JPH0317007Y2 - - Google Patents

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JPH0317007Y2
JPH0317007Y2 JP17217284U JP17217284U JPH0317007Y2 JP H0317007 Y2 JPH0317007 Y2 JP H0317007Y2 JP 17217284 U JP17217284 U JP 17217284U JP 17217284 U JP17217284 U JP 17217284U JP H0317007 Y2 JPH0317007 Y2 JP H0317007Y2
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JP
Japan
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membrane body
tent
membrane
windproof
rod
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JP17217284U
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JPS6185668U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、天井側から吊り下げられて、巻き上
げ巻き戻しをすることによつて風の侵入を選択的
に防止するようにした巻き上げ防風テントのバタ
付き防止構造に関するものである。
(従来の技術) この種の巻き上げ防風テントは、近年、作業現
場、荷役作業場、各種の野外催場等において盛ん
に使用されている。そして、このテントは、これ
を降して中に風が入らないようにした状態で作業
等が行なわれ、またトラツクや貸物等をテント内
に入れる場合には当該テントは巻き上げられるも
のである。
ところで、この種の巻き上げ防風テントは、風
の侵入を防止するためのものであるから、比較的
大きな面積を有しており、風圧を直接受ける場合
が多い。また、この巻き上げ防風テントの上部は
上方に巻き取るため常に固定された状態にある
が、その下方は開閉を容易に行なえるようにする
ため比較的自由にしてある。従つて、この巻き上
げ防風テントは、風があつた場合には、その下部
において前後に揺動するいわゆるバツ付き現象を
起すことになる。
このバタ付き現象を解決するために、従来は例
えば膜体の下端に鉄棒等の剛性の高いものを取り
付けておき、この鉄棒等を土台側に固定すること
が行なわれていた。しかしながら、バタ付き現象
が繰り返えされると、テントを構成している膜体
に揺動力が直接的に掛るためこれを破損すること
になり、防風テントとしての役目を果さなくなつ
てしまう。これを解決するために種々な提案がな
されてきてはいるが、簡単は構造で防風テントを
構成する膜体の破損を防止するものは、未だ十分
なものはなかつた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は以上のような実状に鑑みてなされたも
ので、その解決しようとする問題点は、簡単な構
成であつても、防風テントを構成する膜体の破損
を防止する構造を提案することにある。
(問題点を解決するための手段) 以上の問題点を解決するために、本考案が採つ
た手段は、 「天井側から吊り下げられる膜体をその下端に
連結したワイヤーを巻き上げることによつて収納
し、前記ワイヤーを巻き戻すことによつて前記膜
体を展開しこれにより風の遮蔽面を形成するよう
にした防風テントにおいて、 前記膜体の下端にウエイト杆を有する連結杆を
取り付け、このウエイト杆に固着した案内部材に
よつて支持ロープを横方向に支持し、この支持ロ
ープを挿通した連結具を当該防風テントの下側に
位置する土台側の係止具に係止するようにしたこ
とを特徴とするバタ付き防止構造」である。
以下に、この手段を図面に示した具体例に従つ
て説明する。
第1図には、本考案に係るバタ付き防止構造を
採用した展開状態の防風テント10の一部破断背
面図が示してある。この防風テント10において
は、複数の横杆11を互いに平行に配置して、こ
れらの各横杆11の前面に膜体12が張設してあ
る。この膜体12の上方には、図示しない天井側
に固定したブラケツト13aを介して支持台13
が水平状態に固定してあり、この支持台13上に
は駆動モータMによつて駆動され複数のワイヤー
14を巻き上げるための巻き上げ機15が配置し
てある。また、各ワイヤー14は、各横杆11の
背面に取り付けた各案内環16に順次挿通してあ
り、その下端は膜体12の最下端側に固定されて
いる。なお、図中の符号14aは落下防止用のロ
ープを示している。
これにより、当該防風テント10においては、
その膜体12が各ワイヤー14を完全に巻き戻す
ことによつて第1図に示したような展開された状
態となり、また各ワイヤー14を駆動モータMに
よつて駆動される巻き上げ機15により巻き上げ
たとき、膜体12全体は支持台13側にまとめて
収納されるのである。
次に、この防風テント10に適用された本考案
に係るバタ付き防止構造について説明する。当該
防風テント10の下側においては、第3図に示す
ように、最下端に位置する横杆11を連結杆21
としてある。この連結杆21は、膜体12の下端
に連続的に挿通したロープ12aをこの連結杆2
1に巻回することによつて、膜体12の下端を一
体的に支持している。また、この連結杆21には
複数の連結アーム21aを介してウエイト杆22
が水平状態に連結してある。このウエイト杆22
は、その重量を多くすることによつて展開された
膜体12をその下側に引くとともに、膜体12に
風圧が掛つたとしてもこの膜体12が容易には揺
れ動かないようにするためのものである。
このウエイト杆22の下側には、複数の案内部
材23がウエイト杆22の横方向に固着してあ
り、これら各案内部材23には支持ロープ24が
第3図に示した程度の緩みをもたせて連結してあ
る。すなわち、特に第3図に示した実施例におけ
る支持ロープ24は、ウエイト杆22よりも少し
長めの長さを有しており、ウエイト杆22の中間
に位置する各案内部材23にスライド可能に挿通
するとともに、その両端をウエイト杆22の端部
に位置する各案内部材23に固定してある。
このため、第3図に示した実施例においては、
ウエイト杆22の端部において後述の連結具25
を挿通した例が示してあるが、この連結具25は
ウエイト杆22の中間部においても挿通して支持
できるものであり、これにより連結具25の支持
をウエイト杆22の任意の位置にて行なうことが
できるものである。つまり、各案内部材23は部
分的に円環状となつているものであり、これに対
して支持ロープ24を連結するかあるいはスライ
ド可能に支持するかは任意に行なえるものであ
る。勿論、この案内部材23支持ロープ24は、
第1図に示したように、ウエイト杆22の端部に
おいてのみ一対固定して、この案内部材23に支
持ロープ24を連結して実施してもよいものであ
る。
また、この支持ロープ24には連結具25が挿
通してあり、これにより連結具25は支持ロープ
24に対してスライド可能に支持されている。こ
の連結具25は、その下側に位置する係止具26
に選択的に係止することができるものであれば、
フツク、カラビナ等何でもよく、その係止具26
に対する係止は人為的に行なわれる。なお、カラ
ビナ(Karabiner)とは、例えば登山に用いられ
る道具で、ピトンを連結するために使用されるも
のである。係止具26は、当該防風テント10の
直下に位置する土台27中に、その上面がこの土
台27から突出しないように埋設してあり、上記
の連結具25を係止するための横杆26aを備え
ている。
(考案の作用) 次に、上記のように構成した本考案に係るバタ
付き防止構造の作用を説明する。このバタ付き防
止構造は、当該防風テント10の膜体12が展開
されている場合にのみ適用されるものであり、そ
の適用状態は各図において示したように、各支持
ロープ24に支持された各連結具25をその下側
に位置する各係止具26の横杆26aに係止する
ことによつて完成される。これにより、膜体12
の下端は土台27に連結されるのであるが、この
連結状態は全く固定的なものではなく、ある程度
自由度を持つた状態になつている。
すなわち、各連結具25が支持ロープ24に対
してその横方向にスライド可能となつているか
ら、膜体12に風圧が掛つた場合、膜体12の下
端は土台27に対して多少の自由度をもつて動き
うるものである。これによつて、当該防風テント
10に掛る風の力が弱い場合には、膜体12は防
風テント10自体及びウエイト杆22の重さによ
り垂直下方に垂下し、これに反し風の力がこれよ
りも強い場合には、膜体12は各支持ロープ24
及び連結具25による許容範囲内にて揺れ動き、
当該膜体12が受ける風を適度に逃しながら土台
27の各係止具26に支持されるのである。
(考案の効果) 従つて、本考案に係るバタ付き防止構造によれ
ば、展開された膜体12は、連結杆21、支持ロ
ープ24、案内部材23及び連結具25を介して
土台27の各連結具25に間接的に支持されるた
め、この膜体12が風圧を受けたとしてもこれに
よる力が直接当該膜体12に掛ることはない。ま
た、連結具25は支持ロープ24に対してそれぞ
れ所定の自由度を有していることから、膜体12
が風圧を受けたとしても、その力は直接膜体12
に掛るようなことはなく、膜体12を言わば柔構
造的に支持できるのである。換言すれば、どのよ
うな状況にあつても膜体12に力が直接掛るよう
なことはなく、従つて膜体12が破損するような
ことはない。
また、このバタ付き防止構造の構成は比較的簡
単であるので、容易に実施することができること
は勿論のこと、既に設置してあるこの種の巻き上
げ防風テントに対してその要部を変更することな
く対応させることができ(実際に対応させる場合
には膜体12の下部においてのみ変更すればよ
い)、実施効果の高いものである。
なお、このバタ付き防止構造を適用した巻き上
げ防風テントにあつては、その下部にウエイト杆
22を設けるようにしたので、このウエイト杆2
2によつて展開状態にある膜体12は常に下側に
引かれるため、膜体12はその途中でたるむこと
なく風を遮蔽する完全な平面を構成することがで
きるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用した防風テントの部分背
面図、第2図は同左側面図、第3図は他の実施例
を示す要部拡大背面図である。 符号の説明、10……防風テント、11……横
杆、12……膜体、13……支持台、14……ワ
イヤー、15……巻き上げ機、21……連結杆、
22……ウエイト杆、23……案内部材、24…
…支持ロープ、25……連結具、26……係止
具。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 天井側から吊り下げられる膜体をその下端に連
    結したワイヤーを巻き上げることによつて収納
    し、前記ワイヤーを巻き戻すことによつて前記膜
    体を展開しこれにより風の遮蔽面を形成するよう
    にした防風テントにおいて、 前記膜体の下端にウエイト杆を有する連結杆を
    取り付け、このウエイト杆に固着した案内部材に
    よつて支持ロープを横方向に支持し、この支持ロ
    ープを挿通した連結具を当該防風テントの下側に
    位置する土台側の係止具に係止するようにしたこ
    とを特徴とするバタ付き防止構造。
JP17217284U 1984-11-13 1984-11-13 Expired JPH0317007Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17217284U JPH0317007Y2 (ja) 1984-11-13 1984-11-13

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17217284U JPH0317007Y2 (ja) 1984-11-13 1984-11-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6185668U JPS6185668U (ja) 1986-06-05
JPH0317007Y2 true JPH0317007Y2 (ja) 1991-04-11

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ID=30729847

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JP17217284U Expired JPH0317007Y2 (ja) 1984-11-13 1984-11-13

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JPS6185668U (ja) 1986-06-05

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