JP3231930B2 - 水平移動可能なゴンドラ装置における命綱配索構造 - Google Patents

水平移動可能なゴンドラ装置における命綱配索構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物の外壁面に沿っ
て水平に配設された案内手段に移動可能に支持された移
動手段から、ロープ部材を介してゴンドラが吊り下げら
れ、移動手段の移動によってゴンドラが建築物の外壁面
に沿って水平方向に移動するゴンドラ装置における命綱
配索構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、建物の外壁面の施工や補修等
の作業を行う際には、作業者が乗り込むことのできるゴ
ンドラをその壁面に沿って昇降可能に支持したゴンドラ
装置が用いられている。このようなゴンドラ装置とし
て、近時、建物の上縁部に沿って水平に配設されたガイ
ドレールに移動可能に支持された移動手段から、ロープ
部材を介してゴンドラが吊り下げられ、移動手段の移動
によってゴンドラが建物の外壁面に沿って水平方向に移
動するゴンドラ装置がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、高所作業を
行う際には安全確保のために作業者は自らに装着した命
綱を固定部材に結合するが、ゴンドラ装置のゴンドラに
結合したのではゴンドラの落下の際に対応できないた
め、建築物側に結合する必要がある。ゴンドラが水平に
移動するゴンドラ装置においては、ガイドレールに沿っ
て(即ちゴンドラの移動方向に沿って)水平親綱を張設
すると共にこの水平親綱に垂直親綱をフックで引っ掛け
て垂下させ、この垂直親綱にゴンドラに乗り込んだ作業
者の命綱を結合するようにしている。しかし、水平親綱
はゴンドラの移動距離に対応する長さが必要となるた
め、その弛みを防ぐために途中支持部材によって支持し
なければならないが、その結果、垂直親綱のフックがこ
の支持部材による支持箇所を通過することができないと
いう問題があった。このため、ゴンドラは自動的に水平
方向に移動駆動されるにもかかわらず、所定以上の水平
移動の際には作業者が垂直親綱を掛け替えなければなら
ず、極めて不便であってゴンドラが水平移動するメリッ
トを活用し得ないと共に、この掛け替時には僅かな時間
ながら水平親綱との結合を外さざるを得ないために危険
であるという問題があった。
【0004】尚、水平親綱の途中が支持部材で支持され
ていてもこの支持部材を越えて移動することができるも
のとして、特公昭55ー135246に開示されている
ような機構を利用したものがある。即ち、水平親綱を、
線材を屈曲形成したハンガー(支持部材)で支持すると
共に、このハンガーの水平親綱を支持する部位が嵌入可
能なスリットが周縁部に等角度間隔で複数形成された円
盤の周縁部を、水平親綱が挿通された案内部材で、円盤
がその中心軸回りに回転自在として支持し、スリットは
案内部材との干渉域より円盤の中心軸側にハンガーの親
綱支持部位を収容し得るよう延設されており、ハンガー
の親綱支持部位がスリット内に収容された状態で円盤が
回転することで案内部材及び円盤がハンガーを越えて水
平親綱に沿って移動し得るように構成したものである。
この場合、垂直親綱は円盤の中心軸に結合する。しか
し、このような機構を用いても、ハンガーを高い精度で
設置しないと引っ掛かって円滑にハンガーを越えること
ができず、実際の工事現場においてそのような高い精度
でハンガーを設置することは極めて困難であって現実的
でないものであった。
【0005】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
であって、垂直親綱の水平親綱との結合部が、水平親綱
を支持する支持部材を越えて円滑に移動し得、垂直親綱
の掛け替えの必要がなく、作業効率を向上できると共に
常に安全を確保できる水平移動可能なゴンドラ装置にお
ける命綱配索構造を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の水平移動可能なゴンドラ装置における命綱配索構造
は、建築物の外壁面に沿って水平に配設された案内手段
に移動可能に支持された移動手段から、ロープ部材を介
してゴンドラが吊り下げられ、移動手段の移動によって
ゴンドラが建築物の外壁面に沿って水平方向に移動する
ゴンドラ装置において、その両端を建築物側に固定支持
されて案内手段と平行に張設された水平親綱部材と、水
平親綱部材の両端支持部の間の建築物側に固定され、そ
の弛みを防ぐべく水平親綱部材を支持する水平親綱支持
部材と、水平親綱部材に移動可能に外挿される本体部か
ら結合部が突設された可動結合部材と、可動結合部材の
結合部と移動手段とを連結する連結部材と、可動結合部
材の結合部に端部が結合されて垂下配置され、作業者に
装着された命綱が結合される垂直親綱部材と、を備え、
水平親綱支持部材は、結合部材の本体部が通過可能な筒
状であって可動結合部材の結合部は通過可能かつ水平親
綱部材は通過不能な幅の結合部通過間隙が水平親綱部材
と平行に形成されており、水平親綱部材を外挿状態で支
持するように構成されていることを特徴とする。
【0007】
【作用】支持部材は水平親綱部材を支持して弛みを防
ぐ。ゴンドラ移動の際には移動手段と連結部材で連結さ
れた可動結合部材は移動手段の移動に伴って水平親綱部
材に沿って移動し、支持部材による支持部位では本体部
が支持部材の中を通る共に結合部が結合部通過間隙を通
って通過する。
【0008】
【発明の実施例】以下添付図面を参照して本発明の一実
施例について説明する。図1は、本発明に係る水平移動
可能なゴンドラ装置における命綱配索構造の一実施例を
適用したゴンドラ装置の正面図、図2はその右側面図で
ある。
【0009】図示ゴンドラ装置は、建物1の上縁に沿っ
て配設された案内手段としてのガイドレール2に移動手
段としてのトロリー3が当該ガイドレール2に沿って移
動可能に設けられ、トロリー3から垂下されたロープ部
材としての二本の吊りワイヤ4を介してゴンドラ5が吊
り下げられている。
【0010】ガイドレール2は、その断面形状が略C字
状であって、その開放側を外側に向けて建物の上縁に所
定間隔で固定された複数の支持アーム6によって、建物
1の壁面より所定量外側に突出した状態で支持されてい
る。
【0011】支持アーム6は、建物1に締着されるアー
ム本体61に揺動アーム62が揺動可能に枢支されてお
り、この揺動アーム62の先端にガイドレール2を枢支
している。これによりゴンドラ不使用時には揺動アーム
62を揺動反転させることによってガイドレール2を建
物1の外壁面より内側に退避させることができるように
なっている。
【0012】トロリー3は、駆動側トロリー31と従動
側トロリー32の二つが、所定長さの連結バー33によ
って連結されて所定の間隔で配置されている。両トロリ
ー31,32は、夫々本体3Aに支持された車輪3Bが
ガイドレール2の内部に収容されて当該ガイドレール2
に案内されて移動可能となっており、本体3Aから垂下
形成されたアーム3Cにゴンドラ5を吊る吊りワイヤ4
が夫々結合されている。
【0013】駆動側トロリー31は、その本体3Aの外
面側に固定されたギアモータ3Dによって車輪3Bが回
転駆動され、これによって当該駆動側トロリー31は移
動駆動されるようになっている。この駆動側トロリー3
1と連結バー33によって連結された従動側トロリー3
2は、駆動トロリー31の移動に従動する。
【0014】ゴンドラ5は、その両端近傍にトロリー3
から垂下された夫々の吊りワイヤ4をドラムに巻き取る
昇降装置51が備えられており、この昇降装置51によ
る吊りワイヤ4の巻取又は巻き戻し駆動によって当該ゴ
ンドラ5が昇降するようになっている。
【0015】ここで、ガイドレール2に沿って水平に、
水平親綱部材としての水平親綱7が支持アーム6に支持
されて張設されている。
【0016】水平親綱7は、図示しない両側端部の支持
アームの下面に夫々端部が固定されて、ガイドレール2
の配設域全域にわたって張設されている。図示しない一
方の固定部はターンバックルを介して取付けられてお
り、これによって張力を調整できるようになっている。
【0017】中間部の支持アーム6には、図1のA−A
拡大断面図である図3及び当該部分斜視図である図4に
その詳細を示すように、水平親綱通過部位である揺動ア
ーム62の下側に、水平親綱7を支持してその弛みを防
ぐ水平親綱支持部材としての支持金具8が装着されてい
る。
【0018】支持金具8は、図1の拡大断面図である図
3に示すように、断面が正方形で所定長さの筒状であっ
て、支持アーム6の下面にその長手方向を水平親綱7の
延設方向に一致させて固定され、その中空内部に挿通さ
れた水平親綱7を支持している。
【0019】支持金具8の下面には、当該支持金具8を
下側から見た斜視図である図5に示すごとく、結合部通
過間隙としての所定幅のスリット81が、その長手方向
全域にわたって形成されており、その両端開放部の幅は
所定の角度で徐々に広くなるようになっている。その中
央部の幅は、水平親綱7は通過不能であって、後述する
垂直親綱結合金具9の結合部92は通過可能なようにそ
の板厚より広く設定されている。
【0020】一方、水平親綱7には、可動結合部材とし
ての垂直親綱結合金具9が外挿されている。垂直親綱結
合金具9は、図5及び図6の斜視図に示すごとく、水平
親綱7に外挿される所定長さの円筒状の本体部91の外
面に、板状の結合部92がその半径方向に突設されて形
成されている。
【0021】本体部91は、前述の支持金具8の中空内
部に内挿可能な外径であって、その両端部が所定の角度
で先細りに形成されている。その内径は、水平親綱7が
遊嵌可能な径となっている。
【0022】結合部92は、水平親綱7の直径より薄い
所定厚さの板状であってその平面方向を径方向と一致さ
せて本体部91の外面に熔接によって固定され、前後両
端に後述する垂直親綱を結合する結合穴93が形成され
ている。又、その外縁端中央には、円筒状の係合筒94
がその端部を所定量突出させて固定されている。この係
合筒94は、一端がトロリー3のアーム3Cに固定され
た連動部材としての連動アーム10の他端に係合してい
る。
【0023】連動アーム10は、図4に示すようにL型
鋼をL形に組み合わせて形成され、先端を建物側に向け
てトロリー3のアーム3Cの外面に固定されている。そ
の先端上面には、前述の垂直親綱結合金具9の結合部9
2の係合筒94に嵌合可能な嵌合ピン11が突設されて
おり、この嵌合ピン11に係合筒94が遊嵌することで
垂直親綱結合金具9を支持している。これにより、連動
アーム10が水平方向に移動すると垂直親綱結合金具9
はこれと連動し、連動アーム10と垂直親綱結合金具9
が離間する鉛直方向の相対移動(即ち連動アーム10の
下降又は垂直親綱結合金具9の上昇)には両者の係合が
解除されて連動しないようになている。
【0024】垂直親綱結合金具9の結合部92の結合穴
93には、シャックル95を介して垂直親綱71の端部
が結合され,さらにこの垂直親綱71は垂直親綱結合金
具9との結合部92との間が弛んだ状態で、結合部近傍
が連動アール10の水平部に結合部材12によって留め
られている。つまり、垂直親綱71は、その端部が結合
される垂直親綱結合金具9の結合部92から一旦自然状
態で垂れ下がった状態とされた後、連動アーム10に結
合部材12によって結合され、その後ゴンドラ5に向け
て垂下している。このように垂直親綱71を連動アーム
10に係止させたことにより、垂直親綱71に命綱を介
して結合される作業者が移動することによる垂直親綱7
1の揺れや張力の変化が垂直親綱結合金具9に作用しな
いようになっているものである。
【0025】結合部材12は、所定の結合強度で垂直親
綱71を連動アーム10に結合しており、一定以上の力
が垂直親綱71に加わると破壊されて結合を解除するよ
うになっている。
【0026】垂直親綱71には、図示しないがゴンドラ
5に乗り込んだ作業者に装着された命綱が結合される。
これにより、作業者は、支持アーム6、水平親綱7、垂
直親綱結合金具9、垂直親綱71及び命綱を介して固定
部材である建物1と結ばれていることになる。
【0027】而して、上記のごとく構成されたゴンドラ
装置では、駆動側トロリー31の駆動に伴って従動側ト
ロリー32が従動し、ガイドレール2に沿って移動す
る。これによって、トロリー3から吊りワイヤ4を介し
て吊り下げられたゴンドラ5がガイドレール2の延設方
向(即ち建物1の外壁面に沿う水平方向に)に移動す
る。一方、ゴンドラ5内の昇降駆動装置51の駆動によ
って吊りワイヤ4を巻取又は巻き戻しすることにより、
ゴンドラ5は建物1の外壁面に沿って鉛直に昇降する。
【0028】ゴンドラ5の水平方向の移動の際には、垂
直親綱結合金具9はトロリー3の移動に伴う連動アーム
10に操作されて水平親綱7に沿って移動する。そし
て、水平親綱7を支持する支持金具8の位置では、その
本体部91が筒状の支持金具の中を通ると共に結合部9
2は支持金具8の下面に形成されたスリット81を通っ
て通過する。つまり、前述のごとき支持金具8と垂直親
綱結合金具9の構成により、垂直親綱結合金具9は支持
金具8の有無にかかわらずゴンドラ5の水平移動に連動
して水平親綱7に沿って移動し得るものである。
【0029】ここで、命綱を垂直親綱71に結んだ作業
者がゴンドラ5の外に足を踏み外したような場合には、
垂直親綱71を連動アーム10に留めている結合部材1
2は破壊されてその結合を解除し、作業者は命綱、垂直
親綱71及び垂直親綱結合金具9を介して水平親綱7に
ぶら下がる状態に支持されて、転落が阻止される。
【0030】又、万一、トロリー3の車輪3Bがガイド
レール2から外れてトロリー3全体が落下するような事
態が生じた場合には、トロリー3に固定されている連動
アーム10も共に落下するが、この時、連動アーム10
の嵌合ピン11の垂直親綱結合金具9の係合筒94への
嵌合が外れ、垂直親綱結合金具9へトロリー3及びゴン
ドラ5の重量が作用することはない。一方、垂直親綱7
1を連動アーム11に留めている結合部材12にはトロ
リー3及びゴンドラ5の重量が作用し、これによって破
壊されてその結合を解除する。その結果、トロリー3及
びゴンドラ5は落下するが作業者は命綱及び垂直親綱7
1を介して水平親綱7に支持されることとなる。つま
り、垂直親綱71はトロリー3及びゴンドラ5とは独立
して水平親綱7に支持され、水平親綱7にトロリー3及
びゴンドラ5の重量が作用することはないようになって
いるものである。
【0031】図7〜図9は本発明の他の実施例を示す。
図7は支持金具と垂直親綱結合金具の部分を示す図3と
同様の図、図8は支持金具の正面図、図9は垂直親綱結
合金具の正面図である。図7〜図9に示す実施例におい
て図1〜図6と同一部分は同一符号で示し詳細な説明を
省略する。
【0032】図7〜図9に示す実施例においては、支持
金具100は円筒状で、その側部に結合部通過間隙とし
ての所定幅のスリット102が長手方向全域にわたって
形成されており、その両端開放部の幅は所定の角度で徐
々に広くなるようになっている。図1〜図6の実施例と
同様に、スリット102の中央部の幅は水平親網7は通
過不能であって、垂直親綱結合金具104の結合部10
8は通過可能なように結合金具104の板厚より広く設
定されている。
【0033】水平親綱結合金具104は、水平親綱7に
外挿される円筒状の本体部106の側面に板状の結合部
108が突設されてなるものである。結合部108は、
図7に示すように、「コ」の字形に屈曲した形状でその
上方水平部108aは本体部106の側面から水平方向
に突出するように本体部106に固定されており、その
下方水平部108bには垂直部108cが連設されてい
る。この垂直部108cには係合筒94が固定されてい
る。
【0034】この実施例においては、支持金具100の
スリット102が支持金具100の側面に形成されてい
るので、水平親綱7の径とスリット102の幅の差が比
較的に小さい場合でも水平親綱7がスリット102から
脱出、落下するおそれがなく支持金具100は水平親綱
7を確実に支持することができる。
【0035】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る水平移
動可能なゴンドラ装置における命綱配索構造によれば、
水平親綱部材に垂直親綱部材を移動可能に結合する可動
結合部材が、水平親綱部材に移動可能に外挿される本体
部から結合部が突設されて形成されると共に、水平親綱
部材を支持する水平親綱支持部材が、可動結合部材の本
体部が通過可能な筒状であって可動結合部材の結合部は
通過可能かつ水平親綱部材は通過不能な幅の結合部通過
間隙が水平親綱部材と平行に形成されて、水平親綱部材
を外挿状態で支持するように構成されていることによ
り、ゴンドラ移動の際には垂直親綱部材が結合された可
動結合部材は移動手段の移動に伴って水平親綱部材に沿
って移動し、支持部材による支持部位では本体部が支持
部材の中を通ると共に結合部が結合部通過間隙を通って
通過する。
【0036】これにより、垂直親綱部材が結合された可
動結合部材は水平親綱部材を支持する支持部材を越えて
自由に移動し得、垂直親綱を支持部材を越えて掛け替え
る作業が不要となり、作業効率が向上すると共に命綱は
常に結合されていることから確実に安全を確保できるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る水平移動可能なゴンドラ装置にお
ける命綱配索構造の一実施例を適用したゴンドラ装置の
正面図である。
【図2】ゴンドラ装置の右側面図である。
【図3】図1のA−A拡大断面図である。
【図4】垂直親綱の水平親綱への結合部および水平親綱
支持部を示す斜視図である。
【図5】垂直親綱を水平親綱へ結合する垂直親綱結合金
具と支持金具を示す斜視図である。
【図6】垂直親綱を水平親綱へ結合する垂直親綱結合金
具と連結アームの係合構造を示す斜視図である。
【図7】本発明の他の実施例における支持金具と垂直親
綱結合金具を示す図である。
【図8】支持金具の正面図である。
【図9】垂直親綱結合金具の正面図である。
【符号の説明】
1…建物(建築物) 2…ガイドレール(案内手段) 3…トロリー(移動手段) 4…吊りワイヤ(ロープ部材) 6…支持アーム 7…水平親綱(水平親綱部材) 8…支持金具(水平親綱支持部材) 81…スリット(結合部通過間隙) 9…垂直親綱結合金具(可動結合部材) 91…本体部 92…結合部 10…連結アーム(連結部材) 12…結合部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鹿山 忠義 東京都港区南青山一丁目1番1号 日本 ビソー株式会社内 (56)参考文献 特開 昭55−135246(JP,A) 実開 昭62−126440(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A62B 35/00 E04G 3/10 E04G 21/32

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 築物の外壁面に沿って水平に配設された
    案内手段に移動可能に支持された移動手段から、ロープ
    部材を介してゴンドラが吊り下げられ、前記移動手段の
    移動によって前記ゴンドラが前記建築物の外壁面に沿っ
    て水平方向に移動するゴンドラ装置において、 その両端を前記建築物側に固定支持されて前記案内手段
    と平行に張設された水平親綱部材と、 前記水平親綱部材の両端支持部の間の前記建築物側に固
    定され、その弛みを防ぐべく前記水平親綱部材を支持す
    る水平親綱支持部材と、 前記水平親綱部材に移動可能に外挿される本体部から結
    合部が突設された可動結合部材と、 前記可動結合部材の結合部と前記移動手段とを連結する
    連結部材と、 前記可動結合部材の結合部に端部が結合されて垂下配置
    され、作業者に装着された命綱が結合される垂直親綱部
    材と、を備え、 前記水平親綱支持部材は、前記結合部材の本体部が通過
    可能な筒状であって前記可動結合部材の結合部は通過可
    能かつ前記水平親綱部材は通過不能な幅の結合部通過間
    隙が前記水平親綱部材と平行に形成されており、前記水
    平親綱部材を外挿状態で支持するように構成されている
    こと、を特徴とする水平移動可能なゴンドラの命綱配索
    構造。
  2. 【請求項2】 上記連結部材は上記可動結合部材の結合
    部にその下方から上方に向かう鉛直方向に嵌合して結合
    されており、上記移動手段の移動に伴う該連結部材の水
    平方向の移動には前記可動結合部材が連動し、前記連結
    部材の下方移動に時には前記可動結合部材との結合が解
    除されるように構成されていること、を特徴とする請求
    項1に記載の水平移動可能なゴンドラの命綱配索構造。
  3. 【請求項3】 上記垂直親綱は、上記可動結合部材の結
    合部との結合部近傍が、上記連結部材に係止部材によっ
    て所定の支持強度で係止されて当該係止位置から垂下さ
    れ、前記係止位置と前記可動結合部材の結合部との間が
    弛んだ状態で配索されていること、を特徴とする請求項
    1に記載の水平移動可能なゴンドラの命綱配索構造。
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