JP2004331348A - エレベーターの据付方法 - Google Patents

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厚史 長瀬
Mitsuhiro Kitazawa
光広 北澤
Nobuaki Yagi
伸明 八木
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崇志 蒲澤
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Abstract

【課題】据付作業性の向上及び据付作業費の低減化が図られて、かつ、安全性に優れたエレベーターの据付方法の提供を目的とする。
【解決手段】上記目的は、頂部プーリ7を頂部ビーム6に取り付けるとともに、揚重機9から揚重ロープ9Aの引き出してその揚重ロープ9Aを頂部プーリ7に巻き掛けた後、その揚重ロープ9Aの一端を昇降路頂部の天井壁1Bに取り付け、その後、揚重機9を駆動して頂部プーリ7と一緒に頂部ビーム6を吊り上げてガイドレール2、3の頂部近傍に頂部ビーム6を固定することにより、達成できる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、機械室のないエレベーターにおける頂部ビームの据付作業に好適なエレベーターの据付方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、機械室のないエレベーターにおいては、昇降路内の頂部(以下、昇降路頂部と称す)近傍に重量物である頂部ビームを設置し、その頂部ビームに、乗りかごとカウンタウエートを昇降させるための主ロープを巻き掛けるところの重量物である頂部プーリを取り付けるようにしていた。
【0003】
そして、重量物である頂部ビーム(巻上機などのエレベーター用機器類の支持台)を昇降路頂部に設置するには、ホイスト、チェーンブロックなどの揚重機と第一滑車(上部プーリ)を昇降路頂部に取り付け、かつ、前記揚重機よりも下方に位置する場所に第二滑車(下部プーリ)を取り付けるとともに、前記揚重機から揚重ロープを引き出してその揚重ロープを前記第二滑車と前記第一滑車に巻き掛けた後、その揚重ロープの一端を頂部ビームに取り付けたならば、前記揚重機を駆動させて揚重ロープを巻き取ることで頂部ビームを昇降路頂部近傍に吊り上げて、その頂部ビームを昇降路内に垂設したガイドレールの頂部近傍に固定するようにしていた(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−332174号公報
(2頁の右段18行〜3頁の左段9行、図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術では、エレベーターの据付作業時、頂部ビームを昇降路頂部近傍に吊り上げるのに、揚重機以外に、第一滑車及び第二滑車が少なくとも設けなければならず、しかも、頂部ビームを吊り上げてその頂部ビームを所定の位置に固定した後、エレベーターの据付作業が終了したならば、揚重機と一緒に、第一滑車及び第二滑車を取り外して、昇降路から搬出しなければならないので、第一滑車及び第二滑車の取り付け及び取り外しの作業並びに第一滑車及び第二滑車の搬入搬出のための運搬作業が必要であり、エレベーターの据付作業性が悪いという問題点があった。
【0006】
さらに、エレベーターの据付作業にしか使用しない第一滑車及び第二滑車を、製作しなければならず、第一滑車及び第二滑車の取り付け及び取り外しの作業並びに第一滑車及び第二滑車の運搬作業の必要性と相俟って、エレベーターの据付作業費の高騰を招いているという問題点があった。
【0007】
本発明の目的は、上述した問題点にかんがみ、据付作業性の向上及び据付作業費の低減化を図り得るエレベーターの据付方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、昇降路頂部に取り付けた揚重機によって頂部プーリが取り付けられる頂部ビームを吊り上げた後、その頂部ビームを昇降路内に垂設したガイドレールの頂部近傍に固定するようにしたエレベーターの据付方法において、前記頂部プーリを前記頂部ビームに取り付けるとともに、前記揚重機から揚重ロープの引き出してその揚重ロープを前記頂部プーリに巻き掛けた後、その揚重ロープの一端を昇降路頂部に取り付け、その後、前記揚重機を駆動して前記頂部プーリと一緒に前記頂部ビームを吊り上げて前記ガイドレールの頂部近傍に前記頂部ビームを固定するようにすることにより、達成できる。
【0009】
かかる据付方法によれば、エレベーターの据付作業時にのみ使用する部品である第一滑車及び第二滑車を使用することなく、乗りかごとカウンタウエートを昇降させるための主ロープを巻き掛けるところの頂部プーリを使用して、頂部プーリと一緒に前記頂部ビームを吊り上げるので、第一滑車及び第二滑車が不要となり、エレベーターの据付作業性の向上及びエレベーターの据付作業費の低減化が図られる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下,本発明のエレベーターの据付方法の実施形態を、図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態の据付方法により頂部ビームに頂部プーリを取り付けた状態におけるエレベーターの昇降路内の概略説明図である。図2は、本発明の一実施形態を示し、揚重ロープを頂部プーリに巻き掛けた状態の概略説明図である。図3は、本発明の一実施形態を示し、頂部ビームに頂部プーリを取り付けた状態の概略説明図である。図4は、本発明の一実施形態を示し、頂部ビームを頂部プーリと一緒に、ガイドレールの頂部に吊り上げた状態の概略説明図である。図5は、本発明の一実施形態を示し、ガイドレールの頂部に吊り上げた頂部ビームをガイドレールの頂部に固定した状態の概略説明図である。
【0011】
図1において、建物等に設置されたエレベーターの昇降路1内には、乗りかご(図示せず)用の一対のガイドレール2とカウンタウエート(図示せず)用の一対のガイドレール3が垂設されている。昇降路1内の頂部1A(以下、昇降路頂部1Aと称す)の天井壁1Bには、乗りかご及びカウンタウエートを昇降路1内に据え付ける際に、その乗りかご及びカウンタウエートを吊り上げるための吊り金具4が取り付けられている。昇降路1内には、エレベーターの据付作業時、その昇降路1のピット内底1Cから天井壁1Bの近傍に至る作業足場5が設置される。作業足場5は、分解組立が容易な構造になっており、据付作業が完了したならば、分解して昇降路1から搬出されるものである。
【0012】
頂部ビーム6は、鋼製の重量物であって、ガイドレール2及びガイドレール3の上方に固定される。頂部ビーム6は、乗りかご用の一対のガイドレール2のうち、一本のガイドレール2と、カウンタウエート用の一対のガイドレール3のうち、一本のガイドレール3とに、固定される。頂部プーリ7は、鋼製の重量物であって、乗りかごとカウンタウエートを昇降させるための主ロープ(図示せず)が巻き掛けられるものである。頂部プーリ7は、ガイドレールクリップ8を用いて頂部ビーム6に取り付けられ、しかも、図1に示すように、頂部ビーム6の下面より下方に位置している。昇降路頂部1Aの天井壁1Bに取り付けた吊り金具4には、頂部プーリ7を単独で吊り上げたり、あるいは頂部プーリ7と一緒に頂部ビーム6を吊り上げたりするための、ホイストからなる揚重機9が取り外し可能に設置される。揚重機9から引き出した揚重ロープ9Aは、図1に示すように、頂部プーリ7に巻き掛けた後、その揚重ロープ9Aの一端に設けた第二フック9Cを吊り金具4に取り付けるようにしてある。
【0013】
頂部プーリ7には、その頂部プーリ7を頂部ビーム6に固定するのに使用する一対の吊りロッド7Aが設けられている。頂部ビーム6には、一対の吊りロッド7Aを頂部ビーム6に固定するのに使用する一対のロッド吊り金具10が設けられている。頂部プーリ7は、吊りロッド7Aをロッド吊り金具10に、ロッド固定金具11で固定することにより、頂部ビーム6に固定される
頂部ビーム6と頂部プーリ7の据付方法による作業手順は、図2〜図5に基づいて、説明すると、次のとおりである。
【0014】
(1)始めに、据付作業者が、作業足場5の上部に乗り、揚重機9の本体ケース上面に設けた第一フック9Bを昇降路頂部1Aの天井壁1Bに取り付けた吊り金具4に引っ掛けることにより、揚重機9を設置する。
【0015】
(2)次に、頂部ビーム6を、揚重機9から引き出した揚重ロープ9Aで吊り上げた後、その吊り上げた状態で頂部ビーム6を、その頂部ビーム6の長手方向が略水平となるように、ガイドレールクリップ8を用いて、ガイドレール2及びガイドレール3に固定する。なお、頂部ビーム6の固定位置は、作業足場5上の据付作業者が、頂部プーリ7をガイドレール2及びガイドレール3に取り付けるための作業を安全に、かつ、容易に行うことのできる高さとしてある。
【0016】
(3)次に、揚重機9から引き出した揚重ロープ9Aを頂部ビーム6から外して、その揚重ロープ9Aを予め作業足場5上に吊り上げておいた頂部プーリ7に巻き掛けた後、その揚重ロープ9Aの一端に設けた第二フック9Cを、図2に示すように、昇降路頂部1Aの天井壁1Bに取り付けた吊り金具4に引っ掛けることにより、揚重ロープ9Aの一端を昇降路頂部1Aに取り付ける。
【0017】
(4)次に、揚重ロープ9Aの一端を昇降路頂部1Aに取り付けたならば、作業足場5上の据付作業者が頂部プーリ7を軽く保持した状態で揚重機9を駆動させて揚重ロープ9Aを巻き取ることにより、頂部プーリ7に設けた吊りロッド7Aが頂部ビーム6に設けたロッド吊り金具10に嵌合可能な高さまで、頂部プーリ7を吊り上げた後、その吊り上げた状態で、図3に示すように、ロッド固定金具11によって吊りロッド7Aをロッド吊り金具10に取り付けることによって、頂部プーリ7を頂部ビーム6に固定する。
【0018】
(5)頂部プーリ7を頂部ビーム6に固定したならば、ガイドレールクリップ8を緩めて、頂部ビーム6がガイドレール2及びガイドレール3に沿って上方に摺動可能な状態にする。
【0019】
(6)頂部ビーム6を、ガイドレール2及びガイドレール3に沿って上方に摺動可能な状態にしたならば、図4に示すように、揚重機9を駆動して揚重ロープ9Aを巻き上げて、頂部ビーム6をガイドレール2及びガイドレール3に沿って上方に移動させることで、頂部プーリ7と一緒に頂部ビーム6を所定の位置に吊り上げる。
【0020】
(7)頂部プーリ7と一緒に頂部ビーム6を所定の位置に吊り上げたならば、再度、ガイドレールクリップ8を締め付けて頂部ビーム6をガイドレール2及びガイドレール3に固定するとともに、一対のビーム受け台12を、図5に示すように、ガイドレール2及びガイドレール3に取り付ける。
【0021】
上記(1)から(7)の作業手順で、頂部ビーム6と頂部プーリ7の据付作業を行えば、次のような、利点が得られる。
【0022】
(イ)乗りかごとカウンタウエートを昇降させるための主ロープを巻き掛けるところの頂部プーリ7を使用して、頂部プーリ7と一緒に頂部ビーム6を吊り上げるので、エレベーターの据付作業時にのみ使用する部品である第一滑車及び第二滑車が不要となる。したがって、据付作業に備えて第一滑車及び第二滑車を製作することや、据付作業時に第一滑車及び第二滑車を、運搬したり、取り付けたり、取り外したりすることがなくなるので、エレベーターの据付作業性の向上及びエレベーターの据付作業費の低減化が図られる。
【0023】
(ロ)揚重機9の揚重ロープ9Aによる吊り位置が頂部ビーム6の下面より下方に位置している頂部プーリ7の底部まで下がるので、昇降路頂部1Aの天井壁1Bから約400〜500mm下がった位置まで、頂部ビーム6を容易に揚重機9で吊り上げることができる。
【0024】
(ハ)頂部プーリ7と一緒に頂部ビーム6を吊り上げる際、頂部ビーム6はガイドレール2、3に案内されるので、頂部ビーム6が傾いたり、揺動したりすることがなく、安全である。また、上記(5)の工程で、ガイドレールクリップ8を緩めても、揚重機9で頂部プーリ7が吊り上げられているので、頂部ビーム6が落下することがなく、安全である。
【0025】
(ニ)頂部プーリ7と一緒に頂部ビーム6を所定の位置まで吊り上げた後に行う頂部ビーム6のガイドレール2、3への固定作業や一対のビーム受け台12の取り付け作業は、頂部プーリ7と一緒に頂部ビーム6が吊り上げられた状態で行われるので、容易に、かつ、安全に行うことができる。
【0026】
(ホ)頂部プーリ7を頂部ビーム6に固定する場合も、重量物である頂部プーリ7を揚重機9で吊り上げた状態で、頂部プーリ7に設けた吊りロッド7Aを頂部ビーム6に設けたロッド吊り金具10に、ロッド固定金具11によって取り付けることができるので、頂部プーリ7の頂部ビーム6への取り付け作業を、容易に、かつ、安全に行うことができる。
【0027】
図6は、本発明の他実施形態その1を示し、頂部ビーム6を頂部プーリ7と一緒に、ガイドレール2、3の頂部に吊り上げた状態の概略説明図である。図6において、図1乃至図5と同一符号部分は、同一内容を表している。図6の他実施形態その1では、ホイストからなる揚重機9に換えてチェーンブロック13により、重量物である頂部プーリ7を吊り上げるようにしている。すなわち、図6に示すように、チェーンブロック13をチェーンブロック用第一フック13Bによって吊り金具4に取り付けた後、チェーン13Aを頂部プーリ7に巻き掛け、その後、そのチェーン13Aの一端に設けたチェーンブロック用第二フック13Cを吊り金具4に取り付ければよい。この場合、頂部プーリ7を吊り上げるには、チェーン13Aの他端側13Dを下方に引っ張ればよい。図6の他実施形態その1においても、上記(イ)〜(ホ)の利点が得られる。
【0028】
さらに、図7は、本発明の他実施形態その2を示し、頂部ビーム6を頂部プーリ7と一緒に、ガイドレール2、3の頂部に吊り上げた状態の概略説明図である。図7において、図1乃至図5と同一符号部分は、同一内容を表している。
【0029】
図7の他実施形態その2では、頂部ビーム6に、頂部プーリ7と追加プーリ14を、頂部ビーム6の長手方向に沿って並設するようにしたものである。図7の他実施形態その2の追加プーリ14は、頂部プーリ7と同一構造であって、頂部プーリ7と同様に、吊りロッド7Aとロッド吊り金具10とロッド固定金具11によって、頂部ビーム6に取り付けられる。
【0030】
図7の他実施形態その2では、図7に示すように、揚重ロープ9Aを頂部プーリ7と追加プーリ14とに巻き掛けた後、その揚重ロープ9Aの一端に設けた第二フック9Cを昇降路頂部1Aの天井壁1Bに取り付けた吊り金具17に引っ掛けた状態で、頂部ビーム6を吊り上げるようにしたものである。吊り金具17は、図7に示すように、揚重機9の本体ケース上面に設けた第一フック9Bを引っ掛けるための吊り金具4から水平方向に離れた位置に設けられる。
【0031】
図7の他実施形態その2によれば、頂部ビーム6が水平方向に非常に長くても、頂部ビーム6と頂部プーリ7を吊り上げた時、頂部ビーム6を傾かせることなく、頂部ビーム6の長手方向を略水平に保持することができ、安全である。
【0032】
さらに、図8は、本発明の他実施形態その3を示し、頂部ビーム6を頂部プーリ7と一緒に、ガイドレール2、3の頂部に吊り上げた状態の概略説明図である。図8において、図1乃至図5と同一符号部分は、同一内容を表している。
【0033】
図8の本発明の他実施形態その3では、頂部ビーム6に、頂部プーリ7と追加プーリとを、頂部ビーム6の長手方向に沿って並設するようにしたものである。図8の他実施形態その2の追加プーリは、小形プーリ15からなっている。小形プーリ15は、頂部ビーム6に固定した支持体16の下端に回転自在に取り付けられている。
【0034】
図8の他実施形態その3によれば、図7の他実施形態その2と同様に、頂部ビーム6が水平方向に非常に長くても、頂部ビーム6と頂部プーリ7を吊り上げた時、頂部ビーム6を傾かせることなく、頂部ビーム6の長手方向を略水平に保持することができ、安全である。
【0035】
上記いずれの実施形態においても、吊り金具4、17は、予め昇降路頂部1Aの天井壁1Bに取り付けられたものとしているが、これに限定されない。据付作業時に、吊り金具4、17を昇降路頂部1Aの天井壁1Bに取り付けるようにしてもよい。
【0036】
また、上記作業手順おいて、頂部プーリ7に設けた吊りロッド7Aが頂部ビーム6に設けたロッド吊り金具10に嵌合可能な高さまで、頂部プーリ7を揚重機9により吊り上げた状態で、ロッド固定金具11によって吊りロッド7Aをロッド吊り金具10に取り付けることによって、頂部プーリ7を頂部ビーム6に固定するようにしているが、これに限定されない。頂部プーリ7が軽量の場合には、作業足場5上の据付作業者が頂部プーリ7を持ち上げてその頂部プーリ7を頂部ビーム6に固定するようにしてもよい。
【0037】
また、上記いずれの実施形態においても、乗りかご用の一対のガイドレール2のうち、一本のガイドレール2と、カウンタウエート用の一対のガイドレール3のうち、一本のガイドレール3とに、頂部ビーム6を固定するようにしているが、これに限定されない。乗りかご用の一対のガイドレール2に、あるいはカウンタウエート用の一対のガイドレール3に、頂部ビーム6をそれぞれ固定するようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】
以上のように、本願の請求項1に係る発明によれば、頂部プーリを頂部ビームに取り付けるとともに、揚重機から揚重ロープの引き出してその揚重ロープを頂部プーリに巻き掛けた後、その揚重ロープの一端を昇降路頂部に取り付け、その後、揚重機を駆動して頂部プーリと一緒に頂部ビームを吊り上げてガイドレールの頂部近傍に頂部ビームを固定するようにしたので、エレベーターの据付作業性の向上及びエレベーターの据付作業費の低減化が図られるエレベーターの据付方法が得られた。
【0039】
また、本願の請求項2に係る発明によれば、頂部プーリの頂部ビームへの取り付けは、揚重機から揚重ロープの引き出してその揚重ロープを頂部プーリに巻き掛けた後、その揚重ロープの一端を昇降路頂部に取り付け、その後、揚重機を駆動して頂部プーリを吊り上げた状態で頂部ビームに取り付けるようにしたので、頂部プーリ7の頂部ビーム6への固定作業を簡単にかつ容易に行うことのできるエレベーターの据付方法が得られた。
【0040】
また、本願の請求項3に係る発明によれば、頂部ビームがガイドレールに案内されて上方に移動するので、頂部ビームが傾いたり、揺動したりすることがなく、頂部プーリと一緒に頂部ビームを吊り上げることのできる安全性に優れたエレベーターの据付方法が得られた。
【0041】
また、本願の請求項4に係る発明によれば、頂部ビームには、頂部プーリとは別に、追加プーリを並設して、この追加プーリと頂部プーリに、揚重ロープを巻き掛けた状態で、前記頂部ビームを吊り上げるようにしたので、頂部ビームが水平方向に非常に長くても、その頂部ビームを傾かせることのない安全性に優れたエレベーターの据付方法が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の据付方法により頂部ビームに頂部プーリを取り付けた状態におけるエレベーターの昇降路内の概略説明図である。
【図2】本発明の一実施形態を示し、揚重ロープを頂部プーリに巻き掛けた状態の概略説明図である。
【図3】本発明の一実施形態を示し、頂部ビームに頂部プーリを取り付けた状態の概略説明図である。
【図4】本発明の一実施形態を示し、頂部ビームを頂部プーリと一緒に、ガイドレールの頂部に吊り上げた状態の概略説明図である。
【図5】本発明の一実施形態を示し、ガイドレールの頂部に吊り上げた頂部ビームをガイドレールの頂部に固定した状態の概略説明図である。
【図6】本発明の他実施形態その1を示し、頂部ビームを頂部プーリと一緒に、ガイドレールの頂部に吊り上げた状態の概略説明図である。
【図7】本発明の他実施形態その2を示し、頂部ビームを頂部プーリと一緒に、ガイドレールの頂部に吊り上げた状態の概略説明図である。
【図8】本発明の他実施形態その3を示し、頂部ビームを頂部プーリと一緒に、ガイドレールの頂部に吊り上げた状態の概略説明図である。
【符号の説明】
1 昇降路
1A 昇降路頂部
1B 天井壁
1C ピット内底
2 一対の乗りかご用のガイドレール
3 一対のつりあいおもり用のガイドレール
4 吊り金具
5 作業足場
6 頂部ビーム
7 頂部プーリ
7A 吊りロッド
8 ガイドレールクリップ
9 揚重機
9A 揚重ロープ
9B 第一フック
9C 第二フック
10 ロッド吊り金具
11 ロッド固定金具
12 ビーム受け台
13 チェーンブロック
13A チェーン
13B チェーンブロック用第一フック
13C チェーンブロック用第二フック
13D チェーンの他端側
14 追加プーリ
15 小形プーリ(他実施形態その3の追加プーリ)
16 支持体
17 吊り金具

Claims (4)

  1. 昇降路頂部に取り付けた揚重機によって頂部プーリが取り付けられる頂部ビームを吊り上げた後、その頂部ビームを昇降路内に垂設したガイドレールの頂部近傍に固定するようにしたエレベーターの据付方法において、
    前記頂部プーリを前記頂部ビームに取り付けるとともに、前記揚重機から揚重ロープの引き出してその揚重ロープを前記頂部プーリに巻き掛けた後、その揚重ロープの一端を昇降路頂部に取り付け、その後、前記揚重機を駆動して前記頂部プーリと一緒に前記頂部ビームを吊り上げて前記ガイドレールの頂部近傍に前記頂部ビームを固定することを特徴とするエレベーターの据付方法。
  2. 前記頂部プーリの前記頂部ビームへの取り付けは、前記揚重機から揚重ロープの引き出してその揚重ロープを前記頂部プーリに巻き掛けた後、その揚重ロープの一端を昇降路頂部に取り付け、その後、前記揚重機を駆動して前記頂部プーリを吊り上げた状態で前記頂部ビームに取り付けることを特徴とする請求項1記載のエレベーターの据付方法。
  3. 前記揚重機を駆動して前記頂部プーリと一緒に前記頂部ビームを吊り上げる際、前記頂部ビームが前記ガイドレールに案内されて上方に移動することを特徴とする請求項1若しくは2記載のエレベーターの据付方法。
  4. 前記頂部ビームには、前記頂部プーリとは別に、追加プーリを並設して、この追加プーリと前記頂部プーリに、前記揚重ロープを巻き掛けた状態で、前記頂部ビームを吊り上げることを特徴とする請求項1、2若しくは3記載のエレベーターの据付方法。
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