JPH0723776U - 建て起こし及び玉掛け外し装置 - Google Patents

建て起こし及び玉掛け外し装置

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JPH0723776U JP5508393U JP5508393U JPH0723776U JP H0723776 U JPH0723776 U JP H0723776U JP 5508393 U JP5508393 U JP 5508393U JP 5508393 U JP5508393 U JP 5508393U JP H0723776 U JPH0723776 U JP H0723776U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 上空での建て起こし(反転)から玉掛け外し
までの一連の作業を効率良く省エネルギーで行う建て起
こし及び玉掛け外し治具を提供する。 【構成】 本体11に設けたウインチ22と、ウインチ
22を回転駆動するモータ23と、ウインチ22に巻き
上げ及び巻き下げ自在に固定された第1のワイヤ12
と、この先端に設けた第1の吊り部材14と、これに吊
持した部材の自重で回転したウインチ22がモータ23
に発生させた起電力を蓄電するバッテリ35と、モータ
23の回転駆動を制御する電磁ブレーキ33及び遠心ク
ラッチ型ブレーキ34と、本体11に懸装された第2の
吊りワイヤ13と、この先端に設けた第2の吊り部材1
5A及び15Bと、第2の吊り部材15A及び15Bの
着脱を自動的に行う着脱装置60を含んで構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、建て起こし及び玉掛け外し装置に係り、特に、部材の建て起こし及 び玉掛け外し作業を連続して行うことが可能な建て起こし及び玉掛け外し装置に 関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、建築現場への部材の搬入は、一般的に、トラック等の搬送手段の制 約から、縦方向(略直立方向)に取り付ける部材でも横(略水平)にねかせた状 態で搬入される。従って、このような状態で搬入された部材を建て込む際には、 当該部材を横方向から縦方向に建て起こす作業が必要となる。
【0003】 そこで、この部材の建て起こし作業は、例えば、部材の建て起こしを行う合番 クレーンと、部材の揚重・設置を行うタワークレーンとの組み合わせによる協調 作業によって行われていた。従って、建築物の躯体工事においては、常に2機の クレーンが必要となり、また、各々のクレーンを操作する作業員が必要となるた め、費用がかかるという問題があった。
【0004】 また、部材の建て起こし作業は、主に、部材の揚重・設置作業との協調作業で あるため、作業時間中における手待ち時間の割合が非常に多くなり、作業効率が 悪いという問題があった。 さらに、前記2機のクレーンの協調作業は、合図者と両クレーンのオペレータ とが連携して行う難しい作業であり、特に、部材を地切りする際には、部材の角 を傷付けないように慎重に行わなければならなかった。
【0005】 そこで、近年では、外壁PC版等の建て起こし及び揚重・設置を連続して1台 のクレーンで行うことが可能な外壁PC版建て起こし吊り装置(例えば、『EZ ・転(商品名);株式会社サタコエンジニアリング製』、『PC版反転吊りビー ム;吉永機械株式会社製』など)が使用されている。これらの装置は、PC版を 水平な状態で吊り上げた後、PC版を取り付け階で(空中で)垂直に反転させる ため、建て起こし時にPC部材に傷や破損が発生することがないという利点があ る。
【0006】 また、鉄骨柱部材の建方後の玉掛け外しを遠隔操作によって行うことにより、 作業員が高所に登る作業を削減し、安全性の向上を計る装置(例えば、『つる太 郎−MKII(商品名);吉永機械株式会社製』)が使用されている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
前記玉掛け外し治具は、小型で作業性がよく且つ少ない消費エネルギーで、玉 掛け外し作業ができる反面、部材を上空で反転させる(建て起こす)ことができ ないため、柱鉄骨等のパネルの設置には不向きであった。 一方、前記外壁PC版建て起こし吊り装置は、PC版を水平な状態で吊り上げ た後、PC版を取り付け階で垂直に反転させる構造を備えているめ、その動力源 を組み込む必要があり、装置が大がかりとなると共に、消費エネルギーが増加す るという欠点があった。
【0008】 そこで、従来では、用途に合わせて玉掛け外し治具と外壁PC版建て起こし吊 り装置とを使い分けていたが、前記玉掛け外し治具と外壁PC版建て起こし吊り 装置の両方を所有する必要があり不経済であるという問題があった。 また、上空での反転が必要な部材の作業と、上空での反転が必要でない部材の 作業が混在している場合には、装置の交換が作業性を大幅に低下させるという問 題もあった。
【0009】 そこで、前記玉掛け外し治具と外壁PC版建て起こし吊り装置を組み合わせる ことで、両者の欠点を補い合うことも考えられるが、部材の建て起こし及び揚重 を行うには、装置の小型化、消費エネルギーの省力化等を行うことが困難であっ た。 本考案は、このような従来の問題点を解決することを課題とするものであり、 上空での建て起こしから玉掛け外しまでの一連の作業を効率良くしかも省エネル ギーで行うことが可能な建て起こし及び玉掛け外し治具を提供することを目的と する。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1に係る考案は、吊り機構に接続される本 体と、前記本体に設けられたウインチと、一方の先端が前記ウインチに巻き上げ 及び巻き下げ自在に固定された第1のワイヤと、前記第1のワイヤの他方の先端 に設けられ且つ部材を着脱自在に吊持する第1の吊り部材と、前記本体に懸装さ れた第2の吊りワイヤと、前記第2の吊りワイヤの先端に設けられ且つ部材を着 脱自在に吊持する第2の吊り部材と、前記ウインチを無負荷または少負荷状態で 回転駆動するモータと、前記第1の吊り部材及び第2の吊り部材に略水平に吊持 した部材が、その自重で第2の吊り部材を中心に回転して建て起こされる際に、 第1のワイヤに引っ張られて回転するウインチがモータに発生させた起電力を蓄 電するバッテリと、前記バッテリに接続され且つモータの回転駆動及び制動を制 御するモータ制御装置と、を含んで構成し、前記第1の吊り部材及び第2の吊り 部材の少なくとも一方に、前記部材の着脱を自動的に行う着脱装置を設け、前記 着脱装置に、前記バッテリを接続したことを特徴とする建て起こし及び玉掛け外 し装置を提供するものである。
【0011】 そして、請求項2に係る考案は、前記本体に、該本体を水平方向に並設可能な 連結部材を設置したことを特徴とする建て起こし及び玉掛け外し装置を提供する ものである。
【0012】
【作用】
請求項1に係る考案によれば、モータ制御装置でモータを回転駆動することに より、無負荷または少負荷状態のウインチを回転駆動して、ウインチから第1の 吊り部材までの長さと、本体から第2の吊り部材までの長さと、を同程度とし、 次いで、モータ制御装置にてモータを制動した状態で、例えば、吊持すべき部材 の一方の端部に第1の吊り部材を、他方の端部に第2の吊り部材を取り付け、本 体をクレーン等の吊り機構で持ち上げることで、前記部材は、略水平な状態で空 中に持ち上げられる。そして、この状態で、モータ制御装置にてモータの制動を 解除すると、第1の吊り部材は、これに吊持された部材の自重により降下し、第 1のワイヤを巻き下げる。
【0013】 このようにして、前記吊持された部材は、空中で、略水平状態から略垂直状態 へと反転し、建て起こされた状態となる。この時、前記ウインチは、第1のワイ ヤの巻き下げにより強制的に回転してモータの軸を回転させ、モータに電力を発 生させる。このモータに発生した電力は、バッテリに蓄電される。 なお、エアモータ及びエアタンクを装備すれば、蓄える動力として圧縮空気を 採用することも可能である。
【0014】 また、第1の吊り部材及び第2の吊り部材の少なくとも一方に、前記部材の着 脱を自動的に行う着脱装置を設けたため、第1の吊り部材及び第2の吊り部材の 少なくとも一方が、作業者の手の届かない場所にあっても、遠隔操作で簡単に玉 掛け外しが行える。 ところで、前記バッテリには、モータ制御装置及び着脱装置が接続されている ため、当該バッテリに蓄電された電力は、モータ制御装置の動力の一部または全 部及び着脱装置の動力の一部または全部となる。
【0015】 このため、つまり、このバッテリは、第1の吊り部材及び第2の吊り部材の少 なくとも一方に設けた着脱装置の動力源と、モータ制御装置の動力源と、を兼ね 備えることになるから、2つのバッテリを個別に設ける必要がない。 そして、請求項2記載の考案によれば、連結部材を介して請求項1に係る建て 起こし及び玉掛け外し装置を水平に並設することができるため、吊持すべき部材 の複数箇所に、各々の第1の吊り部材及び第2の吊り部材が取り付けられる。従 って、前記部材は、四点以上の部位で安定して支持されるため、パネル部材等の 板状の部材の建て起こし及び揚重・設置も行える。
【0016】 また、請求項1に係る建て起こし及び玉掛け外し装置の並設台数を増やすこと で、大きな部材や重い部材にも、十分に対処することができ、吊持する部材に応 じて最適な台数を選択することもできるため、装置の汎用性が向上すると共に、 無駄な動力を必要とすることがない。
【0017】
【実施例】
次に、本考案に係る一実施例について、図面を参照して説明する。 (実施例1) 図1ないし図3は、実施例1に係る建て起こし及び玉掛け外し装置の外観図、 図4は、実施例1に係る建て起こし及び玉掛け外し装置の部分拡大図、図5は、 実施例1に係る建て起こし及び玉掛け外し装置の部分構成図である。
【0018】 なお、実施例1では、建て起こし及び玉掛け外し装置を用いて鉄骨の建て起こ し及び揚重・設置を行う場合について説明する。 図1ないし図5に示す建て起こし及び玉掛け外し装置1は、クレーンフック2 に接続される本体11と、本体11に巻き上げ及び巻き下げ自在に懸装された第 1のワイヤ12と、本体11に懸装された第2のワイヤ13と、第1のワイヤ1 2の一方の先端に設けられた第1の吊り部材14と、第2のワイヤ13の両端に 設けられた第2の吊り部材15A及び15Bから構成されている。
【0019】 本体11のハウジング21内には、ウインチ22と、ウインチ22の回転駆動 を行うモータ23と、モータ23に接続されたバッテリ24と、バッテリ24に 接続されたエア供給源26と、エア供給源26に接続された制御弁27と、が配 設されている。 ハウジング21の上部には、クレーンフック2に吊持するための吊りチェーン 5を支持する2つの支持部材6が固定されている。一方、ハウジング21の底部 には、特に図4に示すように、第2のワイヤ13を懸装する滑車50が固定され ている。
【0020】 ハウジング21の外壁面には、本体11を水平に並設する際に、本体11同士 を連結する連結部材を固定する複数のねじ穴8が開口されている。 ウインチ22を構成する回転ドラム31は、モータ23の回転軸32に周設さ れており、回転軸32と一体となって回転するようになっている。このウインチ 22には、第1のワイヤ12の一方の先端が固定されており、ウインチ22を回 転することで、第1のワイヤ12の巻き上げ及び巻き下げを行うようになってい る。
【0021】 モータ23には、モータ23の回転軸32を制動する電磁ブレーキ33が内蔵 されている。また、モータ23には、電磁ブレーキ33が解除された際に、モー タ23の回転軸32の回転駆動を制御する遠心クラッチ型ブレーキ34が接続さ れている。 この電磁ブレーキ33の作動及び解除と、遠心クラッチ型ブレーキ34の作動 及び解除は、特に図示しないが、モータ23に内蔵したブレーキ制御装置に無線 操作で指示信号を送信し、この信号に応じて前記作動及び解除を行う、いわゆる 遠隔操作にて行われるようになっている。すなわち、実施例1に係る建て起こし 及び玉掛け外し装置1は、特に図示しないが、前記ブレーキ制御装置に信号を送 信する無線送信機を備えている。
【0022】 このモータ23は、後に詳細するが、ウインチ22が第1のワイヤ12を巻き 下げる方向に回転した際に、回転軸32が強制的に回転し、この回転力により起 電力が発生するようになっている。そして、このモータ23には、ここで発生し た起電力を蓄電可能なバッテリ35が接続されている。 バッテリ35には、遠心クラッチ型ブレーキ34、エア供給源26及び制御弁 27が接続されており、バッテリ35が、遠心クラッチ型ブレーキ34、エア供 給源26及び制御弁27の動力源となっている。
【0023】 エア供給源26は、後に説明するが、第2の吊り部材15A及び15Bに内蔵 されている空圧シリンダ61の空圧室49に、電磁弁27を介して空気を供給す るようになっている。 第1の吊り部材14は、吊持すべき部材(実施例1では鉄骨3)の吊りピース 4Aに開口されている穴に着脱自在に貫通されるピン41を備えており、ピン4 1を吊りピース4Aの穴に貫通させることで、鉄骨3を吊持する構造となってい る。
【0024】 ピン41の一端には、ピン41の着脱を行うレバー42の一端が設けられてい る。このレバー42の他端、すなわち支点42Aには、レバー42を常にピン4 1が装着される方向に押圧するスプリング44を備えた押圧部材43が設けられ ている。 すなわち、レバー42は、通常、その支点42Aを中心として常にピン41を 装着する方向(図5に示す矢印Y方向と逆向き)に回転しようとする状態にある 。そして、このレバー42を矢印Y方向に引くと、レバー42は、支点42Aを 中心としてピン41を矢印Y方向に回転し、スプリング44が強制的に縮められ 、ピン41が抜脱されるようになっている。そして、レバー42を放すと、レバ ー42は、支点42Aを中心としてピン41を矢印Y方向と逆方向に回転し、ピ ン41を再び装着するようになっている。このピン41の着脱は、レバー42を 手動で操作することにより行われる。
【0025】 第2のワイヤ13は、その両端を下方に向けて滑車50に滑動自在に懸装され ている。第2のワイヤ13の両端に設けられた第2の吊り部材15A及び15B は、鉄骨3の吊りピース4Bに開口されている穴に着脱自在に貫通されるピン4 5を備えており、ピン45を吊りピース4Bの穴に貫通させることで、鉄骨3を 吊持する構造となっている。
【0026】 この第2の吊り部材15A及び15Bは、ピン45の着脱を自動的に行う自動 着脱装置60が内蔵されている。この自動着脱装置60は、ピン45の一方の端 部に設けられたレバー46と、レバー46の他端、すなわち支点46Aに接続さ れた空圧シリンダ61と、により構成されている。 すなわち、エア供給源26から制御弁27を介して空圧シリンダ61の空圧室 49に空気が供給されると、空圧シリンダ61のピストンロッド47がレバー4 6を押圧し、レバー46は、支点46Aを中心にしてピン45を図5に示す矢印 Z方向に回転し、ピン45が抜脱されるようになっている。この時、前記ピスト ンロッド47に配設されているスプリング48が縮められた状態となる。
【0027】 一方、制御弁27を調整して空圧シリンダ61の空圧室49から空気が排出さ れると、ピストンロッド47に配設されているスプリング48の戻り力により、 ピストンロッド47が前記と反対方向にレバー46を戻し、レバー46は、支点 46Aを中心としてピン45を矢印Z方向と逆方向に回転し、ピン45を再び装 着するようになっている。
【0028】 このピン45の着脱、すなわち、空圧室49への空気の供給量の制御は、特に 図示しないが、自動着脱装置60に内蔵した着脱制御装置に、無線操作で指示信 号を送信するいわゆる遠隔操作にて行われる。ここで、この着脱制御装置に、前 記信号を送信する無線送信機は、前記ブレーキ制御装置に信号を送信する無線送 信機と兼用してもよい。
【0029】 このピン45の着脱は、前記自動着脱装置60で行う他、第1の吊り部材14 と同様に、手動で行うこともできるようになっている。すなわち、作業者がレバ ー46を矢印Z方向に引くことでピン45を抜脱し、レバー46を放すことでピ ン45を装着することもできるようになっている。 次に、実施例1に係る建て起こし及び玉掛け外し装置1の具体的動作について 説明する。
【0030】 先ず、クレーンフック2に吊りチェーン5を取り付ける。 次に、第1のワイヤ12の長さが、第2のワイヤ13全体の長さの半分程度、 つまり両ワイヤ12及び13の本体11からの懸架長さがほぼ等しくなるように 第1のワイヤ12をウインチ22に巻き上げておき、第1の吊り部材14を鉄骨 3の吊りピース4Aに取り付ける。この際、モータ23にかかる負荷は、ウイン チ22の回転慣性及び第1のワイヤ12の重量だけであるから、極めて小さく、 消費エネルギーも小さい。また、この時、電磁ブレーキ33を作動させて、モー タ23を制動しておき、ウインチ22から第1のワイヤ12が巻き下げられない ようにしておく。
【0031】 この第1の吊り部材14の取り付けは、作業者がレバー42を矢印Y方向に手 動で引き、ピン41を抜脱した後、吊りピース4Aに開口されている穴とピン4 1の先端とを合わせて、レバー42を戻しながら吊りピース4Aに開口されてい る穴にピン41を貫通させる。 次に、レバー42を完全に放してピン41を確実に装着する。この第1の吊り 部材14は、ピン41が装着された状態では、スプリング44がピン41を常に 装着する方向に押圧しているため、作業中にピン41が抜け落ちることがなく、 安全な作業が行える。
【0032】 次に、第2の吊り部材15A及び15Bを、鉄骨3の吊りピース4Bに取り付 ける。この第2の吊り部材15A及び15Bの取り付けは、第1の吊り部材14 を吊りピース4Aに取り付けた方法と同様に、作業者が行う。第2の吊り部材1 5A及び15Bも前記と同様に、ピン45が装着された状態では、スプリング4 8が、ピン45を常に装着する方向に押圧しているため、作業中にピン45が抜 け落ちることがなく、安全な作業が行える。
【0033】 次に、図1に示すように、クレーンを操作して、クレーンフック2を上空に上 げ、鉄骨3を吊持した建て起こし及び玉掛け外し装置1を上空に揚重する。この 時、第2のワイヤ13は、滑車50により滑動自在な状態となっているため、折 り返された第2のワイヤ13間のたるみが強制され、鉄骨3を安定した状態で水 平またはほぼ水平に吊持することができる。
【0034】 次いで、鉄骨3を所定の高さまで揚重したら、遠隔操作にて、モータ23に内 蔵したブレーキ制御装置に電磁ブレーキ33を解除する信号及び遠心クラッチ型 ブレーキ34を作動させる信号を送信する。 このブレーキ制御装置は、前記信号を受信すると、電磁ブレーキ33を解除し てモータ23の回転軸32を回転自在にする。ここで、ウインチ22の回転ドラ ム31は、回転軸32と一体となって回転するように設計されているため、回転 ドラム31も回転自在となる。
【0035】 この状態では、図2に示すように、ウインチ22に固定されている第1のワイ ヤ12が、第1の吊り部材14に吊持した鉄骨3の自重により繰り出されて巻き 下げられる。この時、回転軸32が第1のワイヤ12が巻き下がる力により強制 的に回転されるが、この回転軸32には、回転軸32の回転駆動を制御する遠心 クラッチ型ブレーキ34が作動しているため、第1のワイヤ12が巻き下げられ る速度が一定に保たれる。また、この第1のワイヤ12が巻き下がる際には、第 2のワイヤ13が、滑車50により滑動自在な状態となっているため、第2の吊 り部材15A及び15Bにより、建て起こされる鉄骨3のバランスを保つことが できる。このため、建て起こし作業が安全に行える。
【0036】 このように第1のワイヤ12は、第1の吊り部材14に吊持した鉄骨3の自重 と、遠心クラッチ型ブレーキ34により、徐々に巻き下げられ、最終的には、図 3に示すように、建て起こされた状態(初期の状態から90度反転した状態)と なる。この建て起こし作業は、空中で行われるため、鉄骨3に傷や破損が発生す ることがない。
【0037】 ここで、回転軸32は、外部の力、すなわち重力により強制的に回されること になる。このため、モータ23には、この回転力に応じた起電力が発生する。 モータ23で発生した電力は、バッテリ35に蓄電される。バッテリ35に蓄 電された電力は、遠心クラッチ型ブレーキ34を作動する動力源及び、第2の吊 り部材15A及び15Bのピン54の着脱を行う動力源として兼用される。従っ て、バッテリ35自身の容量を低減することが可能となり、バッテリ35を小型 軽量化することが可能となる。
【0038】 鉄骨3が、図3に示すように建て起こされた状態となったら、クレーンを操作 して鉄骨3を設置位置まで揚重した後、吊りピース4A側が下となるように、鉄 骨3を所定の位置に垂直に固定する。 次に、第1の吊り部材14を吊りピース4Aから、第2の吊り部材15A及び 15Bを吊りピース4Bから取り外す(玉掛け外し)作業を行う。
【0039】 第1の吊り部材14を吊りピース4Aから取り外す際には、作業者が手動でレ バー42を引き、ピン41を吊りピース4Aの穴から抜脱する。この時、第1の 吊り部材14は、作業者が簡単に操作できる位置にあるため、ピン41の抜脱作 業は容易に手動で行える。次に、第1の吊り部材14を鉄骨3から外し、レバー 42を放してピン41を再び装着する。
【0040】 第2の吊り部材15A及び15Bを吊りピース4Bから外す作業は、遠隔操作 にて行う。すなわち、自動着脱装置60に内蔵した着脱制御装置に、無線操作で ピン45を抜脱する指示信号を送信する。着脱制御装置は、この信号を受信する とエア供給源26と連通している電磁弁27を開き、エア供給源26から電磁弁 27を介して空圧室49に空気を供給する。この時、スプリング48が押し縮め られる。空圧室49に空気が供給されると、ピストンロッド47がレバー46を 押圧し、レバー46は、支点を中心としてピン45を抜脱する方向に回転し、ピ ン45を吊りピース4Bの穴から抜脱する。
【0041】 次に、この状態で、第2の吊り部材15A及び15Bを鉄骨3から外した後、 自動着脱装置60に内蔵した着脱制御装置に、無線操作でピン45を装着する信 号を送信する。 前記着脱制御装置は、この信号を受信するとエア供給源26と連通している電 磁弁27を閉じ、空圧室49から空気を排出する。この時、スプリング48の戻 り力により、ピストンロッド47は元の位置に向けて戻され、この動作によりレ バー46は、支点を中心にしてピン45を装着する方向に回転し、ピン45を再 び装着する。
【0042】 この第2の吊り部材15A及び15Bを、吊りピース4Bから外す作業は、遠 隔操作で行えるため、第2の吊り部材15A及び15Bが、作業者の手の届かな い場所にあっても、ピン45の抜脱作業は容易に行える。 この鉄骨3の建て起こしから玉掛け外しまでの一連の作業が終了したら、所望 に応じて、前記と同様の方法で、他の部材の建て起こし及び揚重・設置・玉掛け 外しを行う。
【0043】 このように、鉄骨3の建て起こす際に、鉄骨3にかかる重力エネルギーを、起 電力に変換してバッテリ35に蓄積することができ、この蓄積したエネルギーを 自動着脱装置60、電磁ブレーキ33及び遠心クラッチブレーキ34の動力にす ることができるため、エネルギーの無駄を小さくすることができる。すなわち、 消費エネルギーを小さくすることができる。また、自動着脱装置60の動力源と 電磁ブレーキ33及び遠心クラッチブレーキ34の動力源とを兼ねることができ るため、バッテリ35を個別に設ける必要がなく、装置を小型軽量化することが できる。
【0044】 なお、実施例1では、第2のワイヤ13を滑車50に滑動自在に懸装した構造 としたが、これに限らず、第2のワイヤ13の一方の端部をハウジング21に直 接固定し、第2のワイヤ13の他方の端部にのみ第2の吊り部材を設けた構造と してもよい。 また、実施例1では、ウインチ22を構成するドラム31をモータ23の回転 軸32と一体に回転制御するものとしたが、これに限らず、両者の間には、適宜 の動力伝達機構や変速機構を介在させてもよい。
【0045】 そしてまた、実施例1では、第2の吊り部材15A及び15Bに、ピン45の 着脱を自動的に行う自動着脱装置60を設けた構造としたが、これに限らず、第 2の吊り部材15A及び15Bと同様に、第1の吊り部材14にもピン41の着 脱を自動的に行う自動着脱装置を設けてもよい。 そして、実施例1では、自動着脱装置60を、レバー46と空圧シリンダ61 により構成したが、これに限らず、空圧シリンダ61に換えて油圧シリンダ等、 他の手段を配設することで、ピン45の自動着脱を行ってもよい。
【0046】 また、実施例1では、モータ23の回転軸32の回転駆動を制御する装置とし て、電磁ブレーキ33及び遠心クラッチ型ブレーキ34を使用したが、これに限 らず、他の構造のブレーキにより回転軸32の回転駆動を制御してもよい。 そして、実施例1では、建築用鉄骨3の建て起こし及び揚重・設置・玉掛け外 しを行う場合について説明したが、これに限らず、他の構造物の運搬や建て起こ し及び揚重・設置・玉掛け外しを行う場合にも応用可能であることは勿論である 。 (実施例2) 次に、本考案に係る実施例2について、図面を参照して説明する。
【0047】 図6は、実施例2に係る建て起こし及び玉掛け外し装置の斜視図、図7は、連 結部材の斜視図である。 なお、実施例2では、建て起こし及び玉掛け外し装置を用いてパネルの建て起 こし及び揚重・設置を行う場合について説明する。 図6に示す建て起こし及び玉掛け外し装置100は、実施例1で説明した建て 起こし及び玉掛け外し装置1を、連結部材71を介して2台水平に並設した構造 を備えている。
【0048】 図6及び図7に示す連結部材71は、H形鋼から構成されている。このH形鋼 の長さは、吊持するパネル72のサイズにより任意に決定される。 H形鋼のフランジ81Aのウエブ82の長手方向両端部には、ウエブ82から 遠ざかる方向であって、フランジ81A側面に対して垂直方向に、フランジ83 及び84が設けられている。
【0049】 また、フランジ81Bのウエブ82の長手方向両端部にも前記と同様に、ウエ ブ82から遠ざかる方向であって、フランジ81B側面に対して垂直方向に、フ ランジ85及び86が設けられている。 フランジ83〜86には、本体11のハウジング21に開口されたネジ穴8と 適合するネジ穴87が穿孔されている。そして、1台目の本体11に開口された ネジ穴8に、フランジ83及び85に穿孔されたネジ穴87を合わせ、ねじ穴8 及びネジ穴87にネジを螺合することで、連結部材71の一端が本体11の外壁 面に固定される。
【0050】 そして、同様に、もう1台の本体11に開口されたネジ穴8に、フランジ84 及び86に穿孔されたネジ穴87を合わせ、ねじ穴8及びネジ穴87にネジを螺 合することで、連結部材71の他端が、この本体11の外壁面に固定される。こ の時、図6に示すように、前記1台目の本体11に配設されているウインチ22 と、2台目の本体11に配設されているウインチ22とが、同一側となるように 固定する。
【0051】 このようにすることで、2台の建て起こし及び玉掛け外し装置1が、連結部材 71を介して水平に並設された構造となる。 フランジ81A上には、それぞれのモータ23の回転駆動及び自動着脱装置6 0の作動を同調させる同調装置70が配設されている。 この同調装置70は、それぞれのモータ23に内蔵されているブレーキ制御装 置に接続されている。そして、一つの無線送信機から送信する信号によって、そ れぞれのモータ23の回転軸32の回転駆動が、同一条件で行われるように同調 制御するように設計されている。すなわち、同調装置70は、一つの無線送信機 から送信された信号によって、それぞれのウインチ22からそれぞれの第1のワ イヤ12が、常に、同一の長さで巻き下げ、あるいは、巻き上げるようになって いる。
【0052】 また、同調装置70は、自動着脱装置60に内蔵した着脱制御装置にも接続さ れている。そして、前記と同一の無線送信機から送信する信号によって、電磁弁 27の開閉が同一条件で行われるように同調制御するように設計されている。す なわち、同調装置70は、一つの無線送信機から送信された信号によって、それ ぞれのピン45の着脱が同時に行われるように制御するものである。
【0053】 次に、実施例2に係る建て起こし及び玉掛け外し装置100の具体的動作につ いて図面を参照して説明する。 実施例1と同様に、第1のワイヤ12の長さを第2のワイヤ13の全体の長さ の半分程度まで巻き下げて、各々の電磁ブレーキ33により回転軸32を遠隔操 作で固定する。この時、同調装置70により、各々の電磁ブレーキ33は、一度 に作動する。
【0054】 次に、実施例1と同様の方法で、各々の第1の吊り部材14を、パネル72の 建て起こした際に下方となる側に設けられた吊りピース4Aに、第2の吊り部材 15A及び15Bを、パネル72の上方となる側に設けられた吊りピース4Bに 取り付ける。なお、第2の吊り部材15A及び15Bは、同一の吊りピース4B に取り付けた。
【0055】 このようにすることで、パネル72は、2つの第1の吊り部材14と、2組の 第2の吊り部材15A及び15Bにより、四点で支持される。 次に、実施例1と同様の方法で、パネル72を水平に揚重した後、実施例1と 同様の方法で、第1のワイヤ12を巻き下げる。この時、それぞれの電磁ブレー キ33の解除及び遠心クラッチ型ブレーキ34の作動は、同調装置70により同 一に行われる。なお、この時、実施例1と同様に、それぞれのモータ23に起電 力が発生し、この起電力がバッテリ35に蓄電されることは勿論である。
【0056】 次いで、パネル72を建て起こした後、パネル72を設置位置まで揚重し、所 望位置に固定する。次に、実施例1と同様の方法で、吊りピース4A及び4Bか ら第1の吊り部材14及び第2の吊り部材15A及び15Bを取り外す。この時 、それぞれのピン45は、同調装置70により同時に抜脱される。 このように、パネル72の建て起こしから玉掛け外しまでの一連の作業が終了 したら、所望に応じて、前記と同様の方法で、他の部材の建て起こし及び揚重・ 設置・玉掛け外しを行う。
【0057】 なお、実施例2では、2つの建て起こし及び玉掛け外し装置1を連結部材によ り水平に並設した建て起こし及び玉掛け外し装置100について説明したが、こ れに限らず、複数の連結部材71を用いて、2台以上の建て起こし及び玉掛け外 し装置1を水平に並設してもよい。 また、実施例2では、同調装置70を接続して、2台の建て起こし及び玉掛け 外し装置1の操作を同調して行ったが、これに限らず、本考案は、連結した建て 起こし及び玉掛け外し装置1の操作を必ずしも同調させて行わなくてもよいこと は勿論である。
【0058】 そして、実施例2では、第2の吊り部材15A及び15Bを同一の吊りピース 4Bに取り付けたが、これに限らず、第2の吊り部材15A及び15Bは、異な る吊りピースに取り付けてもよい。 また、実施例2では、連結部材71として、H形鋼を使用したが、これに限ら ず、連結部材71は、本体11を連結可能であれば、他の形状を備えていてもよ い。
【0059】 そして、実施例2では、連結部材71をネジにより本体11に固定したが、こ れに限らず、本体11に連結部材71を嵌合固定する嵌合部を設ける等、連結部 材71は、他の方法により固定してもよい。
【0060】
【考案の効果】 以上説明したように、請求項1に係る建て起こし及び玉掛け外し装置は、ウイ ンチから第1の吊り部材までの長さと、本体から第2の吊り部材までの長さと、 を同程度とすることで、吊持する部材を水平に維持することができ、また、モー タ制御装置の制動を解除することで、第1の吊り部材に吊持した部材の自重によ り、第1のワイヤを介して強制的にモータの回転軸を回転させることができる。 従って、部材に傷や破損を発生させることなく、部材の建て起こし及び揚重を行 うことができると共に、部材を建て起こす際に、前記モータに起電力を発生させ ることができる。
【0061】 前記モータに発生した電力は、バッテリに蓄電され、当該バッテリに接続され ているモータ制御装置及び着脱装置の動力にすることができる。このため、第1 の吊り部材及び第2の吊り部材の少なくとも一方に設けた着脱装置の動力源と、 モータ制御装置の動力源のパワーを小さくすることが可能となる。 この結果、装置自身を小型軽量化することができると共に、エネルギーの省力 化を達成することができる。
【0062】 そして、請求項2に係る建て起こし及び玉掛け外し装置は、連結部材を介して 請求項1に係る建て起こし及び玉掛け外し装置を水平に並設することができるた め、吊持すべき部材の複数箇所に、各々の第1の吊り部材及び第2の吊り部材を 取り付けることができる。このため、前記部材は、四点以上の部位で安定して支 持されるため、パネル部材等の板状の部材の建て起こし及び揚重・設置も行える 。
【0063】 また、請求項1に係る建て起こし及び玉掛け外し装置の並設台数を増やすこと で、大きな部材や重い部材にも、十分に対処することができ、吊持する部材に応 じて最適な台数を選択することもできるため、前記効果に加え、装置の汎用性が 向上すると共に、無駄な動力を必要とすることがなく、常に最適な条件で作業が 行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係る建て起こし及び玉掛け外し装置
の外観図である。
【図2】実施例1に係る建て起こし及び玉掛け外し装置
の外観図である。
【図3】実施例1に係る建て起こし及び玉掛け外し装置
の外観図である。
【図4】実施例1に係る建て起こし及び玉掛け外し装置
の部分拡大図である。
【図5】実施例1に係る建て起こし及び玉掛け外し装置
の部分構成図である。
【図6】実施例2に係る建て起こし及び玉掛け外し装置
の斜視図である。
【図7】実施例2に係る建て起こし及び玉掛け外し装置
の連結部材の斜視図である。
【符号の説明】
1 建て起こし及び玉掛け外し装置 2 クレーンフック 3 鉄骨 12 第1のワイヤ 13 第2のワイヤ 14 第1の吊り部材 15A 第2の吊り部材 15B 第2の吊り部材 22 ウインチ 23 モータ 26 エア供給源 27 電磁弁 33 電磁ブレーキ 34 遠心クラッチ型ブレーキ 35 バッテリ 41 ピン 45 ピン 60 自動着脱装置 70 同調装置 71 連結部材 72 パネル 100 建て起こし及び玉掛け外し装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04G 21/16 (72)考案者 矢口 則彦 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)考案者 浜中 道雄 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)考案者 中屋 亮 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)考案者 寺尾 勝倫 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)考案者 斎藤 正 千葉県千葉市花見川区作新台1−2−25

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吊り機構に接続される本体と、前記本体
    に設けられたウインチと、一方の先端が前記ウインチに
    巻き上げ及び巻き下げ自在に固定された第1のワイヤ
    と、前記第1のワイヤの他方の先端に設けられ且つ部材
    を着脱自在に吊持する第1の吊り部材と、前記本体に懸
    装された第2の吊りワイヤと、前記第2の吊りワイヤの
    先端に設けられ且つ部材を着脱自在に吊持する第2の吊
    り部材と、前記ウインチを無負荷または少負荷状態で回
    転駆動するモータと、前記第1の吊り部材及び第2の吊
    り部材に略水平に吊持した部材が、その自重で第2の吊
    り部材を中心に回転して建て起こされる際に、第1のワ
    イヤに引っ張られて回転するウインチがモータに発生さ
    せた起電力を蓄電するバッテリと、前記バッテリに接続
    され且つモータの回転駆動及び制動を制御するモータ制
    御装置と、を含んで構成し、前記第1の吊り部材及び第
    2の吊り部材の少なくとも一方に、前記部材の着脱を自
    動的に行う着脱装置を設け、前記着脱装置に、前記バッ
    テリを接続したことを特徴とする建て起こし及び玉掛け
    外し装置。
  2. 【請求項2】 前記本体に、該本体を水平方向に並設可
    能な連結部材を設置したことを特徴とする請求項1記載
    の建て起こし及び玉掛け外し装置。
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