JP2000274080A - 建物躯体の壁部材取付方法とその壁部材取付用トラバーサー - Google Patents

建物躯体の壁部材取付方法とその壁部材取付用トラバーサー

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JP2000274080A
JP2000274080A JP11083633A JP8363399A JP2000274080A JP 2000274080 A JP2000274080 A JP 2000274080A JP 11083633 A JP11083633 A JP 11083633A JP 8363399 A JP8363399 A JP 8363399A JP 2000274080 A JP2000274080 A JP 2000274080A
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traverser
wall member
dimensional
wire
building
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Ryoji Tamura
亮司 田村
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Original Assignee
Toda Corp
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  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】吊り込み作業の際、上部吊足場の下部に水平荷
重が加わり、また、斯かる部分(吊足場の下部)にクレ
ーンワイヤーが接触してしまう。 【解決手段】立体トラバーサー3を中空の三角ルーフ状
に枠組み成形し、互いに平行する頂辺3A、底辺3B及
び3Cを備える。クレーンワイヤーのフック5aを立体
トラバーサー3の頂辺ワイヤー6bに係止連結して外壁
部材1を上昇させることにより、立体トラバーサー3の
底辺3Cが自然に建物躯体側に突出すべく吊り上げられ
るため、斯かる立体トラバーサー3の突端側を繋止手段
(玉掛けワイヤー)を介して上階に繋止し、然る後、ク
レーンワイヤーを下ろしていくだけで、前記繋止手段
(玉掛けワイヤー)側(換言すれば、前記突端側)を支
点に立体トラバーサーが反転し、壁部材1を無理なく、
しかも簡単かつ確実に躯体取付面に引き合わせることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物躯体の壁部材
取付方法の改良に関し、更に詳しくは、主としてPC板
等の壁部材を、上部に吊足場やハネ出し等の障害物があ
る場合でも、容易に建物躯体側に吊り込むことができる
建物躯体の壁部材取付方法とその壁部材取付用トラバー
サーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、斯かる建物躯体の壁部材取付方法
としては、例えば、図6に示すものが従来例として既に
周知である。この従来の取付方法は、タワークレーンで
PC板10を建物躯体11の取付前面に移動させた後、
上階12よりチェーンブロック13と玉掛けワイヤー1
4とで同PC板10を吊り、然る後、タワークレーン等
のワイヤー(以下、単にクレーンワイヤーという)15
を下げることにより、前記チェーンブロック13にPC
板10の荷重を預けながら上部吊足場16の下へ引き込
み、同チェーンブロック13でレベル調整をしてPC板
10を固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の取付方法にあっては、上部吊足場16の下部に
水平荷重が加わり、また、斯かる部分(吊足場の下部)
にクレーンワイヤー15が接触してしまうことも相俟っ
て、PC板(壁部材)10の建物側への吊り込みが意外
に難しく、作業能率が悪いといった問題を有するもので
ある。
【0004】しかも、斯かる吊り込み作業を繰り返す度
に、クレーンワイヤー15が建物躯体側に引っ張られる
ため、上部吊足場16に過度の負担(モーメント)がか
かってしまうといった問題を有するものであり、延いて
は吊足場16が(荷重に耐えきれなくて)落ちてしまう
ことが危惧されている。
【0005】また、ハネ出しが付設されている建物躯体
の場合は、斯かる従来方法では、ハネ出し部分が邪魔に
なるため、壁部材の吊り込み作業を行うことができない
といった問題をも有するものでる。
【0006】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、上部に吊足場やハネ出し等の障害物が
ある場合でも、無理なくしかも簡単かつスピーディーに
PC板等の壁部材を建物側に吊り込むことができる有用
な建物躯体の壁部材取付方法とその壁部材取付用トラバ
ーサーを提供することを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の如き従来の問題点
を解決し、所期の目的を達成するため本発明の要旨とす
る構成は、PC板等の壁部材をチェーンブロック等の吊
着手段を介して立体トラバーサーに連結した後、斯かる
立体トラバーサーの突端側が建物躯体に対向すべくタワ
ークレーン等の機械で吊り上げて前記壁部材を同躯体の
取り付け前面上に移動せしめ、然る後、立体トラバーサ
ーの突端側に玉掛けワイヤー等の繋止手段を介して同ト
ラバーサーを上階の躯体に繋止した後、クレーンワイヤ
ーを徐々に下ろして前記繋止手段側を支点に立体トラバ
ーサーを反転させながら壁部材を建物躯体側に引き込み
合うようにしたことを特徴とする建物躯体の壁部材取付
方法に存する。
【0008】また、壁部材は、建物側へ引き込んだ後
に、チェーンブロックにてレベル調整を行なうのが良
い。
【0009】一方、この方法を実施するための本発明に
よる壁部材取付用トラバーサーは、多角状の立体トラバ
ーサーと、該トラバーサーの頂辺A側に取り付けされる
クレーンワイヤー用の連結手段と、前記トラバーサーの
底辺B側に取り付けされる壁部材吊下用の吊着手段と、
同トラバーサーの底辺C側に取り付けされる建物上階へ
の繋止手段とを備えてなることを特徴としている。
【0010】また、この立体トラバーサーは、鋼材等の
適宜素材にて中空の三角ルーフ状に枠組み成形されるの
が良い。
【0011】このように構成される本発明の建物躯体の
壁部材取付方法及び壁部材取付用トラバーサーは、壁部
材の吊り込み作業の際、クレーンワイヤーが内側へと引
き込まれることなく、常時、建物躯体と平行にして作業
し得ると共に、立体トラバーサーの上階への繋止作業だ
けで、壁部材を無理なく簡単かつ確実に躯体側に引き込
み得ることとなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る建物躯体の壁
部材取付方法の実施の一例を図面を参照しながら更に詳
しく説明する。まず、第1工程について説明する。PC
板等の壁部材1(図3参照)をチェーンブロック等の吊
着手段2を介して立体トラバーサー3に連結する。
【0013】壁部材1は、PC板等の適宜部材からな
り、前工程として後述するチェーンブロックを連結する
ための連結リング1a,1aと、壁部材同士を上下方向
及び/又は躯体側に連結支持するための連結片1b,1
b(図3参照)とを予め付設しておくのが良い。
【0014】また、この吊着手段2としては、例えば、
チェーンブロック2bを使用し、更に好ましくは、同ト
ラバーサー3の底辺3C側に、予め同トラバーサー3を
建物躯体側に引き寄せるための垂紐4,4を繋止してお
くのが良い。
【0015】立体トラバーサー(traverser:
あや振り器)3は、後述するように三角ルーフ状(三角
柱状)を呈している(図1乃至図2参照)。この立体ト
ラバーサー3の大きさは、被建物躯体の大きさや使用場
所等に応じて(例えば、階間距離、壁面長、ハネ出し等
の障害物の大きさ等を考慮した寸法に)決定される。
【0016】次に、第2工程について説明する。前工程
で吊着準備がなされた立体トラバーサー3をタワークレ
ーン等の機械で吊り上げて、壁部材1を建物躯体Fの取
り付け前面S1 上まで移動せしめる(図4(a)参照)。
【0017】例えば、クレーンによってクレーンワイヤ
ー5を繰り出して地上近くまで下降し、ワイヤー送り装
置のブレーキモーター(図示せず)を駆動して吊下フッ
ク5aを送ってバランサする状態とし、ブレーキモータ
ーを制動して吊下フック5aが移動しないようにロック
する。
【0018】この状態で、立体トラバーサー3の頂辺3
Aに取り付けられた2点支持のワイヤー(以下、単に頂
辺ワイヤーという)6bをクレーンワイヤー5の吊下フ
ック5aに係止連結した後(図3参照)、クレーンワイ
ヤー5を巻き取って壁部材1を取付前面S1 上まで上昇
させることにより、立体トラバーサー3の底辺3Cが建
物躯体F側に突出すべく(図4(a)参照)吊り上げられ
る(以下、躯体側に突出した部分を単に突端という)。
【0019】次に、第3工程について説明する。斯かる
立体トラバーサー3の突端側に玉掛けワイヤー等の繋止
手段7を介して上階F3 の躯体固定部に繋止する(図4
(a)、参照)。
【0020】この繋止手段7には、主として玉掛けワイ
ヤーが使用されるが、立体トラバーサー3を吊持した際
に、突端等が上階壁面Hに当接しないように、換言すれ
ば、上階F3 の取付空間S2 上に立体トラバーサー3が
うまく位置し決して上階壁面Hを欠損・崩壊しないよう
に、適宜長さに設定されることは云うまでもない。
【0021】因に、この種のワイヤーを使用する場合
は、初めにある程度、吊り位置に応じた高さに調整して
おくのが良く、長さが短い時はリングのみを直接繋止手
段7としても良い。
【0022】また、上階F3 への繋止方法としては、取
付面S1 よりも二つ上の階F3 に作業員が立って、同ト
ラバーサー3の突端に下がっている垂紐4,4(図3参
照)を受け取り、然る後、同垂紐4,4を介してトラバ
ーサー3の突端側を躯体F側に引き寄せながら同突端の
長手方向両端に、同上階F3 に基端側が止着されている
二本の玉掛けワイヤー(繋止手段7)を掛止して同トラ
バーサー3を繋止するのが良い。
【0023】更に、この時、引き寄せ専用治具(図示せ
ず)を用いれば、更に安全かつ簡単に引き寄せることが
できる。また、図5に示すように、PCファスナーの穴
を利用して引掛治具7aを取り付け、それに玉掛けワイ
ヤー(繋止手段7)を掛止するのが良い。
【0024】次に、第4工程について説明する。立体ト
ラバーサー3を吊持しているクレーンワイヤー5を下ろ
しながら前記繋止手段7側(換言すれば、立体トラバー
サーの突端側)を支点に同トラバーサー3を反転させる
ことにより、壁部材1を建物躯体F側に引き込み合わせ
る(図4(b)(c)参照)。
【0025】その際、クレーンワイヤー5は、常に、建
物躯体Fと平行になるべく垂下され、内側に引き寄せら
れることがないため、上部吊足場等に過度な負担をかけ
ることもなく、壁部材1を簡単かつ確実に取付面S1
と引き合わせることができるのである。
【0026】次に、第5工程について説明する。チェー
ンブロック2bを操作することにより、壁部材1の左右
傾き等のレベル調整(微調整)を行なった後、下位の壁
部材1Aに連結し、常套法によって建物躯体Fに固着す
べく取り付ける。
【0027】このように構成される本発明の壁部材取付
方法は、クレーンワイヤー5のフック5aを立体トラバ
ーサー3の頂辺ワイヤー6bに係止連結して外壁部材1
を取付前面S1 上まで上昇させることにより、立体トラ
バーサー3の底辺3Cが自然に建物躯体F側に突出すべ
く吊り上げられるため、斯かる立体トラバーサー3の突
端側を上述の如く繋止手段(玉掛けワイヤー)7を介し
て上階に繋止した後(図4(a)参照)、クレーンワイヤ
ー5を下ろしていくだけで(図4(b)参照)、前記繋止
手段(玉掛けワイヤー)7側(換言すれば、前記突端
側)を支点に立体トラバーサーが反転し、壁部材1を無
理なく、しかも簡単かつ確実に躯体取付面S1 に引き合
わせることができるのである(図4(c)参照)。
【0028】尚、玉掛けワイヤー、立体トラバーサー、
チェーンブロックが一線上に吊持された際に、壁部材1
がうまく建物の取付面S1 に整合するようにそれぞれの
長さが設定されていることは云うまでもない。
【0029】次に、本発明に係る壁部材取付用トラバー
サーの実施の一例を図面を参照しながら説明する。尚、
理解を容易にするため、前述した本発明方法の実施例と
同一部分は同一符号で示し、構成の異なる処のみを新た
な番号を付して以下に説明する。
【0030】図中3は、本発明に係る壁部材取付用の立
体トラバーサーであり、この立体トラバーサー3は、底
辺3B側に取り付けられるチェーンブロック等の吊着手
段2と、頂辺3A側に取り付けられるクレーンワイヤー
用の連結手段6と、底辺3C側に取り付けられる玉掛け
ワイヤー等の繋止手段7とを備えている。
【0031】前記吊着手段2は、後述する立体トラバー
サー3の連結部3b,3bに(連結リング2a,2aを
介して)連結される一対のチェーンブロック2b,2b
を備えている。
【0032】立体トラバーサー3は、鋼材等の適宜素材
にて中空の三角ルーフ状に枠組み成形されており、互い
に平行する頂辺3A、底辺3B及び3Cを有していると
共に、その両端にはそれぞれ各角部の対角線延長上に突
出する連結部3a,3b,3cが連設されている。
【0033】クレーンワイヤー用の連結手段6として
は、例えば、立体トラバーサー3の連結部3a,3aに
連結された一対の連結リング6a,6aと、該連結リン
グ6a,6aに着脱自在に連結される頂辺ワイヤー6b
とからなり、該頂辺ワイヤー6bに後述するクレーンワ
イヤー5の吊下フック5a(図3参照)が係止される。
【0034】一方、前記繋止手段7は、例えば、一端側
が建物上階F3 に係止され他端側が立体トラバーサー3
の突端側に係止される玉掛けワイヤーからなり、下階に
吊持した際に、同立体トラバーサー3の突端が上階壁面
Hに当接しないように、換言すれば、上階F3 の空間S
2 に立体トラバーサー3が収まるように、適時長さのも
のが使用される。
【0035】また、吊持される立体トラバーサー3の突
端を引き寄せる手段として、同トラバーサー3の底辺3
Cの左右両端側に垂紐4,4が繋止されており、上階F
3 に立つ作業員がこの垂紐4,4を受け取ることによ
り、建物躯体Fより離間して吊持されている同トラバー
サー3の突端側を容易に躯体側に引き寄せすることでき
るのである。
【0036】このように構成される本発明に係る壁部材
取付用トラバーサーは、クレーンワイヤー5のフック5
aを立体トラバーサー3の頂辺ワイヤー6bに係止連結
して壁部材1を取り付け前面上まで上昇させることによ
り、立体トラバーサー3の底辺3Cが自然に建物躯体F
側に突出すべく吊り上げられるため、図4に示すよう
に、斯かる立体トラバーサー3の突端側を上述の如く繋
止手段(玉掛けワイヤー)7を介して上階F3 に繋止し
た後(図4(a)参照)、クレーンワイヤー5を下ろして
いくだけで(図4(b)参照)、立体トラバーサー3が前
記繋止手段(玉掛けワイヤー)7側(換言すれば、前記
突端側)を支点にして反転し、壁部材1を簡単かつ確実
に躯体取付面S1 に引き合わせることができる(図4
(c)参照)。
【0037】しかも、クレーンワイヤー5は、引き上げ
作業時のみならず壁部材1の引き合わせ作業の際にで
も、常時、建物躯体と平行になるべく垂下され、従来の
如き内側(躯体側)に引き寄せられることがないため、
上部吊足場の下部に水平荷重が加わったり、また、斯か
る部分(吊足場下部)にクレーンワイヤー5が接触して
しまうことを阻止でき、壁部材1を無理なくしかも正確
に躯体取付面S1 へと引き合わせることができるのであ
る。
【0038】尚、本発明に係る壁部材取付用トラバーサ
ーは、本実施例に限定されることなく、本発明の目的の
範囲内で自由に設計変更し得るものであり、本発明はそ
れらの全てを包摂するものである。
【0039】例えば、本実施例では、立体トラバーサー
3に中空ルーフ型の枠組を使用しているが、これに限定
されることなく、台形、その他の適宜多角形状物を使用
しても良い。
【0040】また、本明細書で言及している「壁部材」
とは、本実施例で示したPC板等の外壁材のみに限定さ
れるものではなく、サッシ枠、バルコニー等の外壁部材
をも包摂するものであり、本発明の技術的範囲に包含さ
れるものである。
【0041】
【発明の効果】本発明は上述のように構成され、クレー
ンワイヤーのフックを立体トラバーサーの頂辺に係止連
結して外壁部材を建物躯体の取付前面上まで上昇させる
ことにより、立体トラバーサーの底辺Cが自然に建物躯
体側に突出すべく吊り上げられるため、斯かる立体トラ
バーサーの突端側を上述の如く玉掛けワイヤー等の繋止
手段を介して上階に繋止した後、クレーンワイヤーを下
ろしていくだけで、立体トラバーサーが前記繋止手段側
(換言すれば、前記突端側)を支点に反転して壁部材を
簡単かつ確実に取付面に引き合わせることができるとい
った効果を奏するものである。
【0042】しかも、クレーンワイヤーが、常時、建物
躯体と平行になるべく垂下され、従来の如き躯体側に引
き寄せられることがないため、上部吊足場の下部に水平
荷重が加わったり、また、斯かる部分(吊足場下部)に
クレーンワイヤーが接触してしまうことを阻止でき、壁
部材を無理なくしかも正確に躯体取付面へと取り付けで
きるのである。
【0043】このように本発明の建物躯体用取付方法及
びその取付用トラバーサーは、熟練を要することなく誰
にでも簡単かつスピーディーに壁部材を建物躯体に取り
付けできると共に、仮令、上部にハネ出し等の障害物が
付設されている建物躯体の場合でも、容易に壁部材を引
き込み合わせることができるなど、本発明を実施するこ
とはその実益的価値が甚だ大である。
【0044】また、取付用トラバーサーは、簡単な立体
フレームからなるので、引き込み専用に足場を特殊にす
るなどの大掛かりな作業が必要なく、安全かつ経済的に
作業できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る壁部材取付用トラバーサーを示す
斜視図である。
【図2】図2(a)は同トラバーサーの側面図、図2(b)
は同正面図である。
【図3】同トラバーサーの吊下状態を示す説明図であ
る。
【図4】同トラバーサーの動作説明図である。
【図5】PCファスナーの穴を利用して取り付けた引掛
治具と玉掛けワイヤー(繋止手段)との掛止状態を示す
説明図である。
【図6】従来の外壁取付方法を示す説明図である。
【符号の説明】
1 壁部材 1A 下位の壁部材 1a 連結リング 1b 連結片 2 吊着手段 2a 連結リング 2b チェーンブロック 3 立体トラバーサー 3A 頂辺 3a 連結部 3B 底辺 3b 連結部 3C 底辺 3c 連結部 4 垂紐 5 クレーンワイヤー 5a 吊下フック 6 連結手段 6a 連結リング 6b 頂辺ワイヤー 7 繋止手段(玉掛けワイヤー) 7a 引掛治具 S1 取付面 S2 取付空間 F 建物躯体 F3 上階 H 上階壁面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】PC板等の壁部材をチェーンブロック等の
    吊着手段を介して立体トラバーサーに連結した後、斯か
    る立体トラバーサーの突端側が建物躯体に対向すべくタ
    ワークレーン等の機械で吊り上げて前記壁部材を同躯体
    の取り付け前面上に移動せしめ、然る後、立体トラバー
    サーの突端側に玉掛けワイヤー等の繋止手段を介して同
    立体トラバーサーを上階の建物躯体に繋止した後、クレ
    ーンワイヤーを徐々に下ろして前記繋止手段側を支点に
    立体トラバーサーを反転させながら壁部材を建物躯体側
    に引き込み合うようにしたことを特徴とする建物躯体の
    壁部材取付方法。
  2. 【請求項2】壁部材は、建物側へ引き込み合わされた
    後、チェーンブロックにてレベル調整が行なわれること
    を特徴とする請求項1に記載の建物躯体の壁部材取付方
    法。
  3. 【請求項3】鋼材等の適宜素材にて中空の三角ルーフ状
    に枠組み成形されていることを特徴とする壁部材取付用
    トラバーサー。
  4. 【請求項4】多角状の立体トラバーサーと、該立体トラ
    バーサーの頂辺A側に取り付けされるクレーンワイヤー
    用の連結手段と、前記立体トラバーサーの底辺B側に取
    り付けされる壁部材吊下用の吊着手段と、同立体トラバ
    ーサーの底辺C側に取り付けされる建物上階への繋止手
    段とを備えてなることを特徴とする壁部材取付用トラバ
    ーサー。
JP11083633A 1999-03-26 1999-03-26 建物躯体の壁部材取付方法とその壁部材取付用トラバーサー Pending JP2000274080A (ja)

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