JP2513309Y2 - 消防用ホ―スなどの吊り下げ装置 - Google Patents

消防用ホ―スなどの吊り下げ装置

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JP2513309Y2
JP2513309Y2 JP2904493U JP2904493U JP2513309Y2 JP 2513309 Y2 JP2513309 Y2 JP 2513309Y2 JP 2904493 U JP2904493 U JP 2904493U JP 2904493 U JP2904493 U JP 2904493U JP 2513309 Y2 JP2513309 Y2 JP 2513309Y2
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JP
Japan
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suspension
fire hose
base body
balance
pulley
Prior art date
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JP2904493U
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JPH0677756U (ja
Inventor
憲児 久枝
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Daiken Co Ltd
Original Assignee
Daiken Co Ltd
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Publication date
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  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば消防用ホースな
どの長尺の物体を吊り下げる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、消火活動に使用された消防用ホ
ースを乾燥させるに当っては、コイル状に巻き上げた消
防用ホースを人力で、或いは、高所に取り付けた滑車に
よって塔や櫓などの高所に一本づつ運び上げ、消防用ホ
ースの中間付近を係止して吊り下げる方式が見受けられ
た。
【0003】しかしながら、従来のいずれの方式におい
ても消防用ホースの吊り下げ作業、並びに収納作業が塔
や櫓などの高所で、且つ人手により複数回にわたって行
われるものであって労働条件が悪く、安全性に問題があ
るばかりでなく時間的にも無駄が多いものであった。
【0004】このため、地上と塔や櫓などの高所との間
に複数本のワイヤーを架け渡し、このワイヤーに沿って
消防用ホースの中間部を吊り下げた係止バーを昇降させ
る方式が見受けられるに至り、吊り下げ収納作業が地上
で安全に、且つ機能的に行える方式がみられることとな
った。
【0005】この方式の場合においては、複数本のワイ
ヤーを地上へ繋着するに当って、かなり広い場所を必要
とすることから設置場所に制限を受けるばかりでなく、
消防用ホースの中間部を吊り下げる係止バーを水平状態
に保持して昇降させることが困難であり、しかも、従来
の何れの方式の場合においても消防用ホースを吊り下げ
るための専用の塔や櫓などを新規に立設することを不可
欠としており、経済的に不利な面があったのである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】従来の消防用ホースな
どの吊り下げ装置は、作業上の安全性に問題があり、ま
た、経済的にも不利であった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、既設の建物や
櫓などの側壁面に固着された基体と、基体の内部上方に
取り付けられてワイヤーロープを昇降操作する昇降機構
と、昇降するワイヤーロープに吊り下げられ、多数本の
フックを備えた横長の吊持体と、横長の吊持体の両端部
に軸を前後方向に配して取り付けたガイドプーリーと、
これらのガイドプーリーと間隔をおき、吊持体の中央部
から反対側に取り付けた中間プーリーと、上端部を基体
に間隔をおいて連繋し、中間プーリー、および間隔をお
いて設けたガイドプーリーで2回屈曲緊張され、下端部
を地上に連繋した1対のバランスワイヤーとから成るの
である。
【0008】また、基体の下方前後部に張出腕を張出形
成するのもよい。
【0009】更に、バランスワイヤーの下方部相互間
に、消防用ホースなどの下端部係止体を架設するのがよ
い。
【0010】
【作用】而して、昇降機構を操作して吊持体を下降さ
せ、フックに適数本の例えば消防用ホースの中間部を係
止して上昇させ、基体の下方前後部に形成した張出腕に
支持させる。
【0011】この際、吊持体はバランスワイヤーに沿っ
て昇降するもので、吊持体の一方側に荷重がかかった場
合、即ち、一方側のバランスワイヤーに対して一方端の
中間プーリーによって荷重がかかった場合には、他方側
のバランスワイヤーで他方端のガイドプーリーを支持す
るのであって、吊持体の何れか一方側に荷重がかかった
としても吊持体の他方側において荷重を支持し、吊持体
の水平状態での昇降を維持するのである。
【0012】上昇を完了した吊持体は、基体の下方前後
部に張出形成した張出腕に支持されて揺動防止状態で維
持される。
【0013】また、吊り下げられた例えば消防用ホース
の下端部は、バランスワイヤーの下方部相互間に架設し
た係止体に止着されて不測の揺れを防止し、安定した状
態で維持される。
【0014】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明
すると、1は既設の建物や櫓などの側壁面2に、側壁面
2から適宜間隔をおいて固着された基体で、基体1の内
部上方にはワイヤーロープ3を昇降操作する例えば電動
ウインチ、或いは手動ウインチ用のローラーなどの昇降
機構4が取り付けられている。5は昇降するワイヤーロ
ープ3に中央部を吊り下げられて昇降する横長の吊持体
で、例えば消防用ホース6を係止する多数本のフック7
を備えている。
【0015】8,8’は横長の吊持体5の両端部に軸を
前後方向に配して取り付けたガイドプーリーで、これら
のガイドプーリー8,8’に相対し、ガイドプーリー
8,8’とは吊持体5の前後方向に偏した位置に中間プ
ーリー9,9’を取り付けている。10,10’は上端
部を基体1に間隔をおいて連繋し、下端部を地上に緊張
連繋した1対のバランスワイヤーで、中央部分は中間プ
ーリー9,9’、および離れた位置にあるガイドプーリ
ー8,8’に捲設されて屈曲状態となっている。
【0016】11は基体1の下方前後部に張出形成した
張出腕で、上昇した吊持体5の不測の揺れを防止する。
12はバランスワイヤー10,10’の下方部相互間に
架設した消防用ホースなどの下端部係止体で、吊り下げ
られた例えば消防用ホース6の下端部を止着して風など
による揺れを防止する。
【0017】
【考案の効果】本考案は上記のように、多数本のフック
を備えた横長の吊持体を、上下端部を基体の側部ならび
に地上に緊張連繋し、吊持体において屈曲させた1対の
バランスワイヤーに沿って昇降させるもので、バランス
ワイヤーの屈曲部分において吊持体の荷重が支えられ、
吊持体は水平状態を維持して昇降することができる。
【0018】そして、基体は既設の建物や櫓などの側壁
面に固着できるのであって、櫓などを新たに立設する必
要はなく、作業に必要な広さも小さくてよく経済的であ
る。しかも、作業が全て地上で行えることから安全性が
高いばかりでなく、例えば、多数本の消防用ホースを一
度に昇降させることができ、作業時間の短縮を図れるの
である。
【0019】また、基体の下方前後部に張出腕を張出形
成したことにより、上昇された吊持体が支持されて風な
どによる不測の揺動が防止できるのである。更に、バラ
ンスワイヤーの下方部相互間に、消防用ホースなどの下
端部係止体を架設することにより、吊持体から吊り下げ
られた例えば消防用ホースの下端部を止着し、長尺物の
揺れを防止でき、安定した吊り下げ状態が簡単に得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部省略した正面図である。
【図2】一部省略した側面図である。
【図3】要部の縦断正面図である。
【図4】要部の拡大した縦断側面図である。
【符号の説明】
1 基体 2 側壁面 3 ワイヤーロープ 4 昇降機構 5 吊持体 6 消防用ホース 7 フック 8,8’ ガイドプーリー 9,9’ 中間プーリー 10,10’ バランスワイヤー 11 張出腕 12 下端部係止体

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設の建物や櫓などの側壁面(2)に固
    着された基体(1)と、基体(1)の内部上方に取り付
    けられてワイヤーロープ(3)を昇降操作する昇降機構
    (4)と、昇降するワイヤーロープ(3)に吊り下げら
    れ、多数本のフック(7)を備えた横長の吊持体(5)
    と、横長の吊持体(5)の両端部に軸を前後方向に配し
    て取り付けたガイドプーリー(8)(8)’と、これら
    のガイドプーリー(8)(8)’と間隔をおき、吊持体
    (5)の中央部から反対側に取り付けた中間プーリー
    (9)(9)’と、上端部を基体(1)に間隔をおいて
    連繋し、中間プーリー(9)(9)’、および間隔をお
    いて設けたガイドプーリー(8)(8)’で2回屈曲緊
    張され、下端部を地上に連繋した1対のバランスワイヤ
    ー(10)(10)’とから成る消防用ホースなどの吊
    り下げ装置。
  2. 【請求項2】 基体(1)の下方前後部に張出腕(1
    1)を張出形成した請求項1記載の消防用ホースなどの
    吊り下げ装置。
  3. 【請求項3】 バランスワイヤー(10)(10)’の
    下方部相互間に、消防用ホースなどの下端部係止体(1
    2)を架設した請求項1記載の消防用ホースなどの吊り
    下げ装置。
JP2904493U 1993-04-20 1993-04-20 消防用ホ―スなどの吊り下げ装置 Expired - Lifetime JP2513309Y2 (ja)

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JPH0677756U JPH0677756U (ja) 1994-11-01
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