JP2019018942A - 作業用ゴンドラ装置およびこれを備えた作業用車両 - Google Patents

作業用ゴンドラ装置およびこれを備えた作業用車両 Download PDF

Info

Publication number
JP2019018942A
JP2019018942A JP2017136504A JP2017136504A JP2019018942A JP 2019018942 A JP2019018942 A JP 2019018942A JP 2017136504 A JP2017136504 A JP 2017136504A JP 2017136504 A JP2017136504 A JP 2017136504A JP 2019018942 A JP2019018942 A JP 2019018942A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
working
cage
battery
rope
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017136504A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6261800B1 (ja
Inventor
荒木 千博
Chihiro Araki
千博 荒木
紀和 門脇
Norikazu Kadowaki
紀和 門脇
直樹 牧島
Naoki MAKISHIMA
直樹 牧島
章 織田
Akira Oda
章 織田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Bisoh Co Ltd
Original Assignee
Nihon Bisoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2017136504A priority Critical patent/JP6261800B1/ja
Application filed by Nihon Bisoh Co Ltd filed Critical Nihon Bisoh Co Ltd
Publication of JP6261800B1 publication Critical patent/JP6261800B1/ja
Application granted granted Critical
Priority to CN201880043125.9A priority patent/CN110799443B/zh
Priority to CA3064185A priority patent/CA3064185A1/en
Priority to EP18832779.5A priority patent/EP3689811B1/en
Priority to AU2018298649A priority patent/AU2018298649B2/en
Priority to PCT/JP2018/026296 priority patent/WO2019013275A1/ja
Publication of JP2019018942A publication Critical patent/JP2019018942A/ja
Priority to US16/693,935 priority patent/US11603302B2/en
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66FHOISTING, LIFTING, HAULING OR PUSHING, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. DEVICES WHICH APPLY A LIFTING OR PUSHING FORCE DIRECTLY TO THE SURFACE OF A LOAD
    • B66F11/00Lifting devices specially adapted for particular uses not otherwise provided for
    • B66F11/04Lifting devices specially adapted for particular uses not otherwise provided for for movable platforms or cabins, e.g. on vehicles, permitting workmen to place themselves in any desired position for carrying out required operations
    • B66F11/044Working platforms suspended from booms
    • B66F11/046Working platforms suspended from booms of the telescoping type
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66FHOISTING, LIFTING, HAULING OR PUSHING, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. DEVICES WHICH APPLY A LIFTING OR PUSHING FORCE DIRECTLY TO THE SURFACE OF A LOAD
    • B66F13/00Common constructional features or accessories
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66FHOISTING, LIFTING, HAULING OR PUSHING, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. DEVICES WHICH APPLY A LIFTING OR PUSHING FORCE DIRECTLY TO THE SURFACE OF A LOAD
    • B66F17/00Safety devices, e.g. for limiting or indicating lifting force
    • B66F17/006Safety devices, e.g. for limiting or indicating lifting force for working platforms
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01DCONSTRUCTION OF BRIDGES, ELEVATED ROADWAYS OR VIADUCTS; ASSEMBLY OF BRIDGES
    • E01D19/00Structural or constructional details of bridges
    • E01D19/06Arrangement, construction or bridging of expansion joints
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01DCONSTRUCTION OF BRIDGES, ELEVATED ROADWAYS OR VIADUCTS; ASSEMBLY OF BRIDGES
    • E01D22/00Methods or apparatus for repairing or strengthening existing bridges ; Methods or apparatus for dismantling bridges
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04GSCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
    • E04G3/00Scaffolds essentially supported by building constructions, e.g. adjustable in height
    • E04G3/28Mobile scaffolds; Scaffolds with mobile platforms
    • E04G3/30Mobile scaffolds; Scaffolds with mobile platforms suspended by flexible supporting elements, e.g. cables

Abstract

【課題】作業現場の制約がなく、安定した状態で作業することができる作業用ゴンドラ装置およびこれを備えた作業用車両を提供する。
【解決手段】作業用ゴンドラ装置100は、作業者が搭乗する作業ケージ110と、作業ケージ110の両外側に設けられる機器搭載部120と、機器搭載部120にそれぞれ搭載され吊り下げられた索条131を介して作業ケージ110を作業位置に昇降するバッテリ駆動の昇降機構130と、それぞれの昇降機構130を駆動するバッテリ140と、を備え、機器搭載部120は、左右の重量バランスを略保って構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、作業用ゴンドラ装置およびこれを備えた作業用車両に関する。
詳しくは、バッテリ駆動として作業現場の制約をなくし、特に車両に搭載することにより、道路橋など任意の構造物のところに走行し、橋脚の全壁面などに対する点検・補修などを可能とするものである。
従来から、ビル、船舶、発電所、タンク、煙突、そして橋梁などの構造物の構築や補修・点検など壁面などへの高所作業を安全かつ能率的に行うため屋上に設置したワイヤなどの索条で吊り下げた作業者が搭乗する作業ケージを備えた作業用ゴンドラ装置が用いられている。
作業用ゴンドラ装置では、作業ケージをエンドレスワインダのシーブに巻掛けた索条の位置を変えることで屋上から下降しながら壁面に対する作業を行う(特許文献1など)。
一方、道路橋などの点検・補修には、車両に搭載した旋回機構、伸縮機構、起伏機構を組み合わせて先端部を所望位置に移動させるアーム機構を備え、アーム機構の先端に作業ケージを設置した高所作業車(橋梁点検車)が用いられている。
例えば高所作業車では、道路上からアーム機構の先端を作業位置に移動し、先端部に設けた作業ケージから作業を行うようにしている(特許文献2など)。
特開2009−228358号公報 特開2003−128392号公報
ところが、橋梁などの構造物の点検・補修を高所作業車で行う場合に、橋脚の高さが数10mと高いものがあり、アーム機構の伸縮では、道路上からアクセスできない場所があり、作業範囲に限界がある。
一方、作業用ゴンドラ装置では、作業ケージを吊り下げる索条を長くすることで、広範囲の下降方向の作業はできるものの、索条の吊り点より上方への作業や道路床版の下面や下面から下方など対しては道路上から吊り下げることができずアクセスして作業することができない。
また、作業用ゴンドラ装置では、作業ケージ内にエンドレスワインダを搭載して作業範囲の制約を緩和することができるものの、エンドレスワインダを駆動するための動力を供給する必要があり、作業範囲に対応できる電源ケーブルが必要となる。
そこで、エンドレスワインダを電源ケーブルを必要としないバッテリ駆動方式とすることが考えれるが、例えば、2本の索条で吊り下げられている作業ケージにバッテリなどを搭載すると、左右の索条に加わる荷重が不均等となって水平状態で昇降できなくなる恐れがある。また、作業ケージに搭載されたバッテリなどによって作業ケージ内での移動に支障が生じたり、作業性が悪化する恐れもある。
本発明は、上記従来技術の課題に鑑みてなされたもので、作業現場の制約がなく、安定した状態で作業することができる作業用ゴンドラ装置およびこれを備えた作業用車両を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点にかかる作業用ゴンドラ装置は、
作業者が搭乗する作業ケージと、
前記作業ケージの両外側に設けられる機器搭載部と、
前記機器搭載部にそれぞれ搭載され吊り下げられた索条を介して前記作業ケージを作業位置に昇降するバッテリ駆動の昇降機構と、
それぞれの前記昇降機構を駆動するバッテリと、を備え、
前記機器搭載部は、左右の重量バランスを略保って構成されている、
ことを特徴とする。
前記バッテリは、補助バッテリを備え、前記補助バッテリは、両側の前記昇降機構を同時に駆動可能に構成されている、ことが好ましい。
前記バッテリおよび前記補助バッテリは、前記作業ケージ側から着脱操作可能に搭載されている、ことが好ましい。
前記昇降機構は、前記索条が巻掛けられたシーブの回転により前記索条の位置を変えて昇降するエンドレスワインダと、前記シーブ下方の自転により前記索条を巻き取り繰り出す巻取リールと、を備えて構成されている、ことが好ましい。
前記作業用ゴンドラ装置は、下降方向の障害物を検知するエリアセンサを備え、前記昇降機構は、前記エリアセンサからの検出信号により停止される、ことが好ましい。
前記作業用ゴンドラ装置は、前記索条の下端部分が着色され、前記索条の着色分を検知する色認識センサを備え、前記昇降機構は、前記色認識センサからの検出信号により停止される、ことが好ましい。
前記作業用ゴンドラ装置は、前記作業ケージの両側のフレームと前記機器搭載部の内側のフレームとが兼用されて構成される、ことが好ましい。
本発明の第2の観点にかかる作業用ゴンドラ装置を備えた作業用車両は、
作業用ゴンドラ装置と、
車体に搭載された旋回機構、伸縮機構、起伏機構を組み合わせて先端部を所望位置に移動させるアーム機構と、
前記アーム機構の先端部に設けられる鉛直方向の支持ポストと、
前記支持ポストの上端部に設けられ前記作業ケージの外側に位置して前記作業者が前記支持ポストの上端より上方への作業を可能とする吊り下げ枠体と、を備えた作業用車両であって、
前記作業用車両の前記吊り下げ枠体に、前記作業用ゴンドラ装置の両側の前記索条の上端を吊り下げて構成される、
ことを特徴とする。
前記支持ポストは、鉛直軸回りに旋回する旋回ポストで構成される、ことが好ましい。
前記作業用車両は、前記作業用車両の走行中に前記バッテリおよび補助バッテリに充電する充電装置を搭載して構成される、ことが好ましい。
本発明によれば、作業現場の制約がなく、安定した状態で作業することができる。
本発明の作業用ゴンドラ装置の一実施の形態にかかる正面図である。 本発明の一実施の形態にかかる平面図である。 本発明の一実施の形態にかかる右側面図である。 本発明の一実施の形態にかかる作業ケージの平面図、正面図および右側面図である。 本発明の一実施の形態にかかる左側の機器搭載部の側面図および正面図である。 本発明の他の一実施の形態にかかる右側の機器搭載部の側面図および正面図である。 本発明の一実施の形態にかかる制御盤および操作盤の説明図である。 本発明の一実施の形態にかかるバッテリの切替状態の説明図である。 本発明の一実施の形態にかかる作業用ゴンドラ装置を備えた作業用車両の概略構成図である。 本発明の一実施の形態にかかる作業用車両の平面図および側面図である。
以下、本発明の作業用ゴンドラ装置の一実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
作業用ゴンドラ装置100は、作業者が搭乗する作業ケージ110と、作業ケージ110の両外側に設けられる機器搭載部120と、機器搭載部120にそれぞれ搭載され吊り下げられた索条131を介して作業ケージ110を作業位置に昇降するバッテリ駆動の昇降機構130と、それぞれの昇降機構130を駆動するバッテリ140と、を備え、機器搭載部120は、左右の重量バランスを略保って構成されている。
作業ケージ110は、作業者が搭乗する作業床111を備え、例えば作業床111は、作業面に沿う側が長く、作業面に垂直な方向(奥行き方向)が短い矩形に形成されている。作業床111の四隅には、支柱112が立設され,長手方向中間部には、略等間隔に2本の中間支柱113が配置されている。作業面側の支柱112および中間支柱113の上端部と上下方向中間部とに水平材114が転結されて格子枠状の前枠体115が形成されている。作業面と反対側の後枠体116は、2本の中間支柱113の間に、一方の中間支柱113にヒンジで取り付けられた格子枠状の開閉枠117が設けられ、作業ケージ110の内側に開閉でき、後枠体116にロック金具で固定・保持できるようになっている。
すなわち、作業ケージ110は、作業者が搭乗して作業するための作業床111とその前後の前後枠体115,116で囲まれて構成され、作業者は、積載物がない作業床111上を自由に移動して作業することができる空間となっている。
なお、作業床111の形状は、矩形に限らず、円弧状など作業面の形状に対応した形状にすることもできる。
作業床111の下側には、底枠体118が作業ケージ110と一体に設けられて制御盤150などの収容空間を形成している。底枠体118には、例えば昇降機構130の運転などを制御する制御盤150が搭載され、作業ケージ110の左右の重量バランスを確保するため中央部に搭載している。
機器搭載部120は、作業ケージ110の両側に配置されて昇降機構130、バッテリ140、補助バッテリ141や操作盤160など、作業用ゴンドラ装置100の運転に必要な機器が搭載される。
機器搭載部120は、作業ケージ110の両側の2本の支柱112をそれぞれ兼用して構成された箱状の主枠部121を備えている。機器搭載部120は、主枠部121を作業ケージ110の両側に連結することで作業用ゴンドラ装置100を構成し、作業ケージ110の大きさ(作業床111の大きさ)に拘わらず、ユニット化して構成することができる。
機器搭載部120の主枠部121は、作業床111の前後幅(奥行き)で、左右幅は、バッテリ140を収容する2つのバッテリボックス142の大きさや1つの補助バッテリ141を収容するバッテリボックス142および操作盤160の大きさに応じた、奥行きに比べて小さな左右幅に形成され、左右同一の構成としてある。
主枠部121の中間より下方には、昇降機構130のエンドレスワインダ132を搭載可能に側方(作業面に沿う方向)に突き出すように保護枠部122が一体に設けられている。エンドレスワインダ132の大きさ(左右幅)に応じた搭載空間を確保している。
機器搭載部120の底部には、作業ケージ110の底枠体118と連結される箱枠状の底枠部123を備えている。底枠部123には、2本の索条131をそれぞれ巻き取る巻取リール135が自転できるように設けられ、エンドレスワインダ132を介して索条131が押し込まれたり、引き出されることでかご状の巻取リール135を自転させ、索条131をコイル状に収容できるようになっている。
機器搭載部120を構成する主枠部121、保護枠部122、底枠部123などは、機器の搭載に十分耐える強度を確保して各構成部材、例えば鋼材などが選定されている。
これに対し、前述した作業ケージ110は、作業者が安全に作業できる強度を確保すれば良く、アルミ材や合成樹脂材などで構成したり、鋼材と組み合わせて構成することもでき、鋼材などを用いる場合に比べ、軽量化を図ることもできる。
機器搭載部120の外側の隅部は、平面視円弧状に形成され、角張らないようにしてあり、隅部を上下に覆ってスポンジなどの弾性材をシートなどで包んだ緩衝体124が取り付けてある。
主枠部121の前後面の上下には、作業面などに沿って昇降する場合に作業面に当てて転動させることで作業ケージ110や機器搭載部120の接触を防止する当てローラ125が片側(前面側)に4個、両側(前後面側)で合計8個取り付けられている。
底枠部123の底部には、片側の底枠部123の前後にそれぞれ2個のゴム脚126が取り付けられ、4個のゴム脚126によって作業ケージ110および機器搭載部120を、例えば床面などに載置・支持する。
昇降機構130は、左右の機器搭載部120の主枠部121にそれぞれ搭載され、例えば2台のエンドレスワインダ132で構成される。これにより、左右の機器搭載部120の重量バランスを確保している。
エンドレスワインダ132には、構造物や吊り下げ枠体などから吊り下げられた索条131がエンドレスワインダ132のシーブに巻掛けられ、索条131とエンドレスワインダ132のシーブとの摩擦力で巻き掛け位置を移動しながら作業ケージ110を昇降することができるようになっている。
それぞれのエンドレスワインダ132は、バッテリ駆動のモータ133,134を備えており、左右のモータ133,134は、制御盤150および操作盤160によって制御および操作が行われる。
左右の機器搭載部120の一方には、バッテリ140と補助バッテリ141をそれぞれ収容する2つのバッテリボックス142が備えられる。それぞれのバッテリボックス142は、下端部を中心に作業ケージ110側から開閉操作ができ、バッテリ140,141の交換ができるように設置されている。
もう一方の機器搭載部120には、バッテリ140を収容するバッテリボックス142と操作盤160とが設置されている。このバッテリボックス142も下端部を中心に作業ケージ110側から開閉操作ができ、バッテリ140の交換ができるように設置されている。
操作盤160は、制御盤150を介して昇降機構130を操作するためのものであり、作業ケージ110側に向けて操作面が配置されている。操作盤160は、一方の側端部を中心に開閉でき、作業ケージ110側から点検などができるようにしてある。
操作盤160は、作業ケージ110の底枠体118に搭載した制御盤150に制御機能を分割して設けて操作のみを行うように構成され、1つの補助バッテリ141と略同一の重量に構成してある。なお、操作盤160の重量を規制しても制御盤150は、作業ケージ110の中央部に設置することで、重量バランスや重量自体を考慮する必要をなくして設置できようしている。
これにより、左右の機器搭載部120の重量バランスを略確保できるようにしている。
なお、2つのバッテリ140および1つの補助バッテリ141は、説明の便宜上区別しているが、同一仕様のものを使用でき、例えばリチウムイオン電池で構成される。なお、左右のバッテリ140を同一仕様とし、補助バッテリ141は異なる仕様のものであっても良く、この場合には、補助バッテリ141と操作盤160の重量バランスを略確保できるようにする。
制御盤150および操作盤160は、昇降機構130の左右のモータ133、134の運転(昇降)・停止の操作や自動停止などの制御に加え、非常停止を行う。制御盤150には、図7、図8に示すように、主回路151と制御回路152とを備え、操作盤160には、通常運転(通常)と補助バッテリ141による運転(予備)との切り替えを行う切替スイッチ161と、作業ケージ110内に持ち運んで上昇や下降の操作を行う補助操作盤162と、非常停止用の非常停止ボタン163を備えている。
左の機器搭載部120に搭載したバッテリ140は、左のモータ133に操作盤160のサーキットプロテクタおよび制御盤150の主回路151を介して接続され、右の機器搭載部120に搭載したバッテリ140は、同様に、右のモータ134に操作盤160および制御盤150を介して接続されている。
なお、エンドレスワインダ132の駆動用のモータ133,134からは、回生電流をバッテリ140に回収できるようにしてあり、省エネルギを図ることができるようにしている。
補助バッテリ141は、操作盤160のサーキットプロテクタおよび制御盤150の主回路151を介して左右のモータ133、134に接続され、これに加えて制御回路152に接続されている。これにより、補助バッテリ141は、通常状態では、制御回路152に電力を供給し、予備状態では、制御回路152への電力供給に加えて左右のモータ133、134に同時に電力を供給できるようにしてある。
非常停止ボタン163は、操作盤160の上面の緊急時に操作しやすい位置に設置してあり、操作されると直ちに左右のモータ133,134を停止する。
このような制御盤150および操作盤160による昇降機構130の左右のモータ133,134の運転操作は、次のように行われる。
通常運転を行う場合には、操作盤160の切替スイッチ161を「切」から「通常」に切り替える。
この通常状態では、左のバッテリ140から左のモータ133に電力を供給するよう制御され、同様に、右のバッテリ140から右のモータ134に電力を供給するよう制御され、操作盤160の補助操作盤162からの上昇または下降の操作指令が制御盤150に送られる(図7(a)参照)。
これにより、左右のエンドレスワインダ132によって略水平状態を保って作業ケージ110および一体の機器搭載部120が上昇または下降される。
作業位置に作業ケージ110が昇降されたら、補助操作盤162によって停止操作を行い、所定の作業を行う。
1箇所での作業が終了した後、再び上昇または下降の操作を行って次の作業位置に作業ケージ110を停止させ、所定の作業を行うことを繰り返す。
こうして作業ケージ110の昇降を繰り返し行うことで、バッテリ140が消耗することになり、左右のモータ133,134によるエンドレスワインダ132の駆動に差が生じ、作業ケージ110がわずかに傾くなどの現象が生じる。
このような作業ケージ110が傾く状態となったら、昇降を停止し、バッテリ140が消耗していると認識して、操作盤160の切替スイッチ161を「予備」に切り替える(図7(b)参照)。
この切替スイッチ161の切り替えにより、補助バッテリ141から左右のモータ133,134に同時に電力が供給できる予備状態とする。予備状態では、作業ケージ110の原点位置に戻るように上昇または下降の操作を行い、バッテリ140の充電や交換を行って、次の作業に備える。
なお、予備状態では、1つの補助バッテリ141で左右2つのモータ133,134を駆動することから、昇降速度は遅くなるが、手動ハンドルでエンドレスワインダ132を駆動することなく、原点位置に戻ることが可能となる。
なお、バッテリ140の消耗を、作業ケージ110の傾きから認識する場合に限らず、図示省略したが、バッテリ140に充電量検出センサを設けて検知信号を制御回路152に入力して左右のモータ133,134を自動で停止するようにしても良い。
また、作業ケージ110に、図示しない傾斜センサを設けて検知信号を制御回路152に入力して左右のモータ133,134を自動で停止するようにしても良く、これに限らず、バッテリ140の消耗による現象を検知する他のセンサを設け、自動で停止できるように構成しても良い。
なお、作業用ゴンドラ装置100には、これまでと同様に、非常時に自動停止させるためのつかみ装置136(図3,5,6参照)を装備し、設定速度を超過した下降速度になった場合に、索条131を挟みこんで停止させるようにするなど、安全装置が装備されている。
作業用ゴンドラ装置100は、作業にともなう障害物を検知するため、エリアセンサ170を備える(図5(a)参照)。エリアセンサ170は、機器搭載部120の底枠部123に下方に向けて取り付けられ、検知信号が制御盤150の制御回路152に入力されるようになっている。制御回路152は、エリアセンサ170の検出信号により左右のモータ133,134を停止指令を出力して昇降を停止するように制御する。
エリアセンサ170は、例えばスキャン式障害物検知センサが用いられ、LED(light emitting diode)光線により半円状の領域をスキャンし、障害物との距離計測とその角度により座標を計算し、設定したエリア内の障害物を検出する。
これまでは、作業ケージ110から障害物検知バーを突き出すように設置し、地面や道路あるいは、昇降途中の建築物などの突出部分などの障害物と機械的に接触した障害物検知バーから検知信号を得ているのに比べ、エリアセンサ170によれば、非接触状態で設定した領域内の障害物を検出することができ、植栽、海や川の水面などであっても検出することができる。これにより、作業用ゴンドラ装置100を道路や橋梁の橋脚などの点検作業に適用する場合でも、障害物を確実に検知し、作業ケージ110の昇降を自動的に停止することができる。
作業用ゴンドラ装置100は、作業にともなう作業ケージ110の下限位置を検知するため、索条131の着色と、着色された部分の色を認識する色認識センサ171を備える(図5(a)参照)。色認識センサ171は、機器搭載部120の主枠部121にそれぞれの索条131に向けて取り付けられ、検知信号が制御盤150の制御回路152に入力されるようになっている。制御回路152は、色認識センサ171の検出信号により左右のモータ133,134に停止指令を出力して昇降を停止するように制御する。
色認識センサ171は、例えばアンプ内蔵型ホワイトスポット光電センサが用いられ、白色LEDをスポット状に索条131に当て、受光素子により索条131の着色を判別する。
索条131には、下端部付近に着色が施され、例えば赤色に着色し、昇降限界揚程を色認識センサ171が索条131の赤色部分であることを検知すると、左右のモータ133,134に停止指令を出力して作業ケージ110の昇降を停止するように制御する。
また、索条131に、所定間隔毎に異なる複数の着色を施したり、所定間隔毎に同一の着色を施しておき、作業者が現在の作業位置の概略を認識できるようにすることもできる。この場合には、色認識センサ171によりそれぞれの色に応じた警報音や警報音の発生回数を変えて知らせるように構成して確実に現在の作業位置を認識できるようにしても良い。
なお、索条131の下端部には、機械的に索条131がエンドレスワインダ132から脱落することを防止するための抜け止め装置137(図3参照)を設けておき、万一の場合の安全性を確保する。
また、作業用ゴンドラ装置100は、これまでのゴンドラ装置と同様、上限リミットスイッチを設けて上限位置で自動停止できるようにするなど、種々の安全装置を備えている。
このように構成した作業用ゴンドラ装置100では、構造物の外壁面に対する作業を行う場合に、構造物の外壁面の上端部に固定金具などを用いて2本の索条131の上端を固定して吊り下げ、それぞれの索条131を作業用ゴンドラ装置100の作業ケージ110の両側の機器搭載部120に搭載したエンドレスワインダ132のシーブに巻掛け、索条131を巻取リール135内に導き巻き取りおよび繰り出しができるようにする。
こうして作業の準備が完了した後、作業者が作業ケージ110内に乗り込み、操作盤160および補助操作盤162により昇降機構130のエンドレスワインダ132の左右のモータ133,134を駆動して作業位置に昇降することを繰り返してそれぞれの作業位置で作業を行う。
この作業用ゴンドラ装置100では、通常の運転時は、2つのバッテリ140で左右のモータ133,134がそれぞれ独立して駆動され、2つのバッテリ140のいずれかの消耗時には、補助バッテリ141に切り替えて左右のモータ133,134を同時に駆動するように制御および操作が行われる。
これにより、バッテリ駆動によって作業現場の制約がなく、左右の傾きもなく安定した状態で作業することができる
作業用ゴンドラ装置100では、各作業位置での作業ケージ110での作業は、作業ケージ110内に積載物がなく、作業ケージ110内を自由に移動して作業を行うことができる。
また、作業用ゴンドラ装置100の昇降機構130などの機器を機器搭載部120に搭載するので、搭載荷重に対する強度を機器搭載部120に確保すれば良く、作業ケージ110は作業者の搭乗に対する重量に応じた構造とすることができ、作業ケージ110を含む全体を剛構造にする場合に比べ、作業ケージ110をアルミ化や樹脂化することで、全体の重量の軽量化を図ることができる。
また、作業ケージ110に昇降機構130などを搭載する必要がないので、作業ケージ110の大きさに拘わらず、作業ケージ110の両側に機器搭載部120を連結することで作業用ゴンドラ装置100を構成することができ、2つの機器搭載部120と作業ケージ110とでユニット化することができ、簡単に作業ケージ110の大きさなどの仕様を変更することができる。
また、作業用ゴンドラ装置100は、昇降機構130のエンドレスワインダ132の駆動用のモータ133,134がバッテリ140,141による駆動としてあるので、構造物などの上端部から給電用のケーブルや操作用のケーブルを設けることを必要とせず、高揚程の作業にも容易に対応でき、風などの影響を最小限に抑えて作業することができる。
また、通常時は、2つのバッテリ140それぞれで左右のモータ133,134をそれぞれ駆動し、バッテリ140の消耗時には、補助バッテリ141で左右のモータ133,134を同時に駆動するようにしたので、機器搭載部120をコンパクトに構成することができ、軽量化を図ることもできる。
また、補助バッテリ141と操作盤160とを左右の機器搭載部120に重量バランスを確保するように搭載したので、作業ケージ110の傾きを抑えて作業することができ、それぞれの索条131に不均一な張力が加わらないようにでき、安全に作業することができる。
また、バッテリ140および補助バッテリ141のバッテリボックス142を作業ケージ110側から開閉操作して交換できるようにしたので、簡単にバッテリ140や補助バッテリ141の交換ができ、効率よく作業することができる。
作業用ゴンドラ装置100は、エリアセンサ170を設けて障害物を検知するので、これまでの障害物検知バーにより接触する障害物を検知する場合に比べ、障害物が植栽(樹木に覆われている場所)や海などの水面であっても検知することができ、作業場所を選ばす障害物を検知して作業することができる。
また、作業用ゴンドラ装置100は、作業ケージ110の下限位置について、索条131の下端部付近の着色と、着色を認識する色認識センサ171とで検出するようにしたので、作業場所によって必要な揚程が異なり、万一索条131の有効長さを超える場所に対して下降しようとしても下限位置となる前に左右のモータ133,134に停止指令が出力され、作業ケージ110の昇降を停止することができる。これにより、作業場所の下限位置が樹木などで覆われ、明確に分からない場合であっても、索条131の有効長さの範囲で安全に作業することができる。
次に、本発明の作業用ゴンドラ装置を備えた作業用車両の一実施の形態について説明する。
作業用ゴンドラ装置100を備えた作業用車両1は、作業用ゴンドラ装置100と、車体20に搭載された旋回機構30、伸縮機構40、起伏機構50を組み合わせて先端部を所望位置に移動させるアーム機構60と、アーム機構60の先端部に設けられる鉛直方向の支持ポスト70と、支持ポスト70の上端部に設けられ作業ケージ110の外側に位置して作業者が支持ポスト70の上端より上方への作業を可能とする吊り下げ枠体80と、を備えた作業用車両1であって、作業用車両1の吊り下げ枠体80に、作業用ゴンドラ装置100の両側の索条131の上端を吊り下げて構成される。
すなわち、本発明の作業用ゴンドラ装置100を備える作業用車両(以下、単に作業用車両とする。)1は、車体20に搭載されたアーム機構60の先端部に支持ポスト70を介して作業用ゴンドラ装置100を吊り下げる吊り下げ枠体80を設置し、吊り下げ枠体80から索条131を介して吊り下げた作業ケージ110を昇降機構130で昇降する。
これにより、作業用車両1を走行させて道路上などを自由に移動することができ、車体20のアーム機構60の先端を所望位置に移動させ、これに加えてアーム機構60の先端の吊り下げ枠体80から吊り下げた作業ケージ110を昇降させることで、所望位置で昇降する範囲の作業ができるとともに、作業ケージ110から作業ケージ110の外側に位置する吊り下げ枠体80より上方への作業もでき、作業範囲の制限がなく、広範囲の作業ができるようになる。
本実施の形態の作業用車両1は、例えば、高所作業車の1つの橋梁点検車として使用されるものであり、これまでの橋梁点検車と同様に、車体20にアーム機構60が搭載され、アーム機構60によってアームの先端部を所望位置に移動させることができる。アーム機構60には、旋回機構30、伸縮機構40、起伏機構50がそれぞれ1つ乃至複数組組み合わせて設けられている。
アーム機構60は、図9に示すように、例えば、3本のブームで構成され、基端部の第1ブーム61から先端部に向かって第2ブーム62、第3ブーム63を備える。
第1ブーム61は、複数の伸縮ブームを備えて伸縮機構40で伸縮可能とされている。第1ブーム61は、車体20上に設けた鉛直軸回りに旋回する旋回機構30としての旋回台31に、起伏機構50の水平な起伏軸51を介して取り付けられ、旋回および起伏が可能とされている。
第2ブーム62は、複数の伸縮ブームを備えて伸縮機構40で伸縮可能とされている。第2ブーム62は、第1ブーム61の先端部に設けた起伏機構50を構成するレベリングアーム52を介するとともに、第3ブーム63を旋回する旋回台32を介して取り付けられている。
第3ブーム63は、複数の伸縮ブームを備えて伸縮機構40で伸縮可能とされている。第3ブーム63は、第2ブーム62の先端部に設けた旋回機構30を構成する旋回台32を介して取り付けられている。
第3ブーム63の先端部に水平状態を保持可能な作業ケージ取付台64が設けられている。
このような第1ブーム61〜第3ブーム63に、旋回機構30、伸縮機構40、起伏機構50を組み合わせて第3ブーム63の先端部を所望位置に移動させるアーム機構60が構成されている。
アーム機構60の旋回機構30、伸縮機構40、起伏機構50は、油圧シリンダや油圧モータなどの油圧駆動装置や電動駆動装置を備えて駆動され、アーム機構60のアーム操作盤65を介して、後述する作業ケージ110の上限停止位置Sから、操作できるようにしてある。
作業用車両1では、油圧駆動機構のほか、車体20に搭載した発電機によりAC100〜220Vの電源が確保されており、アーム操作盤65までは、給電できるようにしてある。
なお、アーム機構60の構成は、橋梁点検車に適用した一例に過ぎず、かかる実施の形態に限らず、ブームの本数やこれらを連結する各機構30、40、50などの配置は、適宜決定すれば良く、アーム機構60の先端部を所望の位置に移動させることができるものであれば良い。
作業用ゴンドラ装置100は、アーム機構60の先端部、本実施の形態では、第3ブーム63の先端部の作業ケージ取付台64を介して設置される。
作業ケージ取付台64上には、鉛直方向の支持ポスト70が設置される。本実施の形態では、支持ポスト70は、作業ケージ取付台64上に鉛直軸回りに回動する旋回ポスト71として設けてある。
なお、支持ポスト70を取り付ける作業ケージ取付台64を、アーム機構60側で鉛直軸回りに旋回するようにしても良く、こうすることで、固定式の支持ポスト70であっても旋回ポスト71と同様に機能させることができる。
なお、旋回する作業ケージ取付台64とする場合には、作業ケージ取付台64の旋回は、アーム機構60側であっても、前述した作業ケージ110から操作する操作盤160から旋回動作を可能としておいても良い。
旋回ポスト71は、作業ケージ取付台64上に旋回用の駆動機構として、例えば旋回ポスト71にウォームホイルを取り付け、これと噛み合うウォームを手動ハンドルで旋回できるようにしたり、油圧モータや電動モータで駆動できるように構成される。
吊り下げ枠体80は、旋回ポスト71の上端に設けられ、水平面上でロ字状の横長で作業ケージ110よりも大きく外側を囲むことができる大きさの枠体81(図10参照)で構成される。吊り下げ枠体80は、一方の短辺の中央部が旋回ポスト71に取り付けられて側方に突き出すようになっている。
なお、吊り下げ枠体80は、図示省略したが、コ字状の略長方形で作業ケージ110よりも大きく外側を囲むことができる大きさの枠体として構成することもできる。また、水平面上に配置される枠体とする場合に限らず、鉛直方向の断面形状が下方に開口した略コ字状に形成されて水平面上では、略コ字状や略ロ字状に形成されたものを組み合わせた枠体であっても良く、作業ケージ110内から吊り下げ枠体80の上方への作業ができる作業ケージ110よりも大きく外側を囲むことができる大きさおよび形状であれば、平面形状は、矩形に限らず他の形状であっても良い。
このような枠状の吊り下げ枠体80とすることで、一本のビームの場合と異なり、作業ケージ110よりも大きく外側を囲むことができる大きさの枠体81の内側から上方への作業を可能としている。
吊り下げ枠体80の枠体81には、作業ケージ110を昇降する昇降機構130を構成する複数本の索条131、例えば2本のワイヤロープで構成された索条131の上端部が固定されて垂下される。
なお、吊り下げ枠体80と索条131との間には、索条131の撚りとり機構(図示省略)が設けられ、索条131が中心軸回りに回動自在とされて撚りが生じないようにしている。
2本の垂下された索条131は、機器搭載部120に設置されたエンドレスワインダ132のシーブに巻掛けられる。機器搭載部120に搭載した昇降機構130を構成する、例えば2台のエンドレスワインダ132には、左右それぞれに吊り下げ枠体80に固定されて吊り下げた2本の索条(ワイヤロープ)131がシーブにそれぞれ巻き掛けられる。エンドレスワインダ132による昇降は、索条131とエンドレスワインダ132のシーブとの摩擦力で巻き掛け位置を移動しながら作業ケージ110を昇降することは、既に説明したとおりである。
なお、作業ケージ110および機器搭載部120には、必要に応じて作業に伴う落下物や飛散物を防止する養生用のシートやネットが取り付けられる。
作業用車両1では、機器搭載部120に搭載したバッテリ140,141には、作業ケージ110を上限停止位置Sに位置させた場合に、操作盤160に設けた図示しない充電コネクタを介して外部からの給電による充電が可能としてある。
また、エンドレスワインダ132の駆動用のモータ133,134からは、回生電流をバッテリ140に回収できるようにしてあり、省エネルギを図ることができるようにしている。
また、作業用ゴンドラ装置100を車体20に搭載して走行する走行中には、車体20に設けた図示しない充電コネクタを介して車両の発電装置からの給電により、2つのバッテリ140および補助バッテリ141に充電できるようにしてある。
また、作業用車両1に、機器搭載部120に搭載した2つのバッテリ140と補助バッテリ141のほかに、予備のバッテリ140を2つ乃至3つ以上用意しておき、作業用ゴンドラ装置100での作業中に充電しおくことで、連続的にゴンドラ作業を行うことができる。
作業用車両1によれば、エンドレスワインダ132を用いることで、吊り下げ枠体80から吊り下げる索条131の長さを作業ケージ110の昇降範囲に応じた長さにすることで、何ら制限を受けずに所望の範囲で作業ケージ110を昇降して壁面への作業を行うことができることになる。
また、作業ケージ110からの作業に当たっては、吊り下げ枠体80の鉛直軸回りの位置を旋回ポスト71の旋回により作業ケージ110を作業壁面と平行に調整することができる。
このような作業用ゴンドラ装置100を備えた作業用車両1では、安全に作業を行うためインターロック機構が設けられ、機械的および電気的にインターロック状態とする。
作業用ゴンドラ装置100での作業中には、アーム機構60の操作ができないようにしている。すなわち、アーム機構60のアーム操作盤65をアーム機構60の先端部の支持ポスト70、本実施の形態では、旋回ポスト71に設置してあり、吊り下げ枠体80に吊り下げられた作業ケージ110を上限停止位置Sに位置させた場合にのみ作業者の手が届くように配置してある。これにより、作業ケージ110の昇降(下降)が開始された後は、アーム操作盤65に作業者の手が届かなくなるような物理的な配置とすることで、アーム機構60の操作を不能としている。
また、機械的なロック機構として作業ケージ110と吊り下げ枠体80との間には、上限停止位置Sの作業ケージ110を吊り下げ枠体80に固定し、昇降(下降)ができないようにする図示しない連結保持機構が設けられる。連結保持機構は、吊り下げ枠体80に上端部を固定した連結ロッドの下端部のフックを作業ケージ110のブラケットの孔に引掛けることで連結して保持する。この連結保持機構による作業ケージ110の連結保持は、例えば作業ケージ110を上限停止位置Sよりわずかに上昇させた状態で、フックを作業ケージ110のブラケットに引っ掛けた後、上限停止位置Sに下降することで、簡単に連結保持することができる。連結保持状態の解除は、逆にわずかに上昇して連結保持機構を外すことで行うことができる。
このような連結保持機構により、作業ケージ110を吊り下げ枠体80に連結保持し、昇降(下降)が不能の状態にし、2本の索条131に荷重が加わらない状態にすることができる。
さらに、作業ケージ110を吊り下げる索条131に図示しない荷重検出部が設けられ、索条131に荷重が加わらない上限停止位置Sであることを電気的に検出する。すなわち、連結保持機構により作業ケージ110が吊り下げ枠体80に連結固定されていることを検知するため、荷重検出部としてロードセルを吊り下げ枠体80に設けて索条131を吊り下げるようにしておき、荷重が設定値より大きいことを電気的に検出する。
また、作業ケージ110にストライカを取り付け、リミットスイッチを吊り下げ枠体80側に設けた機械式とし、リミットスイッチによって作業ケージ110の上限停止位置Sを電気信号として得る。さらに、作業ケージ110の位置を近接センサもしくはロードセル、リミットスイッチで検出することで、作業ケージ110の上限停止位置Sを電気信号として得る。
このような荷重検出部により、索条131に荷重が加わらない上限停止位置Sであることを電気的に検出することができ、作業ケージ110の昇降などの操作のインターロックとすることができる。
これにより、作業ケージ110が上限停止位置Sでなければ、アーム機構60の操作ができないインターロック状態にすることができる。
以上のように構成した作業用ゴンドラ装置100を備えた作業用車両1では、次のようにして作業を行う。
作業用車両1を、道路上を走行させて作業現場に移動する。
作業現場では、通常の橋梁点検車や高所作業車としての車体20側の作業開始の準備を行う。すなわち、作業開始前の点検、平坦な路面であることや駐車ブレーキなど停止状態の確認、アウトリガーの操作などを行う。
次いで、アーム機構60の先端部の上限停止位置Sに吊り下げられ、連結保持機構で連結保持されている作業ケージ110に乗り込む。
この後、旋回ポスト71に取り付けられているアーム操作盤65を作業ケージ110内から操作して、アーム機構60の各機構30、40、50によって作業ケージ110を作業対象の所望位置(作業開始点)とする。
かかるアーム操作盤65での操作は、作業ケージ110が上限停止位置Sにおいて機械的に連結保持機構で連結保持され、荷重検出部で電気的に索条131に加わる荷重が加わっていない、あるいは電気的に上限停止位置Sであることが検出されているインターロック状態である場合に行うことで、安全性が確保されている。
さらに、作業ケージ110の操作盤160からの操作で旋回ポスト71を旋回して壁面と平行に作業ケージ110を配置する。こうして準備が完了する。
作業ケージ110による作業を開始する場合には、連結保持機構による機械的な連結保持を解除する。作業ケージ110をわずかに上昇させて、連結保持機構のフックを作業ケージ110のブラケットから外す。
この連結保持状態を解除すると、荷重検出部で索条131に荷重が加わることが検知され、あるいは作業ケージ110が上限停止位置Sでなくなること(例えば作業ケージ110がわずかに下降すること)などで、アーム操作盤65での操作がインターロック状態となり、アーム機構60の操作が不能となり、アーム機構60によって作業ケージ110の吊り下げ枠体80の位置が勝手に操作されることが防止される。
作業ケージ110からの作業は、作業ケージ110内から吊り下げ枠体80の上方への作業もできることから、アーム機構60による上限停止位置Sを予め調整しておくことで、上方への作業を行うことができる。
上限停止位置Sから下方の作業は、作業ケージ110から機器搭載部120の操作盤160および補助操作盤162を操作して作業ケージ110を昇降させることで行う。また、作業面が湾曲している場合などの場合には、作業ケージ110の操作盤160から旋回ポスト71を旋回させることで、作業ケージ110の向きを変え、壁面に対して平行に作業ケージ110を配置して作業を行うようにする。
こうしてアーム機構60の先端部を所望の位置として、昇降による作業を行った後、作業ケージ110を上限停止位置Sまで上昇させて戻すことで、1箇所での昇降範囲の作業が完了する。
この後、作業ケージ110を上限停止位置Sで連結保持状態とした後、作業ケージ110内からアーム操作盤65を操作し、アーム機構60の先端部の位置を次の作業位置に移動することを繰り返し、同様にして作業ケージ110を昇降させて作業を行う。
また、上限停止位置Sに戻った状態で、必要に応じて作業ケージ110に搭載したバッテリ140および補助バッテリ141の充電を行う。
また、作業ケージ110での作業中、作業ケージ110が傾いたり、一方のエンドレスワインダ132による昇降速度が遅くなった場合には、バッテリ140の消耗状態となっているので、操作盤160の切替スイッチ161を予備に切り替える。
こうすることで、エンドレスワインダ132の左右のモータ133,134に補助バッテリ141から給電され、速度は遅くなるが、上限停止位置Sに戻ることができる。上限停止位置Sに戻ったら、バッテリ140を予備のバッテリに交換したり、充電を行い、次の作業に備える。
作業用車両1での作業で、アーム機構60による作業開始点の移動を繰り返すことと昇降とを組み合わせることで全壁面への作業を完了したら、アーム機構60を初期状態に戻す操作を行い、作業用車両1による走行ができるように復帰させる。
こうすることで、作業が完了した状態となる。
このような作業用車両1によれば、車体20に搭載したアーム機構60に支持ポスト70と吊り下げ枠体80を介してバッテリ駆動の作業用ゴンドラ装置100を吊り下げて昇降させて作業を行うようにしたので、駆動用の電源の確保のためなどの作業現場の制約がなく、車両を走行させて移動することができ、作業ケージ110の傾きなどのない安定した状態で作業することができる。
また、支持ポスト70を鉛直軸回りに旋回する旋回ポスト71で構成することで、吊り下げ枠体80の向きを変えることができ、作業面に沿うように作業ケージ110を位置させて無理な姿勢とならずに作業を行うことができる。
また、作業用車両1に充電装置(図示省略)を搭載し、作業現場まで移動する走行中にバッテリ140および補助バッテリ141を充電するようにしたので、作業開始までに充電することができ、効率よくゴンドラ作業を行うことができる。
さらに、作業用車両1では、既に説明した作業用ゴンドラ装置100による作用効果を併せ持ち、車両に搭載した作業用ゴンドラ装置100により、これまでの橋梁点検車などの高所作業車に比べ、広範囲の作業が可能となり、道路橋などの橋脚部分の全面の点検や補修などを安全かつ効率的に行うことができる。
なお、上記実施の形態の作業用車両1では、作業ケージ110を吊り下げ枠体80に吊り下げて昇降のみを行う場合で説明したが、作業ケージ110と吊り下げ枠体80との間に横行機構を設けて索条の支持部分をトロリーなどで横移動可能に構成するようにしても良く、一層作業範囲を拡大することができる。
また、本願発明は、上記の実施の形態に限定するものでなく、要旨を変更しない範囲で、各構成要件に変更を加えることができるものである。
以上、実施の形態とともに、詳細に説明したように本発明の作業用ゴンドラ装置100によれば、作業者が搭乗する作業ケージ110と、作業ケージ110の両外側に設けられる機器搭載部120と、機器搭載部120にそれぞれ搭載され吊り下げられた索条131を介して作業ケージ110を作業位置に昇降するバッテリ駆動の昇降機構130と、それぞれの昇降機構130を駆動するバッテリ140と、を備え、機器搭載部120は、左右の重量バランスを略保って構成したので、作業ケージ110の両側に設けた機器搭載部120にバッテリ駆動の昇降機構130やバッテリ140を搭載したので、左右の重量バランスを略保つことができ、左右の索条131の張力が不均一になることを防止して安定した状態で昇降することができる。また、昇降機構130をバッテリ駆動とすることで、動力源の確保が容易であり、作業現場を選ばす作業ケージ110を昇降させて作業することができる。また、昇降機構130を機器搭載部120に搭載し、作業ケージ110内には、何ら積載物がないので、作業ケージ110内を自由に移動して作業することができる。また、作業ケージ110の大きさを変更しても両側に機器搭載部120を連結することで、作業用ゴンドラ装置100を構成することができ、任意の大きさの作業ケージ110と両側の機器搭載部120とをユニット化して作業用ゴンドラ装置100とすることができる。
本発明の作業用ゴンドラ装置100によれば、バッテリ140は、補助バッテリ141を備え、補助バッテリ141は、両側の昇降機構130を同時に駆動可能に構成されているので、補助バッテリ141に切り替えることで、両側の昇降機構130を駆動することができ、バッテリ140の消耗時にも左右の重量バランスを保って安全に昇降して元の位置などに戻ることができる。
本発明の作業用ゴンドラ装置100によれば、バッテリ140および補助バッテリ141は、作業ケージ110側から着脱操作可能に搭載されているので、両側の機器搭載部120に搭載したバッテリ140や補助バッテリ141であっても作業ケージ110内から簡単に交換することができ、効率的に交換し、作業を行うことができる。
本発明の作業用ゴンドラ装置100によれば、昇降機構130は、索条131が巻掛けられたシーブの回転により索条131の位置を変えて昇降するエンドレスワインダ132と、シーブ下方の自転により索条131を巻き取り繰り出す巻取リール135と、を備えて構成されているので、作業に必要な揚程が変わっても索条131を揚程に応じたものに交換することで簡単に対応することができ、昇降機構130を簡素化することができる。また、索条131は、自転式の巻取リール135に収容するので、巻き取りや繰り出しのため駆動する必要がなく、バッテリ駆動のエンドレスワインダ132との組み合わせで、軽量化を図ることができる。
本発明の作業用ゴンドラ装置100によれば、作業用ゴンドラ装置100は、下降方向の障害物を検知するエリアセンサ170を備え、昇降機構130は、エリアセンサ170からの検出信号により停止されるので、これまでの接触式のセンサに比べ、障害物を非接触状態で検出することができ、植栽や海などの水面であっても検出し、接触などを防止して安全に作業することができる。
本発明の作業用ゴンドラ装置100によれば、作業用ゴンドラ装置100は、索条131の下端部分が着色され、索条131の着色部分を検知する色認識センサ171を備え、昇降機構130は、色認識センサ171からの検出信号により停止されるので、索条131の着色によって作業者が昇降限界を視認することができるとともに、色認識センサ171によって昇降機構130による昇降を停止することができ、索条131が昇降機構130から抜け出すことを防止して索条131の有効長さの範囲で、安全に作業することができる。
本発明の作業用ゴンドラ装置100によれば、作業用ゴンドラ装置100は、作業ケージ110の両側のフレーム(支柱)112と機器搭載部120の内側のフレーム(主枠部)121とが兼用されて構成されるので、作業ケージ110と機器搭載部120の構造を簡素化できるとともに、必要な強度に応じた構成材料とすることができ、特に作業ケージ110のアルミ化や樹脂化を行うことも可能となり、軽量化を図ることができる。
本発明の作業用ゴンドラ装置100を備えた作業用車両1によれば、作業用ゴンドラ装置100と、車体20に搭載された旋回機構30、伸縮機構40、起伏機構50を組み合わせて先端部を所望位置に移動させるアーム機構60と、アーム機構60の先端部に設けられる鉛直方向の支持ポスト70と、支持ポスト70の上端部に設けられ作業ケージ110の外側に位置して作業者が支持ポスト70の上端より上方への作業を可能とする吊り下げ枠体80と、を備えた作業用車両1であって、作業用車両1の吊り下げ枠体80に、作業用ゴンドラ装置100の両側の索条131の上端を吊り下げて構成されるので、一般公道を走行してバッテリ駆動式の作業用ゴンドラ装置100を移動でき、道路上からアーム機構60によって左右の重量バランスを確保して作業ケージ110を所望位置に設置し、昇降する作業ケージ110によって広範囲の作業を安全に行うことができる。また、作業ケージ110を吊り下げ枠体80を介して吊り下げることで、これまでのゴンドラでは、作業できなかった作業ケージ110より上方への作業も高所作業車などのように可能となる。
これにより、バッテリ駆動式の作業用ゴンドラ装置100の作業ケージ110を任意の位置に移動して動力の確保の問題がなく作業現場の制約をなくして広範囲に作業することができる。
また、作業用車両1によれば、作業現場への移動や作業現場での作業の準備・撤収が迅速にでき、屋上などから吊り下げて作業を行う場合に比べ、作業効率が大幅に向上する。
本発明の作業用ゴンドラ装置100を備えた作業用車両1によれば、支持ポスト70は、鉛直軸回りに旋回する旋回ポスト71で構成されるので、旋回ポスト71の旋回により吊り下げ枠体80の鉛直軸回りの方向を変えることができ、作業ケージ110の向きを調整して作業面などへの作業を効率的に行うことができる。
本発明の作業用ゴンドラ装置100を備えた作業用車両1によれば、作業用車両1は、走行中にバッテリ140および補助バッテリ141に充電する充電装置を搭載して構成されるので、作業現場へ移動する走行中にバッテリ140および補助バッテリ141を充電することで、作業開始までに充電することができ、効率よくゴンドラ作業を行うことができる。
100 作業用ゴンドラ装置
110 作業ケージ
111 作業床
112 支柱
113 中間支柱
114 水平材
115 前枠体
116 後枠体
117 開閉枠
118 底枠体
120 機器搭載部
121 主枠部
122 保護枠部
123 底枠部
124 緩衝体
125 当てローラ
126 ゴム脚
130 昇降機構
131 索条
132 エンドレスワインダ
133 左のモータ
134 右のモータ
135 巻取リール
136 つかみ装置
137 抜け止め装置
140 バッテリ
141 補助バッテリ
142 バッテリボックス
150 制御盤
151 主回路
152 制御回路
160 操作盤
161 切替スイッチ
162 補助操作盤
163 非常停止ボタン
170 エリアセンサ
171 色認識センサ
1 作業用車両(ゴンドラ装置を備えた作業用車両)
20 車体
30 旋回機構
31 旋回台
32 旋回台
40 伸縮機構
50 起伏機構
51 起伏軸
52 レベリングアーム
53 起伏軸
60 アーム機構
61 第1ブーム
62 第2ブーム
63 第3ブーム
64 作業ケージ取付台
65 アーム操作盤
70 支持ポスト
71 旋回ポスト
80 吊り下げ枠体
81 枠体
S 上限停止位置
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点にかかる作業用ゴンドラ装置は、
作業者が搭乗する作業ケージと、
前記作業ケージの両外側に設けられる機器搭載部と、
前記機器搭載部にそれぞれ搭載され吊り下げられた索条を介して前記作業ケージを作業位置に昇降するバッテリ駆動の昇降機構と、
それぞれの前記昇降機構を駆動するバッテリと、を備え、
前記バッテリは、補助バッテリを備え、前記補助バッテリは、両側の前記昇降機構を同時に駆動可能に構成され、
前記機器搭載部は、左右の重量バランスを略保って構成されている、
ことを特徴とする。
前記補助バッテリは、前記作業ケージ内側から着脱操作可能に搭載されている、ことが好ましい。
本発明の第2の観点にかかる作業用ゴンドラ装置は、
作業者が搭乗する作業ケージと、
前記作業ケージの両外側に設けられる機器搭載部と、
前記機器搭載部にそれぞれ搭載され吊り下げられた索条を介して前記作業ケージを作業位置に昇降するバッテリ駆動の昇降機構と、
それぞれの前記昇降機構を駆動するバッテリと、を備え、
前記バッテリは、前記作業ケージ内側から着脱操作可能に搭載され、
前記機器搭載部は、左右の重量バランスを略保って構成されている、
ことを特徴とする。
本発明の第3の観点にかかる作業用ゴンドラ装置は、
作業者が搭乗する作業ケージと、
前記作業ケージの両外側に設けられる機器搭載部と、
前記機器搭載部にそれぞれ搭載され吊り下げられた索条を介して前記作業ケージを作業位置に昇降するバッテリ駆動の昇降機構と、
それぞれの前記昇降機構を駆動するバッテリと、
前記索条の下端部分が着色され、前記索条の着色分を検知する色認識センサと、を備え、
前記機器搭載部は、左右の重量バランスを略保って構成され、
前記昇降機構は、前記色認識センサからの検出信号により停止される、
ことを特徴とする。
本発明の第4の観点にかかる作業用ゴンドラ装置は、
作業者が搭乗する作業ケージと、
前記作業ケージの両外側に設けられる機器搭載部と、
前記機器搭載部にそれぞれ搭載され吊り下げられた索条を介して前記作業ケージを作業位置に昇降するバッテリ駆動の昇降機構と、
それぞれの前記昇降機構を駆動するバッテリと、を備え、
前記機器搭載部は、左右の重量バランスを略保って構成され、
前記作業ケージの両側のフレームと前記機器搭載部の内側のフレームとが兼用されて構成される、
ことを特徴とする。
前記作業ゴンドラ装置は、前記索条の下端部分が着色され、前記索条の着色分を検知する色認識センサを備え、
前記昇降機構は、前記色認識センサからの検出信号により停止される、ことが好ましい。
前記作業用ゴンドラ装置は、前記作業ケージの両側のフレームと前記機器搭載部の内側のフレームとが兼用されて構成される、ことが好ましい。
前記昇降機構は、前記索条が巻掛けられたシーブの回転により前記索条の位置を変えて昇降するエンドレスワインダと、前記シーブ下方の自転により前記索条を巻き取り繰り出す巻取リールと、を備えて構成されている、ことが好ましい。
前記作業用ゴンドラ装置は、下降方向の障害物を検知するエリアセンサを備え、
前記昇降機構は、前記エリアセンサからの検出信号により停止される、ことが好ましい。
本発明の第の観点にかかる作業用ゴンドラ装置を備えた作業用車両は、
作業用ゴンドラ装置と、
車体に搭載された旋回機構、伸縮機構、起伏機構を組み合わせて先端部を所望位置に移動させるアーム機構と、
前記アーム機構の先端部に設けられる鉛直方向の支持ポストと、
前記支持ポストの上端部に設けられ前記作業ケージの外側に位置して前記作業者が前記支持ポストの上端より上方への作業を可能とする吊り下げ枠体と、を備えた作業用車両であって、
前記作業用車両の前記吊り下げ枠体に、前記作業用ゴンドラ装置の両側の前記索条の上端を吊り下げて構成される、
ことを特徴とする。

Claims (10)

  1. 作業者が搭乗する作業ケージと、
    前記作業ケージの両外側に設けられる機器搭載部と、
    前記機器搭載部にそれぞれ搭載され吊り下げられた索条を介して前記作業ケージを作業位置に昇降するバッテリ駆動の昇降機構と、
    それぞれの前記昇降機構を駆動するバッテリと、を備え、
    前記機器搭載部は、左右の重量バランスを略保って構成されている、
    ことを特徴とする作業用ゴンドラ装置。
  2. 前記バッテリは、補助バッテリを備え、前記補助バッテリは、両側の前記昇降機構を同時に駆動可能に構成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の作業用ゴンドラ装置。
  3. 前記バッテリおよび前記補助バッテリは、前記作業ケージ側から着脱操作可能に搭載されている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の作業用ゴンドラ装置。
  4. 前記昇降機構は、前記索条が巻掛けられたシーブの回転により前記索条の位置を変えて昇降するエンドレスワインダと、前記シーブ下方の自転により前記索条を巻き取り繰り出す巻取リールと、を備えて構成されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の作業用ゴンドラ装置。
  5. 前記作業用ゴンドラ装置は、下降方向の障害物を検知するエリアセンサを備え、
    前記昇降機構は、前記エリアセンサからの検出信号により停止される、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の作業用ゴンドラ装置。
  6. 前記作業用ゴンドラ装置は、前記索条の下端部分が着色され、前記索条の着色分を検知する色認識センサを備え、
    前記昇降機構は、前記色認識センサからの検出信号により停止される、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の作業用ゴンドラ装置。
  7. 前記作業用ゴンドラ装置は、前記作業ケージの両側のフレームと前記機器搭載部の内側のフレームとが兼用されて構成される、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の作業用ゴンドラ装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の作業用ゴンドラ装置と、
    車体に搭載された旋回機構、伸縮機構、起伏機構を組み合わせて先端部を所望位置に移動させるアーム機構と、
    前記アーム機構の先端部に設けられる鉛直方向の支持ポストと、
    前記支持ポストの上端部に設けられ前記作業ケージの外側に位置して前記作業者が前記支持ポストの上端より上方への作業を可能とする吊り下げ枠体と、を備えた作業用車両であって、
    前記作業用車両の前記吊り下げ枠体に、前記作業用ゴンドラ装置の両側の前記索条の上端を吊り下げて構成される、
    ことを特徴とする作業用ゴンドラ装置を備えた作業用車両。
  9. 前記支持ポストは、鉛直軸回りに旋回する旋回ポストで構成される、
    ことを特徴とする請求項8に記載の作業用ゴンドラ装置を備えた作業用車両。
  10. 前記作業用車両は、前記作業用車両の走行中に前記バッテリおよび補助バッテリに充電する充電装置を搭載して構成される、
    ことを特徴とする請求項8または9に記載の作業用ゴンドラ装置を備えた作業用車両。
JP2017136504A 2017-07-12 2017-07-12 作業用ゴンドラ装置およびこれを備えた作業用車両 Active JP6261800B1 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017136504A JP6261800B1 (ja) 2017-07-12 2017-07-12 作業用ゴンドラ装置およびこれを備えた作業用車両
CN201880043125.9A CN110799443B (zh) 2017-07-12 2018-07-12 施工用吊舱设备及配有施工用吊舱设备的施工车
PCT/JP2018/026296 WO2019013275A1 (ja) 2017-07-12 2018-07-12 作業用ゴンドラ装置およびこれを備えた作業用車両
CA3064185A CA3064185A1 (en) 2017-07-12 2018-07-12 Work gondola apparatus and work vehicle provided with same
EP18832779.5A EP3689811B1 (en) 2017-07-12 2018-07-12 Work gondola apparatus and work vehicle provided with same
AU2018298649A AU2018298649B2 (en) 2017-07-12 2018-07-12 Work gondola apparatus and work vehicle provided with same
US16/693,935 US11603302B2 (en) 2017-07-12 2019-11-25 Work gondola apparatus and work vehicle provided with same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017136504A JP6261800B1 (ja) 2017-07-12 2017-07-12 作業用ゴンドラ装置およびこれを備えた作業用車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6261800B1 JP6261800B1 (ja) 2018-01-17
JP2019018942A true JP2019018942A (ja) 2019-02-07

Family

ID=60989211

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017136504A Active JP6261800B1 (ja) 2017-07-12 2017-07-12 作業用ゴンドラ装置およびこれを備えた作業用車両

Country Status (7)

Country Link
US (1) US11603302B2 (ja)
EP (1) EP3689811B1 (ja)
JP (1) JP6261800B1 (ja)
CN (1) CN110799443B (ja)
AU (1) AU2018298649B2 (ja)
CA (1) CA3064185A1 (ja)
WO (1) WO2019013275A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111533053A (zh) * 2020-05-14 2020-08-14 温州陆戏智能科技有限公司 一种自检测放置平衡的运动互锁升降平台
CN112678722A (zh) * 2020-12-31 2021-04-20 上海海事大学 一种用于水利桩基搭建的搬运装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109512315A (zh) * 2019-01-04 2019-03-26 江苏博宇建筑工程设备科技有限公司 一种悬挂轨道升降装置
CN112227699A (zh) * 2020-10-28 2021-01-15 中国十九冶集团有限公司 用于超高烟囱修筑用随升井架的拆除方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58207276A (ja) * 1982-05-27 1983-12-02 チルホ−ル株式会社 ゴンドラ
GB2384481A (en) * 2002-01-24 2003-07-30 Cradle Access Developments Ltd Mobile aerial work platforms
JP2014108881A (ja) * 2012-12-04 2014-06-12 Hokuetsu Kogyo Co Ltd 高所作業台
JP2016030986A (ja) * 2014-07-30 2016-03-07 株式会社石井鐵工所 可搬式ゴンドラの離隔距離保持装置

Family Cites Families (47)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1187060A (en) * 1915-12-16 1916-06-13 Chicago Scaffold Company Scaffold.
US1363749A (en) * 1920-05-12 1920-12-28 American Safety Device Co Scaffolding-machine
US1725183A (en) * 1926-08-23 1929-08-20 Anthony C Fischer Scaffold-suspension device
US3220509A (en) * 1963-11-20 1965-11-30 Spider Staging Inc Special purpose suspended staging
US3262517A (en) * 1964-11-18 1966-07-26 Jerry P Malec Bridge crane
US3357517A (en) * 1965-12-27 1967-12-12 Elmer A Wagner Mobile scaffold
US3608669A (en) * 1969-12-02 1971-09-28 Bridge Painting Inc Bridge-painting apparatus and method
US3661226A (en) * 1970-12-10 1972-05-09 Spider Staging Inc Suspended staging hold-in apparatus
IT1059351B (it) * 1976-02-27 1982-05-31 Fip Formatura Inienzione Poli Struttura reticolare telescopica e snodata autotrasportata ed auto varante particolarmente adatta per ispezione e manutenzione di opere d arte stradali
IT1123032B (it) * 1976-11-09 1986-04-30 Autostrade Concess Const Ponteggio sospeso retrattile su carrello semovente particolarmente atto per interventi di manutenzione sui ponti stradali e simili
US4461369A (en) * 1981-03-30 1984-07-24 Amador Hydraulic Services Limited Articulated boom and assembly therefor
US4456093A (en) * 1981-06-16 1984-06-26 Interstate Electronics Corp. Control system for aerial work platform machine and method of controlling an aerial work platform machine
IT1219976B (it) * 1982-11-26 1990-05-24 Sergio Lotto Macchina costituita da un insieme di attrezzature,particolarmente per il controllo e la manutenzione delle superfici inferiori dei ponti stradali e ferroviari,nonche' dei viadotti in genere ed i relativi pilastri di sostegno
GB8407141D0 (en) * 1984-03-19 1984-04-26 Secr Defence Under-bridge access assembly
DE3410952A1 (de) * 1984-03-24 1985-09-26 Alfons 7774 Deggenhausertal Moog Brueckenuntersichtvorrichtung
US4690247A (en) * 1985-03-14 1987-09-01 Nippon Light Metal Co., Ltd. Inspection car for bridge construction of a high level road
US4646875A (en) * 1985-12-30 1987-03-03 Paxton-Mitchell Company Articulated boom structure
DE8903771U1 (ja) * 1989-03-25 1990-07-26 Moog, Alfons, 7774 Deggenhausertal, De
DE8910749U1 (ja) * 1989-09-08 1991-02-07 Moog, Alfons, 7774 Deggenhausertal, De
US5200674A (en) * 1990-11-16 1993-04-06 Aichi Sharyo Co., Ltd. Electric power supply device for mobile vehicular apparatus with aerial cabin having force-feedback manipulator
US5435410A (en) * 1993-07-21 1995-07-25 Langston; Ralph C. Bridge sidewalk vehicle
JP3231930B2 (ja) * 1993-12-21 2001-11-26 日本ビソー株式会社 水平移動可能なゴンドラ装置における命綱配索構造
US5617931A (en) * 1994-08-11 1997-04-08 L. E. Zygmun And Company, Inc. Modular scaffolding system
US5713430A (en) * 1996-02-29 1998-02-03 Cohen; Schachar Device for treating exterior surfaces for structures
JPH09256626A (ja) * 1996-03-25 1997-09-30 Nihon Bisoh Co Ltd 建築物の外壁作業機の吊り下げ支持装置
AU2001245613A1 (en) * 2000-03-13 2001-09-24 Jlg Industries Inc. Obstruction sensing system
US6598702B1 (en) * 2000-07-13 2003-07-29 Mcgillewie, Jr. Garth E. Under bridge access apparatus with cross-linking member connecting tower with vehicular chassis
JP2003128392A (ja) * 2001-10-30 2003-05-08 Aichi Corp 高所作業車
US20040026171A1 (en) * 2002-08-09 2004-02-12 Hsing-San Chang Multifunctional highrise escaping device capable of moving up and down, left and right, forward and reward
US7527242B2 (en) * 2004-10-06 2009-05-05 Illinois Tool Works Inc. Ceiling-mounted elevating storage platform
US20080283334A1 (en) * 2007-01-09 2008-11-20 Edsel Wakefield Fickey Tree glider
US7407150B1 (en) * 2007-08-21 2008-08-05 Bellantoni John F Self-stabilizing suspension and hoisting system
JP5086147B2 (ja) * 2008-03-25 2012-11-28 日本ビソー株式会社 養生装置付きゴンドラ
US8584803B2 (en) * 2008-07-24 2013-11-19 Roberto Ubaldo Arduino Sani Multi-point suspended scaffold
US7926670B2 (en) * 2009-05-01 2011-04-19 Westchester Capital, Llc Truck mounted telescopic boom structure including a stowable jib boom with a stowable personnel basket
FR2950618B1 (fr) * 2009-09-28 2011-10-21 Haulotte Group Nacelle elevatrice et methode de commande d'une telle nacelle
US8443936B1 (en) * 2010-11-15 2013-05-21 Timothy James Raymond Self-contained work platform attachment for mobile cranes
CA2826931C (en) * 2011-02-09 2019-07-09 Van WALBRIDGE Warning and message delivery and logging system utilizable in the monitoring of fall arresting and prevention devices and method of same
CN201980944U (zh) * 2011-02-17 2011-09-21 中交四航工程研究院有限公司 提高荷载能力的电动吊篮悬挂系统及电动吊篮登高系统
US8070134B1 (en) * 2011-03-04 2011-12-06 Bellantoni John F Stabilized single-motor lift system without top rails
US9695024B2 (en) * 2015-01-23 2017-07-04 Jeremy Herauf Unique roadworthy sidewalk boom trailer, having on-site interchangeable boom, on-site interchangeable ladder, and on-site interchangeable catwalk sized to access narrow openings and nooks over and under bridges
ES2806267T3 (es) * 2015-04-03 2021-02-17 Iveco Magirus Dispositivo de protección contra caídas
JP6189512B1 (ja) * 2016-10-17 2017-08-30 日本ビソー株式会社 ゴンドラ装置を備える作業用車両
JP2017136504A (ja) 2017-05-23 2017-08-10 株式会社三共 スロットマシン
FR3067341B1 (fr) * 2017-06-12 2019-07-26 Haulotte Group Nacelle elevatrice a placement automatique en position compacte de transport
US20210029986A1 (en) * 2019-07-30 2021-02-04 Luc Bouchard Self-Climbing Platform
KR20230048535A (ko) * 2020-08-13 2023-04-11 크라운 이큅먼트 코포레이션 원격 제어 장치를 시험하기 위한 방법 및 시스템

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58207276A (ja) * 1982-05-27 1983-12-02 チルホ−ル株式会社 ゴンドラ
GB2384481A (en) * 2002-01-24 2003-07-30 Cradle Access Developments Ltd Mobile aerial work platforms
JP2014108881A (ja) * 2012-12-04 2014-06-12 Hokuetsu Kogyo Co Ltd 高所作業台
JP2016030986A (ja) * 2014-07-30 2016-03-07 株式会社石井鐵工所 可搬式ゴンドラの離隔距離保持装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111533053A (zh) * 2020-05-14 2020-08-14 温州陆戏智能科技有限公司 一种自检测放置平衡的运动互锁升降平台
CN112678722A (zh) * 2020-12-31 2021-04-20 上海海事大学 一种用于水利桩基搭建的搬运装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP3689811A4 (en) 2022-01-19
US20200087128A1 (en) 2020-03-19
EP3689811A1 (en) 2020-08-05
WO2019013275A1 (ja) 2019-01-17
AU2018298649A1 (en) 2019-11-21
JP6261800B1 (ja) 2018-01-17
EP3689811B1 (en) 2023-08-02
CN110799443B (zh) 2021-09-14
CA3064185A1 (en) 2019-01-17
US11603302B2 (en) 2023-03-14
AU2018298649B2 (en) 2023-10-19
CN110799443A (zh) 2020-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6189512B1 (ja) ゴンドラ装置を備える作業用車両
JP6261800B1 (ja) 作業用ゴンドラ装置およびこれを備えた作業用車両
JP4554491B2 (ja) ケーブル検査車
JP4138864B1 (ja) クレーン式ゴンドラ構造
JP2008308328A (ja) 移動式クレーン
JPH0733384A (ja) 橋形クレーン
CN111608384A (zh) 高空无轨移动作业吊篮
KR200234050Y1 (ko) 차량용 크레인장치
CN201261939Y (zh) 施工用高架车
KR20210019719A (ko) 해양관측을 위한 이동형 윈치
JP2001206676A (ja) 吊り上げ装置の過巻き防止装置
KR102590849B1 (ko) 이중레일구조의 곤돌라장치
JP7031299B2 (ja) 位置調整装置、これを備えたクレーン及びウェイト結合方法
JP7120432B1 (ja) シート掛け補助システムおよびシートハンガー移動装置
KR200349056Y1 (ko) 타워 크레인
JPH0314512Y2 (ja)
JPH08208155A (ja) 建設工事用エレベータ
KR200379726Y1 (ko) 전기 작동식 지브 크레인
JP2023147740A (ja) クレーン
JPH0656088U (ja) クレーン車の過巻警報装置
JPH0881180A (ja) 水平移動クレーン
JP2003002578A (ja) 岸壁クレーン
KR20050081002A (ko) 타워 크레인
JPH11292476A (ja) 油圧クレーン
JPS59138593A (ja) シ−ブ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170712

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20170712

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20171002

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171010

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171212

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6261800

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250