JP2000320132A - 足場用荷揚機 - Google Patents

足場用荷揚機

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JP2000320132A
JP2000320132A JP13156499A JP13156499A JP2000320132A JP 2000320132 A JP2000320132 A JP 2000320132A JP 13156499 A JP13156499 A JP 13156499A JP 13156499 A JP13156499 A JP 13156499A JP 2000320132 A JP2000320132 A JP 2000320132A
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wire
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Itsuo Miyazaki
厳雄 宮崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 足場への取付け作業や取外し作業が簡単であ
り、しかも、安全を確保することができる足場用荷揚機
を提供する。 【解決手段】 足場1において隣接する一対の建地2,
2にそれぞれ取り付けられた一対の昇降用レール10,
10と、昇降用レール10に上下昇降自在に取り付けら
れた荷台20と、足場1の上部に取り付けられ、荷台2
0を吊り下げるための巻上ワイヤ71を巻き上げたり、
繰り出したりする電動巻上ウインチ70と、昇降用レー
ル10に沿って設けられた安全ワイヤ80と、巻上ワイ
ヤ71によって吊り下げられ、荷台20に取り付けら
れ、巻上ワイヤ71が切れたときに、安全ワイヤ71を
狭持して荷台20の落下にブレーキを掛ける落下防止機
構30とから構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、足場用荷揚機に関
する。
【0002】
【従来の技術】図14は足場1の概略斜視図である。足
場1は主に、建地2、横布3、筋違パイプ4、足場板5
および梯子6から構成されている。建地2は上下方向に
延びたパイプである。前後に隣接する建地2,2間に
は、水平な横布3が間隔をもって取り付けられている。
左右に隣接する横布3,3間には、水平な足場板5が取
り付けられている。また、左右に隣接する建地2,2間
には、一対の筋違パイプ4,4が交差した状態で取り付
けられている。そして、上記の構造を1ユニットとし
て、多数のユニットが左右方向と上下方向とに連続して
連結されている。符号6は、梯子である。作業者は、足
場板5を利用して、左右方向に自由に行き来できるので
ある。また、作業者は、梯子6を利用して、各階を自由
に行き来できるのである。
【0003】足場1の各階における側面部分に設けられ
ている筋違パイプ4は、足場1の構造を強化させるとと
もに、作業者や荷物等の落下を防止するための柵の役目
をしている。社団法人仮設工業会や労働基準局等の団体
により、安全な柵の取り付けが義務付けられているので
ある。
【0004】従来より、建設現場では足場1の中央部や
側部に、大型の工事用エレベーターを設置している。こ
の工事用エレベーターに荷物を搬入し、荷物の揚げ降ろ
しを行なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前述のごと
く、足場1に設置する工事用エレベーターは大型であ
り、しかも設置作業や取外し作業が面倒であるという問
題がある。また、工事現場では、安全が第一であり、安
全こそが最も優先されるので、万が一の事態に備えて、
作業員や荷物等の落下の危険を回避することは最も重要
な課題である。
【0006】本発明はかかる事情に鑑み、足場への取付
け作業や取外し作業が簡単であり、荷物を楽に揚げ降ろ
しでき、作業員や荷物等の落下を防止でき、しかも、荷
台を吊り下げる巻上ワイヤが切れても安全である足場用
荷揚機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の足場用荷揚機
は、足場において隣接する一対の建地にそれぞれ取り付
けられた一対の昇降用レールと、該昇降用レールに上下
昇降自在に取り付けられた荷台と、前記足場の上部に取
り付けられ、前記荷台を吊り下げるための巻上ワイヤを
巻き上げたり、繰り出したりする電動巻上ウインチと、
前記昇降用レールに沿って設けられた安全ワイヤと、前
記巻上ワイヤによって吊り下げられ、前記荷台に取り付
けられ、前記巻上ワイヤが切れたときに、前記安全ワイ
ヤを狭持して荷台の落下にブレーキを掛ける落下防止機
構とからなることを特徴とする。請求項2の足場用荷揚
機は、請求項1記載の発明において、前記足場に落下防
止柵が取り付けられ、該落下防止柵が、水平パイプの左
右各端に、該水平パイプから二股に分枝したそれぞれ2
本ずつの分枝パイプが固着されており、前記一対の建地
に単クランプによって取り付けられるヒウチ用パイプ
と、前記一対の建地の間より内側にいずれも立設され、
ヒウチ用パイプに直交クランプによって取り付けられる
一対の垂直ベースパイプと、該一対の垂直ベースパイプ
の間に、自在クランプによって取付けられ、足場側にの
み開閉自在な扉とからなることを特徴とする。請求項3
の足場用荷揚機は、請求項2記載の発明において、前記
水平パイプから二股に分枝した分枝パイプが成す角度が
90度であり、前記水平パイプと各分枝パイプとが成す
角度がいずれも135 度であることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施形態を図面
に基づき説明する。まず、本実施形態の足場用荷揚機を
取り付けるための足場を再び説明する。図14は足場1
の概略斜視図である。同図において、符号1は、本実施
形態の足場用荷揚機を取り付けるための足場を示してい
る。この足場1は主に、建地2、横布3、筋違パイプ
4、足場板5および梯子6から構成されている。建地2
は、上下方向に延びたパイプである。前後に隣接する建
地2,2間には、水平な横布3が間隔をもって取り付け
られている。左右に隣接する横布3,3間には、水平な
足場板5が取り付けられている。また、左右に隣接する
建地2,2間には、一対の筋違パイプ4,4が交差した
状態で取り付けられている。そして、上記の構造を1ユ
ニットとして、多数のユニットが左右方向と上下方向と
に連続して連結されている。
【0009】さて、本実施形態の足場用荷揚機を説明す
る。図1は本実施形態の足場用荷揚機の概略斜視図であ
るが、説明のため落下防止柵100 を簡略している。図1
0は落下防止柵100 の正面図である。図1および図10
に示すように、本実施形態の足場用荷揚機は、荷揚機構
と落下防止柵100 とから構成されている。荷揚機構を図
1〜9に基づき説明し、落下防止柵100 を図10〜図1
3に基づき説明する。前者の荷揚機構は、電動巻上ウイ
ンチ70、昇降用レール10、荷台20および落下防止
機構30から構成されている。
【0010】まず、電動巻上ウインチ70を説明する。
図2は電動巻上ウインチ70の周辺部の正面拡大図であ
る。図3は図2のIII−III 線矢視図である。図1〜3
において、符号65はウインチ取付金具を示している。
このウインチ取付金具65の左右両端には、それぞれ支
持棒66が立てた状態で取り付けられている。各支持棒
66の上端部には、それぞれ掛止金具67が取り付けら
れている。左右一対の掛止金具67,67は、前記足場
1において隣接する一対の横布3,3にそれぞれ掛止さ
れている。そして、前記支持棒66の下部はクランプ6
8によって、前記足場1において隣接する一対の建地
2,2に取り付けられている。
【0011】前記ウインチ取付金具65の中央部分に
は、電動巻上ウインチ70が掛止されている。この電動
巻上ウインチ70は、電動モータによって巻上ワイヤ7
1を巻き上げたり、繰り出したりするものである。巻上
ワイヤ71の下端には、フック72が取り付けられてい
る。
【0012】かかる電動巻上ウインチ70をウインチ取
付金具65に取り付けておきさえすれば、この電動巻上
ウインチ70によって、本実施形態の足場用荷揚機を構
成する各部材、例えば、後述する昇降用レール10、荷
台20、垂直ベースパイプ120 、扉130 、ヒウチ用パイ
プ140 、中間パイプ144 および安全用ワイヤ80などを
次々と上方へ揚げることができる。しかも、各部材を、
各種の着脱自在なクランプによって、足場1に取り付け
ることができるので、足場1への取り付け作業が簡単な
のである。
【0013】前記ウインチ取付金具65には、左右一対
の安全用ワイヤ80,80が、その上端を取り付けられ
ている。前記一対の安全用ワイヤ80の下端は、取付金
具81に取り付けられている。これら一対の安全用ワイ
ヤ80,80を設けた理由は、後述する。
【0014】前記ウインチ取付金具65には、左右一対
の張出角材64,64のそれぞれの基端が取り付けられ
ており、各張出角材64には、それぞれ2個ずつローラ
63,63が取り付けられているが、詳細は後述する。
【0015】つぎに、昇降用レール10を説明する。図
4は本実施形態の足場用荷揚機の正面図である。図5は
図4のV−V線矢視図である。図6は図5の要部拡大図
である。図1、4、5および6に示すように、足場1に
おける隣接する一対の建地2,2に、これに沿って一対
の昇降用レール10,10がそれぞれクランプ11によ
って取り付けられている。この昇降用レール10には、
断面視コ字状の溝形鋼を使用すると好適である。なお、
昇降用レール10を取り付ける建地2としては、図14
の足場1において、立設されている複数本の建地2のう
ち、隣接する一対の建地2,2であれば、任意の一対の
建地2,2を採択しうる。
【0016】つぎに、荷台20を説明する。図5におい
て、符号21は、長方形状の底板を示している。図4〜
5に示すように、この底板21の前後左右の周縁部に
は、複数本の柵用柱22が立てた状態で柵として取り付
けられている。各柵用柱22の上端部は、上部フレーム
28に取り付けられている。ただし、底板21の前端縁
部の中央部分および後端縁部の中央部分には、柵用柱2
2が設けられていない。
【0017】前記底板21の前端縁には、これに沿って
戸用レール23が取り付けられている。この戸用レール
23には、左右一対の足場側戸24,24が開閉自在に
取り付けられている。底板21の後端縁における中央部
分には、外側扉25が蝶番等によって、前後に揺動自在
に開閉するように、取り付けられている。
【0018】図4〜6に示すように、荷台20には、そ
の左右における上部および下部において、左右二対のロ
ーラ26,26が、それぞれ左右の取付金具27、29
を介して取り付けられている。これら左右二対のローラ
26,26は、いずれも前記左右一対の昇降用レール1
0,10にそれぞれ嵌合され、上下昇降自在に取り付け
られている。
【0019】つぎに、本実施形態の足場用荷揚機におい
て最も重要な落下防止機構30を説明する。図7は落下
防止機構30の正面図である。図4および図7に示すよ
うに、前記荷台20には、左右一対の支持棒31,31
が立てた状態で取り付けられている。左右一対の支持棒
31,31の各上端部には、水平なビーム32が取り付
けられている。図7に示すように、ビーム32の両端縁
における上面には、左右一対の取付台33,33が取り
付けられている。また、前記ビーム32の中央部におけ
る上面には、左右一対の支持棒34,34が、立てた状
態でその基端を取り付けられている。
【0020】図8は図7のVIII−VIII線断面図である。
図7〜8に示すように、左右それぞれの取付台33に
は、それぞれリンク41がその基端をピンで枢着されて
いる。各リンク41の先端には、それぞれ鉤状の挟持カ
ム42がその基端を枢着されている。そして、左右一対
の挟持カム42,42の間には、2枚合わせの切時上昇
板43が、その左右両端をそれぞれピンで枢着されてい
る。
【0021】この2枚合わせの切時上昇板43,43の
間には、その左右両側に、左右一対の挟持板44,44
が取り付けられている。左右それぞれの挟持板44は、
前記挟持カム42に接近して取り付けられており、挟持
カム42と挟持板44との隙間には、前記安全用ワイヤ
80が通されている。
【0022】前記2枚合わせの切時上昇板43,43の
間には、前記左右一対の挟持板44,44より内側に、
左右一対のピン45,45が取り付けられている。各ピ
ン45には、それぞれウェイト用ワイヤ61の一端が取
り付けられている。図4に示すように、各ウェイト用ワ
イヤ61は、前記ローラ63,63に巻き掛けられてい
る。このウェイト用ワイヤ61の他端には、バランスウ
ェイト62が取り付けられている。切時上昇板43は、
左右一対のウェイト用ワイヤ61,61の張力によっ
て、上方に向けて常時付勢されている。前記バランスウ
ェイト62を設けることにより、小型の電動巻上ウイン
チ70であっても、荷台20を落下防止機構30ととも
に上下に昇降させることができるのである。
【0023】なお、ウェイト用ワイヤ61およびバラン
スウェイト62を設けない場合には、前記ビーム32と
切時上昇板43との間に切時上昇板43を常時上方へ付
勢する手段としてスプリング82を介装させてもよい。
【0024】再び図7〜8に示すように、前記2枚合わ
せの切時上昇板43,43の間には、前記左右一対のピ
ン45,45より内側に、左右一対のローラ止板46,
46が、その基端を左右に揺動自在に取り付けられてい
る。
【0025】前記2枚合わせの切時上昇板43,43の
間には、前記一対のローラ止板46,46より内側に、
左右一対のローラ用板47,47が取り付けられてい
る。このローラ用板47は、後述するローラ57を支持
するためのものである。
【0026】前記2枚合わせの切時上昇板43,43の
間には、前記一対のローラ用板47,47より内側に、
左右二本ずつガイドレール48,48が取り付けられて
いる。各ガイドレール48,48の間には、前記左右一
対の支持棒34,34が通されている。このため、切時
上昇板43を水平状態のまま、スムーズに上下昇降させ
ることができるのである。
【0027】そして、前記左右それぞれの支持棒34の
上端部には、外側アーム51の中間部分がピンでそれぞ
れ枢着されている。一対の外側アーム51,51の各外
端部には、それぞれローラ57が回転自在に取り付けら
れている。各外側アーム51の内側端には、それぞれ内
側アーム52の外側端がピンで枢着されている。左右一
対の内側アーム52,52の内側端同士は、ピンで枢着
されており、このピンには、取手53が取り付けられて
いる。この取手53の上部には、リング54が取り付け
られている。このリング54には、引張ワイヤ55が通
されている。引張ワイヤ55の一端は、前記一方のロー
ラ止板46の上端部に取り付けられている。引張ワイヤ
55の他端は、ターンバックル56を介して他方のロー
ラ止板46の上端部に取り付けられている。
【0028】前記取手53に、電動巻上ウインチ70の
フック72を掛止させ、電動巻上ウインチ70によって
巻上ワイヤ71を巻き上げると、取手53が上昇し、こ
の取手53の上昇に応じて、引張ワイヤ55に張力が生
じ、この張力によって、左右一対のローラ止板46,4
6の各上端部は互いに内側に向けて引き寄せられる。こ
のため、各ローラ止板46によって、各ローラ57は下
方に押し下げられるので、各ローラ57によって、切時
上昇板43は下方に押し下げられるのである。切時上昇
板43が下方に押し下げられているので、挟持カム42
と挟持板44との隙間は広く開いており、この隙間に前
記各安全用ワイヤ80が、挟持カム42および挟持板4
4に軽く接触する程度に通っているのである。したがっ
て、電動巻上ウインチ70によって、荷台20および落
下防止機構30をスムーズに上下に昇降させることがで
きる。
【0029】電動巻上ウインチ70の巻上ワイヤ71
が、万一切れてしまった場合を説明する。図9は落下防
止機構30の動作説明図である。同図に示すように、も
し、電動巻上ウインチ70の巻上ワイヤ71が切れてし
まった場合には、荷台20を吊り下げていた巻上ワイヤ
71の張力がなくなる。このため、荷台20は重力によ
り自由落下し始める。しかし、その瞬間、引張ワイヤ5
5の張力がなくなり、前記一対のローラ止板46,46
は、引張ワイヤ55の張力から開放され、外側に開く。
このため、ガイドレール47を下方に押し下げていたロ
ーラ57は、ローラ止板46から開放されるので、切時
上昇板43はローラ止板46の抑止力から開放される。
この切時上昇板43は、左右一対のウェイト用ワイヤ6
1,61の張力によって、上方に向けて常時付勢されて
いる。
【0030】なお、ウェイト用ワイヤ61およびバラン
スウェイト62を設けず、前記ビーム32と切時上昇板
43との間にスプリング82を介装させた場合には、切
時上昇板43は、スプリング82によって上方に向けて
常時付勢されている。
【0031】上記のごとく、切時上昇板43は、左右一
対のウェイト用ワイヤ61,61の張力もしくはスプリ
ング82によって、支持棒34に沿って上方に引っ張り
上げられる。このため、左右一対の挟持カム42,42
は揺動しながら起立する。すると、挟持カム42と挟持
板44との間に、安全用ワイヤ80は挟持され、荷台2
0の落下にブレーキが掛かる。したがって、落下防止機
構30によって、荷台20が落下するのを防止すること
ができる。よって、万が一、電動巻上ウインチ70の巻
上ワイヤ71が切れたときでも、荷台20が落下するの
を防止することができ、安全であるという効果を奏す
る。
【0032】本実施形態の足場用荷揚機は、電動巻上ウ
インチ70によって各構成部材を上方へ揚げることがで
き、しかも各構成部材をクランプによって足場1に着脱
自在に取り付けることができるので、足場1への取付け
作業や取外し作業が簡単であるという効果を奏する。
【0033】さて、落下防止柵100 を説明する。図10
は落下防止柵100 の正面図である。図11は図10の要
部拡大図である。図10〜11に示すように、落下防止
柵100 は、ヒウチ用パイプ140 、垂直ベースパイプ120
、および扉130 から構成されたものである。
【0034】まず、ヒウチ用パイプ140 を説明する。図
12はヒウチ用パイプ140 の単体図である。同図に示す
ように、ヒウチ用パイプ140 は、水平パイプ141 に4本
の分枝パイプ142 を、溶接等によって取り付けて一体に
したものである。水平パイプ141 は、ガス管として使用
されているパイプと同じ素材で、その外径が17.2mm程度
のパイプが好適である。
【0035】水平パイプ141 の左右各端には、それぞれ
2本ずつ左右二対の分枝パイプ142,142 がそれぞれ、
その基端を溶接等によって固着されており、水平パイプ
141の左右両端から二股に分枝した形状である。しか
も、水平パイプ141 から二股に分枝した分枝パイプ142
,142 が成す角度が90度で、かつ、水平パイプ141
と各分枝パイプ142 とが成す角度が135 度になるよう
に、各分枝パイプ142 は水平パイプ141 に取り付けられ
ている。符号143 は、水平パイプ141 と各分枝パイプ14
2 との接合部分を補強するためのブラケットを示してい
る。
【0036】図10〜12に示すように、足場1におけ
る隣接する建地2,2に、各足場板5に対応する高さの
位置に、複数のヒウチ用パイプ140 を取り付ける。つま
り、各ヒウチ用パイプ140 の各分枝パイプ142 のそれぞ
れの先端を、建地用クランプ151 によって、建地2に取
り付ける。この建地用クランプ151 には、単クランプを
使用するのが好適である。建地用クランプ151 によっ
て、ヒウチ用パイプ140を取り付けるので、ヒウチ用パ
イプ140 を簡単に足場1に取り付けることができるので
ある。
【0037】つぎに、垂直ベースパイプ120 を説明す
る。図10〜11に示すように、前記一対の建地2,2
の間よりいずれも内側に、左右一対の垂直ベースパイプ
120 ,120 が立てた状態で、配設されている。ベースパ
イプ用クランプ152 によって、複数のヒウチ用パイプ14
0 におけるそれぞれの水平パイプ141 の両端に前記左右
一対の垂直ベースパイプ120 ,120 をそれぞれ取り付け
る。このベースパイプ用クランプ152 には、直交クラン
プが好適である。
【0038】つぎに、扉130 を説明する。前記一対の垂
直ベースパイプ120 ,120 の間に、複数の扉130 が上下
方向に間隔をもって取り付けられている。各扉130 の高
さは、その上端が足場板5より1.2 m高い位置に調節し
て取り付けると好適である。また、各扉130 の高さは、
その下端が前記足場1の横布3より少し上方に位置する
高さが好適である。
【0039】図13は扉130 の周辺部における、(A) は
正面図、(B) は平面図である。図11〜13に示すよう
に、扉130 は、本体131 と上下一対の開閉クランプ132
,132 から構成されたものである。本体131 は、パイ
プフレームに複数の縦パイプが取り付けられたものであ
る。この本体131 は、垂直ベースパイプ120 間に、上下
一対の開閉クランプ132 ,132 によって、開閉自在に取
り付けられている。符号133 は、錠を示している。本体
131 は、一対の垂直ベースパイプ120 ,120 よりも足場
1側に取り付けられている。このため、垂直ベースパイ
プ120 がストッパとなるので、本体131 は、足場1側に
のみ開けることができ、外側に開けることができない。
したがって、錠133 を掛け忘れたとしても、作業員や荷
物等の落下を防止することができるという効果を奏す
る。
【0040】前記左右一対の建地2と各垂直ベースパイ
プ120 との中間位置に、左右一対の中間パイプ144 が立
てた状態で配設されている。中間パイプ用クランプ153
によって、中間パイプ144 を複数のヒウチ用パイプ140
におけるそれぞれの分枝パイプ142 に取り付ける。この
中間パイプ用クランプ153 には、自在クランプが好適で
ある。このため、建地2と中間パイプ144 との間は狭く
なり、中間パイプ144 と垂直ベースパイプ120 との間は
狭くなる。よって、作業員や荷物等の落下を防止するこ
とができる。
【0041】つぎに、落下防止柵100 を足場1に取り付
ける作業手順を説明する。まず、落下防止柵100 を取り
付けるべき隣接する建地2,2間の全ての筋違パイプ4
を取り外しておく。そして、複数のヒウチ用パイプ140
を前記一対の建地2,2に取り付ける。つまり、前記左
右一対の建地2,2に、ヒウチ用パイプ140 の各分枝パ
イプ142 の先端を、建地用クランプ151 によってそれぞ
れ取り付ける。つぎに、ヒウチ用パイプ140 の水平パイ
プ141 の両端に、ベースパイプ用クランプ152 によって
垂直ベースパイプ120 を取り付ける。最後に、ヒウチ用
パイプ140 の分枝パイプ142 の中間部を、中間パイプ用
クランプ153 によって中間パイプ144 を取り付ける。上
記のごとく、本実施形態の足場用荷揚機の落下防止柵10
0 によれば、足場1への取付取外しが簡単であることが
できるという効果を奏する。
【0042】落下防止柵100 を足場1に取り付けてしま
えば、扉130 によって作業者や荷物が落下するのを防止
でき、安全であるという効果を奏する。
【0043】つぎに、本実施形態の足場用荷揚機の作用
・効果を説明する。図1〜9に示すように、電動巻上ウ
インチ70によって巻上ワイヤ71を繰り出し、一対の
昇降用レール10,10に沿って荷台20を下降させ、
地面上に降ろしておく。そして、荷台20の外側扉25
を開けて、底板21に荷物を載せ、外側扉25を閉め
る。前記電動巻上ウインチ70によって、巻上ワイヤ7
1を巻き上げていくと、荷台20は前記一対の昇降用レ
ール10,10に沿って上昇する。なお、本実施形態の
足場用荷揚機の場合、バランスウェイト62を設けてあ
るので、小さい力であっても荷台20を上下に昇降させ
ることができる。よって、電動巻上ウインチ70が小型
であっても、荷台20を上下に昇降させることができる
のである。
【0044】そして、荷台20が所望の高さまで上昇し
たら、電動巻上ウインチ70の巻取り動作を停止させ
る。そして、左右一対の足場側扉24,24を開ける。
そして、図10に示すように、落下防止柵100 の扉130
を足場1側へ開けて、荷台20上の荷物を足場1へと搬
入するのである。そして、扉130 を閉める。最後に、左
右一対の足場側扉24,24を閉める。再び電動巻上ウ
インチ70によって、荷台20を下降させて、荷台20
に荷物を載せる。上記のごとき工程を繰り返し行うこと
により、足場1の高所へ多くの荷物を楽に揚げ降ろしす
ることができるという効果を奏する。
【0045】
【発明の効果】請求項1の足場用荷揚機によれば、足場
への取付け作業や取外し作業が簡単であり、荷物を楽に
揚げ降ろしでき、しかも、荷台を吊り下げる巻上ワイヤ
が切れても安全である。請求項2の足場用荷揚機によれ
ば、頑強な構造となり、作業員や荷物等の落下を防止で
き安全である。請求項3の足場用荷揚機によれば、頑強
な構造となり、安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の足場用荷揚機の概略斜視図であ
る。
【図2】電動巻上ウインチ70の周辺部の正面拡大図で
ある。
【図3】図2のIII −III 線矢視図である。
【図4】本実施形態の足場用荷揚機の正面図である。
【図5】図4のV−V線矢視図である。
【図6】図5の要部拡大図である。
【図7】落下防止機構30の正面図である。
【図8】図7のVIII−VIII線断面図である。
【図9】落下防止機構30の動作説明図である。
【図10】落下防止柵100 の正面図である。
【図11】図10の要部拡大図である。
【図12】ヒウチ用パイプ140 の単体図である。
【図13】扉130 の周辺部における、(A) は平面図、
(B) は正面図である。
【図14】足場1の概略斜視図である。
【符号の説明】
1 足場 2 建地 10 昇降用レール 20 荷台 30 落下防止機構 42 カム 43 切時上昇板 70 電動巻上ウインチ 71 巻上ワイヤ 80 安全用ワイヤ 120 垂直ベースパイプ 130 扉 140 ヒウチ用パイプ 144 中間パイプ 151 建地用クランプ 152 ベースパイプ用クランプ 153 中間パイプ用クランプ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】足場において隣接する一対の建地にそれぞ
    れ取り付けられた一対の昇降用レールと、該昇降用レー
    ルに上下昇降自在に取り付けられた荷台と、前記足場の
    上部に取り付けられ、前記荷台を吊り下げるための巻上
    ワイヤを巻き上げたり、繰り出したりする電動巻上ウイ
    ンチと、前記昇降用レールに沿って設けられた安全ワイ
    ヤと、前記巻上ワイヤによって吊り下げられ、前記荷台
    に取り付けられ、前記巻上ワイヤが切れたときに、前記
    安全ワイヤを狭持して荷台の落下にブレーキを掛ける落
    下防止機構とからなることを特徴とする足場用荷揚機。
  2. 【請求項2】前記足場に落下防止柵が取り付けられ、該
    落下防止柵が、水平パイプの左右各端に、該水平パイプ
    から二股に分枝したそれぞれ2本ずつの分枝パイプが固
    着されており、前記一対の建地に単クランプによって取
    り付けられるヒウチ用パイプと、前記一対の建地の間よ
    り内側にいずれも立設され、ヒウチ用パイプに直交クラ
    ンプによって取り付けられる一対の垂直ベースパイプ
    と、該一対の垂直ベースパイプの間に、自在クランプに
    よって取付けられ、足場側にのみ開閉自在な扉とからな
    ることを特徴とする請求項1記載の足場用荷揚機。
  3. 【請求項3】前記水平パイプから二股に分枝した分枝パ
    イプが成す角度が90度であり、前記水平パイプと各分
    枝パイプとが成す角度がいずれも135 度であることを特
    徴とする請求項2記載の足場用荷揚機。
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