JP4138864B1 - クレーン式ゴンドラ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、建物の屋上に設置して使用するクレーン式ゴンドラ構造を提供するものである。
【解決手段】本発明に係るクレーン式ゴンドラ構造は、建物の屋上に移動自在に設置した台車10と、台車10上に左右方向に離隔自在かつ先端方向に伸縮自在に搭載した略L字状の左右側クレーン30,30と、左右側クレーン30,30の近傍において台車10上に搭載した補助クレーン70と、左右側クレーン30,30の先端間にウインチワイヤ3,3を介して昇降自在に吊下したゴンドラと、昇降するゴンドラを隣接状態で案内可能に左右側クレーン30,30の先端に吊下したガイドフレームとよりなることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、建物屋上に設置して使用するクレーン式ゴンドラ構造に関する。
従来より、建物の窓清掃や外壁補修等を行う場合に、ゴンドラ内に作業者を乗せて昇降作動するゴンドラ装置が知られている。例えば、特許文献1のゴンドラ装置は、建物の屋上に設置してゴンドラを作動支持する台車と、この台車に固定設置した2機のクレーンを備えており、両クレーンの先端にワイヤを吊下してゴンドラを昇降作動するようにしている。また、特許文献2のゴンドラ装置は、建物の屋上のベランダ壁面に固定設置したゴンドラ昇降用の昇降装置と、昇降装置に連動連結したゴンドラと、昇降装置に吊下固定したガイドレールとよりなり、ガイドレールに沿ってゴンドラを昇降作動しながら壁面作業が出来るように構成している。
特開平8−199801号公報 特開2007−56628号公報
しかしながら、特許文献1のゴンドラ装置では、台車を移動することにより両クレーンを前後方向に変位できるが、両クレーンを伸縮して作動させたい場合、ゴンドラの大小の幅によって両クレーンの間隔を左右側方向に作動させたい場合に、これらを作動可能な構造を備えていなかった。
特許文献2のゴンドラ装置では、昇降装置をガイドレールで安全に昇降作動できるが、昇降装置を設置する場所がベランダ壁面に限られてしまっていた。また、建物壁面に出窓などの突起物があった場合には、ガイドレールを壁面より外方に迫出して用いる構造でないため、このゴンドラ装置を使用することができなかった。すなわち、このゴンドラ装置では、さまざまな建物の壁面状態に対応できない虞があった。
また、上記両ゴンドラ装置において、ゴンドラ内の作業者が、建物壁面で作業中に新たな資材を必要とする場合は、屋上から資材をワイヤで吊下してゴンドラ内の作業者へ届くようにするしかなかった。
請求項1に記載の発明は、建物の屋上に移動自在に設置した台車と、台車上に左右方向に離隔自在かつ先端方向に伸縮自在に搭載した略L字状の左右側クレーンと、左右側クレーンの近傍において台車上に搭載した補助クレーンと、左右側クレーンの先端間にウインチワイヤを介して昇降自在に吊下したゴンドラと、昇降するゴンドラを隣接状態で案内可能に左右側クレーンの先端に吊下したガイドフレームとよりなることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、台車は、走行自在の支持フレームと、支持フレーム上に支軸を中心に回転自在のターンテーブルとより構成してなることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、左右側クレーンの略L字状の各基部には、ハンドルに連設した螺杆により左右側クレーンを互いに離隔自在に操作可能に構成したクレーン操作部を設けたことを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、建物壁面とゴンドラとの間隔を変更するために左右側クレーンの先端には一定間隔を保持して前滑車と後滑車とを配設し、ゴンドラを吊下したウインチワイヤを前滑車もしくは後滑車に懸架しなおすことができるように構成したことを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、左右側クレーンの先端には、前滑車と後滑車とを支持するための支持プレートを設けると共に、同支持プレートの中途部には、ガイドフレームの一側を吊下支持するために前固定部と後固定部を配設し、前滑車と後滑車とゴンドラの吊下位置の変更に対応して前後固定部により変更可能に構成したことを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、補助クレーンは、台車上で旋回自在かつ伸縮自在に構成したことを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、左右側クレーンは、左右ウインチワイヤを巻回する左右ドラムを備え、同左右ドラムに巻回された左右ウインチワイヤが所定の長さより引出された場合に、左右ドラムの回転を停止する下限センサを有してなることを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、台車には、移動を停止する停止センサと台車の浮上を検知する浮上センサとを有してなることを特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、台車と、左右側クレーンと、補助クレーンと、ゴンドラと、ガイドフレームとは、それぞれ分解、組立可能に構成してなることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、建物の屋上に設置した場合に、吊下したゴンドラを建物の壁面に沿って移動するには、左右側クレーンを搭載した台車を左右方向に移動できるので作業者が壁面での作業を中断することなく行うことができる。また、建物の壁面に出窓などの突起物があった場合には、左右側クレーンを搭載した台車を前後に移動できるので柔軟にゴンドラと壁面との間の位置の変更を行うことができる。さらに台車を前後に移動しなくても左右側クレーンを伸縮できるので、さらに柔軟にゴンドラと壁面との間の位置の変更を行うことが可能となる。さらに、ゴンドラの大小に応じて、台車上の左右側クレーンを左右側方向に離反あるいは接近できるため、左右側クレーン先端から吊下したウインチワイヤの間隔もゴンドラの幅員に対応して調整することができ、ゴンドラの確実な吊下状態を保持して安全に昇降することができる。さらにまた、ゴンドラ内の作業者が新たな資材を必要とする場合に補助クレーンを作動させて、安全にゴンドラ内の作業者へ資材を運搬することができる。また、ガイドフレームをゴンドラと共に左右側クレーンの先端に吊下したので、さまざまな建物壁面の状態に応じて、ガイドフレームとゴンドラとの対壁面位置を左右側クレーンの伸縮動作により変位させることができ、常に壁面に最適の位置において、ゴンドラの昇降作動が行える効果がある。また、ゴンドラは、ガイドフレームに沿って案内されて昇降作動するので、ゴンドラが不用意に揺動することを防止することができる。
請求項2に記載の発明によれば、台車が走行自在の支持フレームと、支軸により支持されたターンテーブルとよりなるため、支持フレームによる走行と、ターンテーブルの旋回との総合力により、台車は、屋上の壁際のいかなる場所にも左右側クレーンを配置することができる効果がある。
請求項3に記載の発明によれば、クレーン操作部のハンドルを操作すると螺杆が回転作動することにより、左右側クレーンは左右側方向に平行に離反し、あるいは平行に近接することになり、横方向への変位を可能としているので、幅員の小さいゴンドラから幅員の大きいゴンドラに変更した場合でも、左右側クレーンを近接離反することにより、左右側クレーンから吊下した各ウインチワイヤ同士をゴンドラの幅員に対応した平行な状態に保つことができ、各ウインチワイヤに無理な荷重をかけることなく、左右側クレーンによるゴンドラの昇降を安全に行うことが可能である。
請求項4に記載の発明によれば、建物壁面と左右側クレーンに吊下したゴンドラとの間隔に応じて、左右側クレーンの前端部の前滑車もしくは後滑車のいずれかにウインチワイヤを懸架しなおすことにより、ゴンドラの対壁面位置を変換することができるため、さまざまな壁面の状態に対応したゴンドラの位置調整が可能となる効果がある。
請求項5に記載の発明によれば、ガイドフレームの吊下位置を前後固定部のいずれかを使用することによって容易に変更することができると共に、ゴンドラの吊下位置も前後滑車のいずれかを使用することにより変更することができる。ゴンドラの位置に対応してその前後にガイドフレームを変位吊下することができることになり、ゴンドラとガイドフレームとを常に一体として最も作業の行いやすい対壁面位置に配置することが可能となり、従って、ガイドフレームに案内され、いかなる状態の壁面にも対応できるようなゴンドラを提供することができる効果がある。
請求項6に記載の発明によれば、補助クレーンを前方位置から側方位置に旋回した後、ターンテーブル側方に載置した資材をウインチワイヤに吊下し、補助クレーンを旋回して前方位置に戻し、補助クレーンを建物壁面外方に伸ばし、補助クレーン先端からウインチワイヤを繰下げることにより、吊下した資材をゴンドラ内に届けることが可能となる。作業者は、屋上の補助クレーン先端からウインチワイヤを地上まで繰下げ、地上に載置した資材をウインチワイヤに吊下して、ウインチワイヤを巻上げることにより、資材を屋上に引上げ、補助クレーンを縮め、補助クレーンを前方位置から側方位置に旋回して、ウインチワイヤに吊下した資材を安全な位置で受取ることが可能となる。
請求項7に記載の発明によれば、左右側クレーンは、左右ウインチワイヤを巻回した左右ドラムを備え、同左右ドラムに巻回された左右ウインチワイヤが所定の長さより引出された場合に、左右ドラムの回転を停止する下限センサを配設したので、下限センサが左右ウインチワイヤの引出し過ぎを検知すると、左右ドラムの回転を自動的に停止して左右ウインチワイヤの引出しを安全に行うことが可能となる。
請求項8に記載の発明によれば、屋上において台車を移動する場合に、屋上の壁面に停止センサが接触すると強制的に台車の移動を停止するため、吊下げた状態のゴンドラ内において作業者が台車を操作する場合でも台車を安全に停止して再作動することが可能となる。また、左右側クレーンに荷物を吊下げた状態において、台車の重量バランスが崩れて、台車後部が浮き上がったとしても、浮上センサが台車の浮上を検知して、台車の移動や左右側クレーンの巻上げ動作等の全ての動作を停止することが可能となる。
請求項9に記載の発明によれば、台車と、左右側クレーンと、補助クレーンと、ゴンドラと、ガイドフレームの各パーツに分解できるため、人力だけで各パーツを建物屋上に運搬することが可能となる。これら各パーツの分解組立を簡単に行うことができるため、短時間のうちに、作業者は、建物壁面での作業を開始することが可能となる。
以下、本発明に係る分解組立型のクレーン式ゴンドラ構造の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、クレーン式ゴンドラ構造は、建物Bの屋上Rに移動自在に設置した台車10と、台車10上に左右方向に離隔自在かつ先端方向に伸縮自在に搭載した略L字状の左右側クレーン30,30と、左右側クレーン30,30の近傍において台車10上に搭載した補助クレーン70と、左右側クレーン30,30の先端間にウインチワイヤ3,3(図5参照)を介して昇降自在に吊下したゴンドラ90と、昇降するゴンドラ90を隣接状態で案内可能に左右側クレーン30,30の先端に吊下したガイドフレーム100とを備えている。
図1から図3に示すように、台車10は、走行自在の支持フレーム11と、支持フレーム11上に支軸12を中心に回転自在のターンテーブル13とより構成してなる。
支持フレーム11は、四角形のフレームに形成し、支持フレーム11の下端の各モータ14,14により作動する各電動車輪15,15を前後に設け、前後の電動車輪15,15をそれぞれ反対方向と同一方向に作動させることにより、前後走行、左右走行、左右旋回走行を可能としている。モータ出力軸には、減速ギア(図示しない)を連動連結している。図中、15aは、電動車輪15の車軸15aであり、15bは、電動車輪15のベアリング15bである。
支持フレーム11の中心には、支軸12を立設し、支軸12には長方形状のターンテーブル13を連設し、軸受け構造を介して旋回可能に構成されている。
この支持フレーム11とターンテーブル13により台車10を構成している。図中、16は、ベアリング構造の軸受である。
図1から図3に示すように、ターンテーブル13の下面周縁には、4個のキャスタ17を取付けて移動自在としている。同キャスタ17は、螺杆19とキャスタコマ20を介して昇降自在に構成されており、螺杆19上端に設けたハンドル18により、キャスタ17の昇降位置調整が行える。一般的に屋上Rは、雨水を流すため約5度程度の傾斜となっており、この各キャスタ17の昇降位置を変えることで、ターンテーブル13上を常に水平状態にすることができ、重心を安定させることができる。また、ターンテーブル13と支持フレーム11の間には、四角形状の台座23を連設し、支持フレーム11を低重心化した構造としている。支持フレーム11の側面には、電動車輪15,15が連設され、例えば、支持フレームの底面に電動車輪15,15を連設するより、より低重心化を可能とている。低重心化したしたことで、走行駆動時およびクレーン作業時において、安全に作業を行うことが可能となる。図中、22は、ターンテーブル13の端部に載置した重錘としてのカウンタウエイトであり、コ字状の鉄製プレートを用いることにより、鉄製のプレートの枚数を増減することでカウンタウエイトの総重量を容易に調整することができる。21は、カウンタウエイトを設置する張出し部である。24aは、ターンテーブル13の旋回作動を止める固定ピンであり、24bは、固定ピンを挿通する挿通孔である。電動車輪15,15の走行方向を変更する場合において、例えば、図3に示すように、電動車輪15,15が左右方向に走行可能な状態から前後方向に走行する方向を変える場合は、まず、固定ピン24bを抜いた後、電動車輪15,15の向きを左右方向から前後方向に旋回して変更し、再度、固定ピン24bを挿して、支持フレーム11とターンテーブル13を固定することにより、電動車輪15,15が前後方向に走行させることが可能となる。
図1及び図4に示すように、ターンテーブル13の上面には、左右方向に離隔自在でかつ先端方向に伸縮自在で、更には、起伏回動自在な略L字状の左右側クレーン30,30を搭載している。左右側クレーン30,30の基部には、それぞれ左右移動機構31,31(またはクレーン操作部)を設けており、左右移動機構31,31は、ハンドル32,32と、同ハンドル32,32に連設した螺杆33,33と、同螺杆33,33に螺合したクレーン基部34,34とを備えており、この螺杆33,33の回転作動により左右側クレーン30,30は、左右側方向に離反し、あるいは近接することになり、横方向(左右幅方向)への変位を可能としている。なお、クレーン式ゴンドラ構造は、重心を安定させるために、側面視(図2参照)においてターンテーブル13の中央位置よりターンテーブル13の後方位置に左右側クレーン30,30を配設する構成としている。
すなわち、クレーン基部34,34には、同螺杆33,33と螺合するコマ37,37を一体に固設しており、螺杆33とコマ37は、クレーン基部34,34に付設した基部ケース35,35中に収納されており、従って、螺杆33,33に付設したハンドル32,32を操作することにより、螺杆33を介してコマ37と共にクレーン基部34,34を摺動させ、左右側クレーン30,30の離隔近接作動を行う。
螺杆33,33は、両端を基部ケース35,35の底部35b,35bから立設した長方形状の左右固定部39,39に保持され、回転自在に構成している。また、左右摺動杆36,36の両端も左右固定部39,39に保持される。
また、図2に示すように、左右側クレーン30,30の先端ブーム40,40の基端は、クレーン本体41,41上端と枢支されており、油圧シリンダー42,42により枢支部43,43(図3参照)を中心として起伏自在に構成されている。また、先端ブーム40,40は、伸縮ブーム44,44により伸縮自在に構成されており、内蔵シリンダー(図示しない)により伸縮作動を行うことを可能にしている。
また、両クレーン本体41,41には、それぞれウインチ45,45を装着し、伸縮ブーム44,44の先端に設けた滑車にウインチワイヤ3,3を懸架して、このウインチワイヤ3,3を巻取り繰出し作動可能に構成している。ウインチ45,45は、減速機付きの左右ウインチ用モータ46,46と、回転自在に支持される左右ドラム47,47とを備えている。左右ドラム47,47は、ウインチワイヤ3,3を巻き取るためのものである。
図2及び図5に示すように、各伸縮ブーム44先端には、略三角形状に形成した支持プレート50を固定しており、この支持プレート50には前後に一定間隔を保持して前滑車51と後滑車52とを連設している。
図5に示すように、支持プレート50は、2枚の左右プレート単体53,53を備え、両プレート単体53,53間に前滑車51を介設し、両プレート単体53,53の他端部間には、後滑車52を介設している。また、支持プレート50は、左右側クレーン30先端のストッパー部54により、回転摺動しないように、固定可能な構造としている。図中、51aは、前滑車51の枢支部であり、52aは、後滑車52の枢支部である。
図1、図5及び図8に示すように、左右ウインチ45,45は、前滑車51もしくは後滑車52にウインチワイヤ3,3を懸架して下方に吊下し、その下端にゴンドラ90を連設して左右ウインチ45,45を介し、ゴンドラ90を建物B壁面Wに沿って昇降自在に吊下する。
図5に示すように、左右フレーム上部と左右側クレーン30,30先端から吊下した左右ウインチワイヤ3,3とを後述する連結機構で連設することにより、ゴンドラ90は、ゴンドラ90の左右を安定的に吊下されている。
ここで図5及び図8に示すように、前滑車51と後滑車52とにウインチワイヤ3,3を懸架しなおすことにより、後述するガイドフレーム100の位置に対応するように吊下位置を調整することができるものである。
図5に示すように、伸縮ブーム44先端の支持プレート50には、更にガイドフレーム100を吊下するための前後固定部59,60を設けている。すなわち、前後滑車51,52の間に位置して、前後固定部59,60を配設しており、ゴンドラ吊下用のウインチワイヤ3,3を前滑車51に懸架した場合は、ガイドフレーム100を後固定部60に吊下し(図5参照)、ゴンドラ吊下用のウインチワイヤ3,3を後滑車52に懸架した場合は、ガイドフレーム100を前固定部59に吊下し(図8参照)、ゴンドラ90の前後位置に対応させてガイドフレーム100の前後吊下位置を調整変更可能としている。
前固定部59は、支持プレート50の左右プレート単体53,53の下側縁にそれぞれ連設した左右ブラケット61,61と、同左右ブラケット61,61の下端に架設した逆三角形状の支持板62と、左右側クレーン30,30先端の左右支持プレート50,50における支持板62の下端頂部間に架設したハンガー64とよりなり、ガイドフレームは、ハンガー64の中央にピンを介して吊下されている。また、図5に示すように、後固定部60は、支持プレート50の左右プレート単体53,53の下側縁にそれぞれ連設した左右ブラケット61,61と、同左右ブラケット61,61の下端に架設した逆三角形状の支持板62と、左右側クレーン30,30先端の左右支持プレート50,50における支持板62の下端頂部間に架設したハンガー64とよりなり、ガイドフレームは、ハンガー64の中央にピンを介して吊下されている。
図5から図7に示すように、ガイドフレーム100は、略梯子状に形成してゴンドラ90の垂直昇降軌跡に沿って左右側クレーン30,30先端から吊下されているものである。すなわち、ガイドフレーム100の左右側杆101s,101s及び前後側杆101f、101bに沿って、ゴンドラ90が昇降することにより、ゴンドラ90の昇降案内を確実にして、安定した昇降作動が行えるものである。図中、102,103は、ゴンドラ90に付設した第1コロブラケット102及び第2コロブラケット103であり、この第1コロブラケット102に設けたコロ104はガイドフレーム100の左右側杆に当接し、第2コロブラケット103に設けたコロ105,105はガイドフレーム100の前後側杆101f、101bに当接し、ゴンドラ90はかかるコロによりガイドフレームを前後左右に抱きかかえて昇降摺動するように構成されているので、ガイドフレーム100に沿って安定して昇降作動することができる。

また、ガイドフレーム100には、平行に配置された断面正方形の2本の杆101の間に所定の間隔で取り付けた横方向に延びる複数本の桟106が設けられている。ガイドフレーム100を左右側クレーン30,30先端に固定する場合、最も上側に位置する桟106には、前述したハンガー64の中央に吊下連設するためのブラケット108が突設されている。
そして、設置したときに最も下側に位置する桟106にも、連結穴107を形成したブラケット108が突設されている。したがって、下側の連結穴107に別のガイドフレーム100の上側の連結穴107を重ねて連結ピン(図示しない)で留めることにより、複数のガイドフレーム100を連結することができる。さらに、ガイドフレーム100を次々と連結することにより、必要な長さのガイドフレームに構成することが可能となる。
なお、ガイドフレーム100の最も上側に位置する桟106には、連結穴107とは別に、ガイドフレーム100を吊り下げ支持するための引掛け穴(図示しない)が形成される。後述するように、左右側クレーン30,30先端にガイドフレーム100を連結する場合、ガイドフレーム100を一定の高さまで引き上げる必要があり、引掛け穴は、この引き上げ作業において用いられるものである。
図5及び図6に示すように、ゴンドラ90の中途部には、スペーサ機構109を設け、このスペーサ機構109は、壁面Wとゴンドラ90の間隔を調整自在に構成されており、杆111上端に設けたハンドル110により、壁面Wとゴンドラ90の間隔調整が行える。また、ローラ112は、壁面Wとゴンドラ90の間隔を保持すると共に、ゴンドラ90を左右方向に移動させる場合には、スペーサ機構109のローラ112を回転させながら使用することが可能となる。
ゴンドラ90は、方形の骨格を形成するフレーム91と、フレーム91の底部に張設した底板93と、底板93の四隅に設けた4個のキャスタ94と、フレーム後面に張設した側板95を備えており、上部開口の箱方形状に構成している。側板95は、上側板95aと下側板95bとの上下に分割した構成としており、下側板95bには、上側板95aを回動自在に連設することにより、上側板95aを傾倒して壁面Wに当接自在としている。作業者が壁面Wを作業する場合に、上側板95aを壁面Wに傾倒し当接することにより、壁面Wから剥がれ落ちる塵を上側板95aに沿ってゴンドラ90内に導き入れて、落下物を発生させず安全に作業を行うことができる。図中、96は、ゴンドラを吊下する連結機構である。
図5に示すように、連結機構96は、一方をゴンドラ90の左右フレーム91b,91b上部に連設し、他端を左右側クレーン30,30から吊下したウインチワイヤ3,3先端のフック部5,5に連設することにより、ゴンドラ90を昇降自在に吊下するように構成するものである。図中91cは、左右フレーム91bの連結部91cである。
図1から図3に示すように、左右側クレーン30,30の中間位置でかつ前方の位置には、ターンテーブル13上に旋回自在の補助クレーン70を搭載している。
補助クレーン70は、クレーン支柱71と同クレーン支柱71に枢支した伸縮自在の昇降ブーム72とよりなり、クレーン支柱71の基部に設けた巻取ウインチ73からウインチワイヤ4を伸延して昇降ブーム72先端の滑車74に懸架して、ウインチワイヤ4下端に必要な物を吊下可能に構成している。図中、75は、昇降ブーム72とクレーン支柱71の間に介設した油圧シリンダーである。
油圧シリンダー75は、昇降ブーム72を起伏調整可能としている。クレーン支柱71と昇降ブーム72は、油圧シリンダー75の伸縮作動に応じて起伏可能に構成されている。図中76は、油圧シリンダー75の両端部に設けたリンク機構である。
巻取ウインチ73は、減速機付きのモータ78と、モータ78によって回転自在に支持されるドラム79とを備えている。ドラム79は、ウインチワイヤ4を巻き取るためのものである。
また、補助クレーン70のクレーン支柱71の下端には、旋回機構80が設けており、旋回機構80に連設した旋回ハンドル81を介して、クレーン支柱71の全方向旋回を可能となるように構成されている。
旋回機構80は、旋回ハンドル81下端の旋回ギア(図示しない)とクレーン支柱71下端のギア(図示しない)とを噛合して、旋回ハンドル81の回転に合わせて旋回ギアとギアが回転することによりクレーン支柱71を旋回させて、ターンテーブル13側方に載置したゴンドラ90への供給物を昇降ブーム72先端に懸架したウインチワイヤ4に吊下する。そして、前方方向、すなわち、ゴンドラ90の方向に旋回してウインチワイヤ4を下方に伸延することによりゴンドラ90に供給物を渡すことができるようにしている。
また、クレーン式ゴンドラ構造には、屋上などの高所で安全に使用するために、複数のセンサを配設している。図9は、左右ドラム下限センサを示す図であり、図10は、浮上センサを示す図である。
図2及び図9に示すように、左右側クレーン30,30は、左右ウインチワイヤ3,3を巻回する左右ドラム47,47を備え、同左右ドラム47,47に巻回された左右ウインチワイヤ3,3が所定の長さより引出された場合に、左右ドラム47,47の回転を停止する下限センサ130が配設されている。下限センサ130は、左右ウインチワイヤ3,3を付勢するローラ131と同ローラ131に連動連設した略L字形状のアーム132とアーム132を左右ドラム47,47の軸方向に付勢するスプリング133と同アーム132を回動自在に枢支する枢支部134と同アーム132のカム132aが当接することにより作動する当接スイッチ135よりなる。すなわち、カム132aは、枢軸132bを介して略L字状の両アーム132,132に連動連結されている。
左右ドラム47,47に左右ウインチワイヤ3,3が複数層にわたり巻回された状態(図9(b)参照)からゴンドラ90の降下によって左右ウインチワイヤ3,3が引出されて、左右ドラム47,47上の左右ウインチワイヤ3,3が1層のみ巻かれた状態(図9(a)参照)になると、すなわち、左右ドラム47,47上のワイヤ3,3による厚みがなくなり付勢されているアーム132のカム132aが当接スイッチ135に当接することで当接スイッチ135がオン状態となり、同当接スイッチ135のオン信号が制御装置25へ送信され、制御装置25が左右ドラム47,47の回転動作を停止させる。
例えば、吊下げた状態のゴンドラ内で作業者が左右ドラム47,47を遠隔操作して左右ウインチワイヤ3,3を引出した場合でも、安全装置として、所定の長さに左右ウインチワイヤ3,3が達した段階で下限センサ130が作動し、強制的に左右ドラム47,47の回転動作を停止することができる。また、作業者の不手際による誤作動を未然に防ぐことができる。なお、当接スイッチ135には、例えば、リミットスイッチを用いることにより、外部環境に左右されず、長期信頼性を得ることができる。
図1に示すように、台車10のターンテーブル13の四隅には、移動中の台車を停止する各停止センサ140を配設しており、何れかの停止センサ140が屋上Rの側壁(図8参照)に接触すると、リミットスイッチ型の接触スイッチ(図示しない)がオン状態となり、同接触スイッチからの信号により制御装置25が電動車輪15の駆動を強制的に停止する。141は、壁面に接触したときの負荷を吸収するスプリングである。なお、下限センサ130及び停止センサ140には、リミットスイッチ式のセンサを用いたが、磁気式の近接センサや光学式、赤外線式のセンサを用いてもよい。
例えば、吊下げた状態のゴンドラ90内において作業者が台車10を屋上Rの側壁に沿って平行に移動及び側壁の前後方向に移動する場合でも、台車10が側壁に接触すると停止センサ140が動作するため、常に台車10を安全に停止し、安全を確認した後に再作動することが可能となる。
図1、図3及び図10に示すように、ターンテーブル13後部には、車輪151に連設したシャフト152に台車10の浮き上がりを検知する浮上センサ150を配設している。浮上センサ150は、左右側クレーンに荷物を吊下げた状態において、台車10の重量バランスが崩れて、台車10後部が浮き上がった場合(図10(b)参照)に、すなわち、シャフト152が下方へ降下し、近接センサ150aがシャフト152上部のワッシャ153から離間するとオン状態となり、近接センサ150aからの信号により制御装置25が左右側クレーン30,30の巻上げ動作等の全ての動作を停止することが可能となる。154は、シャフト152を上下方向に移動自在とする中空状の固定部であり、固定部154は、ターンテーブル13の後部に連設されている。150aは、L字形状の取付部155に配設した近接センサである。取付部155は、固定部154の上部に連設されている。
なお、浮上センサは、ターンテーブル13の後部に配設したが、台車10の浮上を検知可能であれば、任意の設置位置に配設してもよい。浮上センサには、磁気検知式の近接センサ150aを適用したが、光学式センサ、赤外線センサやリミットスイッチ式等の各種センサを適用してもよい。
また、ターンテーブル13上には、制御装置25を設けており、制御装置25は、各伸縮ブーム44,44の伸縮起伏の駆動機構、左右側クレーン30,30のウインチ用モータ46,46、補助クレーン70の巻取ウインチ73のモータ78、電動車輪15,15を駆動するモータ14,14を制御する。さらに、制御装置25は、駆動機構や各モータに電気を供給する電源を有してなる。
次に、クレーン式ゴンドラ構造を分解した状態から建物Bの屋上Rに組立て再設置して使用する場合について説明する。
先ず、作業者は、各パーツごとに分解された台車10と、左右側クレーン30,30と、補助クレーン70を地上から建物Bの屋上Rに荷揚げする。
建物Bの屋上Rにおいて、台車10と左右側クレーン30,30と補助クレーン70を組立てた後、左右側クレーン30,30先端に支持プレート50,50を取付け、台車上にカウンタウエイト22を搭載する。
制御装置25の電源コード(図示しない)を所定の電源に接続して、各伸縮ブーム44,44の伸縮起伏の駆動機構、左右側クレーン30,30のウインチ用モータ46,46、補助クレーン70の巻取ウインチ73のモータ78、電動車輪15,15のモータ14,14を動作可能な状態にする。
次に、作業者は、リモコン(図示しない)を操作して、補助クレーン70の巻取ウインチ73を作動させてドラム79からウインチワイヤ4を繰出し、ウインチワイヤ4の先端を地上に達するまで降ろす。このとき、必要な数のガイドフレーム100を用意しておき、これらガイドフレーム100を地上において相互に連結する。
最も上側に位置するガイドフレーム100の桟106に設けた引掛け穴(図示せず)にウインチワイヤ4の先端を固定した状態で、作業者がリモコンを操作することにより、巻取ウインチ73を作動させ、ウインチワイヤ4を巻取り、ガイドフレーム100を上方に引き上げる。最も上側ガイドフレーム100の上側の連結穴107と、ハンガー64の連結穴64bとが重なる状態にする。重なった両連結穴同士に連結ピンを通して、ガイドフレーム100を支持プレート50,50の後固定部60,60に連結する(図5参照)。
次に、左右側クレーン30,30は、ガイドフレーム100の連結が完了すると、左右側クレーン30,30先端の伸縮ブーム44,44を伸縮することにより、屋上の前後方向の位置を定める。なお、台車10を前後方向に走行移動することにより前後方向の位置を定めてもよい。作業者がリモコンを操作して左右側クレーン30,30の伸縮ブーム44,44を前後方向に伸縮作動することにより、ゴンドラ90と一体のガイドフレーム100は前後方向に移動する。このとき、ゴンドラ90は、支持プレート50,50の前滑車51,51から垂下されたウインチワイヤ3,3に吊下される。
なお、図8に示すように、ゴンドラ90’’を建物B壁面W側に近接して配置するようにしてもよい。この場合、ゴンドラ90’’は、後滑車52,52から垂下されたウインチワイヤに吊下され、ガイドフレーム100は、支持プレート50,50の前固定部59,59に連結される。ゴンドラ90’’の中途部のスペーサ機構109は、ガイドフレーム100と反対側に取付けられ、壁面Wとの間隔を調整可能としている。
左右側クレーン30,30の前後位置決めが完了すると、ガイドフレーム100の引掛け穴(図示しない)に固定したウインチワイヤ4を取り外す。作業者はリモコンを操作して、左右側クレーン30,30の左右ウインチ45,45を作動させて、先端が地上に達するまで2本のウインチワイヤ3,3を繰出す。搭乗用のゴンドラ90を最も下側に位置するガイドフレーム100に取付ける。
ゴンドラ90のフレーム91上部の連結機構96に、ウインチワイヤ3,3先端の左右フック部5を連結する。
左右側クレーン30,30は、左右ウインチ45,45でウインチワイヤ3,3を巻取り、このときゴンドラ90は、ガイドフレーム100に沿って案内されて昇降作動する。ゴンドラ90の幅員に応じて左右側クレーン30,30の左右側方向の幅を調整可能としているため、左右側クレーン先端から吊下したウインチワイヤの間隔もゴンドラの幅員に対応して調整することができ、ゴンドラの確実な吊下状態を保持して安全に昇降することができる。
上述の通り、クレーン式ゴンドラ構造は、短時間で簡単に組立てることが可能となり、作業を開始することが可能となる。なお、クレーン式ゴンドラ構造を分解する作業は、上述した組立て手順と逆の順序で作業を行うことにより実行できるため、説明を省略する。
このように組立て設置したクレーン式ゴンドラ構造は、制御装置25及びゴンドラ90に設置したリモコンを操作して使用する。屋上Rの台車10を横方向右側に移動する場合は、作業者はリモコンを操作してモータ14,14を正転させ、左側に移動したい場合にはモータ14,14を逆転させる操作を行う。
ゴンドラ90を上昇移動する場合には、リモコンを操作し、左右側クレーン30,30の左右ウインチ45,45のウインチ用モータ46,46を正転させてウインチワイヤ3,3を巻上げ、下降する場合にはウインチ用モータ46,46を逆転させてウインチワイヤ3,3を繰出させる操作を行う。さらに、屋上Rの他の作業者が、リモコンを操作して、補助クレーン70先端からウインチワイヤ4を繰出し、吊下した資材をゴンドラ90内の作業者に届けることができ、作業の効率化を図ることができる。また、作業者は、屋上の補助クレーン70先端からウインチワイヤ4を地上まで繰下げ、地上に載置した資材をウインチワイヤ4に吊下して、ウインチワイヤ4を巻上げることにより、資材を屋上Rに引上げ、補助クレーン70を縮め、補助クレーン70を前方位置から側方位置に旋回して、ウインチワイヤ4に吊下した資材を安全な位置で受取ることができる。

このような操作により、ゴンドラ90を所望の高さ位置に移動させて、建物B壁面Wに対する作業等を行なう(図7参照)。
ガイドフレーム100の内側に配置されたゴンドラ90に搭乗して作業を行なう場合では、外壁などに対する作業を行なう前に、ゴンドラ90の上側板95aを建物の壁面Wに傾倒させる。このとき上側板95aの上端は、建物Bの壁面Wに当接した状態になる。この状態では、作業中に作業者の手元から落下したごみなどは、傾倒状態にある上側板95aに当接してゴンドラ90内に回収される。すなわち、上側板95aを建物B側に傾倒させおくことにより、作業中に発生する下方へのごみなどの落下を確実に防止することが可能となる。
ここでは、図7(b)に示すように、一人乗りの小さいゴンドラ90から複数乗りの大きいゴンドラ90’に変更した場合には、左右移動機構31,31の回転作動により左右側クレーン30,30の間隔も近接離反するため、ゴンドラ90’の幅員に合わせて左右側方向に変位することができ、常に左右側クレーン30,30先端に吊下したウインチワイヤ3,3同士の幅員に対応した平行な状態に保ち、各ウインチワイヤ3,3に無理な荷重をかけることなく、左右側クレーン30,30によるゴンドラ90’の昇降を安全に行うことが可能である。なお、ガイドフレーム100’も大きい幅のものを用いることで、ゴンドラ90’の横方向の揺動を防止して、ゴンドラ90’の昇降作動を安全に行うことが可能となる。
また、左右側クレーン30,30は、ゴンドラ90を吊下して昇降作動したが、ゴンドラ90に替えて長い資材を昇降作動する場合であっても、資材の長さに応じて左右側クレーン30,30の左右側方向の間隔を調整することができ、安全に荷揚げ荷降ろし作業を行うことが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
(a)本実施の形態に係る可搬式クレーン式ゴンドラ構造の基本的な構成を示す上面図である。(b)本実施の形態に係る可搬式クレーン式ゴンドラ構造の基本的な構成を示す背面図である。 図1に示すクレーン式ゴンドラ構造を示す側面図である。 図2に示すクレーン式ゴンドラ構造の要部を示す側面図である。 (a)左右移動機構を示す上面図である。(b)左右移動機構を示す側面図である。 (a)本実施の形態に係るクレーン式ゴンドラ構造を建物壁面に設置した要部の側面図である。(b)図5(a)に示す正面図である。 (c)図5(a)に示す上面図である。 (a)本実施の形態に係るクレーン式ゴンドラ構造を建物壁面に設置した要部の側面図である。(b)図7(a)に示す正面図である。 図5(a)に示すクレーン式ゴンドラ構造を建物壁面に設置した他の例を示す側面図である。 左右ドラムの下限センサを示す構成図である。 浮上センサを示す構成図である。
符号の説明
3 ウインチワイヤ
4 ウインチワイヤ
10 台車
11 支持フレーム
12 支軸
13 ターンテーブル
30 左右側クレーン
31 左右移動機構
32 ハンドル
33 螺杆
34 クレーン基部
50 支持プレート
51 前滑車
52 後滑車
59 前固定部
60 後固定部
70 補助クレーン
80 旋回機構
90 ゴンドラ
100 ガイドフレーム

Claims (9)

  1. 建物の屋上に移動自在に設置した台車と、台車上に左右方向に離隔自在かつ先端方向に伸縮自在に搭載した略L字状の左右側クレーンと、左右側クレーンの近傍において台車上に搭載した補助クレーンと、左右側クレーンの先端間にウインチワイヤを介して昇降自在に吊下したゴンドラと、昇降するゴンドラを隣接状態で案内可能に左右側クレーンの先端に吊下したガイドフレームとよりなる
    ことを特徴とするクレーン式ゴンドラ構造。
  2. 台車は、走行自在の支持フレームと、支持フレーム上に支軸を中心に回転自在のターンテーブルとより構成してなる
    ことを特徴とする請求項1に記載のクレーン式ゴンドラ構造。
  3. 左右側クレーンの略L字状の各基部には、ハンドルに連設した螺杆により左右側クレーンを互いに離隔自在に操作可能に構成したクレーン操作部を設けた
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のクレーン式ゴンドラ構造。
  4. 建物壁面とゴンドラとの間隔を変更するために左右側クレーンの先端には一定間隔を保持して前滑車と後滑車とを配設し、ゴンドラを吊下したウインチワイヤを前滑車もしくは後滑車に懸架しなおすことができるように構成した
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のクレーン式ゴンドラ構造。
  5. 左右側クレーンの先端には、前滑車と後滑車とを支持するための支持プレートを設けると共に、同支持プレートの中途部には、ガイドフレームの一側を吊下支持するために前固定部と後固定部を配設し、前滑車と後滑車とゴンドラの吊下位置の変更に対応して前後固定部により変更可能に構成した
    ことを特徴とする請求項4に記載のクレーン式ゴンドラ構造。
  6. 補助クレーンは、台車上で旋回自在かつ伸縮自在に構成した
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のクレーン式ゴンドラ構造。
  7. 左右側クレーンは、左右ウインチワイヤを巻回した左右ドラムを備え、同左右ドラムに巻回された左右ウインチワイヤが所定の長さより引出された場合に、左右ドラムの回転を停止する下限センサを有してなる
    ことを特徴とすることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のクレーン式ゴンドラ構造。
  8. 台車には、移動を停止する停止センサと台車の浮上を検知する浮上センサとを有してなる
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のクレーン式ゴンドラ構造。
  9. 台車と、左右側クレーンと、補助クレーンと、ゴンドラと、ガイドフレームとは、それぞれ分解、組立可能に構成してなる
    ことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のクレーン式ゴンドラ構造。
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