JP2845673B2 - エレベータの据付装置 - Google Patents

エレベータの据付装置

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JP2845673B2
JP2845673B2 JP4145735A JP14573592A JP2845673B2 JP 2845673 B2 JP2845673 B2 JP 2845673B2 JP 4145735 A JP4145735 A JP 4145735A JP 14573592 A JP14573592 A JP 14573592A JP 2845673 B2 JP2845673 B2 JP 2845673B2
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JP
Japan
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balance
elevator installation
hook
guide rail
chain block
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JP4145735A
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JPH05338952A (ja
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英嗣 石原
善雄 西田
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Toshiba Corp
Toshiba Elevator and Building Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Elevator Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B19/00Mining-hoist operation
    • B66B19/002Mining-hoist operation installing or exchanging guide rails

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  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベータの据付装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエレベータの据付装置が組み込ま
れたエレベータの昇降路の一例を図2の縦断面図に示
す。図2において、昇降路16の内部には、下端の図示し
ない床面から最上階23の床面23aの高さまで井桁状に足
場がパイプ22で順に組み立てられている。このうち、横
のパイプ22の上面には、一対の足場板20がそれぞれ載置
されている。
【0003】昇降路16の図2において右側の壁19の上端
には、吊り元ブラケット21がアンカーボルト30で固定さ
れ、吊り元ブラケット21の先端には、チェーンブロック
6の上端が係止されている。このチェーンブロック6か
ら垂下したチェーン6aの下端には、釣合い錘用のガイ
ドレール7が吊り下げられている。
【0004】このように構成されたエレベータの据付装
置においては、壁19の最下部に固定されるガイドレール
7は、床面に設けられた図示しない緩衝装置に固定さ
れ、図示しないブラケットで壁19に固定される。次い
で、次のガイドレール7をチェーンブロック6で吊り上
げ、壁19に順に固定して連結する。なお、かごのガイド
レールのときも同様である。次いで、最下階でかごと釣
合い錘を組み立て、チェーンブロックで釣合い錘を最上
階23の位置まで吊り上げて、図示しない巻上機にロープ
掛けを行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
構成されたエレベータの据付装置においては、パイプ22
による足場の組立てに手間がかかるだけでなく、順に組
み上げるに従って足場が高くなって、ガイドレール7の
取付作業は熟練者でも危険となる。
【0006】そのため、図3に示すようなエレベータの
据付装置も使われている。図3において、昇降路16の床
面には、左側に巻上機31が固定され、昇降路16の上端の
機械室2の右側壁19aには、ブラケット33が右側壁に打
設された上下のアンカーボルト30で固定されている。一
方、機械室2の天井15のほぼ中央部には、フック1が埋
設されている。このフック1の下端には、滑車32Aが懸
架され、ブラケット33の先端にも滑車32Bが連結されて
いる。巻上機31から繰り出されたワイヤロープ32は、滑
車32Aと滑車32Bを経て機械搬入口17から垂下され、こ
の下端には、ガイドレール7が吊り下げられている。
【0007】この方法は、巻上機8から吊したかごの中
から、ガイドレール7を順次固定・連結できるので、足
場の架設の必要はないが、巻上機31の搬入・据付やブラ
ケット33の固定が必要で、段取り作業の工事期間が長く
なる。
【0008】そのため、実公昭59-40374号公報で示され
るエレベータの据付装置が提案されている。この方法
は、機械室の天井に埋設したフックに吊りビームを懸架
し、この吊りビームの一端に天井の下面を転動するロー
ラを設け、吊りビームの他端に電動チェーンブロックを
懸架して、ガイドレールを吊り下げる方法である。この
方法は、ガイドレールの位置毎に必要な図3で示すブラ
ケット33の固定工事や巻上機8の据付工事などを減らす
ことができるので、段取り期間が短縮し、工期の短縮を
図ることができる。
【0009】ところが、この方法は、ローラが転動する
天井の下面が平坦に仕上げられていないときには、所定
の位置・角度に吊りビームを停止させることができない
ので、吊りビームの角度を位置決めできないだけでな
く、万一、ローラの転動部にビームが埋設されていない
ときには、ローラの押圧力で天井が部分的に破壊するお
それもある。
【0010】したがって、実開昭62-191770 号公報で示
されるエレベータ据付装置もある。この方法は、機械室
の上面に機械搬入口を挾んでパイプで製作された一対の
サポートを立設し、これらのサポートの上端にI形鋼の
スライドガイドレールを載置した後、サポートの中間部
の連結・螺合部を廻してこのサポートを伸ばし、このサ
ポートの上端でスライドガイドレールを天井の下面に押
圧・固定するとともに、スライドガイドレールにチェー
ンブロックを懸架してガイドレールを吊り下げようとす
るものである。
【0011】しかし、この方法は、サポートに圧縮応力
がかかるので、中間部の連結・螺合部で座屈するおそれ
があるだけでなく、異なる位置に固定される釣合い錘用
のガイドレールとかご用のガイドレールを吊り下げるた
めに、サポートとスライドガイドレールを移動するとき
には、重いスライドガイドレールを下ろしたり持ち上げ
たりしなければならない。
【0012】そこで本発明の目的は、構造が簡単、且
つ、取付け取り外しが容易で、据付工期を短縮すること
のできるエレベータの据付装置を得ることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、機械室の天井
に上部が埋設されたフックと、このフックに支持具を介
して旋回可能に中間部が支持された天秤と、この天秤の
片端を機械室の巻上機の支持台に支持するワイヤロープ
と、天秤の他端に吊り下げられたチェーンブロックとを
具備してなるエレベータの据付装置である。
【0014】
【作用】天秤がフックの支持を軸に旋回すると、チェ
ーンブロックは、釣合い錘及びかごの各ガイドレールの
上方に移動することとなる。
【0015】
【実施例】以下、本発明のエレベータ据付装置の一実施
例を図面を参照して説明する。図1は、本発明のエレベ
ータの据付装置を示す図で、図3に対応する図である。
【0016】図1において、機械室2の天井に埋設され
たフック1には、天秤5の中間部が懸架されている。こ
の天秤5は、フック1に上端が貫挿されたアイボルト14
aと、このアイボルト14aの下端に中間部の上部が揺動
自在に係止された短い角筒状の支持管14と、この支持管
14に挿入された長い角筒状の天秤棒5aと、支持管14の
側面に貫設された固定ボルト5cで構成されている。こ
のうち、天秤棒5aは、溝形鋼の開口部端に帯板状の軟
鋼板が溶接された断面長方形をなし、長辺側を縦にして
支持管14に挿入されている。また、天秤棒5aの両端下
部には、アイボルト5bが下側から挿着・固定されてい
る。
【0017】天秤棒5aの図1において左側のアイボル
ト5bには、ワイヤロープ4の上端が巻き付けられ、こ
のワイヤロープ4の下端は、機械室2のビーム13の上面
に複数の防振ゴム10を介して固定されたマシーンビーム
3の左端の骨に巻き付けられている。
【0018】なお、機械室2の床12には、ビーム13が載
置されたI形鋼のビーム18があらかじめ埋設され、マシ
ーンビーム3の上面には、マシーンベッド9が載置さ
れ、このマシーンベッド9の上面には、巻上機8が固定
され、この巻上機8の上部右側面には、減速機8aを介
して図示しない駆動網車が取り付けられている。
【0019】一方、天秤棒5aの図1において右側のア
イボルト5bには、チェーンブロック6が吊り下げら
れ、このチェーンブロック6から吊り下げられたチェー
ン6aの下端には、釣合い錘用のガイドレール7が吊り
具11を介して吊り下げられている。
【0020】このように構成されたエレベータの据付装
置においては、ガイドレール7を吊り上げるときには、
まず、固定ボルト5cを緩めて、天秤棒5aの右側の突
き出し長さを調整する。次に、この天秤棒5aをアイボ
ルト14aの下端を軸に図1の紙面直交方向に揺動させ
て、チェーンブロック6を所定の位置に位置決めし、左
側のワイヤロープ4で天秤棒5aの左端を支える。すな
わち、例えば、釣合い錘用のガイドレールを吊り下げる
ときには、図1の状態の天秤棒5aを例えば約30度紙面
直交方向に揺動させ、天秤棒5aの左右方向の調整位置
を固定ボルト5cで固定する。
【0021】また、かご用のガイドレールを吊り上げる
ときには、図1の状態の天秤棒5aを例えば約90度揺動
させて、天秤棒5aの左右方向の位置を調整し、固定ボ
ルト5cで固定する。このとき、ワイヤロープ4の下端
は、マシーンビーム3の右側の骨、もしくは、紙面と平
行方向の骨の右端寄りに巻き付ける。
【0022】したがって、このように構成されたエレベ
ータの据付装置においては、機械室2の天井15に従来か
ら埋設されているフック1に、天秤5を懸架して揺動さ
せることで、釣合い錘用のガイドレールとかご用のガイ
ドレールの吊り上げ作業を行うことができ、従来の図2
で示した吊り元ブラケット21や図3で示すブラケット33
及び巻上機31を搬入し設置する必要がないだけでなく、
1回の段取りでかごと釣合い錘用のガイドレールを吊り
下げることができ、軽量のワイヤロープ4で天秤棒5a
の姿勢を変えることができるので、作業が容易、且つ、
安全となり、工期を短縮することができる。
【0023】なお、上記実施例において、ワイヤロープ
4をマシーンビーム3に巻き付けるときには、安全上、
溝形鋼の角部に布などを挾んで、ワイヤロープ4の素線
の断線を防ぐことが好ましい。また、ワイヤロープ4の
下端は、ビーム13に巻き付けてもよい。さらに、天秤棒
5aは、溝形鋼の開口端に軟鋼板を溶接して断面長方形
の角形管とした例で説明したが、この角形管は板材を折
り曲げて突き合せ部を溶接して製作してもよく、許容強
度によっては、I形鋼を使って、このI形鋼の両端に、
ワイヤロープ4とチェーンブロック6の上端を巻き付け
或いは係止する丸穴を設けてもよい。さらに、天秤5
は、支持管14に天秤棒5aを貫通させた例で説明した
が、フック1に対する釣合い錘とかごの各ガイドレール
の平面図上の配置によって、アイボルト14aとチェーン
ブロック6までの長さを変える必要のない場合(注;実
公昭59-40374号公報の第2図および実開昭62-191770 号
公報の第4図で示されたガイドレール7の配置のとき)
には、支持管14を省いて、アイボルト14aで直接天秤棒
5aを揺動自在に支えてもよい。
【0024】
【発明の効果】以上、本発明によれば、機械室の天井に
上部が埋設されたフックと、このフックに支持具を介し
て旋回可能に中間部が支持された天秤と、この天秤の片
端を機械室の巻上機の支持台に支持するワイヤロープ
と、天秤の他端に吊り下げられたチェーンブロックとで
エレベータの据付装置を構成することで、天秤を、フッ
クの支持部を軸に旋回可能にし、チェーンブロックを、
釣合い錘及びかごの各ガイドレール上に移動可能にした
ので、構造が簡単、且つ、取付け取り外しが容易で、工
期を短縮することのできるエレベータの据付装置を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエレベータの据付装置の一実施例を示
す図。
【図2】従来のエレベータの据付装置の一例を示す図。
【図3】図2と異なるエレベータの据付装置の一例を示
す図。
【符号の説明】
1…フック、2…機械室、3…マシーンビーム、4…ワ
イヤロープ、5…天秤、5a…天秤棒、6…チェーンブ
ロック、7…ガイドレール、8…巻上機、9…マシーン
ベッド、10…防振ゴム、11…吊り具、12…機械室の床、
13,18…ビーム、14…支持管、15…天井、16…昇降路、
17…機械搬入口。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66B 7/00 B66B 7/02 B66C 13/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機械室の天井に上部が埋設されたフック
    と、このフックに支持具を介して旋回可能に中間部が支
    持された天秤と、この天秤の片端を前記機械室の巻上機
    の支持台に支持するワイヤロープと、前記天秤の他端に
    吊り下げられたチェーンブロックとを具備してなるエレ
    ベータの据付装置。
JP4145735A 1992-06-05 1992-06-05 エレベータの据付装置 Expired - Lifetime JP2845673B2 (ja)

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CN117819382B (zh) * 2024-03-06 2024-05-28 菱王电梯有限公司 便于吊装曳引机的吊装结构、电梯及曳引机的吊装方法

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