり、下段後容器60の前方壁や後方壁や左右側壁の内側に配設することができる。このような場合、野菜室12内に野菜等が多量に収納されている場合には調湿部材が吸湿することで野菜室12内が適正な湿度にコントロールされるので、野菜室12内で結露が生じ難くなる。しかも、野菜室12内を湿度コントロールするための専用の電源等が不要になるので、余分なスペース及び複雑な構造が不要になる。
(第2実施形態)
次に、図5を参照して、本発明の冷蔵庫の第2実施形態を説明する。図5は、第2実施形態の冷蔵庫100に用いる機能性シート180の構造を模式的に示す断面図である。
本実施形態における機能性シート180は、図5に示すように、透湿シート81と、通気シート82と、触媒83を担持した担持シート184とから構成され、両シート81,82の間に担持シート184が設けられている。触媒83を担持する担持シート184として例えば不織布等を用いることができる。
本実施形態では、触媒83を担持シート184に担持させているため、機能性シート180から触媒83が脱落することがない。なお、その他の構成及び作用効果は上記した第1実施形態と同様であり、詳細な説明は省略する。
(他の実施形態)
上記した第1及び第2実施形態では、機能性シートを構成する透湿シート81によって野菜室12の冷気が下段後容器60内へ進入することなく遮断される場合について説明したが、透湿シート81は、下段後容器60外部を流れる空気の直接的な進入を抑制する所定の風遮断性能を有していればよく、ある程度の空気の流通を許容するものであってもよい。このように透湿シート81がある程度の空気の流通を許容することで、内部に収納された野菜に影響を及ぼさない程度の緩やかな空気の流れを下段後容器60内で発生させて、内部の湿度及びエチレンガスの濃度を均一化することができ、その結果、局所的な結露の発生を防止したり、エチレンガスの分解効率を向上させたりすることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…冷蔵庫、2…冷蔵庫本体、10…冷蔵室、11…冷蔵室扉、12…野菜室、13…野菜室扉、16…第1冷凍室、18…第2冷凍室、24…冷蔵冷却器室、25…ダクト、26…リターンダクト、27…吸込口、28…リターンダクト、30…冷蔵冷却器、31…冷蔵ファン、32…エバカバー、33…冷凍冷却器室、34…ダクト、35…冷凍冷却器、36…冷凍ファン、37…機械室、38…圧縮機、50…貯蔵容器、51…下段容器、52…上段容器、54…前後仕切、60…下段後容器、61…下段前容器、60a…上部開口部

Claims (8)

  1. 貯蔵室を有する本体と、前記貯蔵室内に配置された閉塞容器と、前記閉塞容器の一部に設けられた機能性シートとを備え、
    前記機能性シートは、透湿シートと、通気シートと、前記透湿シートと前記通気シートとの間に設けられたエチレンを分解可能な触媒とを備える冷蔵庫。
  2. 前記触媒が粉体状をなしている請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記機能性シートは、前記透湿シートと前記通気シートとの間に空間を形成するスペーサーが設けられている請求項1又は2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記機能性シートは、前記透湿シートと前記通気シートとの間に、前記触媒を担持するシート状の担持体を備える請求項1〜3のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  5. 前記機能性シートは、前記閉塞容器の上部に設けられている請求項1〜4のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  6. 前記触媒の粒径が、前記透湿シート及び前記通気シートに設けられた孔より大きい請求項2に記載の冷蔵庫。
  7. 前記閉塞容器内の空気の湿度を調整する調湿部材を備える請求項1〜6のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  8. 前記閉塞容器は、前記機能性シートを収納するケースを備え、
    前記機能性シートの少なくとも一方の面が前記ケースと異なる色をなしている請求項1〜7のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
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