JP2007261795A - 建築物用のリフト機構 - Google Patents

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則之 古屋
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純 波多野
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諭 瀧
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宏 多葉井
Keiji Matsumoto
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Abstract

【課題】昇降作業中の横揺れを防止すると共に、所定の高さ位置において被搬送物を容易に構造物内に搬出入できる建築物用リフト機構を提供する。
【解決手段】スケルトン架構Bの外壁面B1に設けたガイドレール3に案内させて、移動式クレーンによってインフィルCを搭載した揚重用台車4を吊り上げる。揚重用台車4は、2連のローラーによってガイドレール3に着脱自在に係合してある。所定の階層位置において、吊り上げたまま揚重用台車4をガイドレール3から離脱させ、一旦仮設荷取り構台5に移し変えてからスケルトン架構Bの内部に移動する。従って昇降中の横揺れを防止しつつ、容易、迅速かつ安全にインフィルCをスケルトン架構Bの内部に搬送することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えばスケルトン架構とインフィルとで構成されるスケルトン・インフィル架構構造物(以下「SI架構構造物」という。)において、インフィルを所定の階層に昇降して搬出入するための、建物の外壁に設けたリフト機構に関し、特に昇降作業中にインフィルの揺れを防止すると共に、所定の高さ位置において、このインフィルを容易に構造物内に搬入、及び構造物外に搬出できる建築物用のリフト機構に関する。
持続可能で安心、安全な都市の居住空間の構築を目的とした新構造システムとして、いわゆるスケルトン・インフィル架構構造物(以下「SI架構構造物」という。)について、産官学一体の開発が進められている。このSI架構構造物は、大規模地震に対する耐震性と長期に渡る耐久性とを備えた、鉄骨あるいは鉄筋コンクリートからなる多層骨組み構造(スケルトン架構)に、住居の構成部材である内装、設備、あるいは戸建住宅や店舗等の全体(インフィル)を組み込んだものである。そしてこのインフィルは、一定の使用期間を終えた後に、更新、解体及び再構築が可能である。
ところでこのSI架構構造物において、インフィルの撤去、搬入、建込み等の作業は、従来、このインフィルを構成する部材を建築物内の常設エレベータを利用して搬送していた。このインフィルは、一部屋サイズのものに限らず、3階建ての住居のように重量もサイズも大きなものもある。
しかるに常設エレベータの揚重能力や容量は限られているため、単材や小さな組立部材を何回に分けて揚重し、現場でインフィルに組み立てる必要があった。このため他の住人のエレベータの使用を長時間に渡って妨げるだけでなく、搬出入、及び現場での解体や組立作業に時間がかかり、短期間にインフィルを組み込んだり更新したりすることを困難にしていた。特に大型のインフィルについては、これらの問題が極めて大きくなる。
そこで高層ビルの窓や外側面の清掃等を行なう吊り下げ式のゴンドラ方式を利用して、大型のインフィルを、建物の外側から搬出入する手段が考えられる。この清掃等用のゴンドラ方式は、建物の屋上に設けた移動式クレーン等によって、作業員等を載せたゴンドラを昇降するものであるが、風等による横揺れを防止するために、建物の外壁に設けた上下方向のガイドレールに、ゴンドラを案内させるものが提案されている(例えば特許文献1参照。)。
特開平9−52680号公報(第1〜6頁、図2)
しかし上述したゴンドラ方式をそのまま利用する場合には、多くの解決すべき課題があった。すなわち上述したゴンドラ方式は、ゴンドラを上下方向にのみ移動させるものであり、昇降途中でゴンドラをガイドレールから離脱させて横移動させる必要はない。したがって、このゴンドラをガイドレールに案内させるローラー等は、このガイドレールの頂部から挿入すれば足りる。ところがインフィルを建物内に搬入するためには、所定の階層に昇降した後に、吊り上げたインフィルをガイドレールから外して横移動させる必要がある。また大型で重量が嵩むインフィルを建物内に搬入するためには、一旦インフィルを載せる荷取り構台を、建物の外壁等に設ける必要がある。さらに大型で重量が嵩むインフィルを、荷取り構台から建物内に移動するためには、インフィルを搭載したまま横移動可能な台車が必要となる。
そしてインフィルを搭載した台車を、ガイドレールから外して横移動させるためには、任意の階層高さにおいて、この台車をガイドレールに着脱自在となるように構成することが必要となる。すなわち大型で重量が嵩むインフィルが昇降中に横揺れすると、単に安全上の問題だけでなく、建物の窓や外壁を大きく損傷する可能性が高いため、建物の外壁に上下方向に設けたガイドレールに案内させて、横揺れを確実に防止する必要がある。その一方インフィルは、上述したように台車に搭載して横移動させる必要があるため、任意の階層高さにおいて、この台車を、ガイドレールに容易に着脱できることが必要となる。
そこで本発明の目的は、昇降作業中の横揺れを防止すると共に、所定の高さ位置において、インフィル等の被搬送物を容易に構造物内に搬入、及び構造物外に搬出できる建築物用のリフト機構を提供することにある。
本発明による建築物用のリフト機構の新規な特徴は、第1に、被搬送物を所定の階層に昇降した後に建物内に搬入するために、一旦被搬送物を載せる荷取り構台を備えることにある。第2に、被搬送物を荷取り構台から建物内に移動するために、この被搬送物を搭載したまま横移動可能な台車を備えることにある。そして第3に、昇降中の横揺れを確実に防止すると共に、任意の階層高さにおいて、被搬送物を搭載した台車を容易に横方向に移動できるように構成したことにある。
すなわち本発明による建築物用のリフト機構は、建築物の上部に設けた移動式クレーンと、この移動式クレーンにより昇降自在な揚重用台車と、この建築物の外壁に設けたガイドレールと、この建築物に設けた荷取り構台とを備えている。上記揚重用台車は、上記ガイドレールに案内されて上下方向にのみ移動可能な係合部材を有している。そして上記係合部材は、任意の高さ位置において上記ガイドレールに着脱自在である。
上記建築物に設けた荷取り構台は、この建築物の外壁に着脱自在に設けた仮設荷取り構台であることが望ましい。また上記ガイドレールは、上記建築物の外側に向かって開口する開口スリットを有する略Cの字断面形状であって、上記係合部材は、この揚重用台車に回転自在に支持されている。そして上記係合部材の一方向の幅は、上記ガイドレールの開口スリットの開口幅より大きく、この係合部材の一方向に直交する方向の幅は、この開口スリットの開口幅より小さく構成することが望ましい。さらに上記係合部材は、2連のローラーであることが、より望ましい。
また上記ガイドレールは、Tの字状、又はLの字状の断面形状部分を有し、上記係合部材は、上記揚重用台車にそれぞれ揺動自在に設けた2個の回転軸と、この回転軸にそれぞれ回転自在に設けたローラーとを備えている。そして上記2個のローラーは、上記ガイドレールを挟持することによって、このガイドレールに係合し、この2個のローラーは、相互の間隔を開くことによって、上記ガイドレールとの係合を解除できるように構成してもよい。
ここで「建築物」とは、主として人工基盤を構成するスケルトン架構を意味するが、これに限らず、ビルディング等の一般的な建物も含む。「移動式クレーン」とは、吊り下げ位置を水平方向に移動できるクレーンを意味し、例えばクレーンが走行レール上を横方向に移動するもの、クレーンの吊り下げアームが伸縮および回転するものが該当する。「揚重用台車」とは、被搬送物を搭載でき、かつ底部に設けた車輪等によって、水平方向に移動可能な台車を意味し、その形状、構造及び材質等を問わない。
「ガイドレール」とは、建築物の外壁の表面上に、上下方向に設けたものの他、建築物の外壁に上下方向に溝を形成したものも含む。「荷取り構台」とは、建築物の一部を構成するベランダ、バルコニー、またはテラス等に限らず、建築物に一時的に仮設するものであって、例えば建築物の外壁に突設した水平な床面を有する構台、あるいは建築物の外壁に沿って設けた足場等を意味する。また「仮設荷取り構台」とは、建築物の外壁に着脱自在な構台であって、少なくともこの建築物の外壁から突出し、移動式クレーンで吊り下げた被搬送物を搭載できかつ建築物の内部に移動できる、水平な床面を有するものを意味し、その形状、構造及び材質等を問わない。「係合部材」とは、上記ガイドレールに係合して、左右及び前後方向の移動を防止する部材を意味し、例えばガイドレールの溝内で、上下方向に摺動自在なコマやローラーを備えるものが該当する。具体的には、例えば長径とこれに直交する短径とを有する、長方形、多角形、長円、あるいは楕円形のコマや、2連のローラーが該当する。
「2連のローラー」とは、回転する2個のローラーが、それぞれの円周面が対向するように配置したものを意味する。「Tの字状、又はLの字状の断面形状部分を有し」とは、断面の一部に、T又はLの字状の形状を含むものを意味し、例えばIの字状の断面形状のように、建築物の外壁面に直交する部分と、この直交する部分に設けた外壁面と平行する部分とを備えるものを意味する。
第1に、建築物に荷取り構台を設けることによって、移動式クレーンで吊り下げた被搬送物を、一旦この荷取り構台に搭載することによって、この被搬送物を容易かつ迅速に建物内に搬入することができる。また大型で重量の大きい被搬送物を移動させる場合に、安全で作業し易い足場を確保できる。第2に、被搬送物を搭載したまま横移動可能な揚重用台車を備えることによって、容易かつ迅速に被搬送物を荷取り構台から建物内に移動することができる。
そして第3に、ガイドレールに案内されて上下方向にのみ移動可能であって、かつ任意の高さ位置において、このガイドレールに着脱自在な係合部材を揚重用台車に備えることによって、昇降中の横揺れを確実に防止できると共に、任意の階層高さ位置において、被搬送物を吊り下げたまま横移動させることができるため、この被搬送物を容易かつ迅速に荷取り構台に搭載することができる。また建築物に設けた荷取り構台を、この建築物の外壁に着脱自在に設けた仮設荷取り構台とすることによって、ベランダやテラス等が利用できない階層についても、移動式クレーンで吊り下げた被搬送物を、一旦この仮設荷取り構台に搭載することが可能になり、この被搬送物を容易かつ迅速に建物内に搬入することができる。
図1〜図6を参照しつつ、本発明による建築物用のリフト機構の実施の形態を説明する。さて図1は、本発明による建築物用のリフト機構を、SI架構構造物に使用する場合を示している。すなわちSI架構構造物は、2層の人工地盤Aの上に、6層のスケルトン架構Bを搭載する構成になっている。6層のスケルトン架構Bの屋上には、移動式クレーン1が設けてある。なおスケルトン架構Bの屋上には、その4周辺のやや内側に、全周にわたって走行レール2が敷設してあり、移動式クレーン1は、この上を走行することによって、吊り下げ位置をこのスケルトン架構Bの側壁に沿って移動させる。
6層のスケルトン架構Bの外壁面B1には、それぞれガイドレール3が取り付けてあり、次に詳述するように、移動式クレーン1は、このガイドレールに案内されつつ、被搬送物であるインフィルCを所定の高さの階層まで昇降する。なお例えばインフィルCを、6層のスケルトン架構Bの所定の階層まで搬送する場合は、まず2層の人工地盤Aの荷揚げヤードA1において、インフィルCを次に説明する揚重用台車に搭載し、移動式クレーン1によって、この2層の人工地盤の上面A2に吊り上げる。次に揚重用台車を所定の位置まで横移動し、移動式クレーン1によって6層のスケルトン架構Bの所定の階層まで吊り上げる。
図2は、インフィルCを、6層のスケルトン架構Bの所定の階層まで吊り上げた状態を示している。すなわちインフィルCは、略L字断面形状の揚重用台車4に搭載固縛され、移動式クレーン1のワイヤー1aによって、この揚重用台車を吊り上げる。なお揚重用台車4の底面には、複数個の車輪4aが設けてある。6層のスケルトン架構Bの外壁面B1には、それぞれ2列のガイドレール3が取り付けてあり、揚重用台車4は、この2列のガイドレールに案内されつつ昇降する。このため昇降作業中には、風等による左右及び前後方向の揺れを確実に防止できる。
6層のスケルトン架構Bの所定の階層には、予め仮設荷取り構台5が、外壁面B1に取り付けてある。仮設荷取り構台5は、6層のスケルトン架構Bの外壁から突出した水平構台5aを有し、この水平構台の先端2箇所において、ワイヤー5bによって、階層の床面と同じ高さになるように支持してある。また水平構台5aの周辺には、手摺5cを設け、作業の安全性を確保している。なお仮設荷取り構台5の取り付けは、例えば次のようにして行なう。すなわち、まず水平構台5aの突出端部を移動式クレーン1で吊り上げ、次にこの水平構台の反対側端部を、ヒンジ等を介して外壁面B1にボルト止めする。次いで水平構台5aの突出端部を移動式クレーン1で吊り下げて、この水平構台を水平にする。そしてワイヤー5bによって、水平構台5aを支持し、最後に手摺5cを設置する。
図3は、インフィルCを搭載した揚重用台車4を、移動式クレーン1で吊り下げたまま、2列のガイドレール3から取り外して、仮設荷取り構台5の水平構台5a上に移し変えた状態を示している。上述したように、揚重用台車4の底面には、複数個の車輪4aが設けてあるため、例えば人力によっても、容易にこの揚重用台車を水平方向に移動できるので、迅速かつ安全にスケルトン架構Bの内部に搬入することができる。
図4を参照しつつ、揚重用台車4の1例を説明する。すなわち揚重用台車4は、鋼板を溶接とボルトとによって、L字断面形状に組み上げたもので、水平部分4bと、これに直交する垂直部分4cとで構成される。水平部分4bには、ボルト4eによって、エンド部材4dが取り付けてある。なお水平部分4bには、多数の貫通穴4fを配置してあり、エンド部材4dの取り付け位置を変更できるようにしてある。したがって搭載するインフィルCの幅に合せて、垂直部分4cとの間隔を調整することができる。なお垂直部分4cとエンド部材4dとの上面には、それぞれフック4gが取り付けてあり、このフックに移動式クレーン1で吊り下げるワイヤー1aを掛ける。また垂直部分4cの裏面には、4箇所においてガイドレール3に着脱自在に係合する、係合部材である2連のローラー6が設けてある。
図5及び図6を参照しつつ、係合部材である2連のローラー6の詳細構造を説明する。さて2連のローラー6は、2個のローラー6aが、互いに平行な2本のローラー軸6bに回転自在に取り付けてある。ローラー軸6bは連結部材6cの両端に突設され、この連結部材の中央部には、回転軸6dが突設してある。回転軸6dは、揚重用台車4の垂直部分4cに設けた貫通穴に、回転自在に支持されている。また垂直部分4cから突出する回転軸6dの一端には、ハンドルアーム6eが取り付けてある。
図5に示すように、ガイドレール3は、外側に向かって開口する開口部3aを有する、略Cの字状の断面形状であって、このガイドレールの内側空間の左右間隔は、2連のローラー6の左右両端寸法より、やや大きくなっている。またガイドレール3の開口部3aの幅は、2連のローラー6の左右両端寸法より小さくなっている。したがってこの状態では、2連のローラー6は、ガイドレール3の開口部3aから外側に外れることはない。
図6は、2連のローラー6を、図5に示した状態から90度回転させた状態を示している。すなわち2連のローラー6のそれぞれのローラー6aの外径は、ガイドレール3の開口部3aの幅より小さくなっている。したがってこの状態では、2連のローラー6を、ガイドレール3の開口部3aから容易に外側に取外すことができる。
以上により図5の状態にすれば、2連のローラー6は、ガイドレール3に案内されて、上下方向にのみ移動可能となり、揚重用台車4が横揺れすることはない。一方ハンドルアーム6eを90度回転させて図6の状態にすれば、2連のローラー6は、ガイドレール3の開口部3aから、容易に外側に取外すことができるので、任意の高さ位置において、揚重用台車4を仮設荷取り構台5に移動して搭載することができる。
なお2連のローラー6の替わりに、長径と短径とを有する、例えば矩形、多角形、長円形あるいは楕円形のコマを、揚重用台車4の垂直部分4cに回転自在に取り付けて、長径をガイドレール3の開口部3の幅より大きくし、短径をこのガイドレールの開口部の幅より小さくすれば、同等の作用効果を奏することができる。またハンドルアーム6eの替わりに、電気モータや油圧シリンダ等によって、2連のローラー6を回転させることもできる。
図7は、ガイドレール3が一列の場合を示している。このような場合には、2連のローラー6の左右に、振れ止め部材7を設けることが望ましい。すなわち振れ止め部材7は、揚重用台車4の垂直部分4cに設けたコの字断面形状を有する支持部材7aに、振れ止めローラー7bを回転自在に取り付けたものになっている。このような振れ止め部材7を左右に設ければ、ガイドレール3を一列にしても、吊り下げ軸を中心として揚重用台車4が振れ回ることを防止することができる。
図8を参照しつつ、ガイドレールに着脱自在に係合する、係合手段の他の実施の形態を説明する。なお図1〜図7に示した部品や部位と同等なものについては、参照を容易にするため、一律100加えた符号にしている。さてガイドレール103は、Iの字状の断面形状を有しており、このガイドレールを左右から、2個のローラー106aが挟持している。2個のローラー106aは、それぞれ揚重用台車104の垂直部分104cに、回転軸106dによって揺動自在に設けられたローラー軸106bに支持されている。
したがって左右の回転軸106bを、図8の矢印で示すように、相互の間隔が外側方向に開くように揺動させれば、2個のローラー106aを、Iの字状の断面形状を有するガイドレール103から、容易に取外すことができる。なおガイドレール103の断面形状は、Iの字状に限らず、Lの字状にしてもよい。
なお建築物の外壁が、鉄骨構造のように強磁性体である場合には、電動マグネットを使用することによって、ガイドレールを設けることなく、上述したものと同等の作用効果を奏することができる。図9を参照しつつ、その1例を説明する。なお図1〜図7に示した部品や部位と同等なものについては、参照を容易にするため、一律200加えた符号にしている。すなわち揚重用台車204の垂直部分204cには、電動マグネット208bからなるキャタピラー208が取り付けてあり、このキャタピラーを、3個の駆動車208aが駆動する。
そしてインフィルCを搭載した揚重用台車204を昇降する場合には、電流を流しつつ電動マグネット208bを回転させれば、キャタピラー208は、建築物の外壁面B1に吸着しつつ昇降する。一方電機マグネット208bの電流を切れば、揚重用台車204を、容易に建築物の外壁面B1から外して、仮設荷取り構台に移動して搭載することができる。
また建築物の外壁面が滑らかな平面状であれば、電動マグネットの替わりに、電動吸引盤を使用することもできる。
本発明による建築物用のリフト機構は、昇降作業中の横揺れを防止すると共に、所定の高さ位置において、被搬送物を容易に構造物内に搬入、及び構造物外に搬出できるため、
建築に関する産業に広く利用可能である。
建築物用のリフト機構の使用の態様を示す概略斜視図である。 建築物用のリフト機構の使用の態様を示す一部概略斜視図である。 建築物用のリフト機構の使用の態様を示す一部概略斜視図である。 揚重用台車の斜視図である。 係止手段の一部断面図である。 係止手段の一部断面図である。 他の係止手段の一部断面図である。 他の係止手段の一部断面図である。 他の係止手段の一部断面図である。
符号の説明
1 移動式クレーン
2 走行レール
3 ガイドレール
4、104、204 揚重用台車
5 仮設荷取り構台
6、106 2連のローラー(係合部材)
7 振れ止め部材

Claims (5)

  1. 建築物の上部に設けた移動式クレーンと、この移動式クレーンにより昇降自在な揚重用台車と、この建築物の外壁に設けたガイドレールと、この建築物に設けた荷取り構台とを備え、
    上記揚重用台車は、上記ガイドレールに案内されて上下方向にのみ移動可能な係合部材を有し、
    上記係合部材は、任意の高さ位置において上記ガイドレールに着脱自在である
    ことを特徴とする建築物用のリフト機構。
  2. 請求項1において、上記建築物に設けた荷取り構台は、この建築物の外壁に着脱自在に設けた仮設荷取り構台であることを特徴とする建築物用のリフト機構。
  3. 請求項1または2において、上記ガイドレールは、上記建築物の外側に向かって開口する開口スリットを有する略Cの字断面形状であって、
    上記係合部材は、上記揚重用台車に回転自在に支持され、
    上記係合部材の一方向の幅は、上記ガイドレールの開口スリットの開口幅より大きく、この係合部材の一方向に直交する方向の幅は、この開口スリットの開口幅より小さい
    ことを特徴とする建築物用のリフト機構。
  4. 請求項3において、上記係合部材は、2連のローラーであることを特徴とする建築物用のリフト機構。
  5. 請求項1または2において、上記ガイドレールは、Tの字状、又はLの字状の断面形状部分を有し、
    上記係合部材は、上記揚重用台車にそれぞれ揺動自在に設けた2個の回転軸と、この回転軸にそれぞれ回転自在に設けたローラーとを備え、
    上記2個のローラーは、上記ガイドレールを挟持することによってこのガイドレールに係合し、
    上記2個のローラーは、相互の間隔を開くことによって、上記ガイドレールとの係合を解除できる
    ことを特徴とする建築物用のリフト機構。
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